JPH0740811U - Pc板取付用具 - Google Patents

Pc板取付用具

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JPH0740811U
JPH0740811U JP7426993U JP7426993U JPH0740811U JP H0740811 U JPH0740811 U JP H0740811U JP 7426993 U JP7426993 U JP 7426993U JP 7426993 U JP7426993 U JP 7426993U JP H0740811 U JPH0740811 U JP H0740811U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成により面内力に対して安定した確実
なアンカー効果が得られ、しかも補助鉄筋を付設する場
合には、その作業が容易で、設置位置の選定の自由度が
大きく、PC板の板厚に適した配筋が容易なPC板取付
用具を提供する。 【構成】先端部に取付ネジ部12aを有するアンカーボ
ルト12の軸部12bに、その軸線に沿って平板状のア
ンカープレート13を固着したことを特徴とする。この
アンカープレートは、前記軸部を挟んで上下に固着され
た2枚のアンカープレート、軸部の軸線に沿いかつ直交
状態に固着されたアンカープレート、あるいは、同軸線
に沿いかつ放射状に固着されたアンカープレートでもよ
い。また、アンカープレートの途中から折曲げて折曲げ
片部を形成してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プレキャストコンクリート板(本明細書においてPC板という)を 鉄骨梁等の梁材に固定するためのPC板取付技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11及び図12は従来のPC板取付手段を示したものである。前者のものは 、L型ステッキアンカー101の水平部に正面プレート102を挿通して、その 突出部分に取付ネジ部103を形成したものである。また、後者のものは、アン カーボルト104に定着板105を固着し、そのアンカーボルト104の先端部 に正面プレート106を挿通して、その突出部分に取付ネジ部107を形成した ものである。これらのものは、それぞれ正面プレート102,106を境にアン カー部分をPC板108中に埋設し、突出した取付ネジ部103,107を介し て図示しない梁材にPC板を取付るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前者の従来技術では、前記L型ステッキアンカー101の屈曲部分 の曲率半径が、加工上の制約から、通常、その軸径の2倍程度に設定されるため 、PC板108の板厚が小さい場合には、かぶりが十分にとれない場合があると いった難点があった。また、後者の従来技術では、前記アンカーボルト104の 定着板105に対する支持形式が片持ち支持になるため、面外力に対してはとも かく、面内力によってアンカーボルト104と定着板105との結合部に作用す る曲げモーメントに対しては不安定であるといった問題点があった。さらに、ア ンカー効果を補強するために補助鉄筋を付設する場合には、その補助鉄筋を固着 するための接合部分が少ないため、固着作業自体に困難が伴うばかりでなく、設 置位置を選定する自由度が殆どないという問題点もあった。このため、この後者 の従来技術においても、PC板108の板厚が小さい場合には、前記補助鉄筋に 対するかぶりが十分にとれない場合が生じるといった難点があった。 本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 簡単な構成によってPC板中に埋設される埋設部分のかぶりの確保が容易である とともに、面内力に対しても安定した確実なアンカー効果が得られ、しかも補助 鉄筋を付設する場合には、その作業が容易で、設置位置の選定の自由度が大きく 、PC板の板厚に適した配筋が容易なPC板取付用具を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、先端部に取付ネジ部を有するアンカーボルトの軸部に 、その軸線に沿って平板状のアンカープレートを固着したことを特徴とする。請 求項2記載の考案は、先端部に取付ネジ部を有するアンカーボルトの軸部に、そ の軸線に沿いかつ該軸部を挟んで平行に2枚の平板状のアンカープレートを固着 したことを特徴とする。請求項3記載の考案は、先端部に取付ネジ部を有するア ンカーボルトの軸部に、その軸線に沿いかつ直交状態に平板状のアンカープレー トを固着したことを特徴とする。請求項4記載の考案は、先端部に取付ネジ部を 有するアンカーボルトの軸部に、その軸線に沿いかつ放射状に平板状のアンカー プレートを固着したことを特徴とする。請求項5記載の考案は、先端部に取付ネ ジ部を有するアンカーボルトの軸部に、その軸線に沿って折曲げ片部が形成され たアンカープレートを固着したことを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案によれば、アンカーボルトの軸線に沿ってアンカープレートを固着する ので、固着のための接合部分が長くとれるばかりでなく、そのアンカープレート によってPC板の面内方向に対する抗力を大きくとれる。なお、面外方向に対す る抗力は、アンカープレートに付設される鉄筋あるいはアンカーボルトの端部に 付設される定着板により補強される。
【0006】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例に関して説明する。 図1〜図3は本考案の第1実施例を示したもので、図1は取付状態を示した側 面図、図2は取付用具を示した側面図、図3はその取付用具の平面図である。図 中、1はPC板、2は鉄骨梁などの梁材である。梁材2にはL字状の支持金具3 が長孔4を介してボルト5及びナット6により前後調整可能に固着されている。 また、支持金具3の垂直部には後述のアンカーボルトを上下調整可能に挿通する 長孔7が形成されている。
【0007】 図中、11は取付用具で、アンカーボルト12、アンカープレート13及び正 面プレート14から構成される。アンカーボルト12は、先端部に形成される取 付ネジ部12aとPC板1中に埋設される軸部12bから構成される。アンカー プレート13は、本例においては図3に示すように、それぞれ斜面部13aを有 する左右の平板13A,13Bから構成される。また、このアンカープレート1 3を構成する左右の平板13A,13Bには、それぞれ適宜数の鉄筋挿通用の挿 通孔15が形成されている。なお、これらの左右の平板13A,13Bは、2点 鎖線で示すように、アンカーボルト12の軸部12bの端部の外側において一体 的に連結してもよい。これらの平板13A,13Bは、溶接等により、アンカー ボルト12の軸部12bに、その軸線に沿って固着される。さらに、本例の場合 、湾曲した正面プレート14がアンカーボルト12の軸部12bに挿通固定され ている。
【0008】 しかして、本取付用具1は、図1に示すように、正面プレート14を境にアン カーボルト12の軸部12b側が予めPC板1中に埋設される。PC板の取付に 当たっては、そのアンカーボルト12の取付ネジ部12aを支持金具3の長孔7 に挿通し、ナット16によりワッシャ17を介して上下移動し得る状態に支持す ることにより、PC板1を梁材2側に対して取付ける。この場合、本例では前記 正面プレート14が湾曲形成されているので、支持金具3の垂直面との接触状態 が線接触になるため、その接触部におけるPC板1の面外方向の回転に対する自 由度が付加される。なお、この正面プレート14は平板状のものに変えてもよい し、本例のようにアンカープレート13の向きが長孔7と直交する向きに埋設さ れる場合には省略することも可能である。また、支持金具3とワッシャ17との 摺動面の摩擦係数を低減するため、すべり材を介在したり、表面処理を施すこと ができる。図中、18はPC板の面外方向に対する補強用の鉄筋である。この鉄 筋18はアンカープレート13を利用して付設されるため、取付位置に関する選 定の自由度に幅があり、付設作業も容易である。
【0009】 図4〜図6は本考案の第2実施例を示したもので、図4は正面図、図5は側面 図、図6は平面図である。図中、21は取付用具で、アンカーボルト22と、該 アンカーボルト22に固着された2枚のアンカープレート23,24から構成さ れる。アンカーボルト22は、先端部に形成される取付ネジ部22aとPC板1 中に埋設される軸部22bから構成される。アンカープレート23及び24は同 一形状に形成され、前記支持金具3の垂直面に当接する曲面部23a,24a及 び斜面部23b,24bを有し、図6に示すように、平面形状が略台形に形成さ れている。図中、25は補強用の鉄筋挿通用の挿通孔である。これらのアンカー プレート23,24は、アンカーボルト22の軸部22bに、その軸線に沿いか つ該軸部22bを挟んで上下に平行に固着される。PC板の取付に当たっては、 そのアンカーボルト22の取付ネジ部22aを支持金具3の長孔7に挿通し、前 記上下のアンカープレート23,24に形成された曲面部23aをその支持金具 3の垂直面に当接させた状態で、ナットにより上下移動し得る状態に支持するこ とにより、PC板を梁材2側に対して取付けることができる。
【0010】 図7は本考案の第3実施例の正面図を示したものである。本実施例の取付用具 31は、前記第2実施例の変形例で、アンカーボルト32を挟んで上下に平行に 固着されたアンカープレート33,34の曲面部33a,34aより外側の部分 を折曲げて折曲げ片部33b,34bを形成した点で特徴を有する。この折曲げ 片部33b,34bの折曲げ線をアンカーボルト32の軸線に対して傾斜させる ことも可能で、この場合には折曲げ片部により面外方向のアンカー作用が強化さ れる。
【0011】 図8〜図10は本考案の第4実施例を示したもので、図8はその正面図、図9 は側面図、図10は平面図である。図中、41は取付用具で、アンカーボルト4 2と、該アンカーボルト42に直交状態に固着された上下方向のアンカープレー ト43及び左右方向のアンカープレート44から構成される。アンカーボルト4 2は、先端部に形成される取付ネジ部42aとPC板1中に埋設される軸部42 bから構成される。上下方向のアンカープレート43は、図9に示すように、上 方の平板43Aと下方の平板43Bから構成され、それぞれ前記支持金具3の垂 直面に当接する曲面部43a及び斜面部43bを有する平板により形成されてい る。図中、45は補強用の鉄筋挿通用の挿通孔である。左右方向のアンカープレ ート44は、図10に示すように、前記支持金具3の垂直面に当接する曲面部4 4a及び斜面部44bを有し、アンカーボルト42の軸部42bの端部の外側を 連結して左右一体に形成した1枚の平板により形成されている。図中、46は補 強用の鉄筋挿通用の挿通孔である。これらのアンカープレート43,44は、ア ンカーボルト42の軸部42bに、その軸線に沿いかつ図8に示すように直交状 態に固着される。したがって、本取付用具41は、左右及び上下の面内方向に対 する抗力が大きい。PC板の取付に当たっては、そのアンカーボルト42の取付 ネジ部42aを支持金具3の長孔7に挿通し、前記アンカープレート43に形成 された曲面部43aをその支持金具3の垂直面に当接させた状態で、ナットによ って上下移動し得る状態に支持することにより、PC板を梁材2側に対して取付 けることができる。
【0012】 なお、以上の第4実施例の説明においては、直交する上下方向のアンカープレ ート43及び左右方向のアンカープレート44からアンカープレートを構成した が、上下方向のアンカープレート43を構成する前記各平板43A,43Bのよ うな片側形状のアンカープレート片をアンカーボルトの軸部の周囲に放射状に固 着して取付用具を形成することも可能である。また、前記第2実施例の場合だけ でなく、必要に応じてアンカープレートの途中から折曲げて折曲げ片部を形成し てもよい。また、アンカープレートの平面形状や板厚など、その具体的な形状は 、設計上変更し得ることはいうまでもない。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、その構成に基づいて次の効果を得ることができる。 (1)本アンカーボルトの軸部には、従来のステッキアンカーのような湾曲部分 がないので、PC板の板厚が小さい場合にも十分なかぶりを容易に確保し得る。 (2)本アンカーボルトの軸部にその軸線に沿ってアンカープレートを固着する という簡単な構成により面内方向に対する確実なアンカー効果が得られる。 (3)補強用の鉄筋を付設する場合には、アンカープレートを利用し得るので、 その作業が容易であるばかりでなく、設置位置の選定の自由度が大きいのでPC 板の板厚に適した配筋が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の取付状態を示した側面
図である。
【図2】 同第1実施例の取付用具の側面図である。
【図3】 同第1実施例の平面図である。
【図4】 本考案の第2実施例の正面図である。
【図5】 同第2実施例の側面図である。
【図6】 同第2実施例の平面図である。
【図7】 本考案の第3実施例の正面図である。
【図8】 本考案の第4実施例の正面図である。
【図9】 同第4実施例の側面図である。
【図10】 同第4実施例の平面図である。
【図11】 従来例の側面図である。
【図12】 従来例の側面図である。
【符号の説明】
1…PC板、2…梁材、3…支持金具、4…長孔、5…
ボルト、6…ナット、7…長孔、11…取付用具、12
…アンカーボルト、12a…取付ネジ部、12b…軸
部、13…アンカープレート、14…正面プレート、1
5…挿通孔、16…ナット、17…ワッシャ、18…鉄
筋、21…取付用具、22…アンカーボルト、23,2
4…アンカープレート、23a,24a…曲面部、23
b,24b…斜面部、25…挿通孔、31…取付用具、
32…アンカーボルト、33,34…アンカープレー
ト、33a,34a…曲面部、33b,34b…折曲げ
片部、41…取付用具、42…アンカーボルト、43,
44…アンカープレート、43a,44a…曲面部、4
3b,44b…斜面部、45,46…挿通孔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に取付ネジ部を有するアンカーボ
    ルトの軸部に、その軸線に沿って平板状のアンカープレ
    ートを固着したことを特徴とするPC板取付用具。
  2. 【請求項2】 先端部に取付ネジ部を有するアンカーボ
    ルトの軸部に、その軸線に沿いかつ該軸部を挟んで平行
    に2枚の平板状のアンカープレートを固着したことを特
    徴とするPC板取付用具。
  3. 【請求項3】 先端部に取付ネジ部を有するアンカーボ
    ルトの軸部に、その軸線に沿いかつ直交状態に平板状の
    アンカープレートを固着したことを特徴とするPC板取
    付用具。
  4. 【請求項4】 先端部に取付ネジ部を有するアンカーボ
    ルトの軸部に、その軸線に沿いかつ放射状に平板状のア
    ンカープレートを固着したことを特徴とするPC板取付
    用具。
  5. 【請求項5】 先端部に取付ネジ部を有するアンカーボ
    ルトの軸部に、その軸線に沿って折曲げ片部を有するア
    ンカープレートを固着したことを特徴とするPC板取付
    用具。
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