JPH0740878B2 - ハ−ドバタ− - Google Patents
ハ−ドバタ−Info
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- JPH0740878B2 JPH0740878B2 JP61054117A JP5411786A JPH0740878B2 JP H0740878 B2 JPH0740878 B2 JP H0740878B2 JP 61054117 A JP61054117 A JP 61054117A JP 5411786 A JP5411786 A JP 5411786A JP H0740878 B2 JPH0740878 B2 JP H0740878B2
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- fat
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ナンキンハゼ(学名Sapium sebiferum)の果
皮から得られる油脂を用いてなるハードバターに関す
る。
皮から得られる油脂を用いてなるハードバターに関す
る。
ナンキンハゼは中国原産の落葉灌木で、成木は5〜10m
に達し、4〜6月に開花、9〜11月に種子が収穫でき
る。ナンキンハゼの種子は直径が5〜7mm程度で白色を
呈し、種子の表面および核に多量の油脂を含有してい
る。
に達し、4〜6月に開花、9〜11月に種子が収穫でき
る。ナンキンハゼの種子は直径が5〜7mm程度で白色を
呈し、種子の表面および核に多量の油脂を含有してい
る。
このナンキンハゼの種子より得られる油脂は、ロウソク
や石鹸の原料に使用されているに過ぎないが、有効な利
用を図る上で、皮膚化粧料に配合する例(特開昭58-183
610号公報参照)や石油代替としての利用研究が散見さ
れる。
や石鹸の原料に使用されているに過ぎないが、有効な利
用を図る上で、皮膚化粧料に配合する例(特開昭58-183
610号公報参照)や石油代替としての利用研究が散見さ
れる。
ナンキンハゼの種子の表皮と核には、多量の油脂が含有
されているが、表皮から得られる油脂(果皮油)と核か
ら得られる油脂(核油)とはそれぞれの性状、物性など
が全く異なる。
されているが、表皮から得られる油脂(果皮油)と核か
ら得られる油脂(核油)とはそれぞれの性状、物性など
が全く異なる。
例えば核油はヨウ素価が130〜170であり、常温では液状
乃至流動状を呈し、広義には乾性油に分類される。
乃至流動状を呈し、広義には乾性油に分類される。
一方、果皮油のヨウ素価は25〜45であり、常温では固形
状を呈している。果皮油は、パルミチン酸とオレイン酸
を主要な脂肪酸として構成され、さらにその主要トリグ
リセリドは2−オレオ−1,3−パルミチンである。
状を呈している。果皮油は、パルミチン酸とオレイン酸
を主要な脂肪酸として構成され、さらにその主要トリグ
リセリドは2−オレオ−1,3−パルミチンである。
果皮油に含有される2−オレオ−1,3−パルミチンを主
体とする2−不飽和−1,3−飽和グリセリドは、50重量
%以上あり、多いものでは約75重量%という例もある。
体とする2−不飽和−1,3−飽和グリセリドは、50重量
%以上あり、多いものでは約75重量%という例もある。
また、果皮油には、1,2,3−パルミチンを主体とするト
リ飽和グリセリドが5〜30重量%含有されている。
リ飽和グリセリドが5〜30重量%含有されている。
本発明者らは、前記のような組成を有するナンキンハゼ
の種子の果皮油について、その有効利用を図る目的で鋭
意研究を行った結果、デンパー型のチョコレート類に賞
用されるハードバターに利用できることを見出し、本発
明を完成した。
の種子の果皮油について、その有効利用を図る目的で鋭
意研究を行った結果、デンパー型のチョコレート類に賞
用されるハードバターに利用できることを見出し、本発
明を完成した。
本発明のハードバターは、ナンキンハゼの果皮から得ら
れる油脂あるいはそれを分別して得られる油脂であっ
て、20℃における固体脂含有量が70%以上、好ましくは
80%以上、30℃における固体脂含有量が40%以上、好ま
しくは60%以上、40℃における固体脂含有量が2%以
下、好ましくは0.5%以下である油脂からなることを特
徴とするものであり、また該油脂5〜95重量%と、サル
脂、サル分別脂、シア分別脂、コクム脂、マンゴー核
脂、マンゴー核分別脂、イリッペ脂等の油脂の中から選
ばれた一種または二種以上の油脂95〜5重量%との混合
油脂からなることを特徴とするものである。
れる油脂あるいはそれを分別して得られる油脂であっ
て、20℃における固体脂含有量が70%以上、好ましくは
80%以上、30℃における固体脂含有量が40%以上、好ま
しくは60%以上、40℃における固体脂含有量が2%以
下、好ましくは0.5%以下である油脂からなることを特
徴とするものであり、また該油脂5〜95重量%と、サル
脂、サル分別脂、シア分別脂、コクム脂、マンゴー核
脂、マンゴー核分別脂、イリッペ脂等の油脂の中から選
ばれた一種または二種以上の油脂95〜5重量%との混合
油脂からなることを特徴とするものである。
以下に本発明のハードバターについて詳述する。
ナンキンハゼ種子より果皮油を抽出する方法としては、
種子の破砕を行わずに、水系溶媒中で加熱して分離抽出
する方法や、n−ヘキサンなどの有機溶媒を用いて抽出
する方法が有効である。
種子の破砕を行わずに、水系溶媒中で加熱して分離抽出
する方法や、n−ヘキサンなどの有機溶媒を用いて抽出
する方法が有効である。
抽出した果皮油は、燐酸処理などの脱ガム処理、さらに
脱酸や漂白等の生成を適宜行う。
脱酸や漂白等の生成を適宜行う。
上記果皮油にはトリ飽和グリセリドが5〜6重量%以上
含有されており、多いものでは30重量%程度に達する場
合もある。このトリ飽和グリセリドがチョコレート中に
多量に含まれると、テンパリング工程において、過度の
増粘現象を誘引し、適切なテンパリングが行えなかった
り、さらに最終製品の口溶け性の悪化をもたらすため、
上記果皮油からトリ飽和グリセリドからなる高融点成分
を除去することが望ましい。
含有されており、多いものでは30重量%程度に達する場
合もある。このトリ飽和グリセリドがチョコレート中に
多量に含まれると、テンパリング工程において、過度の
増粘現象を誘引し、適切なテンパリングが行えなかった
り、さらに最終製品の口溶け性の悪化をもたらすため、
上記果皮油からトリ飽和グリセリドからなる高融点成分
を除去することが望ましい。
さらに、ハードバターに利用される主成分である2−オ
レオ−1,3−パルミチン等の含有量が油脂によって50〜7
5重量%と幅があり、これを有効利用するために低融点
成分(トリ不飽和グリセリドやモノ飽和ジ不飽和トリグ
リセリド等)を除去することが望ましい。
レオ−1,3−パルミチン等の含有量が油脂によって50〜7
5重量%と幅があり、これを有効利用するために低融点
成分(トリ不飽和グリセリドやモノ飽和ジ不飽和トリグ
リセリド等)を除去することが望ましい。
上記の高融点成分及び低融点成分を除去する方法として
は、分別が有効な手段である。分別方法としては、n−
ヘキサン、アセトンなどの有機溶媒を用いる溶剤分別
や、ウインタリングなどの有機溶媒を用いないで行う分
別方法があるが、何れも本発明に効果的に用いられる。
分別収率や精度の面からは、溶剤分別のほうが依り良好
な結果が期待できるが、ウインタリングなどの無溶剤分
別でも十分に満足すべき結果が得られる。
は、分別が有効な手段である。分別方法としては、n−
ヘキサン、アセトンなどの有機溶媒を用いる溶剤分別
や、ウインタリングなどの有機溶媒を用いないで行う分
別方法があるが、何れも本発明に効果的に用いられる。
分別収率や精度の面からは、溶剤分別のほうが依り良好
な結果が期待できるが、ウインタリングなどの無溶剤分
別でも十分に満足すべき結果が得られる。
もちろん、20℃における固体脂含有量が70%以上、30℃
における固体脂含有量が40%以上、40℃における固体脂
含有量が2%以下である果皮油は分別を行うことなくハ
ードバターに用いることができる。
における固体脂含有量が40%以上、40℃における固体脂
含有量が2%以下である果皮油は分別を行うことなくハ
ードバターに用いることができる。
分別に供する果皮油としては、トリ飽和グリセリドが20
重量%以下、望ましくは10重量%以下、また2−不飽和
−1,3−飽和グリセリドが50重量%以上、望ましくは60
重量%以上である果皮油を用いるのが効果的であるが、
必ずしもこの条件を満足しなくともよい。
重量%以下、望ましくは10重量%以下、また2−不飽和
−1,3−飽和グリセリドが50重量%以上、望ましくは60
重量%以上である果皮油を用いるのが効果的であるが、
必ずしもこの条件を満足しなくともよい。
要するに、20℃における固体脂含有量が70%以上、30℃
における固体脂含有量が40%以上、40℃における固体脂
含有量が2%以下である果皮油が、ハードバターとして
望ましいスナップ性、口溶け性等の物性を保持する。
における固体脂含有量が40%以上、40℃における固体脂
含有量が2%以下である果皮油が、ハードバターとして
望ましいスナップ性、口溶け性等の物性を保持する。
本発明で用いられる果皮油は、それ単独でもハードバタ
ーとして好ましいが、さらに該果皮油5〜95重量%と、
サル脂、サル分別脂、シア分別脂、コクム脂、マンゴー
核脂、マンゴー核分別脂、イリッペ脂等の油脂の中から
選ばれた一種または二種以上の油脂95〜5重量%からな
る混合油脂もカカオ脂との配合性に優れたハードバター
を与える。
ーとして好ましいが、さらに該果皮油5〜95重量%と、
サル脂、サル分別脂、シア分別脂、コクム脂、マンゴー
核脂、マンゴー核分別脂、イリッペ脂等の油脂の中から
選ばれた一種または二種以上の油脂95〜5重量%からな
る混合油脂もカカオ脂との配合性に優れたハードバター
を与える。
上記混合油脂において、上記果皮油の割合は、通常50〜
80重量%の範囲が適当であるが、特に耐熱性を要求され
る場合には5〜50重量%とし、また特に口溶け性の良さ
を要求される場合には80重量%以上とするのが良い。
80重量%の範囲が適当であるが、特に耐熱性を要求され
る場合には5〜50重量%とし、また特に口溶け性の良さ
を要求される場合には80重量%以上とするのが良い。
上記果皮油を用いてなる本発明のハードバター及び上記
混合油脂を用いてなる本発明のハードバターは、何れ
も、カカオ脂との配合性に優れ、チョコレートの製造に
用いた場合、テンパリング性等の作業性が良好で、且つ
スナップ性、口溶け性、耐熱性などの良好な製品を得る
ことができる。
混合油脂を用いてなる本発明のハードバターは、何れ
も、カカオ脂との配合性に優れ、チョコレートの製造に
用いた場合、テンパリング性等の作業性が良好で、且つ
スナップ性、口溶け性、耐熱性などの良好な製品を得る
ことができる。
上述の本発明のナンキンハゼ由来の果皮油を用いたハー
ドバターの最大の特徴は、該果皮油の30℃における固体
脂含有量が高いことである。
ドバターの最大の特徴は、該果皮油の30℃における固体
脂含有量が高いことである。
ハードバター原料として多用される、パーム油を分別し
て得られる中融点画分の30℃における固体脂含有量は40
%程度であり、これと比較して本発明で用いられるナン
キンハゼ由来の果皮油は物性上、格段に優れている。
て得られる中融点画分の30℃における固体脂含有量は40
%程度であり、これと比較して本発明で用いられるナン
キンハゼ由来の果皮油は物性上、格段に優れている。
また、分別工程においても、パーム油中融点画分を得る
には3分割が必須であり、その収率も多くて40%弱であ
る。これに対してナンキンハゼ由来の果皮油を原料とし
た場合、2分割は当然のことながら、3分割においても
パーム油中融点画分と同等もしくはそれ以上の品質を有
する分別脂を、より高い収率で得ることが可能であり、
ハードバター製造コストの低減となりうる。
には3分割が必須であり、その収率も多くて40%弱であ
る。これに対してナンキンハゼ由来の果皮油を原料とし
た場合、2分割は当然のことながら、3分割においても
パーム油中融点画分と同等もしくはそれ以上の品質を有
する分別脂を、より高い収率で得ることが可能であり、
ハードバター製造コストの低減となりうる。
以下に実施例および比較例をあげ、本発明をさらに詳し
く説明する。
く説明する。
実施例1 脱酸、漂白したナンキンハゼ果皮油(IV 35.8)400g
を、n−ヘキサン1200gに約40℃で溶解し、攪拌しなが
ら1.5時間で16℃まで冷却した。16℃で30分間攪拌した
後、生成した結晶を濾別し、n−ヘキサン(12℃ 400
g)で結晶を洗浄した後、得られた濾液よりn−ヘキサ
ンを蒸溜除去し、ナンキンハゼ分別脂(340g)を得た。
このナンキンハゼ分別脂は、20℃における固体脂含有量
が87.5%、30℃における固体脂含有量が71.2%、40℃に
おける固体脂含有量が0.1%であった。
を、n−ヘキサン1200gに約40℃で溶解し、攪拌しなが
ら1.5時間で16℃まで冷却した。16℃で30分間攪拌した
後、生成した結晶を濾別し、n−ヘキサン(12℃ 400
g)で結晶を洗浄した後、得られた濾液よりn−ヘキサ
ンを蒸溜除去し、ナンキンハゼ分別脂(340g)を得た。
このナンキンハゼ分別脂は、20℃における固体脂含有量
が87.5%、30℃における固体脂含有量が71.2%、40℃に
おける固体脂含有量が0.1%であった。
上記ナンキンハゼ分別脂60%とサル分別脂(IV 33.0)4
0%を配合してハードバターとし、これを用いて下記配
合のチョコレートを試作したところ、得られたチョコレ
ートは、スナップ性、口溶け性に優れたものであった。
0%を配合してハードバターとし、これを用いて下記配
合のチョコレートを試作したところ、得られたチョコレ
ートは、スナップ性、口溶け性に優れたものであった。
チョコレート配合 砂糖 50重量部 カカオマス 35 〃 ハードバター 15 〃 レシチン 0.4 〃 バニリン 0.03 〃 実施例2 脱酸、漂白したナンキンハゼ果皮油(IV 33.8)400gを
約50℃で溶解し、攪拌しながら1.5時間で30℃まで冷却
した。さらに30℃で30分間攪拌した後、生成した結晶を
濾別し、ナンキンハゼ分別脂(濾液部(308g))を得
た。このナンキンハゼ分別脂は、20℃における固体脂含
有量が85.3%、30℃における固体脂含有量が62.3%、40
℃における固体脂含有量が0.1%であった。
約50℃で溶解し、攪拌しながら1.5時間で30℃まで冷却
した。さらに30℃で30分間攪拌した後、生成した結晶を
濾別し、ナンキンハゼ分別脂(濾液部(308g))を得
た。このナンキンハゼ分別脂は、20℃における固体脂含
有量が85.3%、30℃における固体脂含有量が62.3%、40
℃における固体脂含有量が0.1%であった。
上記ナンキンハゼ分別脂60%とシア分別脂(IV 32.6)4
0%を配合してハードバターとし、これを用いて実施例
1と同じ配合のチョコレートを試作したところ、得られ
たチョコレートは、スナップ性、口溶け性に優れたもの
であった。
0%を配合してハードバターとし、これを用いて実施例
1と同じ配合のチョコレートを試作したところ、得られ
たチョコレートは、スナップ性、口溶け性に優れたもの
であった。
実施例3 脱酸、漂白したナンキンハゼ果皮油(IV 42.2)600g
を、アセトン1800gに約40℃で加温溶解し、攪拌しなが
ら1.5時間で20℃まで冷却した。20℃で30分間攪拌した
後、生成した結晶を濾別し、アセトン(16℃ 600g)で
結晶を洗浄した後、得られた濾液よりアセトンを蒸溜し
て得られた画分(510g)にアセトン2550gを加え約40℃
に加温した後、1.5時間で−2℃まで冷却した。−2℃
で30分間攪拌した後、濾過により生成した結晶を得た。
この結晶をアセトン(−7℃ 900g)で洗浄し、ナンキ
ンハゼ分別脂〔結晶部(420g)〕を得た。このナンキン
ハゼ分別脂は、20℃における固体脂含有量が82.3%、30
℃における固体脂含有量が64.5、40℃における固体脂含
有量が0%であった。
を、アセトン1800gに約40℃で加温溶解し、攪拌しなが
ら1.5時間で20℃まで冷却した。20℃で30分間攪拌した
後、生成した結晶を濾別し、アセトン(16℃ 600g)で
結晶を洗浄した後、得られた濾液よりアセトンを蒸溜し
て得られた画分(510g)にアセトン2550gを加え約40℃
に加温した後、1.5時間で−2℃まで冷却した。−2℃
で30分間攪拌した後、濾過により生成した結晶を得た。
この結晶をアセトン(−7℃ 900g)で洗浄し、ナンキ
ンハゼ分別脂〔結晶部(420g)〕を得た。このナンキン
ハゼ分別脂は、20℃における固体脂含有量が82.3%、30
℃における固体脂含有量が64.5、40℃における固体脂含
有量が0%であった。
上記ナンキンハゼ分別脂90%とコクム脂(IV 36.0)10
%を配合してハードバターとし、これを用いて下記配合
のチョコレートを試作したところ、得られたチョコレー
トは、スナップ性に優れ、特に口溶け性が良好なもので
あった。
%を配合してハードバターとし、これを用いて下記配合
のチョコレートを試作したところ、得られたチョコレー
トは、スナップ性に優れ、特に口溶け性が良好なもので
あった。
チョコレート配合 砂糖 46重量部 カカオマス 25 〃 全脂粉乳 13 〃 ハードバター 10 〃 カカオ脂 6 〃 レシチン 0.4 〃 バニリン 0.03 〃 実施例4 脱酸、漂白したナンキンハゼ果皮油(IV 28.4)400g
を、アセトン1200gに約40℃で加温溶解し、攪拌しなが
ら1.5時間で22℃まで冷却した。22℃で30分間攪拌した
後、生成した結晶を濾別し、アセトン(18℃ 400g)で
結晶を洗浄した後、得られた濾液よりアセトンを蒸留
し、ナンキンハゼ分別脂(334g)を得た。このナンキン
ハゼ分別脂は、20℃における固体脂含有量が89.0%、30
℃における固体脂含有量が67.1%、40℃における固体脂
含有量が0%であった。
を、アセトン1200gに約40℃で加温溶解し、攪拌しなが
ら1.5時間で22℃まで冷却した。22℃で30分間攪拌した
後、生成した結晶を濾別し、アセトン(18℃ 400g)で
結晶を洗浄した後、得られた濾液よりアセトンを蒸留
し、ナンキンハゼ分別脂(334g)を得た。このナンキン
ハゼ分別脂は、20℃における固体脂含有量が89.0%、30
℃における固体脂含有量が67.1%、40℃における固体脂
含有量が0%であった。
上記ナンキンハゼ分別脂40%とサル分別脂(IV 33.0)6
0%を配合してハードバターとし、これを用いて実施例
1と同じ配合のチョコレートを試作したところ、得られ
たチョコレートは、スナップ性、口溶け性が良好で、耐
熱性も優れたものであった。
0%を配合してハードバターとし、これを用いて実施例
1と同じ配合のチョコレートを試作したところ、得られ
たチョコレートは、スナップ性、口溶け性が良好で、耐
熱性も優れたものであった。
実施例5 20℃における固体脂含有量が86.4%、30℃における固体
脂含有量が53.3%、40℃における固体脂含有量が0.2%
であるナンキンハゼ果皮油(IV 34.3)60%と、サル分
別脂(IV 33.0)40%を配合してハードバターとし、こ
れを用いて実施例3と同じ配合のチョコレートを試作し
たところ、得られたチョコレートは、スナップ性、口溶
け性に優れたものであった。
脂含有量が53.3%、40℃における固体脂含有量が0.2%
であるナンキンハゼ果皮油(IV 34.3)60%と、サル分
別脂(IV 33.0)40%を配合してハードバターとし、こ
れを用いて実施例3と同じ配合のチョコレートを試作し
たところ、得られたチョコレートは、スナップ性、口溶
け性に優れたものであった。
比較例1 実施例1で用いたナンキンハゼ果皮油60%とサル分別脂
(IV 33.0)40%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例1と同じ配合チョコレートを試作したとこ
ろ、テンパリング作業中の増粘が著しく、また、得られ
たチョコレートの口溶けはワキシーなものであった。な
お、上記ナンキンハゼ果皮油は、20℃における固体脂含
有量が90.4%、30℃における固体脂含有量が80.3%、40
℃における固体脂含有量が13.7%であった。
(IV 33.0)40%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例1と同じ配合チョコレートを試作したとこ
ろ、テンパリング作業中の増粘が著しく、また、得られ
たチョコレートの口溶けはワキシーなものであった。な
お、上記ナンキンハゼ果皮油は、20℃における固体脂含
有量が90.4%、30℃における固体脂含有量が80.3%、40
℃における固体脂含有量が13.7%であった。
比較例2 実施例2で用いたナンキンハゼ果皮油60%とシア分別脂
(IV 32.6)40%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例1と同じ配合のチョコレートを試作したと
ころ、テンパリング作業中の増粘が著しく、また、得ら
れたチョコレートの口溶けはワキシーなものであった。
なお、上記ナンキンハゼ果皮油は、20℃における固体脂
含有量が87.5%、30℃における固体脂含有量が69.1%、
40℃における固体脂含有量が8.7%であった。
(IV 32.6)40%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例1と同じ配合のチョコレートを試作したと
ころ、テンパリング作業中の増粘が著しく、また、得ら
れたチョコレートの口溶けはワキシーなものであった。
なお、上記ナンキンハゼ果皮油は、20℃における固体脂
含有量が87.5%、30℃における固体脂含有量が69.1%、
40℃における固体脂含有量が8.7%であった。
比較例3 実施例3で用いたナンキンハゼ果皮油90%とコクム脂
(IV 36.0)10%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例3と同じ配合のチョコレートを試作しよう
としたところ、テンパリングが行えず、チョコレートは
成型できなかった。なお、上記ナンキンハゼ果皮油は、
20℃における固体脂含有量が85.3%、30℃における固体
脂含有量が65.7%、40℃における固体脂含有量が10.4%
であった。
(IV 36.0)10%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例3と同じ配合のチョコレートを試作しよう
としたところ、テンパリングが行えず、チョコレートは
成型できなかった。なお、上記ナンキンハゼ果皮油は、
20℃における固体脂含有量が85.3%、30℃における固体
脂含有量が65.7%、40℃における固体脂含有量が10.4%
であった。
比較例4 実施例4で用いたナンキンハゼ果皮油40%とサル分別脂
(IV 33.0)60%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例1と同じ配合のチョコレートを試作しよう
としたところ、テンパリングが行えず、チョコレートは
成型できなかった。なお、上記ナンキンハゼ果皮油は、
20℃における固体脂含有量が89.5%、30℃における固体
脂含有量が79.8%、40℃における固体脂含有量が15.1%
であった。
(IV 33.0)60%を配合してハードバターとし、これを
用いて実施例1と同じ配合のチョコレートを試作しよう
としたところ、テンパリングが行えず、チョコレートは
成型できなかった。なお、上記ナンキンハゼ果皮油は、
20℃における固体脂含有量が89.5%、30℃における固体
脂含有量が79.8%、40℃における固体脂含有量が15.1%
であった。
本発明のハードバターは、カカオ脂との配合性に優れ、
チョコレートの製造に用いた場合、テンパリング性等の
作業性が良好で、且つスナップ性、口溶け性、耐熱性な
どの良好な製品を得ることができる。
チョコレートの製造に用いた場合、テンパリング性等の
作業性が良好で、且つスナップ性、口溶け性、耐熱性な
どの良好な製品を得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】ナンキンハゼの果皮から得られる油脂ある
いはそれを分別して得られる油脂であって、20℃におけ
る固体脂含有量が70%以上、30℃における固体脂含有量
が40%以上、40℃における固体脂含有量が2%以下であ
る油脂からなる、ハードバター。 - 【請求項2】油脂の固体脂含有量が、20℃で80%以上、
30℃で60%以上、40℃で0.5%以下である、特許請求の
範囲第(1)項記載のハードバター。 - 【請求項3】ナンキンハゼの果皮から得られる油脂を分
別して得られる油脂が、分別によって高融点成分を除去
された油脂である、特許請求の範囲第(1)又は(2)
項記載のハードバター。 - 【請求項4】ナンキンハゼの果皮から得られる油脂を分
別して得られる油脂が、分別によって高融点成分と低融
点成分を除去された油脂である、特許請求の範囲第
(1)〜(3)項何れかに記載のハードバター。 - 【請求項5】ナンキンハゼの果皮から得られる油脂ある
いはそれを分別して得られる油脂であって、20℃におけ
る固体脂含有量が70%以上、30℃における固体脂含有量
が40%以上、40℃における固体脂含有量が2%以下であ
る油脂5〜95重量%と、サル脂、サル分別脂、シア分別
脂、コクム脂、マンゴー核脂、マンゴー核分別脂、イリ
ッペ脂等の油脂の中から選ばれた一種または二種以上の
油脂95〜5重量%との混合油脂からなる、ハードバタ
ー。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61054117A JPH0740878B2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 | ハ−ドバタ− |
| US07/095,564 US4844940A (en) | 1986-03-12 | 1987-09-10 | Hard butter |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61054117A JPH0740878B2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 | ハ−ドバタ− |
| EP87113503A EP0307493B1 (en) | 1987-09-15 | 1987-09-15 | Hard butter |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62210951A JPS62210951A (ja) | 1987-09-17 |
| JPH0740878B2 true JPH0740878B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=26108476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61054117A Expired - Lifetime JPH0740878B2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 | ハ−ドバタ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740878B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02189395A (ja) * | 1989-01-19 | 1990-07-25 | Tsukishima Shokuhin Kogyo Kk | 粉末油脂及びその製造法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4364868A (en) * | 1980-02-07 | 1982-12-21 | Lever Brothers Company | Cocoabutter replacement fat compositions |
-
1986
- 1986-03-12 JP JP61054117A patent/JPH0740878B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62210951A (ja) | 1987-09-17 |
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