JPH0741725U - テープレコーダのブレーキ装置 - Google Patents

テープレコーダのブレーキ装置

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JPH0741725U
JPH0741725U JP7013293U JP7013293U JPH0741725U JP H0741725 U JPH0741725 U JP H0741725U JP 7013293 U JP7013293 U JP 7013293U JP 7013293 U JP7013293 U JP 7013293U JP H0741725 U JPH0741725 U JP H0741725U
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幸雄 松本
昇 藤田
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アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成を簡単にして原価を低減する。 【構成】再生レバー21及びストップレバー22をロッ
クするロックレバー28にブレーキ部50が設けられ、
その先端に中間ギヤ14に歯合可能な歯合部50Aが設
けられている。停止モードを設定するときは、ストップ
レバー22の操作によってロックレバー28が右側に移
動し、歯合部50Aが中間ギヤ14に歯合する。これに
よって、リール11,12にブレーキ力が作用する。再
生モード時には、再生レバー21が操作されてロックレ
バー28が右側に移動した状態でロックされる。これに
よって、リール11,12のブレーキが解除されて回転
可能になる。このブレーキ装置は構成が簡単で原価を低
減することが可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、構成が簡単で安価なテープレコーダのブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テープレコーダでは、再生、巻戻し、早送りの各モードから停止モードに設定 する際、ストップボタンを押すと同時にテープ走行が即座に停止することが望ま しい。しかし、テープ走行のためのギア類が高速回転されるため、ストップボタ ンを押してこれらのギア類を回転駆動する駆動モータへの電流をオフにしても、 そのままでは慣性によってギア類が暫く回転し続けることになる。また、早送り 、巻戻しモードでは、テープも高速走行しているため、停止モードに設定してリ ール台への駆動力を除去してもテープの慣性によってリール台そのものがテープ と一緒に暫く回転を続ける。
【0003】 このため従来より、テープ走行を即座に停止させるブレーキ装置が提案されて いる。このようなブレーキ装置には機械的なものと電気的なものがある。このう ち機械的なブレーキ装置は、テープ巻取用のリール台の付近に回転停止部を有し ており、ストップボタンを操作すると回転停止部がリール台に当接してその回転 を停止する。また電気的なブレーキ装置は、ストップボタンを操作すると瞬間的 に駆動モータを逆回転する向きの電流を駆動モータに入力して、強制的に駆動モ ータを停止させるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般のテープレコーダではリール台とストップボタンの間には、様 々な部品が配置されている。従来の機械的なブレーキ装置では、回転停止部がリ ール台の付近に配置されているから、ストップボタンを操作することによって回 転停止部を作動するには、上記の様々な部品を回避しなければならないので、作 動機構が複雑になり、多数の部品を使用しなければならなかった。
【0005】 また、電気的なブレーキ装置では、ストップボタンを押したことを検知するセ ンサを設けなければならない等、制御系が複雑になる上、逆転可能な駆動モータ を使用する必要がある。
【0006】 従って、従来は機械的なブレーキ装置にせよ電気的なブレーキ装置にせよ、原 価が高くなるという問題があり、廉価なテープレコーダに適用しにくいという問 題があった。そのため、回転系にブレーキを設けずに安価にしたテープレコーダ もあるが、これでは特に早送り又は巻戻し時にテープが定位置で止まらずに行き 過ぎてしまうという問題があった。
【0007】 そこで本考案は、上述したような課題を解決したものであって、構成が簡単で 原価を低減することが可能であり、しかも磁気テープを定位置で停止させること が可能なテープレコーダのブレーキ装置を提供することを目的とするものである 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本考案においては、メカニズムの各動作を停止す るための停止レバーを有するテープレコーダのブレーキ装置であって、停止レバ ーと連動する移動手段と、移動手段と一体に構成されたブレーキ手段を備え、停 止レバーを操作した時にテープ巻取り用のリールとリールの駆動手段との間に介 装された回転体にブレーキ手段が当接し、リールの回転が停止するようにしたこ とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
図1に示すように、停止モード時にはロックレバー28に設けられたブレーキ 部50の歯合部50Aが、引っ張りバネ34で中間ギヤ14側に付勢されて歯合 している。これによって、中間ギヤ14とこれに連結された各ギヤ及びリール1 1,12にブレーキ力が作用している。
【0010】 ここで、再生レバー21が操作されると、図2のようにロックレバー28がX だけ左側に移動し、歯合部50Aが中間ギヤ14から離れる。これで、各部に作 用していたブレーキ力が解除されて再生処理が行なわれる。
【0011】 再生モード時にストップレバー22が操作されると、図3に示すように一旦ロ ックレバー28が左側に移動し、次に図4に示すように再生レバー21が停止時 の位置に復帰する。更にストップレバー22が押し込まれると、図5に示すよう にストップレバー22とロックレバー28の係止が外れて、ロックレバー28が が図1の停止モードの状態に戻る。また、ストップレバー22の操作力を除去す るとこれが停止モードの状態に戻る。これによって、各部にブレーキ力が作用す る。
【0012】 このブレーキ装置によれば構成が簡単で部品点数を削減することができると共 に、複雑な制御系や逆転可能なモータを必要としないので、原価を低減すること が可能である。また、確実にブレーキをかけることが可能なので、磁気テープを 定位置に停止させることが可能になる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案に係るテープレコーダのブレーキ装置の一実施例について、図面 を参照して詳細に説明する。
【0014】 図1は、本考案を適用したテープレコーダの回転駆動系を示す。なお、図中に おける各部品の位置は説明の都合上実際とは異なる場合もある。さて、同図に示 すように、テープレコーダにはフォワードリール11とリワインドリール12と が適宜な間隔で回転可能に配置され、各リール11,12には同一の中心軸上に ギヤ11A,12Aが設けられている。これらのリール11,12の間にアイド ラギヤ13が移動可能に配置されている。
【0015】 アイドラギヤ13は、中間ギヤ14に歯合したままその周囲を旋回移動する。 フォワードリール11のギヤ11Aには方向変換ギヤ15が歯合されている。こ れによって、フォワードリール11とリワインドリール12の回転方向が互いに 反対になる。中間ギヤ14には駆動ギヤ16が歯合され、駆動ギヤ16にプーリ 17が取付けられている。そして、モータ18のプーリ19と駆動ギヤ16のプ ーリ17にベルト20が掛けられている。これによって、モータ18の回転力が 各リール11,12に伝達される。
【0016】 通常再生モード若しくは早送りモードにおいては、アイドラギヤ13がフォワ ードリール11側に移動し、アイドラギヤ13が方向変換ギヤ15を介してフォ ワードリール11のギヤ11Aに歯合する。これによって、モータ18の回転力 がギヤ11Aに伝達されて、フォワードリール11が図中の時計方向に回転する 。
【0017】 また、リバースモード若しくは巻き戻しモードにおいては、アイドラギヤ13 がリワインドリール12側に移動してギヤ12Aに歯合する。これによって、モ ータ18の回転力がギヤ12Aに伝達され、リワインドリール12が反時計方向 に回転する。
【0018】 さて、このテープレコーダには、上述のような各種のモードをレバー操作によ って設定するようになっている。本例では、説明の都合上、再生レバー21とス トップレバー22を図示したが、巻き戻しレバーと早送りレバーも設けられてい る。再生レバー21は再生モードを設定するためのものであり、ストップレバー 22は停止モードを設定するためのものである。各レバー21,22は、図中の 縦方向に長く配置されており、これらを操作することによってモード設定のため の部品(図示せず)が操作される。
【0019】 各レバー21,22はシャーシ(図示せず)に固定されたガイド部23で縦方 向にだけ移動可能に支持されており、更に、シャーシとの間に介装された圧縮バ ネ24,25で下側に付勢されている。各レバー21,22の上端部にはガイド 部23に当接可能なストッパ41,42が設けられており、これによって圧縮バ ネ24,25による各レバー21,22の下側への移動が規制されている。
【0020】 各レバー21,22の裏側には、板状のロックレバー28が配置されている。 このロックレバー28の両側には横長のガイド溝29,30が設けられており、 ここにシャーシに固定されたガイドピン31,32が挿入されている。これによ って、ロックレバー28が横方向にだけ移動可能になっている。
【0021】 また、ロックレバー28は、シャーシに取付けられた引っ張りバネ34で図中 右側に付勢されている。ロックレバー28の上部側にはブレーキ部50が突設さ れ、その上端部に歯合部50Aが設けられている。歯合部50Aは上述の中間ギ ヤ14に歯合可能であり、停止モード時にはロックレバー28に作用する引っ張 りバネ34の付勢力で歯合部50Aが中間ギヤ14に押しつけられて歯合してい る。つまり、中間ギヤ14とこれに連結する各ギヤ11A,12A,13,15 ,16及び停止モードが設定される前の状態に応じてフォワードリール11又は リワインドリール12にブレーキ力が作用している。
【0022】 ロックレバー28には、再生レバー21と対向するように矩形状の左開口35 が設けられている。左開口35の左側には突部36が設けられ、その下側が傾斜 面37になっている。そして、突部36の上側の凹み量より下側の凹み量の方が 寸法Xだけ大きくなっている。停止モード時には、再生レバー21の中間部に設 けられた紙面に対して下向きの横突片26が、突部36の下側の凹み部の根元に 当接するように挿入されている。
【0023】 また、ロックレバー28には、ストップレバー22と対向するように直角三角 形状の右開口38が設けられている。右開口38の斜辺部には突部39が設けら れ、その先端を紙面に対して上向きに立ち上げて適宜な角度の傾斜部40が設け られている。この傾斜部40の先端とストップレバー22との間には隙間があり 後述のようにストップレバー22が上下移動するとき、ストップレバー22と傾 斜部40とが衝突しないようになっている。また、停止モード時には、ストップ レバー22の中間部に設けられた紙面に対して下向きの縦突片27が傾斜部40 の下側に配置されている。
【0024】 さて、このテープレコーダにおいては、停止モード時には上述のようにロック レバー28が引っ張りバネ34の付勢力で右側に引っ張られており、ブレーキ部 50の歯合部50Aが中間ギヤ14に歯合している。したがって、中間ギヤ14 に連結された各ギヤとフォワードリール11又はリバースリール12にブレーキ 力が作用している。
【0025】 ここで、再生モードを設定するために再生レバー21を押し上げると、再生レ バー21の横突片26が左開口35の傾斜面37に当接しながら上昇する。これ によって、ロックレバー28が引っ張りバネ34の付勢力に対抗して左側に移動 し、横突片26が突部36より上側に位置したとき、横突片26と突部36との 係止が外れてロックレバー28が引っ張りバネ34の付勢力で右側に移動する。 そして、図2に示すように横突片26が突部36の上側の凹み部に入り込んだ状 態でロックレバー28が停止する。
【0026】 このときには、ロックレバー28が停止モード時に比べてXだけ左側にずれて おり、ブレーキ部50の歯合部50Aが中間ギヤ14から離れている。したがっ て、各ギヤ及びリール11,12に作用していたブレーキ力が解除されて、各部 が回転可能になる。また、右開口38の傾斜部40が左側に移動してストップレ バー22の縦突片27の真上に配置される。この状態で再生モードが設定されて 再生処理が行なわれる。早送りモードや巻き戻しモードが設定された場合も、再 生モード時と同様にロックレバー28が左側にXだけ移動した位置で停止し、各 部のブレーキ力が解除される。
【0027】 図2の動作中の状態から停止モードを設定するためにストップレバー22が押 し込まれると、ストップレバー22の縦突片27が傾斜部40に当接しながら上 昇する。これによって、ロックレバー28が左側に移動する。そして、図3に示 すようにストップレバー22の縦突片27が傾斜部40の右端に来たとき、左開 口35の突部36の先端が再生レバー21の横突片26から外れた位置に配置さ れる。
【0028】 このとき、図4に示すように再生レバー21が圧縮バネ24の付勢力で下側に 移動し、ストッパ41がガイド部23に当接した位置で再生レバー21が停止す る。これで、再生モードが解除されて停止モードとなる。
【0029】 図4の状態から更にストップレバー22が押し込まれると、図5に示すように ストップレバー22の縦突片27が右開口38の傾斜部40から離れて上昇する 。このとき、ロックレバー28が引っ張りバネ34の付勢力で右側に移動し、図 1に示したようにブレーキ部50の歯合部50Aが中間ギヤ14に押しつけられ て歯合する。これによって、中間ギヤ14及びこれに連結された各ギヤ13,1 5,16及びフォワードリール11又はリワインドリール12にブレーキ力が作 用する。この後、ストップレバー22の操作力を除去すると、圧縮バネ25の付 勢力でストップレバー22が停止モードの状態に戻る。
【0030】 このテープレコーダでは、ストップレバー22を押し込んだ時点でブレーキ効 果が働き、確実なブレーキ効果が達成できる。そして、磁気テープを定位置に停 止させることが可能になる。また、このテープレコーダでは、従来のような特別 なブレーキ装置を設けることなく、ストップレバー22の操作に伴って移動する ロックレバーにブレーキ部50を設けるだけで済むから、構成が簡単で安価に製 作することが可能になる。
【0031】 なお、上述の実施例では、中間ギヤ14にブレーキ部50の歯合部50Aを歯 合させてブレーキをかける場合について説明したが、中間ギヤ14以外にもリー ル11,12と駆動ギヤ16の間に介装されたギヤに歯合部50Aを歯合させる ことによりブレーキをかけることも可能である。
【0032】 また、図6に示すようにロックレバー28のブレーキ部50に係止部50Bを 設け、これを中間ギヤ14又はその他のギヤに係止させることによりブレーキを かけることも可能である。その他にも係止手段としてフェルトなど摩擦係数の大 きなものを係止部50Aの代わりに使用し、ギヤの回転を停止させることもでき る。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、メカニズムの各動作を停止するための停止レバ ーを有するテープレコーダのブレーキ装置であって、停止レバーと連動する移動 手段と、移動手段と一体に構成されたブレーキ手段を備え、停止レバーを操作し た時にテープ巻取り用のリールとリールの駆動手段との間に介装された回転体に ブレーキ手段が当接し、リールの回転が停止するようにしたものである。
【0034】 従って本考案によれば、構成が簡単で部品点数を削減することができると共に 、複雑な制御系や逆転可能なモータを必要としないので、原価を低減することが 可能になる。また、確実なブレーキ効果を達成できるので磁気テープを定位置に 停止させることが可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるテープレコーダのブレーキ装置
を適用したテープレコーダの駆動系の構成図である。
【図2】実施例の動作中の状態を示す図である。
【図3】ストップレバー22の操作途中の状態(1/
3)を示す図である。
【図4】ストップレバー22の操作途中の状態(2/
3)を示す図である。
【図5】ストップレバー22の操作途中の状態(3/
3)を示す図である。
【図6】ブレーキ部50の別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
11 フォワードリール 12 リワインドリール 13 アイドラギヤ 14 中間ギヤ 15 方向変換ギヤ 16 駆動ギヤ 18 モータ 21 再生レバー 22 ストップレバー 28 ロックレバー 50 ブレーキ部 50A 歯合部 50B 係止部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メカニズムの各動作を停止するための停
    止レバーを有するテープレコーダのブレーキ装置であっ
    て、 上記停止レバーと連動する移動手段と、 上記移動手段と一体に構成されたブレーキ手段を備え、
    上記停止レバーを操作した時にテープ巻取り用のリール
    と上記リールの駆動手段との間に介装された回転体に上
    記ブレーキ手段が当接し、上記リールの回転が停止する
    ようにしたことを特徴とするテープレコーダのブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 上記回転体及び上記ブレーキ手段は互い
    に歯合可能なギヤであることを特徴とする請求項1記載
    のテープレコーダのブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 上記回転体はギヤであり、上記ブレーキ
    手段は上記ギヤに係止可能な係止部であることを特徴と
    する請求項1記載のテープレコーダのブレーキ装置。
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