JPH0742258B2 - 3―置換アミノアクリル酸エステル類の製造法 - Google Patents
3―置換アミノアクリル酸エステル類の製造法Info
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- JPH0742258B2 JPH0742258B2 JP1093006A JP9300689A JPH0742258B2 JP H0742258 B2 JPH0742258 B2 JP H0742258B2 JP 1093006 A JP1093006 A JP 1093006A JP 9300689 A JP9300689 A JP 9300689A JP H0742258 B2 JPH0742258 B2 JP H0742258B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、3−置換アミノアクリル酸エステル類の新
規な製造法に関するものである。
規な製造法に関するものである。
3−置換アミノアクリル酸エステル類は、医薬等を製造
する上での反応試剤として極めて有効なものであり、分
子内に炭素−炭素二重結合に隣接して種種の置換や反応
が可能なアミノ基およびアルコキシカルボニル基を持つ
という、その特異な骨格により合成原料としての反応性
に富み、今後の広範な用途が期待されるものである。
する上での反応試剤として極めて有効なものであり、分
子内に炭素−炭素二重結合に隣接して種種の置換や反応
が可能なアミノ基およびアルコキシカルボニル基を持つ
という、その特異な骨格により合成原料としての反応性
に富み、今後の広範な用途が期待されるものである。
従来、3−置換アミノアクリル酸エステル類は、アセチ
レンモノカルボン酸(「プロピオール酸」または「プロ
パルギル酸」とも称する。)をエステル化後、アミン化
合物と反応させる方法および3−置換アミノアクロレイ
ンの転位反応によって得られていた。
レンモノカルボン酸(「プロピオール酸」または「プロ
パルギル酸」とも称する。)をエステル化後、アミン化
合物と反応させる方法および3−置換アミノアクロレイ
ンの転位反応によって得られていた。
前者の方法としては、例えば、10%濃度に調製された硫
酸の無水メタノール溶液でアセチレンモノカルボン酸を
2日間加熱還流してアセチレンモノカルボン酸メチルエ
ステルを製造し、次いで、20℃に調製された前期アセチ
レンモノカルボン酸メチルエステルのテトラヒドロフラ
ン溶液中へジメチルアミンを添加することにより3−ジ
メチルアミノアクリル酸メチルエステルが製造されるこ
とがヘルヴェチカ・ケミカ・アクタ(Helvetica Chemic
a Acta)誌第52巻2651頁(1969年)に記載されている。
さらに、n−ブチルアミンの無水エーテル溶液を撹拌し
氷冷しながら、この溶液中にアセチレンモノカルボン酸
メチルエステルを1時間滴下し、室温で48時間反応させ
た後、12Torr、125〜130℃の条件下で蒸留すると、無色
の容易に流動する液体として3−ブチルアミノアクリル
酸メチルエステルが得られることがケミ・バー(Chem.B
er.)誌第99巻2539頁(1966年)に記載されている。
酸の無水メタノール溶液でアセチレンモノカルボン酸を
2日間加熱還流してアセチレンモノカルボン酸メチルエ
ステルを製造し、次いで、20℃に調製された前期アセチ
レンモノカルボン酸メチルエステルのテトラヒドロフラ
ン溶液中へジメチルアミンを添加することにより3−ジ
メチルアミノアクリル酸メチルエステルが製造されるこ
とがヘルヴェチカ・ケミカ・アクタ(Helvetica Chemic
a Acta)誌第52巻2651頁(1969年)に記載されている。
さらに、n−ブチルアミンの無水エーテル溶液を撹拌し
氷冷しながら、この溶液中にアセチレンモノカルボン酸
メチルエステルを1時間滴下し、室温で48時間反応させ
た後、12Torr、125〜130℃の条件下で蒸留すると、無色
の容易に流動する液体として3−ブチルアミノアクリル
酸メチルエステルが得られることがケミ・バー(Chem.B
er.)誌第99巻2539頁(1966年)に記載されている。
また、後者の方法としては、例えば、3−メトキシ−3
−(ジメチルアミノ)アクロレインがトリクロロメタン
中で60℃で加熱される場合、異性体のトランス−3−
(ジメチルアミノ)アクリル酸メチルエステルに転化す
ることがアンジェウ・ケミカル・インターナショナル・
エディション(Angew.Chem.Internat.Edit.)誌第7巻
第6号460頁(1968年)に記載されている。
−(ジメチルアミノ)アクロレインがトリクロロメタン
中で60℃で加熱される場合、異性体のトランス−3−
(ジメチルアミノ)アクリル酸メチルエステルに転化す
ることがアンジェウ・ケミカル・インターナショナル・
エディション(Angew.Chem.Internat.Edit.)誌第7巻
第6号460頁(1968年)に記載されている。
しかしながら、前記の3−置換アミノアクリル酸エステ
ル類を製造する従来技術は、何れも、原料であるアセチ
レンモノカルボン酸や3−置換アミノアクロレインなど
の入手が困難である上に、生成される3−置換アミノア
クリル酸エステル類の収率が低い(例えば、前記アンジ
ェウ・ケミカル・インターナショナル・エディション誌
第7巻第6号460頁に記載の製造法では57%となってい
る。)か、生成される3−置換アミノアクリル酸エステ
ル類の収率は高くても、その生成反応に長時間を要する
(例えば、前記ケミ・バー誌第99巻2539頁に記載の製造
法では、収率は88%であるが、反応時間は前述の如く48
時間も要する。)という欠点があったのである。
ル類を製造する従来技術は、何れも、原料であるアセチ
レンモノカルボン酸や3−置換アミノアクロレインなど
の入手が困難である上に、生成される3−置換アミノア
クリル酸エステル類の収率が低い(例えば、前記アンジ
ェウ・ケミカル・インターナショナル・エディション誌
第7巻第6号460頁に記載の製造法では57%となってい
る。)か、生成される3−置換アミノアクリル酸エステ
ル類の収率は高くても、その生成反応に長時間を要する
(例えば、前記ケミ・バー誌第99巻2539頁に記載の製造
法では、収率は88%であるが、反応時間は前述の如く48
時間も要する。)という欠点があったのである。
また一方、一般式R1−O−CH=C(R2)−CNで表される
3−アルコキシアクリロニトリルを一般式R3−N(R4)
−Hで表わされるアミンと反応させて一般式R3−N
(R4)−CH=C(R2)−CNで表される3−アミノアクリ
ロニトリルを製造する方法(特開昭55−130950号公報)
や一般式R1−O−CH=C(CN)−CHOで表されるアルコ
キシメチレンシアノアセトアルデヒド類を一般式R3−N
(R4)−Hで表されるアミンと反応させて一般式R3−N
(R4)−CH=C(CN)−CHOで表されるアミノメチレン
シアノアセトアルデヒド類を製造する方法(特開昭59−
48451号公報)などが提案されている。
3−アルコキシアクリロニトリルを一般式R3−N(R4)
−Hで表わされるアミンと反応させて一般式R3−N
(R4)−CH=C(R2)−CNで表される3−アミノアクリ
ロニトリルを製造する方法(特開昭55−130950号公報)
や一般式R1−O−CH=C(CN)−CHOで表されるアルコ
キシメチレンシアノアセトアルデヒド類を一般式R3−N
(R4)−Hで表されるアミンと反応させて一般式R3−N
(R4)−CH=C(CN)−CHOで表されるアミノメチレン
シアノアセトアルデヒド類を製造する方法(特開昭59−
48451号公報)などが提案されている。
しかしながら、これらの製造法においては、アミンは、
アルコキシ基と反応するのみならず、シアン基やアセト
アルデヒド基とも反応し、従って、目的生成物である3
−アミノアクリロニトリルやアミノメチレンシアノアセ
トアルデヒド類の反応選択率が悪いなどの問題があった
のである。さらに、前者の製造法では、アミンとして、
例えば塩基性の低い芳香族アミンのような、3−アルコ
キシアクリロニトリルと容易には反応しないか又は完全
には反応しないアミンを反応させる場合には、反応に長
時間を要するか、または反応時間を短縮しようとすれ
ば、反応に触媒作用を及ぼし、最終生成物中には存在し
ない第二の反応性アミン(例えば、アンモニア、モルホ
リンまたはピコリン等)を添加しなければならないなど
の欠点があり、また、後者の製造法では、反応を円滑に
進めるために使用する反応溶媒の使用量が多いか、また
は反応溶媒を使用しない場合には、アミンを過剰量に使
用することが多く、これら反応溶媒または過剰のアミン
の回収に多くのコストがかかるとともに、回収操作が煩
雑になるなどの欠点があったのである。
アルコキシ基と反応するのみならず、シアン基やアセト
アルデヒド基とも反応し、従って、目的生成物である3
−アミノアクリロニトリルやアミノメチレンシアノアセ
トアルデヒド類の反応選択率が悪いなどの問題があった
のである。さらに、前者の製造法では、アミンとして、
例えば塩基性の低い芳香族アミンのような、3−アルコ
キシアクリロニトリルと容易には反応しないか又は完全
には反応しないアミンを反応させる場合には、反応に長
時間を要するか、または反応時間を短縮しようとすれ
ば、反応に触媒作用を及ぼし、最終生成物中には存在し
ない第二の反応性アミン(例えば、アンモニア、モルホ
リンまたはピコリン等)を添加しなければならないなど
の欠点があり、また、後者の製造法では、反応を円滑に
進めるために使用する反応溶媒の使用量が多いか、また
は反応溶媒を使用しない場合には、アミンを過剰量に使
用することが多く、これら反応溶媒または過剰のアミン
の回収に多くのコストがかかるとともに、回収操作が煩
雑になるなどの欠点があったのである。
公知の3−置換アミノアクリル酸エステル類の製造法
は、前述のように、例えば、原料の入手が困難であった
り、目的生成物の収率が低かったり、また、目的生成物
の選択率が低かったり、反応に長時間を要したり、反応
溶媒を使用量が多かったりなどの種々の問題点があった
のである。
は、前述のように、例えば、原料の入手が困難であった
り、目的生成物の収率が低かったり、また、目的生成物
の選択率が低かったり、反応に長時間を要したり、反応
溶媒を使用量が多かったりなどの種々の問題点があった
のである。
そこで、この発明の目的は、容易に入手し得る原料を用
い、新規反応による高収率で3−置換アミノアクリル酸
エステル類を製造し得る方法を提供することにある。
い、新規反応による高収率で3−置換アミノアクリル酸
エステル類を製造し得る方法を提供することにある。
本発明者等は、前述したような公知の方法における種々
の欠点を改善できる3−置換アミノアクリル酸エステル
類の製造法を確立すべく鋭意研究を行った。その結果、
3−アルコキシアクリル酸エステル類と後述する一般式
(II)で表されるアミン類とを反応させれば、極めて容
易に、そして、高収率かつ高選択率で目的物である3−
置換アミノアクリル酸エステル類を製造し得ることがで
きることを見い出し、この発明を完成するに至ったので
ある。
の欠点を改善できる3−置換アミノアクリル酸エステル
類の製造法を確立すべく鋭意研究を行った。その結果、
3−アルコキシアクリル酸エステル類と後述する一般式
(II)で表されるアミン類とを反応させれば、極めて容
易に、そして、高収率かつ高選択率で目的物である3−
置換アミノアクリル酸エステル類を製造し得ることがで
きることを見い出し、この発明を完成するに至ったので
ある。
すなわち、この発明は、3−アルコキシアクリル酸エス
テル類と後述する一般式(II)で表されるアミン類とを
反応させることを特徴とする3−置換アミノアクリル酸
エステル類の製造法に関する。
テル類と後述する一般式(II)で表されるアミン類とを
反応させることを特徴とする3−置換アミノアクリル酸
エステル類の製造法に関する。
以下に、この発明の方法を詳しく説明する。
この発明の方法においては、好ましくは反応に不活性な
溶媒の存在下に、3−アルコキシアクリル酸エステル類
と後述する一般式(II)で表されるアミン類とを反応さ
せて3−置換アミノアクリル酸エステル類を製造するの
であるが、この反応は、新規な反応である。
溶媒の存在下に、3−アルコキシアクリル酸エステル類
と後述する一般式(II)で表されるアミン類とを反応さ
せて3−置換アミノアクリル酸エステル類を製造するの
であるが、この反応は、新規な反応である。
この発明の方法における原料の3−アルコキシアクリル
酸エステル類は、通常液体として取り扱われるものであ
り、次の一般式〔I〕で表すことができる。
酸エステル類は、通常液体として取り扱われるものであ
り、次の一般式〔I〕で表すことができる。
R1O−CH=CH−COOR2 〔I〕 該一般式〔I〕において、R1としては、炭素数が例えば
1〜5である低級アルキル基が挙げられる。また、R2と
しては、炭素数1〜8の直鎖または分枝鎖のアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基および炭素数3〜8の
脂環式炭化水素基、炭素数6〜8の芳香族炭化水素基等
の環状炭化水素基などが挙げられるが、これらは全て反
応を阻害しない置換基を有していてもよい。これら3−
アルコキシアクリル酸エステル類の具体例としては、上
記一般式〔I〕におけるR1が、メチル、エチル、n−
(またはi−)プロピル、n−(またはi−)ブチル、
sec−ブチル、n−(またはi−)ペンチルなどのアル
キル基であり、R2が、メチル、エチル、n−(またはi
−)プロピル、n−(またはi−)ブチル、sec−ブチ
ル、n−(またはi−)ペンチル、n−(またはi−)
ヘキシル、n−(またはi−)ヘプチル、n−(または
i−)オクチルなどのアルキル基、ビニル、アリル、1
−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブ
テニル、2−メチルアリル、1−ペンテニル、1−ヘキ
セニルなどのアルケニル基、エチニル、プロパルギルな
どのアルキニル基、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチル、1−シクロプロペニル、1−シクロブテニ
ル、1−シクロペンテニル、1−シクロヘキセニルなど
の脂環式炭化水素基、フェニル、トリル、キシリル、ベ
ンジル、フェネチルなどの芳香族炭化水素基である3−
アルコキシアクリル酸エステル類が挙げられ、特に、3
−メトキシアクリル酸メチル、3−メトキシアクリル酸
エチル、3−メトキシアクリル酸プロピル、3−メトキ
シアクリル酸ブチル、3−エトキシアクリル酸メチル、
3−エトキシアクリル酸エチル、3−エトキシアクリル
酸プロピル、3−エトキシアクリル酸ブチルなどを好適
に挙げることができる。これら3−アルコキシアクリル
酸エステル類は、例えば、アクリル酸エステル類を原料
に、これと脂肪族アルコールと酸素とを、パラジウム金
属またはその塩類と亜硝酸エステルの存在下に、接触酸
化反応させて、一旦、アクリル酸エステル類のアセター
ル化生成物である3,3−ジアルコキシプロピオン酸エス
テル類を製造し(特公昭61−36733号公報参照。)、こ
のアセタール化生成物を、公知の方法、例えば、酸触媒
の存在下に加熱して脱アルコールする〔J.Chem.Researc
h(S),1985,p.80およびJ.Chem.Research(M),1985,
p.0987〜p.0996参照。〕ことによって、容易にしかも高
収率に製造できるし、また、これら3−アルコキシアク
リル酸エステル類の製造原料であるアクリル酸エステル
類も工業的規模で容易に入手が可能である。
1〜5である低級アルキル基が挙げられる。また、R2と
しては、炭素数1〜8の直鎖または分枝鎖のアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基および炭素数3〜8の
脂環式炭化水素基、炭素数6〜8の芳香族炭化水素基等
の環状炭化水素基などが挙げられるが、これらは全て反
応を阻害しない置換基を有していてもよい。これら3−
アルコキシアクリル酸エステル類の具体例としては、上
記一般式〔I〕におけるR1が、メチル、エチル、n−
(またはi−)プロピル、n−(またはi−)ブチル、
sec−ブチル、n−(またはi−)ペンチルなどのアル
キル基であり、R2が、メチル、エチル、n−(またはi
−)プロピル、n−(またはi−)ブチル、sec−ブチ
ル、n−(またはi−)ペンチル、n−(またはi−)
ヘキシル、n−(またはi−)ヘプチル、n−(または
i−)オクチルなどのアルキル基、ビニル、アリル、1
−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブ
テニル、2−メチルアリル、1−ペンテニル、1−ヘキ
セニルなどのアルケニル基、エチニル、プロパルギルな
どのアルキニル基、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチル、1−シクロプロペニル、1−シクロブテニ
ル、1−シクロペンテニル、1−シクロヘキセニルなど
の脂環式炭化水素基、フェニル、トリル、キシリル、ベ
ンジル、フェネチルなどの芳香族炭化水素基である3−
アルコキシアクリル酸エステル類が挙げられ、特に、3
−メトキシアクリル酸メチル、3−メトキシアクリル酸
エチル、3−メトキシアクリル酸プロピル、3−メトキ
シアクリル酸ブチル、3−エトキシアクリル酸メチル、
3−エトキシアクリル酸エチル、3−エトキシアクリル
酸プロピル、3−エトキシアクリル酸ブチルなどを好適
に挙げることができる。これら3−アルコキシアクリル
酸エステル類は、例えば、アクリル酸エステル類を原料
に、これと脂肪族アルコールと酸素とを、パラジウム金
属またはその塩類と亜硝酸エステルの存在下に、接触酸
化反応させて、一旦、アクリル酸エステル類のアセター
ル化生成物である3,3−ジアルコキシプロピオン酸エス
テル類を製造し(特公昭61−36733号公報参照。)、こ
のアセタール化生成物を、公知の方法、例えば、酸触媒
の存在下に加熱して脱アルコールする〔J.Chem.Researc
h(S),1985,p.80およびJ.Chem.Research(M),1985,
p.0987〜p.0996参照。〕ことによって、容易にしかも高
収率に製造できるし、また、これら3−アルコキシアク
リル酸エステル類の製造原料であるアクリル酸エステル
類も工業的規模で容易に入手が可能である。
この発明の方法におけるもう一つの原料であるアミン類
は、次の一般式〔II〕で表すことができる。
は、次の一般式〔II〕で表すことができる。
該一般式において、R3およびR4は、それぞれ水素原子、
炭素数1〜12の直鎖または分枝鎖のアルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基および炭素数3〜12の脂環式炭化
水素基、炭素数6〜12の芳香族炭化水素基等の環状炭化
水素基(ヘテロ環を含む。また、該環式系化合物は、環
に反応を阻害しない置換基を有していてもよい。)など
を挙げることができ、R3とR4は同一または相異なる基で
あってもよい。さらにR3とR4は互いに結合した環を形成
するものであってもよい。これらアミン類の具体例とし
ては、例えば、次のような化合物を挙げることができ
る。
炭素数1〜12の直鎖または分枝鎖のアルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基および炭素数3〜12の脂環式炭化
水素基、炭素数6〜12の芳香族炭化水素基等の環状炭化
水素基(ヘテロ環を含む。また、該環式系化合物は、環
に反応を阻害しない置換基を有していてもよい。)など
を挙げることができ、R3とR4は同一または相異なる基で
あってもよい。さらにR3とR4は互いに結合した環を形成
するものであってもよい。これらアミン類の具体例とし
ては、例えば、次のような化合物を挙げることができ
る。
(1) R3とR4が共に水素原子を示すもの;すなわち、
アンモニア。
アンモニア。
(2) R3が水素原子であってR4が水素原子でないも
の;すなわち、次のような第一級アミン類。
の;すなわち、次のような第一級アミン類。
メチルアミン、エチルアミン、n−(またはi−)プロ
ピルアミン、n−(またはi−)ブチルアミン、sec−
ブチルアミン、n−(またはi−)ペンチルアミン、n
−(またはi−)ヘキシルアミン、n−(またはi−)
ヘプチルアミン、n−(またはi−)オクチルアミン、
n−(またはi−)ノニルアミン、n−(またはi−)
デシルアミン、n−(またはi−)ウンデシルアミン、
n−(またはi−)ドデシルアミンなどの脂肪族飽和ア
ミン類、アリルアミン、クロチルアミン、プロパルギル
アミン、2−ブチン−1−アミンなどの脂肪族不飽和ア
ミン類、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミン、
シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロ
ヘプチルアミン、シクロオクチルアミン、シクロノニル
アミン、シクロデシルアミン、シクロウンデシルアミ
ン、シクロドデシルアミン、1−シクロプロペニルアミ
ン、1−シクロブテニルアミン、1−シクロペンテニル
アミン、1−シクロヘキセニルアミンなどの脂環式アミ
ン類、アニリン、ベンジルアミン、o−トルイジン、2,
4−キシリジン、α−フェニルエチルアミンなどの芳香
族アミン類。
ピルアミン、n−(またはi−)ブチルアミン、sec−
ブチルアミン、n−(またはi−)ペンチルアミン、n
−(またはi−)ヘキシルアミン、n−(またはi−)
ヘプチルアミン、n−(またはi−)オクチルアミン、
n−(またはi−)ノニルアミン、n−(またはi−)
デシルアミン、n−(またはi−)ウンデシルアミン、
n−(またはi−)ドデシルアミンなどの脂肪族飽和ア
ミン類、アリルアミン、クロチルアミン、プロパルギル
アミン、2−ブチン−1−アミンなどの脂肪族不飽和ア
ミン類、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミン、
シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロ
ヘプチルアミン、シクロオクチルアミン、シクロノニル
アミン、シクロデシルアミン、シクロウンデシルアミ
ン、シクロドデシルアミン、1−シクロプロペニルアミ
ン、1−シクロブテニルアミン、1−シクロペンテニル
アミン、1−シクロヘキセニルアミンなどの脂環式アミ
ン類、アニリン、ベンジルアミン、o−トルイジン、2,
4−キシリジン、α−フェニルエチルアミンなどの芳香
族アミン類。
(3) R3とR4が共に水素原子でないもの;すなわち、
第二級アミン類。
第二級アミン類。
その第二級アミン類の例としては、ジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミンのような、R3
とR4が前記(2)の第一級アミン類のR4として表した置
換基を有するものが挙げられる。
エチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミンのような、R3
とR4が前記(2)の第一級アミン類のR4として表した置
換基を有するものが挙げられる。
(4) R3とR4が互いに結合した環を形成するもの;す
なわち、例えば次の如き環状アミン類。
なわち、例えば次の如き環状アミン類。
アジリジン、プロピレンイミン、アゼチジン、ピロリジ
ン、ピペリジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレ
ンイミン、オクタメチレンイミン、モルホリン。
ン、ピペリジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレ
ンイミン、オクタメチレンイミン、モルホリン。
これらのアミン類は、その種類により、固体状、液状も
しくはガス状あるいはまた水溶液の何れの形で使用する
ことができる。従って、ガス状のアミン類は、常圧下で
反応系にガス状で導入してもよく、また、加圧下で液状
で使用してもよい。また、水溶液の形で使用するアミン
類としては、例えば、ジメチルアミンの50%水溶液、モ
ノエチルアミンの70%水溶液等の市販品を使用する場合
が考えられる。
しくはガス状あるいはまた水溶液の何れの形で使用する
ことができる。従って、ガス状のアミン類は、常圧下で
反応系にガス状で導入してもよく、また、加圧下で液状
で使用してもよい。また、水溶液の形で使用するアミン
類としては、例えば、ジメチルアミンの50%水溶液、モ
ノエチルアミンの70%水溶液等の市販品を使用する場合
が考えられる。
この発明の方法において、前記アミン類は、化学量論以
上使用され、3−アルコキシアクリル酸エステル類1モ
ルに対して、通常1〜20モル使用するのが好ましい。し
かし、後述するように、反応液から過剰のアミン類を回
収する必要があり、そのための消費エネルギーをでき得
る限り低減し、商業生産を可能にする点から考えれば、
これらアミン類の使用量はミニマムに抑えなければなら
ず、3−アルコキシアクリル酸エステル類1モルに対し
て、1〜10モル使用するのが特に好ましい。
上使用され、3−アルコキシアクリル酸エステル類1モ
ルに対して、通常1〜20モル使用するのが好ましい。し
かし、後述するように、反応液から過剰のアミン類を回
収する必要があり、そのための消費エネルギーをでき得
る限り低減し、商業生産を可能にする点から考えれば、
これらアミン類の使用量はミニマムに抑えなければなら
ず、3−アルコキシアクリル酸エステル類1モルに対し
て、1〜10モル使用するのが特に好ましい。
また、この発明の方法においては、前記の3−アルコキ
シアクリル酸エステル類と前記のアミン類とを、反応に
不活性な溶媒の存在下に反応させるのが好ましい。な
お、この溶媒は、この発明の方法において必須のもので
はないが、前記の3−アルコキシアクリル酸エステル類
と前記のアミン類との反応をより一層円滑に進め、反応
時間を短縮するために使用するものである。
シアクリル酸エステル類と前記のアミン類とを、反応に
不活性な溶媒の存在下に反応させるのが好ましい。な
お、この溶媒は、この発明の方法において必須のもので
はないが、前記の3−アルコキシアクリル酸エステル類
と前記のアミン類との反応をより一層円滑に進め、反応
時間を短縮するために使用するものである。
使用される不活性溶媒としては、非プロトン性溶媒が挙
げられ、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−
ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサンなどの炭化水
素系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレング
リコールジメチルエーテルなどのエーテル類が好適であ
るが、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリ
ル類からも選ぶことができ、さらには、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシドなどの使用も可能であ
る。しかし、経済性ならびに目的生成物である3−置換
アミノアクリル酸エステル類のこれら溶媒への溶解性を
考慮すれば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素や前記のエーテル類、ハロゲン化炭化水素など
が特に好適である。
げられ、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−
ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサンなどの炭化水
素系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレング
リコールジメチルエーテルなどのエーテル類が好適であ
るが、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリ
ル類からも選ぶことができ、さらには、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシドなどの使用も可能であ
る。しかし、経済性ならびに目的生成物である3−置換
アミノアクリル酸エステル類のこれら溶媒への溶解性を
考慮すれば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素や前記のエーテル類、ハロゲン化炭化水素など
が特に好適である。
これら不活性溶媒の使用量としては、目的生成物の3−
置換アミノアクリル酸エステル類が溶解する程度以上の
量であれば特に限定されるものではないが、過剰に使用
されるアミン類と同様、後述するように、反応液からこ
れらの溶媒を回収する必要があり、そのための消費エネ
ルギーをでき得る限りを低減し、商業生産を可能にする
点から考えれば、これら溶媒の使用量はミニマムに抑え
なければならず、3−アルコキシアクリル酸エステル類
1重量部に対して、通常1〜50重量部、好ましくは2〜
20重量部が望ましい。
置換アミノアクリル酸エステル類が溶解する程度以上の
量であれば特に限定されるものではないが、過剰に使用
されるアミン類と同様、後述するように、反応液からこ
れらの溶媒を回収する必要があり、そのための消費エネ
ルギーをでき得る限りを低減し、商業生産を可能にする
点から考えれば、これら溶媒の使用量はミニマムに抑え
なければならず、3−アルコキシアクリル酸エステル類
1重量部に対して、通常1〜50重量部、好ましくは2〜
20重量部が望ましい。
反応温度としては、使用されるアミン類の性状により特
に制限されるものではないが、−20℃〜200℃、特に0
〜150℃の間が好ましい。
に制限されるものではないが、−20℃〜200℃、特に0
〜150℃の間が好ましい。
反応圧力としては、通常常圧で行われ得るが、使用され
るアミン類の種類によっては、加圧操作が必要とされ
る。すなわち、前記一般式〔II〕で表されるアミン類の
内、R3およびR4の基の電子供与性が小さいアミン類、例
えば、前述のアニリン、ベンジルアミン、o−トルイジ
ン、2,4−キシリジン、α−フェニルエチルアミンなど
の塩基性の低い芳香族アミン類においては、反応性が弱
くなるために、加圧操作が必要とされるのである。ま
た、前述したように、常圧下ではガス状となる低沸点の
アミン類を液状で使用する場合にも、加圧操作が必要と
なるのである。
るアミン類の種類によっては、加圧操作が必要とされ
る。すなわち、前記一般式〔II〕で表されるアミン類の
内、R3およびR4の基の電子供与性が小さいアミン類、例
えば、前述のアニリン、ベンジルアミン、o−トルイジ
ン、2,4−キシリジン、α−フェニルエチルアミンなど
の塩基性の低い芳香族アミン類においては、反応性が弱
くなるために、加圧操作が必要とされるのである。ま
た、前述したように、常圧下ではガス状となる低沸点の
アミン類を液状で使用する場合にも、加圧操作が必要と
なるのである。
加圧操作の場合、使用されるアミン類の種類にもよる
が、通常100kg/cm2Gまで、好ましくは50kg/cm2Gまでの
圧力で行うのが望ましい。
が、通常100kg/cm2Gまで、好ましくは50kg/cm2Gまでの
圧力で行うのが望ましい。
この発明の方法における3−アルコキシアクリル酸エス
テル類とアミン類との反応には、特殊な装置は必要とさ
れず、反応装置としては、通常の撹拌槽で良い。また、
この撹拌槽の材質も、例えばステンレススチールのよう
な、前記のアミン類などが使用されている反応系の装置
に使用される一般的なもので良い。
テル類とアミン類との反応には、特殊な装置は必要とさ
れず、反応装置としては、通常の撹拌槽で良い。また、
この撹拌槽の材質も、例えばステンレススチールのよう
な、前記のアミン類などが使用されている反応系の装置
に使用される一般的なもので良い。
そして、3−アルコキシアクリル酸エステル類とアミン
類との反応は、上記の撹拌槽に原料の3−アルコキシア
クリル酸エステル類およびアミン類ならびに不活性溶媒
をそれぞれ所定量供給し、撹拌しながら行うのが望まし
い。撹拌速度としては、特に制限されるものではない
が、通常300〜400r.p.m.で行うのが好ましい。特に、原
料のアミン類を水溶液の形で使用する場合において、水
に相互溶解度のない溶媒を使用する際には、強撹拌が好
ましい。
類との反応は、上記の撹拌槽に原料の3−アルコキシア
クリル酸エステル類およびアミン類ならびに不活性溶媒
をそれぞれ所定量供給し、撹拌しながら行うのが望まし
い。撹拌速度としては、特に制限されるものではない
が、通常300〜400r.p.m.で行うのが好ましい。特に、原
料のアミン類を水溶液の形で使用する場合において、水
に相互溶解度のない溶媒を使用する際には、強撹拌が好
ましい。
さらに、この発明の方法においては、3−アルコキシア
クリル酸エステル類とアミン類との反応は、使用される
アミン類の反応性にもよるが、1〜10時間で完結するも
のであり、例えば、アミン類としてジメチルアミンを使
用した場合は、2〜5時間で完結するものである。
クリル酸エステル類とアミン類との反応は、使用される
アミン類の反応性にもよるが、1〜10時間で完結するも
のであり、例えば、アミン類としてジメチルアミンを使
用した場合は、2〜5時間で完結するものである。
反応終了後、反応液から過剰のアミン類および溶媒を、
例えば、蒸留分離する(具体的には、アミン類を水溶液
の形で使用した場合など反応液中に水が存在し、反応液
が水相と有機相の二層に分離する場合は、これらを分液
し、水相および有機相をそれぞれ蒸留操作にかけて、水
相からはアミン類を、そして有機相からは溶媒をそれぞ
れ留去せしめるのである。また、反応液中に水が存在し
ない場合には、反応液をそのまま蒸留操作にかけて、ア
ミン類と溶媒とを留去せしめるのである。)ことによっ
て回収した後、蒸留または晶出などの操作を適宜採用す
ることにより、次の一般式〔III〕で表される目的物の
3−置換アミノアクリル酸エステル類を容易に単離・精
製することができる。
例えば、蒸留分離する(具体的には、アミン類を水溶液
の形で使用した場合など反応液中に水が存在し、反応液
が水相と有機相の二層に分離する場合は、これらを分液
し、水相および有機相をそれぞれ蒸留操作にかけて、水
相からはアミン類を、そして有機相からは溶媒をそれぞ
れ留去せしめるのである。また、反応液中に水が存在し
ない場合には、反応液をそのまま蒸留操作にかけて、ア
ミン類と溶媒とを留去せしめるのである。)ことによっ
て回収した後、蒸留または晶出などの操作を適宜採用す
ることにより、次の一般式〔III〕で表される目的物の
3−置換アミノアクリル酸エステル類を容易に単離・精
製することができる。
(ただし、式中R2は、前記一般式〔I〕で表される3−
アルコキシアクリル酸エステル類におけるR2の定義と同
様である。また、式中R3およびR4は、前記一般式〔II〕
で表されるアミン類におけるR3およびR4の定義と同様で
ある。) なお、上記の3−置換アミノアクリル酸エステル類の単
離・精製を蒸留によって行う場合には、通常の充填塔や
棚段塔の使用が好適であり、この場合、概して3−アル
コキシアクリル酸エステル類とアミン類との反応選択性
が良く、過剰のアミン類と溶媒を回収した後の溶液中に
不純物が少ないために、高い段数は必要とされないもの
と考えられる。また、3−置換アミノアクリル酸エステ
ル類の単離・精製を晶出によって行う場合には、晶出装
置としては、目的物の3−置換アミノアクリル酸エステ
ル類の種類にもよるが、濃縮による晶出装置、冷却晶析
装置などが好適に用いられ得るのである。
アルコキシアクリル酸エステル類におけるR2の定義と同
様である。また、式中R3およびR4は、前記一般式〔II〕
で表されるアミン類におけるR3およびR4の定義と同様で
ある。) なお、上記の3−置換アミノアクリル酸エステル類の単
離・精製を蒸留によって行う場合には、通常の充填塔や
棚段塔の使用が好適であり、この場合、概して3−アル
コキシアクリル酸エステル類とアミン類との反応選択性
が良く、過剰のアミン類と溶媒を回収した後の溶液中に
不純物が少ないために、高い段数は必要とされないもの
と考えられる。また、3−置換アミノアクリル酸エステ
ル類の単離・精製を晶出によって行う場合には、晶出装
置としては、目的物の3−置換アミノアクリル酸エステ
ル類の種類にもよるが、濃縮による晶出装置、冷却晶析
装置などが好適に用いられ得るのである。
次に、実施例を挙げて、この発明の方法を具体的に説明
するが、この発明は、これらによって限定されるもので
はない。
するが、この発明は、これらによって限定されるもので
はない。
なお、各実施例における3−置換アミノアクリル酸エス
テル類の反応収率および取得収率は、何れも原料の3−
アルコキシアクリル酸エステル類基準であり、次式によ
って求めた。
テル類の反応収率および取得収率は、何れも原料の3−
アルコキシアクリル酸エステル類基準であり、次式によ
って求めた。
C=(B/A)×100 上式において、 A:仕込んだ3−アルコキシアクリル酸エステル類のモル
数(純度100%換算値) B:生成もしくは取得した3−置換アミノアクリル酸エス
テル類のモル数(純度100%換算値) C:3−置換アミノアクリル酸エステル類の反応もしくは
取得収率(%) である。
数(純度100%換算値) B:生成もしくは取得した3−置換アミノアクリル酸エス
テル類のモル数(純度100%換算値) C:3−置換アミノアクリル酸エステル類の反応もしくは
取得収率(%) である。
実施例1 温度計、撹拌機および還流冷却器を備えつけた内容積1
のフラスコに、3−メトキシアクリル酸メチル145g、
ジメチルアミンの50%水溶液250gおよび溶媒の塩化メチ
レン500mlを入れ、撹拌しながら室温で4時間反応さ
せ、静置したところ、この反応液は、過剰のジメチルア
ミン等を含有している水相と目的物である3−ジメチル
アミノアクリル酸メチル等を含有している有機相との二
層に分離した。そこで、この有機相をガスクロマトグラ
フィーにて絶対検量線法によって定量分析した結果、目
的物である3−ジメチルアミノアクリル酸メチルが91.1
%の反応収率で得られていることが判った。
のフラスコに、3−メトキシアクリル酸メチル145g、
ジメチルアミンの50%水溶液250gおよび溶媒の塩化メチ
レン500mlを入れ、撹拌しながら室温で4時間反応さ
せ、静置したところ、この反応液は、過剰のジメチルア
ミン等を含有している水相と目的物である3−ジメチル
アミノアクリル酸メチル等を含有している有機相との二
層に分離した。そこで、この有機相をガスクロマトグラ
フィーにて絶対検量線法によって定量分析した結果、目
的物である3−ジメチルアミノアクリル酸メチルが91.1
%の反応収率で得られていることが判った。
次に、二層に分離している反応液から、前記水相を分液
・除去し、前記有機相を250mlの水で2回洗浄後、無水
硫酸ナトリウムを加えて乾燥させた。このようにして乾
燥した有機相、すなわち、塩化メチレン溶液を濃縮し、
この濃縮液から白色の結晶を析出せしめ、この結晶を濾
過し、乾燥して131.4gの乾燥結晶物を得た。この乾燥結
晶物をガスクロマトグラフィーにて絶対検量線法により
定量分析した結果、3−ジメチルアミノアクリル酸メチ
ルの純度は99.5重量%であった。従って、3−ジメチル
アミノアクリル酸メチルが、81%の取得収率で得られた
ことが判った。
・除去し、前記有機相を250mlの水で2回洗浄後、無水
硫酸ナトリウムを加えて乾燥させた。このようにして乾
燥した有機相、すなわち、塩化メチレン溶液を濃縮し、
この濃縮液から白色の結晶を析出せしめ、この結晶を濾
過し、乾燥して131.4gの乾燥結晶物を得た。この乾燥結
晶物をガスクロマトグラフィーにて絶対検量線法により
定量分析した結果、3−ジメチルアミノアクリル酸メチ
ルの純度は99.5重量%であった。従って、3−ジメチル
アミノアクリル酸メチルが、81%の取得収率で得られた
ことが判った。
実施例2 温度計および還流冷却器を備えつけた内容積50mlのフラ
スコに、3−メトキシアクリル酸メチル5.80gとモノエ
チルアミンの70%水溶液7.70gと溶媒のトルエン20mlと
を入れ、マグネチックスターラーで撹拌しながら、約72
℃で、2時間加熱還流させた。得られた反応液をガスク
ロマトグラフィーにて絶対検量線法によって定量分析し
た結果、目的物である3−エチルアミノアクリル酸メチ
ルが88.2%の反応収率で得られていることが判った。
スコに、3−メトキシアクリル酸メチル5.80gとモノエ
チルアミンの70%水溶液7.70gと溶媒のトルエン20mlと
を入れ、マグネチックスターラーで撹拌しながら、約72
℃で、2時間加熱還流させた。得られた反応液をガスク
ロマトグラフィーにて絶対検量線法によって定量分析し
た結果、目的物である3−エチルアミノアクリル酸メチ
ルが88.2%の反応収率で得られていることが判った。
そこで、この反応液を濃縮し、この中から3−エチルア
ミノアクリル酸メチルの結晶5.60gを得た。この結晶を
ガスクロマトグラフィーにて絶対検量線法により定量分
析した結果、純度は92重量%であった。従って、3−エ
チルアミノアクリル酸メチルが、80%の取得収率で得ら
れたことが判った。
ミノアクリル酸メチルの結晶5.60gを得た。この結晶を
ガスクロマトグラフィーにて絶対検量線法により定量分
析した結果、純度は92重量%であった。従って、3−エ
チルアミノアクリル酸メチルが、80%の取得収率で得ら
れたことが判った。
実施例3 実施例2に示したと同様の内容積50mlのフラスコに、3
−メトキシアクリル酸メチル5.80g、シクロプロピルア
ミン6.6gおよび溶媒のトルエン20mlを入れ、マグネチッ
クスターラーで撹拌しながら、約78℃で10時間加熱還流
した後、得られた反応液をガスクロマトグラフィーにて
絶対検量線法によって定量分析した結果、目的物である
3−シクロプロピルアミノアクリル酸メチルが88.7%の
反応収率で得られていることが判った。
−メトキシアクリル酸メチル5.80g、シクロプロピルア
ミン6.6gおよび溶媒のトルエン20mlを入れ、マグネチッ
クスターラーで撹拌しながら、約78℃で10時間加熱還流
した後、得られた反応液をガスクロマトグラフィーにて
絶対検量線法によって定量分析した結果、目的物である
3−シクロプロピルアミノアクリル酸メチルが88.7%の
反応収率で得られていることが判った。
そこで、この反応液を濃縮し、3−シクロプロピルアミ
ノアクリル酸メチルの淡黄色液体6.15gを得た。この液
体をガスクロマトグラフィーにて絶対検量線法により定
量分析した結果、純度は93重量%であった。従って、3
−シクロプロピルアミノアクリル酸メチルが、81%の取
得収率で得られたことが判った。
ノアクリル酸メチルの淡黄色液体6.15gを得た。この液
体をガスクロマトグラフィーにて絶対検量線法により定
量分析した結果、純度は93重量%であった。従って、3
−シクロプロピルアミノアクリル酸メチルが、81%の取
得収率で得られたことが判った。
実施例4 内容積300mlの電磁誘導式オートクレーブに、3−メト
キシアクリル酸メチル34.78gと溶媒のトルエン100mlを
入れて密閉し、窒素パージ後、さらに液体アンモニア3
6.9gを入れ、撹拌しながら、100℃で4時間加熱した。
前記オートクレーブ内の圧力は、最高26kg/cm2Gに達し
た。反応後25℃に冷却し、前記オートクレーブから反応
液を取り出し、エバポレーターで減圧濃縮し、生成物と
して27.2gの3−アミノアクリル酸メチルの固形物を得
た。この固形物をガスクロマトグラフィーにて絶対検量
線法により定量分析した結果、純度は87重量%であっ
た。従って、3−アミノアクリル酸メチルが、78%の取
得収率で得られたことが判った。
キシアクリル酸メチル34.78gと溶媒のトルエン100mlを
入れて密閉し、窒素パージ後、さらに液体アンモニア3
6.9gを入れ、撹拌しながら、100℃で4時間加熱した。
前記オートクレーブ内の圧力は、最高26kg/cm2Gに達し
た。反応後25℃に冷却し、前記オートクレーブから反応
液を取り出し、エバポレーターで減圧濃縮し、生成物と
して27.2gの3−アミノアクリル酸メチルの固形物を得
た。この固形物をガスクロマトグラフィーにて絶対検量
線法により定量分析した結果、純度は87重量%であっ
た。従って、3−アミノアクリル酸メチルが、78%の取
得収率で得られたことが判った。
〔作用効果の説明〕 この発明の方法は、前述したように、原料の入手が困難
であると共に、目的生成物の収率が低かったり、反応に
長時間を要したりするなどの問題点があった従来公知の
3−置換アミノアクリル酸エステル類の製造方法に対し
て、容易に入手され得る3−アルコキシアクリル酸エス
テル類や一般式(II)で表されるアミン類を原料として
使用し、これらを反応させることによって、医薬原料と
して広範な用途を持つ前記3−置換アミノアクリル酸エ
ステル類を極めて容易にかつ高収率で製造し得る、前記
3−置換アミノアクリル酸エステル類の新規な製造法を
提供し得る効果を奏するものである。
であると共に、目的生成物の収率が低かったり、反応に
長時間を要したりするなどの問題点があった従来公知の
3−置換アミノアクリル酸エステル類の製造方法に対し
て、容易に入手され得る3−アルコキシアクリル酸エス
テル類や一般式(II)で表されるアミン類を原料として
使用し、これらを反応させることによって、医薬原料と
して広範な用途を持つ前記3−置換アミノアクリル酸エ
ステル類を極めて容易にかつ高収率で製造し得る、前記
3−置換アミノアクリル酸エステル類の新規な製造法を
提供し得る効果を奏するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】3−アルコキシアクリル酸エステル類と次
の一般式で表されるアミン類とを反応させることを特徴
とする3−置換アミノアクリル酸エステル類の製造法。 (式中、R3及びR4は、それぞれ水素原子、炭素数1〜12
の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基、及び炭素数3〜12の脂環式炭化水素基、炭素数
6〜12の芳香族炭化水素基等の環状炭化水素基(ヘテロ
環を含む。また、該環式系化合物は、環に反応を阻害し
ない置換基を有してもいてもよい。)を示し、R3とR4は
同一又は相異なる基であってもよく、更に互いに結合し
た環を形成するものであってもよい。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1093006A JPH0742258B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 3―置換アミノアクリル酸エステル類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1093006A JPH0742258B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 3―置換アミノアクリル酸エステル類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02273653A JPH02273653A (ja) | 1990-11-08 |
| JPH0742258B2 true JPH0742258B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=14070304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1093006A Expired - Lifetime JPH0742258B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 3―置換アミノアクリル酸エステル類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742258B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101299720B1 (ko) * | 2006-08-16 | 2013-08-28 | 주식회사 엘지생명과학 | 3-아미노-5-플루오로-4-디알콕시펜탄산 에스테르의 새로운제조방법 |
| JP5793983B2 (ja) * | 2011-06-22 | 2015-10-14 | セントラル硝子株式会社 | ピラゾール化合物の製造方法 |
| CN109111369B (zh) * | 2018-10-12 | 2020-12-22 | 河北科技大学 | N,n-二(4-甲氧羰基-2,4-戊二烯酸甲酯-5-)氮烷的合成方法及其应用 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3531067A1 (de) * | 1985-08-30 | 1987-03-05 | Dynamit Nobel Ag | Verfahren zur herstellung von 3-aminoacrylsaeureestern |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP1093006A patent/JPH0742258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02273653A (ja) | 1990-11-08 |
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