JPH0742435B2 - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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JPH0742435B2
JPH0742435B2 JP20635189A JP20635189A JPH0742435B2 JP H0742435 B2 JPH0742435 B2 JP H0742435B2 JP 20635189 A JP20635189 A JP 20635189A JP 20635189 A JP20635189 A JP 20635189A JP H0742435 B2 JPH0742435 B2 JP H0742435B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シリコーンゴム成形体上に塗料、コーティン
グ剤などの塗工材料、特にフッ素ゴム系塗料を接着させ
るための下塗り剤として有用なプライマー組成物に関す
る。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 周知のように、シリコーンゴムは低エネルギーの表面を
有するために本質的に接着が困難な材料であり、その表
面上に塗料、コーティング剤などを塗布する際、良好な
接着性が得られ難いという欠点を有する。
そこで、このようなシリコーンゴムの接着性を改善する
手段として、シリコーンゴムに塗料、コーティング剤な
どを塗布する前の下塗り剤として各種のプライマー組成
物が提案されており、例えばフッ素ゴム系塗料の接着改
良を目的として、特開昭60−67541号公報にはアクリル
樹脂を主成分とする下塗り剤が、また、特開昭60−6754
2号公報にはエポキシ変性シリコーン樹脂を主成分とす
る下塗り剤が提案されている。
しかしながら、これら下塗り剤は、接着が困難であった
フッ素ゴム系塗料のシリコーンゴム表面上へのコーティ
ングに対してある程度の効果を発揮するものの、その効
果は十分とは言い難く、繰り返し疲労後の接着性に劣る
上、特に低硬度のシリコーンゴムに対しては下塗り剤と
して全く効果を発揮しないという問題がある。
従って、下塗り剤としてより効果的なプライマー組成物
の開発が望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、シリコーン
ゴム成形体の表面上に塗料、コーティング剤などの塗工
材料、特にフッ素ゴム系塗料を密着性よく良好に接着さ
せることができ、下塗り剤として好適なプライマー組成
物を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、 (A)下記一般式(I) (但し、式中R1は炭素数1〜12の1価炭化水素基、Xは
水素原子又はメチル基である。) で示されるアクリレート及びメタクリレートから選ばれ
る1種又は2種以上の成分40〜95重量%と、下記一般式
(II)及び(III) (但し、式中R2は中途でエーテル結合を含む場合のある
炭素数1〜11の2価炭化水素基、R3は炭素数1〜4の1
価炭化水素基であり、Xは水素原子又はメチル基、Yは
酸素原子、硫黄原子又はNH基である。また、nは1,2又
は3である。) で示される化合物から選ばれる1種又は2種以上の成分
5〜40重量%と、上記両成分と共重合可能なビニル性不
飽和結合を有する化合物0〜30重量%とをラジカル共重
合させたラジカル共重合体を組成物100重量部中3〜40
重量部と、 (B)下記一般式(IV) (但し、式中R4は炭素数1〜10の1価炭化水素基、又は (R2及びXは上記と同様の意味を有する)であり、mは
1,2又は3である。) で示されるオルガノプロペノキシシラン及びアミノアル
キルアルコキシシランから選ばれるオルガノシラン化合
物を組成物100重量部中1〜20重量部の割合で併用し、
これら(A),(B)成分を溶媒に溶解してシリコーン
ゴム成形体にプライマー塗布し、この上に塗料、コーテ
ィング剤などの塗工材料層を形成した場合、これら塗工
材料層がシリコーンゴム成形体に対し密着性よく形成さ
れ、特にシリコーンゴム成形体に対する密着性の悪いフ
ッ素ゴム系塗料を使用した場合においても優れた接着性
を有し、またシリコーンゴム成形体が低硬度であっても
良好な接着性を与える上、繰り返し疲労後の接着レベル
にも優れていることを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、上記(A)成分、(B)成分、及び
溶媒を含有してなるプライマー組成物を提供する。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の第1必須成分〔(A)成分〕 のラジカル共重合体は、 (A)下記一般式(I) (但し、式中R1は炭素数1〜12の1価炭化水素基、Xは
水素原子又はメチル基である。) で示されるアクリレート及びメタクリレートから選ばれ
る1種又は2種以上の成分40〜95重量%と、下記一般式
(II)及び(III) (但し、式中R2は中途でエーテル結合を含む場合のある
炭素数1〜11の2価炭化水素基、R3は炭素数1〜4の1
価炭化水素基であり、Xは水素原子又はメチル基、Yは
酸素原子、硫黄原子又はNH基である。また、nは1,2又
は3である。) で示される化合物から選ばれる1種又は2種以上の成分
5〜40重量%と、上記両成分と共重合可能なビニル性不
飽和結合を有する化合物0〜30重量%とをラジカル共重
合させたものである。
ここで、(I)式中のR1は上述したように炭素数1〜12
の1価炭化水素基であり、例えばメチル基,エチル基,
プロピル基等のアルキル基などが挙げられる。
上記(I)式で示されるメタクリレート及びアクリレー
トとして具体的には、メチルメタクリレート,エチルメ
タクリレート,プロピルメタクリレート,ブチルメタク
リレート,n−ヘキシルメタクリレート,2−エチルヘキシ
ルメタクリレート,n−オクチルメタクリレート,デシル
メタクリレート,ドデシルメタクリレート,シクロヘキ
シルメタクリレート,メチルアクリレート,エチルアク
リレート,ベチルアクリレート,n−ヘキシルアクリレー
ト,シクロヘキシルアクリレート,2−エチルヘキシルア
クリレート,n−オクチルアクリレート,デシルアクリレ
ート,ドデシルアクリレートなどが例示される。
また、(I)式のメタクリレート又はアクリレートは、
本発明組成物が形成する被膜の造膜性、乾燥性を良好に
保つために必須のものであり、このメタクリレート又は
アクリレートの使用量は、ラジカル共重合体の全組成10
0%(重量%、以下同様)に対して40〜95%であること
が必要であるが、特に45〜90%であることが好ましい。
40%に満たないと被膜の造膜性、乾燥性が悪くなり、上
塗りのフッ素ゴム塗膜にシワが発生するなどの外観不良
が生じ、95%を超えると必然的に接着性に寄与する他の
モノマー成分の組成率が減少するので、接着性が低下す
る。
次に、上記(II),(III)式で示される化合物におい
て、置換基R2は炭素数1〜11の2価炭化水素基で、途中
でエーテル結合を有する、即ち酸素原子で中断されてい
てもよいものであり、例えば −CH2−,−CH2CH2CH2−,−CH2CH2CH2CH2−, −CH2CH2CH2CH2CH2CH2−, −CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2−, −CH2CH2CH2−O−CH2CH2−, −CH2CH2CH2O−CH2CH2OCH2CH2−, などの基が挙げられる。また、R3は炭素数1〜4の1価
炭素水素基であり、例えばメチル基,エチル基,プロピ
ル基,ブチル基等のアルキル基などである。
このような(II),(III)式の化合物としては、具体
的に下記化合物を挙げることができる。
また、(II),(III)式の化合物は、組成物の被膜の
接着性向上や被膜に架橋性を付与するのに必須なもので
あり、その使用量はラジカル共重合体の全組成100%に
対して5〜40%であることが必要であるが、特に5〜30
%であることが好ましい。配合量が5%に満たないと接
着性に劣り、40%を越えるともはやそれ以上接着性は改
善せず、逆に造膜性が低下する。
更に、ラジカル共重合体のモノマー成分としては、上記
2成分以外に(I)式のメタクリレート又はアクリレー
ト及び(II),(III)式の化合物と共重合可能なビニ
ル性不飽和結合を有する化合物の1種又は2種以上を使
用し、共重合することができる。このビニル性不飽和結
合を有する化合物としては、例えばスチレン,酢酸ビニ
ル,プロピオン酸ビニル,カプロン酸ビニル,2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート,2−ヒドロキシエチルアクリ
レート,3−ヒドロキシプロピルメタクリレート,3−ヒド
ロキシプロピルアクリレート,アクリロニトリル,ブタ
ジエンなどが挙げられる。
なお、ビニル性不飽和結合含有化合物の使用量は、ラジ
カル共重合体の全組成100%に対して0〜30%である。
本発明の第1必須成分のラジカル共重合体は、上記モノ
マー成分をラジカル共重合させることで容易に得ること
ができる。
この場合、重合方法としてはバルク重合、乳化重合、懸
濁重合、溶液重合などのいずれの方法も適用可能である
が、最終組成物が溶媒希釈物であるので、溶媒希釈物を
そのまま得ることができる溶液重合法が有利である。な
お、溶液重合法で用いる溶媒としては、例えばベンゼ
ン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素、n−ヘキ
サン,n−ヘプタン,シクロヘキサン等の飽和炭化水素、
酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、メチルエチル
ケトン,メチルイソブチルケトン,ジブチルケトン等の
ケトン類、イソプロパノール,n−ブタノール等のアルコ
ール類などが挙げられ、これらの1種又は2種以上を使
用することができる。
また、重合開始剤としては、例えば2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル,2,2′−アゾビスイソバレロニトリ
ル,ベンゾイルパーオキシド,パーブチルベンゾエー
ト,ジクミルパーオキシド,t−ブチルハイドロパーオキ
シドなどが使用される。なお、重合開始剤の使用量は、
ラジカル共重合体の全組成に対して0.05〜5%の範囲が
好ましい。
上記第1必須成分〔(A)成分〕の配合量は、組成物10
0部(重量部、以下同様)中3〜40部であることが必要
である。(A)成分が3部より少ないと皮膜形成性が劣
ったものとなり、その結果接着強度が小さいものとな
り、また、40部より多いと皮膜形成性はよくなるもの
の、(B)成分に対する(A)成分の量が相対的に大き
なものとなるために接着強度が小さいものとなってしま
う。
本発明組成物の第2の必須成分は〔(B)成分〕は、下
記一般式(IV) (但し、式中R4は炭素数1〜10の飽和又は不飽和1価炭
化水素基であり、mは1,2又は3である。) で示されるオルガノプロペノキシシラン及びアミノアル
キルアルコキシシランから選ばれるオルガノシラン化合
物である。
ここで、(IV)式中のR4は炭素数1〜10の1価炭化水素
基、 (但し、R2,Xは前記と同様である。)から選択される基
である。
(IV)式で示されるオルガノプロペノキシシランとして
具体的には、 などが例示される。
また、アミノアルキルアルコキシシランとしては、1分
子中に少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基をもつ
アルコキシシランであれば特に制限されないが、例えば
下記のような化合物が挙げられる。
(CH3O)3SiCH2CH2CH2NHCH2CH2CH2Si(OCH33, (C2H5O)3SiCH2CH2CH2NHCH2CH2CH2Si(OC2H53, (CH3O)3SiCH2CH2CH2NHCH2CH2NHCH2CH2CH2Si(OC
H33, 上記オルガノシラン化合物は、プライマー組成物の接着
性に関与するものであり、上述した(IV)式のオルガノ
プロペノキシシラン及びアミノアルキルアルコキシシラ
ンの1種又は2種以上を使用するものであるが、その配
合量は組成物の全組成100部に対して1〜20部とするこ
とが必要であるが、特に2〜10部とすることが好まし
い。配合量が1部に満たないと組成物の接着性が不十分
になり、20部を越えるともはやそれ以上接着性は改善せ
ず、造膜性の低下が起こる。
本発明組成物の第3の必須成分である溶媒としては、第
1必須成分のラジカル共重合体及び第2必須成分のオル
ガノシラン化合物を溶解し得る上、化学変化を起こさせ
ず、かつ適度の揮発性を有するものであれば特に制限は
なく、種々の溶媒を用いることができる。溶媒として
は、具体的にベンゼン,トルエン,キシレンなどの芳香
族炭化水素、n−ヘキサン,n−ヘプタン,シクロヘキサ
ン等の飽和炭化水素、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエス
テル類、メチルエチルケトン,メチルイソブチルケト
ン,ジブチルケトン,シクロヘキサノン等のケトン類、
イソプロパノール,n−ブタノール等のアルコール類など
の1種又は2種以上が好適に使用される。
なお、溶媒の使用量は組成物の全組成100部に対して40
〜96部が好ましい。
更に、本発明では、上記第1〜3必須成分以外に必要に
応じて任意成分を添加することができ、例えば染料、顔
料、フィラー、帯電防止剤、硬化触媒、熱安定剤などを
添加することができる。
本発明のプライマー組成物は、上記第1,2の必須成分、
更には任意成分を第3必須成分の溶媒に溶解することで
製造し得、これをシリコーンゴム成形体の表面上に塗布
し、溶媒を揮散させることにより使用するもので、これ
により成形体表面上が塗料、コーティング剤等の接着
性、ぬれ性に適したものになり、シリコーンゴム成形体
上に塗料、コーティング剤等の塗工材料、特にフッ素ゴ
ム系塗料を良好に接着させることができる。
ここで、プライマー組成物のシリコーンゴム成形体表面
への塗布は、スプレー塗布、ハケ塗り、流し塗り、浸漬
塗りなどのいずれの方法でも可能である。また、塗布後
は室温に放置して溶媒を揮散させるだけでもよいが、60
〜150℃の温度範囲内で5分〜2時間にわたり加熱処理
することにより溶媒の揮発及び被膜の架橋が促進され、
接着性をより向上させることができる。
更に、本発明のプライマー組成物の被着体となるシリコ
ーンゴムの種類に特に制限はなく、例えばパーオキサイ
ド架橋による熱硬化型シリコーンゴム付加反応や縮合反
応による常温又は加熱硬化型シリコーンゴム,紫外線又
は電子線硬化型シリコーンゴムなどのいずれのタイプの
シリコーンゴムでも適用可能である。
また、本発明のプライマー組成物を塗布したシリコーン
ゴム成形体の表面上に塗工する材料としては、例えばフ
ッ素ゴム塗料、フッ素樹脂,アクリル樹脂,エポキシ樹
脂,ポリエステル樹脂,ポリアミド樹脂,フェノール樹
脂,ポリウレタン樹脂,ポリフェニレンサルファイド樹
脂などの樹脂をベースとする塗料、各種コーティング剤
などが挙げられ、これら以外にも種々の塗工材料に対し
て本発明組成物は優れた効果を発揮するが、中でもフッ
素ゴム塗料に対しては非常に効果的である。
発明の効果 以上説明したように、本発明のプライマー組成物は、シ
リコーンゴム成形体の表面上へ塗料、コーティング剤等
を接着させる効果が高く、繰り返しの疲労後の接着レベ
ルも優れ、従って特にフッ素ゴム系塗料の接着性改善に
効果的であり、低硬度のシリコーンゴム成形体に対して
も有効である。それ故、本発明組成物は、シリコーンゴ
ム成形体上に塗料、コーティング剤などを接着させる下
塗り剤として有用であり、特に本発明のプライマー組成
物を塗布したシリコーンゴムロール上にフッ素ゴム系塗
料を塗工させたコーティングロールは、電子写真のトナ
ー非融着性ロールとして有用である。
次に、参考例としてラジカル共重合体の合成例を示す。
〔参考例1〕 攪拌機、還流冷却機、温度計、滴下ロート、窒素ガス導
入管を備えたガラス製反応器中にトルエン180g、酢酸i
−ブチル180gを仕込み、窒素ガス通気し、攪拌下に油浴
にて加熱し、90℃に昇温した。この中にメチルメタクリ
レート126g、ブチルメタクリレート108g、グリシジルメ
タクリレート36g、3−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン54g、酢酸ビニル36g、ベンゾイルパーオキ
シド1.4gの混合溶解物を滴下ロートを通じて1時間かけ
て滴下し、更に窒素通気下、温度90〜100℃で2時間熟
成した。次に、ベンゾイルパーオキシド1.4gを添加し、
温度90〜100℃で3時間熟成した。熟成終了後、酢酸i
−ブチル1680gを添加混合し、有効成分15重量%のラジ
カル共重合体の溶液を得た。
得られたラジカル共重合体溶液の粘度は25℃で12.5csで
あり、ポリマーのゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
によりポリスチレン換算重量平均分子量は16000であっ
た。
〔参考例2〕 攪拌機、還流冷却機、温度計、滴下ロート、窒素ガス導
入管を備えたガラス製反応器中に酢酸i−ブチル150g、
イソプロパノール150gを仕込み、窒素ガス通気し、攪拌
下に油浴にて290℃に昇温した。この中にエチルアクリ
レート120℃、2−エチルヘキシルアクリレート45g、ブ
チルメタクリレート45g、グリシジルメタクリレート30
g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート60g、ベンゾイ
ルパーオキシド1.2gの混合物を滴下ロートを通じて1時
間にわたって滴下し、更に窒素ガス通気下に温度90〜10
0℃で2時間熟成した。次に、ベンゾイルパーオキシド
1.2gを添加し、温度90〜100℃で3時間熟成した。熟成
終了後、酢酸i−ブチル1400gを添加混合し、有効成分1
5%のラジカル共重合体溶液を得た。
得られたラジカル共重合体溶液の粘度は25℃で43.5csで
あり、ポリマーのGPCによるポリスチレン換算重量平均
分子量は11000であった。
〔参考例3〕 攪拌機、還流冷却機、温度計、滴下ロート、窒素ガス導
入管を備えたガラス製反応器中に酢酸i−ブチル450g、
イソプロパノール150gを仕込み、窒素ガス通気し、攪拌
下に油浴にて90℃に昇温した。この中にメチルメタクリ
レート140g、エチルアクリレート120g、グリシジルメタ
クリレート40g、3−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン60g、酢酸ビニル20g、ベンゾイルパーオキシ
ド1.6gの混合物を滴下ロートを通じて1時間かけて滴下
し、更に窒素ガス通気下に温度90〜100℃で2時間熟成
した。次に、ベンゾイルパーオキシド1.6gを添加し、温
度90〜100℃で3時間熟成した。熟成終了後、酢酸i−
ブチル1550gを添加混合し、有効成分15%のラジカル共
重合体溶液を得た。
得られたラジカル共重合体溶液の粘度は25℃で16.4csで
あり、ポリマーのGPCによるポリスチレン換算重量平均
分子量は12000であった。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。
〔実施例1〜9、比較例1〜4〕 参考例1〜3で得たラジカル共重合体をベースにし、オ
ルガノシラン化合物を配合して第1表に示す組成のプラ
イマー組成物を調製した。
次に、アルミ芯材の周囲に30mmの肉厚で成型された第2
表に示す2種類のベースシリコーンゴムのロールの表面
を研磨し、続いて溶剤脱脂洗浄した後、第1表に示す組
成のプライマー組成物をスプレー塗布し、室温にて1時
間風乾させた。次に、フッ素ゴム塗料(ダイキン工業
(株)製,ダイエルラテックスGLS−213A/B)をプライ
マー塗膜上にスプレー塗装し、室温で1時間風乾させ、
更に150℃の熱風循環式乾燥機中に30分間保持した後、
最終的に乾燥機内温度を150℃から280℃に1時間にわた
って昇温させ、フッ素ゴム塗料が表面にコーティングさ
れたシリコーンゴムロールを得た。
得られたシリコーンゴムロール材について、シリコーン
ゴムとフッ素ゴム塗膜間の剥離強度を引張り試験機(島
津製作所社製,オートグラフDSC−500)で測定し、か
つ、塗膜の外観及び電子写真定着ロールに組み込み、1
万回印刷を行なった後の外観を観察した。
結果を第2表に併記する。
第2表の結果より、本発明のプライマー組成物はベース
シリコーンゴムとフッ素ゴム塗料との接着性を改善する
効果に優れ、しかも電子写真のトナー非融着性ロールと
して有効であることが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記一般式(I) (但し、式中R1は炭素数1〜12の1価炭化水素基、Xは
    水素原子又はメチル基である。) で示されるアクリレート及びメタクリレートから選ばれ
    る1種又は2種以上の成分40〜95重量%と、下記一般式
    (II)及び(III) (但し、式中R2は中途でエーテル結合を含む場合のある
    炭素数1〜11の2価炭化水素基、R3は炭素数1〜4の1
    価炭化水素基であり、Xは水素原子又はメチル基、Yは
    酸素原子、硫黄原子又はNH基である。また、nは1,2又
    は3である。) で示される化合物から選ばれる1種又は2種以上の成分
    5〜40重量%と、上記両成分と共重合可能なビニル性不
    飽和結合を有する化合物0〜30重量%とをラジカル共重
    合させたラジカル共重合体を組成物100重量部中3〜40
    重量部と、 (B)下記一般式(IV) (但し、式中R4は炭素数1〜10の1価炭化水素基、又は (R2及びXは上記と同様の意味を有する)であり、mは
    1,2又は3である。) で示されるオルガノプロペノキシシラン及びアミノアル
    キルアルコキシシランから選ばれるオルガノシラン化合
    物を組成物100重量部中1〜20重量部、及び (C)溶媒 を含有してなることを特徴とするプライマー組成物。
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