JPH0742468B2 - タービン油組成物 - Google Patents

タービン油組成物

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JPH0742468B2
JPH0742468B2 JP1154100A JP15410089A JPH0742468B2 JP H0742468 B2 JPH0742468 B2 JP H0742468B2 JP 1154100 A JP1154100 A JP 1154100A JP 15410089 A JP15410089 A JP 15410089A JP H0742468 B2 JPH0742468 B2 JP H0742468B2
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oil
turbine
turbine oil
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oxidation stability
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法生 矢野
喜美男 小西
秀夫 土田
健一 須佐
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Tohoku Electric Power Co Inc
Cosmo Oil Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Cosmo Oil Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は改良されたタービン油組成物に関する。さらに
詳しくは使用期間が著しく長く、しかも酸化安定性及び
色安定性に優れるタービン油組成物に関する。
(従来技術) タービン油は元来5〜20年という長期間にわたって無交
換で使用される潤滑油であるので高い酸化安定性、抗乳
化性、消泡性、さび止め性、耐腐食性等各種の性能が要
求されている。これらの要求を満足させるため添加ター
ビン油(JIS K 2213)が開発されて使用されてきた。こ
の添加タービン油の場合、精製された鉱油を基油にし各
種の添加剤を添加することが必要である。しかし、近年
の超大型蒸気タービンの開発に伴なって、従来以上の過
酷な使用条件に耐えるタービン油の必要性が高まってお
り、特に高度の酸化安定性が要求されるようになってき
ている。従来はJIS K 2514に規定されているタービン油
酸化安定度試験で1000時間経過後の酸価が1.0mgKOH/g以
下であれば良いとされているが、最近の情勢では2000お
よび2500時間に酸価が1.0mgKOH/g以下であるようなター
ビン油が一般的になってきた。
特に発電用タービン油においてはこれらに対応するた
め、通常極めて高度に精製した基油に酸化防止剤として
2,6−ジターシャリーブチル−4−メチルフェノール
(以下DBPCと略す。)を配合したものが使用されてい
る。さらに特公昭59−25834にはこれらにトリ−p−ト
リルフォスフェートとを添加したものが開示されてい
る。
(解決しようとする課題) 発電用タービンの潤滑油系においては、混入水分の除
去、油の外部リーク防止および油へ混入した冷却用水素
を脱気するためオイルタンクが減圧下にさらされる場合
があり、この場合、従来の酸化防止剤では短期間に補油
しなければならないという問題がある。又、通常タービ
ン油の補油あるいは更油の目安としてボンベ寿命(回転
ボンベ式酸化安定度試験(JIS K 2514)結果であり、タ
ービン油の残存寿命の目安となる値。)が50〜100分以
上になるように管理されているため酸化安定度試験で2,
000〜2,500時間のものでも、比較的早期に補油を必要と
する場合がある。
このため、補油あるいは更油期間がさらに延長できるよ
うな優れた酸化安定性を有するタービン油であれば極め
て有効である。
(問題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結
果、ある種の選択された基油を用い、これに対し特定の
酸化防止剤を配合することにより驚くべき程長い使用寿
命を示し、したがって補油あるいは更油の期間が従来に
比し約2倍延長できる優れた酸化安定性を有し、かつ色
安定性に優れたタービン油が得られることを見い出し、
本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、芳香族含有量8%以下である鉱油を
基油としさび止め剤と酸化防止剤を含んでなり、当該酸
化防止剤が2,6−ジターシャリーブチル−4−エチルフ
ェノールであることを特徴とするタービン油組成物に存
する。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において使用されるタービン油の基油は、高度精
製鉱油を用いる。具体的には芳香族含有量が約8%以
下、好ましくは約2〜5%の鉱油を用いるのが適当であ
る。芳香族分が多過ぎると優れた酸化防止効果が得られ
ず、少なすぎるとさびが発生し易くなる。上記条件を満
たす鉱油を得る方法は任意に選ぶことができる。例えば
原油を常圧蒸留、減圧蒸留をした後溶剤脱ろうと溶剤精
製−酸白土処理、溶剤精製−水素精製、あるいは水素化
分解とを適宜組み合わせることによって該基油を得るこ
とができ、場合によっては脱れき工程を経る必要があ
る。
本発明で用いる鉱油は、以上のような処理を経て得られ
るが、実際には芳香族含有量が約8%以下、好ましくは
約2〜5%であればよい。一般に潤滑油基油中には種々
の成分、例えば飽和炭化水素、さらに微量成分として硫
黄化合物、窒素化合物が含まれる。通常、タービン油の
基油のように比較的分子量の高い留分中の組成は、個々
の化合物を分析することは不可能で、実用上は組成のタ
イプ分析を行うことにより組成を決定している。タイプ
分析の方法としては種々の方法があるが液体クロマト分
析を採用することが好ましく、この方法により飽和炭化
水素成分、芳香族炭化水素成分および樹脂分に分別する
ことができる。本発明における基油はこの液体クロマト
分析により芳香族含有量が約8%以下、好ましくは約2
〜5%であることが必要である。液体クロマト分析は次
のように行われる。
吸着管に詰めた活性シリカゲルを予めn−ヘプタンで湿
しておき、試料油を秤量し、試料油と等量のn−ヘプタ
ンで希釈して吸着管に注入する。
以後は規定量のn−ヘプタン、ベンゼンおよびメタノー
ルを順次加えて吸着管の下部に押し流す。シリカゲルに
対する試料油および各溶剤の吸着力の差により試料油は
各炭化水素成分に分離して溶出する。吸着管の下端から
溶出した各炭化水素成分はその溶剤を蒸発したのち秤量
する。
芳香族炭化水素成分の割合(%)は次式から求められ
る。
本発明に用いる添加剤2,6ジターシャリーブチル−4−
エチルフェノールは酸化防止剤でありC16H26O(分子量:
234、融点約43℃以上)で示される淡黄白色結晶であ
る。
一般にはパラエチルフェノールをブチル化した後精製し
て得られる。この添加剤の具体例としてはスワノックス
316(丸善石油化学製)、ヨシノックス250(吉富製薬
製)等を用いることができる。添加量は好ましくは0.1
〜1.0%であり、さらに好ましくは0.2〜0.9%である。
少なすぎると効果がなく、多すぎても添加量に見合う効
果は得られない。
本発明に用いられるさび止め剤は、通常のものを用いる
ことができる。好ましくはアルケニルこはく酸あるい
は、その部分エステルを用いることができる。
アルケニルこはく酸は次のような構造を有している。す
なわち、 ここでRは平均12〜20の炭素数をもつアルケニル基で通
常プロピレンやブデン類のオリゴマーを導入して合成さ
れる。
一方、アルケニルこはく酸の部分エステルは、上記のア
ルケニルこはく酸を原料としエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド等のアルキレンオキシドあるいはエチレン
グリコール、ペンタエリスリトール等の多価アルコール
を反応させて部分エステル化したもので、好ましくはカ
ルボキシル基の50%以下のエステル化率のものが適切で
ある。添加量は0.03〜1.0%、好ましくは0.03〜0.06%
である。少なすぎると効果がなく、多過ぎると酸化防止
効果の妨げとなる。その他のさび止め剤としてはスルホ
ン酸塩、脂肪族アミン類、有機亜りん酸およびりん酸エ
ステル等がある。
本発明のタービン油組成物はさび止め剤と酸化防止剤を
含んでなり、当該酸化防止剤が2,6−ジターシャリーブ
チル−4−エチルフェノール(以下DBEPと略す。)であ
るが、更に酸化安定性を低下させない添加剤を加えるこ
とができる。例えば消泡剤としてポリアクリレート系あ
るいはシリコン系添加剤を添加することができる。さら
に極圧剤としてトリクレジルフォスフェート等のリン化
合物、金属不活性化剤としてベンゾトリアゾール誘導体
等を用いることができる。又、DBPCとDBEPとの併用使用
も可能である。
本発明ほ主たる用途は発電用タービン油であるが、油圧
作動油、コンプレッサー油、軸受油、機械油への応用も
可能である。
(発明の効果) 本発明品は、タービン油酸化安定度試験において優れた
酸化安定性を示す。特に、酸化による劣化速度が従来の
ものに比して約1/2程度であり、したがって、発電用タ
ービン油の補油あるいは更油期間を著しく延長すること
が可能である。
本発明のタービン油組成物中で用いられている酸化防止
剤は、従来用いられてきたDBPCのメチル基をエチル基に
変化させたものであるが、炭素原子1個の増加により酸
化安定性が2倍も改善されるということは全く予想外の
驚くべき事実である。又、色劣化が少なく、極めて優れ
た色安定性を示す。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、こ
れらにより本発明が制約されるものではない。
実施例1〜6、比較例1〜4 芳香族含有量を調整した基油に添加剤を添加して添加タ
ービン油を調製した。組成を第1表に示す。又、これら
調製した各試料について各種試験を実施し評価した。
<酸化安定度試験(1)> JIS K 2514に準拠し、タービン油酸化安定度試験を実施
した。得られた結果を第1表に示す。
第1表の結果から明らかなように本発明品であるタービ
ン油はいずれもタービン油酸化安定度試験で3,500時間
を越え優れた性能を有することが分った。又本発明品
は、酸化安定性が良好なばかりでなく、銅板腐食性が低
く、さび止め性、色相、消泡性、抗乳化性等についても
極めて優れた性能を有するものであることが分った。
<酸化安定度試験(2)> タービン油酸化安定度試験(JIS K 2514)の途中経過時
間である1,000時間、1,500時間において試料(50g)を
採取し、その試料について回転ボンベ式酸化安定度試験
(JIS K 2514)を行い、ボンベ寿命を求め残存寿命の指
標とした。得られた結果を第2表に示す。
第2表の結果から明らかなように本発明品は、タービン
油酸化安定度試験の1,000時間、1,500時間においてもボ
ンベ寿命は高く、残存寿命も長い。このため、ボンベ寿
命の低下率から推定すると実施例は比較例に比べ約2倍
の補油あるいは更油期間の延長が期待出来る。
<色安定度試験> 温度120℃、試料量50ml、触媒として鉄板および銅板(5
0×20×1(mm))の両者の存在下あるいは無触媒下、
1週間の試験時間における色の経時変化をみた。
得られた結果を第1図に示した。図から明らかなように
本発明品は色劣化が少なく、極めて優れた色安定性を示
した。
【図面の簡単な説明】
第1図は色安定度試験の結果を示す。 横軸は時間、縦軸は色(ASTM)を示す。数字は1,2……
実施例1、3……実施例5、4……比較例1、5……比
較例3である。実線は触媒存在下、破線は無触媒下であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 129:34 129:42 129:72 129:93 129:95) C10N 20:00 Z 30:10 30:12 40:12 (72)発明者 須佐 健一 新潟県北蒲原郡聖篭町東港1丁目1番地 155 東北電力株式会社東新潟火力発電所 内 (56)参考文献 特開 昭52−54706(JP,A) 特開 昭62−270697(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族含有量8%以下である鉱油を基油と
    しさび止め剤と酸化防止剤を含んでなり、当該酸化防止
    剤が2,6−ジターシャリーブチル−4−エチルフェノー
    ルであることを特徴とするタービン油組成物。
JP1154100A 1989-06-16 1989-06-16 タービン油組成物 Expired - Lifetime JPH0742468B2 (ja)

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JPH0320394A JPH0320394A (ja) 1991-01-29
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JPS5925834B2 (ja) * 1975-10-31 1984-06-21 日石三菱株式会社 カイリヨウサレタタ−ビンユソセイブツ
GB8607157D0 (en) * 1986-03-22 1986-04-30 Ciba Geigy Ag Lubricating compositions

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