JPH0742740B2 - ユニット建築物の耐火構造 - Google Patents

ユニット建築物の耐火構造

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JPH0742740B2
JPH0742740B2 JP61310344A JP31034486A JPH0742740B2 JP H0742740 B2 JPH0742740 B2 JP H0742740B2 JP 61310344 A JP61310344 A JP 61310344A JP 31034486 A JP31034486 A JP 31034486A JP H0742740 B2 JPH0742740 B2 JP H0742740B2
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floor
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unit
fire
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貞二 佐藤
隆 橋本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、共同住宅,病院,ホテル,下宿等を用途とし
た三階建以上の建築物等に用いて好適なユニット建築物
の耐火構造に関する。
(従来の技術) 共同住宅,病院,ホテル,下宿等を用途とした三階建以
上の建築物の床材及び大梁は、建築基準法に基づき、所
定の耐火性能を有する耐火構造でなければならない。こ
の床の耐火構造として、従来、第4図に示すような構造
が知られている。
この従来構造は、界壁01が天井板02を分断させて天井裏
まで延びており、室内空間03と共に天井板02と上階の床
板04との間の天井裏空間05も各戸毎に仕切っている。そ
して、床板04と界壁10とは耐火材料で形成され、大梁06
は、個々に耐火被覆材07が被覆されることでその耐火被
覆材07と床板04とで耐火被覆され、また、床小梁08も、
個々に耐火被覆材09が被覆されることでその耐火被覆材
09と床板04とで耐火被覆されていた。
ちなみに、耐火被覆材07,09を大梁06,床小梁08に被せる
にあたって、第4図に示すような貼り付け施工によって
行なわれる他、岩綿等を吹き付ける吹き付け施工によっ
ても行なわれていた。いずれにしても大梁06と床小梁08
に対して個々に行なわれていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の床の耐火構造のよう
に、大梁06及び床小梁08に対し個々に耐火被覆材07,09
を被せることは、多くの材料を必要とすると共に、極め
て手間を要して面倒であるという問題点があった。更
に、貼り付け施工においては、全ての梁に対して隙間な
く耐火被覆材07,09を貼り付けるのが困難であり、ま
た、吹き付け施工においては、岩綿等の耐火被覆材が他
の物との接触等によって剥れ落ち易いことから全ての梁
に対して隙間なく耐火被覆するのが困難なことであっ
た。
また、第4図に示すように、大梁06が柱010の上端部に
固定され、界壁01が大梁06の耐火被覆材07とで接合され
ている場合には、この耐火被覆材07と界壁01との接合が
複雑で困難なものとなり、また、大梁06や小梁08と界壁
01とが交差する場合には、界壁01を一部切り欠かなけれ
ばならない等構造が複雑化するという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明で
は、下階建物ユニットの床板と上階建物ユニットの床板
との間に立設する界壁を、天井裏空間を仕切る上部界壁
と室内空間を仕切る下部界壁とに分断して下階建物ユニ
ットの天井板を隣接する建物ユニットの天井板に天井わ
たり板を介して、かつ連続して敷設させ、該天井裏空間
に大梁と小梁を配設させ、該上階建物ユニットの床板を
隣接する建物ユニットの床板に床わたり板を介して、か
つ連続して敷設させ、前記天井板と床板と界壁とを所定
の耐火性能を有する耐火材料で形成させたことを特徴と
するユニット建築物の耐火構造下階建物ユニットの床面
と天井裏との間に立設する界壁を、天井裏空間を仕切る
上部界壁と室内空間を仕切る下部界壁とに分断して下階
建物ユニットの天井板を隣接する建物ユニットの天井板
に天井わたり板を介して、かつ連続して敷設させ、該下
階建物ユニットの天井板と上階建物ユニットの床板との
間に形成される天井裏空間に大梁と小梁を配設させ、該
上階建物ユニットの床板を隣接する建物ユニットの床板
に床わたり板を介して、かつ連続して敷設させ、前記天
井板と床板と界壁とを所定の耐火性能を有する耐火材料
で形成させたユニット建築物の耐火構造とした手段とし
た。
(作用) 本発明のユニット建築物の耐火構造では、天井板を水平
方向に連続させ、該天井板と床板との間に形成される天
井裏空間に大梁と小梁とを配設させ、前記床板と天井板
とを所定の耐火性能を有する耐火材料で形成させたため
に、大梁と小梁とを、天井板と床板とで一括して同時に
耐火被覆することができる。
また、天井裏空間に配設されてその外からは容易に見る
ことができない大梁と小梁には耐火を直接施されずに、
天井裏空間の外から容易に見ることができる床板と天井
板とに耐火が施されているために、耐火構造の管理が容
易に行なえる。
更に、天井板によって界壁が上部界壁と下部界壁とに分
断されているために、上部界壁の固定位置を、梁や柱等
が邪魔にならない位置に位置調節することができる。
また、界壁が耐火材料で形成されているために、ある室
内空間から火災が発生したとしても、下部界壁によって
火災を遮断し、この下部界壁を隔てた室内空間にまで火
災が進入するのを防止できると共に、床板あるいは天井
板が万一破損し、天井裏空間に火災が侵入したとして
も、上部界壁によって火災を遮断し、この上部界壁を隔
てた天井裏空間への火災の進入も防止できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたって、三階建のユニット
建築物を例にとり、その屋根の耐火構造について説明す
る。
まず、実施例のユニット建築物は、第1図に示すよう
に、ユニットAが上下3段に積み重ねて構成されてい
る。
これらの各ユニットAは、床大梁1及び床小梁2と、天
井大梁3及び天井小梁4と、柱5とから躯体が構成さ
れ、この躯体に床板6と天井板7と壁板(外壁板8,内壁
板9,界壁10)とが取り付けられた箱状のものである。一
階ユニットA2は基礎11の上に据えられて該基礎11に対し
ボルト緊結されており、最上階である三階ユニットA3
上には屋根板12が据えられている。
尚、一階ユニットA1と二階ユニット2及び二階ユニットA
2と三階ユニットA3は、上側のユニットAの床大梁1と
下側のユニットAの天井大梁3とがボルト緊結されて結
合されている。
更に、第2図及び第3図に示すように、前記床大梁1及
び天井大梁3は[形鋼で形成され、かつ、前記床小梁2
及び天井小梁4はI形鋼で形成されており、天井大梁3
及び天井小梁4の下面には野縁固定金具13を介して野縁
14が固定されている。
前記床板6は、例えば、厚さ18mmの硬質木片セメント板
等の耐火時間1時間以上(JIS A 1304建築構造部分の耐
火試験方法による)の耐火材料で形成され、床大梁1及
び床小梁2の上面に直接締結されている。この床板6の
ユニットわたり部には、床板6と同じ材料で形成された
床わたり材15が床板6と密着して設けられている。
前記天井板7は、例えば、厚さ25mmの石綿ケイ酸カルシ
ウム板等の耐火時間1時間以上(JIS A 1304建築構造部
分の耐火試験方法による)の耐火材料で形成され、前記
野縁14に対してタッピングビス16で固定されている。こ
の天井板7のユニットわたり部には、天井板7と同じ材
料で形成された天井わたり板17が天井板7と密着して設
けられている。
即ち、同階のユニットAにおいて床板6及び天井板7
は、床わたり板15及び天井わたり板17を介して同一平面
上に連続して設けられている。
従って、一階ユニットA1と二階ユニット2との間及び二
階ユニットA2と三階ユニットA3との間には、天板6と天
井板7とで天井裏空間21が形成され、この天井裏空間21
には、上側のユニットAの床大梁1及び床小梁2と下側
のユニットAの天井大梁3及び天井小梁4が配設され
る。
前記外壁板8は、例えば、厚さ100mmのALC板等の耐火時
間2時間以上(JIS A 1304建築構造部分の耐火試験方法
による)の耐火材料で形成され、ロックウール18を介し
て天井大梁3に締結されている。尚、この外壁板8のユ
ニットわたり部には、耐火材がコーキングされ、外壁板
8と床板6、及び外壁材8と天井板7とは、それぞれの
目地にロックウール19,20が充填されることで密着され
ている。
前記界壁10は、各戸毎に空間を仕切るもので、前記天井
板7にあって天井裏空間21を仕切る上部界壁101と、室
内空間27を仕切る下部界壁102とに分断されている。
前記上部界壁101は、例えば、厚さ30mmのロックウール
フェルトと厚さ8mmのアルミノシリケート繊維の積層材
あるいは厚さ25mmの石綿ケイ産カルシウム板等の耐火時
間1時間以上(JIS A 1304建築構造部分の耐火試験方法
による)の耐火材料で形成され、前記天井わたり板17と
床わたり板15との間に立設されいる。また、この上部界
壁101は、床大梁1と天井大梁3とにそれぞれ固定され
ており、ユニットAを上下に締結させた状態で、上側ユ
ニットAの床大梁1に固定された上部界壁101と下側ユ
ニットAの天井大梁3に固定された上部界壁101とが連
続し、両ユニットA間に形成された天井裏空間21を仕切
るようになっている。
また、前記下部界壁102は、軽量鉄骨製のスタッド26の
片面に厚さ12mmの石膏ボード22が固定されると共に、も
う片面に厚さ30mmのガラス繊維入り石膏ボード23が固定
された耐火時間1時間以上(JIS A 1304建築構造部分の
耐火試験方法による)の耐火性能を有するもので、この
下部界壁102は、天井わたり板17を挟んでその両側に立
設されており、スタッド26が耐火被覆された柱5に固定
されている。
内壁板9は、石膏ボード等の不燃性の材料で形成されて
おり、枠24を介して耐火被覆された柱5に固定されてい
る。
尚、前記内壁板9の内面には、グラスウール等の断熱材
25が取り付けられている。
次に実施例の作用を説明する。
以上説明してきたように、一階ユニットA1と二階ユニッ
トA2との間及び二階ユニットA2と三階ユニットA3との間
に、上側のユニットAの床板6と下側のユニットAの天
井板7とで天井裏空間21が形成され、これらの床板6と
天井板7とは、全く耐火材料で形成されているために、
前記天井裏空間21に配設されている上側のユニットAの
床大梁1及び床小梁2と下側のユニットAの天井大梁3
及び天井小梁4は、同時に耐火材料によって耐火被覆さ
れていることになり、これら全体を床として見た場合
に、この床は、耐火時間1時間以上(JIS A 1304建築構
造部分の耐火試験方法による)の耐火性能が確保されて
いる。
従って、ユニットA同士を緊結させることがそのまま上
側のユニットAの床大梁1及び床小梁2と下側のユニッ
トAの天井大梁3及び天井小梁4を耐火被覆することに
なり、従来構造のように、個々に梁を耐火被覆するのに
比べて材料を削減でき、かつ、作業手間を省くことがで
きる。
また、ユニット建築物完成後において天井裏空間21の外
からでも容易に見ることができる床板6と天井板7とに
耐火が施されているために、耐火構造の管理も容易であ
る。
また、室内空間27が各戸毎に下部界壁102によって仕切
られているために、ある戸の室内空間27から火災が発生
したとしても、下部界壁102によって火災を遮断し、横
隣の戸へ火災が進入するのを防止できる。
更に、天井裏空間21は、上部界壁101によって各戸毎に
仕切られているために、火災時に、ある戸において床板
6あるいは天井板7が万一破損し、室内空間27から天井
裏空間21に火災が侵入したとしても、前記上部界壁101
によって火災を遮断し、天井裏空間21から横隣の戸へ火
災が進入するのを防止できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では、耐火構造を三階建のユニット建築
物に適用したが、一階建や二階建あるいは四階建以上の
ユニット建築物に適用してもよいし、ユニット建築物以
外の鉄骨建築物等に適用してもよい。
また、床板や天井板は、所定の耐火性能を有していれば
実施例以外の耐火材料を用いてもよく、また、耐火材料
の他に遮音シートや断熱材を付加してもよい。
(発明の効果) 以上説明したきたように、本発明のユニット建築物の耐
火構造にあっては、大梁と小梁を天井板と床板とで一括
して同時に耐火被覆することができる手段としたため
に、大梁及び小梁を個々に被覆するのに比べて、材料が
削減でき、かつ、作業手間が短縮化できるという効果が
得られる。
また、天井裏空間の外からでも容易に見ることができる
天井板と床板とに耐火が施されているために、耐火構造
の管理も容易であるという効果が得られる。
更に、天井板によって界壁が上部界壁と下部界壁とに分
断されているために、上部界壁の設置箇所を梁や柱等が
邪魔にならない位置に位置調節することができるという
効果が得られる。
また、界壁を耐火材料で形成したために、火災が発生し
ても界壁によって火災を遮断して界壁を隔てた隣の空間
への火災の進入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のユニット建築物を示す縦断面
図、第2図は実施例のユニット建築物における床の耐火
構造を示す縦断面図、第3図は実施例構造の要部を示す
斜視図、第4図は従来の建築物における床の耐火構造を
示す縦断面図である。 1…床大梁(大梁) 2…床小梁(小梁) 3…天井大梁(大梁) 4…天井小梁(小梁) 6…床板 7…天井板 10…界壁 101…上部界壁 102…下部界壁 21…天井裏空間 27…室内空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下階建物ユニットの床板と上階建物ユニッ
    トの床板との間に立設する界壁を、天井裏空間を仕切る
    上部界壁と室内空間を仕切る下部界壁とに分断して下階
    建物ユニットの天井板を隣接する建物ユニットの天井板
    に天井わたり板を介して、かつ連続して敷設させ、 該天井裏空間に大梁と小梁を配設させ、 該上階建物ユニットの床板を隣接する建物ユニットの床
    板に床わたり板を介して、かつ連続して敷設させ、 前記天井板と床板と界壁とを所定の耐火性能を有する耐
    火材料で形成させたことを特徴とするユニット建築物の
    耐火構造。
JP61310344A 1986-12-25 1986-12-25 ユニット建築物の耐火構造 Expired - Lifetime JPH0742740B2 (ja)

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JP6403555B2 (ja) * 2014-12-01 2018-10-10 トヨタホーム株式会社 建物の気密構造
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