JPH0743126U - セメント用ローリー車 - Google Patents

セメント用ローリー車

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JPH0743126U
JPH0743126U JP7592693U JP7592693U JPH0743126U JP H0743126 U JPH0743126 U JP H0743126U JP 7592693 U JP7592693 U JP 7592693U JP 7592693 U JP7592693 U JP 7592693U JP H0743126 U JPH0743126 U JP H0743126U
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cement
kneading
truck
tank
chamber
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JP7592693U
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Inventor
幸一 田中
Original Assignee
岡三機工株式会社
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨水に対して充分な配慮をなすと共に、セメ
ントを安定してセメント混練装置に投入することのでき
るようにした、セメント混練装置搭載のローリー車の提
供を図る。 【構成】 ローリー車の台車101と、セメント粉体輸
送用のセメントタンク102と、このセメントタンク1
02の後方に搭載されたセメント混練装置103と、こ
のセメントタンク102の後端から導き出されてセメン
トタンク後方のセメント混練装置103に接続された粉
体供給装置104と、セメント混練装置103に水を供
給する水タンク105と、セメント混練装置103にて
混練された混練物を圧送する圧送ポンプとを備える。セ
メント混練装置103と粉体供給装置104とは、収納
室107内に収納されている。この収納室107は、下
方に回動して水平状態に開く扉を備え、作業者は水平状
態の扉上で作業をすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、セメントを輸送するセメント用ローリー車の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
セメント用ローリー車は、セメントの貯蔵サイロから他のサイロ等への輸送等 、セメントの輸送手段として用いられている。このローリー車は、上記の如き輸 送専用車両として用いられており、例えば、工事現場へこのローリー車でセメン トを輸送するに際しても、工事現場に設けたサイロ等のセメント貯蔵所へ、セメ ントを輸送するに止まっており、工事に際しては、このセメント貯蔵所から、セ メントをセメント混練装置へ移替え、セメントコンクリート工事を行っているの が現状である。その結果、工事現場では、セメント貯蔵所及びセメント混練装置 が必要となり、さらに、セメント混練物(モルタル)を圧送するポンプ等も必要 となる。
【0003】 他方、コンクリートミキサー車は、搭載した螺旋状ブレードを備えた攪拌ドラ ムにて予め調整したセメント混練物を攪拌混練しつつ移動することによって、工 事現場でのセメントの混練作業を省略し得るようにしたものであり、現在広く使 用されている。ところが、コンクリートミキサー車にあっても、交通渋滞等で工 事現場までの所要時間が予定よりも遅れてしまうと、コンクリートミキサー車の ドラム内での攪拌時間が長くなり、セメント混練物の粘度が上昇してしまい、使 用に支障が来すおそれがある。また、セメント混練物を一つの工事現場で多量に 使用しない場合には、積載並びに混練可能な量を下回る少量のセメント混練物を コンクリートミキサー車で輸送並びに混練することになり、かえって不経済であ る。
【0004】 このような問題を解決するために、特開平5−208412号においては、コ ンクリートミキサー車にセメント混練装置を搭載したことを特徴とするセメント 混練物製造用トラックが提案されている。このトラックにおいては、コンクリー トミキサー車のドラム内に、セメントを粉体の状態で積載し、工事現場に輸送し て、セメント混練装置によって混練することによって、無駄なくセメント混練物 を得るようにしたものである。このトラックでは、コンクリートミキサー車のド ラムを回転させて、上方部位のセメント出し入れ口から、セメントを排出して、 その下方に配位された、粉体排出路及びセメント粉体定量送り装置を経て、セメ ント混練装置にセメントを粉体のまま移し換えるようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このコンクリートミキサー車を改造したセメント混練物製造用トラ ックでは、本来、水を含んだセメント混練物を攪拌輸送するものであるため、粉 体のままのセメントを輸送したり、或いはドラムからセメント混練装置に移し換 えたりすることには無理がある。より具体的には、ドラム上方部位のセメント出 し入れ口から、粉体状のセメントを排出する際に粉塵の問題が生ずると共に、雨 水が、ドラム内や、粉体排出路及びセメント粉体定量送り装置内に浸入してしま う。その結果、雨天にセメント混練物製造用トラックを走行させた場合には、ド ラム内の粉体状のセメントと水とが混和してしまい、また、粉体排出路及びセメ ント粉体定量送り装置内に入った水とセメントとが混和してしてしまい、経路を 詰まらせるおそれがある。そのため、雨水対策も含めて防塵用カバーを出し入れ 口に配設しているが、完全な水の遮断は困難であるのが実情であり、その改善が 望まれるところである。
【0006】 さらに、このコンクリートミキサー車を改造したセメント混練物製造用トラッ クでは、ドラムの出し入れ口は、本来、ドラムを回転させることにより、混練状 態のセメント混合物を排出させるために使用していたものであり、その駆動は、 コンクリートミキサー車のディーゼルエンジンを使用しているものである。そし て、このドラムの回転は、エンジンの回転に依存しており、エンジンの回転が変 動すると、多量の粉体状のセメントが排出されることがある。本来の混練状態の セメント混合物を排出の目的では、若干の排出量の変動は使用上問題とならなか ったが、セメント混練物製造用トラックとして使用する場合には、ドラムの出し 入れ口から排出されたセメントは、粉体排出路及びセメント粉体定量送り装置を 経て、セメント混練装置に直接投入されることになるため、排出量の変動は、粉 体の経路外への溢れや、装置の過負荷をもたらすという、問題がある。
【0007】 またさらに、このコンクリートミキサー車を改造したセメント混練物製造用ト ラックでは、ドラムの後部上方の出し入れ口の下方という、比較的狭隘な部分に 、セメント混練装置を搭載するものであり、作業者の安全性や作業性の善し悪し については、充分な配慮が払われていない。例えば、上記のように、セメントが 粉体排出路及びセメント粉体定量送り装置から溢れないように、確認しつつ、そ の作動を行おうとしても、地上からは、その状態を確認できない。また、セメン ト混練装置を搭載した部分に作業者が乗ろうとしても、狭隘の箇所では充分な足 場から確保できない。また、通常作業者はセメント混練物製造用トラックの後方 或いは後部側方の地上に立って作業を行うことになるが、交通量の多い工事現場 では、このような作業位置は危険な場合もある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本願の第1の考案は、雨水に対して充分な配慮をなすと共に、セメントを安定 してセメント混練装置に投入することのできるようにした、セメント混練装置搭 載のローリー車を提供せとんするものである。即ち、本願の第1の考案は、ロー リー車の台車101と、ローリー車の台車101に搭載されたセメント粉体輸送 用のセメントタンク102と、このセメントタンク102の後方であってローリ ー車の台車101の後部に搭載されたセメント混練装置103と、このセメント タンク102の後端から導き出されてセメントタンク後方のセメント混練装置1 03に接続された粉体供給装置104と、ローリー車の台車101の適宜箇所に 搭載された水タンク105と、この水タンク105とセメント混練装置103と を接続する水供給装置76と、このセメント混練装置103にて混練された混練 物を適宜箇所に圧送する圧送ポンプ106と、上記の少なくともセメント混練装 置103と粉体供給装置104とを収納する収納室107とを備えたセメント用 ローリー車を提供することにより、上記の課題を解決するものである。
【0009】 本願の第2の考案は、上記のセメント用ローリー車において、上記の収納室1 07が、下方に回動して開く扉107aを備え、この扉017aは略水平状態で その回動を停止するものであり、この水平状態に回動した扉107a上に、作業 者が乗ることができるようにしたことを特徴とするものを提供する。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づき本願考案の一実施例について説明する。 図1は一実施例に係るセメント用ローリー車の側面図であり、図2は同平面図 であり、図3は同要部拡大の背面図である。
【0011】 まず、このローリー車の全体について説明すると、このローリー車は、ローリ ー車の台車101に搭載されたセメント粉体輸送用のセメントタンク102と、 このセメントタンク102の後方であってローリー車の台車101の後部に搭載 されたセメント混練装置103とを備える。この実施例において、セメントとし ては、セメントに加えて骨材を予め混合したいわゆるプレミックスセメントを用 いること適当であるが、セメントの種類は適宜変更し得る。このセメントタンク 102の後端からは、粉体供給装置104が導き出されており、セメント混練装 置103にセメントを供給する。ローリー車の台車101の運転席の後方には、 水タンク105が配位され、この水タンク105からは、水供給装置としての水 パイプ及び水圧送用のポンプ(図示せず)によって、セメント混練装置103に 水が供給される。また、図3に示すように、セメント混練装置103にて混練さ れた混練物を適宜箇所に圧送する圧送ポンプ106が、セメント混練装置103 の下方に配位されている。この圧送ポンプ106には、所謂スクイーズポンプが 用いられているが、ポンプの型式は他のものに変更することができる。図3にお いて、106aが圧送ポンプ106の吸い込み口を示し、106bが吐出口を示 す。また、103aがセメント混練装置103の吐出口を示すものであり、この セメント混練装置103の吐出口103aと、圧送ポンプ106の吸い込み口1 06aとを、適当なチューブで接続することによって、セメント混練装置103 によるセメント混練物を圧送ポンプ106の吐出口106bから圧送することが できる。尚、セメント混練装置103の吐出口103aを、工事現場等に設置さ れた他の圧送ポンプに接続して使用することもできる。
【0012】 次に、セメントタンク102についてより詳しく説明すると、セメントタンク は従来のローリー車の適宜形式のものをそのまま採用することができるが、この 実施例では、図3に示すように、内部の底部121,121が2つの谷をなすよ うに形成されたものを用いている。また、タンク102の上部には、2個のセメ ント投入口122,122(図1及び図2参照)が設けられているが、この数や 形状は適宜変更し得る。
【0013】 粉体供給装置104としては、この実施例では次の構成が採用されているが、 セメントタンク102からセメント混練装置103にセメントを供給し得るもの であれば、スクリューコンベアやスプリングフィーダーやバケットコンベア等の 種々の移送装置を採用し得る。タンク102の上記の2つの谷をなす底部122 ,122の谷底には、前後方向にスクリューコンベア141,141が配位され ており、セメントタンク102内のセメントは、タンクの後方の左右両側に移送 される。このスクリューコンベア141,141の後端には、左右両側から中央 方向へセメントを移送するスクリューコンベア142,142が配位されている 。さらに、これらのスクリューコンベア142,142によって中央に移送され た流体は、スクリューコンベア143やバケットコンベアによって後部上方に移 送される。スクリューコンベア143の上端には、後方下方に傾斜した円筒状の シュート144が配位され、セメントはこのシュート144から自然落下して、 セメント混練装置103の投入室1のホッパー11内に投入される。その際、セ メントの飛散を防止するために、防塵カバー145が配位されている。この防塵 カバー145は、シュート144とホッパー11との間のセメントの飛散を防止 し得るものであれば、その形式は問わないが、この実施例では、シュート144 の先端に、柔軟なシートを筒状に形成した柔軟チューブを取りつけて、その先端 をホッパー11内に挿入している。このようにすれば、シュート144から柔軟 チューブ145を通ってホッパー11内にセメントが投入され、その飛散が防止 し得ると共に、ホッパーへの投入状態が外部から見えるため、例えば、セメント がホッパー11から溢れそうになると、この粉体供給装置104を停止或いは減 速させることができる。尚、これらの粉体供給装置104の各コンベアの駆動源 は、電動機(図示せず)によるものとしている。
【0014】 セメント混練装置103は、適当なセメント混練装置を用いればよいが、この 実施例では、図4乃至図9に示すものを採用した。図4は、セメント混練装置の 正面図であり、図5はその平面図、図6はその左側面図である。但し、これらの 図における正面とは、ローリー車の背面、即ち後方から前方を見た状態を正面と する。
【0015】 このセメント混練装置103は、右部の投入室1と、左部の混練室2とを備え てなるものである。そして、これらの投入室1と混練室2とは、図7に示すよう に連通口4を介して連通されるとともに、両内部に左右方向に沿う回転軸3が配 設されている。
【0016】 この回転軸3は、右端が投入室1の右壁に回動自在に支持され、左端が混練室 2の左壁に回動自在に支持されることによって投入室1、連通口4、及び混練室 2の左右方向の全域に渡って配設されている。そして、投入室1の右壁に支持さ れた右端が、図4に示す投入室1の下方に設置された駆動モーター5にベルトを 介して接続され、駆動モーター5の駆動により回転するようになされている。尚 、この実施例における回転軸3は、投入室1に配設される投入室用回転軸3aと 、連通口4、及び混練室2に配設される混練室用回転軸3bとの二つから構成し 、交換等の作業を容易にできるようにしているが、一本のものから構成する等適 宜変更できる。
【0017】 投入室1は、上部にホッパー11が取り付けられ、このホッパー11からセメ ントを内部に入れられるようになされている。内部には、下部にスプリング部材 12が設けられている。このスプリング部材12は、投入された投入室1内の混 練物を連通口4に案内させるためのもので、図7に示すように断面円形の線材を 粗巻コイル状に形成したものからなる。そして、スプリング部材12の左端が、 投入室用回転軸3aの左端部に取り付けられ、一方、右端が投入室用回転軸3a の右端部に取り付けられることによって、回転軸3の回転に伴い回転可能に投入 室1内の下部における左端側から右端側の全域に渡り配設されている。
【0018】 連通口4は、上述のように投入室1と混練室2とを連通させ、投入室1内の混 練物を、この連通口4を介して混練室2内に入れる。連通口4には、搬送手段と してのスクリューコンベア41が備えられている。この実施例におけるスクリュ ーコンベア41は、投入室用回転軸3aの左部と、混練室用回転軸3bの右部と に分割されて付設されている。詳しくは、その外径が上記スプリング部材12の 内径より小さくなされおり、投入室用回転軸3aに付設された部分が、スプリン グ部材12の径内部に配設されるようにして投入室1内の左部に臨まされる程度 に、一方、混練室用回転軸3bに付設された部分が、混練室2内に臨まされる程 度の範囲に渡り付設され、双方の回転軸3a,3aを接続することにより、連続 した一つのスクリューコンベア41が形成される。
【0019】 混練室2は、円筒状のケーシング21によって形成されている。そして、この ケーシング21の右側の上部には水等用のパイプ6が接続され、内部に外部から 水等を後述のように一定時間に一定量だけ入れられるようになされている。又、 ケーシング21の左側の下部には混練室用吐出口21aが開設され、混練後の混 練物を混練室2外に出す。一方、内部には混練用羽根22…23が設けられ、投 入室1から連通口4を通って送られてくるセメントとパイプ6から送られてくる 水等とを混練する。この実施例における混練用羽根22…23は、図7に示すよ うに混練室用回転軸3b外周に板部材を周方向に等間隔に配設して形成した三枚 羽根22…22と、回転軸3外周に軸方向に並設した二つの板部材の先端に他の 板部材を架け渡して形成したものを周方向に等間隔に三つ配設して形成した箱形 羽根23…23の二種類のものから構成されている。そして、これら二種類のも のからなる混練用羽根22…23が、混練室用回転軸3bにおけるスクリューコ ンベア41の終端部から左端に到る範囲に渡り形成され、混練室2内の左右方向 の略全域に渡り配設されている。尚、これらの混練用羽根22…23は、この態 様のものに限らず、適宜変更できるものである。
【0020】 上記水等用のパイプ6による水等の供給は、前述の図1及び図2に示す水タン ク105から、パイプによって接続された投入室1の下方に水ポンプ76によっ て混練室2内に送られるが、図9に示すようにパイプ6途中に圧力スイッチ40 、圧力整流器41、流量器42等が設けられており、一定時間に一定量づつ混練 室2内に送れるようになされているとともに、回転軸3と連動されている。詳し くは、水ポンプ76を作動させ、水圧が一定圧となると圧力スイッチ40がそれ を感知し、バルブ43を開いて混練室2内に送る。又、これと同時に、圧力スイ ッチ40が一定水圧を感知するとそれを回転軸3の駆動モーター5に指示して作 動させ、水等の流れに合わせて回転軸3を回転させる。このようにして混練室2 内に一定量の水に対し一定量の混練物を搬送できるようにしている。尚、この駆 動モーター5と共に、前述の粉体供給装置104の作動を、これと連動させるこ ともできる。
【0021】 又、この実施例では、混練室2の下方に第2混練室7が配設されている。この 第2混練室7は、完全に混練し難いものを使用する場合に混練室2で混練した後 の混練物を更に混練し、あるいは、混練した後の混練物を一時的に貯溜しておく 場合等に便宜的に設けられたものである。従って、混練室2において短時間で確 実に混練できるような場合には第2混練室7を通さず、混練室2の混練室用吐出 口21aから直接出すようにしても使用しても良い。
【0022】 この第2混練室7は、図6に示すように下部外周がV字形状からなるケーシン グ73によって形成され、ケーシングの左側上部に混練室用吐出口21aが接続 され、混練室2内の混練物を入れられるようになされている。内部の下方には、 第2混練用羽根72…72の付設された第2混練室用回転軸75が左右方向に配 設され、この第2混練室用回転軸75が第2混練室用モーター76によって回転 されることにより混練室2から送られてきた混練物を混練する。尚、第2混練用 羽根72…72は、この実施例では混練室2における上記混練用羽根22…23 と同様に構成しているが、他の異なる形状、例えば混練室2の混練用羽根におけ る三枚羽根22…22のみから構成するようにしても良い。又、第2混練室7の 左右中央の下部には、第2混練室用吐出口103aが開口され、最終的に混練さ れた混練物を吐出するようになされている。
【0023】 次に、この装置の使用方法について説明する。 先ず、操作ボックス(図示せず)の作動スイッチによって、回転軸3を回転さ せるとともに、投入室1内に、ホッパー11からコンクリート素材等の混練物を 投入する。これにより、投入された混練物のうち、投入室1内の左方側のものは スクリューコンベア41の始端部によって混練室2に搬送される。一方、投入室 1内の右方側のものは、スプリング部材12の回転によりスクリューコンベア4 1側に案内される。従って、スプリング部材12がスクリューコンベアの役目を なし、投入された投入室1内の全範囲における混練物を、スクリューコンベア4 1を介し混練室2内に搬送させることができる。尚、上記の操作ボックスは、ホ ッパー11の近辺等、粉体供給装置104のシュート144先端の防塵カバー1 45からホッパー11内へのセメントの投入状態を確認し得る箇所に設けておく ことが望ましい。
【0024】 混練室2内に搬送されてきた混練物は、混練室2内において、混練用羽根22 …23によってパイプ6から送られてくる水等と混練されるが、この混練室2内 において、混練室2が混練物で充満してスクリューコンベア41による搬送量が 減少し、スクリューコンベア41の始端側に混練物が滞留してくると、スプリン グ部材12によるスクリューコンベア41側への混練物の送りに際しスプリング 部材12に負荷がかかる。この負荷がかかるとスプリング部材12は、図8に示 すように右部が縮み、左部が伸びて弾性変形する。これにより、実質的にスクリ ューコンベア41への混練物の送りを止める。従って、回転軸3の回転を調整し なくとも混練室2に混練物を必要以上に送り込むことを防止でき、常時円滑に混 練室2で混練させることができる。
【0025】 そして、混練室2で混練された混練物は、混練室用吐出口21aから第2混練 室7に入り、第2混練室7で完全に混練され、あるいは十分な混練状態を維持し 、第2混練室用吐出口103aから吐出される。そして、前述のように、図3に 示す圧送ポンプ106の吸い込み口106aに吸入され、圧送ポンプ106の吐 出口106bから圧送される。従って、図示の実施例では、第2混練室用吐出口 103aと圧送ポンプ106の吸い込み口106aとを接続するチューブのみを 別個に用意するだけで、粉体のセメントをセメント混練物として、工事現場の適 宜箇所に投入することができるものである。
【0026】 尚、混練室2においては、この混練室2から第2混練室7に混練物が入り始め ると同時に混練物が減り始めることになる。混練室2内の混練物が減り始めると 、これに合わせてスクリューコンベア41の始端側に滞留していた混練物もスク リューコンベア41によって混練室2内に搬送され始め、負荷を受けていたスプ リング部材12は、負荷の除去により元に戻ろうとする軸方向への弾力と回転力 により混練物をスクリューコンベア41側に素早く案内する。これにより、常時 円滑に混練室2内に混練物を搬送させることができる。
【0027】 以上のように、このローリー車では、セメント粉体輸送用のセメントタンク1 02内のセメントは、粉体供給装置104によって、セメント混練装置103に 移送され、セメント混練物として吐出されるものあるが、この粉体供給装置10 4及びセメント混練装置103は、前、左、右の各側壁と天部とによって構成さ れた収納室107内に収納されている。そして、この収納室107の後部には、 図3に示すように、開閉可能な扉107a,107b,107cが設けられてお り、これらの扉を閉めることにより、収納室は密閉され、雨水が粉体供給装置1 04及びセメント混練装置103に浸入することを完全に防止する。また、住宅 街等の良好な環境を保つため、粉塵を完全になくする必要がある場合には、この 扉を閉めて作業を行うことによって、粉塵を外部に出すことを完全に防止し得る ものである。この場合にも、セメント混練装置103の吐出口103aと、圧送 ポンプ106の吸い込み口106aと、圧送ポンプ106の吐出口106bとは 、収納室107の下部に開口しているため、扉を閉めたまま、運転することに支 障はない。
【0028】 この実施例では、扉107a,107b,107cは、下部扉107aと、上 部の左右扉107b、107cとから構成されている。左右扉107b、107 cは、いわゆる観音開きとなっており、左右に回動させて開くものである。また 、下部扉107aは、下辺を回動軸として垂直状態から後方に回動して、略水平 状態でその回動を停止するようにしている。この略水平状態での固定は、チェー ン(図示せず)を用いる等、トラックの荷台に用いられている構成を採用するこ とができる。そして、チェーンを外せば、下部扉107aを垂下状態にすること もできる。このように、下部扉107aは略水平状態でその回動を停止するよう に構成されているため、作業者は、この略水平状態の下部扉107aの上に乗っ て、作業をすることができる。従って、作業者は、容易に粉体供給装置104か らセメント混練装置103へのセメントの供給状態を確認することができるもの であり、しかも、交通量の多い場所でも、下部扉107a上に乗ることによって 安全に作業できるものである。
【0029】
【考案の効果】
本願の第1の考案は、雨水に対して充分な配慮をなすと共に、セメントを安定 してセメント混練装置に投入することのできるようにした、セメント混練装置搭 載のローリー車を提供することができたものである。
【0030】 さらに本願の第2の考案は、上記の効果に加えて、作業性の良さと、作業者の 安全性を高めることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係るセメント用ローリー車の側面図
である。
【図2】同平面図である。
【図3】同要部拡大の背面図である。
【図4】一実施例のセメント混練装置の正面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】同左側面図である。
【図7】同セメント混練装置の回転軸の正面図である。
【図8】同セメント混練装置のスプリング部材の変形状
態を示す説明図である。
【図9】本考案の一実施例の水系配管説明図である。
【符号の説明】
101 ローリー車の台車 102 セメントタンク 103 セメント混練装置 104 粉体供給装置 105 水タンク 106 圧送ポンプ 107 収納室

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローリー車の台車(101) と、 ローリー車の台車(101) に搭載されたセメント粉体輸送
    用のセメントタンク(102) と、 このセメントタンク(102) の後方であってローリー車の
    台車(101) の後部に搭載されたセメント混練装置(103)
    と、 このセメントタンク(102) の後端から導き出されてセメ
    ントタンク後方のセメント混練装置(103) に接続された
    粉体供給装置(104) と、 ローリー車の台車(101) の適宜箇所に搭載された水タン
    ク(105) と、 この水タンク(105) とセメント混練装置(103) とを接続
    する水供給装置(76)と、 このセメント混練装置(103) にて混練された混練物を適
    宜箇所に圧送する圧送ポンプ(106) と、 上記の少なくともセメント混練装置(103) と粉体供給装
    置(104) とを収納する収納室(107) とを備えた、 セメント用ローリー車。
  2. 【請求項2】 上記の収納室(107) が、下方に回動して
    開く扉(107a)を備え、この扉(107a)は略水平状態でその
    回動を停止するものであり、この水平状態に回動した扉
    (107a)上に、作業者が乗ることができるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のセメント用ローリー車。
JP7592693U 1993-12-29 1993-12-29 セメント用ローリー車 Pending JPH0743126U (ja)

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JP7592693U JPH0743126U (ja) 1993-12-29 1993-12-29 セメント用ローリー車

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