JPH0743221A - サーミスタ温度センサ - Google Patents

サーミスタ温度センサ

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JPH0743221A
JPH0743221A JP20576493A JP20576493A JPH0743221A JP H0743221 A JPH0743221 A JP H0743221A JP 20576493 A JP20576493 A JP 20576493A JP 20576493 A JP20576493 A JP 20576493A JP H0743221 A JPH0743221 A JP H0743221A
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tube
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unit
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーモユニットの金属管への組付が容易であ
ると共に,組付不具合による温度エラーの生じないサー
ミスタ温度センサの提供。 【構成】 金属管11と,金属管11の前端部111に
寄せて収容されたサーモユニット20と,リードワイヤ
15とを有するサーミスタ温度センサ10である。サー
モユニット20は,絶縁管21と,絶縁管21の前端部
に固定したサーミスタ素子22とを有しており,その前
方部分が金属管11内にセメント30により埋設固定さ
れている。サーモユニット20のセメント埋設部23の
最大断面積Saは,金属管11のセメント埋設部23の
最小内空断面積Snの55〜85%の間にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車の排気ガス・E
GRガス等の温度を測定するサーミスタ温度センサに関
する。
【0002】
【従来技術】温度センサには各種の方式のものがある
が,その1つとして,温度に対するサーミスタの抵抗変
化を利用したサーミスタ温度センサがある。サーミスタ
温度センサは,例えば,サーミスタ素子を絶縁管の先端
から突出させてそれを検査対象に近接させて温度を測定
する。また,サーミスタ素子を保護するために上記サー
ミスタ素子と絶縁管とを金属管中に収容したものも多く
用いられている。
【0003】そして,金属管に上記サーミスタ素子と絶
縁管とを固定する方法として耐熱セメントを用いる構造
が提案されている(特開昭62−278421号公報参
照)。即ち,上記温度センサ9は,図8に示すように,
絶縁管922の先端からサーミスタ素子91を突出させ
両者を接着剤921で固定させたサーモユニット90を
金属管93に収容し,金属管93に注入した耐熱セメン
ト94中に埋設して上記サーモユニット90を固定す
る。
【0004】そしてサーミスタ素子91と接続したサー
モユニット90のリード線95を信号取出し用のリード
ワイヤ96と金属管93内で接続する。このように,耐
熱セメント94(以下単に「セメント」という)によっ
てサーモユニット90を金属管93に固定する方法は構
成部品点数が少なく構造が簡素で安価であるという利点
がある。
【0005】また,セメント94は,被測温流体の温度
を金属管93を介してサーモユニット90に伝達する役
目も果たす。従って,セメント94は比較的熱伝導率の
良好なものが用いられる。なお図8において,符号97
は温度センサ9を測温部近傍に固定するためのネジ金具
である。
【0006】即ち,上記温度センサ9は,図9に示すよ
うに,被測温流体を収容した収容部98に設けたねじ穴
からその先端の感温部を挿入し,ネジ金具97をねじ穴
に螺着して収容部98に固定する。例えば,エンジンの
排気ガス温度を測定する場合には,エンジンの排気系管
に設けたねじ穴から温度センサ9の先端部を挿入し,ネ
ジ金具97を排気系管のねじ穴に螺着する。図9におい
て,符号971はガスケットである。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら,セメントを用
いてサーモユニットを固定するサーミスタ温度センサに
は次のような問題がある。それは,セメントによりサー
モユニットを金属管に埋設固定する組付の作業性の問題
である。
【0008】その第1点は,サーモユニットの外径を金
属管の内径に比べて小さくするとセメントに対してサー
モユニットを楽に挿入埋設することができるが,サーモ
ユニットの軸心が金属管の軸心に対して傾いたり,両軸
心が平行方向にずれたりすることである。サーモユニッ
トの軸心と金属管の軸心とがずれたり,傾いたりする
と,流動する流体の温度を測定する場合などに,その温
度検出値がばらついたり,応答速度が変化したりすると
いう問題を生ずる。
【0009】即ち,図9に示すように,排気管中を矢印
のように流れる排気ガス99の温度を測定する場合,金
属管93の軸心931とサーモユニット90の軸心90
1にずれδがあると,取付方向によって測定値の応答特
性が変化する。
【0010】また,サーモユニット90が金属管93内
に傾いて挿入されると,セメント94は,サーモユニッ
ト90と金属管内壁93との隙間が小さい所では後方ま
で進入し,一方隙間が大きい所ではセメントは金属管の
後方まで進入しない。即ち,セメント94がサーモユニ
ット90の外周を均一に被覆せず,これによってサーモ
ユニット90の外周部における熱伝導特性が変化し,製
品毎の特性のばらつきが生ずる。
【0011】一方,サーモユニット90の外径と金属管
93の内径の差が小さい場合,即ち両者の隙間が小さい
場合には,金属管にサーモユニットを挿入する場合,セ
メントの抵抗が大きくなり,サーモユニットの挿入が困
難になる。その結果,サーモユニットが金属管の最先端
まで挿入されないものが生じ,同様に温度エラーや応答
特性が変化するという問題が発生する。
【0012】即ち,サーモユニットをスムースにセメン
トに挿入できる場合には,サーモユニットの先端が金属
管の内壁に当接したことを作業者は容易に感知すること
ができる。しかし,セメントの挿入抵抗が大きくなる
と,サーモユニットの先端が金属管の内壁に当接したか
否かの感知が困難となり,サーモユニットの先端と金属
管の先端内壁との間にギャップg(図4)が生ずる。
【0013】上記のようなギャップgが生じ,サーミス
タ素子が金属管の後方に後退すると,サーミスタ素子に
対する金属管先端からの熱伝達が遅れると共に,金属管
後方からの外気温度の影響により測定値に変動が生ずる
のである。本発明は,かかる従来のサーミスタ温度セン
サの問題点に鑑みて,サーモユニットの金属管への組付
が容易であると共に,組付不具合による温度エラーの生
じないサーミスタ温度センサを提供しようとするもので
ある。
【0014】
【課題の解決手段】本発明は,前端部を閉塞した金属管
と,該金属管の前端部に寄せて収容されたサーモユニッ
トと,該サーモユニットと金属管内で接続されて金属管
の後方より引き出されたリードワイヤとを有するサーミ
スタ温度センサであって,サーモユニットは,リード線
を挿通させる絶縁管と,該絶縁管の前端部に固定したサ
ーミスタ素子とを有していると共に,その前方部分が金
属管内においてセメントに埋設固定されており,上記サ
ーモユニットのセメント埋設部における最大断面積Sa
は,前端部を除く金属管のセメント埋設部における最小
内空断面積Snの55〜85%の間にあることを特徴と
するサーミスタ温度センサにある。
【0015】本発明において最も注目すべきことは,サ
ーモユニットが金属管内においてセメントに埋設固定さ
れており,サーモユニットのセメント埋設部における最
大断面積Saが,金属管のセメント埋設部における最小
内空断面積Snの55〜85%の間にあることである。
【0016】なお,金属管の前端部は閉塞してあるか
ら,上記最小内空断面積Snの範囲には,金属管の先端
部を含めないものとする。例えばサーモユニットの断面
積及び金属管の内空断面積が共に円の場合には,上記数
値条件は,サーモユニットの径dの金属管の内空径Dに
対する比率が0.74〜0.92の間にあることに相当
する。
【0017】
【作用及び効果】サーモユニットのセメント埋設部にお
ける最大断面積Saは金属管のセメント埋設部における
最小内空断面積Snの85%以下である。これによりサ
ーモユニット挿入時のセメント抵抗が抑制され,後述す
る実験例(図3)が示すように,セメントに対するサー
モユニットの挿入(組付)は,スムースになり,サーモ
ユニットの先端と金属管の先端部内壁との間のギャップ
g(図4)は低目に抑制される。即ち,サーミスタ素子
は金属管の先端まで挿入され,正確な温度測定が可能と
なる。
【0018】一方,サーモユニットのセメント埋設部に
おける最大断面積Saは,金属管のセメント埋設部にお
ける最小内空断面積Snの55%以上である。これは,
前記のように,円形断面の外径比では,金属管内径の7
4%以上に相当する。これにより,後述する実験例が示
すように,金属管内におけるサーモユニットと金属管と
の軸心ずれが抑制され,軸心ずれによる温度エラーや応
答特性の変動を低目に抑制することができる(前記,図
9等参照)。
【0019】上記のように,本発明によれば,サーモユ
ニットの金属管への組付けが容易であると共に,サーモ
ユニットの金属管への組付不具合による温度エラーの生
じないサーミスタ温度センサを提供することができる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例にかかるサーミスタ温度セン
サにつき,図1〜図4を用いて説明する。本例はエンジ
ン排気系のEGRガス温度を測定するサーミスタ温度セ
ンサである。本例は,図1に示すように,前端部111
を閉塞した金属管11と,該金属管11の前端部111
に寄せて収容されたサーモユニット20と,該サーモユ
ニット20と金属管11内で接続されて金属管11の後
方より引き出されたリードワイヤ15とを有するサーミ
スタ温度センサ10である。
【0021】サーモユニット20は,リード線14を挿
通させる絶縁管21と,絶縁管21の前端部に固定した
サーミスタ素子22とを有し,その前方部分が金属管1
1内においてセメント30に埋設固定されている。サー
モユニット20のセメント埋設部23における最大断面
積Saは,前端部111を除く金属管11のセメント埋
設部23における最小内空断面積Snの55〜85%の
間である72%である。
【0022】以下それぞれについて詳説する。本例のサ
ーミスタ温度センサ10は,図9に示したように,エン
ジンの排気系EGRガス通路管のねじ穴にネジ金具を螺
着して取付けられる。サーミスタ温度センサ10は,図
1に示すように,円柱状のサーモユニット20が筒状の
金属管11内に収容されており,金属管11の前端部1
11に接するよう検温素子であるサーミスタ素子22が
配設されている。
【0023】上記サーモユニット20は,次のような工
程により,金属管11に固定される。最初にMgO系セ
メントを水と混合し泥状化する。そして,泥状化したセ
メント30を所定量だけディスペンサ等を用いて,金属
管11の前端部111に注入する。上記ディスペンサ
は,注射針状のパイプを設けた注入器である。
【0024】続いて,サーモユニット20を,その先端
が金属管11に突き当たるまで,上記セメント30部に
真直ぐに挿入する。サーモユニット20の挿入に伴いセ
メント30は,後方に押し出され,サーモユニット20
の外周と金属管11の内壁113との隙間を這い上が
る。
【0025】その結果,サーモユニット20の前方に
は,セメント30に被われたセメント埋設部23が形成
される。その後,常温〜200℃の温度でセメント30
を乾燥,硬化させて,サーモユニット20を金属管11
に固定する。
【0026】サーモユニット20は,絶縁管21の前端
にサーミスタ素子22が取付けられており,図2に示す
ように,絶縁管21には,サーミスタ素子22のリード
線14を挿通するリード穴211が穿設されている。リ
ード線14は接着剤212によって,リード穴211に
固定される。なお,上記絶縁管21は,マグネシア系の
セラミックで形成された円柱状の絶縁管であり,全長は
約21mmである。
【0027】サーミスタ素子22は,ガラスによってサ
ーミスタを封止したものであり,ガラス溶着により絶縁
管21に取付けられる。サーミスタ素子22の全長は約
3.8mmである。そして,図1に示すように,絶縁管
21の後方から引出されたリード線14は,被覆を有す
るリードワイヤ15と接続され,リードワイヤ15は,
サーミスタ温度センサ10の後方から外部に引き出され
る。
【0028】リードワイヤ15の引き出し部は,ゴムブ
ッシュ16と保護チューブ18を介設させて,金属管1
1をかしめて封止される。一方,金属管11の先端から
5〜10mmの位置には,ネジ金具12が金属管11の
外周にろう付けされている。上記ネジ金具12の前後長
は,約15mmである。
【0029】そして,絶縁管21の外径dは4mmであ
り,金属管11の内径Dは4.7mmである。従って,
絶縁管21のセメント埋設部23における断面積Sa
は,金属管11のセメント埋設部23の内空断面積Sn
の72%である。また,セメント30は,サーモユニッ
ト20のセメント埋設部23の長さが5mm以上となる
ように所定量だけ金属管11内に注入されている。
【0030】次に,本例のサーミスタ温度センサ10の
作用効果ついて述べる。本例においては,サーモユニッ
ト20のセメント埋設部23の長さは5mm以上であ
り,サーモユニット20(全長25mm,但しリード線
14のはみ出し部を除く)を必要な強度で金属管11内
に埋設固定することができる。即ち,自動車部品として
要求される耐振性490m/S2 (50G)以上を満足
すると共に,リードワイヤー15による静的な耐引張力
49N(5kgf)を充足する。
【0031】一方,絶縁管21の外径dは,金属管11
の内径Dの85%以下であり,セメント抵抗は手頃な値
となり人手による組付作業においてサーモユニット20
を金属管11の先端まで充分深く挿入することができ
る。即ち,サーモユニット20を金属管11内のセメン
ト30に人手によって挿入した場合,図4に示すサーモ
ユニット20の先端と金属管11の内壁先端とのギャッ
プgを極めて小さな値に抑制することができる。
【0032】図3は,上記の外径比d/Dを変えてサー
モユニット20の挿入作業を行った場合の,上記ギャッ
プgの変化範囲(上下の双矢線)と,サーミスタ温度セ
ンサ10の応答特性の変化を示す特性図である。同図に
おける応答遅れ度合Rとは,温度をステップ関数状に変
化させたときにサーミスタ温度センサ10が所定の測定
値(63%値)に達する時間の上記ギャップgがゼロの
場合に対する遅れ度合(%)を示すものである。
【0033】なお,同図における点A(13%)は,上
記応答遅れ度合の仕様上の許容限度を示すものであり,
同図から知られるように,上記外径比d/Dが0.92
以下であれば,上記ギャップgを1mm以下に抑制し,
上記応答遅れ度合Rを許容限度13%内に抑制すること
ができる。
【0034】また,上記外径比d/Dが0.74以上で
あれば,サーモユニット20をセメント30に埋設する
際に,サーミスタ温度センサ10の応答特性に大きな影
響を与えるようなサーモユニット20と金属管11との
軸心ずれも生じないことを試作により確認することがで
きた。上記のように,本例によれば,サーモユニット2
0の金属管11への組付けが容易であると共に,サーモ
ユニット20の金属管11への組付不具合による温度エ
ラーの生じないサーミスタ温度センサを提供することが
できる。
【0035】実施例2 本例は,図5に示すように,実施例1において絶縁管2
4を小径絶縁管241と大径絶縁管242により構成し
たもう1つの実施例である。即ち,絶縁管24は,実施
例1の絶縁管21の径よりも小さい直径を有する小径絶
縁管241と,実施例1の絶縁管21の径より若干大き
い径を有する大径絶縁管242により構成されている。
【0036】そして,セメント30は小径絶縁管241
の周囲だけを埋設するから,サーモユニット200を金
属管11に挿入する組付作業が容易であり,前記のギャ
ップgは,ほとんど生じない。また,大径絶縁管242
と金属管11の内壁との隙間は小さいから,サーモユニ
ット200の軸心と金属管11の軸心の間に軸ずれがほ
とんど生じないよう組付けることができる。その結果,
サーモユニット200は精度良く金属管11に組付ける
ことができる。その他については,実施例1と同様であ
る。
【0037】実施例3 本例は,図6,図7に示すように,実施例1において,
絶縁管25,26の断面形状を円形としないもう1つの
実施例である(図2参照)。即ち,本例のサーモユニッ
トの絶縁管25,26の断面形状は,側面をカットした
部分円(図6)又は菱形状(図7)である。
【0038】しかし,いずれの絶縁管25,26におい
ても,その断面積Saは,金属管11の内空断面積Sn
の55〜85%の間にある。その他については,実施例
1と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のサーミスタ温度センサの断面図。
【図2】図1のB−B矢視線断面図。
【図3】実施例1において絶縁管の外径と金属管の内径
との比率を変化させたときの特性変化図。
【図4】図3におけるギャップgの説明図。
【図5】実施例2のサーミスタ温度センサの断面図。
【図6】実施例3における図1のB−B矢視線断面図。
【図7】実施例3におけるもう1つの図1のB−B矢視
線断面図。
【図8】従来のサーミスタ温度センサの断面図。
【図9】従来のサーミスタ温度センサの取付状態説明
図。
【符号の説明】
10...サーミスタ温度センサ, 11...金属管, 111...前端部, 15...リードワイヤ, 20...サーモユニット, 21...絶縁管, 22...サーミスタ素子, 23...セメント埋設部, 30...セメント,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部を閉塞した金属管と,該金属管の
    前端部に寄せて収容されたサーモユニットと,該サーモ
    ユニットと金属管内で接続されて金属管の後方より引き
    出されたリードワイヤとを有するサーミスタ温度センサ
    であって,サーモユニットは,リード線を挿通させる絶
    縁管と,該絶縁管の前端部に固定したサーミスタ素子と
    を有していると共に,その前方部分が金属管内において
    セメントに埋設固定されており,上記サーモユニットの
    セメント埋設部における最大断面積Saは,前端部を除
    く金属管のセメント埋設部における最小内空断面積Sn
    の55〜85%の間にあることを特徴とするサーミスタ
    温度センサ。
JP20576493A 1993-07-27 1993-07-27 サーミスタ温度センサ Expired - Lifetime JP3353407B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2893128A1 (fr) * 2005-11-09 2007-05-11 Denso Corp Capteur de temperature comprenant une thermistance noyee a l'extremite d4une tige a gaine et permettant la mesure de temperature des gaz d'echappement emis par un moteur a combustion interne
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