JPH0743721Y2 - 歯科用パノラマx線撮影装置のカセッテホルダー - Google Patents

歯科用パノラマx線撮影装置のカセッテホルダー

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JPH0743721Y2
JPH0743721Y2 JP1988144843U JP14484388U JPH0743721Y2 JP H0743721 Y2 JPH0743721 Y2 JP H0743721Y2 JP 1988144843 U JP1988144843 U JP 1988144843U JP 14484388 U JP14484388 U JP 14484388U JP H0743721 Y2 JPH0743721 Y2 JP H0743721Y2
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ray
flat
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cassette holder
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史明 赤木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、歯顎領域の断層像をパノラマ式に撮影する
歯科用パノラマX線撮影装置のカセッテホルダーに関
し、特に平板状カセッテを用いる方式のカセッテホルダ
ーに関する。
〔従来の技術〕
歯科用パノラマX線撮影装置は、水平アームの一端にX
線管を、他端に、X線フィルムを収納したフィルムカセ
ッテを保持するカセッテホルダーを互いに対向させてそ
れぞれ吊設し、その水平アームを、支柱から水平方向に
張り出したアーム駆動部に、水平面内において回動自在
に支持して構成されている。そして、X線管とカセッテ
ホルダーとの間に被検者の頭部を位置決めして配置し、
水平アームを回転させてX線管及びカセッテホルダーを
被検者の頭部の周りにほぼ周回させながら、フィルムカ
セッテを移動させて、X線管から放射されるX線を被検
者の歯顎部に多方向から照射し、その透過X線をカセッ
テホルダーの縦長スリットを通してX線フィルムの各部
に順次照射してゆき、全顎断層撮影を行なうようにす
る。
ところで、フィルムカセッテとしては、従前は主として
フレキシブルカセッテを使用し、それをフィルムドラム
の円筒周面に装填して、X線管及びカセッテホルダーの
周回運動に同期させてフィルムドラムを自転させるよう
にしていたが、近時においては、フレキシブルカセッテ
を用いた場合に比べて、X線フィルムと増感紙との密着
性が良好で、写真鮮鋭度の点でも優れている平板状カセ
ッテを使用し、X線管及びカセッテホルダーの周回運動
に同期させてその平板状カセッテをカセッテホルダーに
支持した状態で直線的に移動させるようにした型式の歯
科用パノラマX線撮影装置が普及している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、平板状カセッテは、X線フィルムを平面状態
で収納するため、長手方向(カセッテの移動方向)の寸
法が大きくなり、通常30cm以上もある。しかも、この平
板状カセッテを横長にして垂直姿勢で、前面(X線管と
の対向面)にX線遮蔽板が配設されたカセッテホルダー
に、例えば平板状カセッテの左端部をカセッテホルダー
の幅方向における中央に形成された縦長スリットの位置
に合わせて装填し、その状態で撮影を開始して、水平ア
ームの時計回りの回転運動に対応して平板状カセッテを
左方向へ直線移動させながら撮影を続け、平板状カセッ
テの右端部がカセッテホルダーの前記縦長スリットの位
置に達したときに撮影を終了するようにしている。この
ため、平板状カセッテの移動距離はほぼその長手方向の
寸法に等しくなり、平板状カセッテの移動に伴ってそれ
が占める空間の長さは、平板状カセッテの長手方向の寸
法のほぼ2倍となって、60cm以上にもなる。従って、平
板状カセッテの移動の全行程にわたってそれをカセッテ
ホルダー内に完全に収容し、平板状カセッテをカセッテ
ホルダーの外部に出さないようにするためには、カセッ
テホルダーの横幅の寸法を、例えば60cm以上とする必要
がある。
しかしながら、そのように大きいカセッテホルダーを水
平アームの一端に吊設し、水平アームを回動させようと
すると、それだけ装置が大型化して、スペース的にも、
またコスト的にも不利となる。さらに、限られた長さの
水平アームの両端に吊設されたX線管とカセッテホルダ
ーとの間の狭い空間に被検者の頭部を配置した状態で、
それらX線管及びカセッテホルダーを回転させなければ
ならないが、カセッテホルダーが大きくなると、術者は
その操作に際して余計に神経を使わないといけなくな
る。
このため、従来のカセッテホルダーは、極力横幅寸法を
小さくし、通常、平板状カセッテの長手方向の寸法より
若干短くしている。従って、撮影の開始時及び終了時に
おいては、それぞれ平板状カセッテのほぼ半分がカセッ
テホルダーの両側端面から大きく突き出ることになる。
ここで、X線撮影中において、X線管から放射された一
次X線が被写体である被検者頭部を透過してその透過X
線がカセッテホルダーの縦長スリットを通し平板状カセ
ッテ内のX線フィルムに照射される際に、被検者頭部か
ら二次X線が散乱する。そして、その散乱X線は、その
放射方向が広角度範囲にわたり、しかも、被検者の頭部
形状や大きさなどの個人差によって、また撮影条件など
によって、散乱X線の発生状況が大いに異なることにな
る。このため、散乱X線の発生が多い場合には、平板状
カセッテの、カセッテホルダーの側端面から突出した部
分のX線フィルムがその散乱X線に感応し、影像にかぶ
りを生じることになるが、その範囲は、カセッテホルダ
ーの横幅寸法を平板状カセッテの長手方向の寸法と同等
程度にしたときには、結局X線フィルムのほぼ全域にわ
たることになる。そして、この結果、フィルム面に撮影
された影像のコントラストや鮮鋭度、解像力などが低下
するといった問題点がある。
この考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、
平板状カセッテを用いる型式の歯科用パノラマX線撮影
装置において、カセッテホルダーを大型化することな
く、X線撮影中において発生する散乱X線が平板状カセ
ッテ内のX線フィルム面に入射することを防止すること
を技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記課題を達成するための技術的手段とし
て、歯科用パノラマX線撮影装置のカセッテホルダーを
以下のように構成した。
まず、この考案に係るカセッテホルダーの第1の構成
は、支柱から水平方向に張り出したアーム駆動部に吊下
され、水平面内において回動自在に支持された水平アー
ムの一端に、その水平アームの他端に垂下されたX線源
と対向して垂下され、平板状カセッテを前記X線源に対
面させて垂直姿勢で収容するとともに、その平板状カセ
ッテを前記水平アームの回転移動に合わせて一方向へ直
線移動させるように保持し、前記X線源との対向面側に
配設されたX線遮蔽板の幅方向における中央に形成され
た縦長スリットを通して前記平板状カセッテ内のX線フ
ィルムにX線が照射されるようにした歯科用パノラマX
線撮影装置のカセッテホルダーにおいて、前記X線遮蔽
板の、少なくとも左右両端辺を前記X線源の方へせり出
させたことを特徴としたものである。
上記X線遮蔽板は、円弧面をなすように形成してもよ
く、また平面をなすように形成してもよい。さらにま
た、X線遮蔽板の横断面形状が鉤形になるように形成す
ることもできる。
また、上記X線遮蔽板を、X線を通過させる縦長スリッ
トが形成された短冊形状の中央遮蔽板と、その左右両側
に対称に配設された一対の左・右遮蔽板とから構成して
もよく、またX線遮蔽板を1枚の板状体で形成し、その
板状体の幅方向における中央に、X線を通過させる縦長
スリットを形成するようにすることもできる。
また、この考案に係るカセッテホルダーの別の構成は、
支柱から水平方向に張り出したアーム駆動部に吊下さ
れ、水平面内において回動自在に支持された水平アーム
の一端に、その水平アームの他端に垂下されたX線源と
対向して垂下され、平板状カセッテを前記X線源に対面
させて垂直姿勢で収容するとともに、その平板状カセッ
テを前記水平アームの回転移動に合わせて一方向へ直線
移動させるように保持し、前記X線源との対向面側に、
前記平板状カセッテの左右方向長さとほぼ同寸法の幅を
有し、かつその幅方向における中央に縦長スリットが形
成されたX線遮蔽板を配設してなり、そのX線遮蔽板の
前記縦長スリットを通して前記平板状カセッテ内のX線
フィルムにX線が照射されるようにした歯科用パノラマ
X線撮影装置のカセッテホルダーにおいて、前記X線遮
蔽板と前記平板状カセッテの収容部位との間に、平板状
カセッテの左・右各半面を覆うに足る形状をそれぞれ有
する左・右一対の可動X線遮蔽板を、前記X線遮蔽板の
縦長スリット位置を挾んでその左右両側に対称に配置
し、かつそれぞれ左右反対方向へ移動自在に支持すると
ともに、前記平板状カセッテの移動に伴い、前記一対の
可動X線遮蔽板を択一的に、その可動X線遮蔽板により
平板状カセッテの半面が覆われるようにしてその平板状
カセッテと一緒に移動させる機構を設けたことを特徴と
したものである。
〔作用〕
上記第1の構成のカセッテホルダーにおいては、X線源
との対向面側に配設されたX線遮蔽板の左右両端辺がX
線源の方へせり出していることから、X線撮影中におい
て、X線源から放射された一次X線が被写体を透過する
際に被検者頭部から多くの二次X線が発生し、それが広
角度方向に散乱するようなことがあっても、その散乱X
線はX線遮蔽板の左右両端辺のせり出し部分によって遮
られ、カセッテホルダーの横幅寸法が小さくてその側端
面から平板状カセッテの一部が大きく突き出た状態にお
いても、散乱X線が平板状カセッテ内のX線フィルム面
に入射することが防止される。
また、上記した別の構成に係るカセッテホルダーにおい
ては、平板状カセッテの移動に伴い、X線遮蔽板と平板
状カセッテの収容部位との間に配置された左・右一対の
可動X線遮蔽板のうちの何れか一方が平板状カセッテと
一緒に移動して、その可動X線遮蔽板により平板状カセ
ッテの左・右何れかの半面が常に覆われるようになって
いる。従って、カセッテホルダーの横幅が平板状カセッ
テの左右方向長さとほぼ同寸法しかないため、X線撮影
中においては、カセッテホルダーの側端面から平板状カ
セッテの一部が突き出ることになるが、被写体である被
検者頭部から多くの二次X線が発生し、それが広角度方
向に散乱するようなことがあっても、その散乱X線は可
動X線遮蔽板によって遮られ、散乱X線が平板状カセッ
テ内のX線フィルム面に入射することが防止される。
〔実施例〕
以下、この考案の好適な実施例について図面を参照しな
がら説明する。
まず、第2図は、歯科用パノラマX線撮影装置の構成の
1例を示す要部斜視図である。この歯科用パノラマX線
撮影装置は、床上に垂直に保持された支柱10、この支柱
10に昇降自在に支持され、支柱10から水平方向に張り出
したアーム駆動部12、このアーム駆動部12に吊下され、
水平面内において回動自在に支持された水平アーム14、
この水平アーム14の一端に垂下されたX線管装置16、水
平アーム14の他端に、X線管装置16と対向して垂下され
たカセッテホルダー18、並びに被検者の頭顎部を位置決
めして固定する頭顎部固定装置20などから構成されてい
る。カセッテホルダー18には、X線管装置16との対向面
側にX線遮蔽板が配設されており、その幅方向における
中央に縦長スリット22が形成されている。カセッテホル
ダー18内には、内部にX線フィルムを収納した平板状カ
セッテ24が垂直姿勢で収容されており、平板状カセッテ
24は、水平アーム14の回転移動に合わせて一方向へ直線
移動するようになっている。また、カセッテホルダー18
の横幅は、平板状カセッテ24の左右方向長さとほぼ同寸
法に設定されている。
第1図に、カセッテホルダー18の拡大斜視図を示す。こ
のカセッテホルダー18は、平板状カセッテ24の収容部28
が形設されたハウジング26、平板状カセッテ24を保持す
るカセッテキャリヤ30、及び平板状カセッテ24を保持し
たカセッテキャリヤ30を直線的に往復移動させる可逆回
転可能な駆動モータ32などから構成されている。ハウジ
ング26の横幅は、平板状カセッテ24の左右方向長さ(例
えば33cm)とほぼ同寸法或いはそれより若干短くされて
いる。そして、ハウジング26の前面、すなわちX線管装
置16(第2図参照)に対向する面には、その中央部に、
X線を遮蔽する、例えば鉛の薄板で短冊形状に形成され
た中央遮蔽板34が配設され、その左右両側に、各前面が
円弧面に形成されて、各外側端辺がX線管装置16の方向
へせり出した一対の突出体36、36が対称に突設され、そ
の円弧面をなす各前面に鉛の薄板等で形成されたX線を
遮蔽する左・右遮蔽板38、38が配設されている。これら
中央遮蔽板34と左・右遮蔽板38、38とからX線遮蔽板が
構成されており、中央遮蔽板34の中央に、X線を通過さ
せる縦長スリット22が形成されている。尚、突出体36、
36は、例えばアルミニウムの鋳造により中実構造に形成
してもよいし、また金属板枠からなる中空構造に形成し
てもよい。また、突出体36、36の外側端辺の、平板状カ
セッテ24の前面からの距離は、平板状カセッテ24がカセ
ッテホルダー18の側端面から最も大きく突き出した際、
すなわちパノラマX線撮影の開始時点及び終了時点にお
いて、被写体である被検者頭部から散乱する二次X線が
平板状カセッテ24内のX線フィルムの側端部に入射する
ことを有効に防止できる程度に設定されるが、例えば60
〜65mm程度に設定される。また、第1図に示した平板状
カセッテ24の位置は、パノラマX線撮影の開始時点のも
のであり、平板状カセッテ24は、X線管装置16及びカセ
ッテホルダー18の周回運動に合わせて図示した位置から
矢印a方向へ可変速度で直線移動させられ、その右端部
が中央遮蔽板34の縦長スリット22の位置にまで達した時
点で撮影が終了することになる。
第3図に示したカセッテホルダー40は、前面が円弧面を
なす突出体42、42の、その前面に、1枚の板状体、例え
ば船の薄板からなるX線遮蔽板44を配設し、その幅方向
における中央に、X線を通過させる縦長スリット46を形
成した例である。このカセッテホルダー40においては、
そのハウジング全体をアルミニウム板、真鍮板等のX線
透過材料で形成することができ、第1図に示したカセッ
テホルダー18におけるように、ハウジング26の前面中央
部にX線遮蔽材料で形成した中央遮蔽板34を配設したり
しなくてもよい。
第4図に示したカセッテホルダー50は、突出体52、52の
前面を平面状に形成し、その一対の突出体52、52の各前
面に平板状の左・右遮蔽板54、54を配設した例である。
また、第5図に示したカセッテホルダー60は、突出体を
設けないで、ハウジングの前面に直接、横断面形状が鉤
形の左・右遮蔽板64、64を配設した例である。尚、第4
図及び第5図に示したカセッテホルダー50;60は、第1
図に示したカセッテホルダー18と同様、X線遮蔽板が、
縦長スリット58;68が形成された中央遮蔽板56;66と左・
右遮蔽板54、54;64、64とから構成されている。
次に、概略平面図を示した第6図に基づいて、第1図に
示した実施例に係るカセッテホルダー18の作用について
説明する。
図において、実線で示したSの位置及び状態がパノラマ
X線撮影の開始時点を表わし、二点鎖線で示したMの位
置及び状態が前歯部撮影時、同じくFの位置及び状態が
撮影終了時点をそれぞれ表わす。撮影開始時において
は、中央遮蔽板及び左・右遮蔽板からなるX線遮蔽板70
の縦長スリット22の位置に平板状カセッテ24(従って、
その内部に収納されたX線フィルム)の左端部が配置さ
れ、一方、カセッテホルダー18の右側端面からその右外
方へ平板状カセッテ24がほぼその右半面を突き出してい
る。この状態で、X線管装置のX線管72からX線ビーム
が放射されると、その放射X線Rは被検者頭部74を透過
して、その透過X線TがX線遮蔽板70の縦長スリット22
を通過して平板状カセッテ24の左端部に入射する。この
場合において、放射X線Rが被検者頭部74を通過する際
に、被検者頭部74から二次X線が散乱する。この散乱X
線Dは、広角度範囲にわたって放射されることになる
が、このカセッテホルダー18は、そのX線遮蔽板70の端
辺がX線管72の方へせり出しているため、第6図におい
て、被検者頭部74の中心Oから透過X線Tに対し角度θ
の範囲内の方向へ散乱する散乱X線Dは、X線遮蔽板70
によって遮られることになる。従って、平板状カセッテ
24の右半面がカセッテホルダー18の右側端面から突き出
ていても、その突出部分はX線遮蔽板70によって散乱X
線Dから防護されることになり、X線フィルムが散乱X
線Dに感応することが防止される。
そして、X線管72及びカセッテホルダー18が矢印b方向
へ回転するのに従って平板状カセッテ24が矢印a方向へ
直線移動しながら撮影が進行し、Mの位置及び状態での
前歯部撮影を経て、Fの位置及び状態で撮影が終了す
る。この撮影終了時においては、X線遮蔽板70の縦長ス
リット22の位置に平板状カセッテ24の右端部が位置する
ことになり、従ってカセッテホルダー18の左側端面から
その外方向へ平板状カセッテ24の左半面が突き出ること
になる。この場合においても、被検者頭部74で発生し、
その中心Oから透過X線T′に対し角度θ′の範囲内の
方向へ散乱する散乱X線D′は、端辺がせり出したX線
遮蔽板70によって遮られ、平板状カセッテ24の左半面は
散乱X線D′から防護される。
第7図は、この考案のカセッテホルダーの別の構成例を
示す概略平面図である。同図においては、ハウジングな
どの図示を省略して、カセッテホルダーのX線遮蔽板と
平板状カセッテとのみを図示し、それらの動作過程を順
に示している。このカセッテホルダーは、平板状カセッ
テ80の左右方向長さとほぼ同寸報の横幅を有し、その幅
方向における中央に縦長スリット84が形成された平板状
のX線遮蔽板82の他に、そのX線遮蔽板82と平板状カセ
ッテ80の収容部位との間に左・右一対の可動X線遮蔽板
86、88を備えている。可動X線遮蔽板86、88は、それぞ
れ平板状カセッテ80の左・右各半面を覆うに足る形状を
有しており、X線遮蔽板82の縦長スリット84の位置を挾
んでその左右両側に対称に配置されている。そして、左
側可動X線遮蔽板86は左方向へ、右側可動X線遮蔽板88
は右方向へそれぞれ直線的に移動可能に支持されてい
る。
第7図(A)は、パノラマX線撮影開始時点における状
態であるが、この状態に先立って、平板状カセッテ80は
一旦、X線遮蔽板82の後方においてそれと重なり合う位
置に置かれ(同図(B)参照)、その位置において、平
板状カセッテ80を保持して一体的に移動させるカセッテ
キャリア(図示せず)に設けられた、例えば電磁クラッ
チ92、92を作動させて、カセッテキャリヤに右側可動X
線遮蔽板88を吸着させることにより、平板状カセッテ80
と右側可動X線遮蔽板88とが一体に移動できるようにす
る。その後に、カセッテキャリヤによって平板状カセッ
テ80と右側可動X線遮蔽板88とを一体的に右方向へ移動
させ、同図(A)に示したように、平板状カセッテ80の
左端部をX線遮蔽板82の縦長スリット84の位置に合わせ
る。尚、この際、左側の可動X線遮蔽板86は、電磁クラ
ッチ90、90が解放されているので、X線遮蔽板82の左半
面の背後位置に留まっている。この同図(A)に示した
状態で撮影が開始されるわけであるが、カセッテホルダ
ーの右側端面から突き出た平板状カセッテ80の右半面
は、右側可動X線遮蔽板88によって散乱X線から完全に
防護されている。そして、撮影が進行して前歯部撮影の
状態に到った時に、同図(B)に示すように、電磁クラ
ッチ92、92が解放され、それと同時に電磁クラッチ90、
90が作動して、左側可動X線遮蔽板86がカセッテキャリ
ヤに吸着されることにより、平板状カセッテ80と左側可
動X線遮蔽板86とが一体に移動できる状態になる。続い
て、カセッテキャリヤによって平板状カセッテ80と左側
可動X線遮蔽板86とが一体的に左方向へ移動させられ、
やがて同図(C)に示したように、平板状カセッテ80の
右端部がX線遮蔽板82の縦長スリット84の位置に来て撮
影が終了することになる。この撮影終了時点において
は、平板状カセッテ80の左半面はカセッテホルダーの左
側端面から突き出た状態になるが、その左半面は、左側
可動X線遮蔽板86によって散乱X線から完全に防護さ
れ、散乱X線の撮影を受けることはない。
この考案に係るカセッテホルダーは上記したような構成
を有しているが、この考案の範囲は、上記説明並びに図
面の内容によって限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲で種々の変形例を包含し得る。例えば、X線
遮蔽板の横幅は、必ずしもカセッテホルダーのハウジン
グの横幅と同寸法に形成する必要はなく、また平板状カ
セッテの移動方向は、上記実施例における場合と逆にし
てもよい。さらにまた、X線遮蔽板のせり出し距離は、
60〜65mmより大きくしてもよいし、またそれより小さく
してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、平板状カセッテを用いる型式の歯科用パノラマX線
撮影装置にこの考案に係るカセッテホルダーを設けたと
きは、カセッテホルダーを大型化しなくても、X線撮影
中において発生する散乱X線が平板状カセッテ内のX線
フィルム面に入射することを有効に防止することがで
き、フィルム面に撮影された撮像のコントラストや鮮鋭
度、解像力などを向上させることができる。
また、請求項6のカセッテホルダーにおいては、カセッ
テホルダーのハウジングの製作が容易になり、製造コス
トを若干低減させることができる。
また、請求項7のカセッテホルダーにおいては、平板状
カセッテの前面全体が常にX線遮蔽板によって覆われて
いるので、X線撮影中における散乱X線からの防護がよ
り完全となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の1実施例に係る歯科用パノラマX
線撮影装置のカセッテホルダーの拡大斜視図、第2図
は、歯科用パノラマX線撮影装置の構成の1例を示す要
部斜視図、第3図ないし第5図はそれぞれ、この考案の
別の実施例に係るカセッテホルダーの要部斜視図、第6
図は、第1図に示したカセッテホルダーの作用を説明す
るための概略平面図、第7図は、この考案のカセッテホ
ルダーの別の構成例を示す概略平面図である。 10……支柱、12……アーム駆動部、14……水平アーム、
16……X線管装置、18、40、50、60……カセッテホルダ
ー、22、58、68……縦長スリット、24、80……平板状カ
セッテ、30……カセッテキャリヤ、34、56、66……中央
遮蔽板、36、42、52……突出体、38、54、64……左・右
遮蔽板、44……X線遮蔽板、46……縦長スリット、82…
…平板状のX線遮蔽板、84……縦長スリット、86、88…
…可動X線遮蔽板、90、92……電磁クラッチ。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱から水平方向に張り出したアーム駆動
    部に吊下され、水平面内において回動自在に支持された
    水平アームの一端に、その水平アームの他端に垂下され
    たX線源と対向して垂下され、平板状カセッテを前記X
    線源に対面させて垂直姿勢で収容するとともに、その平
    板状カセッテを前記水平アームの回転移動に合わせて一
    方向へ直線移動させるように保持し、前記X線源との対
    向面側に配設されたX線遮蔽板の幅方向における中央に
    形成された縦長スリットを通して前記平板状カセッテ内
    のX線フィルムにX線が照射されるようにした歯科用パ
    ノラマX線撮影装置のカセッテホルダーにおいて、前記
    X線遮蔽板の、少なくとも左右両端辺を前記X線源の方
    へせり出させたことを特徴とする歯科用パノラマX線撮
    影装置のカセッテホルダー。
  2. 【請求項2】X線遮蔽板が円弧面をなす請求項1記載の
    歯科用パノラマX線撮影装置のカセッテホルダー。
  3. 【請求項3】X線遮蔽板が平面をなす請求項1記載の歯
    科用パノラマX線撮影装置のカセッテホルダー。
  4. 【請求項4】X線遮蔽板の横断面形状が鉤形である請求
    項1記載の歯科用パノラマX線撮影装置のカセッテホル
    ダー。
  5. 【請求項5】X線遮蔽板が、X線を通過させる縦長スリ
    ットが形成された短冊形状の中央遮蔽板と、その左右両
    側に対称に配設された一対の左・右遮蔽板とからなる請
    求項1ないし4のいずれかに記載の歯科用パノラマX線
    撮影装置のカセッテホルダー。
  6. 【請求項6】X線遮蔽板が、1枚の板状体からなり、そ
    の板状体の幅方向における中央に、X線を通過させる縦
    長スリットが形成された請求項1ないし4のいずれかに
    記載の歯科用パノラマX線撮影装置のカセッテホルダ
    ー。
  7. 【請求項7】支柱から水平方向に張り出したアーム駆動
    部に吊下され、水平面内において回動自在に支持された
    水平アームの一端に、その水平アームの他端に垂下され
    たX線源と対向して垂下され、平板状カセッテを前記X
    線源に対面させて垂直姿勢で収容するとともに、その平
    板状カセッテを前記水平アームの回転移動に合わせて一
    方向へ直線移動させるように保持し、前記X線源との対
    向面側に、前記平板状カセッテの左右方向長さとほぼ同
    寸法の幅を有し、かつその幅方向における中央に縦長ス
    リットが形成されたX線遮蔽板を配設してなり、そのX
    線遮蔽板の前記縦長スリットを通して前記平板状カセッ
    テ内のX線フィルムにX線が照射されるようにした歯科
    用パノラマX線撮影装置のカセッテホルダーにおいて、
    前記X線遮蔽板と前記平板状カセッテの収容部位との間
    に、平板状カセッテの左・右各半面を覆うに足る形状を
    それぞれ有する左・右一対の可動X線遮蔽板を、前記X
    線遮蔽板の縦長スリット位置を挾んでその左右両側に対
    称に配置し、かつそれぞれ左右反対方向へ移動自在に支
    持するとともに、前記平板状カセッテの移動に伴い、前
    記一対の可動X線遮蔽板を択一的に、その可動X線遮蔽
    板により平板状カセッテの半面が覆われるようにしての
    平板状カセッテと一緒に移動させる機構を設けたことを
    特徴とする歯科用パノラマX線撮影装置のカセッテホル
    ダー。
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JPS60181638A (ja) * 1984-02-29 1985-09-17 Toshiba Corp 放射線像撮影装置
FI79459C (fi) * 1986-02-04 1990-01-10 Orion Yhtymae Oy Foerfarande och anlaeggning foer roentgenfotografering av omraodet foer taenderna, kaekarna och skallen.
JPS62201139A (ja) * 1986-02-28 1987-09-04 株式会社東芝 X線診断装置

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