JPH0744368Y2 - ダイカスト装置 - Google Patents

ダイカスト装置

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JPH0744368Y2
JPH0744368Y2 JP13167488U JP13167488U JPH0744368Y2 JP H0744368 Y2 JPH0744368 Y2 JP H0744368Y2 JP 13167488 U JP13167488 U JP 13167488U JP 13167488 U JP13167488 U JP 13167488U JP H0744368 Y2 JPH0744368 Y2 JP H0744368Y2
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章 関
治秀 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、加圧ピンを有するダイカスト装置に関する。
(従来の技術) ダイカスト装置には、鋳巣の発生を防止して健全な鋳造
品を得ることを目的に加圧ピンが設けられることが多
い。従来、この加圧ピンは、金型に装着したスリーブを
摺動自在に挿通して金型内のキヤビテイに先端を臨ませ
るように配置されると共に、その後端が油圧シリンダに
直結されて、該油圧シリンダの作動により任意進退動で
きるようになっている。ところで、このような加圧ピン
を有するダイカスト装置にあっては、加圧ピンとスリー
ブとの間にカジリが発生し易いという条件があり、カジ
リが発生すると、該加圧ピンの摺動が困難となってその
有効な作動が阻害され、場合によっては該加圧ピンの摺
動が不能となって加圧ピンおよびスリーブの修復、交換
が必要となる。
このカジリ対策として、従来、例えば特開昭60-54261号
公報には、加圧ピンを駆動する油圧シリンダを押出し板
に固定し、型開き後、押出し板と一体に加圧ピンを前進
させるようにしたダイカスト装置が示されている。かゝ
る装置によれば、型開き後、加圧ピンがスリーブから突
出する状態となるので、その先端部に離間型剤を十分に
吹付けることができてカジリ防止に役立ち、さらにはそ
の突出状態により加圧ピンの正常な作動を確認できるよ
うになる。
(考案が解決しようとする課題) しかして、上記したカジリの発生は、金型内への溶湯の
射出温度や射出圧力によって大きく影響を受け、離型剤
の吹付けが万全の対策とならないことは、実際上、多く
経験されるところである。しかしながら、上記公報に示
されるダイカスト装置を含めて、従来のダイカスト装置
は、加圧ピンの戻りを確認する有効な手段をもたず、こ
のため、カジリの発生により加圧ピンが摺動不能に落ち
入っても、その状態を発見できず、そのまゝ鋳造を繰返
して多くの不良品を製造してしまう危険があった。また
カジリにより一旦加圧ピンの動きが止まってしまうと、
加圧ピンの抜き取りに面倒な手続を要し、その修復、交
換に多大の時間と労力を費やすこととなって生産性が阻
害されるという問題もあった。
本考案は、上記従来の問題を解決することを課題として
なされたもので、その目的とするところは、カジリ発生
による加圧ピンの戻り不良の検知を可能にすると共に、
カジリ発生時には加圧ピンを強制的に戻してその速やか
な修復、交換を可能にするダイカスト装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するため、加圧ピンの移動範
囲内に該加圧ピンの進退動を検出するセンサを配設し、
加圧ピンの駆動用油圧シリンダに結ぶ油圧回路のうち
の、前記加圧ピンを後退させる油圧を供給する戻り側回
路に増圧装置を含む増圧回路を並列に接続し、前記戻り
側回路と増圧回路との接続部に、前記センサの作動に応
じて前記戻り側回路を増圧回路へ切換える切換弁を設け
るように構成したことを要旨とする。
(作用) 上記のように構成したダイカスト装置においては、セン
サにて加圧ピンの後退を監視することにより、加圧ピン
の戻り不良を確実に把握できる。またこのセンサによる
加圧ピンの戻り不良確認に応じて切換弁を作動させるこ
とにより、増圧回路を開いて戻り側の油圧を増圧するこ
とができ、加圧ピンは強制的に戻される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図において、1は上型プレート2に固定された上
型、3は下型プレート(図示略)上に固定された下型
で、上型1は、駆動手段に支持されて下型3に対して接
近・離間可能とされている。上型1と下型3の相対向す
る部位には、上型入子4、下型入子5がそれぞれ設けら
れ、また上型1には上型入子4に対して進退動可能にス
ライドコア6,6が載置されている。各スライドコア6,6
は、駆動手段(図示略)によって第1図の左右方向から
前進し、上型1と下型3との型閉じ状態において上型入
子4および下型入子5と協働して1つの鋳造空間(キャ
ビテイ)7を形成する。下型入子5には前記キヤビテイ
7に開口する湯口8が設けられ、一方下型3には前記湯
口8に臨んで射出スリーブ9が連結されている。射出ス
リーブ9には、射出シリンダ(図示略)から延びる出力
軸に直結する射出プランジヤ10が摺動自在に収納されて
おり、射出スリーブ9に供給された溶湯が、該射出プラ
ンジヤ10の上動により湯口8を通じてキヤビテイ7内へ
射出されるようになっている。なお、これら射出スリー
ブ9、射出シリンダ、射出プランジャ10等は射出装置を
構成している。
上型1には凹穴11が穿設されており、この凹穴11内には
ガイドロッド12に沿って上下動可能に押出板13が配設さ
れている。押出板13は、上型プレート2の上部に配した
押出シリンダ(図示略)から延びるロッド13aに連結さ
れ、一方この押出板13には上型1および上型入子4を貫
通して下方へ延びる押出ピン14の基端部が支持されてい
る。この押出ピン14は、鋳造品を型内から払い出す役割
りをはたすもので、押出板13の上昇端(原位置)におい
てその下端が上型入子4の型彫り面と面一になるように
位置決めされ、押出板13が下動することによりキヤビテ
イ7内へ突出するようになる。なお、これら押出シリン
ダ、押出板13、ロッド13a、押出ピン14等は押出装置を
構成している。
上記押出板13にはまた、加圧用の油圧リシンダ15が固定
されている。油圧シリンダ15内は、ピストン16によって
上室17と下室18とに区画され、該ピストン16から下室18
を挿通して下方へ延出されたロッド19にはジョイント20
を介して加圧ピン21が連結されている。加圧ピン21は、
その先端部を上型1および上型入子4を貫通して下方へ
延ばし、上型入子4においてスリーブ22に摺動自在に案
内されている。この加圧ピン21は、キヤビテイ7内に充
填された溶湯を加圧する役割りをなすもので、押出板13
の原位置において油圧シリンダ15の作動で進退動するこ
とにより、その先端をスリーブ22内にわずか引き込んだ
後退位置とスリーブ22から突出させた前進位置(第1図
の状態)との2位置に選択的に位置決めされるようにな
っている。なお加圧ピン21は、その後退位置において押
出板13が下動することにより、これと一体に下動し、そ
の先端がスリーブ22からわずかに突出する状態を維持す
ることができる。
23,24は、油圧シリンダ15の上室17および下室18からそ
れぞれ取り回された配管で、これら配管23,24は、マニ
ホルド25の一端に接続されている。マニホルド25の他端
には切換弁26を介して油圧源27が接続され、前記切換弁
26の作動により配管23,24は油圧供給側と排出側とに交
互に切換えられるようになっている。そしてこの切換え
により油圧シリンダ15の上・下室17,18に交互に油圧が
供給され、加圧ピン21は進退動する。前記切換弁26の作
動は、本ダイカスト装置全体の運転を制御する制御装置
28からの指令で制御されるようになっており、通常は、
キヤビテイ7への溶湯の射出完了後、タイマー設定によ
り切換わり、一定のサイクルで加圧ピン21を前進、後退
させる。
一方、上記凹穴11内にはジョイント20に係合可能にリミ
ットスイッチ(センサ)29が設けられている。このリミ
ットスイッチ29は、加圧ピン21が後退位置(原位置)に
ある時にジョイント20に係合してオン作動し、加圧ピン
21の前進とともにジョイント20から外れてオフ作動す
る。すなわち、加圧ピン21が前進位置から原位置に戻ら
ないと、リミットスイッチ29はオン作動せず、したがっ
て加圧ピン21の戻り指令後、一定時間経過してもリミッ
トスイッチ29がオン作動しないことを確認すれば、戻り
不良を検出するできる。このリミットスイッチ29からの
信号は上記制御装置28に取込まれるようになっており、
制御装置28は、リミットスイッチ29からの信号にもとづ
いて加圧ピン21の戻り不良を判断し、後述する各信号を
送出する。
また、油圧シリンダ15の下室18に結ぶ配管(戻り側回
路)24には、マニホルド25および切換弁26を経由するバ
イパス管30が並列に接続されている。このバイパス管30
は、増圧回路として構成されるもので、その途中には増
圧装置32が介装されている。また、このバイパス管30と
配管24との接続部には切換弁31が介装されており、この
切換弁31の作動によりバイパス管30が配管24に対して接
続され、油圧シリンダ15の下室18には増圧装置32により
増圧された油圧が供給されるようになる。前記切換弁31
の作動は制御装置28からの増圧信号により制御され、こ
の信号は上記加圧ピン21の戻り不良の確認と同時に送出
されるようになっている。なお、制御装置28からは、前
記増圧信号の送出と同時に警報信号が警報機36へ送出さ
れるようになっている。
以下、上記のように構成したダイカスト装置の作用を、
第2図も参照して説明する。
先ず、スライドコア6を移動させ、図示しない駆動手段
の作動により上型1を下降させて下型3に合せて型閉じ
状態とし()、続いて溶湯を射出スリーブ9内に供給
して射出プランジヤ10を上動させ、キャビテイ7に溶湯
を射出する()。この時、押出ピン15および加圧ピン
21は原位置にあり、キヤビテイ7への溶湯の充填完了と
共に、制御装置28から加圧指令が送出される。この加圧
指令により切換弁26が作動し、油圧シリンダ15の上室17
に通じる配管23が油圧供給側に、下室18に通じる配管24
が油圧排出側にそれぞれ切換えられ、油圧シリンダ15が
伸長動作して加圧ピン21が前進する()。この加圧ピ
ン21の前進によりキヤビテイ7内の溶湯が加圧される。
加圧ピン21による加圧が所定時間行なわれた後、制御装
置28から加圧ピン21の戻り指令が送出され、この戻り指
令により切換弁26が再び作動し、配管23が油圧排出側
に、配管24が油圧供給側にそれぞれ切換えられ、加圧ピ
ン21は原位置に復帰する()。この加圧ピン21の戻り
によりリミットスイッチ29がオン作動し、加圧ピン21が
戻っていることが確認される()。
その後、上型1を上昇させた後にスライドコア6を後退
させて型開き状態とし()、型開き完了後、押出用シ
リンダの作動により押出板13を下動させ、押出ピン14を
突出させて鋳造品を上型1から払い出す()。この
時、加圧ピン21も押出板13と一体に前進し、加圧ピン21
の先端がスリーブ22からわずか突出する。次に型開き状
態の上型1と下型3との間にスプレーノズルを装入して
上型入子4、下型入子5およびスライドコア6に離型剤
を吹き付ける()。この時、スリーブ22から突出して
いる加圧ピン21の先端にも離型剤が吹付けられる。この
離型剤の吹付け後押出板13が原位置に復帰し()、こ
れにて一連の鋳造行程が終了する。
しかして、上記加圧ピン21の戻り指令が送出されている
にもかかわらず、加圧ピン21とスリーブ22との間にカジ
リが発生して加圧ピン21が戻らない状態になると、リミ
ットスイッチ29はオフ状態のまゝとなる。このリミット
スイッチ29のオフ状態が戻り指令から一定時間後にも解
消されないと、戻り不良と判断され、制御装置28から増
圧用の切換弁31に増圧指令が送出される。この増圧指令
により切換弁31が作動し()、バイパス管30が開かれ
て、増圧装置32にて増圧された油圧が油圧シリンダ15の
下室18に供給され、これに伴なって加圧ピン21は強制的
に原位置に戻される。またこの時、制御装置28から警報
信号が警報機36に送出されて警報機36が鳴り()、作
業者に異常が知らされる。作業者は、この警報により製
品品質および金型の管理を行ない、必要により加圧ピン
21、スリーブ22を型から取外して、その修復あるいは交
換を行なう。
なお、上記実施例において、加圧用油圧シリンダ15を押
出板13に固定したが、本考案は、この態様に限定される
ものでなく、該油圧シリンダ15を押出板とは別個独立に
設置したものも対象とし得る。また上記実施例におい
て、加圧ピン21の進退動を検出する手段としてリミット
スイッチ29を用いたが、この検出手段は任意であり、例
えば近接スイッチ、光センサ等を用いることができる。
さらに上記実施例として、金型を上下方向に配した縦型
のダイカスト装置を示したが、本考案は、可動型と固定
型とを横方向に配した横型のダイカスト装置を対象にし
得ることはもちろんである。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝるダイカス
ト装置は、加圧ピンの進退動を監視するセンサを設けた
ので、加圧ピンの戻り不良を確実に把握でき、加圧ピン
の不作動による品質低下を未然に防止できる効果があ
る。また増圧回路とこの増圧回路を切換える切換弁を設
けたので、センサによる加圧ピンの戻り不良確認に応じ
て加圧ピンを強制的に戻すことができ、その速やかな修
復、交換が可能になって、生産性の低下を可及的に抑制
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるダイカスト装置の構造を示す断
面図、第2図は本ダイカスト装置の作動を説明するフロ
ー図である。 1…上型(可動型)、3…下型(固定型) 10…射出プランジヤ、13…押出板 14…押出ピン、15…油圧シリンダ 21…加圧ピン、23…配管、24…配管(戻り側回路) 25…マニホルド、26…切換弁 27…油圧源、28…制御装置 29…リミットスイッチ(センサ)、30…バイパス管(増
圧回路) 31……増圧用切換弁、32…増圧装置、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/80 7365−4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型および可動型とから成る金型と、該
    金型内へ溶湯を射出する射出装置と、油圧シリンダの作
    動により進退動し金型に充填された溶湯を加圧する加圧
    ピンと、鋳造品を金型内から押出す押出装置とを備えた
    ダイカスト装置において、前記加圧ピンの移動範囲内に
    該加圧ピンの進退動を検出するセンサを配設し、前記油
    圧シリンダに結ぶ油圧回路のうちの、前記加圧ピンを後
    退させる油圧を供給する戻り側回路に増圧装置を含む増
    圧回路を並列に接続し、前記戻り側回路と増圧回路との
    接続部に、前記センサの作動に応じて前記戻り側回路を
    増圧回路へ切換える切換弁を設けたことを特徴とするダ
    イカスト装置。
JP13167488U 1988-10-07 1988-10-07 ダイカスト装置 Expired - Lifetime JPH0744368Y2 (ja)

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JP13167488U JPH0744368Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 ダイカスト装置

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JPH0253855U JPH0253855U (ja) 1990-04-18
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KR101328709B1 (ko) * 2007-11-28 2013-11-11 기아자동차주식회사 다이 캐스팅용 금형 유닛
JP2011147960A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Toyota Motor Corp 減圧鋳造装置および減圧鋳造方法

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JPH0253855U (ja) 1990-04-18

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