JPH0744401B2 - フローティング電源アンプ - Google Patents
フローティング電源アンプInfo
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- JPH0744401B2 JPH0744401B2 JP1148648A JP14864889A JPH0744401B2 JP H0744401 B2 JPH0744401 B2 JP H0744401B2 JP 1148648 A JP1148648 A JP 1148648A JP 14864889 A JP14864889 A JP 14864889A JP H0744401 B2 JPH0744401 B2 JP H0744401B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、フォロワアンプに入力を加えた場合、この入
力電圧に追従してフォロワアンプに加える電源電圧を自
動的に変化させ、その結果、広い電圧振幅の信号を出力
できる所謂フローティング電源アンプに関するものであ
る。
力電圧に追従してフォロワアンプに加える電源電圧を自
動的に変化させ、その結果、広い電圧振幅の信号を出力
できる所謂フローティング電源アンプに関するものであ
る。
〈従来の技術〉 第7図は、演算増幅器の入出力関係(Vin,V0)と電源電
圧(+VC,−VC)との関係を示した図である。市販され
ている通常の演算増幅器は、例えば+VC=+15V,−VC=
−15Vの電源電圧の供給を受け、入力電圧Vin±12Vの
信号を導入し、V0=±12Vの電圧振幅で出力してい
る。このような演算増幅器においては、例えば、Vin=
±30Vの入力を受け、V0=±30Vの信号を出力することは
できない。
圧(+VC,−VC)との関係を示した図である。市販され
ている通常の演算増幅器は、例えば+VC=+15V,−VC=
−15Vの電源電圧の供給を受け、入力電圧Vin±12Vの
信号を導入し、V0=±12Vの電圧振幅で出力してい
る。このような演算増幅器においては、例えば、Vin=
±30Vの入力を受け、V0=±30Vの信号を出力することは
できない。
従って、±30Vの入出力信号を得ようとすると、例えば
+VC=+36v,−VC=−36Vの電源電圧の供給を受けるこ
とができる特殊仕様の高価な演算増幅器を用いることに
なる。
+VC=+36v,−VC=−36Vの電源電圧の供給を受けるこ
とができる特殊仕様の高価な演算増幅器を用いることに
なる。
フローティング電源アンプは、通常の演算増幅器(±15
V電源)を用いて、電源電圧以上の電圧(例えば、±30
V)の入力電圧を導入でき、ゲイン1で電源電圧以上の
電圧(例えば±30V)信号を出力できるアンプである。
V電源)を用いて、電源電圧以上の電圧(例えば、±30
V)の入力電圧を導入でき、ゲイン1で電源電圧以上の
電圧(例えば±30V)信号を出力できるアンプである。
第6図は、ゲイン1の従来のフローティング電源アンプ
であり、第4図は、この第6図の各部信号レベルを示す
図である。第6図において、U1は、その出力電圧を自ら
の反転入力端子に総べて帰還する全帰還の演算増幅器
(ゲイン1)、即ち、電圧フォロワアンプである。従っ
て、その出力電圧V0は、入力電圧Vinと等しい。この増
幅器U1には、トランジスタQ1とQ2から電源電圧+VF,−V
Fとが、供給されている。
であり、第4図は、この第6図の各部信号レベルを示す
図である。第6図において、U1は、その出力電圧を自ら
の反転入力端子に総べて帰還する全帰還の演算増幅器
(ゲイン1)、即ち、電圧フォロワアンプである。従っ
て、その出力電圧V0は、入力電圧Vinと等しい。この増
幅器U1には、トランジスタQ1とQ2から電源電圧+VF,−V
Fとが、供給されている。
CD1とCD2は、定電流ダイオードであり、その電流値ICの
等しいものが用いられる。この定電流ダイオードCD1,CD
2の電圧−電流特性を第5図に示す。第5図のように、
定電流ダイオードに電圧を加えて行くと、次第に流れる
電流は増加するが或る電圧(V1)を越えると、流れる電
流はIC(一定)となる。
等しいものが用いられる。この定電流ダイオードCD1,CD
2の電圧−電流特性を第5図に示す。第5図のように、
定電流ダイオードに電圧を加えて行くと、次第に流れる
電流は増加するが或る電圧(V1)を越えると、流れる電
流はIC(一定)となる。
コンデンサC3,C4は、パスコンデンサであり、増幅器U1
の電源端子と増幅器U1の出力端子の間に設けられてい
る。その作用を述べる。定常状態でこのバイパスコンデ
ンサC3,C4は、電源電圧の+VF,−VFにチャージされてい
る。そして増幅器U1に高周波入力があり、増幅器U1が急
激に電気量を消費する際、トランジスタQ1,Q2のスピー
ドで不足する電源の電気量を補充する作用を果してい
る。
の電源端子と増幅器U1の出力端子の間に設けられてい
る。その作用を述べる。定常状態でこのバイパスコンデ
ンサC3,C4は、電源電圧の+VF,−VFにチャージされてい
る。そして増幅器U1に高周波入力があり、増幅器U1が急
激に電気量を消費する際、トランジスタQ1,Q2のスピー
ドで不足する電源の電気量を補充する作用を果してい
る。
増幅器U1の出力段に設けられた抵抗rは、微小抵抗であ
る。この抵抗rの作用を述べる。上述のように増幅器U1
の出力端に直接パスコンデンサC3,C4を接続すると、増
幅器U1に容量負荷を接続したことになり、異常発振して
しまう。抵抗rは容量負荷を緩和し、異常発振を防止す
る作用を果している。
る。この抵抗rの作用を述べる。上述のように増幅器U1
の出力端に直接パスコンデンサC3,C4を接続すると、増
幅器U1に容量負荷を接続したことになり、異常発振して
しまう。抵抗rは容量負荷を緩和し、異常発振を防止す
る作用を果している。
ツェナーダイオードD3,D4は、過大入力が増幅器U1に加
えられるのを防ぐ保護回路である。
えられるのを防ぐ保護回路である。
以上のような第6図回路において、図に示すA点の電圧
と、増幅器U1のプラス電源端子F点との差電圧VAFは、
次式で表わされる。
と、増幅器U1のプラス電源端子F点との差電圧VAFは、
次式で表わされる。
VAF=+(R3・IC−VBE) (1) VBE:トランジスタQ1及びQ2のベース・エミッタ間電圧 また、A点の電圧と、増幅器U1のマイナス電源端子G点
との差電圧VAGは、次式で表わされる。
との差電圧VAGは、次式で表わされる。
VAG=+(R4・IC−VBE) (2) 上式(1)、(2)において、R3とR4とICとVBEは一定
であるから、上記、VAE,VAGの値は、一定である。
であるから、上記、VAE,VAGの値は、一定である。
そして、A点の電位は、ほぼ増幅器U1の出力電圧V0と等
しく、この出力電圧V0は、入力電圧Vinに等しいことか
ら、増幅器U1の電源端子F点とG点の電位は、入力電圧
Vinに追従して変化する。従ってF点とG点の間の電圧
(VAF+AAG)は、一定に保たれる。
しく、この出力電圧V0は、入力電圧Vinに等しいことか
ら、増幅器U1の電源端子F点とG点の電位は、入力電圧
Vinに追従して変化する。従ってF点とG点の間の電圧
(VAF+AAG)は、一定に保たれる。
第4図を用いて補足説明する。第6図回路では、入力電
圧Vinと出力電圧V0は、同一値である。定電流ダイオー
ドCD1とCD2には、電源電圧+VC(例えば+40V)と、−V
C(例えば−40V)が加えられている。入力電圧Vinが、
例えば点線のように0Vの時は、増幅器U1のF点とG点に
は、+VF(例えば+15V)と、−VF(例えば−15V)が加
えられる。即ち、上記VAF=VAG=15VとなるようにR3とR
4とICの値を設定しておく。
圧Vinと出力電圧V0は、同一値である。定電流ダイオー
ドCD1とCD2には、電源電圧+VC(例えば+40V)と、−V
C(例えば−40V)が加えられている。入力電圧Vinが、
例えば点線のように0Vの時は、増幅器U1のF点とG点に
は、+VF(例えば+15V)と、−VF(例えば−15V)が加
えられる。即ち、上記VAF=VAG=15VとなるようにR3とR
4とICの値を設定しておく。
時刻T1で点線で示すように入力電圧Vin=+20Vになる
と、F点とG点の電位は、一点鎖線と二点鎖線で示した
ように変化する。説明を加えるとF点とG点の電位は、
どちらも15Vずつ等しく上昇するので、増幅器U1のF点
の電位は+35Vとなり、G点の電位は+5Vとなる。
と、F点とG点の電位は、一点鎖線と二点鎖線で示した
ように変化する。説明を加えるとF点とG点の電位は、
どちらも15Vずつ等しく上昇するので、増幅器U1のF点
の電位は+35Vとなり、G点の電位は+5Vとなる。
即ち、第6図回路は、増幅器U1の電源電圧の最大定格以
上の振幅動作を行うことができる。
上の振幅動作を行うことができる。
〈発明が解決しようとする課題〉 以上のような従来の回路は、第3図で示すように、矩形
波的に入力信号Vinが変化した際に、増幅器U1の電源端
子(F点,G点)に許容最大電源電圧以上の電圧が加わり
これを破損する恐れがあることと、スルーレートが小さ
く入力信号Vinに対して出力信号voの位相遅れが発生す
る問題がある。
波的に入力信号Vinが変化した際に、増幅器U1の電源端
子(F点,G点)に許容最大電源電圧以上の電圧が加わり
これを破損する恐れがあることと、スルーレートが小さ
く入力信号Vinに対して出力信号voの位相遅れが発生す
る問題がある。
これを第3図を用いて説明する。第3図において、波形
aはF点の電位+VFであり、波形bは入力電圧Vinであ
り、波形cはG点の電位−VFである。
aはF点の電位+VFであり、波形bは入力電圧Vinであ
り、波形cはG点の電位−VFである。
時刻T1で入力電圧Vinが図の如く立上がると、パスコン
デンサC3には、図示する電流IPがトランジスタQ1を介し
て流れてステップ状に+35Vとなる(波形a参照)。こ
の波形aの立上がり応答は、トランジスタQ1を介して行
われるので速い。
デンサC3には、図示する電流IPがトランジスタQ1を介し
て流れてステップ状に+35Vとなる(波形a参照)。こ
の波形aの立上がり応答は、トランジスタQ1を介して行
われるので速い。
一方、パスコンデンサC4には、図示する電流IU(増幅器
U1のマイナス電源の消費電流)が流れてG点の電位を上
昇させるが、一般に増幅器U1の消費電流は小さく、この
微小電流でパスコンデンサC4の放電を行うので、G点の
電位は、ステップ状に上昇するのでなく、第3図(イ)
のような応答となる。従って、パスコンデンサC4の電圧
VNは、第3図のようになり、増幅器U1には、過渡時にお
いて許容最大電源電圧を上回る過大電源電圧が加えられ
ることになる。即ち、(VM+VN)が増幅器U1の許容最大
電源電圧を越える。
U1のマイナス電源の消費電流)が流れてG点の電位を上
昇させるが、一般に増幅器U1の消費電流は小さく、この
微小電流でパスコンデンサC4の放電を行うので、G点の
電位は、ステップ状に上昇するのでなく、第3図(イ)
のような応答となる。従って、パスコンデンサC4の電圧
VNは、第3図のようになり、増幅器U1には、過渡時にお
いて許容最大電源電圧を上回る過大電源電圧が加えられ
ることになる。即ち、(VM+VN)が増幅器U1の許容最大
電源電圧を越える。
また、第6図回路の出力電圧V0は、パスコンデンサを充
電又は放電するため増幅器U1が持つスルーレートを維持
できず、第4図に示すように出力V0は或る勾配で上昇す
るので、ステップ状に変化する入力電圧Vinに対して遅
れを持つ。
電又は放電するため増幅器U1が持つスルーレートを維持
できず、第4図に示すように出力V0は或る勾配で上昇す
るので、ステップ状に変化する入力電圧Vinに対して遅
れを持つ。
なお、上述と逆に入力電圧Vinが立下がる場合は、パス
コンデンサC3には、図示する電流IQ(増幅器U1のプラス
電源の消費電流)が流れてF点の電位を下降させるの
で、第3図(ロ)のように遅い応答となる。従って、増
幅器U1の端子F点に過大電源電圧が加わる。なおこの
際、パスコンデンサC4は、例えばQ2により電流ISで充電
されるので応答が速い。
コンデンサC3には、図示する電流IQ(増幅器U1のプラス
電源の消費電流)が流れてF点の電位を下降させるの
で、第3図(ロ)のように遅い応答となる。従って、増
幅器U1の端子F点に過大電源電圧が加わる。なおこの
際、パスコンデンサC4は、例えばQ2により電流ISで充電
されるので応答が速い。
また、増幅器U1はパスコンデンサC3,C4を充電又は放電
しなければならないので、本来持つスルーレートの性能
を発揮できない。
しなければならないので、本来持つスルーレートの性能
を発揮できない。
また、2つのツェナーダイオードD3,D4が過大入力保護
を行っているが、ツェナー電圧のバラツキによる保護電
圧の不確実性と言う問題や、ツェナーダイオードによる
漏れ電流により、入力端子側から増幅器U1側を見た入力
インピーダンスの低下などの問題もある。
を行っているが、ツェナー電圧のバラツキによる保護電
圧の不確実性と言う問題や、ツェナーダイオードによる
漏れ電流により、入力端子側から増幅器U1側を見た入力
インピーダンスの低下などの問題もある。
本発明の目的は、ステップ状の入力電圧に追従して高速
に増幅器U1の電源電圧を応答させることができ、また過
大入力に対しても正確にクランプ電圧を設定できるフロ
ーティング電源アンプを提供することである。
に増幅器U1の電源電圧を応答させることができ、また過
大入力に対しても正確にクランプ電圧を設定できるフロ
ーティング電源アンプを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上記課題を解決するために、出力電圧を反転
入力端子に全帰還し非反転入力端子に入力信号を導入す
る増幅器(U1)と、2つの電源(+VC,−VC)の間に設
けられた第1定電流ダイオード(CD1)と第1抵抗(R
3)と第2抵抗(R4)と第2定電流ダイオード(CD2)と
が直列接続された回路と、第1定電流ダイオードの両端
にコレクタとベースが接続されたエミッタが前記増幅器
のプラス電源端子に接続された第1トランジスタと、第
2定電流ダイオードの両端にコレクタとベースが接続さ
れエミッタが前記増幅器のマイナス電源端子に接続され
た第2トランジスタとを備え、前記増幅器の出力端子を
前記第1抵抗(R3)と第2抵抗(R4)の接続点に接続し
てなるアンプにおいて、 前記増幅器のプラス電源ラインと共通電位の間に設けら
れた第1パスコンデンサ(C1)と、前記増幅器のマイナ
ス電源ラインと共通電位の間に設けられた第2パスコン
デンサ(C2)と、第1,第2トランジスタのエミッタ間に
設けられ前記増幅器の許容最大電源電圧より小さい定電
圧を持つツェナーダイオードと、からなる手段を講じた
ものである。
入力端子に全帰還し非反転入力端子に入力信号を導入す
る増幅器(U1)と、2つの電源(+VC,−VC)の間に設
けられた第1定電流ダイオード(CD1)と第1抵抗(R
3)と第2抵抗(R4)と第2定電流ダイオード(CD2)と
が直列接続された回路と、第1定電流ダイオードの両端
にコレクタとベースが接続されたエミッタが前記増幅器
のプラス電源端子に接続された第1トランジスタと、第
2定電流ダイオードの両端にコレクタとベースが接続さ
れエミッタが前記増幅器のマイナス電源端子に接続され
た第2トランジスタとを備え、前記増幅器の出力端子を
前記第1抵抗(R3)と第2抵抗(R4)の接続点に接続し
てなるアンプにおいて、 前記増幅器のプラス電源ラインと共通電位の間に設けら
れた第1パスコンデンサ(C1)と、前記増幅器のマイナ
ス電源ラインと共通電位の間に設けられた第2パスコン
デンサ(C2)と、第1,第2トランジスタのエミッタ間に
設けられ前記増幅器の許容最大電源電圧より小さい定電
圧を持つツェナーダイオードと、からなる手段を講じた
ものである。
〈作用〉 第1と第2パスコンデンサの充電または放電が遅れて、
増幅器U1の電源電圧が定格値(例えば、30V)を越える
とツェナーダイオード(DA)がオンとなる。従って、ツ
ェナーダイオード(DA)を介してパスコンデンサの充電
または放電が行われるので高速にその充電・放電が行わ
れ、増幅器U1の電源電圧は定格値に保たれるようにな
る。
増幅器U1の電源電圧が定格値(例えば、30V)を越える
とツェナーダイオード(DA)がオンとなる。従って、ツ
ェナーダイオード(DA)を介してパスコンデンサの充電
または放電が行われるので高速にその充電・放電が行わ
れ、増幅器U1の電源電圧は定格値に保たれるようにな
る。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本発明を詳しく説明する。
第1図は本発明に係るフローティング電源アンプの一実
施例を示す図、第2図は第1図回路の各部の波形を示す
図である。
施例を示す図、第2図は第1図回路の各部の波形を示す
図である。
第1図において、+VCと-VCは電源電圧であり、例えば
+VC=+40v、−VC=−40Vである。
+VC=+40v、−VC=−40Vである。
Vinは、入力信号(電圧)であり、V0は、出力電圧であ
る。
る。
Rinは入力抵抗、CD4,CD5は入力保護用定電流ダイオー
ド、D1,D2は入力保護用ダイオード、CD3は保護回路バイ
アス用定電流ダイオード、R1,R2は入力保護電圧設定用
バイアス抵抗である。これらは入力保護回路を形成して
いる。
ド、D1,D2は入力保護用ダイオード、CD3は保護回路バイ
アス用定電流ダイオード、R1,R2は入力保護電圧設定用
バイアス抵抗である。これらは入力保護回路を形成して
いる。
U1は演算増幅器(以下単に増幅器と記す)であり、出力
電圧V0は反転入力端子に全帰還し、非反転入力端子に入
力信号を導入するゲイン1の所謂電圧フォロワアンプで
ある。
電圧V0は反転入力端子に全帰還し、非反転入力端子に入
力信号を導入するゲイン1の所謂電圧フォロワアンプで
ある。
C1,C2はフローティング電圧バイパスコンデンサ(以
下、単にパスコンデンサと記す)であり、第6図で説明
したパスコンデンサと同様な作用を果すものである。
下、単にパスコンデンサと記す)であり、第6図で説明
したパスコンデンサと同様な作用を果すものである。
DAは、フローティング電圧クランプ用のツェナーダイオ
ードであり、トランジスタQ1,Q2のエミッタ間に設けら
れる。このツェナー電圧(定電圧)は、増幅器U1の許容
最大電源電圧(これ以上の電圧を電源に加えると増幅器
U1を破損する恐れがあると増幅器U1のメーカが定めた電
圧値)より小さな値のものが用いられる。例えば、増幅
器U1として定格電源電圧±15Vのものを使用した場合
(この場合、許容最大電源電圧は例えば±20V)、ツェ
ナー電圧32V程度のものが用いられる。
ードであり、トランジスタQ1,Q2のエミッタ間に設けら
れる。このツェナー電圧(定電圧)は、増幅器U1の許容
最大電源電圧(これ以上の電圧を電源に加えると増幅器
U1を破損する恐れがあると増幅器U1のメーカが定めた電
圧値)より小さな値のものが用いられる。例えば、増幅
器U1として定格電源電圧±15Vのものを使用した場合
(この場合、許容最大電源電圧は例えば±20V)、ツェ
ナー電圧32V程度のものが用いられる。
CD1,CD2は、フローティング電圧バイアス用定電流ダイ
オードであり、R3,R4は、フローティング電圧設定用バ
イアス抵抗である。Q1,Q2はトランジスタである。
オードであり、R3,R4は、フローティング電圧設定用バ
イアス抵抗である。Q1,Q2はトランジスタである。
入力電圧Vinは、入力抵抗Rinと抵抗ダイオードCD4,CD5
を介して増幅器U1の非反転入力端子に加えられる。増幅
器U1の非反転入力端子は、ダイオードD1と抵抗R1を介し
て電源端子Fに接続されるとともに、ダイオードD2と抵
抗R2を介して電源端子Gに接続される。コンデンサC1
は、増幅器U1のプラス電源ライン(プラスフローティン
グ電源ライン)と共通電位の間に接続され、コンデンサ
C2は、増幅器U1のマイナス電源ライン(マイナスフロー
ティング電源ライン)と共通電位の間に接続される。
を介して増幅器U1の非反転入力端子に加えられる。増幅
器U1の非反転入力端子は、ダイオードD1と抵抗R1を介し
て電源端子Fに接続されるとともに、ダイオードD2と抵
抗R2を介して電源端子Gに接続される。コンデンサC1
は、増幅器U1のプラス電源ライン(プラスフローティン
グ電源ライン)と共通電位の間に接続され、コンデンサ
C2は、増幅器U1のマイナス電源ライン(マイナスフロー
ティング電源ライン)と共通電位の間に接続される。
定電流ダイオードCD1と抵抗R3とR4と定電流ダイオードC
D2に直列に接続され、電源+VCと−VCの間に設けられ
る。トランジスタQ1は、コレクタとベースが定電流ダイ
オードCD1の両端に接続され、エミッタは増幅器U1のプ
ラス電源端子Fに接続される。またトランジスタQ2は、
コレクタとベースが定電流ダイオードCD2の両端に接続
され、エミッタは増幅器U1のマイナス電源端子Gに接続
される。
D2に直列に接続され、電源+VCと−VCの間に設けられ
る。トランジスタQ1は、コレクタとベースが定電流ダイ
オードCD1の両端に接続され、エミッタは増幅器U1のプ
ラス電源端子Fに接続される。またトランジスタQ2は、
コレクタとベースが定電流ダイオードCD2の両端に接続
され、エミッタは増幅器U1のマイナス電源端子Gに接続
される。
以上のように構成された第1図装置の動作を説明する。
(A) 入力過渡応答の改善 本発明によれば、第2図に示すように、入力電圧Vinが
ステップ状に変化した場合、それに追従してフローティ
ング電圧(第2図のa波形とc波形)もステップ状に変
化させることができる。以下、この動作を説明する。
ステップ状に変化した場合、それに追従してフローティ
ング電圧(第2図のa波形とc波形)もステップ状に変
化させることができる。以下、この動作を説明する。
定電流ダイオードCD1,CD2の電流値ICは、等しいものが
選択されている。即ち、電源+VCと−VCの間に接続され
たCD1→R3→R4→CD2には、電流ICが流れている。
選択されている。即ち、電源+VCと−VCの間に接続され
たCD1→R3→R4→CD2には、電流ICが流れている。
トランジスタQ1,Q2のエミッタ電圧であるフローティン
グ電源電圧+VF,−VFは、次式で表わされる。
グ電源電圧+VF,−VFは、次式で表わされる。
+VF=V0+R3・IC−VBE −VF=V0−(R4・IC−VBE) ここで増幅器U1は、フォロワアンプであるから、入力電
圧Vin=出力電圧V0である。従って、 +VF=Vin+R3・IC−VBE (3) −VF=Vin−(R4・IC−VBE) (4) となり、R3,R4,IC,VBEは一定な値であるから、フロー
ティング電源電圧+VF,−VFは、入力電圧Vinに追従して
変化する。
圧Vin=出力電圧V0である。従って、 +VF=Vin+R3・IC−VBE (3) −VF=Vin−(R4・IC−VBE) (4) となり、R3,R4,IC,VBEは一定な値であるから、フロー
ティング電源電圧+VF,−VFは、入力電圧Vinに追従して
変化する。
本発明では、パスコンデンサC1,C2を電源端子F,Gと共通
電位の間に接続しているので、増幅器U1から見た場合、
容量負荷にならない。従って増幅器U1は、容量性負荷を
原因とする異常発振の恐れはなく、安定に動作する。
電位の間に接続しているので、増幅器U1から見た場合、
容量負荷にならない。従って増幅器U1は、容量性負荷を
原因とする異常発振の恐れはなく、安定に動作する。
そして、増幅器U1はその出力で、パスコンデンサC1,C2
を充放電する必要がないので、増幅器U1が持つ本来のス
ルーレート特性を維持することができる(高速であ
る)。
を充放電する必要がないので、増幅器U1が持つ本来のス
ルーレート特性を維持することができる(高速であ
る)。
次に、本発明によれば、パスコンデンサC1,C2の充放電
を高速に行える旨を説明する。
を高速に行える旨を説明する。
トランジスタQ1は、電源+VCから電流IPをパスコンデン
サC1に流して、電圧+VFを高速に上昇させることはでき
るが、パスコンデンサC1の電位を降下させる作用は有し
ていない。
サC1に流して、電圧+VFを高速に上昇させることはでき
るが、パスコンデンサC1の電位を降下させる作用は有し
ていない。
同様にトランジスタQ2は、電源−VCへ引込む電流ISをパ
スコンデンサC2に流して、電圧−VFを高速に降下させる
ことはできるが、パスコンデンサC2の電位を上昇させる
作用は有していない。
スコンデンサC2に流して、電圧−VFを高速に降下させる
ことはできるが、パスコンデンサC2の電位を上昇させる
作用は有していない。
以上、トランジスタQ1,Q2の点に関しては従来例と同じ
であるが、新たに付加したツェナーダイオードDAの作用
により、パスコンデンサC1の電位を高速に降下させ、ま
た、パスコンデンサC2の電位を高速に上昇させることが
できる。
であるが、新たに付加したツェナーダイオードDAの作用
により、パスコンデンサC1の電位を高速に降下させ、ま
た、パスコンデンサC2の電位を高速に上昇させることが
できる。
この点を説明する。
第2図のb波形のように時刻T1にて、例えば、Vinが、
0→+20Vになると、+VFは、+15→+35V、−VFは、−
15→+5Vにする必要がある。ここで、パスコンデンサC1
の電位は、トランジスタQ1の作用により、高速に+35V
に上昇し、第2図のa波形のように立上がる。
0→+20Vになると、+VFは、+15→+35V、−VFは、−
15→+5Vにする必要がある。ここで、パスコンデンサC1
の電位は、トランジスタQ1の作用により、高速に+35V
に上昇し、第2図のa波形のように立上がる。
一方、パスコンデンサC2の電位は、ツェナーダイオード
DAがないと増幅器U1のマイナス電源側の消費電流でしか
上昇できないので、その電位上昇は鈍い。
DAがないと増幅器U1のマイナス電源側の消費電流でしか
上昇できないので、その電位上昇は鈍い。
ここで、例えば、パスコンデンサC2の電位が、時刻(T1
+Δ)の時、依然として−15Vであったと仮定する。す
ると、ツェナーダイオードDAの両端の電圧は、 {C1電位(第2図a波形)−C2電位(c波形)} であるから、+35−(−15)=50Vとなる。
+Δ)の時、依然として−15Vであったと仮定する。す
ると、ツェナーダイオードDAの両端の電圧は、 {C1電位(第2図a波形)−C2電位(c波形)} であるから、+35−(−15)=50Vとなる。
ツェナーダイオードDAのツェナー電圧VZは、この場合、
例えば、32V位に設定してあるので、時刻(T1+Δ)の
時、ツェナーダイオードDAは、オンになる。その結果、
トランジスタQ1から電流IUがパスコンデンサC2に流れ
て、高速にパスコンデンサC2の電位を上昇させる。そし
てパスコンデンサC2の電位が、+3Vになると、ツェナー
ダイオードDAの両端の電位は、35−3=32Vとなり、ツ
ェナーダイオードDAは、オフとなる。もちろん、実際に
はツェナーダイオードDAの両端電圧は、32Vにクランプ
されるので上記50Vは発生しない。
例えば、32V位に設定してあるので、時刻(T1+Δ)の
時、ツェナーダイオードDAは、オンになる。その結果、
トランジスタQ1から電流IUがパスコンデンサC2に流れ
て、高速にパスコンデンサC2の電位を上昇させる。そし
てパスコンデンサC2の電位が、+3Vになると、ツェナー
ダイオードDAの両端の電位は、35−3=32Vとなり、ツ
ェナーダイオードDAは、オフとなる。もちろん、実際に
はツェナーダイオードDAの両端電圧は、32Vにクランプ
されるので上記50Vは発生しない。
その後、増幅器U1のマイナス電源の消費電流により、
(4)式の設定電圧まで残りの2V分だけパスコンデンサ
C2の電位は上昇し、+3V→+5Vとなって安定する。この
残り2Vは、僅かな誤差であり、増幅器U1に悪影響を与え
るものではない。
(4)式の設定電圧まで残りの2V分だけパスコンデンサ
C2の電位は上昇し、+3V→+5Vとなって安定する。この
残り2Vは、僅かな誤差であり、増幅器U1に悪影響を与え
るものではない。
また、逆に入力電圧Vinが立下がった場合は、第1図に
示す電流IQが、ツェナーダイオードDAとトランジスタQ2
に流れて、パスコンデンサC1の電位を高速に降下させ
る。この動作は上述と同様であるのでその説明を省略す
る。
示す電流IQが、ツェナーダイオードDAとトランジスタQ2
に流れて、パスコンデンサC1の電位を高速に降下させ
る。この動作は上述と同様であるのでその説明を省略す
る。
(B) 入力保護の改善 プラスの過大入力Vinが加えらえた時、入力電流は、次
の経路で流れる。
の経路で流れる。
Rin→CD4→CD5→D1→CD3→R2→Q2 この電流は、まず定電流ダイオードCD5の定電流値I5に
よって制限され増幅器U1の入力電圧+VH(H点の電圧)
は、次式でクランプされる。
よって制限され増幅器U1の入力電圧+VH(H点の電圧)
は、次式でクランプされる。
+VH=+VF−R12(I3−I5)+VD1 (5) ここで I3 :CD3の定電流値 VD1:ダイオードD1の順方向電圧 I5<I3,VD1<R1(I3−I5) に定数を選んでおくと(5)式のクランプ電圧+VHは、
フローティング電源電圧+VFより小さくなり、通常の演
算増幅器であれば、完全に入力保護される。
フローティング電源電圧+VFより小さくなり、通常の演
算増幅器であれば、完全に入力保護される。
また、マイナスの過大入力が加えられた時、入力電流は
次の経路で流れる。
次の経路で流れる。
Q1→R1→CD3→D2→CD5→CD4→Rin そしてこの電流は、まず定電流ダイオードCD4の定電流
値I4によって制限され、増幅器U1の入力電圧−VHは、次
式でクランプされる。
値I4によって制限され、増幅器U1の入力電圧−VHは、次
式でクランプされる。
−VH=−VF+R2(I3−I4)−VD2 (5) ここで、 VD2:ダイオードD2の順方向電圧 以下、上述と同様にクランプ電圧−VHをフローティング
電源電圧−VFより小さくすることができる。
電源電圧−VFより小さくすることができる。
また、ダイオードD1,D2には、最大でも+VFと−VFの和
以上の逆バイアスしかかからないので、漏れ電流,耐圧
の面でも有利である。
以上の逆バイアスしかかからないので、漏れ電流,耐圧
の面でも有利である。
〈本発明の効果〉 以上述べたように本発明によれば、 ステップ状の入力電圧に追従して高速に増幅器U1の
電源電圧を応答させることができるので、過大電源電圧
を増幅器に与えず、増幅器U1を損傷する恐れがない。
電源電圧を応答させることができるので、過大電源電圧
を増幅器に与えず、増幅器U1を損傷する恐れがない。
増幅器U1の出力段にパスコンデンサが負荷として接
続されないので、増幅器U1が持つ本来のスルーレートで
信号を出力することができる(高速応答ができる)。
続されないので、増幅器U1が持つ本来のスルーレートで
信号を出力することができる(高速応答ができる)。
過大入力に対して正確なクランプ電圧を設定するこ
とができる。
とができる。
第1図は本発明に係るフローティング電源アンプの一実
施例を示す図、第2図は第1図回路の各部の波形を示す
図、第3図と第4図は従来例の各部の波形を示す図、第
5図は定電流ダイオードの特性を示す図、第6図は従来
例を示す図、第7図は演算増幅器の電源電圧と入出力電
圧を示す図である。 U1……増幅器、CD1〜CD4……定電流ダイオード、DA……
ツェナーダイオード、C1,C2……パスコンデンサ、R3,R4
……抵抗、Q1,Q2……トランジスタ。
施例を示す図、第2図は第1図回路の各部の波形を示す
図、第3図と第4図は従来例の各部の波形を示す図、第
5図は定電流ダイオードの特性を示す図、第6図は従来
例を示す図、第7図は演算増幅器の電源電圧と入出力電
圧を示す図である。 U1……増幅器、CD1〜CD4……定電流ダイオード、DA……
ツェナーダイオード、C1,C2……パスコンデンサ、R3,R4
……抵抗、Q1,Q2……トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−83749(JP,A) 特開 昭54−96951(JP,A) 特開 昭61−55928(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】出力電圧を反転入力端子に全帰還し非反転
入力端子に入力信号を導入する増幅器(U1)と、2つの
電源(+VC,−VC)の間に設けられた第1定電流ダイオ
ード(CD1)と第1抵抗(R3)と第2抵抗(R4)と第2
定電流ダイオード(CD2)とが直列接続された回路と、
第1定電流ダイオードの両端にコレクタとベースが接続
されエミッタが前記増幅器のプラス電源端子に接続され
た第1トランジスタと、第2定電流ダイオードの両端に
コレクタとベースが接続されエミッタが前記増幅器のマ
イナス電源端子に接続された第2トランジスタとを備
え、前記増幅器の出力端子を前記第1抵抗(R3)と第2
抵抗(R4)の接続点に接続してなるアンプにおいて、 前記増幅器のプラス電源ラインと共通電位の間に設けら
れた第1パスコンデンサ(C1)と、前記増幅器のマイナ
ス電源ラインと共通電位の間に設けられた第2パスコン
デンサ(C2)と、第1,第2トランジスタのエミッタ間に
設けられ前記増幅器の許容最大電源電圧より小さな定電
圧を持つツェナーダイオードと、を具備したフローテン
グ電源アンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1148648A JPH0744401B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | フローティング電源アンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1148648A JPH0744401B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | フローティング電源アンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0313108A JPH0313108A (ja) | 1991-01-22 |
| JPH0744401B2 true JPH0744401B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=15457503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1148648A Expired - Fee Related JPH0744401B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | フローティング電源アンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744401B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007150380A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Hitachi High-Technologies Corp | 演算増幅器及びそれを用いた走査電子顕微鏡 |
| JP4985972B2 (ja) * | 2007-11-29 | 2012-07-25 | 横河電機株式会社 | 増幅器 |
| JP4894805B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-03-14 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 電圧クランプ回路 |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1148648A patent/JPH0744401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0313108A (ja) | 1991-01-22 |
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