JPH074467A - エンジンマウント - Google Patents
エンジンマウントInfo
- Publication number
- JPH074467A JPH074467A JP5140992A JP14099293A JPH074467A JP H074467 A JPH074467 A JP H074467A JP 5140992 A JP5140992 A JP 5140992A JP 14099293 A JP14099293 A JP 14099293A JP H074467 A JPH074467 A JP H074467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer cylinder
- inner cylinder
- vibration
- engine
- engine mount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】走行開始時、加速途中、定常走行中等のあらゆ
る走行状態においても、エンジンの振動、揺動による不
具合の発生を抑制する。 【構成】エンジンマウント1は、外筒2、内筒3、防振
ゴム4を備える。防振ゴム4は、内筒3に加硫接着され
た胴部7と、当初外筒2及び内筒3間に圧縮状態で圧入
され外筒2に対しては非接合状態となっている足部8A
〜8Dと、ストッパ部9A,9Bとを備える。走行開始
時等、防振ゴム4に加えられる荷重が小さいときは、足
部8A〜8Dは全て圧縮された状態で外筒2及び内筒3
に接触しており、防振ゴム4の動ばね定数は比較的大き
な値に保持される。従って、エンジンの揺動が抑制され
る。又、加速途中、定常走行中等、付加荷重が大きいと
きは、防振ゴム4の変形により、足部8A,8Cが外筒
2から離間するため、動ばね定数は比較的小さなものと
なる。従って、振動伝達量が低減される。
る走行状態においても、エンジンの振動、揺動による不
具合の発生を抑制する。 【構成】エンジンマウント1は、外筒2、内筒3、防振
ゴム4を備える。防振ゴム4は、内筒3に加硫接着され
た胴部7と、当初外筒2及び内筒3間に圧縮状態で圧入
され外筒2に対しては非接合状態となっている足部8A
〜8Dと、ストッパ部9A,9Bとを備える。走行開始
時等、防振ゴム4に加えられる荷重が小さいときは、足
部8A〜8Dは全て圧縮された状態で外筒2及び内筒3
に接触しており、防振ゴム4の動ばね定数は比較的大き
な値に保持される。従って、エンジンの揺動が抑制され
る。又、加速途中、定常走行中等、付加荷重が大きいと
きは、防振ゴム4の変形により、足部8A,8Cが外筒
2から離間するため、動ばね定数は比較的小さなものと
なる。従って、振動伝達量が低減される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンを車体に対
して弾性的に支持せしめるためのエンジンマウントに係
り、詳しくは、外筒、内筒及びこれら両者間に介装され
た弾性体を備えてなるエンジンマウントに関するもので
ある。
して弾性的に支持せしめるためのエンジンマウントに係
り、詳しくは、外筒、内筒及びこれら両者間に介装され
た弾性体を備えてなるエンジンマウントに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば実公
平4−12809号公報に開示されたものが知られてい
る。この技術をはじめとして、一般にエンジンマウント
は、外筒と、外筒の内側に配置された内筒と、外筒及び
内筒間に介装されたゴム状の弾性体とを備えている。そ
して、上記弾性体は、外筒及び内筒に対してそれぞれ接
着が施されている。
平4−12809号公報に開示されたものが知られてい
る。この技術をはじめとして、一般にエンジンマウント
は、外筒と、外筒の内側に配置された内筒と、外筒及び
内筒間に介装されたゴム状の弾性体とを備えている。そ
して、上記弾性体は、外筒及び内筒に対してそれぞれ接
着が施されている。
【0003】ところで、上記のようなエンジンマウント
の特性は、自身の有する動ばね定数によって大きく左右
される。すなわち、所定の周波数域においては、弾性体
に加えられる荷重に対する動ばね定数の関係は、弾性体
の形状、硬度等により決定される。つまり、図8に示す
ように、荷重に対する動ばね定数の関係は、荷重の増加
に対してほぼ一定(或いは極微量ずつ増加する。図では
一定の場合を示す。)の特性線図となる。そして、荷重
が所定値以上となったときには弾性体がストッパ等に当
たり、その結果、その後の荷重の増大に伴って動ばね定
数が急激に増加する。
の特性は、自身の有する動ばね定数によって大きく左右
される。すなわち、所定の周波数域においては、弾性体
に加えられる荷重に対する動ばね定数の関係は、弾性体
の形状、硬度等により決定される。つまり、図8に示す
ように、荷重に対する動ばね定数の関係は、荷重の増加
に対してほぼ一定(或いは極微量ずつ増加する。図では
一定の場合を示す。)の特性線図となる。そして、荷重
が所定値以上となったときには弾性体がストッパ等に当
たり、その結果、その後の荷重の増大に伴って動ばね定
数が急激に増加する。
【0004】一般に、弾性体がストッパ等に当たるまで
の荷重領域では、動ばね定数が大きいと、振動伝達度合
いも大きくなる。このため、動ばね定数の大きなエンジ
ンマウントを用いた場合には、エンジンマウントに小さ
な荷重のかかる際の(例えば車両が動き始めた当初の)
エンジンの揺動を抑制することができる。一方、動ばね
定数が小さいと、振動伝達度合いも小さくなる。このた
め、動ばね定数の小さなエンジンマウントを用いた場合
には、エンジンマウントに大きな荷重のかかる際の(例
えば車両が動きだしてから所定時間経過後の)振動の伝
達量を低減することができる。
の荷重領域では、動ばね定数が大きいと、振動伝達度合
いも大きくなる。このため、動ばね定数の大きなエンジ
ンマウントを用いた場合には、エンジンマウントに小さ
な荷重のかかる際の(例えば車両が動き始めた当初の)
エンジンの揺動を抑制することができる。一方、動ばね
定数が小さいと、振動伝達度合いも小さくなる。このた
め、動ばね定数の小さなエンジンマウントを用いた場合
には、エンジンマウントに大きな荷重のかかる際の(例
えば車両が動きだしてから所定時間経過後の)振動の伝
達量を低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、所定の周波数における動ばね定数は、前述した
ように、荷重の大きさにかかわらず、ほぼ一定の値をと
らざるを得なかった。従って、動ばね定数を大きいもの
とした場合には、エンジンマウントに大きな荷重のかか
る際の振動の伝達量を低減することができなかった。そ
の結果、特に、加速途中、定常走行中において、上記の
振動に起因して、運転フィーリングが損なわれるおそれ
があった。
術では、所定の周波数における動ばね定数は、前述した
ように、荷重の大きさにかかわらず、ほぼ一定の値をと
らざるを得なかった。従って、動ばね定数を大きいもの
とした場合には、エンジンマウントに大きな荷重のかか
る際の振動の伝達量を低減することができなかった。そ
の結果、特に、加速途中、定常走行中において、上記の
振動に起因して、運転フィーリングが損なわれるおそれ
があった。
【0006】また、動ばね定数を小さいものとした場合
には、静ばね定数の小さな弾性体を採用せざるをえず、
その結果、エンジンマウントに小さな荷重のかかる際の
エンジンの動きを抑制することができなかった。そのた
め、特に、走行開始時において、上記のエンジンの揺動
感に起因して、運転フィーリングが損なわれるおそれが
あった。
には、静ばね定数の小さな弾性体を採用せざるをえず、
その結果、エンジンマウントに小さな荷重のかかる際の
エンジンの動きを抑制することができなかった。そのた
め、特に、走行開始時において、上記のエンジンの揺動
感に起因して、運転フィーリングが損なわれるおそれが
あった。
【0007】換言すれば、上記従来技術のエンジンマウ
ントでは、動ばね定数がほぼ一定であるため、走行開始
時か、或いは加速途中、定常走行中における運転フィー
リングが犠牲になっているおそれがあった。
ントでは、動ばね定数がほぼ一定であるため、走行開始
時か、或いは加速途中、定常走行中における運転フィー
リングが犠牲になっているおそれがあった。
【0008】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、走行開始時、加速途中、定
常走行中等のあらゆる走行状態においても、エンジンの
振動、揺動による不具合の発生を抑制することの可能な
エンジンマウントを提供することにある。
ものであって、その目的は、走行開始時、加速途中、定
常走行中等のあらゆる走行状態においても、エンジンの
振動、揺動による不具合の発生を抑制することの可能な
エンジンマウントを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明においては、外筒と、外筒の内側に配置さ
れた内筒と、外筒と内筒との間に介装されたゴム状の弾
性体とを備え、エンジンを車体に対して弾性的に支持せ
しめるためのエンジンマウントであって、弾性体は、複
数の足部を有するとともに、弾性体に加えられる荷重が
小さいときは、足部の全てが外筒と内筒との間に圧縮状
態で介在され、かつ、弾性体に加えられる荷重が大きい
ときは、足部の少なくとも一部が外筒及び内筒のいずれ
か一方より離間すべく、外筒及び内筒のいずれか一方に
接合され、かつ、他方とは非接合状態で設けられている
ことをその要旨としている。
に、この発明においては、外筒と、外筒の内側に配置さ
れた内筒と、外筒と内筒との間に介装されたゴム状の弾
性体とを備え、エンジンを車体に対して弾性的に支持せ
しめるためのエンジンマウントであって、弾性体は、複
数の足部を有するとともに、弾性体に加えられる荷重が
小さいときは、足部の全てが外筒と内筒との間に圧縮状
態で介在され、かつ、弾性体に加えられる荷重が大きい
ときは、足部の少なくとも一部が外筒及び内筒のいずれ
か一方より離間すべく、外筒及び内筒のいずれか一方に
接合され、かつ、他方とは非接合状態で設けられている
ことをその要旨としている。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、外筒と内筒との間に介装
されたゴム状の弾性体は、外筒及び内筒のいずれか一方
に接合され、かつ、他方とは非接合状態で設けられてい
る。そして、弾性体に加えられる荷重が小さいときは、
弾性体の複数の足部の全ては外筒と内筒との間に圧縮状
態で介在され、かつ、弾性体に加えられる荷重が小さい
ときは、足部の少なくとも一部は外筒及び内筒のいずれ
か一方より離間する。
されたゴム状の弾性体は、外筒及び内筒のいずれか一方
に接合され、かつ、他方とは非接合状態で設けられてい
る。そして、弾性体に加えられる荷重が小さいときは、
弾性体の複数の足部の全ては外筒と内筒との間に圧縮状
態で介在され、かつ、弾性体に加えられる荷重が小さい
ときは、足部の少なくとも一部は外筒及び内筒のいずれ
か一方より離間する。
【0011】従って、例えば走行開始時等、弾性体に加
えられる荷重が小さいときは、全ての足部が外筒と内筒
との間に圧縮された状態で弾性体が介装されていること
となり、該弾性体の動ばね定数は比較的大きなものとな
る。また、加速途中、定常走行中等、弾性体に加えられ
る荷重が大きいときは、足部の少なくとも一部が外筒及
び内筒のいずれか一方より離間することとなり、該弾性
体の動ばね定数は比較的小さなものとなる。
えられる荷重が小さいときは、全ての足部が外筒と内筒
との間に圧縮された状態で弾性体が介装されていること
となり、該弾性体の動ばね定数は比較的大きなものとな
る。また、加速途中、定常走行中等、弾性体に加えられ
る荷重が大きいときは、足部の少なくとも一部が外筒及
び内筒のいずれか一方より離間することとなり、該弾性
体の動ばね定数は比較的小さなものとなる。
【0012】
【実施例】以下、この発明におけるエンジンマウントを
具体化した一実施例を図1〜図7に基づいて詳細に説明
する。
具体化した一実施例を図1〜図7に基づいて詳細に説明
する。
【0013】図6は、この実施例において、エンジン1
0を支持するためのフロントエンジンマウント(以下、
単にエンジンマウントという)1等を示す概略平面図で
ある。同図に示すように、エンジン10は、FF(フロ
ントエンジンフロントドライブ)車用横置タイプのもの
である。また、エンジンマウント1は、エンジン10の
ロール慣性主軸に対し、車両前方側に存在している。
0を支持するためのフロントエンジンマウント(以下、
単にエンジンマウントという)1等を示す概略平面図で
ある。同図に示すように、エンジン10は、FF(フロ
ントエンジンフロントドライブ)車用横置タイプのもの
である。また、エンジンマウント1は、エンジン10の
ロール慣性主軸に対し、車両前方側に存在している。
【0014】図1は前記エンジンマウント1を示す正断
面図である。また、図2は図1のA−A線断面図であ
る。エンジンマウント1は、円筒状の外筒2と、外筒2
の内側に配置された同じく円筒状の内筒3と、両者2,
3間に介装された弾性体としての防振ゴム4とを備えて
いる。
面図である。また、図2は図1のA−A線断面図であ
る。エンジンマウント1は、円筒状の外筒2と、外筒2
の内側に配置された同じく円筒状の内筒3と、両者2,
3間に介装された弾性体としての防振ゴム4とを備えて
いる。
【0015】図3に示すように、エンジンマウント1
は、車体(図示せず)側に固定されたブラケット5に取
付けられている。すなわち、エンジンマウント1は、外
筒2がブラケット5の端縁に対して溶接が施されること
により、固定されている。また、エンジンマウント1
は、内筒3がブラケット6を介してエンジン10に連結
されている。すなわち、内筒3及びブラケット6に挿通
された図示しないボルトにナットが締付けられることに
より、内筒3は、ブラケット6を介してエンジン10と
連結されている。この状態で、エンジン10は、エンジ
ンマウント1を介して車体に対して弾性的に支持されて
いる。
は、車体(図示せず)側に固定されたブラケット5に取
付けられている。すなわち、エンジンマウント1は、外
筒2がブラケット5の端縁に対して溶接が施されること
により、固定されている。また、エンジンマウント1
は、内筒3がブラケット6を介してエンジン10に連結
されている。すなわち、内筒3及びブラケット6に挿通
された図示しないボルトにナットが締付けられることに
より、内筒3は、ブラケット6を介してエンジン10と
連結されている。この状態で、エンジン10は、エンジ
ンマウント1を介して車体に対して弾性的に支持されて
いる。
【0016】図1,4に示すように、前記防振ゴム4
は、胴部7と、胴部7から突出する複数本(この実施例
では4本)の足部8A,8B,8C,8Dと、同じく胴
部7から突出する2本のストッパ部9A,9Bとを備え
ている。これらは全てニトリルゴムにより一体的に形成
されている。また、前記胴部7は、その内周面において
内筒3に加硫接着されている。さらに、足部8A〜8D
は、当初、外筒2及び内筒3間に圧縮状態で圧入されて
いるとともに、前記外筒2に対しては非接合状態(離間
可能)となっている。このため、この状態においては、
防振ゴム4の動ばね定数は比較的大きなものとなってい
る。なお、この実施例において、相互に隣接しあう足部
8A〜8D及び/又はストッパ部9A,9Bのなす角度
はいずれも「60°」となっている。
は、胴部7と、胴部7から突出する複数本(この実施例
では4本)の足部8A,8B,8C,8Dと、同じく胴
部7から突出する2本のストッパ部9A,9Bとを備え
ている。これらは全てニトリルゴムにより一体的に形成
されている。また、前記胴部7は、その内周面において
内筒3に加硫接着されている。さらに、足部8A〜8D
は、当初、外筒2及び内筒3間に圧縮状態で圧入されて
いるとともに、前記外筒2に対しては非接合状態(離間
可能)となっている。このため、この状態においては、
防振ゴム4の動ばね定数は比較的大きなものとなってい
る。なお、この実施例において、相互に隣接しあう足部
8A〜8D及び/又はストッパ部9A,9Bのなす角度
はいずれも「60°」となっている。
【0017】次に、上記の如く構成されたエンジンマウ
ント1の作用について説明する。走行開始時等、防振ゴ
ム4に加えられる荷重が小さいときは、図1に示すよう
に、足部8A〜8Dが外筒2と内筒3との間に圧縮され
た状態で介装されていることとなる。すなわち、足部8
A〜8Dは全て圧縮された状態で外筒2及び内筒3に接
触しており、両者2,3にそれぞれ接着されているのと
同じ状態となっている。このため、上記のように荷重の
小さな場合には、防振ゴム4の動ばね定数は比較的大き
な値に保持される(図7参照)。従って、エンジンマウ
ント1に小さな荷重のかかる際の、すなわち車両が動き
始めた当初(走行開始時)のエンジン10の揺動を抑制
することができる。その結果、エンジン10の揺動感に
起因して、運転者にとっての運転フィーリングが損なわ
れるのを未然に防止することができる。
ント1の作用について説明する。走行開始時等、防振ゴ
ム4に加えられる荷重が小さいときは、図1に示すよう
に、足部8A〜8Dが外筒2と内筒3との間に圧縮され
た状態で介装されていることとなる。すなわち、足部8
A〜8Dは全て圧縮された状態で外筒2及び内筒3に接
触しており、両者2,3にそれぞれ接着されているのと
同じ状態となっている。このため、上記のように荷重の
小さな場合には、防振ゴム4の動ばね定数は比較的大き
な値に保持される(図7参照)。従って、エンジンマウ
ント1に小さな荷重のかかる際の、すなわち車両が動き
始めた当初(走行開始時)のエンジン10の揺動を抑制
することができる。その結果、エンジン10の揺動感に
起因して、運転者にとっての運転フィーリングが損なわ
れるのを未然に防止することができる。
【0018】また、図5に示すように、加速途中、定常
走行中等、エンジンマウント1が例えば図の矢印S方向
に荷重を受け、しかもその荷重が大きいときは、防振ゴ
ム4の変形により、足部8A,8Cが外筒2から離間す
ることとなる。そのため、防振ゴム4の動ばね定数は比
較的小さなものとなる(図7参照)。従って、エンジン
マウント1に大きな荷重のかかる際の、すなわち、車両
が動きだしてから所定時間経過後(加速途中、定常走行
中等)におけるエンジン10の振動の伝達量を低減する
ことができる。このように、この実施例のエンジンマウ
ント1によれば、走行開始時、加速途中、定常走行中等
のあらゆる走行状態において、エンジン10の振動、揺
動による不具合の発生を抑制することができる。その結
果、運転フィーリングの向上を図ることができる。
走行中等、エンジンマウント1が例えば図の矢印S方向
に荷重を受け、しかもその荷重が大きいときは、防振ゴ
ム4の変形により、足部8A,8Cが外筒2から離間す
ることとなる。そのため、防振ゴム4の動ばね定数は比
較的小さなものとなる(図7参照)。従って、エンジン
マウント1に大きな荷重のかかる際の、すなわち、車両
が動きだしてから所定時間経過後(加速途中、定常走行
中等)におけるエンジン10の振動の伝達量を低減する
ことができる。このように、この実施例のエンジンマウ
ント1によれば、走行開始時、加速途中、定常走行中等
のあらゆる走行状態において、エンジン10の振動、揺
動による不具合の発生を抑制することができる。その結
果、運転フィーリングの向上を図ることができる。
【0019】さらに、この実施例では、防振ゴム4を内
筒3に対してのみ加硫接着すればよく、外筒2に対して
接着する必要がない。そのため、接着剤及び接着のため
の種々の工程を省略することができ、ひいては、製造コ
ストの低減を図ることができる。
筒3に対してのみ加硫接着すればよく、外筒2に対して
接着する必要がない。そのため、接着剤及び接着のため
の種々の工程を省略することができ、ひいては、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0020】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、フロントエンジンマウント1に
具体化したが、リアエンジンマウントに具体化すること
もできる。
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、フロントエンジンマウント1に
具体化したが、リアエンジンマウントに具体化すること
もできる。
【0021】(2)前記実施例では、防振ゴム4の内周
面が内筒3に接着され、外筒2に対しては非接合状態
(離間可能)となっている場合に具体化したが、その
逆、つまり、足部を中心方向に向かって突出させ、該足
部を内筒3に対しては非接合状態とし、防振ゴムを外筒
2に対して接着させるような構成を採用してもよい。か
かる場合にも上記と同様の作用効果を奏する。
面が内筒3に接着され、外筒2に対しては非接合状態
(離間可能)となっている場合に具体化したが、その
逆、つまり、足部を中心方向に向かって突出させ、該足
部を内筒3に対しては非接合状態とし、防振ゴムを外筒
2に対して接着させるような構成を採用してもよい。か
かる場合にも上記と同様の作用効果を奏する。
【0022】(3)前記実施例では、4本の足部8A〜
8Dを有する防振ゴム4を用いたが、2本以上であれ
ば、足部の本数は何本であってもよい。
8Dを有する防振ゴム4を用いたが、2本以上であれ
ば、足部の本数は何本であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のエンジ
ンマウントによれば、弾性体は複数の足部を有し、該足
部は、荷重が小さいときは外筒と内筒との間に圧縮状態
で介在され、かつ、弾性体に加えられる荷重が小さいと
きは外筒及び内筒のいずれか一方より離間するようにし
た。従って、走行開始時、加速途中、定常走行中等のあ
らゆる走行状態においても、エンジンの振動、揺動によ
る不具合の発生を抑制することができ、ひいては運転フ
ィーリングの向上を図ることができるという優れた効果
を奏する。
ンマウントによれば、弾性体は複数の足部を有し、該足
部は、荷重が小さいときは外筒と内筒との間に圧縮状態
で介在され、かつ、弾性体に加えられる荷重が小さいと
きは外筒及び内筒のいずれか一方より離間するようにし
た。従って、走行開始時、加速途中、定常走行中等のあ
らゆる走行状態においても、エンジンの振動、揺動によ
る不具合の発生を抑制することができ、ひいては運転フ
ィーリングの向上を図ることができるという優れた効果
を奏する。
【図1】この発明を具体化した一実施例におけるエンジ
ンマウントを示す正断面図である。
ンマウントを示す正断面図である。
【図2】一実施例における図1のA−A線断面図であ
る。
る。
【図3】一実施例においてエンジンマウントの取付状態
を示す正断面図である。
を示す正断面図である。
【図4】一実施例において内筒及び防振ゴムを示す斜視
図である。
図である。
【図5】一実施例においてエンジンマウントに大きな荷
重が加わったときの作用を説明する正断面図である。
重が加わったときの作用を説明する正断面図である。
【図6】一実施例においてエンジン及びエンジンマウン
トの配置状態を概略的に示す平面図である。
トの配置状態を概略的に示す平面図である。
【図7】一実施例においてエンジンマウントに加えられ
る荷重に対する動ばね定数の関係を示すグラフである。
る荷重に対する動ばね定数の関係を示すグラフである。
【図8】従来技術において、エンジンマウントに加えら
れる荷重に対する動(静)ばね定数の関係を示すグラフ
である。
れる荷重に対する動(静)ばね定数の関係を示すグラフ
である。
1…エンジンマウント、2…外筒、3…内筒、4…弾性
体としての防振ゴム、8A,8B,8C,8D…足部、
10…エンジン。
体としての防振ゴム、8A,8B,8C,8D…足部、
10…エンジン。
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒と、 前記外筒の内側に配置された内筒と、 前記外筒と前記内筒との間に介装されたゴム状の弾性体
とを備え、エンジンを車体に対して弾性的に支持せしめ
るためのエンジンマウントであって、 前記弾性体は、複数の足部を有するとともに、前記弾性
体に加えられる荷重が小さいときは、前記足部の全てが
前記外筒と前記内筒との間に圧縮状態で介在され、か
つ、前記弾性体に加えられる荷重が大きいときは、前記
足部の少なくとも一部が前記外筒及び前記内筒のいずれ
か一方より離間すべく、前記外筒及び前記内筒のいずれ
か一方に接合され、かつ、他方とは非接合状態で設けら
れていることを特徴とするエンジンマウント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5140992A JPH074467A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | エンジンマウント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5140992A JPH074467A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | エンジンマウント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074467A true JPH074467A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15281636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5140992A Pending JPH074467A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | エンジンマウント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074467A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08303508A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-19 | Toyota Motor Corp | ブシュ構造 |
| JPH09296838A (ja) * | 1996-03-06 | 1997-11-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 弾性支持装置 |
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1993
- 1993-06-11 JP JP5140992A patent/JPH074467A/ja active Pending
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