JPH0744812Y2 - プッシュプルコントロールケーブル用ダンパブッシュ - Google Patents
プッシュプルコントロールケーブル用ダンパブッシュInfo
- Publication number
- JPH0744812Y2 JPH0744812Y2 JP1990081858U JP8185890U JPH0744812Y2 JP H0744812 Y2 JPH0744812 Y2 JP H0744812Y2 JP 1990081858 U JP1990081858 U JP 1990081858U JP 8185890 U JP8185890 U JP 8185890U JP H0744812 Y2 JPH0744812 Y2 JP H0744812Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプッシュプルコントロールケーブル用ダンパブ
ッシュに関する。さらに詳しくは、自動車の変速機と操
作レバーとの連結などに用いられるプッシュプルコント
ロールはケーブルの端部に固着されるアイエンドに装着
されるダンパブッシュに関する。
ッシュに関する。さらに詳しくは、自動車の変速機と操
作レバーとの連結などに用いられるプッシュプルコント
ロールはケーブルの端部に固着されるアイエンドに装着
されるダンパブッシュに関する。
〔従来の技術〕 自動車の変速機と操作レバーとの間の操作力伝達手段と
して従来よりプッシュプルコントロールケーブルが用い
られている。そのようなプッシュプルコントロールケー
ブルはエンジンの振動を操作レバーに伝えないように、
また操作フィーリングをよくするために、従来からブッ
シュコアの外周にゴム状の弾性体を有するダンパブッシ
ュがコントロールケーブルの端部のアイエンドに装着さ
れて用いられている。第12図に示すダンパブッシュは、
円筒状の硬質のブッシュコア(51)の外周にゴム製など
の弾性リング(52)を一体に焼き付け成形したものであ
り、アイエンド(53)の孔(54)内に嵌着されて用いら
れる。そのようなダンパブッシュが装着されたコントロ
ールケーブルは、ブッシュコア(51)の孔(55)に回転
自在に挿入されるピン(56)によって、操作レバーやシ
フトフォークなどの相手部材(57)と連結される。それ
によりコントロールケーブルに伝わってくる振動を遮断
し、相手部材(57)との力の伝達に伴ない、弾性リング
(52)がギアチェンジのときの衝撃を吸収し、レバーと
コントロールケーブルの相対的角度変化を吸収する。
して従来よりプッシュプルコントロールケーブルが用い
られている。そのようなプッシュプルコントロールケー
ブルはエンジンの振動を操作レバーに伝えないように、
また操作フィーリングをよくするために、従来からブッ
シュコアの外周にゴム状の弾性体を有するダンパブッシ
ュがコントロールケーブルの端部のアイエンドに装着さ
れて用いられている。第12図に示すダンパブッシュは、
円筒状の硬質のブッシュコア(51)の外周にゴム製など
の弾性リング(52)を一体に焼き付け成形したものであ
り、アイエンド(53)の孔(54)内に嵌着されて用いら
れる。そのようなダンパブッシュが装着されたコントロ
ールケーブルは、ブッシュコア(51)の孔(55)に回転
自在に挿入されるピン(56)によって、操作レバーやシ
フトフォークなどの相手部材(57)と連結される。それ
によりコントロールケーブルに伝わってくる振動を遮断
し、相手部材(57)との力の伝達に伴ない、弾性リング
(52)がギアチェンジのときの衝撃を吸収し、レバーと
コントロールケーブルの相対的角度変化を吸収する。
ところでかかるダンパブッシュのバネ定数(弾性係数)
が小さ過ぎると、そのような弾性力によって力の伝達方
向にもストロークを大きく吸収するので、シフトレバー
操作開始時に、「グニャ感」があったり、操作完了時に
「節度感(ポジションにきちんと決まった感じがするこ
と)」がえられないなど、操作フィーリングを損なう問
題がある。
が小さ過ぎると、そのような弾性力によって力の伝達方
向にもストロークを大きく吸収するので、シフトレバー
操作開始時に、「グニャ感」があったり、操作完了時に
「節度感(ポジションにきちんと決まった感じがするこ
と)」がえられないなど、操作フィーリングを損なう問
題がある。
他方、「2段入り感(操作ストロークの途中でギアが入
るときに2回抵抗があること)」や「ゴリ感」を少なく
したり振動伝達防止のためには、弾性係数を小さくする
ほうがよいが、そのようにすると前述のように操作フィ
ーリングが損なわれ、弾性係数を上げると振動伝達防止
効果が低くなるのである。
るときに2回抵抗があること)」や「ゴリ感」を少なく
したり振動伝達防止のためには、弾性係数を小さくする
ほうがよいが、そのようにすると前述のように操作フィ
ーリングが損なわれ、弾性係数を上げると振動伝達防止
効果が低くなるのである。
そのため、第12図に示すものでは、コントロールケーブ
ルの延びている方向で弾性リング(52)とアイエンド
(53)の内壁との間に空間(S)を設け、たとえば第14
図の(Y)に示すように変位量の少ない範囲では弾性係
数を小さく維持し、空間がつぶされると弾性リング(5
2)とアイエンド(53)とが直接接触して弾性係数を大
きくさせるという、撓み量に応じて弾性係数を変化させ
る技術が採用されている。
ルの延びている方向で弾性リング(52)とアイエンド
(53)の内壁との間に空間(S)を設け、たとえば第14
図の(Y)に示すように変位量の少ない範囲では弾性係
数を小さく維持し、空間がつぶされると弾性リング(5
2)とアイエンド(53)とが直接接触して弾性係数を大
きくさせるという、撓み量に応じて弾性係数を変化させ
る技術が採用されている。
しかしこのものも弾性係数の変化をそれほど大きくでき
ず、振動伝達防止と操作フィーリングの両方を満足させ
るものではない。
ず、振動伝達防止と操作フィーリングの両方を満足させ
るものではない。
他方、第13図に示すように、アイエンド(63)の内径よ
りもわずかに径が小さい鍔部(62)をアイエンド(63)
内に設けることにより、アイエンド(63)とピン(64)
との相対角度の最大値を規制し、ゴム製ダンパブッシュ
(61)の最大歪を規制して保護することも提案されてい
る(実開昭57−182628号公報)。
りもわずかに径が小さい鍔部(62)をアイエンド(63)
内に設けることにより、アイエンド(63)とピン(64)
との相対角度の最大値を規制し、ゴム製ダンパブッシュ
(61)の最大歪を規制して保護することも提案されてい
る(実開昭57−182628号公報)。
しかしこのものは振動伝達防止という点では従来のもの
と変わるものではなく、変位量の小さい範囲におけるバ
ネ定数はそれほど小さくない。しかも、このものは弾性
体の体積が鍔部により減ってしまい、振動の吸収量が少
なくなる。
と変わるものではなく、変位量の小さい範囲におけるバ
ネ定数はそれほど小さくない。しかも、このものは弾性
体の体積が鍔部により減ってしまい、振動の吸収量が少
なくなる。
従来のゴム製のダンパブッシュは、ゴム硬度を下げて初
期の撓み−荷重曲線の傾きを小さくしようとすれば、後
半の傾きも大きく立上がらず(第14図の(X)参照)、
逆にゴム硬度を上げて後半の傾きを立ち上げようとすれ
ば初期段階の傾きも大きくなる(第14図の(Y)参照)
ので、操作ストローク全体で良好なフィーリングがえら
れないという問題がある。
期の撓み−荷重曲線の傾きを小さくしようとすれば、後
半の傾きも大きく立上がらず(第14図の(X)参照)、
逆にゴム硬度を上げて後半の傾きを立ち上げようとすれ
ば初期段階の傾きも大きくなる(第14図の(Y)参照)
ので、操作ストローク全体で良好なフィーリングがえら
れないという問題がある。
本考案は叙上の問題を解消するためになされたものであ
り、すぐれた振動伝達防止効果を備え、しかも「2段入
り感」や「ゴリ感」あるいは「グニャ感」がなく、スム
ーズで「節度感」のえられるダンパブッシュ(典型的に
第14図の(Z)で示すような特性を有する)を提供する
ことを目的とする。
り、すぐれた振動伝達防止効果を備え、しかも「2段入
り感」や「ゴリ感」あるいは「グニャ感」がなく、スム
ーズで「節度感」のえられるダンパブッシュ(典型的に
第14図の(Z)で示すような特性を有する)を提供する
ことを目的とする。
本考案のダンパブッシュは、プッシュプルコントロール
ケーブルの端部に固着されるアイエンド内に挿入される
ものであり、 (a)円筒部と該円筒部の外周に円筒部の軸に直角な面
内に設けられる小判形の鍔部とからなる剛性を備えたブ
ッシュコアと、 (b)該ブッシュコアの外側に同心状に形成される実質
的に円筒状のゴム状の弾性リングとから構成されてお
り、 (c)前記鍔部の長径方向が前記プッシュプルコントロ
ールケーブルの軸方向に沿わせてアイエンドに組み込ま
れると、前記弾性リングの外周の前記鍔部の長径の両端
に対応する部分が、それぞれアイエンド内周との間に空
間が設けられるように凹状にされていることを特徴とし
ている。
ケーブルの端部に固着されるアイエンド内に挿入される
ものであり、 (a)円筒部と該円筒部の外周に円筒部の軸に直角な面
内に設けられる小判形の鍔部とからなる剛性を備えたブ
ッシュコアと、 (b)該ブッシュコアの外側に同心状に形成される実質
的に円筒状のゴム状の弾性リングとから構成されてお
り、 (c)前記鍔部の長径方向が前記プッシュプルコントロ
ールケーブルの軸方向に沿わせてアイエンドに組み込ま
れると、前記弾性リングの外周の前記鍔部の長径の両端
に対応する部分が、それぞれアイエンド内周との間に空
間が設けられるように凹状にされていることを特徴とし
ている。
また前記弾性リングの凹状部分の直径が、前記鍔部の長
径より大きく、鍔部の直径の両端部を前記弾性体が覆う
ようにされているのもの、あるいは前記凹状部分の直径
が前記長径と等しく、鍔部が露出されているものであっ
てもよい。
径より大きく、鍔部の直径の両端部を前記弾性体が覆う
ようにされているのもの、あるいは前記凹状部分の直径
が前記長径と等しく、鍔部が露出されているものであっ
てもよい。
レバーの操作力の方向に小判形鍔部の長径が向くよう
に、本考案のダンパブッシュをコントロールケーブルの
アイエンドに装着する。そうすればダンパブッシュは鍔
部の長辺側で弾性体を介してアイエンドに支持されてい
るので、前記長径の両端に相応する部分とアイエンド内
径との間の空間の効果でダンパブッシュのコントロール
ケーブルの延びている方向は弾性体には剪断方向となり
バネ定数が低くなる。しかも弾性体の体積を確保でき、
振動の吸収量が多い。そのためコントロールケーブルへ
の振動伝達は弾性体で充分に減衰される。またそのため
操作初期はなめらかにストロークし始め、ただちに小判
形の鍔の長径方向の一端が弾性リングの周壁を介して、
あるいは鍔部が直接アイエンド内径部に接して力を伝え
るため、ぐにゃ感がなく、好ましい節度感が生ずる。
に、本考案のダンパブッシュをコントロールケーブルの
アイエンドに装着する。そうすればダンパブッシュは鍔
部の長辺側で弾性体を介してアイエンドに支持されてい
るので、前記長径の両端に相応する部分とアイエンド内
径との間の空間の効果でダンパブッシュのコントロール
ケーブルの延びている方向は弾性体には剪断方向となり
バネ定数が低くなる。しかも弾性体の体積を確保でき、
振動の吸収量が多い。そのためコントロールケーブルへ
の振動伝達は弾性体で充分に減衰される。またそのため
操作初期はなめらかにストロークし始め、ただちに小判
形の鍔の長径方向の一端が弾性リングの周壁を介して、
あるいは鍔部が直接アイエンド内径部に接して力を伝え
るため、ぐにゃ感がなく、好ましい節度感が生ずる。
つぎに添付の図面を参照しながら本考案のダンパブッシ
ュを説明する。
ュを説明する。
第1図は本考案のダンパブッシュの一実施例を示す一部
切欠斜視図、第2図は第1図のダンパブッシュを構成す
るブッシュコアを示す斜視図、第3図は第1図の(II
I)−(III)線断面図、第4図は第3図の(IV)−(I
V)線断面図、第5図は実施例2のダンパブッシュの寸
法、形状を示す断面図、第6〜10図はそれぞれ比較例1
〜5のダンパブッシュの寸法、形状を示す断面図、第11
図は実施例および比較例の試験結果を示すグラフであ
る。
切欠斜視図、第2図は第1図のダンパブッシュを構成す
るブッシュコアを示す斜視図、第3図は第1図の(II
I)−(III)線断面図、第4図は第3図の(IV)−(I
V)線断面図、第5図は実施例2のダンパブッシュの寸
法、形状を示す断面図、第6〜10図はそれぞれ比較例1
〜5のダンパブッシュの寸法、形状を示す断面図、第11
図は実施例および比較例の試験結果を示すグラフであ
る。
第1図において(1)はダンパブッシュであり、ダンパ
ブッシュ(1)は弾性体(2)と、その弾性体(2)の
中へ同心状に設けられたブッシュコア(3)とから構成
されている。
ブッシュ(1)は弾性体(2)と、その弾性体(2)の
中へ同心状に設けられたブッシュコア(3)とから構成
されている。
ブッシュコア(3)は第2図に示すように軸方向の貫通
孔(4)を有する円筒部(5)と、その外周のほぼ中央
部に形成されている小判形の鍔部(6)とから一体に構
成されており、金属などの剛性材料から形成されてい
る。また前記孔(4)の両端には、ヒンジピンが挿入さ
れるときのガイドとなるテーパ面(4a)が形成されてい
る。
孔(4)を有する円筒部(5)と、その外周のほぼ中央
部に形成されている小判形の鍔部(6)とから一体に構
成されており、金属などの剛性材料から形成されてい
る。また前記孔(4)の両端には、ヒンジピンが挿入さ
れるときのガイドとなるテーパ面(4a)が形成されてい
る。
前記ブッシュコア(3)の外側に装着されるゴム製の弾
性体(2)は、実質的に円筒状を呈する中央部(7)
を、その両端に一体に形成された薄い円板部(8a)、
(8b)によって挾まれたサンドイッチ状を呈している。
前記中央部(7)の外周であって前記鍔部(6)の長径
の両端側に対応する部分には、凹部(9a)、(9b)が形
成されている(第1図、第3図参照)。これらの凹部
(9a)、(9b)は、ダンパブッシュがコントロールケー
ブルのアイエンド(10)に嵌入されたばあい、アイエン
ド(10)の内径部分との間に空間(11)を形成する(第
4図参照)ためのものである。
性体(2)は、実質的に円筒状を呈する中央部(7)
を、その両端に一体に形成された薄い円板部(8a)、
(8b)によって挾まれたサンドイッチ状を呈している。
前記中央部(7)の外周であって前記鍔部(6)の長径
の両端側に対応する部分には、凹部(9a)、(9b)が形
成されている(第1図、第3図参照)。これらの凹部
(9a)、(9b)は、ダンパブッシュがコントロールケー
ブルのアイエンド(10)に嵌入されたばあい、アイエン
ド(10)の内径部分との間に空間(11)を形成する(第
4図参照)ためのものである。
また弾性体(2)は、従来のものと同じく、ブッシュコ
ア(3)の外側に未加硫ゴムを配設して成形し、その後
加硫することによりブッシュコア(3)と一体にされて
いる(第1図、第3図、第4図参照)。
ア(3)の外側に未加硫ゴムを配設して成形し、その後
加硫することによりブッシュコア(3)と一体にされて
いる(第1図、第3図、第4図参照)。
つぎに本実施例のダンパブッシュの動作について説明す
る。
る。
ダンパブッシュ(1)を、小判形鍔部の長径方向がコン
トロールケーブルの軸方向に沿うようにアイエンド(1
0)に装着する。前記弾性体(2)の2枚の円板部(8
a)、(8b)の間に、アイエンド(10)が嵌合される
(第4図参照)。なお、弾性体(2)の中央部(7)の
外径はアイエンド(10)の内径より、また円板部(8
a)、(8b)同士の間隔はアイエンドの厚さより、それ
ぞれほんのわずか小さくしているので嵌合後のガタつき
はない。
トロールケーブルの軸方向に沿うようにアイエンド(1
0)に装着する。前記弾性体(2)の2枚の円板部(8
a)、(8b)の間に、アイエンド(10)が嵌合される
(第4図参照)。なお、弾性体(2)の中央部(7)の
外径はアイエンド(10)の内径より、また円板部(8
a)、(8b)同士の間隔はアイエンドの厚さより、それ
ぞれほんのわずか小さくしているので嵌合後のガタつき
はない。
叙上のごとく組み込まれた本実施例のダンパブッシュ
(1)を介して変速操作を行なうばあい、ギヤの噛み合
時の衝撃は前記空間(11)により吸収され、また操作の
始めでは空間(11)がつぶされていくので小さい操作力
でストロークさせることができ、操作途中から必要操作
力が増加して節度感が生じるたいへん好ましいものとな
る。
(1)を介して変速操作を行なうばあい、ギヤの噛み合
時の衝撃は前記空間(11)により吸収され、また操作の
始めでは空間(11)がつぶされていくので小さい操作力
でストロークさせることができ、操作途中から必要操作
力が増加して節度感が生じるたいへん好ましいものとな
る。
弾性リングの材料としてはゴム材を用いることができる
が、とくにCR(クロロプレンゴム)が好ましい。またゴ
ム硬度についてはHs40〜Hs80の範囲で使用できるがとく
にHs50〜Hs65のものが好ましい。
が、とくにCR(クロロプレンゴム)が好ましい。またゴ
ム硬度についてはHs40〜Hs80の範囲で使用できるがとく
にHs50〜Hs65のものが好ましい。
ブッシュコア(3)の材料としては、アルミニウムまた
は銅合金などの剛性材料が用いられる。
は銅合金などの剛性材料が用いられる。
本実施例では、アイエンドとダンパブッシュとの間の空
間(11)を、弾性リングの外周に凹部(9a)、(9b)を
形成することにより生み出しており、前記鍔部(6)の
長径の両端部は第3図から判るように弾性体(2)が覆
っている。しかし第5図に示す他の実施例においては、
その部分について、完全に鍔部(36)の長径の両端が露
出しているような形状にされている。
間(11)を、弾性リングの外周に凹部(9a)、(9b)を
形成することにより生み出しており、前記鍔部(6)の
長径の両端部は第3図から判るように弾性体(2)が覆
っている。しかし第5図に示す他の実施例においては、
その部分について、完全に鍔部(36)の長径の両端が露
出しているような形状にされている。
そのように鍔部(36)の両端が露出しているものは、弾
性体(2)に覆われているものに比して操作の後半の撓
み−荷重曲線の傾きが一層大きくなる。一方、鍔部
(6)の両端を覆っているばあいは、通常その部分の厚
さが厚いほど後半の撓み−荷重曲線の傾きが小さくな
る。したがって、その厚さを変えることにより、前記傾
きを調整することも可能である。
性体(2)に覆われているものに比して操作の後半の撓
み−荷重曲線の傾きが一層大きくなる。一方、鍔部
(6)の両端を覆っているばあいは、通常その部分の厚
さが厚いほど後半の撓み−荷重曲線の傾きが小さくな
る。したがって、その厚さを変えることにより、前記傾
きを調整することも可能である。
つぎに具体的な実施例および比較例をあげて本考案のダ
ンパブッシュの効果を説明する。
ンパブッシュの効果を説明する。
実施例1 実施例1として第3図および第4図に示すようなダンパ
ブッシュを製作した。このもののブッシュコアの鍔部の
長径(Da1)は25mm、短径(Da2)が17mmであり、弾性体
の外径(Da3)が30.8mm、弾性体の凹部外径(Da4)が2
8.2mm、アイエンドの内径(Da5)が30mmである。弾性体
の材質はCRであり、硬度がHs50のものである。
ブッシュを製作した。このもののブッシュコアの鍔部の
長径(Da1)は25mm、短径(Da2)が17mmであり、弾性体
の外径(Da3)が30.8mm、弾性体の凹部外径(Da4)が2
8.2mm、アイエンドの内径(Da5)が30mmである。弾性体
の材質はCRであり、硬度がHs50のものである。
実施例2 実施例2として第5図に示すようなダンパブッシュを製
作した。このものは実施例1と鍔部の長径Db4が28.2mm
である点で相違している。すなわち、前記凹部に鍔部の
長径の両端側が露出しているが、その他は実施例1のも
のと同一である。
作した。このものは実施例1と鍔部の長径Db4が28.2mm
である点で相違している。すなわち、前記凹部に鍔部の
長径の両端側が露出しているが、その他は実施例1のも
のと同一である。
比較例1 東海ゴム工業(株)製の型式A330600のダンパブッシュ
を比較例1として用いた。
を比較例1として用いた。
実施例1と同じ部分の諸元が、第6図を参照して、以下
のごとくなっている。
のごとくなっている。
ブッシュコアの直径(Dc1)は14mm、弾性体の外径(Dc
2)は23mm、弾性体の凹部の外径(Dc3)は20.6mm、アイ
エンドの内径(Dc4)は22mmである。またブッシュコア
の材質は銅合金であり、弾性体として硬度がHs65である
CRを用いた。形状は第6図に示すごとく前記凹部を有し
ているが、ブッシュコアは鍔部を有していない。
2)は23mm、弾性体の凹部の外径(Dc3)は20.6mm、アイ
エンドの内径(Dc4)は22mmである。またブッシュコア
の材質は銅合金であり、弾性体として硬度がHs65である
CRを用いた。形状は第6図に示すごとく前記凹部を有し
ているが、ブッシュコアは鍔部を有していない。
比較例2 日本ケーブル・システム(株)製の型式A29990Aのダン
パブッシュを比較例2として用いた。このものの形状
は、第7図に示すように弾性体に凹部がなく、ブッシュ
コアに鍔部もない形状である。ブッシュコアの直径(Dd
1)が12mm、弾性体外径(Dd2)が22mm、アイエンドの内
径(Dd3)が22mm、ブッシュコアの材質は銅合金、弾性
体の材質はCRで硬度はHs70である。
パブッシュを比較例2として用いた。このものの形状
は、第7図に示すように弾性体に凹部がなく、ブッシュ
コアに鍔部もない形状である。ブッシュコアの直径(Dd
1)が12mm、弾性体外径(Dd2)が22mm、アイエンドの内
径(Dd3)が22mm、ブッシュコアの材質は銅合金、弾性
体の材質はCRで硬度はHs70である。
比較例3 日本ケーブル・システム(株)製の型式A24590Eのダン
パブッシュを比較例3として用いた。このものの形状は
第8図に示すごとく弾性体に凹部がなく、ブッシュコア
に鍔部もない。ブッシュコアの鍔部の直径(De1)が12m
m、弾性体の外径(De2)が22mm、アイエンドの内径(De
3)が22mm、ブッシュコアの材質は銅合金であり、弾性
体の材質がCRで硬度がHs80である。
パブッシュを比較例3として用いた。このものの形状は
第8図に示すごとく弾性体に凹部がなく、ブッシュコア
に鍔部もない。ブッシュコアの鍔部の直径(De1)が12m
m、弾性体の外径(De2)が22mm、アイエンドの内径(De
3)が22mm、ブッシュコアの材質は銅合金であり、弾性
体の材質がCRで硬度がHs80である。
比較例4 日本ケーブル・システム(株)製の型式A30330Dのダン
パブッシュを比較例4として用いた。このものの形状は
第9図に示すごとく弾性体に凹部がなく、ブッシュコア
に鍔部もない形状であり、ブッシュコアの鍔部の直径
(Df1)が11mm、弾性体の外径(Df2)が22mm、アイエン
ドの内径(Df3)が22mm、ブッシュコアの材質は銅合
金、弾性体の材質はCRで硬度がHs60である。
パブッシュを比較例4として用いた。このものの形状は
第9図に示すごとく弾性体に凹部がなく、ブッシュコア
に鍔部もない形状であり、ブッシュコアの鍔部の直径
(Df1)が11mm、弾性体の外径(Df2)が22mm、アイエン
ドの内径(Df3)が22mm、ブッシュコアの材質は銅合
金、弾性体の材質はCRで硬度がHs60である。
比較例5 日本ケーブル・システム(株)製の型式E00360Hのダン
パブッシュを比較例5として用いた。このものの形状は
第10図に示すごとく弾性体に凹部がなく、ブッシュコア
に鍔部もない形状であり、ブッシュコアの鍔部の直径
(Dg1)が13mm、弾性体外径(Dg2)が34mm、アイエンド
の内径(Dg3)が34mm、ブッシュコアの材質が焼結銅合
金、弾性体の材質はCRで、硬度Hs50である。
パブッシュを比較例5として用いた。このものの形状は
第10図に示すごとく弾性体に凹部がなく、ブッシュコア
に鍔部もない形状であり、ブッシュコアの鍔部の直径
(Dg1)が13mm、弾性体外径(Dg2)が34mm、アイエンド
の内径(Dg3)が34mm、ブッシュコアの材質が焼結銅合
金、弾性体の材質はCRで、硬度Hs50である。
叙上の実施例1〜2および比較例1〜5のダンパブッシ
ュそれぞれについて、以下のように荷重と撓みの関係に
ついて測定した。
ュそれぞれについて、以下のように荷重と撓みの関係に
ついて測定した。
ダンパブッシュをアイエンドに組み込んだうえで固定治
具にブッシュコアの孔の部分を嵌合して固定し、荷重・
撓み測定器によってアイエンドに荷重を加え、ダンパブ
ッシュの撓みをレコーダによって読み取り、記録した。
その結果を第11図のグラフに示す。
具にブッシュコアの孔の部分を嵌合して固定し、荷重・
撓み測定器によってアイエンドに荷重を加え、ダンパブ
ッシュの撓みをレコーダによって読み取り、記録した。
その結果を第11図のグラフに示す。
なお、第11図中、(A)は実施例1、(B)は実施例
2、(C)は比較例1、(D)は比較例2、(E)は比
較例3、(F)は比較例4、(G)は比較例5の測定結
果を示す曲線である。
2、(C)は比較例1、(D)は比較例2、(E)は比
較例3、(F)は比較例4、(G)は比較例5の測定結
果を示す曲線である。
第11図中の実施例1および実施例2の曲線(Aおよび
B)は比較例1〜5の曲線(C、D、E、F、G)に比
して操作初期の傾きが小さく、途中から比較例に比して
大きな傾きで立ち上がっている。この結果から実施例1
〜2のダンパブッシュは比較例1〜5のダンパブッシュ
に比してスムーズで「節度感」のあるレバー操作を提供
することがわかる。
B)は比較例1〜5の曲線(C、D、E、F、G)に比
して操作初期の傾きが小さく、途中から比較例に比して
大きな傾きで立ち上がっている。この結果から実施例1
〜2のダンパブッシュは比較例1〜5のダンパブッシュ
に比してスムーズで「節度感」のあるレバー操作を提供
することがわかる。
なお、実施例1と実施例2の曲線の傾きの相違についは
前述したように、鍔部の長径の両端部が弾性体で覆われ
ているか否かがその主要因となっている。
前述したように、鍔部の長径の両端部が弾性体で覆われ
ているか否かがその主要因となっている。
本考案のダンパブッシュによれば、レバーの操作開始段
階ではスムーズにストロークが開始され、途中で適度な
操作力の増加を伴なって「節度感」のある操作が可能と
なる。
階ではスムーズにストロークが開始され、途中で適度な
操作力の増加を伴なって「節度感」のある操作が可能と
なる。
第1図は本考案のダンパブッシュの一実施例を示す一部
切欠斜視図、第2図は第1図のダンパブッシュを構成す
るブッシュコアを示す斜視図、第3図は第1図の(II
I)−(III)線断面図、第4図は第3図の(IV)−(I
V)線断面図、第5図は実施例2のダンパブッシュの寸
法、形状を示す断面図、第6〜10図はそれぞれ比較例1
〜5のダンパブッシュの寸法、形状を示す断面図、第11
図は実施例および比較例の試験結果を示すグラフ、第12
図は従来のダンパブッシュの一例を示す断面図、第13図
は従来のダンパブッシュの他の例を示す断面図、第14図
はダンパブッシュに加わる荷重と、それに対する撓みの
関係を説明するグラフである。 (図面の主要符号) (1):ダンパブッシュ (2):弾性体 (3):ブッシュコア (5):円筒部 (6):鍔部 (9a)、(9b):凹部
切欠斜視図、第2図は第1図のダンパブッシュを構成す
るブッシュコアを示す斜視図、第3図は第1図の(II
I)−(III)線断面図、第4図は第3図の(IV)−(I
V)線断面図、第5図は実施例2のダンパブッシュの寸
法、形状を示す断面図、第6〜10図はそれぞれ比較例1
〜5のダンパブッシュの寸法、形状を示す断面図、第11
図は実施例および比較例の試験結果を示すグラフ、第12
図は従来のダンパブッシュの一例を示す断面図、第13図
は従来のダンパブッシュの他の例を示す断面図、第14図
はダンパブッシュに加わる荷重と、それに対する撓みの
関係を説明するグラフである。 (図面の主要符号) (1):ダンパブッシュ (2):弾性体 (3):ブッシュコア (5):円筒部 (6):鍔部 (9a)、(9b):凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−166219(JP,U) 実開 昭51−110189(JP,U) 実公 昭62−21769(JP,Y2)
Claims (3)
- 【請求項1】プッシュプルコントロールケーブルの端部
に固着されるアイエンド内に挿入されるダンパブッシュ
であって、 (a)円筒部と該円筒部の外周に円筒部の軸に直角な面
内に設けられる小判形の鍔部とからなる剛性を備えたブ
ッシュコアと、 (b)該ブッシュコアの外側に同心状に形成される実質
的に円筒状のゴム状の弾性リング とから構成されており、 (c)前記鍔部の長径方向が前記プッシュプルコントロ
ールケーブルの軸方向に沿わせてアイエンドに組み込ま
れると、前記弾性リングの外周の、前記鍔部の長径の両
端に対応する部分が、それぞれアイエンド内周との間に
空間が設けられるように凹状にされているダンパブッシ
ュ。 - 【請求項2】前記弾性リングの外周の凹状部分の直径
が、前記鍔部の長径より大きい寸法にされている請求項
1記載のダンパブッシュ。 - 【請求項3】前記弾性リングの外周の凹状部分の直径
が、前記鍔部の長径と等しくされている請求項1記載の
ダンパブッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990081858U JPH0744812Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | プッシュプルコントロールケーブル用ダンパブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990081858U JPH0744812Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | プッシュプルコントロールケーブル用ダンパブッシュ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0439439U JPH0439439U (ja) | 1992-04-03 |
| JPH0744812Y2 true JPH0744812Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31628165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990081858U Expired - Lifetime JPH0744812Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | プッシュプルコントロールケーブル用ダンパブッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744812Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001323918A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Chuo Spring Co Ltd | プッシュプルケーブルのダンパーおよび連結機構 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3675881B2 (ja) * | 1995-04-19 | 2005-07-27 | 倉敷化工株式会社 | ブッシュ組立体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61166219U (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-15 | ||
| JPS6221769U (ja) * | 1985-07-19 | 1987-02-09 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP1990081858U patent/JPH0744812Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001323918A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Chuo Spring Co Ltd | プッシュプルケーブルのダンパーおよび連結機構 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0439439U (ja) | 1992-04-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |