JPH0744954U - セラミックカラー層と導電層との積層構造 - Google Patents
セラミックカラー層と導電層との積層構造Info
- Publication number
- JPH0744954U JPH0744954U JP46694U JP46694U JPH0744954U JP H0744954 U JPH0744954 U JP H0744954U JP 46694 U JP46694 U JP 46694U JP 46694 U JP46694 U JP 46694U JP H0744954 U JPH0744954 U JP H0744954U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 銀イオンによる発色がなく、商品価値の高い
セラミックカラー層と導電層を備えたウインドウガラス
を得る。 【構成】 セラミックカラー層2は2つの層2c、2d
に分けられ、ガラス1に接する側のセラミックカラー層
2cを焼成温度600℃用の低融点セラミックとし、ブ
スバー3を形成する側のセラミックカラー層2dを焼成
温度650℃用の高融点セラミックとしている。
セラミックカラー層と導電層を備えたウインドウガラス
を得る。 【構成】 セラミックカラー層2は2つの層2c、2d
に分けられ、ガラス1に接する側のセラミックカラー層
2cを焼成温度600℃用の低融点セラミックとし、ブ
スバー3を形成する側のセラミックカラー層2dを焼成
温度650℃用の高融点セラミックとしている。
Description
【0001】
本考案は車両用ウインドウガラスに形成されるセラミックカラー層と導電層と の積層構造に関する。
【0002】
自動車のリヤウインドウには除曇用のブスバーと熱線を形成している。これら ブスバー及び熱線は銀ペーストをウインドウガラスの室内面側にプリントして焼 成することで形成されるが、ブスバーは幅広で外側から見て目立つため、図3に 示すようにウインドウガラス100の内側面周縁にセラミックカラー層101を 形成し、このセラミックカラー層101の上にブスバー102を形成し、外側か らブスバー102が目立たないようにしている。
【0003】
上述したようにセラミックカラー層上にブスバーを形成するには、乾燥又は硬 化せしめたセラミックカラー層上に銀ペーストをプリントして同時に焼成するの であるが、この焼成の際に銀ペースト中の銀イオンがセラミックカラー層のフリ ット中を拡散(移動)してウインドウガラス面まで達し、黄色乃至茶褐色のイオ ン発色103を呈し、見苦しくなり商品価値が低下する。尚、図3では分りやす くするためイオン発色103がガラス内部に入り込むように示しているが、イオ ン発色103は実際にはウインドウガラス100の表面上にある。
【0004】
上記課題を解決すべく本考案は、板ガラス表面に未焼成のセラミックペースト を塗布し、このセラミックペースト上に未焼成の銀ペーストを重ねて塗布し、こ れらを同時に焼成して得られるセラミックカラー層と導電層との積層構造におい て、前記セラミックカラー層のうち少なくとも前記導電層を形成する側の部分を 、板ガラス表面側の部分を構成する低融点セラミックとの融点の差が30℃以上 70℃以下の高融点セラミックからなるものとした。
【0005】
導電層を形成する側の部分のセラミックカラー層を高融点セラミックから構成 することで銀ペースト中の銀イオンがセラミックカラー層のフリット中へ拡散し にくくなる。
【0006】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係る積層構造を適用した自動車用ウインドウガラスを室内側から見た図、図2 は図1のAーA線拡大断面図であり、ウインドウガラス1の周縁部にはセラミッ クカラー層2が形成され、このセラミックカラー層2上ででウインドウガラス1 の両側部にブスバー3,3が形成され、これらブスバー3,3間に熱線4…が形 成されている。
【0007】 ここで、セラミックカラー層2はフリット(低融点鉛ガラス)及び顔料をビー クルに混練してペースト状とし、これを乾燥した後、500〜750℃で焼成す ることで形成される。顔料としてはCr2O3、Fe2O3、CuOがあり、ビークル としてはオイルと樹脂を混合したものとし、オイルとしてはセラミックカラー1 00部に対しパインオイル(松油)13.5部を、樹脂としてはロジン(松脂) 0.5部、エチルセルロース0.8部及びアクリル樹脂0.3部を混合する。尚 、フリットの割合い及び顔料の割合いは焼成後の比率でそれぞれ55〜90wt% 、45〜10wt%とする。
【0008】 また前記セラミックカラー層2は2つの層2c、2dに分けられ、ガラス1に 接する側のセラミックカラー層2cを焼成温度600℃用の低融点セラミックと し、ブスバー3を形成する側のセラミックカラー層2dを焼成温度650℃用の 高融点セラミックとしている。
【0009】 ここで、低融点セラミックと高融点セラミックの融点差は30℃〜70℃であ ることが好ましい。これは30℃以下の場合には明確な銀イオン拡散防止効果が 発揮されず、70℃以上では高融点セラミックが溶ける時点で低融点セラミック にブリスタリング(発泡)等の欠点が生じることによる。
【0010】 以上において、セラミックカラー層2の上に銀70〜80wt%、フリット(低 融点鉛ガラス)3〜5wt%、ビークル27〜15wt%からなる銀ペーストを塗布 し、これを乾燥せしめた後、所定温度で焼成することでブスバー3を形成するの であるが、この際低融点のセラミックカラー層2cは十分溶けてガラスカラーと して発色するが、高融点のセラミックカラー層2dは十分に溶融せず高粘度状態 となり、銀ペースト中の銀イオンの拡散を防止する。
【0011】
表1は本考案の各実施例と従来例とをウインドガラスにおける銀イオンによる 発色の有無において比較したものである。尚、表1中○印は銀イオンによる発色 なし、×印は銀イオンによる発色あり、▲印はセラミックカラー層が未焼成であ ることを示す。
【0012】
【0013】 上記の実験には3mm厚の板ガラスを使用し、焼成時間は10分間とし、実施 例にあっては低融点セラミックとして焼成温度600℃のものを、高融点セラミ ックとして焼成温度650℃のものを用いた。また、比較例はセラミックカラー として、フリット(低融点鉛ガラス)と顔料をビークルに混合してペースト状に したものを用いた以外は前記実施例と同一の条件とした。
【0014】 表1から明らかなように本考案に係るウインドウガラスには銀イオンによる発 色がなく、商品価値の高いウインドウガラスが得られる。
【図1】本考案に係る積層構造を適用した自動車用ウイ
ンドウガラスを室内側から見た図
ンドウガラスを室内側から見た図
【図2】図1のAーA線拡大断面図
【図3】従来のウインドウガラスの断面図
1…ウインドウガラス、2…セラミックカラー層、2c
…低融点セラミックカラー層、2d…高融点セラミック
カラー層、3…ブスバー。
…低融点セラミックカラー層、2d…高融点セラミック
カラー層、3…ブスバー。
Claims (1)
- 【請求項1】 板ガラス表面に未焼成のセラミックペー
ストを塗布し、このセラミックペースト上に未焼成の銀
ペーストを重ねて塗布し、これらを同時に焼成して得ら
れるセラミックカラー層と導電層との積層構造におい
て、前記セラミックカラー層のうち少なくとも前記導電
層を形成する側の部分は、板ガラス表面側の部分を構成
する低融点セラミックとの融点の差が30℃以上70℃
以下の高融点セラミックからなることを特徴とするセラ
ミックカラー層と導電層との積層構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP46694U JP2520134Y2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | セラミックカラー層と導電層との積層構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP46694U JP2520134Y2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | セラミックカラー層と導電層との積層構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0744954U true JPH0744954U (ja) | 1995-12-05 |
| JP2520134Y2 JP2520134Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=11474583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP46694U Expired - Lifetime JP2520134Y2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | セラミックカラー層と導電層との積層構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520134Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009101919A1 (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-20 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP46694U patent/JP2520134Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009101919A1 (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-20 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2520134Y2 (ja) | 1996-12-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960801 |