JPH074515A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH074515A
JPH074515A JP14769293A JP14769293A JPH074515A JP H074515 A JPH074515 A JP H074515A JP 14769293 A JP14769293 A JP 14769293A JP 14769293 A JP14769293 A JP 14769293A JP H074515 A JPH074515 A JP H074515A
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shift
automatic transmission
change rate
rotation speed
hydraulic pressure
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JP14769293A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Tazawa
貢 田沢
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JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H2061/0075Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by a particular control method
    • F16H2061/0084Neural networks

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧制御タイミングを的確にして変速ショッ
クを防止すること。 【構成】 検出手段aからの信号により自動変速機bの
変速制御を行う変速制御手段cを有したコントロールユ
ニットdと、摩擦締結手段eへの油圧を切り換える切換
アクチュエータfと、入力軸回転数に関係した回転数を
検出する回転数検出手段gと、締結油圧を任意の油圧に
形成する油圧アクチュエータhとを備え、コントロール
ユニットdには、変速指示の出力を認識してからの経過
時間を計測する時間計測手段jと、検出回転数の変化率
を演算する変化率演算手段kと、経過時間ならびに変化
率の重み付き総和が、指定のしきい値を越えた時に、変
速開始時と判断して変速開始信号を出力するニューラル
ネットワークmと、このニューラルネットワークmから
変速開始信号を受けたら、油圧アクチュエータhを変速
時専用の油圧に制御する油圧制御手段nとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速制御
装置に関し、特に、変速ショックの防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変速ショックを防止するようにし
た自動変速機の変速制御装置として、例えば、特開平1
−188750号公報に記載のものが知られている。
【0003】この従来の自動変速機の変速制御装置は、
自動変速機の入力軸ならびに出力軸の回転数を検出し、
両軸の回転比が所定の値になるか、あるいは、回転比の
変化率が所定の値になったら、摩擦要素に供給されるラ
イン圧を変速時用の油圧に切り換えて、変速ショックを
軽減するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来装置にあっては、低アクセル開度のアップシフト時
などのように、入力軸回転数の変化が非常に緩やかな場
合に、センサの検出精度の限界や、判断方法の善し悪し
などを原因として、アップシフトの開始時刻の判断が遅
れてしまい、これにより、油圧の切り換えタイミングが
遅れてしまって、変速ショックが発生することがあると
いう問題があった。
【0005】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、油圧制御タイミングを的確にして変速
ショックの発生を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ニ
ューラルネットワークを利用し、このニューラルネット
ワークによる学習データを用いて重みを修正するととも
に情報処理を行って、あるいは、ニューラルネットワー
クによる学習で得られた重み係数に基づいて、演算・処
理を行って上述の目的を達成することとした。
【0007】すなわち、本発明の自動変速機の変速制御
装置は、図1のクレーム対応図に示すように、走行状態
および運転状態に関する検出を行う検出手段aと、この
検出手段aからの信号に基づいて自動変速機bの変速制
御を行う変速制御手段cを有したコントロールユニット
dと、前記変速制御手段cから出力される信号に基づき
駆動して、自動変速機bの変速を行う摩擦締結手段eへ
の油圧を切り換える切換アクチュエータfとを備えた自
動変速機の変速制御装置において、前記検出手段aの1
つとして、自動変速機bの入力軸回転数に関係した回転
数を検出する回転数検出手段gを設け、前記摩擦締結手
段eに供給する締結油圧を任意の油圧に形成する油圧ア
クチュエータhを設け、前記コントロールユニットdに
は、変速制御手段cが変速指示の信号を出力したと認識
してからの経過時間を計測する時間計測手段jと、前記
回転数検出手段gの検出回転数の変化率を演算する変化
率演算手段kと、前記経過時間ならびに前記変化率を入
力し、前記経過時間ならびに変化率の重み付き総和が、
指定のしきい値を越えた時に、変速開始時と判断して変
速開始信号を出力するニューラルネットワークmと、こ
のニューラルネットワークmから変速開始信号を受けた
ら、前記油圧アクチュエータhを変速時専用の油圧に制
御する油圧制御手段nとを設けた構成を採用した。
【0008】なお、前記変速開始信号を受けたら、摩擦
締結要素eへの入力トルクを低減させるトルク低減手段
を追加設定してもよい。このトルク低減手段は、例え
ば、駆動源のトルクを低減させる手段である。
【0009】また、前記コントロールユニットdは、ニ
ューラルネットワークmに替えて、経過時間ならびに変
化率を入力し、これら経過時間ならびに変化率に、予め
ニューラルネットワークを用いて決定した重み係数を与
えて得られた演算結果が、指定のしきい値を越えた時
に、変速開始時と判断して変速開始信号を出力する変速
開始判断手段を設けてもよい。
【0010】
【作用】変速時には、コントロールユニットdの変速制
御手段cが切換アクチュエータfの駆動を制御すること
で、自動変速機bの摩擦締結手段eへの供給油圧を切り
換えて、この摩擦締結手段eの締結や開放に応じて変速
が行われる。この変速の際に、コントロールユニットd
の時間計測手段jは、変速制御手段cが変速指示の信号
を出力してからの経過時間を計測し、かつ、変化率演算
手段kが、回転数検出手段gの検出する自動変速機bの
入力軸回転数に関係した回転数、例えば、エンジン回転
数やトルクコンバータのタービン回転数や自動変速機の
入力回転軸自体の回転数などの回転数の変化率を演算す
る。
【0011】そして、コントロールユニットdのニュー
ラルネットワークmでは、前記経過時間ならびに変化率
を入力し、ニューロ素子間の結合の重みに基づいて経過
時間ならびに変化率に所定の重み付きを行った後、この
重み付きの総和が、指定のしきい値を越えたら、変速開
始信号を出力する。なお、ニューラルネットワークmに
おけるニューロ素子の結合の重みである重み係数は、誤
差伝搬学習法により所定の収束基準を満たすまで学習を
繰り返すことで適切な値を得ることができ、コントロー
ルユニットdを車両に搭載する前に、予め学習を行って
ニューラルネットワークmに適切な重み係数を予め入力
させておくこともできるし、また、車両搭載後にニュー
ラルネットワークm自体で上記学習を行わせることもで
きる。
【0012】そして、油圧制御手段nでは、ニューラル
ネットワークmからの変速開始信号を受けたら、油圧ア
クチュエータhを変速時専用の油圧に制御する。
【0013】このように、ニューラルネットワークmに
より、自動変速機bの入力側の回転数の変化率と、変速
開始からの経過時間とに基づいて、変速開始時刻を検出
するようにすれば、従来のように回転比のみに基づく場
合よりも正確に変速開始時刻を検出できる。
【0014】また、請求項2記載の装置では、変速開始
信号の出力があると、トルク低減手段が、駆動源自体
(請求項3)を含み駆動源から摩擦締結要素までの駆動
伝達経路の途中のトルクを低減させる。したがって、摩
擦締結要素の締結時に摩擦締結要素に入力されるトルク
自体が小さくなる。
【0015】また、請求項4記載の装置では、変速開始
判断手段が、入力した経過時間ならびに変化率に予めニ
ューラルネットワークを用いて決定した重み係数を与え
て演算し、その結果が指定のしきい値を越えた時に変速
開始信号を出力する。この場合も、従来のように回転比
のみに基づく場合よりも正確に変速開始時刻を検出でき
る。
【0016】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。 (実施例の構成)図2は、本発明の実施例の自動変速機
の変速制御装置を示す全体図であって、A/Tコントロ
ールユニット1は、検出手段として、アイドルスイッチ
2,フルスロットルスイッチ3,スロットルセンサ4,
エンジン回転数センサ5,インヒビタスイッチ6,油温
センサ7,車速センサ8,タービンセンサ(回転数検出
手段)9が接続されているとともに、エンジンEの駆動
制御を行うECCSコントロールユニット10と信号のやり
取りを行う。そして、このA/Tコントロールユニット
1は、各センサ2〜9ならびにECCSコントロールユニッ
10トからの入力に基づき、車速とスロットル開度に応
じて予め設定されたシフトスケジュールにしたがって3
つのシフトソレノイド(切換アクチュエータ)A,B,
Cの駆動を制御して自動変速機AT内の図示を省略した
クラッチあるいはブレーキ(摩擦締結手段)を締結ある
いは解放させて前進5速・後退1速の変速を行い、ま
た、オーバランクラッチソレノイド11,ロックアップ
ソレノイド12,ライン圧ソレノイド(油圧アクチュエ
ータ)13の駆動を制御する。なお、上述の自動変速機
の変速制御については、従来技術で提示した公報や、
「新型車解説書(Y32-1) NISSAN セドリック・グロリヤ
Y32型系車 1991年6月 日産自動車株式会社
発行」により周知であるので説明を省略する。
【0017】次に、本実施例では、A/Tコントロール
ユニット1において、変速開始時刻を正確に検出して、
それに伴って油圧制御を行う、変速開始時刻検出制御を
行っており、この制御について以下に詳述する。
【0018】まず、変速開始時刻検出制御の流れを図3
のフローチャートに基づいて説明すると、ステップS1
では、A/Tコントロールユニット1の出力部分からの
各シフトソレノイドA,B,Cへの出力を読み込み、続
く、ステップS2では、いずれかのシフトソレノイド
A,B,Cに出力があったか否かを判定し、YESでス
テップS3に進み、NOでステップS1に戻る。
【0019】ステップS3では、A/Tコントロールユ
ニット1に内蔵しているタイマの計測を開始する。すな
わち、この計測時間が、A/Tコントロールユニット1
が変速指示を行ってからの経過時間y2 (0)となる。
【0020】ステップS4では、前記経過時間y2 (0)
らびにタービンセンサ9からのタービン回転数(入力軸
回転数)NINを読み込み、続く、ステップS5で、回転
数NINの変化率y1 (0)を演算する。ちなみに、A/Tコ
ントロールユニット1において、ステップS2→S3の
流れにより経過時間y2 (0)の計測を行う部分が請求の範
囲の時間計測手段に相当し、また、ステップS4やS5
の流れにより回転数NINの変化率y1 (0)を演算する部分
が請求の範囲の変化率演算手段に相当する。
【0021】ステップS6では、図4に示すニューラル
ネットワークNN(詳細については後述する)によっ
て、変化率y1 (0)と経過時間y2 (0)を入力して、これら
の重み付き総和y1 (2)を求め、この総和総和y1 (2)が指
定のしきい値α(実施例では、α=0.5 )を越えると、
A/Tコントロールユニット1においてライン圧ソレノ
イド13の駆動制御を行う部分に対して変速開始信号を
出力する(ステップS7に進むことに相当する)。な
お、このニューラルネットワークNNでは、前記総和y
1 (2)がしきい値を越えるまでは、所定の時間Δt(例え
ば、0.01秒)毎に、経過時間y2 (0)ならびに変化率y1
(0)を入力し総和y1 (2)を求める(ステップS3に戻る
ことに相当する)。
【0022】ステップS7では、ライン圧ソレノイド1
3の駆動制御を行う部分において変速開始信号を受ける
ことで、図5に点線で示す通常時ライン圧特性に基づく
油圧制御から、同図実線で示す変速時ライン特性に基づ
く油圧制御に切り換えるとともに、ECCSコントロールユ
ニット10に、トルクダウン指令信号を出力する。な
お、ECCSコントロールユニット10では、トルクダウン
指令信号を入力している間、点火する気筒数を減らし
て、出力トルクを低下させる。
【0023】ステップS8では、経過時間y2 (0)の計測
を行っていたタイマのリセットを行う。
【0024】ステップS9では、タービンセンサ9で得
られる入力軸回転数NINならびに車速センサ8で得られ
る出力軸回転数NOUT を読み込み、続く、ステップS1
0では、変速比を演算する。
【0025】ステップS11では、変速比に基づいて、
変速が終了したか否かを判定し、YESでステップS1
2に進み、NOでステップS9に戻る。
【0026】ステップS12では、ステップS7で行っ
ていた、変速時ライン特性に基づく油圧制御を終了し
て、通常時ライン圧特性による油圧制御に戻すととも
に、トルクダウン指令信号の出力を停止する。
【0027】以上で、変速開始時刻検出制御を終了す
る。
【0028】次に、ステップS6で説明したニューラル
ネットワークNNについて詳細に説明する。すなわち、
本実施例のA/Tコントロールユニット1には、図4に
示す階層型のニューラルネットワークが設けられてい
る。この階層型のニューラルネットワークNNは、入力
層で入力を受け、入力層から中間層,中間層から出力層
へと1方向に信号を伝達していく構造となっている。
【0029】各ニューロ素子は、多入力1出力の素子で
あって、まず、入力層のものについて説明すると、ニュ
ーロ素子(1,0)は、タービン回転数NIN(t)の変
化率y1 (0)の入力をΔt時間毎に受け、ω1,1 (1)とω
2,1 (1)の重みを付けて、それぞれ、中間層のニューロ素
子(1,1)と(2,1)へ出力する。
【0030】ニューロ素子(2,0)は、シフトソレノ
イドA,B,Cへの出力により変速指示を認識した時刻
からの経過時間y2 (0)の入力をΔt時間毎に受け、ω
1,2 (1)とω2,2 (1)の重みを付けて、それぞれ、ニューロ
素子(1,1)(2,1)へ出力する。なお、変速時の
タービン回転数NINの時間の経過による変化の例を図6
(a)に示している。
【0031】ニューロ素子(0,0)は、ニューロ素子
(1,1)と(2,1)に、ω1,0 ( 1)とω2,0 (1)を出力
する。
【0032】次に、中間層について説明すると、ニュー
ロ素子(1,1)は、入力層からの入力の総和x
1 (1)を、非線形変換し(y1 (1))、さらに、重みω1,1
(2)を付けて出力する(ω1,1 (2)・y1 (1))。ちなみ
に、総和x1 (1)ならびにy1 (1)は、下記の,の式に
より表すことができる。
【0033】 x1 (1)=ω1,0 (1)+ω1,1 (1)・y1 (0)+ω1,2 (1)・y2 (0) …… y1 (1)=1/{1+ exp(−x1 (1))} …… また、ニューロ素子(2,1)も(1,1)と同様に、
入力層からの入力の総和x2 (1)を、非線形変換し(y2
(1))、さらに、重みω1,2 (2)を付けて出力する(ω1,2
(2)・y2 (1))。なお、総和x2 (1)ならびにy2 (1)は、
下記の,の式により表すことができる。
【0034】 x2 (1)=ω2,0 (1)+ω2,1 (1)・y1 (0)+ω2,2 (1)・y2 (0) …… y2 (1)=1/{1+ exp(−x2 (1))} …… ニューロ素子(0,1)は、ニューロ素子(1,2)
に、ω1,0 (2)を出力する。
【0035】次に、出力層のニューロ素子(1,2)
は、中間層からの入力の総和x1 (2)を非線形変換してy
1 (2)を出力する。なお、総和x1 (1)ならびにy1 (1)は、
下記の,の式により表すことができる。
【0036】 x1 (2)=ω1,0 (2)+ω1,1 (2)・y1 (1)+ω1,2 (2)・y2 (1) …… y1 (2)=1/{1+ exp(−x1 (2))} …… A/Tコントロールユニット1では、前記出力層の出力
1 (2)が、指定したしきい値α(本実施例では、0.5 )
を越えた時に、実際の変速が開始したと判断して、上述
したように、A/Tコントロールユニット1においてラ
イン圧ソレノイド13の制御を行う部分に向けて変速開
始信号を出力する。
【0037】ところで、上述のようなニューラルネット
ワークNNは、その動作においてニューロ素子を結合す
る際の各重みωは、事前に決定している。すなわち、ニ
ューラルネットワークNNは、重みを修正する学習フェ
イズを有している。本実施例では、車両に搭載する前の
時点において、このニューラルネットワークNNと同じ
構造のニューラルネットワークにより、誤差逆向き伝播
学習法を適用して、実験を繰り返して、前記重みωを決
定している。ちなみに、この実験の際には、自動変速機
にトルクセンサを取り付け、このトルクセンサの出力に
変速ショックに相当するトルク変動が生じなくなるまで
学習を何度も(例えば、300 回程)繰り返して、前記重
みωを決定している。
【0038】(実施例の作用)変速時には、シフトソレ
ノイドA,B,Cへ制御信号が出力されたら、経過時間
2 (0)の計測を開始するとともにタービン回転数NIN
変化率y1 (0)を演算し(ステップS1→S2→S3→S
4→S5の流れ)、図6に示すように、タービン回転数
INが最大値となった時(変速開始時)には、出力層の
ニューロ素子における重み付きの総和y1 (2)がしきい値
αを越え、変速開始信号を出力する(ステップS6)。
そして、これを受けて、ライン圧ソレノイド13の変速
時ライン圧制御が開始されるとともに、エンジンEのト
ルクダウン制御が開始される(ステップS7)。
【0039】その後、変速が終了すると、ライン圧ソレ
ノイド13を通常時ライン圧制御に戻すとともに、エン
ジンEのトルクダウン制御を停止する(ステップS9→
S10→S11→S12の流れ)。
【0040】以上説明したように、本実施例ではタービ
ン回転数NINの変化率y1 (0)と経過時間y2 (0)という2
つの情報を、ニューラルネットワークNNの学習で得ら
れた重み付きにより処理するため、低アクセル開度状態
での変速であっても、正確に変速開始時期を検出でき
る。したがって、変速時に行う、ライン圧制御ならびに
エンジンEのトルクダウン制御を行うタイミングを的確
にして、変速ショックの防止を図ることができるという
効果が得られる。
【0041】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0042】例えば、実施例では、経過時間ならびに変
化率を入力して変速開始時と判断するのにニューラルネ
ットワークを用いたが、予め各重みωが与えられていれ
ば、通常のデジタルのフォンノイマン型のコンピュータ
により上述の〜の式に示す演算を行って、このの
式の演算結果がしきい値を越えたか否かで判断するよう
にしてもよい(請求項4)。すなわち、本発明は、重み
ωがニューラルネットワークにより得られていればよ
い。
【0043】また、ニューロネットワークNNの入力層
ならびに中間層のニューロ素子の数を実施例よりも増や
してもよい。すなわち、実施例では、タービン回転数N
INの変化率y1 (0)と経過時間y2 (0)との2つをファクタ
としたが、変速開始時刻は、アクセルの踏み方によって
も変化するから、アクセル開度をファクタとして入力層
に加え、これに伴ってニューロ素子の数を増加させても
よい。
【0044】また、実施例では、変速時にトルクダウン
を行うトルク低減手段として、エンジンのトルクを低減
させる制御を行うECCSコントロールユニットを示した
が、これに限られず、例えば、トルクコンバータの伝達
率を低下させる手段や、あるいは、エンジンから対象と
なる変速時に締結させる摩擦締結手段にトルク入力され
るまでの、トルク伝達経路の途中のクラッチなどの摩擦
締結手段の締結をゆるめて伝達トルクを低下させる手段
などを用いるようにしてもよい。
【0045】また、実施例では、変速制御をシフトスケ
ジュールに基づいて行うものとしたが、これに限られ
ず、いわゆるファジー制御により行うようにしてもよ
い。
【0046】また、実施例では、自動変速機ATの入力
軸回転数に関する回転数を検出する回転数検出手段とし
て、タービンセンサ9を用いたが、エンジン回転数セン
サ5を用いてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の自動変
速機の変速制御装置にあっては、変速指示後の経過時間
と、自動変速機の入力軸回転数に関する回転数との2つ
の情報を、ニューラルネットワークの学習で得た重み付
きにより、ニューラルネットワーク自体で処理するよう
にしたため、低アクセル開度状態での変速であっても、
正確に変速開始時期を検出できる。したがって、油圧ア
クチュエータを変速時専用の油圧に制御する変速時の制
御を、的確に行って変速ショックの防止を図ることがで
きるという効果が得られる。
【0048】また、変速時にトルクダウン制御を行うよ
うにした請求項2ならびに請求項3記載の発明にあって
は、上記油圧アクチュエータの変速時制御に加えて、こ
のトルクダウン制御を的確に行え、変速ショック防止性
能がさらに高まるという効果が得られる。
【0049】また、請求項4記載の発明にあっては、自
動変速機の入力軸回転数に関する回転数との2つの情報
を、予めニューラルネットワークの学習で得られた重み
係数を用いて、演算処理するようにしたため、車載前の
実験の時のみニューラルネットワークを用いれば、車載
するコントロールユニットは、現行のフォンノイマン型
のコンピュータのみで構成することができ、低コストで
上記変速ショック防止性能が得られ、汎用性が高いとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の変速制御装置を示すクレ
ーム対応図である。
【図2】本発明実施例の自動変速機の変速制御装置を示
す全体図である。
【図3】実施例装置のA/Tコントロールユニットの要
部の制御作動流れを示すフローチャートである。
【図4】実施例装置のA/Tコントロールユニット内に
設けたニューラルネットワークを示す構成説明図であ
る。
【図5】実施例装置の変速時ライン圧特性図である。
【図6】実施例装置の作動説明図である。
【符号の説明】
a 検出手段 b 自動変速機 c 変速制御手段 d コントロールユニット e 摩擦締結手段 f 切換アクチュエータ g 回転数検出手段 h 油圧アクチュエータ j 時間計測手段 k 変化率演算手段 m ニューラルネットワーク n 油圧制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行状態および運転状態に関する検出を
    行う検出手段と、 この検出手段からの信号に基づいて自動変速機の変速制
    御を行う変速制御手段を有したコントロールユニット
    と、 前記変速制御手段から出力される信号に基づき駆動し
    て、自動変速機の変速を行う摩擦締結手段への油圧を切
    り換える切換アクチュエータとを備えた自動変速機の変
    速制御装置において、 前記検出手段の1つとして、自動変速機の入力軸回転数
    に関係した回転数を検出する回転数検出手段を設け、 前記摩擦締結手段に供給する締結油圧を任意の油圧に形
    成する油圧アクチュエータを設け、 前記コントロールユニットには、変速制御手段が変速指
    示の信号を出力したと認識してからの経過時間を計測す
    る時間計測手段と、前記回転数検出手段の検出回転数の
    変化率を演算する変化率演算手段と、前記経過時間なら
    びに前記変化率を入力し、前記経過時間ならびに変化率
    の重み付き総和が、指定のしきい値を越えた時に、変速
    開始時と判断して変速開始信号を出力するニューラルネ
    ットワークと、このニューラルネットワークから変速開
    始信号を受けたら、前記油圧アクチュエータを変速時専
    用の油圧に制御する油圧制御手段とを設けたことを特徴
    とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機の変速制御装
    置において、前記変速開始信号を受けたら、前記摩擦締
    結要素への入力トルクを低減するトルク低減手段を設け
    たことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動変速機の変速制御装
    置において、前記トルク低減手段が、駆動源のトルクを
    低減させる手段であることを特徴とする自動変速機の変
    速制御装置。
  4. 【請求項4】 走行状態および運転状態に関する検出を
    行う検出手段と、 この検出手段からの信号に基づいて自動変速機の変速を
    行う変速制御手段を有したコントロールユニットと、 このコントロールユニットから出力される信号に基づき
    駆動して、自動変速機の変速を行う摩擦締結手段への油
    圧を切り換える切換アクチュエータとを備えた自動変速
    機の変速制御装置において、 前記検出手段の1つとして、自動変速機の入力軸回転数
    に関係した回転数を検出する回転数検出手段を設け、 前記摩擦締結手段に供給する締結油圧を任意の油圧に形
    成する油圧アクチュエータを設け、 前記コントロールユニットには、変速制御手段が変速指
    示の信号を出力したと認識してからの経過時間を計測す
    る時間計測手段と、前記回転数検出手段の検出回転数の
    変化率を演算する変化率演算手段と、前記経過時間なら
    びに前記変化率を入力し、前記経過時間ならびに変化率
    に、予めニューラルネットワークを用いて決定した重み
    係数を与えて得られた演算結果が、指定のしきい値を越
    えた時に、変速開始時と判断して変速開始信号を出力す
    る変速開始判断手段と、この変速開始判断手段から変速
    開始信号を受けたら、前記油圧アクチュエータを変速時
    専用の油圧に制御する油圧制御手段とを設けたことを特
    徴とする自動変速機の変速制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480552B2 (en) * 2001-03-30 2009-01-20 International Business Machines Corporation Method and system for controlling an automatic transmission using a GPS assist having a learn mode
CN114060491A (zh) * 2020-08-07 2022-02-18 丰田自动车株式会社 油压计算装置
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