JPH0745489B2 - テトラヒドロピラン誘導体の製造法 - Google Patents
テトラヒドロピラン誘導体の製造法Info
- Publication number
- JPH0745489B2 JPH0745489B2 JP61068537A JP6853786A JPH0745489B2 JP H0745489 B2 JPH0745489 B2 JP H0745489B2 JP 61068537 A JP61068537 A JP 61068537A JP 6853786 A JP6853786 A JP 6853786A JP H0745489 B2 JPH0745489 B2 JP H0745489B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- hydrogen
- lower acyloxy
- following general
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工業薬品、医薬として有用なアルプチン又は
その関連化合物の改良した製造方法に関する。
その関連化合物の改良した製造方法に関する。
従来、下記構造式: で表されるアルブチン(Arbutin)は、カラー写真像の
安定剤、利尿剤、尿路殺菌剤として有用な化合物である
ことが知られている〔ザ メルク インデックス(The
Merck Index)第10版第112頁第792項(1983)参照〕。
安定剤、利尿剤、尿路殺菌剤として有用な化合物である
ことが知られている〔ザ メルク インデックス(The
Merck Index)第10版第112頁第792項(1983)参照〕。
従来、アルブチンの製造方法としては各種の方法が知ら
れているが、そのいずれの方法においても、当該グルコ
ピラノシド環の水酸基がアシル化された中間体から、加
水分解によりアシル基を除去する処理を行うことを必要
とする。その加水分解の方法としては、ナトリウムとメ
タノールを直接作用させる方法、水酸化バリウムの存在
下で行う方法などが知られている。
れているが、そのいずれの方法においても、当該グルコ
ピラノシド環の水酸基がアシル化された中間体から、加
水分解によりアシル基を除去する処理を行うことを必要
とする。その加水分解の方法としては、ナトリウムとメ
タノールを直接作用させる方法、水酸化バリウムの存在
下で行う方法などが知られている。
しかしながら、従来の方法では、アルブチンが水に易溶
性のため、該加水分解→中和の過程で生成する無機塩と
の分離が困難なことに基づき、収率が低い、ヒドロキシ
フエニル基を保護し、加水分解後脱離するために工程数
が増え煩雑となる、あるいは水酸化バリウムの場合に
は、それがかさ高で取扱いが困難で、しかも高価であ
る、というような各種の問題点があつた。
性のため、該加水分解→中和の過程で生成する無機塩と
の分離が困難なことに基づき、収率が低い、ヒドロキシ
フエニル基を保護し、加水分解後脱離するために工程数
が増え煩雑となる、あるいは水酸化バリウムの場合に
は、それがかさ高で取扱いが困難で、しかも高価であ
る、というような各種の問題点があつた。
本発明の目的は、従来のような問題点がなく、容易にア
ルブチン又はその関連化合物を製造する方法を提供する
ことにある。
ルブチン又はその関連化合物を製造する方法を提供する
ことにある。
本発明を概説すれば、本発明は、下記一般式I: (式中、R1〜R3は同一又は異なり、水素、水酸基、低級
アルコキシ基、低級アシルオキシ基又はアラルキルオキ
シ基、R4は水素、低級アルキル基、ヒドロキシメチル
基、低級アルコキシメチル基、低級アシルオキシメチル
基又はアラルキルオキシメチル基を示すが、R1〜R4のち
の少なくとも1つは該低級アシル基を含有する基であ
る)で表される化合物を、水酸化ナトリウム又は水酸化
カリウムの存在下で加水分解し、次いで陽イオン交換樹
脂で処理することを特徴とする下記一般式II: (式中、Z1〜Z4は、式I中のR1〜R4に対応する基である
が、低級アシルオキシ部分が水酸基に転換された基を示
す。すなわち、Z1〜Z4は、R1〜R4のいずれかが低級アシ
ルオキシ部分を含有する基である場合には、該低級アシ
ルオキシ部分が水酸基に転換された基であり、R1〜R4の
中で低級アシルオキシ部分を含有する基でない基は、そ
のままR1〜R4と同一の基であることを示す)で表される
テトラヒドロピラン誘導体の製造法に関する 一般式Iにおいて、R1〜R4で示される基のうち、低級ア
ルキル基の例としては、メチル及びエチルなどの基、そ
の他共通する基の例としては、メトキシ、エトキシ、ア
セトキシ、プロピオニルオキシ及びベンジルオキシなど
の基が挙げられる。その中では、R1〜R3が低級アシルオ
キシ基で、R4が低級アシルオキシメチル基である化合物
が好適である。
アルコキシ基、低級アシルオキシ基又はアラルキルオキ
シ基、R4は水素、低級アルキル基、ヒドロキシメチル
基、低級アルコキシメチル基、低級アシルオキシメチル
基又はアラルキルオキシメチル基を示すが、R1〜R4のち
の少なくとも1つは該低級アシル基を含有する基であ
る)で表される化合物を、水酸化ナトリウム又は水酸化
カリウムの存在下で加水分解し、次いで陽イオン交換樹
脂で処理することを特徴とする下記一般式II: (式中、Z1〜Z4は、式I中のR1〜R4に対応する基である
が、低級アシルオキシ部分が水酸基に転換された基を示
す。すなわち、Z1〜Z4は、R1〜R4のいずれかが低級アシ
ルオキシ部分を含有する基である場合には、該低級アシ
ルオキシ部分が水酸基に転換された基であり、R1〜R4の
中で低級アシルオキシ部分を含有する基でない基は、そ
のままR1〜R4と同一の基であることを示す)で表される
テトラヒドロピラン誘導体の製造法に関する 一般式Iにおいて、R1〜R4で示される基のうち、低級ア
ルキル基の例としては、メチル及びエチルなどの基、そ
の他共通する基の例としては、メトキシ、エトキシ、ア
セトキシ、プロピオニルオキシ及びベンジルオキシなど
の基が挙げられる。その中では、R1〜R3が低級アシルオ
キシ基で、R4が低級アシルオキシメチル基である化合物
が好適である。
本発明で使用可能な塩基の例としては、従来方法のよう
な高価又は取扱いに注意を要するものと異なり、水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムが挙げられる。本発明方
法によれば、このような安価な塩基の使用が可能となつ
た。
な高価又は取扱いに注意を要するものと異なり、水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムが挙げられる。本発明方
法によれば、このような安価な塩基の使用が可能となつ
た。
本発明で使用可能な陽イオン交換樹脂の例としては、ス
ルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有するイオン交換
樹脂があり、例えばアンバーリスト(Amberlyst)が挙
げられる。これらイオン交換樹脂は、加水分解で副成す
る無機陽イオンを保持するので、無機イオンが目的化合
物中に混入するのを防止できる。そして、これら樹脂
は、回収、再生して再使用が可能である。
ルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有するイオン交換
樹脂があり、例えばアンバーリスト(Amberlyst)が挙
げられる。これらイオン交換樹脂は、加水分解で副成す
る無機陽イオンを保持するので、無機イオンが目的化合
物中に混入するのを防止できる。そして、これら樹脂
は、回収、再生して再使用が可能である。
本発明方法では溶媒を使用しても、使用しなくてもよ
く、溶媒の例としては、メタノール、エタノ−ル及びエ
チレングリコールなどが挙げられ、これらは混用しても
よい。
く、溶媒の例としては、メタノール、エタノ−ル及びエ
チレングリコールなどが挙げられ、これらは混用しても
よい。
反応温度は、エステル加水分解の常法である0〜100℃
程度でよく、環流下の反応温度が好ましい。
程度でよく、環流下の反応温度が好ましい。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されない。
本発明はこれらの実施例に限定されない。
実施例1 4−ヒドロキシフエニルβ−D−グルコピラノシド
(1)の合成 4−ヒドロキシフエニルテトラ−0−アセチル−β−D
−グルコピラノシド(2)1.0g(23ミリモル)と水酸化
ナトリウム0.55g(13.8ミリモル)とを、水3mlのメタノ
ール7mlの混液に加え、60℃で0.5時間加熱かくはんし
た。反応終了後、5℃に冷却して、アンバ−リスト−15
の3gを加え、同温度で0.5時間かくはんした。次いでア
ンバ−リスト−15を別後、液を減圧下で濃縮して、
化合物(1)を0.61g得た。収率98%、融点198〜200℃
(エタノールより再結晶) 核磁気共鳴スペクトラム(ジメチルスルホキシド−d
6中) 3.1〜3.3(4H、m)3.47(1H、ddd、J=12.2Hz、6.0H
z、6.0Hz)3.69(1H、ddd、J=12.2Hz、6.0Hz、2.2H
z) *4.38(1H、t、J=6Hz)4.63(1H、d、J=7.6Hz)
*4.79(1H、d、J=5.3Hz) *4.84(1H、d、J=8.4Hz)*5.05(1H、d、J=5.0
Hz)6.65(2H、d、J=8.4Hz)6.88(1H、d、J=8.4
Hz)*8.86(1H、s) *水酸基 実施例2及び3 実施例1における化合物(2)の代りに、3−ヒドロキ
シフエニルテトラ−0−アセチル−β−D−グルコピラ
ノシド(3)又は2−ヒドロキシフエニルテトラ−0−
アセチル−β−D−グルコピラノシド(4)を用いた以
外は実施例1と同様な操作を行つて、それぞれ相当す
る、3−ヒドロキシフエニルβ−D−グルコピラノシド
(5)を95%の収率、2−ヒドロキシフエニルβ−D−
グルコピラノシド(6)を92%の収率で得た。
(1)の合成 4−ヒドロキシフエニルテトラ−0−アセチル−β−D
−グルコピラノシド(2)1.0g(23ミリモル)と水酸化
ナトリウム0.55g(13.8ミリモル)とを、水3mlのメタノ
ール7mlの混液に加え、60℃で0.5時間加熱かくはんし
た。反応終了後、5℃に冷却して、アンバ−リスト−15
の3gを加え、同温度で0.5時間かくはんした。次いでア
ンバ−リスト−15を別後、液を減圧下で濃縮して、
化合物(1)を0.61g得た。収率98%、融点198〜200℃
(エタノールより再結晶) 核磁気共鳴スペクトラム(ジメチルスルホキシド−d
6中) 3.1〜3.3(4H、m)3.47(1H、ddd、J=12.2Hz、6.0H
z、6.0Hz)3.69(1H、ddd、J=12.2Hz、6.0Hz、2.2H
z) *4.38(1H、t、J=6Hz)4.63(1H、d、J=7.6Hz)
*4.79(1H、d、J=5.3Hz) *4.84(1H、d、J=8.4Hz)*5.05(1H、d、J=5.0
Hz)6.65(2H、d、J=8.4Hz)6.88(1H、d、J=8.4
Hz)*8.86(1H、s) *水酸基 実施例2及び3 実施例1における化合物(2)の代りに、3−ヒドロキ
シフエニルテトラ−0−アセチル−β−D−グルコピラ
ノシド(3)又は2−ヒドロキシフエニルテトラ−0−
アセチル−β−D−グルコピラノシド(4)を用いた以
外は実施例1と同様な操作を行つて、それぞれ相当す
る、3−ヒドロキシフエニルβ−D−グルコピラノシド
(5)を95%の収率、2−ヒドロキシフエニルβ−D−
グルコピラノシド(6)を92%の収率で得た。
以上説明したように、本発明方法によれば、従来方法よ
りも容易に、しかも高収率でアルブチン及びその関連化
合物が得られるという顕著な効果が奏せられる。
りも容易に、しかも高収率でアルブチン及びその関連化
合物が得られるという顕著な効果が奏せられる。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式I: (式中、R1〜R3は同一又は異なり、水素、水酸基、低級
アルコキシ基、低級アシルオキシ基又はアラルキルオキ
シ基、R4は水素、低級アルキル基、ヒドロキシメチル
基、低級アルコキシメチル基、低級アシルオキシメチル
基又はアラルキルオキシメチル基を示すが、R1〜R4のう
ちの少なくとも1つは該低級アシル基を含有する基であ
る)で表される化合物を、水酸化ナトリウム又は水酸化
カリウムの存在下で加水分解し、次いで陽イオン交換樹
脂で処理することを特徴とする下記一般式II: (式中、Z1〜Z4は、式I中のR1〜R4に対応する基である
が、低級アシルオキシ部分が水酸基に転換された基を示
す)で表されるテトラヒドロピラン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61068537A JPH0745489B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | テトラヒドロピラン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61068537A JPH0745489B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | テトラヒドロピラン誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62226974A JPS62226974A (ja) | 1987-10-05 |
| JPH0745489B2 true JPH0745489B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=13376587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61068537A Expired - Lifetime JPH0745489B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | テトラヒドロピラン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745489B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5443755A (en) * | 1991-12-26 | 1995-08-22 | Kashima Oil Company | Optically active tetrahydropyrane derivatives, liquid crystal composition and liquid crystal device containing the same |
| JP2755821B2 (ja) * | 1991-12-26 | 1998-05-25 | 鹿島石油株式会社 | 光学活性テトラヒドロピラン誘導体,それを含有する液晶組成物及び液晶素子 |
| EP0630892B1 (de) * | 1993-05-19 | 1999-11-17 | BASF Aktiengesellschaft | Chirale Verbindungen |
| EP1043321A1 (en) | 1999-03-29 | 2000-10-11 | Nisshin Flour Milling Co., Ltd. | Process for the preparation of tetrahydropyran derivatives |
| KR100365020B1 (ko) | 2000-05-19 | 2002-12-16 | 주식회사 바이오랜드 | 아르부틴 중간체의 제조방법 |
| US7056742B2 (en) | 2003-06-16 | 2006-06-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | High Level production of arbutin in green plants |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52113929A (en) * | 1976-03-19 | 1977-09-24 | Shionogi & Co Ltd | Glucoside derivatives |
| JPS57183780A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-12 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | Beta-d-xylopyranoside compound |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61068537A patent/JPH0745489B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62226974A (ja) | 1987-10-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2619951B2 (ja) | ガバペンチン1水化物およびその製法 | |
| US4752613A (en) | Sulphonamidothienylcarboxylic acid compounds | |
| JPH0745489B2 (ja) | テトラヒドロピラン誘導体の製造法 | |
| JPH02503002A (ja) | 3′‐アジド‐3′‐デオキシチミジンおよび類似体の合成方法 | |
| JPH0129191B2 (ja) | ||
| JP2000513019A (ja) | 置換されたインダゾール誘導体製造のための方法及び中間体 | |
| SU458128A3 (ru) | Способ получени йодметансульфонамидов | |
| US4464396A (en) | 4-[N-(Hydroxybenzyl)aminomethyl]cyclohexane-1-carboxylic acid | |
| JPH04112848A (ja) | 結晶性バルプロン酸マグネシウムの製造方法 | |
| US2732379A (en) | ||
| JPH043381B2 (ja) | ||
| US4375543A (en) | N-[3-(1'-3"-Oxapentamethylene-amino-ethylideneamino)-2,4,6-triiodobenzoyl]-β-amino-α- methylpropionitrile in process to make corresponding acid | |
| EP0094738B1 (en) | Pharmaceutical benzodioxane compounds and process for their manufacture | |
| US2374367A (en) | Process for preparing therapeutically active substances | |
| SU1225843A1 (ru) | Способ получени производных 1,3-диазаадамантан-6-она | |
| SU567402A3 (ru) | Способ получени производных хинолина или их солей | |
| US4546197A (en) | Pharmaceutical composition and process for the manufacture thereof | |
| JPH0745488B2 (ja) | テトラヒドロピラン誘導体の製法 | |
| CN121591683A (zh) | 一种1,2,3-同碳二烷基-羟基-氨基反式取代环状化合物及其制备方法 | |
| CA1087631A (en) | 2-phenylpropionic acid derivative and process for its preparation | |
| DE69614146T2 (de) | Verfahren zur herstellung von alkyl oder aryl aldehydzwischenprodukten | |
| JP3186378B2 (ja) | 1h−1,2,3−トリアゾ−ルの製造方法 | |
| SU1159921A1 (ru) | Способ получени 4- или 5-алкилмеркаптометилфуран-2-карбоновых кислот | |
| SE447383B (sv) | Esterderivat av kinolopyran-4-on-2-karboxylsyror och anti-allergiska medel mot astma | |
| GB2142015A (en) | 2-(4-biphenylyl)-4-hexenoic acids |