JPH0745517B2 - ペプチド、および環状ペプチドの製造方法 - Google Patents

ペプチド、および環状ペプチドの製造方法

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JPH0745517B2
JPH0745517B2 JP2-515081A JP51508190A JPH0745517B2 JP H0745517 B2 JPH0745517 B2 JP H0745517B2 JP 51508190 A JP51508190 A JP 51508190A JP H0745517 B2 JPH0745517 B2 JP H0745517B2
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達 喜志多
孝 井上
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ペプチド、および環状ペプチドの製造方法に
関する。更に詳しくは、環状ペプチド、例えば、次式: で示される合成カルシトニン誘導体(エルカトニン)又
はその酸付加塩もしくは錯体を得る上で有用なペプチ
ド、および環状ペプチドの新規な製造方法に関する。
背景技術 従来、強力な血清カルシウムおよびリン低下、骨形成促
進作用および骨吸収抑制作用、尿中リン排泄促進作用等
の優れた薬理作用を有するポリペプチドとして、カルシ
トニンが知られている。カルシトニンは、ヒトなどの各
種哺乳動物の甲状腺から、或いは、魚類、円口類、鳥類
の鰓後体から抽出採取され、そのアミノ酸一次配列が明
らかにされている。この配列に基づき類似構造の合成カ
ルシトニンも多く報告されている。これら動物由来カル
シトニンは、いずれも32個の構成アミノ酸からなるポリ
ペプチドであって、その1番目と7番目のアミノ酸がL
−システインであり、両者のメルカプト基がジスルフィ
ド結合を形成し、カルボキシル末端がプロリンアミドで
ある点で全て共通している。一方、これらの天然片カル
シトニンは、分子内にジスルフィド結合を有するため、
溶液中での安定性が十分でない。
そこで、合成カルシトニンとして、1番目及び7番目L
−システインを次式: で示されるα−L−アミノスベリン酸で置き換えるポリ
ペプチドの製造法が知られている。この方法では、次
式: (式中、Xは、水酸基、ペプチド化学に常用のカルボキ
シル基の保護基又はカルシトニンに相当するアミノ酸残
基若しくはペプチド残基を表し、各アミノ酸残基につい
てはペプチド化学に常用の保護基で保護されていてもよ
い) で示されるペプチドを液相中で環化反応に付し、各フラ
グメントを液相中で更にカップリングさせること(以
下、「液相合成法」という)により、目的とするカルシ
トニン誘導体を合成している[特公昭53−41677号公
報、特開昭61−112099号公報、特開昭63−203699号公
報、及びファルマシアレビューNo.3「新しい薬を求めて
生理活性ペプチド」(ファルマシアレビュー編集委員会
編)153−154頁参照]。
しかしながら、これらの方法では、アミノ酸の数が増す
につれて、ペプチドの溶解度が微妙に変化するので、適
当な溶媒を見出すのが次第に困難となる。またこのこと
に起因して、目的とするポリペプチドと、未反応物や副
生成物との分離の困難さも増大する。特に環化反応では
副反応物の生成を極力押さえる必要がある。従って、液
相合成法による従来の合成カルシトニン誘導体の製造方
法は、収率が低く、工業的に十分満足できる製法とは言
い難い。
従って、本発明の目的は、環状ペプチド、特にカルシト
ニン誘導体であるエルカトニンを収率よく製造するため
に有用なペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体を提供
することにある。
本発明の他の目的は、環状ペプチド、特にカルシトニン
誘導体であるエルカトニンを収率よく製造できる新規か
つ工業的に有用な環状ペプチド又はその酸付加塩もしく
は錯体の製造方法を提供することにある。
発明の開示 本発明者らは、上記目的を達成すべく、鋭意研究を重ね
た結果、(1)α−L−アミノスベリン酸の側鎖カルボ
キシル基を、N−末端アミノ酸のアミノ基と直接縮合し
て環化するのではなく、α−L−アミノスベリン酸の少
なくとも側鎖カルボキシル基にアミノ酸又はペプチドが
縮合したペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体を用
い、C−末端のカルボキシル基とN−末端のアミノ基と
の環化反応を行なうこと、(2)アルカリ金属塩の存在
下で、環化反応を行うこと、および(3)液相合成法と
固相合成法を有効に組み合わせて利用することにより、
前記目的を達成しうること見いだし本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)で表されるペプ
チド又はその酸付加塩もしくは錯体を提供する。
[式中、AとBは、下記(1)〜(5) (1)A:Ser(X1)−Asn−Leu−Ser(X1)−Thr(X1)
−OH B:X2 (2)A:Ser(X1)−Asn−Leu−Ser(X1)−OH B:X2−Thr(X1) (3)A:Ser(X1)−Asn−Leu−OH B:X2−Ser(X1)−Thr(X1) (4)A:Ser(X1)−Asn−OH B:X2−Leu−Ser(X1)−Thr(X1) (5)A:Ser(X1)−OH B:X2−Asn−Leu−Ser(X1)−Thr(X1) (式中、X1は水素原子又は水酸基の保護基を示し、X2は
水素原子又はアミノ基の保護基を示す)の何れかの組合
せからなる基を示す。Xは水酸基、カルボキシル基の保
護基、Val−OHもしくはMet−OHで示されるアミノ酸残
基、下記一般式(VII) −A1−Leu−A2−OH (VII) (式中、A1はValまたはMet、A2はSerまたはGlyを示す)
で表される低級ペプチド残基、又は下記一般式(VIII) −A1−Leu−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A9−A10−A1
1−A12−A13−A14−A15−A16−A17−A18−A19−Gly−A2
0−A21−A22−Pro−NH2 (VIII) (式中、A1、A2は前記に同じ。A3〜A22は、下記のアミ
ノ酸残基を示す。
A3 :Lys、ThrまたはAla A4 :LeuまたはTyr A5 :Ser、ThrまたはTrp A6 :Gln、LysまたはArg A7 :Glu、AspまたはAsn A8 :LeuまたはPhe A9 :HisまたはAsn A10 :LysまたはAsn A11 :Leu、PheまたはTyr A12 :GlnまたはHis A13 :ThrまたはArg A14 :TyrまたはPhe A15 :ProまたはSer A16 :Arg、GlyまたはGln A17 :ThrまたはMet A18 :Asp、Ala、AsnまたはGly A19 :Val、Ile、ThrまたはPhe A20 :Ala、Val、ProまたはSer A21 :GlyまたはGlu A22 :ThrまたはAla) で示されるペプチド残基、もしくは一般式(VIII)にお
いて少なくとも−A1−Leu−A2−A3を含み且つA1からA22
の順序に配列したペプチドフラグメントを示し、各アミ
ノ酸残基は保護基で保護されていてもよい] 本発明は、下記一般式(II) [式中、D−EはSer−Asn−Leu−Ser−Thrを示し、各
アミノ酸残基は保護基で保護されていてもよい。Xは前
記に同じ。但し、Xが前記アミノ酸残基、低級ペプチド
残基、ペプチド残基またはペプチドフラグメントの場合
には、XにおけるC−末端アミノ酸のカルボキシル基及
び各アミノ酸残基の反応性基は保護基で保護されている
(以下、一般式(III)および(IV)において同じ)] で表される環状ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体
を、次のような方法で製造する。
(1)下記一般式(III) (式中、Dは、Ser−OH、Ser−Asn−OH、Ser−Asn−Leu
−OH、Ser−Asn−Leu−Ser−OH又はSer−Asn−Leu−Ser
−Thr−OHを示し、Eは、H−Asn−Leu−Ser−Thr、H
−Leu−Ser−Thr、H−Ser−Thr、H−Thr又は水素原子
を示し、各アミノ酸残基は保護基で保護されていてもよ
い。Xは前記に同じ) で表されるペプチドを、化学的縮合反応(但し、蛋白分
解酵素による環化反応を除く)による環化反応に付す製
造方法。
(2)下記一般式(IV) (式中、Fは、水酸基又は活性エステル残基を示し、G
は、H−Ser−Asn−Leu−Ser−Thrを示し、各アミノ酸
残基は保護基で保護されていてもよい。Xは前記に同
じ) で表されるペプチドを、アルカリ金属塩の存在下で環化
反応に付す製造方法。この製造方法において、α−L−
アミノスベリン酸の側鎖カルボキシル基には、アミノ酸
又はペプチドが縮合していなくてもよい。
また、本発明は、 下記一般式(IX) [式中、A1〜A22は、前記に同じ。各アミノ酸残基は保
護基で保護されていてもよい] で表わされる環状ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯
体の製造方法であって、 (1)下記一般式(IIIa) [式中、Dは、Ser−OH、Ser−Asn−OH、Ser−Asn−Leu
−OH、Ser−Asn−Leu−Ser−OH又はSer−Asn−Leu−Ser
−Thr−OHを示し、Eは、H−Asn−Leu−Ser−Thr、H
−Leu−Ser−Thr、H−Ser−Thr、H−Thr又は水素原子
を示し、各アミノ酸残基は保護基で保護されていてもよ
い。Wは水酸基又は一般式(VII) −A1−Leu−A2−OH (VII) (A1、A2は前記に同じ)で表される低級ペプチド残基を
示し、前記低級ペプチド残基において、C−末端アミノ
酸のカルボキシル基及び各アミノ酸残基の反応性基は保
護基で保護されている] で表されるペプチドを、化学的縮合反応(但し、蛋白分
解酵素による環化反応を除く)により環化させるか、ま
たは(2)下記一般式(IVa) (式中、Fは、水酸基又は活性エステル残基を示し、G
は、H−Ser−Asn−Leu−Ser−Thrを示し、各アミノ酸
残基は保護基で保護されていてもよい。Wは前記に同
じ) で表されるペプチドを、アルカリ金属塩の存在下で環化
反応に付して、下記一般式(V) [式中、Wは前記に同じ] で表されるペプチドとし、次いで、前記一般式(V)で
表されるペプチドのC−末端アミノ酸のカルボキシル基
の保護基を脱離させ、固相反応樹脂上で合成した下記一
般式(VI)で表されるペプチド−樹脂と、固相法により
縮合させ、前記樹脂を除去する、環状ペプチド又はその
酸付加塩もしくは錯体の製造方法。
Y−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A9−A10−A11−A12−A13
−A14−A15−A16−A17−A18−A19−Gly−A20−A21−A22
−Pro−Resin (VI) [Yは水素原子又はH−A1−Leu−A2−(A1及びA2は前
記に同じ)を示し、各アミノ酸残基は保護基で保護され
ていてもよい。但し、Wが水酸基であるとき、YはH−
A1−Leu−A2−であり、Wが−A1−Leu−A2−OHであると
き、Yは水素原子である。Resinは固相反応樹脂を示
す。A3〜A22は前記に同じ] 本明細書において、アミノ酸、ペプチド、保護基、溶
媒、その他に関し略号で表示する場合には、IUPAC、IUB
の規定、或いは当該分野における慣用の記号に従うもの
とする。以下に、それらの例を挙げる。ただし、アミノ
酸等に関し光学異性体がありうる場合は、特に明示がな
い限り、L体を示すものとする。
Ala:アラニン Arg:アルギニン Asn:アスパラギン Asp:アスパラギン酸 Gln:グルタミン Glu:グルタミン酸 Gly:グリシン His:ヒスチジン Ile:イソロイシン Leu:ロイシン Lys:リジン Met:メチオニン Phe:フェニルアラニン Pro:プロリン Ser:セリン Thr:スレオニン Tyr:チロシン Val:バリン Boc:tert−ブトキシカルボニル Bzl:ベンジル Z :ベンジルオキシカルボニル Tos:トシル Cl−z:2−クロロベンジルオキシカルボニル Br−z:2−ブロモベンジルオキシカルボニル OMe:メチルエステル OPac:フェナシルエステル OBzl:ベンジルエステル OSu:N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル HOSu:N−ヒドロキシコハク酸イミド TFA:トリフルオロ酢酸 THF:テトラヒドロフラン DMF:N,N−ジメチルホルムアミド DMSO:ジメチルスルホキシド NMP:N−メチルピロリドン DCC:ジシクロヘキシルカルボジイミド EDC:N−エチル−N′−ジメチルアミノプロピルカルボ
ジイミド HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 発明の詳細な説明 前記一般式(I)で表される本発明のペプチドは、α−
L−アミノスベリン酸の少なくとも側鎖カルボキシル基
にアミノ酸又はペプチドが縮合している。
前記一般式(I)で表されるペプチドにおけるAとBの
組合せは、次の通りである。
(1)A:Ser(X1)−Asn−Leu−Ser(X1)−Thr(X1)
−OH B:X2 (2)A:Ser(X1)−Asn−Leu−Ser(X1)−OH B:X2−Thr(X1) (3)A:Ser(X1)−Asn−Leu−OH B:X2−Ser(X1)−Thr(X1) (4)A:Ser(X1)−Asn−OH B:X2−Leu−Ser(X1)−Thr(X1) (5)A:Ser(X1)−OH B:X2−Asn−Leu−Ser(X1)−Thr(X1) (式中、X1及びX2は前記に同じ) また、一般式(III)におけるDとE、一般式(IV)に
おけるFとGの好ましい組合せも、前記AとBの組合せ
と同様にSer−Asn−Leu−Ser−Thrで表されるペプチド
を形成する。但し、一般式(IV)におけるFは、一般式
(III)におけるDと異なり、水酸基又は活性エステル
残基であってもよい。
前記一般式(I)〜(IV)において、Xで表されるカル
ボキシル基の保護基は、カルボキシル基の保護基として
ペプチド化学に常用のものであれば特に制限はない。カ
ルボキシル基の保護基としては、例えば、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキ
シ基、イソブトキシ基、scc−ブトキシ基、tert−ブト
キシ基などのアルコキシ基;シクロヘキシルオキシ基な
どのシクロアルキルオキシ基;ベンジルオキシ基、p−
メトキシベンジルオキシ基、p−ニトロベンジルオキシ
基、p−クロロベンジルオキシ基、p−ブロモベンジル
オキシ基、ベンズヒドリルオキシ基などの置換基を有し
ていてもよいアラルキルオキシ基;カルボベンゾキシヒ
ドラジノ基、tert−ブトキシカルボニルヒドラジノ基、
トリチルヒドラジノ基などの置換ヒドラジノ基およびフ
ェナシル基などが挙げられる。
前記一般式(I)〜(IV)において、Xで表されるアミ
ノ酸残基のうち、カルシトニンを構成するアミノ酸残基
としては、例えば、Val−OH、Met−OHが挙げられる。ま
た、Xで表されるペプチド残基は、カルシトニンを構成
するペプチド残基であれば特に制限されない。ペプチド
残基としては、例えば、前記一般式(VII) −A1−Leu−A2−OH (VII) で表される低級ペプチド残基;下記一般式(VIII) −A1−Leu−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A9−A10−A1
1−A12−A13−A14−A15−A16−A17−A18−A19−Gly−A2
0−A21−A22−Pro−NH2 (VIII) (式中、A1〜A22は、前記に同じ) で示されるペプチド残基またはそのフラグメントが挙げ
られる。
上記カルシトニンを構成するアミノ酸残基、一般式(VI
I)で表されるペプチド残基−A1−Leu−A2や、一般式
(VIII)で表されるペプチド残基のフラグメントを有す
るペプチドは、カルシトニン合成用の中間体として好適
である。
前記一般式(VII)で表される低級ペプチド残基におい
て、カルシトニンを構成する好ましいペプチド残基は、
−Val−Leu−Gly−OHである。一般式(VIII)で表され
るペプチド残基において、カルシトニンを構成する好ま
しいペプチド残基は、 −Val−Leu−Gly−Lys−Leu−Ser−Gln−Glu−Leu−His
−Lys−Leu−Gln−Thr−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asp−Val
−Gly−Ala−Gly−Thr−Pro−NH2である。
前記一般式(I)〜(VI)及び(IX)で示されるペプチ
ドにおいて、各アミノ酸残基を保護する保護基には、ペ
プチド化学に常用の保護基が使用できる。
ペプチド化学に常用の保護基のうち、カルボキシル基の
保護基としては、前記Xで表されるカルボキシル基の保
護基と同様の基が挙げられる。
アミノ基の保護基としては、例えば、Boc基、トリクロ
ロエチルオキシカルボニル基、tert−アミルオキシカル
ボニル基などの置換基を有していてもよいアルコキシカ
ルボニル基;シクロペンチルオキシカルボニル基、シク
ロヘキシルオキシカルボニル基などの置換基を有してい
てもよいシクロアルキルオキシカルボニル基;Z基、p−
メトキシベンジルオキシカルボニル基、Cl−Z基、p−
クロロベンジルオキシカルボニル基、Br−Z基、p−ブ
ロモベンジルオキシカルボニル基、p−ニトロベンジル
オキシカルボニル基、アダマンチルオキシカルボニル基
などの置換基を有していてもよいアラルキルオキシカル
ボニル基;Bzl基、ベンズヒドリル基、トリチル基などの
置換基を有していてもよいアラルキル基;トリフルオロ
アセチル基、フタリル基、ホルミル基、ベンゼンスルホ
ニル基、Tos基、o−ニトロフェニルスルフェニル基、
2,4−ジニトロフェニルスルフエニル基、ジフェニルフ
ォスフィノチオイル基などの置換基を有していてもよい
アシル基などが挙げられる。
Argのグアニジノ基は、例えば、ニトロ基、Z基、Tos基
などで保護できる。このグアニジノ基は、保護しなくて
もよい。
Hisのイミダゾリル基は、保護しなくてもよいが、例え
ば、Bzl基、Tos基、Z基、トリチル基、アダマンチルオ
キシカルボニル基、2,2,2−トリフルオロ−1−tert−
ブトキシカルボニルアミノエチル基、2,2,2−トリフル
オロ−1−ベンジルオキシカルボニルアミノエチル基な
どで保護できる。
Ser、Thr、Tyrのヒドロキシ基は、例えば、Bzl基、4−
メトキシベンジル基、4−メチルベンジル基、3,4−ジ
メチルベンジル基、4−クロロベンジル基、2,6−ジク
ロロベンジル基、4−ニトロベンジル基、ベンズヒドリ
ル基、Z基、Cl−Z基、Br−Z基、テトラヒドロピラニ
ル基などで保護できる。ヒドロキシ基は保護されていな
くてもよい。
前記一般式(I)(III)(IIIa)(IV)及び(IVa)で
表されるペプチドは、ペプチド合成の常法に従って、保
護基の着脱、縮合反応を繰返すことにより得ることがで
きる。すなわち、本発明で使用される原料及び中間体の
保護基としては、ペプチド合成で公知の手段、例えば、
加水分解、酸分解、還元、アミノリシス、ヒドラジノリ
シスなどにより容易に脱離する保護基が使用される。
前記一般式(I)、(III)及び(IV)で表されるペプ
チドのうち、Xが水酸基又はカルボキシル基の保護基で
あるペプチドは、例えば、L−アミノスベリン酸−α−
低級アルキルエステルの側鎖カルボキシル基及び/又は
アミノ基に、対応するアミノ酸を1個ずつ順次縮合した
り、2〜5個のアミノ酸からなるペプチドを縮合するこ
とにより得ることができる。但し、一般式(I)及び
(III)で表されるペプチドにおいて、B及びEが水素
原子である場合や、一般式(IV)で表されるペプチドに
おいて、Gが水素原子である場合には、L−アミノスベ
リン酸−α−低級アルキルエステルのアミノ基を保護し
ておく必要がある。また、一般式(IV)で表されるペプ
チドにおいて、Fが水酸基である場合には、L−アミノ
スベリン酸−α−低級アルキルエステルの側鎖カルボキ
シル基を保護しておくのが好ましい。
より具体的には、前記一般式(I)で示されるペプチド
のうち、下記一般式: (式中、X1はBzl基、Xはカルボキシル基の保護基を示
す) で表されるペプチドは、例えば、次のようにして合成す
ることができる。すなわち、スレオニンにN保護ロイシ
ルセリンを、活性エステル法、混合酸無水物法、又はDC
C−HOBt法などの通常のペプチド合成法に従って縮合す
る。次いで、得られたトリペプチドに、N保護セリルア
スパラギン、N保護アミノスベリン酸−α−低級アルキ
ルエステルを順次縮合した後、N保護アミノスベリン酸
−α−低級アルキルエステルの保護基を脱離することに
より得ることができる。但し、スレオニンのカルボキシ
ル基を保護基で保護しておき、上記のようにして、アミ
ノ酸やペプチドを縮合した後、前記保護基を脱離するの
が好ましい。
また、本発明に用いる前記一般式(III)で示されるペ
プチドのうち、下記一般式: (式中、Xはカルボキシル基の保護基を示す) で表されるペプチドは、例えば、次のようにして合成す
ることができる。すなわち、L−アミノスベリン酸−α
−低級アルキルエステルに、N保護スレオニンを活性エ
ステル法、混合酸無水物法などで縮合し、ついでL−ア
ミノスベリン酸の側鎖カルボキシル基を活性化させた
後、セリルアスパラギルロイシンと縮合し、得られたペ
ンタペプチドにN保護セリンを混合酸無水物法、活性エ
ステル法などの通常のペプチド合成法に従い縮合し、N
保護セリンの保護基を脱離することにより得られる。
前記一般式(I)、(III)及び(VI)で表されるペプ
チドのうち、Xがアミノ酸残基又はペプチド残基である
ペプチドは、例えば、上記のようにしてアミノ酸やペプ
チドを縮合させたL−アミノスベリン酸−α−低級アル
キルエステルの保護基であるアルコキシ基を脱離し、カ
ルボキシル基を活性化した後、対応するアミノ酸を1
個、又は1個ずつ順次縮合したり、2個以上のアミノ酸
からなるペプチドを縮合することにより得ることができ
る。
縮合反応では、(a)活性化された末端カルボキシル基
及び保護基で保護されたα−アミノ基を有するアミノ酸
やペプチドと、遊離のα−アミノ基及び保護基で保護さ
れたカルボキシル基を有するアミノ酸やペプチドとを反
応させてもよく、(b)活性化されたα−アミノ基及び
保護されたカルボキシル基を有するアミノ酸やペプチド
と、遊離のカルボキシル基及び保護されたα−アミノ基
を有するアミノ酸やペプチドとを反応させてもよい。
カルボキシル基の活性化は、例えば、酸アジド、酸無水
物、酸イミダゾリド、活性エステル、カルボジイミド、
N,N′−カルボニル−ジイミダゾールまたはイソオキゾ
リウム塩、例えば、ウッドワード反応剤などで処理する
ことにより行なうことができる。活性エステルとして
は、例えば、シアノメチルエステル、チオフェニルエス
テル、p−ニトロチオフェニルエステル、p−メタンス
ルホニルフェニルエステル、p−ニトロフェニルエステ
ル、2,4−ジニトロフェニルエステル、2,4,6−トリクロ
ロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、
OSu、N−ヒドロキシフタル酸イミドエステル、8−ヒ
ドロキノリンエステルまたはN−ヒドロキシピペリジン
エステルなどが挙げられる。
好ましい縮合反応は、カルボジイミド法、アジド法、活
性エステル法及び混合酸無水物法である。さらに好まし
い縮合反応は、縮合過程でのラセミ化を抑制する方法、
例えば、活性エステル法、カルボジイミド法やこれらを
組合せた方法、DCC−HOSu法などのカルボジイミド及び
ヒドロキシコハク酸イミドを用いる方法、DCC−HOBt
法、WSC−HOBt法などのカルボジイミド及びヒドロキシ
ベンゾトリアゾールを用いる方法である。なお、WSCは
前記EDCなどの水溶性カルボジイミドを示す。さらに好
ましい方法には、ヒドロキシベンゾトリアゾール及びカ
ルボジイミド、又はヒドロキシコハク酸イミド及びカル
ボジイミドなどを用いる、いわゆるカルボジイミド−ア
ディティブ法が含まれる。
一般式(III)で表されるペプチドから一般式(II)で
表される環状ペプチドを製造する方法の特徴は、一般式
(III)で表されるペプチドのC−末端アミノ酸の活性
化されたカルボキシル基と、N−末端アミノ酸のアミノ
基とを縮合環化する点にある。一般式(III)で表され
るペプチドから一般式(II)で表されるペプチドを得る
環化反応は、通常の化学的縮合反応に従って行なうこと
ができる。この環化反応は、アルカリ金属塩の存在下で
行なうのが好ましい。
一般式(IV)で表されるペプチドから一般式(II)で表
される環状ペプチドを製造する方法の特徴は、一般式
(IV)で表されるペプチドを、アルカリ金属塩の存在下
で環化反応に付し、一般式(II)で表されるペプチドを
得る点にある。この環化反応は、一般式(IV)で表され
るペプチドにおいて、Fが水酸基又は活性エステル残基
である場合には、α−L−アミノスベリン酸の側鎖の活
性化されたカルボキシル基と、N−末端アミノ酸のアミ
ノ基との縮合反応により行なうことができる。その際、
Ser及びThrの水酸基は保護しておくのが好ましい。アル
カリ金属塩の存在下で反応する場合には、前記一般式
(IV)で表されるペプチドにおいて、Fが水酸基又は活
性エステル残基であっても円滑に環化反応を行なうこと
ができ、ペプチドの収率を高めることができる。
アルカリ金属塩としてはリチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、セシウムのハロゲン化物、例えば、フ
ッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物などが挙げられる。
これらのアルカリ金属塩は、単独又は適当に組み合わせ
て使用できる。
アルカリ金属塩の使用量は、円滑な環化反応を損わない
範囲であれば特に制限されないが、通常、環化させるペ
プチドに大して、アルカリ金属塩が0.01〜400当量、好
ましくは0.01〜100当量程度である。より具体的には、
アルカリ金属塩を、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩
化カリウム、塩化セシウムの混合物として用いる場合に
は、環化させるペプチドに対して、これらの塩をそれぞ
れ0.01〜100当量、好ましくは0.1〜20当量程度添加すれ
ばよい。
なお、前記一般式(II)で表される環状ペプチドの合成
において、活性基が保護されたアミノ酸又はペプチドを
用いる場合には、保護基で保護された生成ペプチドを、
慣用の保護基の脱離方法、好ましくは酸による脱離、例
えば、フッ化水素による脱離反応に供することにより、
環状ペプチドが得られる。
前記一般式(V)で表される環状ペプチドにおけるW、
および前記一般式(VI)で表されるペプチド−樹脂にお
けるYは、エルカトニンを構成するのが好ましい。すな
わち、(a)Wが水酸基であるとき、Yは、H−Val−L
eu−Gly−であるのが好ましく、(b)Wが−Val−Leu
−Gly−OHであるとき、Yは、水素原子であるのが好ま
しい。WとYの好ましい組合せは、上記(b)の組合せ
である。さらに、一般式(VI)で表される好ましいペプ
チド−樹脂は、 Y−Lys−Leu−Ser−Gln−Glu−Leu−His−Lys−Leu−G
ln−Thr−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asp−Val−Gly−Ala−G
ly−Thr−Pro−Resin である。
この製造方法の特徴は、前記一般式(IIIa)で表される
ペプチドを化学的縮合反応(但し、蛋白分解酵素による
環化反応を除く)により環化させるか、または前記一般
式(IVa)で表されるペプチドをアルカリ金属塩の存在
下で環化反応に付して、前記一般式(V)で示されるペ
プチドとし、次いで、前記一般式(V)で表されるペプ
チドのC−末端アミノ酸のカルボキシル基の保護基を脱
離させ、固相反応により合成した一般式(VI)で表され
るペプチドと、固相樹脂上で反応させ、環状ペプチド、
特にエルカトニンを得る点にある。より詳細には、一般
式(IIIa)で表されるペプチドを前記一般式(III)で
表されるペプチドの環化方法に従って環化するか、また
は一般式(IVa)で表されるペプチドを前記一般式(I
V)で表されるペプチドの環化方法にしたがって環化
し、得られた一般式(V)で表される環状ペプチド、す
なわち、1〜6番、または1〜9番までのアミノ酸から
なるフラグメントを、前記一般式(VI)で示される固相
反応樹脂上のペプチド、すなわち、7〜31番、または10
〜31番までのペプチドと固相法により縮合させる。一般
式(V)で表されるフラグメントのC−末端アミノ酸
は、縮合反応性及びラセミ化防止のため、グリシンであ
るのが好ましい。従って、エルカトニンは、一般式
(V)で表される環化したペプチドのうち、1〜9番の
アミノ酸からなるペプチドと、前記一般式(VI)で示さ
れる固相反応樹脂上のペプチドのうち、10〜31番のアミ
ノ酸からなるペプチドとを縮合させて合成するのが好ま
しい。
前記一般式(VI)で示される固相反応樹脂上のペプチド
は、アール・ビー・メリーフィールド[R.B.Merrifiel
d,j.Am.Chem.Soc.,85,2149(1963)]により開発された
方法に従い、対称酸無水物法、活性エステル法などを利
用して、官能基を適当な保護基で保護した保護アミノ酸
をカルボキシル末端より順次縮合させることにより合成
できる。
担体としての樹脂は、特に限定されないが、目的ペプチ
ドのカルボキシル末端が酸アミドであることから、例え
ば、ベンズヒドリルアミン樹脂、p−メチルベンズヒド
リルアミン樹脂、及びp−ヒドロキシ安息香酸樹脂など
が挙げられる。
固相反応樹脂上で環状ペプチドを反応させる方法は、通
常の固相法と同様に反応させればよく、一般式(V)で
表される環状ペプチド量は、固相反応樹脂に対して、例
えば、1.0〜3.0当量程度使用できる。
固相反応樹脂上で合成された保護基を有するペプチド
を、慣用の保護基の脱離方法、好ましくは酸による脱離
反応、例えば、フッ化水素による脱離反応に供すること
により、環状ペプチドやエルカトニンが得られる。
反応生成物は、例えば、ゲル濾過法、イオン交換クロマ
トグラフィー、分配クロマトグラフィー、高速液体クロ
マトグラフィー、逆相高速液体クロマトグラフィー、電
気泳動法などの慣用の分離精製手段により、単離精製で
きる。
本発明の方法により得られる環状ペプチドやエルカトニ
ンは、反応条件により、遊離のペプチド又はその塩の形
態で得られる。遊離のペプチドとその塩は、慣用の方法
により相互に変換可能である。遊離のペプチドを、薬理
的に許容できる塩とする場合には、例えば、塩酸、硫
酸、臭化水素酸、リン酸などの無機酸;ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ
酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香
酸、サリチル酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホ
ン酸などの有機酸と反応させればよい。ペプチド及び合
成エルカトニンは、無機又は有機物質と錯体を形成す
る。このような物質としては、例えば、カルシウム、マ
グネシウム、アルミニウム、コバルト、亜鉛などの金属
から誘導される無機化合物、特にこれらの金属のリン酸
塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩などのように僅かに可
溶性の塩、水酸化物、アルカリ金属のポリリン酸塩など
が挙げられる。
また、環状ペプチドや合成エルカトニンは、薬理作用を
長期に亘り発揮させるため、有機物質と併用してもよ
い。有機物質としては、例えば、非抗原性ゼラチン、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸のスルホン酸エ
ステル又はリン酸エステル、デキストラン、ポリエチレ
ングリコールなどのグリコール、フィチン酸、ポリグル
タミン酸、プロタミンなどが挙げられる。
産業上の利用可能性 本発明のペプチド、および製造方法により得られる環状
ペプチド、特にエルカトニンは、高カルシウム血症、骨
粗鬆症の治療などに使用できる。
以下に、本発明の実施例及び参考例を示すが、本発明
は、これらの実施例に限定されるものではない。
実施例 実施例及び参考例におけるアミノ酸分析は、いずれも、
被検体を6N塩酸を用いて110℃で、24時間加水分解し、
これを減圧乾固した後、行なった。
実施例1 1.15gに、氷冷下、TFA5mlを加えて溶解し、30分間放置
した後、エーテルで処理し、析出した生成物を濾取し、
水酸化カリウム上で真空乾燥し、 (CH2)5CO−Ser(Bzl)−Asn−OH | TFA・H−Leu−Ser(Bzl)−Thr(Bzl)−HNCH−COOCH3
1.09g(収率97.1%)を得た。
mp :85−88℃ ▲[α]24 D▼:14.7°(C=1、DMF) Rf :0.17(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) 得られた生成物をDMF1に溶解し、氷冷下で、N−メチ
ルモルホリン0.12mlで中和した後、NaCl70.1mg、KCl89.
5mg、LiCl50.9mg、CsCl202mg、EDC・HCl0.45g、HOBt・H
2O0.35gを加えた。室温で96時間攪拌した後、減圧濃縮
した。残渣にH2O100mlを加え、生成した油状物をH2O50m
lで洗浄した後、50%メタノール50mlを加え、40℃で30
分間インキュベートした。生成した不溶物を濾過し、濾
液を、イオン交換樹脂を充填したカラム(0.8×5cm)に
通した。溶出液を減圧濃縮し、残渣を真空乾燥して上記
目的物からなる粉末0.72g(収率70.3%)を得た。
mp :201−201℃ ▲[α]25 D▼:−24.7°(C=1、DMF) Rf :0.50(クロロホルム:メタノール=9:1) アミノ酸分析値: Asp1.09(1)、Thr0.97(1)、Ser1.63(2)、Leu1.
22(1)、アミノスベリン酸1.09(1) 実施例2 Boc−Lys(Cl−Z)−Leu−Ser(Bzl)−Gln−Glu(OBz
l)−Leu−His(Tos)−Lys(Cl−Z)−Leu−Gln−Thr
(Bzl)−Tyr(Br−Z)−Pro−Arg(Tos)−Thr(Bz
l)−Asp(OBzl)−Val−Gly−Ala−Gly−Thr(Bzl)−
Pro−NH−樹脂756mgに、30%TFAの塩化メチレン溶液20m
lを加え、室温で30分間撹拌した。樹脂を塩化メチレン2
0mlで1.5分間×6回、7%N−メチルモルホリンの塩化
メチレン溶液20mlで1.5分間×2回、次いで塩化メチレ
ン20mlで1.5分間×6回それぞれ洗浄して、 H−Lys(C1−Z)−Leu−Ser(Bzl)−Gln−Glu(OBz
l)−Leu−His(Tos)−Lys(Cl−Z)−Leu−Gln−Thr
(Bzl)−Tyr(Br−Z)−Pro−Arg(Tos)−Thr(Bz
l)−Asp(OBzl)−Val−Gly−Ala−Gly−Thr(Bzl)−
Pro−NH−樹脂を得た。
上記樹脂をNMP20mlに加え、さらに 215mg、HOBt・H2O64.5mg及びDCC86.8mgを加え、室温で4
8時間撹拌した。反応終了後、樹脂をNMP、DMF、メタノ
ール、塩化メチレンの順で洗浄した後、減圧乾燥し目的
Lys(C1−Z)−Leu−Ser(Bzl)−Gln−Glu(OBzl)−
Leu−His(Tos)−Lys(Cl−Z)−Leu−Gln−Thr(Bz
l)−Tyr(Br−Z)−Pro−Arg(Tos)−Thr(Bzl)−A
sp(OBzl)−Val−Gly−Ala−Gly−Thr(Bzl)−Pro−N
H−樹脂834mgを得た。
実施例3 樹脂834mgに、アニソール0.9mlとフッ化水素9.0mlを加
え、0℃で1時間撹拌した後、過剰のフッ化水素を減圧
留去し、残渣をエチルエーテルで洗浄した後、1M酢酸水
溶液50mlにて抽出し、凍結乾燥して、粗エルカトニン35
2mgを得た。
得られた粗エルカトニン352mgを、陽イオン交換樹脂を
充填したカラム上に注入し、酢酸アンモニウム緩衝液に
よる直線型濃度勾配溶出を行なった。溶出液を高速液体
クロマトグラフィーにより分析し、目的とするエルカト
ニンを高濃度に含む画分を集めて凍結乾燥し、中間精製
エルカトニン100mgを得た。
得られた中間精製エルカトニン100mgを高速液体クロマ
トグラフィー(カラム:東ソー(株)製、TSK GEL ODS
120T、2.15×30cm、溶出:0.1%TFA/CH3CN=63/37、流
速:8ml/分)にて分取精製し、エルカトニン・TFA塩70mg
を得た。
このエルカトニン・TFA塩を、陽イオン交換樹脂を充填
したカラム上に注入し、酢酸アンモニウム水溶液による
pH勾配溶出を行なった。吸収波長280nmの画分を集めて
凍結乾燥し、エルカトニン酢酸塩の粉末64mgを得た。
mp :240℃(分解) ▲[α]20 D▼:−93.1°(C=0.25、0.1M酢酸水溶
液) Rf :0.39(水:n−ブタノール:酢酸 =5:4:1の上層) アミノ酸分析値: Asp2.07(2)、Thr3.69(4)、Ser2.59(3)、Glu3.
03(3)、Gly3.13(3)、Ala1.10(1)、Val2.06
(2)、Leu5.29(5)、Tyr1.03(1)、Lys2.08
(2)、His0.84(1)、Arg1.02(1)、Pro2.03
(2)、アミノスベリン酸1.05(1) 参考例1 Boc−Thr(Bzl)−OH7.74gをTHF40mlに溶解し、−15℃
に冷却し、N−メチルモルホリン2.56ml、次いでイソブ
チルクロロホルメイト3.30mlを滴下した後、−15℃で1
分間撹拌し、該当する混合酸無水物を調製した。この反
応液をL−アミノスベリン酸−α−メチルエステル5.08
gとトリエチルアミン3.50mlとを含むDMF溶液と混合し、
0℃で5分間、室温で1時間撹拌した後、減圧濃縮し
た。残渣に酢酸エチル400mlを加え、10%クエン酸100ml
で2回、飽和食塩水100mlで2回、冷却した5%重曹水1
00mlで5回、飽和食塩水100mlで2回の順で洗浄した。
各洗浄水は順次酢酸エチル300mlで2回抽出した。酢酸
エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、
目的物からなる油状物11.56gを得た。
参考例2 からなる油状物6.58gをTHF40mlに溶解し、氷冷下で、HO
Su1.53g及びDCC2.74gのTHF溶液を加えて、4℃で20時間
撹拌した。ジシクロヘキシルウレア(DCU)よりなる白
色物質を除去し、THFを留去して、目的物からなる油状
物7.87gを得た。
参考例3 Boc−Ser(Bzl)−Asn−OHの製造 H−Asn−OH・H2O4.50gをH2O80mlに懸濁し、氷冷下、ト
リエチルアミン4.20ml及びBoc−Ser(Bzl)−OSu14.13g
のTHF溶液80mlを加え、室温で20時間撹拌した後、THFを
留去した。残った水溶液を、氷冷下、1Mクエン酸でpH3
に調整した後、生成した油状物を酢酸エチル200mlで抽
出し、飽和食塩水50mlで2回洗浄した。無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をエーテル/石
油エーテル(2/1混合液)で処理して固化し、メタノー
ル−イソプロピルエーテルより再沈澱化して、Boc−Ser
(Bzl)−Asn−OH8.74g(収率71.2%)を得た。
mp :135−139℃ ▲[α]22 D▼:10.2°(C=1、DMF) Rf :0.54(クロロホルム:メタノール:酢酸 =7:2:1) アミノ酸分析値: Asp1.14(1)、Ser0.86(1) 参考例4 Boc−Ser(Bzl)−Asn−OH5.45gに、氷冷下、TFA35mlを
加えて溶解し、30分間放置した後、エーテル/石油エー
テル(1/2混合液)で処理し、析出した生成物を濾取
し、水酸化カリウム上で真空乾燥してH−Ser(Bzl)−
Asn−OH・TFAを得た。
得られた生成物をDMF35mlに溶解し、これを氷冷下、ト
リエチルアミンで中和した後、 7.87gのDMF溶液35mlを加えた。0℃で1時間、4℃で40
時間撹拌した後、少量の不溶物を濾過した後、減圧濃縮
した。残渣に酢酸エチル300mlを加え、冷却した10%ク
エン酸50mlで3回、H2O50mlで2回の順で洗浄した後、
減圧濃縮した。残渣にエタノール30mlを加え留去する操
作を3回繰返して脱水した後、エーテル処理して固化
し、メタノール−エーテルより再沈澱化して、上記目的
物9.07g(収率86.8%)を得た。
mp :126−128℃ ▲[α]26 D▼:4.6°(C=1、DMF) Rf :0.49(クロロホルム:メタノール:水 =70:30:3) アミノ酸分析値: Asp1.11(1)、Thr0.97(1)、Ser0.81(1)、アミ
ノスベリン酸1.11(1) 参考例5 8.88gに氷冷下、TFA60mlを加えて溶解し、40分間放置し
た後、エーテル/ヘキサン(1/2混合液)で処理し、生
成した油状物を、冷却下、ヘキサンで洗浄した後、水酸
化カリウム上で真空乾燥した。
得られた生成物をDMF60mlに溶解し、これを氷冷下、ト
リエチルアミンで中和した後、Boc−Ser(Bzl)−OSu5.
34gのDMF溶液40mlを加えた。0℃で30分間、室温で12時
間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル300ml
を加え、10%クエン酸50mlで2回、H2O50mlで2回の順
で洗浄した後、減圧濃縮した。残渣にエタノール30mlを
加え留去する操作を3回繰返して脱水した後、イソプロ
ピルエーテル処理して固化し、メタノール−イソプロピ
ルエーテルより再沈澱化して、上記目的物8.60g(収率7
9.0%)を得た。
mp :132−133℃ ▲[α]25 D▼:6.5°(C=1、DMF) Rf :0.56(クロロホルム:メタノール:水 =70:30:3) アミノ酸分析値: Asp1.17(1)、Thr1.01(1)、Ser1.70(2)、アミ
ノスベリン酸1.12(1) 実施例4 8.38gに、氷冷下、TFA50mlを加えて溶解し、30分間放置
した後、エーテル−石油エーテル(1:2混合液)で処理
し、生成した油状物を、冷却下、石油エーテルで洗浄し
た後、水酸化カリウム上で真空乾燥した。
得られた生成物をDMF60mlに溶解し、氷冷下、トリエチ
ルアミンで中和した後、Boc−Leu−OSu3.00gのDMF溶液2
0mlを加えた。0℃で30分間、室温で16時間撹拌した
後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル300mlを加え、10
%クエン酸50mlで2回、H2O50mlで2回の順で洗浄した
後、減圧濃縮した。残渣にエタノール30mlを加え留去す
る操作を3回繰返して脱水した後、エーテル処理して固
化し、メタノール−イソプロピルエーテルより再沈澱化
して上記目的物7.92g(収率84.6%)を得た。
mp :150−151℃ ▲[α]26 D▼:3.3°(C=1、DMF) Rf :0.60(クロロホルム:メタノール:水 =70:30:3) アミノ酸分析値: Asp1.11(1)、Thr0.98(1)、Ser1.67(2)、Leu1.
14(1)、アミノスベリン酸0.91(1) 参考例6 0.76gをDMF40mlに溶解し、氷冷下、2N水酸化ナトリウム
水溶液0.78mlを加えた。0℃で2時間撹拌した後、2N水
酸化ナトリウム水溶液0.40mlを追加した。0℃で1時間
撹拌した後、2N塩酸で中和し、減圧濃縮した。残渣にH2
O20mlを加え、氷冷下、2N塩酸でpH3に調整し、析出した
生成物を濾取して、上記目的物0.70g(収率94.6%)を
得た。
mp :166−169℃ ▲[α]25 D▼:−19.4°(C=1、DMF) Rf :0.64(クロロホルム:メタノール:水 =70:30:3) アミノ酸分析値: Asp1.10(1)、Thr0.98(1)、Ser1.62(2)、Leu1.
19(1)、アミノスベリン酸1.10(1) 参考例7 Boc−Leu−Gly−OPacの製造 TosOH・H−Gly−OPac9.87gをDMF30mlに溶解し、−15℃
に冷却下、N−メチルモルホリンでpH7に調整した。
一方、Boc−Leu−OH・H2O7.48g、HOBt・H2O4.59gをDMF1
0ml−THF30mlの混合液に溶解し、0℃に冷却下、DCC6.1
9gのTHF溶液20mlを加え、0℃に冷却下、30分間撹拌し
た。この溶液を前記の溶液へ加え、−15℃で1時間、0
℃で2時間、4℃で一晩撹拌した。反応終了後、析出し
た沈澱物を濾取し、減圧濃縮した後、残渣を酢酸エチル
200mlに溶解し、10%クエン酸水溶液、5%重曹水、飽
和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧濃縮した後、残渣に石油エーテルを加え、生じ
た沈澱を濾取し、目的物Boc−Leu−Gly−OPac8.93g(収
率81.3%)を得た。
mp :113−113.5℃ ▲[α]20 D▼:−29.4°(C=1、メタノール) Rf :0.66(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) アミノ酸分析値: Gly0.95(1)、Leu1.05(1) 参考例8 Boc−Val−Leu−Gly−OPacの製造 Boc−Leu−Gly−OPac4.00gに、冷却下、4N塩酸/ジオキ
サン50mlを加えて溶解し、1時間放置した後、減圧濃縮
し半量にした。残液にエーテル−石油エーテルを加えて
析出した沈澱を濾取し、水酸化カリウム上で減圧乾燥し
た。得られた乾燥物をDMF40mlに溶解し、−5℃に冷却
下、N−メチルモルホリンでpH7に調整した。一方、Boc
−Val−OH2.57g、HOBt・H2O1.81gをDMF20mlに溶解し、
氷冷下、DCC2.44gのTHF溶液15mlを加え、氷冷下で30分
間、−5℃で20分間撹拌した。この溶液を前記の溶液へ
加え、−4℃で1時間、4℃で3日間撹拌した。反応終
了後、減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル150mlで抽出し、
この酢酸エチル溶液を、1Nクエン酸水溶液、飽和重曹
水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧濃縮した後、残渣にエチルエーテルを加
え、生じた沈澱を濾取し、目的とするBoc−Val−Leu−G
ly−OPac4.12g(収率84.4%)を得た。
mp :148.5−151℃ ▲[α]26 D▼:−21.5°(C=1、DMF) Rf :0.51(クロロホル:メタノール:酢酸 =90:10:1) 参考例9 Boc−Val−Leu−Gly−OPac506mgに、冷却下、TFA5mlを
加えて溶解し、30分間放置した、石油エーテルを加え、
生成した油状物を石油エーテルで数回洗浄し、水酸化カ
リウム上で減圧乾燥した。得られた乾燥物をDMF20mlに
溶解し氷冷下、N−メチルモルホリンでpH7に調整し
た。
HOBt・H2O113mg及びEDC・HCl141mgを前記溶液に加え、
室温で31時間撹拌した。反応終了後、減圧濃縮し、残渣
に、氷冷下、10%クエン酸水溶液を加えて固化させ、さ
らに1Nクエン酸水溶液、5%重曹水、H2Oの順で洗浄し
減圧濃縮した。この乾燥物をさらにメタノール−酢酸エ
チルで再沈澱させ、沈澱物を濾取し、目的物 296mg(収率45.3%)を得た。
mp :263℃(分野) ▲[α]25 D▼:−17.9°(C=1、DMSO) Rf :0.57(クロロホルム:メタノール=6:1) アミノ酸分析値: Asp1.04(1)、Thr0.93(1)、Ser1.51(2)、Gly1.
10(1)、Val1.10(1)、Leu2.29(2)、アミノスベ
リン酸1.04(1) 参考例10 296mgをDMF15mlに溶解し、これに酢酸7ml及び亜鉛末131
0mgを加え、50時間撹拌した。反応終了後、濾過し、濾
液を濃縮した後、残渣に水を加え沈澱物を濾取し、さら
に水で洗浄し、五酸化二リンの存在下で減圧乾燥した。
この乾燥物をさらにメタノール−エチルエーテルで再沈
澱させ、沈澱物を濾取し、目的物 233mg(収率86.4%)を得た。
mp :265℃(分野) ▲[α]25 D▼:−17.9°(C=1、DMSO) Rf :0.46(クロロホルム:メタノール:水 =70:30:3) アミノ酸分析値: Asp1.05(1)、Thr0.93(1)、Ser1.53(2)、Gly1.
12(1)、Val1.11(1)、Leu2.24(2)、アミノスベ
リン酸1.02(1) 参考例11 Boc−Lys(C1−Z)−Leu−Ser(Bzl)−Gln−Glu(OBz
l)−Leu−His(Tos)−Lys(Cl−Z)−Leu−Gln−Thr
(Bzl)−Tyr(Br−Z)−Pro−Arg(Tos)−Thr(Bz
l)−Asp(OBzl)−Val−Gly−Ala−Gly−Thr(Bzl)−
Pro−NH樹脂の製造 パラメチルベンズヒドリルアミンポリスチレン樹脂(0.
42ミリモルNH2/g樹脂、1%ジビニルベンゼン、100〜20
0メッシュ:(株)ペプチド研究所製)1.19gを出発担体
として、固相法により、下記アミノ酸誘導体(いずれも
(株)ペプチド研究所製)を、順次、縮合・脱Boc反応
に付す。
Boc−Pro−OH 430mg Boc−Thr(Bzl)−OH 618mg Boc−Gly−OH 350mg Boc−Ala−OH 378mg Boc−Gly−OH 350mg Boc−Val−OH 434mg Boc−Asp(OBzl)−OH 647mg Boc−Thr(Bzl)−OH 618mg Boc−Arg(Tos)−OH 1008mg×2 Boc−Pro−OH 430mg Boc−Tyr(Br−Z)−OH 989mg Boc−Thr(Bzl)−OH 618mg Boc−Gln−OH 492mg×2 Boc−Leu−OH 500mg Boc−Lys(Cl−Z)−OH 830mg Boc−His(Tos)−OH 818mg Boc−Leu−OH 500mg Boc−Glu(OBzl)−OH 674mg Boc−Gln−OH 492mg×2 Boc−Ser(Bzl)−OH 590mg Boc−Leu−OH 500mg Boc−Lys(Cl−Z)−OH 830mg これらのアミノ酸誘導体のうち、Boc−Arg(Tos)−OH
及びBoc−Gln−OHの縮合は、DCC−HOBt法により、アミ
ノ酸誘導体のHOBtエステルを形成させ縮合反応に供し
た。但し、この縮合反応は繰返し2回行なった。その他
のアミノ酸誘導体についてはDCC法によりアミノ酸誘導
体の対称酸無水物を形成させ縮合反応に供した。
このようにして、Boc−Lys(C1−Z)−Leu−Ser(Bz
l)−Gln−Glu(OBzl)−Leu−His(Tos)−Lys(Cl−
Z)−Leu−Gln−Thr(Bzl)−Tyr(Br−Z)−Pro−Ar
g(Tos)−Thr(Bzl)−Asp(OBzl)−Val−Gly−Ala−
Gly−Thr(Bzl)−Pro−NH−樹脂2.18gを得た。
実施例5 108mgにTFA0.4mlを加えて溶解し、室温で1時間放置し
た。減圧下、TFAを留去した後、イソプロピルエーテル
で処理し、析出した生成物を濾取し、イソプロピルエー
テルで洗浄した後、水酸化カリウム上で減圧乾燥し、目
的物102mg(収率97.1%)を得た。
mp :170−172℃ ▲[α]24 D▼:3.7°(C=1、DMF) Rf :0.19(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) 参考例12 (1)Boc−Ser(Bzl)−OPacの製造 Boc−Ser(Bzl)−OH14.77gおよび臭化フェナシル9.95g
を酢酸エチル100mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミ
ン7mlを加え、1時間、次いで室温で4時間撹拌した。
反応混合物を、飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。
残渣をn−ヘキサンで処理して固化させ、酢酸エチル−
n−ヘキサンより再沈澱し、目的物18.1g(収率87.6
%)を得た。
mp :67−68℃ ▲[α]24 D▼:−9.8°(C=1、メタノール) Rf :0.87(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) (2)Boc−Leu−Ser(Bzl)−OPacの製造 Boc−Ser(Bzl)−OPac9.5gに、氷冷下、TFA20mlを加え
て溶解し、室温で1時間放置した。溶液を再度氷冷し、
4N塩酸/ジオキサン5.8mlを添加し、撹拌振盪した後、
n−ヘキサンを加えた。析出した沈澱を濾取し、水酸化
カリウム上で減圧乾燥した。得られた乾燥物をDMF20ml
に溶解し、−10℃以下の冷却下、N−メチルモルホリン
2.35mlを加え、pHを7に調整した。
一方、Boc−Leu−OH・H2O5.73gおよびHOBt・H2O3.87gを
DMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、EDC・HCl
4.85gの冷DMF溶液50mlを添加し、氷冷下、30分間撹拌し
た。
この溶液を再度−10℃以下に冷却した後、先のDMF溶液
へ加え、−15℃〜−10℃で2時間、次いで4℃で20時間
撹拌した。反応終了後、反応混合液を減圧濃縮し、残渣
を酢酸エチルで抽出した。抽出液を、1Nクエン酸水溶液
で5回、飽和食塩水で5回、飽和重曹水で10回、さらに
飽和食塩水で5回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧濃縮した。残渣にジエチルエーテル/石油エ
ーテル(1/4混合液)を加えて固化させ、酢酸エチル−
ジエチルエーテル/石油エーテル(1/3混合液)より再
沈澱し、目的物9.71g(収率80.1%)を得た。
mp :100−101℃ ▲[α]24 D▼:−17.1°(C=1、メタノール) Rf :0.66(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) (3)Boc−Leu−Ser(Bzl)−OHの製造 Boc−Leu−Ser(Bzl)−OPac9.71gを90%酢酸水溶液100
mlに溶解し、氷冷下、亜鉛末36.1gを加え、室温で3時
間撹拌した。反応終了後、反応混合液を濾過し、濾液を
濃縮した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を、1Nクエ
ン酸水溶液で5回、飽和食塩水で5回洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣に石油エーテ
ルを加えて固化させ、酢酸エチル−石油エーテルで再沈
澱し、目的物6.97g(収率92.7%)を得た。
mp :73−75℃ ▲[α]24 D▼:3.0°(C=1、メタノール) Rf :0.31(クロロホルム:メタノール:水 =85:15:1) Boc−Ser(Bzl)−OPac2.0gに、氷冷下、4N塩酸/ジオ
キサン5mlを加えて溶解し、室温で1時間放置した後、
n−ヘキサンで処理した。析出した生成物を濾取し、水
酸化カリウム上で真空乾燥し、HCl・H−Ser(Bzl)−O
Pacを得た。得られた生成物をDMF5mlに溶解し、−10℃
以下の冷却下、N−メチルモルホリンで中和した。
2.61gおよびHOBt・H2O0.89gをDMF10mlに溶解し、−10℃
以下に冷却した後、EDC・HCl1.11gの冷DMF溶液30mlを加
え、氷冷下、30分間撹拌した。
この溶液を再度−10℃以下に冷却した後、先のDMF溶液
へ添加し、−15℃〜−10℃で2時間、次いで4℃で18時
間撹拌した。反応終了後、反応混合液を減圧濃縮し、残
渣を、酢酸エチル/ジエチルエーテル(1/1混合液)で
抽出した。抽出液を、1nクエン酸水溶液で5回、飽和食
塩水で5回、飽和重曹水で10回、次いで飽和食塩水で5
回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮
した。残渣を、ジエチルエーテル/石油エーテル(1/4
混合液)で処理して固化させ、酢酸エチル−ジエチルエ
ーテル/石油エーテル(1/1混合液)で再沈澱し、目的
物2.44g((収率64.4%)を得た。
mp :65−67℃ ▲[α]24 D▼:−5.2°(C=1、メタノール) Rf :0.64(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) 2.3gに、氷冷下、TFA5mlを加えて溶解し、室温で1時間
放置した。溶液を再度氷冷し、4N塩酸/ジオキサン2.2m
lを添加し、撹拌振盪した後、ジエチルエーテル/石油
エーテル(1/1混合液)を加えた。析出した沈澱物を濾
取し、水酸化カリウム上で減圧乾燥した。得られた乾燥
物をDMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、N−
メチルモルホリンで中和した。
一方、Boc−Leu−Ser(Bzl)−OH・1.61gおよびHOBt・H
2O0.66gをDMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、
EDC・HCl0.82gの冷DMF溶液30mlを加え、氷冷下、30分間
撹拌した。この溶液を再度−10℃以下に冷却した後、先
のDMF溶液に添加し、−15℃〜−10℃で2時間、次いで
4℃で56時間撹拌した。反応終了後、反応混合液を減圧
濃縮し、残渣を酢酸エチルで抽出した。抽出液を、1Nク
エン酸水溶液で5回、飽和食塩水で5回、飽和重曹水で
10回、さらに飽和食塩水で5回洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣にジエチルエー
テル/石油エーテル(1/1混合液)を加えて固化させ
る。酢酸エチル−ジエチルエーテルより再沈澱し、目的
物1.47g(収率46.8%)を得た。
mp :96−98℃ ▲[α]24 D▼:−11.2°(C=1、メタノール) Rf :0.68(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) 1.35gを、氷冷下、TFA5mlに溶解し、室温で1時間放置
した。溶液を再度氷冷し、4N塩酸/ジオキサン0.94gを
添加し、撹拌振盪した後、ジエチルエーテルで処理し
た。析出した沈澱物を濾取し、水酸化カリウム上で減圧
乾燥した。得られた乾燥物を、DMF10mlに溶解し、−10
℃以下に冷却した後、N−メチルモルホリンで中和し
た。
一方、Boc−Asn−OH0.44g及びHOBt・H2O0.32gをDMF10ml
に溶解し、−10℃以下に冷却した後、EDC・HCl0.40gの
冷DMF溶液20mlを加え、氷冷下、30分間撹拌した。この
溶液を再度−10℃以下に冷却した後、先のDMF溶液に添
加し、−10℃〜−5℃で30分間、氷冷下で2時間、次い
で4℃で21時間撹拌した。反応終了後、反応混合液を減
圧濃縮し、残渣に、氷冷下、1Nクエン酸水溶液を加えて
固化させ、沈澱物を濾取した後、1Nクエン酸水溶液、H2
O、飽和重曹水、次いでH2Oで洗浄し、五酸化二リンの存
在下、減圧乾燥した。この乾燥物をメタノールに懸濁さ
せ、酢酸エチル/ジエチルエーテル(1/2混合液)を加
え、沈澱物を濾取し、目的物1.22g(収率81.9%)を得
た。
mp :177−179℃ ▲[α]24 D▼:−12.7°(C=1、DMF) Rf :0.54(クロロホルム:メタノール:水 =85:15:1) 0.63gを90%酢酸水溶液7mlに溶解し、氷冷下、亜鉛末1.
04gを加え、室温で3時間攪拌した。反応終了後、反応
混合液を濾過し、濾液を濃縮した後、残渣にH2Oを加え
固化させる。沈澱物を濾取し、H2O、25mMのEDTAを含有
する50mM重炭酸アンモニウム緩衝液(pH8.0)、H2O、1N
クエン酸水溶液、次いでH2Oで洗浄し、五酸化二リンの
存在下、減圧乾燥した。乾燥物をDMF−ジエチルエーテ
ルで再沈澱し、目的物0.41g(収率71.9%)を得た。
mp :174−176℃ ▲[α]24 D▼:−8.7°(C=1、DMF) Rf :0.35(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) アミノ酸分析値: Asp1.13(1)、Thr0.95(1)、Ser1.52(2)、Leu1.
21(1)、アミノスベリン酸1.18(1) 実施例6 108mgにTFA0.4mlを加えて溶解し、室温で1時間放置し
た。減圧下、溶液中のTFAを留去した後、イソプロピル
エーテルで処理した。析出した生成物を濾取し、イソプ
ロピルエーテルで洗浄した後、水酸化カリウム上で減圧
乾燥し、目的物101mg(収率96.2%)を得た。
mp :94−97℃ ▲[α]24 D▼:3.3°(C=1、DMF) Rf :0.20(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) 参考例13 (1)Boc−Leu−OPacの製造 Boc−Leu−OH・H2O4.99gおよび臭化フエナシル3.98gを
酢酸エチル100mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミン
2.8mlを加え、1時間、次いで室温で4時間撹拌した。
反応混合物を飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残渣
をn−ヘキサンで処理して固化させ、酢酸エチル−n−
ヘキサンより再沈澱し、目的物6.6g(収率94.4%)を得
た。
mp :71−72℃ ▲[α]24 D▼:−47.5°(C=1、メタノール) Rf :0.80(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1 (2)Boc−Ser(Bzl)−Asn−Leu−OPacの製造 Boc−Leu−OPac2.0gを、氷冷下、TFA5mlに溶解し、室温
で1時間放置した。溶液を再度氷冷した後、4N塩酸/ジ
オキサン1.43mlを添加し、撹拌振盪した後、n−ヘキサ
ンで処理した。析出した沈澱物を濾取し、水酸化カリウ
ム上で減圧乾燥した。得られた乾燥物をDMF5mlに溶解
し、−10℃以下に冷却した後、N−メチルモルホリンで
中和した。
一方、Boc−Ser(Bzl)−Asn−OH2.34gおよびHOBt・H2O
0.96gをDMF1.0mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、E
DC・HCl1.21gの冷DMF溶液30mlを加え、氷冷下で30分間
撹拌した。この溶液を再度−10℃以下に冷却し、先のDM
F溶液に添加し、−10℃〜−5℃で30分間、氷冷下で1
時間、次いで4℃で16時間撹拌した。反応終了後、反応
混合液を減圧濃縮し、残渣に1Nクエン酸水溶液を加えて
固化させ、沈澱物を濾取し、1Nクエン酸水溶液、H2O、
飽和重曹水、次いでH2Oで洗浄した後、五酸化二リンの
存在下、減圧乾燥した。乾燥物を酢酸エチル−ジエチル
エーテルで再沈澱し、目的物2.33g(収率63.5%)を得
た。
mp :133−135℃ ▲[α]24 D▼:−9.6°(C=1、DMF) Rf :0.33(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) Boc−Ser(Bzl)−Asn−Leu−OPac2.11gを、氷冷下、TF
A7mlに溶解し、室温で1時間放置した。溶液を再度氷冷
し、4N塩酸/ジオキサン2.5mlを加え、撹拌振盪した
後、ジエチルエーテルで処理した。析出した沈澱物を濾
取し、水酸化カリウム上で減圧乾燥した。得られた乾燥
物をDMF5mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、N−メ
チルモルホリンで中和した。
一方、 2.44gおよびHOBt・H2O0.84gをDMF12mlに溶解し、−10℃
以下に冷却した後、EDC・HCl1.04gの冷DMF溶液20mlを加
え、氷冷下で30分間撹拌した。溶液を再度−10℃以下に
冷却し、先のDMF溶液に添加し、−10℃〜−5℃で30分
間、氷冷下で2時間、次いで4℃で60時間撹拌した。反
応終了後、反応混合液を減圧濃縮し、残渣に1Nクエン酸
水溶液を加えて固化させる。沈澱物を濾取し、1Nクエン
酸水溶液、H2O、飽和重曹水、次いでH2Oで洗浄した後、
五酸化二リンの存在下、減圧乾燥し、乾燥物をメタノー
ルで洗浄し、目的物2.45g(収率77.5%)を得た。
mp :184−186℃ ▲[α]24 D▼:−8.4°(C=1、DMF) Rf :0.39(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) 2.3gを、氷冷下、TFA6mlに溶解し、室温で1時間放置し
た。溶液を再度氷冷し、4N塩酸/ジオキサン1.7mlを加
え、撹拌振盪した後、ジエチルエーテルで処理した。沈
澱物を濾取し、水酸化カリウム上で減圧乾燥した。得ら
れた乾燥物をDMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却した
後、N−メチルモルホリンで中和した。
一方、Boc−Ser(Bzl)−OH1.0gおよびHOBt・H2O0.57g
をDMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、EDC・HC
l0.71gの冷DMF溶液20mlを加え、氷冷下で30分間撹拌し
た。この溶液を再度−10℃以下に冷却し、先のDMF溶液
に添加し、−15℃〜−10℃で2時間、次いで4℃で20時
間撹拌した。反応終了後、反応混合液を減圧濃縮し、残
渣に1Nクエン酸水溶液を加えて固化させ、沈澱物を濾取
した。1Nクエン酸水溶液、H2O、飽和重曹水、次いでH2O
で洗浄した後、五酸化二リンの存在下、減圧乾燥した。
乾燥物をメタノールに懸濁し、酢酸エチル/ジエチルエ
ーテル(1/2混合液)を加え、沈澱物を濾取し、目的物
1.91g(収率70.7%)を得た。
mp :178−180℃ ▲[α]24 D▼:−4.1°(C=1、DMF) Rf :0.51(クロロホルム:メタノール:水 =85:15:1) 1.58gを90%酢酸水溶液20mlに溶解し、氷冷下、亜鉛末
2.59gを加え、室温で3時間撹拌した。反応終了後、濾
過し、濾液を濃縮した後、残渣にH2Oを加えて固化させ
る。沈澱物を濾取し、H2O、25mMのEDTAを含有する50mM
重炭酸アンモニウム緩衝液(pH8.0)、H2O、1Nクエン酸
水溶液、次いでH2Oで洗浄した後、五酸化二リンの存在
下、減圧乾燥した。乾燥物をDMF−ジエチルエーテルで
再沈澱し、目的物1.20g(収率84.5%)を得た。
mp :159−161℃ ▲[α]24 D▼:1.0°(C=1、DMF) Rf :0.30(クロロホルム:メタノール:水 40:10:1) アミノ酸分析値: Asp1.16(1)、Thr0.93(1)、Ser1.52(2)、Leu1.
21(1)、アミノスベリン酸1.17(1) 実施例7 108mgにTFA0.4mlを加えて溶解し、室温で1時間放置し
た。減圧下、溶液中のTFAを留去した後、イソプロピル
エーテルで処理した。析出した生成物を濾取し、イソプ
ロピルエーテルで洗浄した後、水酸化カリウム上で減圧
乾燥し、目的物104mg(収率99.0%)を得た。
mp :157−160℃ ▲[α]24 D▼:−7.5°(C=1、DMF) Rf :0.30(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) 参考例14 (1)Boc−Ser(Bzl)−Asn−Leu−Ser(Bzl)−OPac
の製造 Boc−Leu−Ser(Bzl)−OPac1.8gを、氷冷下、TFA5mlに
溶解し、室温で1時間放置した。再度氷冷した溶液に、
4N塩酸/ジオキサン2.6mlを添加し、撹拌振盪した後、
ジエチルエーテルを加えて、析出した沈澱物を濾取し、
水酸化カリウム上で減圧乾燥した。得られた乾燥物をDM
F5mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、N−メチルモ
ルホリンで中和した。
一方、Boc−Ser(Bzl)−Asn−OH1.47gおよびHOBt・H2O
0.60gをDMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、ED
C・HCl0.76gの冷DMF溶液30mlを加え、氷冷下で30分間撹
拌した。この溶液を再度−10℃以下に冷却し、先のDMF
溶液に添加し、−10℃〜−5℃で30分間、氷冷下で1時
間、次いで4℃で20時間撹拌した。反応終了後、反応混
合液を減圧濃縮し、残渣に1Nクエン酸水溶液を加えて固
化させ、沈澱物を濾取し、1Nクエン酸水溶液、H2O、飽
和重曹水、次いでH2Oで洗浄した後、五酸化二リンの存
在下、減圧乾燥した。メタノール−ジエチルエーテルよ
り再沈澱し、目的物2.38g(収率85.3%)を得た。
mp :156−158℃ ▲[α]24 D▼:−10.4°(C=1、DMF) Rf :0.34(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) Boc−Ser(Bzl)−Asn−Leu−Ser(Bzl)−OPac2.2g
を、氷冷下、TFA7mlに溶解し、室温で1時間放置した。
溶液を再度氷冷し、4N塩酸/ジオキサン2.0mlを加え、
撹拌振盪した後、ジエチルエーテルで処理して、析出し
た沈澱物を濾取し、水酸化カリウム上で減圧乾燥した。
得られた乾燥物をDMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却
した後、N−メチルモルホリンを加えて中和した。
一方、 2.0g及びHOBt・H2O0.68gをDMF12mlに溶解し、−10℃以
下に冷却した後、EDC・HCl0.85gの冷DMF溶液20mlを加
え、氷冷下で30分間撹拌した。この溶液を再度冷却した
後、先のDMF溶液に添加し、−10℃〜−5℃で30分間、
氷冷下で1時間、次いで4℃で62時間撹拌した。反応終
了後、反応混合液を減圧濃縮し、残渣に1Nクエン酸水溶
液を加えて固化させ、沈澱物を濾取した後、1Nクエン酸
水溶液、H2O、飽和重曹水、次いでH2Oで洗浄し、五酸化
二リンの存在下、減圧乾燥した。乾燥物をメタノールで
洗浄し、目的物2.5g(収率78.1%)を得た。
mp :178−180℃ ▲[α]24 D▼:−6.5°(C=1、DMF) Rf :0.53(クロロホルム:メタノール:水 =85:15:1) 2.4gを90%酢酸水溶液30mlに溶解し、氷冷下、亜鉛末3.
94gを加え、室温で3時間撹拌した。反応終了後、反応
混合液を濾過し、濾液を濃縮した後、残渣にH2Oを加え
て固化させる。沈澱物を濾取し、H2O、25mMのEDTAを含
有する50mM重炭酸アンモニウム緩衝液(pH8.0)、H2O、
1Nクエン酸水溶液、次いでH2Oで洗浄した後、五酸化二
リンの存在下、減圧乾燥した。乾燥物をDMF−ジエチル
エーテルで再沈澱し、目的物1.95g(収率90.1%)を得
た。
mp :175−177℃ ▲[α]24 D▼:−1.6°(C=1、DMF) Rf :0.32(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) アミノ酸分析値: Asp1.19(1)、Thr0.86(1)、Ser1.64(2)、Leu1.
26(1)、アミノスベリン酸1.05(1) 実施例8 108mgにTFA0.4mlを加えて溶解し、室温で1時間放置し
た。減圧下、TFAを留去した後、イソプロピルエーテル
で処理した、析出した生成物を濾取し、イソプロピルエ
ーテルで洗浄した後、水酸化カリウム上で減圧乾燥し、
目的物102mg(収率97.1%)を得た。
mp :165−167℃ ▲[α]24 D▼:3.6°(C=1、DMF) Rf :0.28(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) 参考例15 (1)Boc−Thr(Bzl)−OPacの製造 Boc−Thr(Bzl)−OH6.19gおよび臭化フェナシル3.98g
を酢酸エチル100mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミ
ン2.8mlを加え1時間、次いで室温で4時間撹拌した。
反応混合液を、飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮し、目
的物8.44g(収率98.7%)を得た。
6.1gをH2O50mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミン4.2
mlおよびt−ブチルジカルボナート7.2gの冷ジオキサン
/H2O(4/1混合液)溶液を加え、氷冷下で15分間、次い
で室温で30分間撹拌した。反応終了後、反応混合液中の
ジオキサンを留去し、水層を、氷冷下、トリエチルアミ
ンを加えてpH10とし、酢酸エチルで洗浄した後、水層を
2Mクエン酸水溶液を用いてpH2に調整し、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を1Nクエン酸水溶液次いで飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮
した。残渣にn−ヘキサンを加え、析出した沈澱を濾取
し、、酢酸エチル−n−ヘキサンより再沈澱し、目的物
8.03g(収率88.2%)を得た。
mp :50−51℃ ▲[α]24 D▼:−17.6°(C=1、メタノール) Rf :0.38(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) (3)Boc−Leu−Ser(Bzl)−Thr(Bzl)−OPacの製造 Boc−Thr(Bzl)−OPac2.0gを、氷冷下、4N塩酸/ジオ
キサン5mlに溶解し、室温で1時間放置した後、n−ヘ
キサンで処理した。析出した沈澱物を濾取し、水酸化カ
リウム上で減圧乾燥した。得られた乾燥物をDMF5mlに溶
解し、−10℃以下に冷却した後、N−メチルモルホリン
を加えて中和した。
一方、Boc−Leu−Ser(Bzl)−OH2.01gおよびHOBt・H2O
0.83gをDMF10mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、ED
C・HCl1.04gの冷DMF溶液30mlを加え、氷冷下で30分間撹
拌した。この溶液を再度−10℃以下に冷却し、先のDMF
溶液に添加し、−15℃〜−10℃で2時間、次いで4℃で
20時間撹拌した。反応終了後、反応混合液を減圧濃縮
し、残渣を酢酸エチルで抽出し、抽出液を、1Nクエン酸
水溶液、飽和食塩水、飽和重曹水、次いで飽和食塩水で
洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮し
た。残渣に石油エーテルを加えて固化させ、沈澱物を濾
取し、酢酸エチル−ジエチルエーテル/石油エーテル
(1/4混合液)より再沈澱し、目的物2.54g(収率75.6
%)を得た。
mp :53−55℃ ▲[α]24 D▼:−14.2°(C=1、メタノール) Rf :0.68(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) (4)Boc−Ser(Bzl)−Asn−Leu−Ser(Bzl)−Thr
(Bzl)−OPacの製造 Boc−Leu−Ser(Bzl)−Thr(Bzl)−OPac2.4gを、氷冷
下、TFA7mlに溶解し、室温で1時間放置した。溶液を再
度氷冷し、4N塩酸/ジオキサン2.5mlを添加し、撹拌振
盪した後、ジエチルエーテル/石油エーテル(1/1混合
液)を加え、析出した沈澱物を濾取し、水酸化カリウム
上で減圧乾燥した。この乾燥物をDMF10mlに溶解した
後、−10℃以下に冷却し、N−メチルモルホリンを加え
て中和した。
一方、Boc−Ser(Bzl)−Asn−OH2.12gおよびHOBt・H2O
0.87gをDMF20mlに溶解し、−10℃以下に冷却した後、ED
C・HCl1.09gの冷DMF溶液40mlを加え、氷冷下で30分間撹
拌した。この溶液を再度−10℃以下に冷却し、先のDMF
溶液に加え、−10℃〜−5℃で30分間、氷冷下で2時
間、次いで4℃で45時間撹拌した。反応終了後、反応混
合液を減圧濃縮し、残渣に1Nクエン酸水溶液を加えて固
化させ、沈澱物を濾取し、1Nクエン酸水溶液、H2O、飽
和重曹水、次いでH2Oで洗浄した後、五酸化二リンの存
在下、減圧乾燥した。乾燥物をDMF−ジエチルエーテル
より再沈澱し、目的物2.83g(収率84.0%)を得た。
mp :154−156℃ ▲[α]24 D▼:−6.2°(C=1、DMF) Rf :0.36(クロロホルム:メタノール:水 =90:10:1) Boc−Ser(Bzl)−Asn−Leu−Ser(Bzl)−Thr(Bzl)
−OPac2.7gを、氷冷下、TFA8mlに溶解し、室温で1時間
放置した。溶液を再度氷冷し、4N塩酸/ジオキサン2.0m
lを添加し、撹拌振盪した後、ジエチルエーテルを加え
て、析出した沈澱物を濾取し、水酸化カリウム上で減圧
乾燥した。この乾燥物をDMF10mlに溶解し、−10℃以下
に冷却した後、N−メチルモルホリンを加えて中和し
た。
一方、 1.8gおよびHOBt・H2O1.0gをDMF30mlに溶解し、−10℃以
下に冷却した後、EDC・HCl1.24gの冷DMF溶液40mlを加
え、氷冷下で30分間撹拌した。この溶液を再度−10℃以
下に冷却した後、先のDMF溶液に添加し、−10℃〜−5
℃で30分間、氷冷下で2時間、次いで4℃で65時間撹拌
した。反応終了後、反応混合液を減圧濃縮し、残渣に1N
クエン酸水溶液を加えて固化させ、沈澱物を濾取し、1N
クエン酸水溶液、H2O、飽和重曹水、次いでH2Oで洗浄し
た後、五酸化二リンの存在下、減圧乾燥した。乾燥物を
メタノールに懸濁し、酢酸エチル/ジエチルエーテル
(1/2混合液)を加え、沈澱物を濾取し、目的物2.77g
(収率86.6%)を得た。
mp :165−167℃ ▲[α]24 D▼:−8.8°(C=1、DMF) Rf :0.50(クロロホルム:メタノール:水 =85:15:1) 1.44gを90%酢酸水溶液15mlに溶解し、氷冷下、亜鉛末
2.37gを加え、室温で3時間撹拌した。反応終了後、反
応混合液を濾過し、濾液を濃縮した後、残渣にH2Oを加
えて固化させる。沈澱物を濾取し、H2O、25mMのEDTAを
含有する50mM重炭酸アンモニウム緩衝液(pH8.0)、H
2O、1Nクエン酸水溶液、次いでH2Oで洗浄した後、五酸
化二リンの存在下、減圧乾燥した。乾燥物をDMF−ジエ
チルエーテルで再沈澱し、目的物1.13g(収率86.8%)
を得た。
mp :183−185℃ ▲[α]24 D▼:−2.5°(C=1、DMF) Rf :0.40(クロロホルム:メタノール:水 =40:10:1) アミノ酸分析値: Asp1.13(1)、Thr0.93(1)、Ser1.54(2)、Leu1.
21(1)、アミノスベリン酸1.19(1) 実施例9 101mgをDMF100mlに溶解し、氷冷下、N−メチルモルホ
リン10.2μlを加え、中和した。次いでHOBt・H2O16.8m
g、EDC・HCl21.1mgを添加し、室温で24時間撹拌するこ
とにより、目的とする環化物 69mgを得た。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) [式中、AとBは、下記(1)〜(5) (1)A:Ser(X1)−Asn−Leu−Ser(X1)−Thr(X1)
    −OH B:X2 (2)A:Ser(X1)−Asn−Leu−Ser(X1)−OH B:X2−Thr(X1) (3)A:Ser(X1)−Asn−Leu−OH B:X2−Ser(X1)−Thr(X1) (4)A:Ser(X1)−Asn−OH B:X2−Leu−Ser(X1)−Thr(X1) (5)A:Ser(X1)−OH B:X2−Asn−Leu−Ser(X1)−Thr(X1) (式中、X1は水素原子又は水酸基の保護基を示し、X2は
    水素原子又はアミノ基の保護基を示す)の何れかの組合
    せからなる基を示す。Xは水酸基、カルボキシル基の保
    護基、Val−OHもしくはMet−OHで示されるアミノ酸残
    基、下記一般式(VII) −A1−Leu−A2−OH (VII) (式中、A1はValまたはMet、A2はSerまたはGlyを示す)
    で表される低級ペプチド残基、又は下記一般式(VIII) −A1−Leu−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A9−A10−A1
    1−A12−A13−A14−A15−A16−A17−A18−A19−Gly−A2
    0−A21−A22−Pro−NH2 (VIII) (式中、A1、A2は前記に同じ。A3〜A22は、下記のアミ
    ノ酸残基を示す。 A3 :Lys、ThrまたはAla A4 :LeuまたはTyr A5 :Ser、ThrまたはTrp A6 :Gln、LysまたはArg A7 :Glu、AspまたはAsn A8 :LeuまたはPhe A9 :HisまたはAsn A10 :LysまたはAsn A11 :Leu、PheまたはTyr A12 :GlnまたはHis A13 :ThrまたはArg A14 :TyrまたはPhe A15 :ProまたはSer A16 :Arg、GlyまたはGln A17 :ThrまたはMet A18 :Asp、Ala、AsnまたはGly A19 :Val、Ile、ThrまたはPhe A20 :Ala、Val、ProまたはSer A21 :GlyまたはGlu A22 :ThrまたはAla) で示されるペプチド残基、もしくは一般式(VIII)にお
    いて少なくとも−A1−Leu−A2−A3を含み且つA1からA22
    の順序に配列したペプチドフラグメントを示し、各アミ
    ノ酸残基は保護基で保護されていてもよい] で表されるペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体。
  2. 【請求項2】Xで表されるカルボキシル基の保護基が、
    アルコキシ基、シクロアルキルオキシ基、置換基を有し
    ていてもよいアラルキルオキシ基、置換ヒドラジノ基又
    はフェナシル基である請求項1記載のペプチド又はその
    酸付加塩もしくは錯体。
  3. 【請求項3】Xが、 −Val−Leu−Gly−OH;又は −Val−Leu−Gly−Lys−Leu−Ser−Gln−Glu−Leu−His
    −Lys−Leu−Gln−Thr−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asp−Val
    −Gly−Ala−Gly−Thr−Pro−NH2で示されるペプチド残
    基である請求項1記載のペプチド又はその酸付加塩もし
    くは錯体。
  4. 【請求項4】アミノ酸残基のカルボキシル基の保護基
    が、アルコキシ基、シクロアルキルオキシ基、置換基を
    有していてもよいアラルキルオキシ基、置換ヒドラジノ
    基、又はフェナシル基である請求項1記載のペプチド又
    はその酸付加塩もしくは錯体。
  5. 【請求項5】アミノ酸残基のアミノ基の保護基が、置換
    基を有していてもよいアルコキシカルボニル基、置換基
    を有していてもよいシクロアルキルオキシカルボニル
    基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシカルボ
    ニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、又は
    置換基を有していてもよいアシル基である請求項1記載
    のペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体。
  6. 【請求項6】下記一般式(II) [式中、D−EはSer−Asn−Leu−Ser−Thrを示し、各
    アミノ酸残基は保護基で保護されていてもよい。Xは水
    酸基、カルボキシル基の保護基、Val−OHもしくはMet−
    OHで示されるアミノ酸残基、下記一般式(VII) −A1−Leu−A2−OH (VII) (式中、A1はValまたはMet、A2はSerまたはGlyを示す)
    で表される低級ペプチド残基、又は下記一般式(VIII) −A1−Leu−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A9−A10−A1
    1−A12−A13−A14−A15−A16−A17−A18−A19−Gly−A2
    0−A21−A22−Pro−NH2 (VIII) (式中、A1、A2は前記に同じ。A3〜A22は、下記のアミ
    ノ酸残基を示す。 A3 :Lys、ThrまたはAla A4 :LeuまたはTyr A5 :Ser、ThrまたはTrp A6 :Gln、LysまたはArg A7 :Glu、AspまたはAsn A8 :LeuまたはPhe A9 :HisまたはAsn A10 :LysまたはAsn A11 :Leu、PheまたはTyr A12 :GlnまたはHis A13 :ThrまたはArg A14 :TyrまたはPhe A15 :ProまたはSer A16 :Arg、GlyまたはGln A17 :ThrまたはMet A18 :Asp、Ala、AsnまたはGly A19 :Val、Ile、ThrまたはPhe A20 :Ala、Val、ProまたはSer A21 :GlyまたはGlu A22 :ThrまたはAla) で示されるペプチド残基、もしくは一般式(VIII)にお
    いて少なくとも−A1−Leu−A2−A3を含み且つA1からA22
    の順序に配列したペプチドフラグメントを示し、前記ア
    ミノ酸残基、低級ペプチド残基、ペプチド残基およびペ
    プチドフラグメントにおいて、C−末端アミノ酸のカル
    ボキシル基及び各アミノ酸残基の反応性基は保護基で保
    護されている]で表される環状ペプチド又はその酸付加
    塩もしくは錯体の製造方法であって、 下記一般式(III) (式中、Dは、Ser−OH、Ser−Asn−OH、Ser−Asn−Leu
    −OH、Ser−Asn−Leu−Ser−OH又はSer−Asn−Leu−Ser
    −Thr−OHを示し、Eは、H−Asn−Leu−Ser−Thr、H
    −Leu−Ser−Thr、H−Ser−Thr、H−Thr又は水素原子
    を示し、各アミノ酸残基は保護基で保護されていてもよ
    い。Xは前記に同じ)で表されるペプチドを、化学的縮
    合反応(但し、蛋白分解酵素による環化反応を除く)に
    より環化される、環状ペプチド又はその酸付加塩もしく
    は錯体の製造方法。
  7. 【請求項7】環化反応を、アルカリ金属塩の存在下で行
    なう請求項6記載の環状ペプチド又はその酸付加塩もし
    くは錯体の製造方法。
  8. 【請求項8】下記一般式(II) [式中、D−EはSer−Asn−Leu−Ser−Thrを示し、各
    アミノ酸残基は保護基で保護されていてもよい。Xは水
    酸基、カルボキシル基の保護基、Val−OHもしくはMet−
    OHで示されるアミノ酸残基、下記一般式(VII) −A1−Leu−A2−OH (VII) (式中、A1はValまたはMet、A2はSerまたはGlyを示す)
    で表される低級ペプチド残基、又は下記一般式(VIII) −A1−Leu−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A9−A10−A1
    1−A12−A13−A14−A15−A16−A17−A18−A19−Gly−A2
    0−A21−A22−Pro−NH2 (VIII) (式中、A1、A2は前記に同じ。A3〜A22は、下記のアミ
    ノ酸残基を示す。 A3 :Lys、ThrまたはAla A4 :LeuまたはTyr A5 :Ser、ThrまたはTrp A6 :Gln、LysまたはArg A7 :Glu、AspまたはAsn A8 :LeuまたはPhe A9 :HisまたはAsn A10 :LysまたはAsn A11 :Leu、PheまたはTyr A12 :GlnまたはHis A13 :ThrまたはArg A14 :TyrまたはPhe A15 :ProまたはSer A16 :Arg、GlyまたはGln A17 :ThrまたはMet A18 :Asp、Ala、AsnまたはGly A19 :Val、Ile、ThrまたはPhe A20 :Ala、Val、ProまたはSer A21 :GlyまたはGlu A22 :ThrまたはAla) で示されるペプチド残基、もしくは一般式(VIII)にお
    いて少なくとも−A1−Leu−A2−A3を含み且つA1からA22
    の順序に配列したペプチドフラグメントを示し、前記ア
    ミノ酸残基、低級ペプチド残基、ペプチド残基およびペ
    プチドフラグメントにおいて、C−末端アミノ酸のカル
    ボキシル基及び各アミノ酸残基の反応性基は保護基で保
    護されている]で表される環状ペプチド又はその酸付加
    塩もしくは錯体の製造方法であって、 下記一般式(IV) (式中、Fは、水酸基又は活性エステル残基を示し、G
    は、H−Ser−Asn−Leu−Ser−Thrを示し、各アミノ酸
    残基は保護基で保護されていてもよい。Xは前記に同
    じ) で表されるペプチドを、アルカリ金属塩の存在下で環化
    反応に付す、環状ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯
    体の製造方法。
  9. 【請求項9】アルカリ金属塩が、リチウム、ナトリウ
    ム、カリウム、ルビジウム、セシウムのハロゲン化物で
    ある請求項8記載の環状ペプチド又はその酸付加塩もし
    くは錯体の製造方法。
  10. 【請求項10】環化させるペプチドに対するアルカリ金
    属塩の量が0.01〜400当量である請求項8記載の環状ペ
    プチド又はその酸付加塩もしくは錯体の製造方法。
  11. 【請求項11】(1)カルボジイミド、(2)ヒドロキ
    シベンゾトリアゾール及びカルボジイミド、又は(3)
    ヒドロキシコハク酸イミド及びカルボジイミドを用いて
    反応させる請求項6乃至10のいずれかの項に記載の環状
    ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体の製造方法。
  12. 【請求項12】下記一般式(IX) [式中、A1〜A22は、下記のアミノ酸残基を示し、各ア
    ミノ酸残基は保護基で保護されていてもよい。 A1 :ValまたはMet A2 :SerまたはGly A3 :Lys、ThrまたはAla A4 :LeuまたはTyr A5 :Ser、ThrまたはTrp A6 :Gln、LysまたはArg A7 :Glu、AspまたはAsn A8 :LeuまたはPhe A9 :HisまたはAsn A10 :LysまたはAsn A11 :Leu、PheまたはTyr A12 :GlnまたはHis A13 :ThrまたはArg A14 :TyrまたはPhe A15 :ProまたはSer A16 :Arg、GlyまたはGln A17 :ThrまたはMet A18 :Asp、Ala、AsnまたはGly A19 :Val、Ile、ThrまたはPhe A20 :Ala、Val、ProまたはSer A21 :GlyまたはGlu A22 :ThrまたはAla] で表わされる環状ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯
    体の製造方法であって、 (1)下記一般式(IIIa) [式中、Dは、Ser−OH、Ser−Asn−OH、Ser−Asn−Leu
    −OH、Ser−Asn−Leu−Ser−OH又はSer−Asn−Leu−Ser
    −Thr−OHを示し、Eは、H−Asn−Leu−Ser−Thr、H
    −Leu−Ser−Thr、H−Ser−Thr、H−Thr又は水素原子
    を示し、各アミノ酸残基は保護基で保護されていてもよ
    い。Wは水酸基又は一般式(VII) −A1−Leu−A2−OH (VII) (A1、A2は前記に同じ)で表される低級ペプチド残基を
    示し、前記低級ペプチド残基において、C−末端アミノ
    酸のカルボキシル基及び各アミノ酸残基の反応性基は保
    護基で保護されている] で表されるペプチドを、化学的縮合反応(但し、蛋白分
    解酵素による環化反応を除く)により環化させるか、ま
    たは(2)下記一般式(IVa) (式中、Fは、水酸基又は活性エステル残基を示し、G
    は、H−Ser−Asn−Leu−Ser−Thrを示し、各アミノ酸
    残基は保護基で保護されていてもよい。Wは前記に同
    じ) で表されるペプチドを、アルカリ金属塩の存在下で環化
    反応に付して、下記一般式(V) [式中、Wは前記に同じ] で表されるペプチドとし、次いで、前記一般式(V)で
    表されるペプチドのC−末端アミノ酸のカルボキシル基
    の保護基を脱離させ、固相反応樹脂上で合成した下記一
    般式(VI)で表されるペプチド−樹脂と、固相法により
    縮合させ、前記樹脂を除去する、環状ペプチド又はその
    酸付加塩もしくは錯体の製造方法。 Y−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A9−A10−A11−A12−A13
    −A14−A15−A16−A17−A18−A19−Gly−A20−A21−A22
    −Pro−Resin (VI) [Yは水素原子又はH−A1−Leu−A2−(A1及びA2は前
    記に同じ)を示し、各アミノ酸残基は保護基で保護され
    ていてもよい。但し、Wが水酸基であるとき、YはH−
    A1−Leu−A2−であり、Wが−A1−Leu−A2−OHであると
    き、Yは水素原子である。Resinは固相反応樹脂を示
    す。A3〜A22は前記に同じ]
  13. 【請求項13】一般式(VI)で表されるペプチド−樹脂
    が、 Y−Lys−Leu−Ser−Gln−Glu−Leu−His−Lys−Leu−G
    ln−Thr−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asp−Val−Gly−Ala−G
    ly−Thr−Pro−Resin [式中、Yは水素原子又はH−A1−Leu−A2−(A1はVal
    またはMet、A2はSerまたはGlyを示す)で表されるペプ
    チド残基を示し、各アミノ酸残基は保護基で保護されて
    いてもよい。Resinは固相反応樹脂を示す] である請求項12記載の環状ペプチド又はその酸付加塩も
    しくは錯体の製造方法。
  14. 【請求項14】Wが−Val−Leu−Gly−OHであり、Yが
    水素原子である請求項12記載の環状ペプチド又はその酸
    付加塩もしくは錯体の製造方法。
  15. 【請求項15】固相反応樹脂が、ベンズヒドリルアミン
    樹脂、p−メチルベンズヒドリルアミン樹脂、又はp−
    ヒドロキシ安息香酸樹脂である請求項12記載の環状ペプ
    チド又はその酸付加塩もしくは錯体の製造方法。
  16. 【請求項16】固相反応樹脂に対する一般式(V)で表
    される環状ペプチドの量が、1.0〜3.0当量である請求項
    12記載の環状ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体の
    製造方法。
  17. 【請求項17】固相反応樹脂上で合成された保護基を有
    するペプチドを、保護基の脱離反応に供する請求項12記
    載の環状ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯体の製造
    方法。
  18. 【請求項18】脱離反応が、酸による脱離反応である請
    求項17記載の環状ペプチド又はその酸付加塩もしくは錯
    体の製造方法。
  19. 【請求項19】脱離反応が、フッ化水素による脱離反応
    である請求項17記載の環状ペプチド又はその酸付加塩も
    しくは錯体の製造方法。
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