JPH0745996Y2 - 電波吸収体 - Google Patents
電波吸収体Info
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- JPH0745996Y2 JPH0745996Y2 JP7741190U JP7741190U JPH0745996Y2 JP H0745996 Y2 JPH0745996 Y2 JP H0745996Y2 JP 7741190 U JP7741190 U JP 7741190U JP 7741190 U JP7741190 U JP 7741190U JP H0745996 Y2 JPH0745996 Y2 JP H0745996Y2
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、電波無響室内壁面に取付けられる電波吸収体
にあって、特に、低周波数の電波を効果的に吸収するこ
とができる電波吸収体に関する。
にあって、特に、低周波数の電波を効果的に吸収するこ
とができる電波吸収体に関する。
(従来の技術) 一般に、多数の電気回路を有する電子機器が引き起こす
いわゆる電波障害を防止するために、その電子機器から
発生する電磁波ノイズを測定する場合、外来電波の影響
を受けない環境を形成する電波暗室、電波半無響室、或
いは電波無反射室とも呼ばれる電波無響室内において測
定が行なわれている。
いわゆる電波障害を防止するために、その電子機器から
発生する電磁波ノイズを測定する場合、外来電波の影響
を受けない環境を形成する電波暗室、電波半無響室、或
いは電波無反射室とも呼ばれる電波無響室内において測
定が行なわれている。
一般的な電波無響室は、被測定物から出力される電波を
測定する空間(以下に測定空間という。)の周囲を外来
電波の侵入を防止する金属製のシールド壁によって覆
い、その内壁面にピラミッド型,多層型等のいわゆる減
衰型の電波吸収体が取付けられている。この電波吸収体
は、導電性を有する抵抗体により形成され、被測定物か
ら出力された電波の電界により内部に導電電流が発生
し、発熱することによって、電波のエネルギーを熱エネ
ルギーに変換して吸収するようになっている。
測定する空間(以下に測定空間という。)の周囲を外来
電波の侵入を防止する金属製のシールド壁によって覆
い、その内壁面にピラミッド型,多層型等のいわゆる減
衰型の電波吸収体が取付けられている。この電波吸収体
は、導電性を有する抵抗体により形成され、被測定物か
ら出力された電波の電界により内部に導電電流が発生
し、発熱することによって、電波のエネルギーを熱エネ
ルギーに変換して吸収するようになっている。
そして、このような電波無響室内では、電波吸収体によ
って内壁面での電波の反射を少なくし、被測定物から所
定距離隔てた位置に直線的に到達する電波のみを測定す
ることができるようになっており、被測定物から発生す
る電磁波ノイズを正確に測定することができるようにな
っている。
って内壁面での電波の反射を少なくし、被測定物から所
定距離隔てた位置に直線的に到達する電波のみを測定す
ることができるようになっており、被測定物から発生す
る電磁波ノイズを正確に測定することができるようにな
っている。
ところが、このようなピラミッド型,多層型電波吸収体
が大きさの点でスペース上不利であり、又、上記電波吸
収体は、比較的高周波の電磁波を効率良く吸収すること
から、従来では、特に比較的低周波の電磁波を吸収させ
ようとする場合に、例えばフェライトを数mmの厚さの平
板状に形成したフェライトタイルがシールド壁の内壁全
面に貼り付けられた電波無響室を用いることがある。
が大きさの点でスペース上不利であり、又、上記電波吸
収体は、比較的高周波の電磁波を効率良く吸収すること
から、従来では、特に比較的低周波の電磁波を吸収させ
ようとする場合に、例えばフェライトを数mmの厚さの平
板状に形成したフェライトタイルがシールド壁の内壁全
面に貼り付けられた電波無響室を用いることがある。
フェライトは、電波の磁界により発熱し、電波のエネル
ギーを熱エネルギーに変換して吸収するものであり、こ
のようなフェライトが内壁面に貼り付けられた電波無響
室は、上記スペース上の問題が解決されるばかりでな
く、フェライトの電波吸収特性上、低周波数帯域にあっ
て広範囲の周波数の電波を吸収することが可能であり、
測定に対する汎用性が優れている。
ギーを熱エネルギーに変換して吸収するものであり、こ
のようなフェライトが内壁面に貼り付けられた電波無響
室は、上記スペース上の問題が解決されるばかりでな
く、フェライトの電波吸収特性上、低周波数帯域にあっ
て広範囲の周波数の電波を吸収することが可能であり、
測定に対する汎用性が優れている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このようなフェライトタイルにあっても、10
0MHz以下の低周波数の電波を効果的に吸収することが困
難であった。これは、フェライトタイルによって、より
低周波数の電波を吸収するには、電波の進行方向に対し
て垂直方向のフェライトタイルの長さを長くする必要が
あるが、つまりフェライトタイルの表面積を広くする必
要があるが、従来の一般的なフェライトタイルが、製造
上、電波無響室内壁面に対して極めて小さい面積の形状
に形成されたものしかなかった(一般的には、100mm×1
00mmの面積の平板形状が製造上の限界となっている。)
ためや、フェライトタイルの表面において、測定空間の
インピーダンスと整合を図ることが困難であったためで
ある。
0MHz以下の低周波数の電波を効果的に吸収することが困
難であった。これは、フェライトタイルによって、より
低周波数の電波を吸収するには、電波の進行方向に対し
て垂直方向のフェライトタイルの長さを長くする必要が
あるが、つまりフェライトタイルの表面積を広くする必
要があるが、従来の一般的なフェライトタイルが、製造
上、電波無響室内壁面に対して極めて小さい面積の形状
に形成されたものしかなかった(一般的には、100mm×1
00mmの面積の平板形状が製造上の限界となっている。)
ためや、フェライトタイルの表面において、測定空間の
インピーダンスと整合を図ることが困難であったためで
ある。
さらに、従来、フェライトタイルは、電波無響室内壁
面、つまりシールド壁面に接着剤により直接接着されて
おり、この接着剤は、換気を充分になし得ない電波無響
室内で使用され、又、接着作業の迅速化を要求されるこ
とから、人体に有害なガス等が発生せず、しかも速乾性
良好なものを使用している。ところが、一般にこのよう
な接着剤は、長い年月にわたってフェライトタイルを接
着しておくことが困難であり、つまり接着強度が低く、
そのうちにフェライトタイルが落下してしまう虞れがあ
る等の問題があった。
面、つまりシールド壁面に接着剤により直接接着されて
おり、この接着剤は、換気を充分になし得ない電波無響
室内で使用され、又、接着作業の迅速化を要求されるこ
とから、人体に有害なガス等が発生せず、しかも速乾性
良好なものを使用している。ところが、一般にこのよう
な接着剤は、長い年月にわたってフェライトタイルを接
着しておくことが困難であり、つまり接着強度が低く、
そのうちにフェライトタイルが落下してしまう虞れがあ
る等の問題があった。
又、このようにフェライトタイルが接着されるシールド
壁面は、金属材料により平板状に形成されているが、コ
ストや製造上の理由により表面の平面度が、フェライト
タイルが密着するのに十分な平面度になっておらず、フ
ェライトタイルとシールド壁面間に隙間が生じ、電波吸
収性能が低下したり、この隙間によって接着が確実に行
なわれず、上述したような落下の虞れがある等の問題が
あった。
壁面は、金属材料により平板状に形成されているが、コ
ストや製造上の理由により表面の平面度が、フェライト
タイルが密着するのに十分な平面度になっておらず、フ
ェライトタイルとシールド壁面間に隙間が生じ、電波吸
収性能が低下したり、この隙間によって接着が確実に行
なわれず、上述したような落下の虞れがある等の問題が
あった。
本考案は、このような従来の問題点を解決するために成
されたものであり、低周波数の電波を効果的に吸収する
ことができると共に、電波無響室内壁面に確実に取付け
ることが可能な電波吸収体を提供することを目的とす
る。
されたものであり、低周波数の電波を効果的に吸収する
ことができると共に、電波無響室内壁面に確実に取付け
ることが可能な電波吸収体を提供することを目的とす
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案は、電波無響室の内壁
面を覆うように該内壁面に取付けられる電波吸収体にお
いて、金属材料により平板状に形成され、フェライトに
より平板状に形成された複数のフェライトタイルにより
被着される被着面を有し、当該被着面の反対側の面を前
記内壁面に向い合せて前記内壁面に取付けられる取付部
材の前記被着面に、前記フェライトタイルを磁気的隙間
が生じないように被着し、該フェライトタイルにより形
成されたフェライト壁に、樹脂基材の中にカーボンが添
加された二枚の壁板と、これらの間に取付けられた多数
の相互に平行状態となった連結板とにより、内部に空間
を備えた電波吸収板を取付けて成る。
面を覆うように該内壁面に取付けられる電波吸収体にお
いて、金属材料により平板状に形成され、フェライトに
より平板状に形成された複数のフェライトタイルにより
被着される被着面を有し、当該被着面の反対側の面を前
記内壁面に向い合せて前記内壁面に取付けられる取付部
材の前記被着面に、前記フェライトタイルを磁気的隙間
が生じないように被着し、該フェライトタイルにより形
成されたフェライト壁に、樹脂基材の中にカーボンが添
加された二枚の壁板と、これらの間に取付けられた多数
の相互に平行状態となった連結板とにより、内部に空間
を備えた電波吸収板を取付けて成る。
(作用) 上記のように構成された本考案は、以下のように作用す
る。
る。
予めフェライトタイルよりも面積が広い取付部材を形成
しておき、この取付部材の被着面に、磁気的隙間が生じ
ないように、例えば端面を鏡面研磨加工した複数のフェ
ライトタイルを相互に端面を密着させて被着する。これ
により、夫々のフェライトタイルが磁気的に一体化し、
この取付部材を電波無響室内壁面に取付けることによっ
て、被着面の面積と同一面積のフェライトタイルに相当
する電波吸収体が電波無響室内壁面に取付けられたこと
になる。又、夫々のフェライトタイルによって形成され
たフェライト壁にインピーダンス整合器としての電波吸
収板を取付けてあるので、測定空間から進行してくる電
波に対してインピーダンスを整合させることができ、反
射波を抑制することができる。
しておき、この取付部材の被着面に、磁気的隙間が生じ
ないように、例えば端面を鏡面研磨加工した複数のフェ
ライトタイルを相互に端面を密着させて被着する。これ
により、夫々のフェライトタイルが磁気的に一体化し、
この取付部材を電波無響室内壁面に取付けることによっ
て、被着面の面積と同一面積のフェライトタイルに相当
する電波吸収体が電波無響室内壁面に取付けられたこと
になる。又、夫々のフェライトタイルによって形成され
たフェライト壁にインピーダンス整合器としての電波吸
収板を取付けてあるので、測定空間から進行してくる電
波に対してインピーダンスを整合させることができ、反
射波を抑制することができる。
したがって、このように構成された電波吸収体にあって
は、電波吸収板により反射波を抑制しつつ従来のフェラ
イトタイルよりも表面積が広いフェライト壁によって、
より低周波数の電波を効果的に吸収することができる。
は、電波吸収板により反射波を抑制しつつ従来のフェラ
イトタイルよりも表面積が広いフェライト壁によって、
より低周波数の電波を効果的に吸収することができる。
又、取付部材には、予めフェライトタイル及び電波吸収
板を取付けておくことができるので、これに使用する接
着剤は、従来のような条件を必要としない接着強度が十
分なものとすることができ、又、取付部材は、例えばこ
れに電波無響室内壁面に係止するフックを設けておき、
このフックにより電波無響室内壁面に確実に取付けるこ
とができるので、従来のような電波吸収体の落下の虞れ
等がなくなる。
板を取付けておくことができるので、これに使用する接
着剤は、従来のような条件を必要としない接着強度が十
分なものとすることができ、又、取付部材は、例えばこ
れに電波無響室内壁面に係止するフックを設けておき、
このフックにより電波無響室内壁面に確実に取付けるこ
とができるので、従来のような電波吸収体の落下の虞れ
等がなくなる。
さらに、取付部材は、予め製作する際に電波吸収板に対
して十分な平面度にすることができるので、フェライト
タイルと取付部材とを密着させることができ、電波吸収
性能が低下したり、接着不良を生じさせるようなことが
なくなる。
して十分な平面度にすることができるので、フェライト
タイルと取付部材とを密着させることができ、電波吸収
性能が低下したり、接着不良を生じさせるようなことが
なくなる。
(実施例) 以下に、本考案に係る電波吸収体を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、本考案に係る電波吸収体の概略構成図であ
る。
る。
同図に示すように、本考案の電波吸収体は、平板状に形
成された複数のフェライトタイル1を金属製の取付板2
に接着してフェライト壁7を形成し、このフェライト壁
7の表面にインピーダンスを整合させるための電波吸収
板8を取付けて構成してある。
成された複数のフェライトタイル1を金属製の取付板2
に接着してフェライト壁7を形成し、このフェライト壁
7の表面にインピーダンスを整合させるための電波吸収
板8を取付けて構成してある。
これらのフェライトタイル1は、従来のものと同様のも
のであり、磁性電波吸収材料であるフェライトにより平
板状の四角形に形成されている。そして、これらのフェ
ライトタイル1の各端面は、いわゆる鏡面研磨加工がな
されており、夫々のフェライトタイル1は、各端面にて
相互に密着し、磁気的な隙間が生じないようになってい
る。
のであり、磁性電波吸収材料であるフェライトにより平
板状の四角形に形成されている。そして、これらのフェ
ライトタイル1の各端面は、いわゆる鏡面研磨加工がな
されており、夫々のフェライトタイル1は、各端面にて
相互に密着し、磁気的な隙間が生じないようになってい
る。
又、これらのフェライトタイル1が取付けられる取付板
2は、金属材料により平板状に形成されており、一方の
面が図示するように複数のフェライトタイル1を配置す
ることができる面積(図中ではフェライトタイル8枚分
の面積)の被着面3となっている。
2は、金属材料により平板状に形成されており、一方の
面が図示するように複数のフェライトタイル1を配置す
ることができる面積(図中ではフェライトタイル8枚分
の面積)の被着面3となっている。
この被着面3は、フェライトタイル1に密着するように
平坦面に形成されており、夫々のフェライトタイル1の
接着不良が生じないように、又、電波吸収能力が低下す
るようなことがないようになっている。
平坦面に形成されており、夫々のフェライトタイル1の
接着不良が生じないように、又、電波吸収能力が低下す
るようなことがないようになっている。
又、この取付板2の端部には、被着面3の反対側に突出
したフック4が形成されている。このフック4は、図示
省略する電波無響室内壁面、つまりシールド壁面に形成
されているフック孔5に係止するようになっており、こ
れにより取付板2が電波無響室内壁面に取付けられるよ
うになっている。尚、取付板2を電波無響室内壁面に取
付けるための手段は、上記フック4及びフック孔5に限
らず、例えば取付板2を電波無響室内壁面にねじ止めす
るようにしても良いのはもちろんである。
したフック4が形成されている。このフック4は、図示
省略する電波無響室内壁面、つまりシールド壁面に形成
されているフック孔5に係止するようになっており、こ
れにより取付板2が電波無響室内壁面に取付けられるよ
うになっている。尚、取付板2を電波無響室内壁面に取
付けるための手段は、上記フック4及びフック孔5に限
らず、例えば取付板2を電波無響室内壁面にねじ止めす
るようにしても良いのはもちろんである。
そして、前記夫々のフェライトタイル1は、図示するよ
うに取付板2の被着面3に整列配置され、相互に端面を
密着させて接着剤によって接着されている。
うに取付板2の被着面3に整列配置され、相互に端面を
密着させて接着剤によって接着されている。
このようなフェライトタイル1の接着は、予め電波無響
室外において行なうことができるので、これに使用され
る接着剤は、従来のように電波無響室内において使用さ
れるための条件を必要としない接着強度が高いもので良
い。これにより、フェライトタイル1は、従来よりも強
固に取付板2に接着されることになる。
室外において行なうことができるので、これに使用され
る接着剤は、従来のように電波無響室内において使用さ
れるための条件を必要としない接着強度が高いもので良
い。これにより、フェライトタイル1は、従来よりも強
固に取付板2に接着されることになる。
又、夫々のフェライトタイル1の各端面は、前述したよ
うに鏡面研磨加工が施され、相互に密着するようになっ
ているが、さらに夫々の端面どおしの磁気的な密着性を
確実にするように夫々のフェライトタイル1の接合部6
には、透磁率の高い充填剤が充填されている。この充填
剤は、例えばフェライトタイル1と同一材料のフェライ
ト(焼結フェライト)を粉砕して微粒子状にしたものを
シリコングリスと混合して形成されているものであり、
その接合部6に充填されることによって、夫々のフェラ
イトタイル1間の磁気的接合を確実にするようになって
いる。
うに鏡面研磨加工が施され、相互に密着するようになっ
ているが、さらに夫々の端面どおしの磁気的な密着性を
確実にするように夫々のフェライトタイル1の接合部6
には、透磁率の高い充填剤が充填されている。この充填
剤は、例えばフェライトタイル1と同一材料のフェライ
ト(焼結フェライト)を粉砕して微粒子状にしたものを
シリコングリスと混合して形成されているものであり、
その接合部6に充填されることによって、夫々のフェラ
イトタイル1間の磁気的接合を確実にするようになって
いる。
さらに、このように夫々のフェライトタイル1を整列配
置することによって形成されたフェライト壁7の表面に
は、樹脂基材にカーボンを添加して成る電波吸収材料に
より形成された電波吸収板8が接着されて取付けられて
いる。
置することによって形成されたフェライト壁7の表面に
は、樹脂基材にカーボンを添加して成る電波吸収材料に
より形成された電波吸収板8が接着されて取付けられて
いる。
この電波吸収板8は、具体的にはカーボンが添加された
ポリプロピレン樹脂により形成されたいわゆるプラスチ
ックダンボールと呼ばれるものであり、従来のピラミッ
ド型,多層型の電波吸収体に使用されているカーボンが
添加された発泡ウレタンや、発泡スチロール等よりも製
造コストが低く、製造ロットに対する電波吸収特性も安
定した製造上のメリットが大きいものである。
ポリプロピレン樹脂により形成されたいわゆるプラスチ
ックダンボールと呼ばれるものであり、従来のピラミッ
ド型,多層型の電波吸収体に使用されているカーボンが
添加された発泡ウレタンや、発泡スチロール等よりも製
造コストが低く、製造ロットに対する電波吸収特性も安
定した製造上のメリットが大きいものである。
又、この電波吸収板8は、図示するように、二枚の壁板
9と、これらの間に取付けられた多数の相互に平行状態
となった連結板10とにより、内部に空間11が形成された
形状、つまり断面がH形の形状になっており、軽量かつ
高剛性なものとなっている。これにより、フェライト壁
7への接着が容易であり、かつ経年変化に対しても優れ
たものとなっている。
9と、これらの間に取付けられた多数の相互に平行状態
となった連結板10とにより、内部に空間11が形成された
形状、つまり断面がH形の形状になっており、軽量かつ
高剛性なものとなっている。これにより、フェライト壁
7への接着が容易であり、かつ経年変化に対しても優れ
たものとなっている。
さらに、この電波吸収板8は、カーボンの添加量を調節
することによって誘電率及び導電率を調節することがで
き、これにより測定空間のインピーダンスとの整合を図
ることができるようになっている。又、この他にも連結
板10の間隔を調節したり、壁板9の間隔を調節すること
によっても誘電率及び導電率を調節することができるの
で、上記のようなカーボンの添加量の調節と合わせてそ
れらを調節することによって電波吸収板8の重量に応じ
た接着強度や製造コストを考慮しつつ測定空間のインピ
ーダンスとの整合を図ることができる。尚、図中には、
一枚の電波吸収板8をフェライト壁7に取付けたものが
示されているが、これに限ることなく電波吸収板8を複
数積重ねたものを取付けるようにしても良い。
することによって誘電率及び導電率を調節することがで
き、これにより測定空間のインピーダンスとの整合を図
ることができるようになっている。又、この他にも連結
板10の間隔を調節したり、壁板9の間隔を調節すること
によっても誘電率及び導電率を調節することができるの
で、上記のようなカーボンの添加量の調節と合わせてそ
れらを調節することによって電波吸収板8の重量に応じ
た接着強度や製造コストを考慮しつつ測定空間のインピ
ーダンスとの整合を図ることができる。尚、図中には、
一枚の電波吸収板8をフェライト壁7に取付けたものが
示されているが、これに限ることなく電波吸収板8を複
数積重ねたものを取付けるようにしても良い。
そして、このように構成された電波吸収体は、前述した
ように取付板2のフック4を電波無響室内壁面のフック
孔5に係止することによって、電波無響室内壁面に容易
にしかも確実に取付けることができる。
ように取付板2のフック4を電波無響室内壁面のフック
孔5に係止することによって、電波無響室内壁面に容易
にしかも確実に取付けることができる。
このように複数のフェライトタイル1が磁気的に一体化
されて被着面3に接着された取付板2が電波無響室内壁
面に取付けられるので、電波無響室内においては、被着
面3の面積と同一面積のフェライトタイルが内壁面に取
付けられたことになる。
されて被着面3に接着された取付板2が電波無響室内壁
面に取付けられるので、電波無響室内においては、被着
面3の面積と同一面積のフェライトタイルが内壁面に取
付けられたことになる。
したがって、この電波吸収体は、電波吸収板8により反
射波を抑制しつつ従来のフェライトタイルよりも表面積
が広いフェライト壁7によって、より低周波数の電波を
効果的に吸収することができる。
射波を抑制しつつ従来のフェライトタイルよりも表面積
が広いフェライト壁7によって、より低周波数の電波を
効果的に吸収することができる。
又、前述したように取付板2には、予めフェライトタイ
ル1を接着しておくことができるので、これに使用する
接着剤は、接着強度が十分なものとすることができ、
又、取付板2は、前述したようにフック4及びフック孔
5により電波無響室内壁面に確実に取付けることができ
るので、従来のような落下の虞れがない。
ル1を接着しておくことができるので、これに使用する
接着剤は、接着強度が十分なものとすることができ、
又、取付板2は、前述したようにフック4及びフック孔
5により電波無響室内壁面に確実に取付けることができ
るので、従来のような落下の虞れがない。
さらに、取付板2の被着面3は、予め取付板2を製作す
る際にフェライトタイル1に対して十分な平面度にする
ことができるので、フェライトタイル1と取付板2とを
密着させることができ、電波吸収性能が低下したり、接
着不良を生じさせるようなことがなくなる。
る際にフェライトタイル1に対して十分な平面度にする
ことができるので、フェライトタイル1と取付板2とを
密着させることができ、電波吸収性能が低下したり、接
着不良を生じさせるようなことがなくなる。
又、電波無響室内壁面、つまりシールド壁面にはフェラ
イトタイル1が直接接着されないので、このシールド壁
面の平面度は、従来よりもラフで良く、電波無響室を製
造する上で、加工コストや施工コスト等の低減が図れ
る。
イトタイル1が直接接着されないので、このシールド壁
面の平面度は、従来よりもラフで良く、電波無響室を製
造する上で、加工コストや施工コスト等の低減が図れ
る。
さらに、本考案の電波吸収体は、電波無響室外において
電波無響室の施工作業とは独立して製造することができ
るので、この電波吸収体を使用すれば、従来のように電
波無響室を施工する作業内においてフェライトタイルを
内壁面に貼り付けて電波無響室を施工する施工時間に比
べて極めて短時間で電波無響室を完成させることができ
る。
電波無響室の施工作業とは独立して製造することができ
るので、この電波吸収体を使用すれば、従来のように電
波無響室を施工する作業内においてフェライトタイルを
内壁面に貼り付けて電波無響室を施工する施工時間に比
べて極めて短時間で電波無響室を完成させることができ
る。
尚、本実施例にあっては、夫々のフェライトタイル1の
各端面に鏡面研磨加工を施しておき、さらに夫々の接合
部6に高透磁率の充填剤を充填して夫々のフェライトタ
イル1間に磁気的隙間が形成されないようにしたが、加
工コストや生産性に応じて、フェライトタイル1の各端
面を鏡面研磨加工し、夫々のフェライトタイル1をこの
端面で密着させただけでも良く、又、フェライトタイル
1の各端面には鏡面研磨加工を行なわず、接合部6に前
記充填剤を充分に充填させるだけであっても良い。
各端面に鏡面研磨加工を施しておき、さらに夫々の接合
部6に高透磁率の充填剤を充填して夫々のフェライトタ
イル1間に磁気的隙間が形成されないようにしたが、加
工コストや生産性に応じて、フェライトタイル1の各端
面を鏡面研磨加工し、夫々のフェライトタイル1をこの
端面で密着させただけでも良く、又、フェライトタイル
1の各端面には鏡面研磨加工を行なわず、接合部6に前
記充填剤を充分に充填させるだけであっても良い。
(考案の効果) 以上の説明により明らかように、本考案にあっては以下
のような効果を奏する。
のような効果を奏する。
取付部材の被着面に、磁気的隙間が生じないように複数
のフェライトタイルを相互に端面を密着させて被着する
ことにより、夫々の電波吸収板が磁気的に一体化する。
そして、この取付部材を電波無響室内壁面に取付けるこ
とによって、被着面の面積と同一面積のフェライトタイ
ルに相当する電波吸収体が電波無響室内壁面に取付けら
れたことになるので、従来のものに比べて電波吸収体の
面積が広がったことになり、より低周波数の電波を吸収
することができる。又、夫々のフェライトタイルによっ
て形成されたフェライト壁にインピーダンス整合器とし
ての電波吸収板を積層させて取付けてあるので、測定空
間から進行してくる電波に対してインピーダンスを整合
させることができ、反射波を抑制することができる。
のフェライトタイルを相互に端面を密着させて被着する
ことにより、夫々の電波吸収板が磁気的に一体化する。
そして、この取付部材を電波無響室内壁面に取付けるこ
とによって、被着面の面積と同一面積のフェライトタイ
ルに相当する電波吸収体が電波無響室内壁面に取付けら
れたことになるので、従来のものに比べて電波吸収体の
面積が広がったことになり、より低周波数の電波を吸収
することができる。又、夫々のフェライトタイルによっ
て形成されたフェライト壁にインピーダンス整合器とし
ての電波吸収板を積層させて取付けてあるので、測定空
間から進行してくる電波に対してインピーダンスを整合
させることができ、反射波を抑制することができる。
したがって、このように構成された電波吸収体にあって
は、電波吸収板により反射波を抑制しつつ従来のフェラ
イトタイルよりも表面積が広いフェライト壁によって、
より低周波数の電波を効果的に吸収することができる。
は、電波吸収板により反射波を抑制しつつ従来のフェラ
イトタイルよりも表面積が広いフェライト壁によって、
より低周波数の電波を効果的に吸収することができる。
又、取付部材には、予めフェライトタイル及び電波吸収
板を取付けておくことができるので、これに使用する接
着剤は、従来のような条件を必要としない接着強度が十
分なものとすることができ、又、取付部材は、例えばこ
れに電波無響室内壁面に係止するフックを設けておき、
このフックにより電波無響室内壁面に確実に取付けるこ
とができるので、従来のような電波吸収体の落下の虞れ
等がなくなる。
板を取付けておくことができるので、これに使用する接
着剤は、従来のような条件を必要としない接着強度が十
分なものとすることができ、又、取付部材は、例えばこ
れに電波無響室内壁面に係止するフックを設けておき、
このフックにより電波無響室内壁面に確実に取付けるこ
とができるので、従来のような電波吸収体の落下の虞れ
等がなくなる。
さらに、取付部材は、予め製作する際にフェライトタイ
ルに対して十分な平面度にすることができるので、フェ
ライトタイルと取付部材とを密着させることができ、電
波吸収性能が低下したり、接着不良を生じさせるような
ことがなくなる。
ルに対して十分な平面度にすることができるので、フェ
ライトタイルと取付部材とを密着させることができ、電
波吸収性能が低下したり、接着不良を生じさせるような
ことがなくなる。
第1図は本考案に係る電波吸収体の概略構成図である。 1……フェライトタイル、2……取付板(取付部材)、
3……被着面、4……フック、5……フック孔、6……
接合部、7……フェライト壁、8……電波吸収板、9…
…壁板、10……連結板、11……空間。
3……被着面、4……フック、5……フック孔、6……
接合部、7……フェライト壁、8……電波吸収板、9…
…壁板、10……連結板、11……空間。
Claims (1)
- 【請求項1】電波無響室の内壁面を覆うように該内壁面
に取付けられる電波吸収体において、金属材料により平
板状に形成され、フェライトにより平板状に形成された
複数のフェライトタイルにより被着される被着面を有
し、当該被着面の反対側の面を前記内壁面に向い合せて
前記内壁面に取付けられる取付部材の前記被着面に、前
記フェライトタイルを磁気的隙間が生じないように被着
し、該フェライトタイルにより形成されたフェライト壁
に、樹脂基材の中にカーボンが添加された二枚の壁板
と、これらの間に取付けられた多数の相互に平行状態と
なった連結板とにより、内部に空間を備えた電波吸収板
を取付けて成る電波吸収体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7741190U JPH0745996Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7741190U JPH0745996Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 電波吸収体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0436294U JPH0436294U (ja) | 1992-03-26 |
| JPH0745996Y2 true JPH0745996Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31619774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7741190U Expired - Lifetime JPH0745996Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745996Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP7741190U patent/JPH0745996Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0436294U (ja) | 1992-03-26 |
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