JPH0746570Y2 - オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置 - Google Patents
オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置Info
- Publication number
- JPH0746570Y2 JPH0746570Y2 JP7430590U JP7430590U JPH0746570Y2 JP H0746570 Y2 JPH0746570 Y2 JP H0746570Y2 JP 7430590 U JP7430590 U JP 7430590U JP 7430590 U JP7430590 U JP 7430590U JP H0746570 Y2 JPH0746570 Y2 JP H0746570Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- guide rail
- drive pin
- trunk lid
- slide device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
本考案は、車室上方のルーフが着脱可能とされているオ
ープンルーフ式自動車に関するもので、特に、そのルー
フを開閉するルーフ開閉装置に関するものである。
ープンルーフ式自動車に関するもので、特に、そのルー
フを開閉するルーフ開閉装置に関するものである。
自動車においては、好天時などに開放感が得られるよう
にするために、車室上方のルーフを開閉可能とすること
が考えられている。そのようなオープンルーフ式自動車
の代表的なものとしては、ルーフを折り畳み可能な幌に
よって形成したコンバチブル車やルーフの一部を開閉可
能なサンルーフとしたもの等が知られている。 しかしながら、コンバチブル車の場合には、ルーフの開
放時、折り畳まれた幌によって外観が損なわれることの
ないようにするために、カバーをかぶせる等の作業が必
要となるので、開閉操作が煩雑になる。また、ルーフを
閉じているときにもそのルーフに車体剛性を分担させる
ことができないので、車体に耐久性を持たせるためには
車体下部の剛性を十分に高めておくことが必要となり、
車体重量が増大するという問題もある。一方、サンルー
フでは、ルーフの一部が開放されるのみであるので、十
分な開放感が得られない。 このようなことから、例えば特公昭46-14366号公報に示
されているように、車室上方のルーフ全体を車体に対し
て着脱可能とした、いわゆるタルガルーフ式自動車が考
えられている。そのルーフは、開放時には車体から取り
外してトランクルーム等に収納される。 そのようなタルガルーフ式自動車の場合、従来は、その
ルーフは手で着脱して開閉するものとされていた。
にするために、車室上方のルーフを開閉可能とすること
が考えられている。そのようなオープンルーフ式自動車
の代表的なものとしては、ルーフを折り畳み可能な幌に
よって形成したコンバチブル車やルーフの一部を開閉可
能なサンルーフとしたもの等が知られている。 しかしながら、コンバチブル車の場合には、ルーフの開
放時、折り畳まれた幌によって外観が損なわれることの
ないようにするために、カバーをかぶせる等の作業が必
要となるので、開閉操作が煩雑になる。また、ルーフを
閉じているときにもそのルーフに車体剛性を分担させる
ことができないので、車体に耐久性を持たせるためには
車体下部の剛性を十分に高めておくことが必要となり、
車体重量が増大するという問題もある。一方、サンルー
フでは、ルーフの一部が開放されるのみであるので、十
分な開放感が得られない。 このようなことから、例えば特公昭46-14366号公報に示
されているように、車室上方のルーフ全体を車体に対し
て着脱可能とした、いわゆるタルガルーフ式自動車が考
えられている。そのルーフは、開放時には車体から取り
外してトランクルーム等に収納される。 そのようなタルガルーフ式自動車の場合、従来は、その
ルーフは手で着脱して開閉するものとされていた。
しかしながら、ルーフは大形のものであるので、そのよ
うに手で車体から取り外して収納し、また、収納部から
取り出して車体に取り付けるというのでは、ルーフの開
閉が大作業となる。 そこで、本出願人は、先に、トランクリッドを水平状態
で昇降可能とし、そのトランクリッドにルーフを前後方
向に移動させ得るルーフスライド装置を設けて、そのル
ーフスライド装置によってルーフを前進あるいは後退さ
せるとともにトランクリッドを昇降させることにより、
ルーフの開閉を自動化することができるようにしたオー
プンルーフ式自動車のルーフ開閉装置を提案した(特願
平1-211470号)。そのルーフ開閉装置においては、ルー
フの後端面に係止孔が設けられ、その係止孔に、ルーフ
スライド装置によって前後方向に駆動されるルーフ駆動
ピンが後方から挿入されて係止されるようになってい
る。そのルーフスライド装置は、ルーフ駆動ピンの前後
方向移動をガイドするガイド体とそのルーフ駆動ピンを
前後移動させる駆動機構とによって構成されている。 このようなルーフ開閉装置を備えたオープンルーフ式自
動車において、閉じ位置にあるルーフを開くときには、
まず、トランクリッド昇降装置によりルーフスライド装
置をルーフの後方位置まで上昇させ、そのルーフスライ
ド装置によりルーフ駆動ピンを前進させてルーフの後端
面に設けられた係止孔に挿入係止する。それによって、
ルーフとルーフ駆動ピンとが結合される。次いで、その
ルーフ駆動ピンをルーフスライド装置により後退させ
る。すると、ルーフはルーフ駆動ピンとともに後退して
車体から離れ、ルーフスライド装置が設置されているト
ランクリッドに支持された状態となる。そこで、そのト
ランクリッドを下降させ、トランクルーム閉鎖位置で固
定保持する。こうして、ルーフは完全に開かれ、トラン
クリッドに支持された状態で収納保持される。 ルーフを閉じるときには逆の手順で操作すればよい。 このように、このルーフ開閉装置によれば、ルーフスラ
イド装置によるルーフ駆動ピンの前後移動とトランクリ
ッド昇降装置によるルーフスライド装置の昇降とを順に
行うのみでルーフの開閉がなされるようになる。したが
って、ルーフの開閉を自動化することが可能となる。 ところで、このようなルーフ開閉装置においては、ルー
フ駆動ピンをルーフに結合させるとき、そのルーフ駆動
ピンをトランクリッドから前方に突出させることが必要
となる。特に、トランクリッドがルーフの後方に離れて
位置するときには、その突出量を大きくすなければなら
ない。したがって、ルーフ駆動ピンの移動量を大きくす
ることが求められる。 また、ルーフを開放してトランクリッド等に支持させた
とき、そのルーフががたつくことなく保持されるように
することも求められる。 本考案は、このようなルーフ開閉装置を更に改善するた
めになされたものであって、その第1の目的は、コンパ
クトな構造でありながら、ルーフ駆動ピンの移動量をよ
り大きくすることができ、ルーフが容易に開閉されるよ
うにすることである。 また、本考案の第2の目的は、ルーフの開放時、ルーフ
が収納位置でがたつくことなく保持されるようにするこ
とである。
うに手で車体から取り外して収納し、また、収納部から
取り出して車体に取り付けるというのでは、ルーフの開
閉が大作業となる。 そこで、本出願人は、先に、トランクリッドを水平状態
で昇降可能とし、そのトランクリッドにルーフを前後方
向に移動させ得るルーフスライド装置を設けて、そのル
ーフスライド装置によってルーフを前進あるいは後退さ
せるとともにトランクリッドを昇降させることにより、
ルーフの開閉を自動化することができるようにしたオー
プンルーフ式自動車のルーフ開閉装置を提案した(特願
平1-211470号)。そのルーフ開閉装置においては、ルー
フの後端面に係止孔が設けられ、その係止孔に、ルーフ
スライド装置によって前後方向に駆動されるルーフ駆動
ピンが後方から挿入されて係止されるようになってい
る。そのルーフスライド装置は、ルーフ駆動ピンの前後
方向移動をガイドするガイド体とそのルーフ駆動ピンを
前後移動させる駆動機構とによって構成されている。 このようなルーフ開閉装置を備えたオープンルーフ式自
動車において、閉じ位置にあるルーフを開くときには、
まず、トランクリッド昇降装置によりルーフスライド装
置をルーフの後方位置まで上昇させ、そのルーフスライ
ド装置によりルーフ駆動ピンを前進させてルーフの後端
面に設けられた係止孔に挿入係止する。それによって、
ルーフとルーフ駆動ピンとが結合される。次いで、その
ルーフ駆動ピンをルーフスライド装置により後退させ
る。すると、ルーフはルーフ駆動ピンとともに後退して
車体から離れ、ルーフスライド装置が設置されているト
ランクリッドに支持された状態となる。そこで、そのト
ランクリッドを下降させ、トランクルーム閉鎖位置で固
定保持する。こうして、ルーフは完全に開かれ、トラン
クリッドに支持された状態で収納保持される。 ルーフを閉じるときには逆の手順で操作すればよい。 このように、このルーフ開閉装置によれば、ルーフスラ
イド装置によるルーフ駆動ピンの前後移動とトランクリ
ッド昇降装置によるルーフスライド装置の昇降とを順に
行うのみでルーフの開閉がなされるようになる。したが
って、ルーフの開閉を自動化することが可能となる。 ところで、このようなルーフ開閉装置においては、ルー
フ駆動ピンをルーフに結合させるとき、そのルーフ駆動
ピンをトランクリッドから前方に突出させることが必要
となる。特に、トランクリッドがルーフの後方に離れて
位置するときには、その突出量を大きくすなければなら
ない。したがって、ルーフ駆動ピンの移動量を大きくす
ることが求められる。 また、ルーフを開放してトランクリッド等に支持させた
とき、そのルーフががたつくことなく保持されるように
することも求められる。 本考案は、このようなルーフ開閉装置を更に改善するた
めになされたものであって、その第1の目的は、コンパ
クトな構造でありながら、ルーフ駆動ピンの移動量をよ
り大きくすることができ、ルーフが容易に開閉されるよ
うにすることである。 また、本考案の第2の目的は、ルーフの開放時、ルーフ
が収納位置でがたつくことなく保持されるようにするこ
とである。
この第1の目的を達成するために、本考案では、ルーフ
駆動ピンの前後方向移動をガイドするガイド体を、ルー
フ駆動ピンを前後方向に移動自在に支持する第1ガイド
レールとその第1ガイドレールを前後方向に移動自在に
支持する第2ガイドレールとによって構成するようにし
ている。 その場合、第1ガイドレールの後端部に第2ガイドレー
ルによって支持される後部支持部材を設け、更に、ルー
フスライド装置に前部支持部材と中間支持部材とを設け
るようにすることが望ましい。その前部支持部材はルー
フスライド装置の前端部に設けられ、第1ガイドレール
が前進位置にあるときその第1ガイドレールを前寄りの
位置で支持するものとされる。また、中間支持部材は前
部支持部材より後方に設けられ、第1ガイドレールが後
退位置にあるときにはその第1ガイドレールの前端部を
支持するが、第1ガイドレールが前部支持部材によって
支持されるときにはその第1ガイドレールから離れるも
のとされる。 また、第2の目的を達成するためには、ルーフスライド
装置に、ルーフを後退させたときそのルーフの前端部に
係合してその前端部を係止保持する係止部を設けるよう
にしている。
駆動ピンの前後方向移動をガイドするガイド体を、ルー
フ駆動ピンを前後方向に移動自在に支持する第1ガイド
レールとその第1ガイドレールを前後方向に移動自在に
支持する第2ガイドレールとによって構成するようにし
ている。 その場合、第1ガイドレールの後端部に第2ガイドレー
ルによって支持される後部支持部材を設け、更に、ルー
フスライド装置に前部支持部材と中間支持部材とを設け
るようにすることが望ましい。その前部支持部材はルー
フスライド装置の前端部に設けられ、第1ガイドレール
が前進位置にあるときその第1ガイドレールを前寄りの
位置で支持するものとされる。また、中間支持部材は前
部支持部材より後方に設けられ、第1ガイドレールが後
退位置にあるときにはその第1ガイドレールの前端部を
支持するが、第1ガイドレールが前部支持部材によって
支持されるときにはその第1ガイドレールから離れるも
のとされる。 また、第2の目的を達成するためには、ルーフスライド
装置に、ルーフを後退させたときそのルーフの前端部に
係合してその前端部を係止保持する係止部を設けるよう
にしている。
このように、ガイド体を第1及び第2ガイドレールから
なる2段スライド式のものとすることにより、ルーフ駆
動ピンが前後移動する第1ガイドレール自体が第2ガイ
ドレールに沿って前後方向に移動するようになるので、
個々のガイドレールは短くても、ルーフ駆動ピンの移動
距離は十分に大きくすることができる。したがって、ル
ーフスライド装置をコンパクトなものとして、トランク
リッド等に設置することが可能となる。 そして、第1ガイドレールの前端部を前部支持部材ある
いは中間支持部材に支持させるようにすることによっ
て、その第1ガイドレールは後端部の後部支持部材とと
もに2点で支持されるようになるので、特にルーフ駆動
ピンを最も前進させたときにも、第1ガイドレールが2
点支持されることにより十分な支持剛性を得ることがで
きる。したがって、ルーフ駆動ピンを大きく突出させて
ルーフに結合し、そのルーフを支持させることが可能と
なる。 また、ルーフスライド装置に、ルーフを後退させたとき
そのルーフに係合する係止部を設けることにより、ルー
フの開放時にはそのルーフが自動的に係止保持されるよ
うになる。したがって、収納されたルーフのがたつきが
確実に防止される。
なる2段スライド式のものとすることにより、ルーフ駆
動ピンが前後移動する第1ガイドレール自体が第2ガイ
ドレールに沿って前後方向に移動するようになるので、
個々のガイドレールは短くても、ルーフ駆動ピンの移動
距離は十分に大きくすることができる。したがって、ル
ーフスライド装置をコンパクトなものとして、トランク
リッド等に設置することが可能となる。 そして、第1ガイドレールの前端部を前部支持部材ある
いは中間支持部材に支持させるようにすることによっ
て、その第1ガイドレールは後端部の後部支持部材とと
もに2点で支持されるようになるので、特にルーフ駆動
ピンを最も前進させたときにも、第1ガイドレールが2
点支持されることにより十分な支持剛性を得ることがで
きる。したがって、ルーフ駆動ピンを大きく突出させて
ルーフに結合し、そのルーフを支持させることが可能と
なる。 また、ルーフスライド装置に、ルーフを後退させたとき
そのルーフに係合する係止部を設けることにより、ルー
フの開放時にはそのルーフが自動的に係止保持されるよ
うになる。したがって、収納されたルーフのがたつきが
確実に防止される。
【実施例】 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。 図は本考案によるルーフ開閉装置の一実施例を示すもの
で、第1図はそのルーフ開閉装置を備えたオープンルー
フ式自動車の概略斜視図であり、第2〜9図はそのルー
フ開閉装置の要部を示す詳細図である。また、第10図は
ルーフを開くときの手順を示す説明図である。 第1図から明らかなように、この自動車1はオープンル
ーフ式自動車であって、車室2の上方を覆うルーフ3は
車体4に対して取り外し可能とされている。そのルーフ
3は、第1図に仮想線で示されているように、前縁部が
フロントピラー5,5の上端間を連結するフロントクロス
メンバ6に支持され、後縁部が車室2の後部に設けられ
た門形のロールバー7に支持される状態で車体4に固定
されて、車室2の上方を閉鎖するようにされている。そ
して、その閉鎖状態でルーフ3と車体4との間がシール
されるようにするために、フロントクロスメンバ6及び
ロールバー7には、電動によってロック及びロック解除
され、ストライカを引き込んだりラッチを回転させたり
することによりルーフ3を車体4に圧着させてシール性
を向上させることのできるアクティブロック装置8,8;9,
9がそれぞれ設けられている。 こうして、ルーフ3は車体4に対して着脱可能とされ、
ルーフ3を取り外したときには車室2の上方が開放され
るようになっている。しかも、ドア10はサッシュレスド
アとされ、ドアガラス10aを下げることによって車室2
の上方の空間が側方にまでつながり、広い開放感が得ら
れるようになっている。そのドアガラス10aは、パワー
ウインドウ装置により電動で昇降するようにされてい
る。更に、ロールバー7にはリヤウインドウガラス11が
取り付けられている。そして、そのリヤウインドウガラ
ス11も、電動式ガラス昇降装置(図示せず)によって昇
降されるようになっている。 車室2の後方には、上面がトランクリッド12によって開
閉されるトランクルーム13が設けられている。そのトラ
ンクリッド12は、第2,3図に示されているように、トラ
ンクリッドパネル14と、そのパネル14の下面に接合さ
れ、そのパネル14との間に前端面が開放したルーフ収納
部15を形成するトランクリッドフレーム16とによって構
成されている。そのルーフ収納部15は、ルーフ3を後方
へスライドさせたときそのルーフ3を完全に収容し得る
大きさとされている。 トランクリッドフレーム16には、その前端部両側に、下
方に向かって延出する一対の支持脚16a,16aが設けられ
ている。また、その支持脚16aの下端には、ナット部材1
7が取り付けられている。 一方、トランクルーム13の前端面を形成するバルクヘッ
ド18には、その後面の左右両側に、一対の送りねじ19,1
9が回転自在に支持されている。各送りねじ19,19は、そ
の軸線が上下方向となるようにして互いに平行に配置さ
れている。トランクリッド支持脚16aに取り付けられた
ナット部材17はその送りねじ19に噛み合うようにされて
いる。各送りねじ19,19は、同期シャフト20によって互
いに連結されたギヤボックス21,21を介して、1台のモ
ータ22により同時に同方向に回転駆動されるようになっ
ている。 こうして、車体4側に設置される送りねじ19とそれに噛
み合うトランクリッド12側のナット部材17とによって送
りねじ機構が構成され、その送りねじ機構によって、ト
ランクリッド12がほぼ水平状態を保ったまま昇降される
ようになっている。すなわち、その送りねじ機構とそれ
を駆動するモータ22等の駆動装置とによって、電動式ト
ランクリッド昇降装置23が構成されている。 トランクリッド12は、最も上方まで上昇させたときに
は、ロールバー7よりもやや高くなり、後方に離れて位
置するようにされている。また、最も下方まで下降させ
たときには、トランクルーム13の上面を完全に密閉する
ようにされている。そして、そのトランクルーム閉鎖位
置でトランクリッド12がロックされるようにするため
に、車体4の後端部上面にはアクティブロック装置24が
設けられている。 第2,4図に示されているように、トランクリッド12には
電動式ルーフスライド装置25が設けられている。そのル
ーフスライド装置25は、トランクリッドフレーム16と、
そのフレーム16に設置されて左右一対のスライダ26,26
を前後方向にガイドするガイド体27と、そのスライダ26
及びガイド体27を駆動する駆動機構28とによって構成さ
れている。左右のスライダ26,26は互いに連結され、一
体的に移動するようにされている。 第3〜6図から明らかなように、ガイド体27は、スライ
ダ26に設けられたローラ29,29が転動する左右一対の第
1ガイドレール30,30と、その第1ガイドレール30の後
端部に設けられた後部支持部材である後部支持ローラ31
が転動する左右一対の第2ガイドレール32,32とを備え
ている。左右の第1ガイドレール30,30は連結板33によ
って互いに連結され、第2ガイドレール32,32に沿って
一体的に移動するようにされている。第2ガイドレール
32は一側面が開放したチャンネル状のもので、比較的短
く、トランクリッドフレーム16の後端部から前後方向中
間部やや前寄りの位置まで前方に向かって延びるように
して、トランクリッドフレーム16の両側に固定されてい
る。その第2ガイドレール32は前端が後端より上方に位
置するように傾斜配置され、しかも、その前端部はやや
下方に傾斜するようにされている。 第1ガイドレール30は第2ガイドレール32よりも長く、
最も後退させたときにはその前端がトランクリッドフレ
ーム16の前端寄りに位置するようにされている。トラン
クリッドフレーム16には、その状態で第1ガイドレール
30の前端部を支持する中間支持ローラ34、すなわち中間
支持部材が設けられている。その中間支持ローラ34は、
後退位置にある第1ガイドレール30をほぼ水平状態で支
持するものとされている。トランクリッドフレーム16に
は、更に、第1ガイドレール30を最も後退させたときに
その前端部に係合して上方移動を規制する係止部材(図
示せず)が設けられている。 こうして、第1ガイドレール30は第2ガイドレール32に
よって前後方向に移動自在に支持され、その第1ガイド
レール30によってスライダ26が前後方向に移動自在に支
持されるようになっている。したがって、スライダ26は
第1ガイドレール30と第2ガイドレール32との長さの和
にほぼ等しい距離だけ前後方向に移動可能となってい
る。そして、第1ガイドレール30を最も前方まで移動さ
せたときには、第7図に示されているように、その前端
部はトランクリッドフレーム16の前端から前方に大きく
突出し、ロールバー7の上方にまで達するようにされて
いる。トランクリッドフレーム16の前端には、そのとき
第1ガイドレール30を前寄りの位置で支持する前部支持
ローラ35、すなわち前部支持部材が設けられている。そ
の前部支持ローラ35は第2ガイドレール32の前端より低
い位置に設けられている。したがって、第1ガイドレー
ル30は、前進位置にあるときには前下がりの傾斜状態で
支持されるようになっている。そして、そのときには、
第1ガイドレール30は中間支持ローラ34から離れるよう
にされている。 駆動機構28は、スライダ26及び第1ガイドレール30を前
後方向に移動させるものとされている。第4図から明ら
かなように、その駆動機構28は、モータを内蔵したケー
ブル駆動装置36と、そのケーブル駆動装置36により長さ
方向に駆動される左右一対の第1ケーブル37,37及び第
2ケーブル38,38とによって構成されている。ケーブル
駆動装置36は、第1ガイドレール30の連結板33の中央部
に設置されている。したがって、第1ガイドレール30が
移動するときには、そのケーブル駆動装置36もともに移
動するようになっている。 各側の第1及び第2ケーブル37,38は、ケーブル駆動装
置36のギヤ36aにそれぞれ同側で噛み合うようにされて
いる。したがって、ギヤ36aを例えば第4図で時計方向
に回転させたときには、各ケーブル37,37;38,38がすべ
て引き込まれるようになっている。第1ケーブル37は、
連結板33の側部前端に設けられたガイド39を通して後方
に折り返され、第1ガイドレール30の側面上部に設けら
れた前後方向の案内孔に挿通されて摺動自在に支持され
るようになっている。そして、その後端がスライダ26に
固定連結されている。また、第2ケーブル38は、連結板
33の側部後端に設けられたガイド40を介して前方に折り
返され、第1ガイドレール30の側面下部に設けられた前
後方向の案内孔に挿通されて摺動自在に支持されるよう
になっている。そして、その前端がトランクリッドフレ
ーム16の前端部に固定されている。第1及び第2ケーブ
ル37,38の他端側は自由端とされている。 トランクリッド12と車体4との間には、トランクリッド
12が上昇位置にあるときにもケーブル駆動装置36等に通
電されるようにするために、通電コードをカール状に巻
いたカールコード式等の配線が施されている。 スライダ26には、前方に向けて突出するルーフ駆動ピン
41が取り付けられている。一方、ルーフ3の後端部に
は、第8,9図に示されているように、その後端面に開口
する係止孔42が設けられている。そして、その係止孔42
に、ルーフ駆動ピン41が後方から挿入されるようになっ
ている。 ロールバー7の前部上面には1段低い支持部7aが設けら
れている。ルーフ3の後縁部はその支持部7aの上面に支
持されるようになっている。したがって、ルーフ3が閉
鎖位置にあるときには、そのルーフ3の後端面がロール
バー7の後部によって隠されて、係止孔42が後方に露出
することのないようにされている。 ロールバー7の支持部7aには、閉鎖位置にあるルーフ3
の後縁部を押し上げてルーフ3を第8図に仮想線で示さ
れているように傾斜させる電動式チルトアップ装置43が
設けられている。そして、そのようにルーフ3を傾斜さ
せたときにもその後縁部が係止状態で保たれるようにす
るための電動式チルトロック装置44が設けられている。
また、ルーフ3には、ルーフ駆動ピン41がルーフ3の係
止孔42に挿入されているときにそのルーフ駆動ピン41と
ルーフ3とを係止させる電動式ルーフロック装置(図示
せず)が設けられている。 ルーフ3の前端部下面には、後方に向かう切り欠き状の
係合部45が設けられている。一方、第1ガイドレール30
の前端には、前方に向かって突出する係止部46が設けら
れている。そして、第3図に仮想線で示されているよう
に、ルーフ3を後退させてトランクリッド12のルーフ収
納部15内に完全に収納したときには、それらの係合部45
と係止部46とが互いに係合し、ルーフ3の前端部が係止
保持されるようになっている。 次に、このように構成されたルーフ開閉装置によりルー
フ3を開閉する手順について説明する。 通常は、第10図(A)に示されているように、ルーフ3
は車体4に固定されて車室2の上方を覆う閉鎖状態にあ
り、トランクリッド12も最も下方に位置してトランクル
ーム13を閉鎖した状態にある。 ルーフ3を開くときには、まず、トランクリッド12をロ
ックしているアクティブロック装置24を外す。そして、
トランクリッド昇降装置23のモータ22を作動させる。モ
ータ22が正転すると、送りねじ19が正方向に回転駆動さ
れ、その送りねじ19に噛み合っているトランクリッド12
のナット部材17が押し上げられる。したがって、トラン
クリッド12が水平状態を保ったまま上昇する。 第10図(B)に示されているように、トランクリッド12
が最も上方まで上昇すると、その位置はロールバー7よ
りもやや高くなる。そこで、モータ22を停止させる。 その状態で、ルーフ3の後端をロールバー7に固定して
いるアクティブロック装置9を外す。そして、チルトア
ップ装置43を作動させ、ルーフ3の後端を押し上げる。
すると、ルーフ3は、第10図(C)に示されているよう
に、後端がロールバー7より上方に上昇し、その後端面
の係止孔42が後方に露出する状態となる。 そこで、次にルーフスライド装置25のケーブル駆動装置
36を作動させる。その駆動装置36のモータが正転する
と、ギヤ36aが第4図で時計方向に回転する。したがっ
て、右側(第4図で上側)の第1及び第2ケーブル37,3
8が左側に引かれ、左側の第1及び第2ケーブル37,38は
右側に引かれる。第1ケーブル37が引かれると、その後
端に連結されているスライダ26が第1ガイドレール30に
沿って前方へ移動する。また、第2ケーブル38はその前
端がトランクリッドフレーム16に固定されているので、
第2ケーブル38が引かれると、ケーブル駆動装置36が設
置されている連結板33に前方に向けての力が作用し、第
1ガイドレール30が第2ガイドレール32に沿って前方へ
移動する。 こうして、スライダ26は、前進する第1ガイドレール30
に沿って更に前進する。したがって、スライダ26の移動
距離及び移動速度はともに大きくなる。そして、第1ガ
イドレール30が最も前方まで移動したときには、スライ
ダ26もその第1ガイドレール30の前端にまで達する。そ
のときには、第1ガイドレール30はトランクリッド12か
ら大きく前方に突出し、その前端がロールバー7の上方
にまで達するので、スライダ26に設けられたルーフ駆動
ピン41はルーフ3の後端部と係合する位置となる。第7
図はこのときの状態に対応する。 この間において、第1ガイドレール30の後端の後部支持
ローラ31が転動する第2ガイドレール32はその前端側が
上方に傾斜するようにされているので、第1ガイドレー
ル30は前方に移動するに従って前下がりの状態となる。
そして、後部支持ローラ31が第2ガイドレール32の下方
に傾斜した前端部にまで達すると、第1ガイドレール30
の中間部が前部支持ローラ35に支持されるようになり、
その後は第1ガイドレール30はその傾斜を保ったまま前
進することになる。一方、ルーフ3は、チルトアップ装
置43によってその第1ガイドレール30の傾斜に対応した
傾斜状態に保持されている。したがって、スライダ26が
第1ガイドレール30に沿って前進することにより、ルー
フ駆動ピン41がルーフ3の後端の係止孔42に嵌合され
る。こうして、第10図(D)の状態となる。 次いで、ルーフロック装置を作動させ、ルーフ3とルー
フ駆動ピン41とを係止する。それによって、ルーフ3は
ルーフ駆動ピン41に結合された状態となる。そこで、チ
ルトロック装置44を外す。また、ルーフ3の前端をフロ
ントクロスメンバ6に固定しているアクティブロック装
置8を外す。そして、ルーフスライド装置25を作動さ
せ、スライダ26及び第1ガイドレール30を後退させる。
すると、ルーフ駆動ピン41に結合されたルーフ3がその
スライダ26とともに後退し、車体4から離れる。 このとき、ルーフ3はルーフ駆動ピン41を介して第1ガ
イドレール30により片持ち状で支持されることになる
が、その第1ガイドレール30は後部支持ローラ31と前部
支持ローラ35とにより2点支持されているので、その支
持剛性は大きい。したがって、第1ガイドレール30がト
ランクリッド12から大きく突出しているにもかかわら
ず、ルーフ3は安定した状態で支持される。 こうして、ルーフ3は後方へ向かってスライドし、第10
図(E)に示されているように、トランクリッド12のル
ーフ収納部15内に収納される。第3図の仮想線はこのと
きの状態に対応する。第1ガイドレール30が最も後退す
ると、その第1ガイドレール30は前端が中間支持ローラ
34によって支持され、後端が後部支持ローラ31によって
支持される。したがって、その第1ガイドレール30は水
平状態となり、ルーフ3は安定した状態で支持される。
また、そのときには、ルーフ3の前端部下面に設けられ
た係合部45が第1ガイドレール30の前端に設けられた係
止部46に係合することにより、ルーフ3の前端部が係止
保持される。したがって、ルーフ3のがたつきが防止さ
れる。 このようにして、ルーフ3はトランクリッド12のルーフ
収納部15内に収納され、ルーフスライド装置25、すなわ
ちトランクリッド12に支持された状態となる。そこで、
次にトランクリッド昇降装置23のモータ22を逆転させ、
ルーフ3を収納したトランクリッド12を下降させる。そ
して、第10図(F)に示されているように、トランクリ
ッド12がトランクルーム閉鎖位置に達したところでモー
タ22を停止させ、アクティブロック装置24を作動させて
トランクリッド12を車体4に固定する。 こうして、ルーフ3の開放操作が完了する。この間にお
いて、ドアガラス10a及びリヤウインドウガラス11も開
放される。したがって、極めて広い開放感が得られるこ
とになる。 ルーフ3を閉じるときには、開くときと全く逆の手順で
行えばよい。 このように、このルーフ開閉装置においては、トランク
リッド12、すなわちルーフスライド装置25の昇降とルー
フ3の前後方向のスライドとを順に行うことによってル
ーフ3が開閉される。したがって、そのためのトランク
リッド昇降装置23及びルーフスライド装置25を電動式の
ものとすることにより、ルーフ3の開閉を完全に自動化
することができる。 そして、ルーフ駆動ピン41の前後方向移動をガイドする
ガイド体27を第1ガイドレール30と第2ガイドレール32
とからなる2段スライド式のものとすることによって、
個々のガイドレール30,32は短くても、ルーフ駆動ピン4
1をトランクリッド12から大きく突出させることが可能
となるので、トランクリッド12が上昇位置においてルー
フ3の後方に遠く離れるような場合にも、そのルーフ駆
動ピン41をルーフ3に係止させることが可能となる。し
たがって、トランクリッド12の昇降時におけるロールバ
ー7等との干渉を確実に防止することができる。また、
ガイドレール30,32を短いものとすることによって、通
常時にはそれらをトランクリッド12内に完全に収納させ
ることができる。 しかも、トランクリッドフレーム16の前端に前部支持ロ
ーラ35を設け、第1ガイドレール30の前進時、その第1
ガイドレール30が前寄りの位置でその前部支持ローラ35
に支持されるようにすることにより、第1ガイドレール
30は後端の後部支持ローラ31と前部支持ローラ35とによ
って2点支持されるようになるので、その支持剛性は高
くなる。したがって、第1ガイドレール30の前端に移動
したルーフ駆動ピン41によっても十分にルーフ3を支持
させることができる。また、第1ガイドレール30の後退
時にはその前端部が中間支持ローラ34に支持されるよう
にすることにより、やはり第1ガイドレール30が2点支
持されるようになるので、ルーフ3の開放時、そのルー
フ3を安定した状態で支持させることができる。 更に、ルーフ3の前端部下面に係合部45を設けるととも
に、第1ガイドレール30の前端にその係合部45に係合す
る係止部36を設けることにより、ルーフ3の後退時、そ
れら係合部45と係止部46とが自動的に係合して、ルーフ
3の前端部がトランクリッド12に係止保持されるように
なる。したがって、ルーフ3を開放した状態での走行中
における車体振動等によってルーフ3ががたつくことも
防止される。ルーフ3を閉じるときには、ルーフ3を前
進させるだけでその係合が外れるので、その場合にも特
別な操作は必要としない。 トランクリッド12は、このようなルーフ3の開閉操作の
とき以外にも単独で開閉されるようにしておく。例えば
車体後方からのキー操作あるいは運転席に設けられたト
ランクリッド開閉スイッチの操作によってもアクティブ
ロック装置24及びトランクリッド昇降装置23が作動され
るようにする。それによって、ルーフ3の開閉に関係な
くトランクリッド12が開閉されるようになり、トランク
ルーム13内の荷物の出し入れが可能となる。 なお、上記実施例においては、ルーフ3にルーフ駆動ピ
ン41を係止させるとき、ルーフ3をチルトアップさせる
ものとしているが、ルーフ3の後端の係止孔42が露出し
ても問題とならないような場合には、そのためのチルト
アップ装置43は省略することもできる。 また、ルーフ駆動ピン41を前後移動させるための駆動機
構28として、スライダ26を移動させる第1ケーブル37と
第1ガイドレール30を移動させる第2ケーブル38とを用
いるようにしているが、例えばスライダ26が後方から押
圧されることによって前進し、そのスライダ26が第1ガ
イドレール30の前端に係合することによって第1ガイド
レール30が前進するようにしておけば、スライダ26の駆
動機構のみとすることもできる。 更に、第1ガイドレール30をスライド自在に支持する支
持部材としてローラ31,34,35を用いるようにしている
が、それらを摩擦係数の小さい樹脂製の固定支持部材と
することもできる。 また、ルーフ3の収納時、そのルーフ3の前端部を係止
する係止部46は、上記実施例のように第1ガイドレール
30に設ける代わりに、トランクリッドフレーム16に設け
るようにすることもできる。 更に、上記実施例においては、ルーフ3を収納するルー
フ収納部15をトランクリッド12の内部に設けるようにし
ているが、トランクリッドパネル14上にルーフスライド
装置25を設置して、トランクリッド12上にルーフ3を支
持させるようにしたり、トランクリッド12とは別にルー
フスライド装置25を設けて、そのルーフスライド装置25
を昇降装置によって昇降させるようにしたりすることも
できる。
で、第1図はそのルーフ開閉装置を備えたオープンルー
フ式自動車の概略斜視図であり、第2〜9図はそのルー
フ開閉装置の要部を示す詳細図である。また、第10図は
ルーフを開くときの手順を示す説明図である。 第1図から明らかなように、この自動車1はオープンル
ーフ式自動車であって、車室2の上方を覆うルーフ3は
車体4に対して取り外し可能とされている。そのルーフ
3は、第1図に仮想線で示されているように、前縁部が
フロントピラー5,5の上端間を連結するフロントクロス
メンバ6に支持され、後縁部が車室2の後部に設けられ
た門形のロールバー7に支持される状態で車体4に固定
されて、車室2の上方を閉鎖するようにされている。そ
して、その閉鎖状態でルーフ3と車体4との間がシール
されるようにするために、フロントクロスメンバ6及び
ロールバー7には、電動によってロック及びロック解除
され、ストライカを引き込んだりラッチを回転させたり
することによりルーフ3を車体4に圧着させてシール性
を向上させることのできるアクティブロック装置8,8;9,
9がそれぞれ設けられている。 こうして、ルーフ3は車体4に対して着脱可能とされ、
ルーフ3を取り外したときには車室2の上方が開放され
るようになっている。しかも、ドア10はサッシュレスド
アとされ、ドアガラス10aを下げることによって車室2
の上方の空間が側方にまでつながり、広い開放感が得ら
れるようになっている。そのドアガラス10aは、パワー
ウインドウ装置により電動で昇降するようにされてい
る。更に、ロールバー7にはリヤウインドウガラス11が
取り付けられている。そして、そのリヤウインドウガラ
ス11も、電動式ガラス昇降装置(図示せず)によって昇
降されるようになっている。 車室2の後方には、上面がトランクリッド12によって開
閉されるトランクルーム13が設けられている。そのトラ
ンクリッド12は、第2,3図に示されているように、トラ
ンクリッドパネル14と、そのパネル14の下面に接合さ
れ、そのパネル14との間に前端面が開放したルーフ収納
部15を形成するトランクリッドフレーム16とによって構
成されている。そのルーフ収納部15は、ルーフ3を後方
へスライドさせたときそのルーフ3を完全に収容し得る
大きさとされている。 トランクリッドフレーム16には、その前端部両側に、下
方に向かって延出する一対の支持脚16a,16aが設けられ
ている。また、その支持脚16aの下端には、ナット部材1
7が取り付けられている。 一方、トランクルーム13の前端面を形成するバルクヘッ
ド18には、その後面の左右両側に、一対の送りねじ19,1
9が回転自在に支持されている。各送りねじ19,19は、そ
の軸線が上下方向となるようにして互いに平行に配置さ
れている。トランクリッド支持脚16aに取り付けられた
ナット部材17はその送りねじ19に噛み合うようにされて
いる。各送りねじ19,19は、同期シャフト20によって互
いに連結されたギヤボックス21,21を介して、1台のモ
ータ22により同時に同方向に回転駆動されるようになっ
ている。 こうして、車体4側に設置される送りねじ19とそれに噛
み合うトランクリッド12側のナット部材17とによって送
りねじ機構が構成され、その送りねじ機構によって、ト
ランクリッド12がほぼ水平状態を保ったまま昇降される
ようになっている。すなわち、その送りねじ機構とそれ
を駆動するモータ22等の駆動装置とによって、電動式ト
ランクリッド昇降装置23が構成されている。 トランクリッド12は、最も上方まで上昇させたときに
は、ロールバー7よりもやや高くなり、後方に離れて位
置するようにされている。また、最も下方まで下降させ
たときには、トランクルーム13の上面を完全に密閉する
ようにされている。そして、そのトランクルーム閉鎖位
置でトランクリッド12がロックされるようにするため
に、車体4の後端部上面にはアクティブロック装置24が
設けられている。 第2,4図に示されているように、トランクリッド12には
電動式ルーフスライド装置25が設けられている。そのル
ーフスライド装置25は、トランクリッドフレーム16と、
そのフレーム16に設置されて左右一対のスライダ26,26
を前後方向にガイドするガイド体27と、そのスライダ26
及びガイド体27を駆動する駆動機構28とによって構成さ
れている。左右のスライダ26,26は互いに連結され、一
体的に移動するようにされている。 第3〜6図から明らかなように、ガイド体27は、スライ
ダ26に設けられたローラ29,29が転動する左右一対の第
1ガイドレール30,30と、その第1ガイドレール30の後
端部に設けられた後部支持部材である後部支持ローラ31
が転動する左右一対の第2ガイドレール32,32とを備え
ている。左右の第1ガイドレール30,30は連結板33によ
って互いに連結され、第2ガイドレール32,32に沿って
一体的に移動するようにされている。第2ガイドレール
32は一側面が開放したチャンネル状のもので、比較的短
く、トランクリッドフレーム16の後端部から前後方向中
間部やや前寄りの位置まで前方に向かって延びるように
して、トランクリッドフレーム16の両側に固定されてい
る。その第2ガイドレール32は前端が後端より上方に位
置するように傾斜配置され、しかも、その前端部はやや
下方に傾斜するようにされている。 第1ガイドレール30は第2ガイドレール32よりも長く、
最も後退させたときにはその前端がトランクリッドフレ
ーム16の前端寄りに位置するようにされている。トラン
クリッドフレーム16には、その状態で第1ガイドレール
30の前端部を支持する中間支持ローラ34、すなわち中間
支持部材が設けられている。その中間支持ローラ34は、
後退位置にある第1ガイドレール30をほぼ水平状態で支
持するものとされている。トランクリッドフレーム16に
は、更に、第1ガイドレール30を最も後退させたときに
その前端部に係合して上方移動を規制する係止部材(図
示せず)が設けられている。 こうして、第1ガイドレール30は第2ガイドレール32に
よって前後方向に移動自在に支持され、その第1ガイド
レール30によってスライダ26が前後方向に移動自在に支
持されるようになっている。したがって、スライダ26は
第1ガイドレール30と第2ガイドレール32との長さの和
にほぼ等しい距離だけ前後方向に移動可能となってい
る。そして、第1ガイドレール30を最も前方まで移動さ
せたときには、第7図に示されているように、その前端
部はトランクリッドフレーム16の前端から前方に大きく
突出し、ロールバー7の上方にまで達するようにされて
いる。トランクリッドフレーム16の前端には、そのとき
第1ガイドレール30を前寄りの位置で支持する前部支持
ローラ35、すなわち前部支持部材が設けられている。そ
の前部支持ローラ35は第2ガイドレール32の前端より低
い位置に設けられている。したがって、第1ガイドレー
ル30は、前進位置にあるときには前下がりの傾斜状態で
支持されるようになっている。そして、そのときには、
第1ガイドレール30は中間支持ローラ34から離れるよう
にされている。 駆動機構28は、スライダ26及び第1ガイドレール30を前
後方向に移動させるものとされている。第4図から明ら
かなように、その駆動機構28は、モータを内蔵したケー
ブル駆動装置36と、そのケーブル駆動装置36により長さ
方向に駆動される左右一対の第1ケーブル37,37及び第
2ケーブル38,38とによって構成されている。ケーブル
駆動装置36は、第1ガイドレール30の連結板33の中央部
に設置されている。したがって、第1ガイドレール30が
移動するときには、そのケーブル駆動装置36もともに移
動するようになっている。 各側の第1及び第2ケーブル37,38は、ケーブル駆動装
置36のギヤ36aにそれぞれ同側で噛み合うようにされて
いる。したがって、ギヤ36aを例えば第4図で時計方向
に回転させたときには、各ケーブル37,37;38,38がすべ
て引き込まれるようになっている。第1ケーブル37は、
連結板33の側部前端に設けられたガイド39を通して後方
に折り返され、第1ガイドレール30の側面上部に設けら
れた前後方向の案内孔に挿通されて摺動自在に支持され
るようになっている。そして、その後端がスライダ26に
固定連結されている。また、第2ケーブル38は、連結板
33の側部後端に設けられたガイド40を介して前方に折り
返され、第1ガイドレール30の側面下部に設けられた前
後方向の案内孔に挿通されて摺動自在に支持されるよう
になっている。そして、その前端がトランクリッドフレ
ーム16の前端部に固定されている。第1及び第2ケーブ
ル37,38の他端側は自由端とされている。 トランクリッド12と車体4との間には、トランクリッド
12が上昇位置にあるときにもケーブル駆動装置36等に通
電されるようにするために、通電コードをカール状に巻
いたカールコード式等の配線が施されている。 スライダ26には、前方に向けて突出するルーフ駆動ピン
41が取り付けられている。一方、ルーフ3の後端部に
は、第8,9図に示されているように、その後端面に開口
する係止孔42が設けられている。そして、その係止孔42
に、ルーフ駆動ピン41が後方から挿入されるようになっ
ている。 ロールバー7の前部上面には1段低い支持部7aが設けら
れている。ルーフ3の後縁部はその支持部7aの上面に支
持されるようになっている。したがって、ルーフ3が閉
鎖位置にあるときには、そのルーフ3の後端面がロール
バー7の後部によって隠されて、係止孔42が後方に露出
することのないようにされている。 ロールバー7の支持部7aには、閉鎖位置にあるルーフ3
の後縁部を押し上げてルーフ3を第8図に仮想線で示さ
れているように傾斜させる電動式チルトアップ装置43が
設けられている。そして、そのようにルーフ3を傾斜さ
せたときにもその後縁部が係止状態で保たれるようにす
るための電動式チルトロック装置44が設けられている。
また、ルーフ3には、ルーフ駆動ピン41がルーフ3の係
止孔42に挿入されているときにそのルーフ駆動ピン41と
ルーフ3とを係止させる電動式ルーフロック装置(図示
せず)が設けられている。 ルーフ3の前端部下面には、後方に向かう切り欠き状の
係合部45が設けられている。一方、第1ガイドレール30
の前端には、前方に向かって突出する係止部46が設けら
れている。そして、第3図に仮想線で示されているよう
に、ルーフ3を後退させてトランクリッド12のルーフ収
納部15内に完全に収納したときには、それらの係合部45
と係止部46とが互いに係合し、ルーフ3の前端部が係止
保持されるようになっている。 次に、このように構成されたルーフ開閉装置によりルー
フ3を開閉する手順について説明する。 通常は、第10図(A)に示されているように、ルーフ3
は車体4に固定されて車室2の上方を覆う閉鎖状態にあ
り、トランクリッド12も最も下方に位置してトランクル
ーム13を閉鎖した状態にある。 ルーフ3を開くときには、まず、トランクリッド12をロ
ックしているアクティブロック装置24を外す。そして、
トランクリッド昇降装置23のモータ22を作動させる。モ
ータ22が正転すると、送りねじ19が正方向に回転駆動さ
れ、その送りねじ19に噛み合っているトランクリッド12
のナット部材17が押し上げられる。したがって、トラン
クリッド12が水平状態を保ったまま上昇する。 第10図(B)に示されているように、トランクリッド12
が最も上方まで上昇すると、その位置はロールバー7よ
りもやや高くなる。そこで、モータ22を停止させる。 その状態で、ルーフ3の後端をロールバー7に固定して
いるアクティブロック装置9を外す。そして、チルトア
ップ装置43を作動させ、ルーフ3の後端を押し上げる。
すると、ルーフ3は、第10図(C)に示されているよう
に、後端がロールバー7より上方に上昇し、その後端面
の係止孔42が後方に露出する状態となる。 そこで、次にルーフスライド装置25のケーブル駆動装置
36を作動させる。その駆動装置36のモータが正転する
と、ギヤ36aが第4図で時計方向に回転する。したがっ
て、右側(第4図で上側)の第1及び第2ケーブル37,3
8が左側に引かれ、左側の第1及び第2ケーブル37,38は
右側に引かれる。第1ケーブル37が引かれると、その後
端に連結されているスライダ26が第1ガイドレール30に
沿って前方へ移動する。また、第2ケーブル38はその前
端がトランクリッドフレーム16に固定されているので、
第2ケーブル38が引かれると、ケーブル駆動装置36が設
置されている連結板33に前方に向けての力が作用し、第
1ガイドレール30が第2ガイドレール32に沿って前方へ
移動する。 こうして、スライダ26は、前進する第1ガイドレール30
に沿って更に前進する。したがって、スライダ26の移動
距離及び移動速度はともに大きくなる。そして、第1ガ
イドレール30が最も前方まで移動したときには、スライ
ダ26もその第1ガイドレール30の前端にまで達する。そ
のときには、第1ガイドレール30はトランクリッド12か
ら大きく前方に突出し、その前端がロールバー7の上方
にまで達するので、スライダ26に設けられたルーフ駆動
ピン41はルーフ3の後端部と係合する位置となる。第7
図はこのときの状態に対応する。 この間において、第1ガイドレール30の後端の後部支持
ローラ31が転動する第2ガイドレール32はその前端側が
上方に傾斜するようにされているので、第1ガイドレー
ル30は前方に移動するに従って前下がりの状態となる。
そして、後部支持ローラ31が第2ガイドレール32の下方
に傾斜した前端部にまで達すると、第1ガイドレール30
の中間部が前部支持ローラ35に支持されるようになり、
その後は第1ガイドレール30はその傾斜を保ったまま前
進することになる。一方、ルーフ3は、チルトアップ装
置43によってその第1ガイドレール30の傾斜に対応した
傾斜状態に保持されている。したがって、スライダ26が
第1ガイドレール30に沿って前進することにより、ルー
フ駆動ピン41がルーフ3の後端の係止孔42に嵌合され
る。こうして、第10図(D)の状態となる。 次いで、ルーフロック装置を作動させ、ルーフ3とルー
フ駆動ピン41とを係止する。それによって、ルーフ3は
ルーフ駆動ピン41に結合された状態となる。そこで、チ
ルトロック装置44を外す。また、ルーフ3の前端をフロ
ントクロスメンバ6に固定しているアクティブロック装
置8を外す。そして、ルーフスライド装置25を作動さ
せ、スライダ26及び第1ガイドレール30を後退させる。
すると、ルーフ駆動ピン41に結合されたルーフ3がその
スライダ26とともに後退し、車体4から離れる。 このとき、ルーフ3はルーフ駆動ピン41を介して第1ガ
イドレール30により片持ち状で支持されることになる
が、その第1ガイドレール30は後部支持ローラ31と前部
支持ローラ35とにより2点支持されているので、その支
持剛性は大きい。したがって、第1ガイドレール30がト
ランクリッド12から大きく突出しているにもかかわら
ず、ルーフ3は安定した状態で支持される。 こうして、ルーフ3は後方へ向かってスライドし、第10
図(E)に示されているように、トランクリッド12のル
ーフ収納部15内に収納される。第3図の仮想線はこのと
きの状態に対応する。第1ガイドレール30が最も後退す
ると、その第1ガイドレール30は前端が中間支持ローラ
34によって支持され、後端が後部支持ローラ31によって
支持される。したがって、その第1ガイドレール30は水
平状態となり、ルーフ3は安定した状態で支持される。
また、そのときには、ルーフ3の前端部下面に設けられ
た係合部45が第1ガイドレール30の前端に設けられた係
止部46に係合することにより、ルーフ3の前端部が係止
保持される。したがって、ルーフ3のがたつきが防止さ
れる。 このようにして、ルーフ3はトランクリッド12のルーフ
収納部15内に収納され、ルーフスライド装置25、すなわ
ちトランクリッド12に支持された状態となる。そこで、
次にトランクリッド昇降装置23のモータ22を逆転させ、
ルーフ3を収納したトランクリッド12を下降させる。そ
して、第10図(F)に示されているように、トランクリ
ッド12がトランクルーム閉鎖位置に達したところでモー
タ22を停止させ、アクティブロック装置24を作動させて
トランクリッド12を車体4に固定する。 こうして、ルーフ3の開放操作が完了する。この間にお
いて、ドアガラス10a及びリヤウインドウガラス11も開
放される。したがって、極めて広い開放感が得られるこ
とになる。 ルーフ3を閉じるときには、開くときと全く逆の手順で
行えばよい。 このように、このルーフ開閉装置においては、トランク
リッド12、すなわちルーフスライド装置25の昇降とルー
フ3の前後方向のスライドとを順に行うことによってル
ーフ3が開閉される。したがって、そのためのトランク
リッド昇降装置23及びルーフスライド装置25を電動式の
ものとすることにより、ルーフ3の開閉を完全に自動化
することができる。 そして、ルーフ駆動ピン41の前後方向移動をガイドする
ガイド体27を第1ガイドレール30と第2ガイドレール32
とからなる2段スライド式のものとすることによって、
個々のガイドレール30,32は短くても、ルーフ駆動ピン4
1をトランクリッド12から大きく突出させることが可能
となるので、トランクリッド12が上昇位置においてルー
フ3の後方に遠く離れるような場合にも、そのルーフ駆
動ピン41をルーフ3に係止させることが可能となる。し
たがって、トランクリッド12の昇降時におけるロールバ
ー7等との干渉を確実に防止することができる。また、
ガイドレール30,32を短いものとすることによって、通
常時にはそれらをトランクリッド12内に完全に収納させ
ることができる。 しかも、トランクリッドフレーム16の前端に前部支持ロ
ーラ35を設け、第1ガイドレール30の前進時、その第1
ガイドレール30が前寄りの位置でその前部支持ローラ35
に支持されるようにすることにより、第1ガイドレール
30は後端の後部支持ローラ31と前部支持ローラ35とによ
って2点支持されるようになるので、その支持剛性は高
くなる。したがって、第1ガイドレール30の前端に移動
したルーフ駆動ピン41によっても十分にルーフ3を支持
させることができる。また、第1ガイドレール30の後退
時にはその前端部が中間支持ローラ34に支持されるよう
にすることにより、やはり第1ガイドレール30が2点支
持されるようになるので、ルーフ3の開放時、そのルー
フ3を安定した状態で支持させることができる。 更に、ルーフ3の前端部下面に係合部45を設けるととも
に、第1ガイドレール30の前端にその係合部45に係合す
る係止部36を設けることにより、ルーフ3の後退時、そ
れら係合部45と係止部46とが自動的に係合して、ルーフ
3の前端部がトランクリッド12に係止保持されるように
なる。したがって、ルーフ3を開放した状態での走行中
における車体振動等によってルーフ3ががたつくことも
防止される。ルーフ3を閉じるときには、ルーフ3を前
進させるだけでその係合が外れるので、その場合にも特
別な操作は必要としない。 トランクリッド12は、このようなルーフ3の開閉操作の
とき以外にも単独で開閉されるようにしておく。例えば
車体後方からのキー操作あるいは運転席に設けられたト
ランクリッド開閉スイッチの操作によってもアクティブ
ロック装置24及びトランクリッド昇降装置23が作動され
るようにする。それによって、ルーフ3の開閉に関係な
くトランクリッド12が開閉されるようになり、トランク
ルーム13内の荷物の出し入れが可能となる。 なお、上記実施例においては、ルーフ3にルーフ駆動ピ
ン41を係止させるとき、ルーフ3をチルトアップさせる
ものとしているが、ルーフ3の後端の係止孔42が露出し
ても問題とならないような場合には、そのためのチルト
アップ装置43は省略することもできる。 また、ルーフ駆動ピン41を前後移動させるための駆動機
構28として、スライダ26を移動させる第1ケーブル37と
第1ガイドレール30を移動させる第2ケーブル38とを用
いるようにしているが、例えばスライダ26が後方から押
圧されることによって前進し、そのスライダ26が第1ガ
イドレール30の前端に係合することによって第1ガイド
レール30が前進するようにしておけば、スライダ26の駆
動機構のみとすることもできる。 更に、第1ガイドレール30をスライド自在に支持する支
持部材としてローラ31,34,35を用いるようにしている
が、それらを摩擦係数の小さい樹脂製の固定支持部材と
することもできる。 また、ルーフ3の収納時、そのルーフ3の前端部を係止
する係止部46は、上記実施例のように第1ガイドレール
30に設ける代わりに、トランクリッドフレーム16に設け
るようにすることもできる。 更に、上記実施例においては、ルーフ3を収納するルー
フ収納部15をトランクリッド12の内部に設けるようにし
ているが、トランクリッドパネル14上にルーフスライド
装置25を設置して、トランクリッド12上にルーフ3を支
持させるようにしたり、トランクリッド12とは別にルー
フスライド装置25を設けて、そのルーフスライド装置25
を昇降装置によって昇降させるようにしたりすることも
できる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ルー
フを前後方向にスライドさせるとともにルーフを支持し
得るルーフスライド装置を、ルーフの後方において昇降
させるようにしているので、ルーフの開閉操作を容易に
自動化することができる。そして、そのルーフスライド
装置のガイド体を、ルーフに結合されるルーフ駆動ピン
を前後方向に移動自在に支持する第1ガイドレールとそ
の第1ガイドレールを前後方向に移動自在に支持する第
2ガイドレールとによって構成するようにしているの
で、各ガイドレールを短いものとしてコンパクトに構成
されるようにしながら、ルーフ駆動ピンの移動量を大き
くすることができる。また、第1ガイドレールが前進位
置においても2点支持されるようにすることにより、十
分な支持剛性が得られるようになるので、その先端に移
動したルーフ駆動ピンによってルーフを支持させること
ができる。したがって、ルーフスライド装置をルーフか
ら離れた位置で昇降させるようにすることが可能とな
り、その設計の自由度が増す。 また、そのルーフスライド装置によってルーフを後方に
スライドさせたとき、ルーフの前端部が係止されるよう
にしているので、ルーフを開放した状態で走行するとき
にも、収納されたルーフががたつくことを防止すること
ができる。
フを前後方向にスライドさせるとともにルーフを支持し
得るルーフスライド装置を、ルーフの後方において昇降
させるようにしているので、ルーフの開閉操作を容易に
自動化することができる。そして、そのルーフスライド
装置のガイド体を、ルーフに結合されるルーフ駆動ピン
を前後方向に移動自在に支持する第1ガイドレールとそ
の第1ガイドレールを前後方向に移動自在に支持する第
2ガイドレールとによって構成するようにしているの
で、各ガイドレールを短いものとしてコンパクトに構成
されるようにしながら、ルーフ駆動ピンの移動量を大き
くすることができる。また、第1ガイドレールが前進位
置においても2点支持されるようにすることにより、十
分な支持剛性が得られるようになるので、その先端に移
動したルーフ駆動ピンによってルーフを支持させること
ができる。したがって、ルーフスライド装置をルーフか
ら離れた位置で昇降させるようにすることが可能とな
り、その設計の自由度が増す。 また、そのルーフスライド装置によってルーフを後方に
スライドさせたとき、ルーフの前端部が係止されるよう
にしているので、ルーフを開放した状態で走行するとき
にも、収納されたルーフががたつくことを防止すること
ができる。
第1図は、本考案によるルーフ開閉装置の一実施例を示
すもので、そのルーフ開閉装置を備えたオープンルーフ
式自動車の要部を示す概略斜視図、 第2図は、そのルーフ開閉装置の要部の分解斜視図、 第3図は、そのルーフ開閉装置の要部の縦断側面図、 第4図は、そのルーフ開閉装置におけるルーフスライド
装置の平面図、 第5図は、第4図のV−V線に沿う横断面図、 第6図は、第4図のVI-VI線に沿う拡大断面図、 第7図は、ルーフ駆動ピンが最も前進したときの状態を
示す第3図と同様の縦断側面図、 第8図は、ルーフが閉鎖位置にあるときの状態を示す縦
断側面図、 第9図は、第8図のIX-IX線から見たルーフの背面図、 第10図(A)〜(F)は、そのルーフ開閉装置によりル
ーフを開放するときの手順を示す説明図である。 1……オープンルーフ式自動車、2……車室 3……ルーフ、4……車体 6……フロントクロスメンバ 7……ロールバー、12……トランクリッド 15……ルーフ収納部 16……トランクリッドフレーム 23……トランクリッド昇降装置(ルーフスライド装置の
昇降装置) 25……ルーフスライド装置 27……ガイド体、28……駆動機構 30……第1ガイドレール 31……後部支持ローラ(後部支持部材) 32……第2ガイドレール 34……中間支持ローラ(中間支持部材) 35……前部支持ローラ(前部支持部材) 36……ケーブル駆動装置 37……第1ケーブル、38……第2ケーブル 41……ルーフ駆動ピン、42……係止孔 43……チルトアップ装置、45……係合部 46……係止部
すもので、そのルーフ開閉装置を備えたオープンルーフ
式自動車の要部を示す概略斜視図、 第2図は、そのルーフ開閉装置の要部の分解斜視図、 第3図は、そのルーフ開閉装置の要部の縦断側面図、 第4図は、そのルーフ開閉装置におけるルーフスライド
装置の平面図、 第5図は、第4図のV−V線に沿う横断面図、 第6図は、第4図のVI-VI線に沿う拡大断面図、 第7図は、ルーフ駆動ピンが最も前進したときの状態を
示す第3図と同様の縦断側面図、 第8図は、ルーフが閉鎖位置にあるときの状態を示す縦
断側面図、 第9図は、第8図のIX-IX線から見たルーフの背面図、 第10図(A)〜(F)は、そのルーフ開閉装置によりル
ーフを開放するときの手順を示す説明図である。 1……オープンルーフ式自動車、2……車室 3……ルーフ、4……車体 6……フロントクロスメンバ 7……ロールバー、12……トランクリッド 15……ルーフ収納部 16……トランクリッドフレーム 23……トランクリッド昇降装置(ルーフスライド装置の
昇降装置) 25……ルーフスライド装置 27……ガイド体、28……駆動機構 30……第1ガイドレール 31……後部支持ローラ(後部支持部材) 32……第2ガイドレール 34……中間支持ローラ(中間支持部材) 35……前部支持ローラ(前部支持部材) 36……ケーブル駆動装置 37……第1ケーブル、38……第2ケーブル 41……ルーフ駆動ピン、42……係止孔 43……チルトアップ装置、45……係合部 46……係止部
Claims (3)
- 【請求項1】ルーフが車体に対して着脱可能とされたオ
ープンルーフ式自動車において; 前記ルーフの後端面に設けられた係止孔と、 その係止孔に後方から挿入されて係止されることにより
前記ルーフに結合されるルーフ駆動ピンと、 そのルーフ駆動ピンを前記ルーフの後方において前後方
向にガイドするガイド体及びそのルーフ駆動ピンを前後
方向に移動させる駆動機構を備え、前記ルーフに結合さ
れたルーフ駆動ピンを後退させることによりそのルーフ
を支持するルーフスライド装置と、 そのルーフスライド装置を上下方向に移動させる昇降装
置と、からなり、 前記ガイド体が、前記ルーフ駆動ピンを前後方向に移動
自在に支持する第1ガイドレールとその第1ガイドレー
ルを前後方向に移動自在に支持する第2ガイドレールと
を備えていることを特徴とする、 オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置。 - 【請求項2】前記第1ガイドレールの後端部に、前記第
2ガイドレールによって支持される後部支持部材が設け
られるとともに、 前記ルーフスライド装置の前端部に、前記第1ガイドレ
ールが前進位置にあるときその第1ガイドレールを前寄
りの位置において支持する前部支持部材が設けられてい
て、 前記ルーフスライド装置の前記前部支持部材より後方位
置に、前記第1ガイドレールが後退位置にあるときには
その前端部を支持するが、その第1ガイドレールが前記
前部支持部材に支持されるときにはその第1ガイドレー
ルから離れる中間支持部材が設けられている、 請求項1記載のルーフ開閉装置。 - 【請求項3】ルーフが車体に対して着脱可能とされたオ
ープンルーフ式自動車において; 前記ルーフの後端面に設けられた係止孔と、 その係止孔に後方から挿入されて係止されることにより
前記ルーフに結合されるルーフ駆動ピンと、 そのルーフ駆動ピンを前記ルーフの後方において前後方
向にガイドするガイド体及びそのルーフ駆動ピンを前後
方向に移動させる駆動機構を備え、前記ルーフに結合さ
れたルーフ駆動ピンを後退させることによりそのルーフ
を支持するルーフスライド装置と、 そのルーフスライド装置を上下方向に移動させる昇降装
置と、からなり、 前記ルーフスライド装置に、前記ルーフを後退させたと
きそのルーフの前端部に係合してその前端部を係止保持
する係止部が設けられていることを特徴とする、 オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7430590U JPH0746570Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置 |
| DE4026120A DE4026120C2 (de) | 1989-08-18 | 1990-08-17 | Vorrichtung zum Öffnen und Schließen eines Daches eines Fahrzeugs mit offenem Dach |
| US07/569,036 US5031949A (en) | 1989-08-18 | 1990-08-17 | Apparatus for opening and closing roof of open roof car |
| GB9018219A GB2236989B (en) | 1989-08-18 | 1990-08-20 | Apparatus for opening and closing roof of open roof car |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7430590U JPH0746570Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0435023U JPH0435023U (ja) | 1992-03-24 |
| JPH0746570Y2 true JPH0746570Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31613882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7430590U Expired - Lifetime JPH0746570Y2 (ja) | 1989-08-18 | 1990-07-16 | オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746570Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP7430590U patent/JPH0746570Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0435023U (ja) | 1992-03-24 |
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