JPH074692B2 - ストリツプのトリミング方法 - Google Patents

ストリツプのトリミング方法

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JPH074692B2
JPH074692B2 JP61087789A JP8778986A JPH074692B2 JP H074692 B2 JPH074692 B2 JP H074692B2 JP 61087789 A JP61087789 A JP 61087789A JP 8778986 A JP8778986 A JP 8778986A JP H074692 B2 JPH074692 B2 JP H074692B2
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富夫 小松
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川崎製鉄株式会社
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【発明の詳細な説明】 〈発明の目的〉 産業上の利用分野 本発明はストリップのトリミング方法に係り、詳しく
は、トリミング時のストリップ面に垂直な剪断反力を求
めた上で、この剪断反力から剪断されているトリミング
位置のストリップの板厚を求め、この板厚に応じて上下
刃間のクリアランスや、オーバーラップのラップ量を調
整してストリップをトリミングする方法に係る。
従来の技術 近年、生産コストの低減化ならびに歩留りの向上を目的
として、熱延工程には、ストリップの板幅の自動制御装
置、すなわち、AWCの導入がはかられている。
このAWCの導入によって、次工程、例えば、スリッター
や、シャー、更に酸洗ラインにおいて、エッジトリミン
グするときに、トリミング代を減少させることが行なわ
れている。
しかし、ストリップ先後端部の非定常領域には、AWCの
適用に限度がある。先後端部でのキャンバー等によって
トリミング代を減少させた場合には、熱延板などのスト
リップのエッジドロップによって板厚が急激に過薄にな
る。
そこで、トリミングが先後端部に達すると、上下刃物間
のクリアランスやオーバーラップが相対的に過大とな
る。更に、このようにクリアランスやオーバーラップが
過大になると、 (1)、トリミング面の品質が悪化し、次工程の冷間圧
延後に耳アレ、耳ワレが発生する。
(2)、トリミング屑の分離が不能になる。
このようなところから、従来から、ストリップに対し、
上刃と下刃をストリップ幅方向に移動させてクリアラン
スやオーバーラップを変更できるスリッタが開発されて
いる(例えば、特開昭58−81515号公報)。
しかし、このスリッタであっても、実際に走行中にクリ
アランスやオーバーラップを実際に変更することはむづ
かしく、ストリップの前後端部において、ストリップの
キャンバーによりトリミング代が変化する場合や、エッ
ジドロップの影響から板厚が急激に変化する場合には、
これに追従してクリアランスおよびオーバーラップを変
更できるトリミング技術は開発されていない。
このため、トリミング代を減少させると云っても、限界
が生じる。
トリマーにおける上刃、下刃のクリアランスおよびオー
バーラップはストリップの中央部を基準板厚にとって、
これにより決められ、ストリップの前後端部のエッジド
ロップに対する考慮は払われていない。とくに、トリミ
ング代を減少させる場合には、ストリップの前後端部の
エッジドロップの影響を大きく、これを無視して上記の
ようにクリアランス、オーバーラップを決めると、上記
のような問題が生じる。
発明が解決しようとする問題点 本発明はこれらの問題点の解決を目的とし、詳しくは、
上刃と下刃のクリアランスを、ストリップの板幅やトリ
ミング位置の板厚を調整して、トリミング代の減少を達
成でき、歩留り向上およびトラブル防止をはかることが
できるトリミング方法を提供することを目的とする。
〈発明の構成〉 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明方法はトリマー装置の上刃と下刃の間
で、ストリップのエッジ部を連続的にトリミングする際
に、予め、トリミングされるストリップの鋼種毎に、そ
のストリップの板厚とストリップ面に垂直方向の剪断反
力との関係を求めておき、ストリップの表面に垂直な剪
断反力を連続的に検出し、この検出値からトリミング位
置のストリップの板厚変化を求め、この板厚変化に応じ
て、上刃と下刃のクリアランスまたはオーバーラップの
一方または双方を調整することを特徴とする。
以下、図面によって本発明の構成ならびに作用を説明す
ると、次の通りである。
まず、第1図には、本発明方法を実施するトリマー装置
の一例の斜視図である。この装置には、ロードセル5が
組込まれ、このロードセル5によってストリップの表面
に対し垂直な方向の剪断反力が検出できる。
符号1はトリマー上刃、2はトリマー下刃であり、各々
の刃1、2はスピンドル(図示せず)を介してトリマー
軸箱3および4によって保持され、回転される。
上刃1は軸箱3とともに垂直方向に昇降し、下刃2に対
するオーバーラップが調整自在に構成されている。下刃
2は軸箱4とともに横方向に移動し、上刃1との間のク
リアランスが調整自在に構成されている。
すなわち、ベース23にモータ9により回転駆動されるウ
ォーム8ならびにそれにかみ合うウォームギヤ7を介し
て、ウォームギヤ7とねじ係合するスクリュウ軸6を駆
動し、軸箱3を上下に昇降させてオーバーラップを調整
する。
スクリュウ6と軸箱3の間に介在するロードセル5によ
って、ストリップ面に垂直な方向の剪断反力Pが直接受
けられる。
一方、モータ22により回転駆動されるウォーム21ならび
にそれにかみ合うウォームギヤ20を介して、ウォームギ
ヤ20にねじ係合するねじ軸24を左右若しくは横方向に移
動させて、クリアランスを調整する。
なお、上刃1は横方向には移動することなく固定される
一方、下刃2は上下方向に移動することなく固定されて
いる。さらに、この構成のトリマー装置は左右方向、つ
まり、横方向に移動し、ストリップの幅に応じてトリミ
ング幅が調整できる。
以上の通り構成のトリマー装置によってストリップをト
リミングする際に、ロードセル5によって剪断反力を検
出する一方、この剪断反力からストリップの板厚を推測
し、この板厚に応じて、クリアランスの量や、オーバー
ラップのラップ量などを調整する。
すなわち、第2図は本発明法によってトリミング時のス
トリップ面に垂直な剪断反力にもとずいてクリアランス
を制御する制御装置の一例の回路を示す。第2図におい
て、10はストリップ、11は制御装置である。この制御装
置11にはストリップ10の鋼種A、B、C…………に応じ
て数式を選択し、下記の演算回路12、13、14、15を備え
ている。
回路12には、ロードセル5の出力値としてトリミング時
のストリップ面に垂直な剪断反力Pが検出されると、鋼
種に応じて選択されたストリップ板厚tと剪断反力Pの
関係式からストリップの板厚が求められる。すなわち、
基準板厚toを有するストリップをトリミングするときの
ストリップ面の剪断反力を基準剪断反力Poとし、この基
準剪断反力Poとの実測剪断反力Pmの差をΔPとする。こ
のΔPに基づいて基準板厚toに対する板厚変動量Δtを
演算し、ストリップの板厚の変動を求める。
次に、回路13によって、板厚変動量Δtに対応するクリ
アランスの修正量ΔCを演算する。
一方、回路14によって選択された鋼種について基準板厚
toに対応する基準クリアランスCoを求めておく。
回路15には、基準クリアランスCoと先に求めたクリアラ
ンス修正量ΔCのほかに、トリマー装置で上下刃1、2
で実測された実測クリアランスCFBが導入される。
これら情報Co、ΔC、CFBにもとづいて、クリアランス
調整量Cpを、 Cp=Co+ΔC−CFB ……(1)、 (1)式で演算する。
このCpが零になるように、モータ22、ウォーム21、ウォ
ームギヤ20ならびにねじ軸24から成るクリアランス調整
装置によりクリアランスが自動的に調整される。
なお、トリミングすべきストリップの鋼種A、B、C、
…………が入力されると、各制御回路12、13、14、15に
おいては、その鋼種に対応する数式が選択され、制御回
路12、14には基準板厚to(通常は上記の通りストリップ
中央部の板厚である)を入力しておく。
要するに、本発明では、ロードセル5によりストリップ
面に垂直な剪断反力Pmが測定されると、回路12で基準板
厚toに対する板厚変動量Δtが演算され、このΔtより
回路13でクリアランスの修正量ΔCが求まる。
回路14からは基準板厚toに対応する基準クリアランスCo
が出力され、前記クリアランス修正量ΔCとともに回路
15に入力される。
一方、上下刃1、2間のクリアランスの実測値CFBも回
路15にフィードバックされ、クリアランス調整量Cpが演
算される。このCpが零になるよう、上下刃1、2間のク
リアランスが調整される。
また、第3図は他の実施例で、この例では鋼種A、B、
C、…………毎に剪断反力Pと板厚tの関係式、板厚t
とクリアランスCの関係式を各制御回路25および26に内
蔵させたものである。
すなわち、上下刃物に作用する剪断反力をロードセル5
で検出し、この検出値Pから回路25で直接板厚tを求め
る。
この板厚tに対応するクリアランスCは回路26で求め
る。さらに、回路27でこのクリアランスCとクリアラン
ス実測値CFBとを比較し、その差Cpが零になるよう、モ
ータ22、ウォーム21、ウォームギヤ20ならびにねじ軸24
から成るクリアランス調整装置によってクリアランスを
自動調整する。
なお、以上のところはクリアランスの自動調整について
述べたが、オーバーラップについても、ロードセルによ
って剪断反力を検出し、この検出値から連続的に板厚を
求め、この板厚に対応してオーバーラップのラップ量を
全く同様に自動調整できる。ここでは説明が重複するた
め、説明を省略する。
もちろん鋼種及び板厚変化の条件により、クリアランス
またはオーバーラップの一方の調整のみで良い場合もあ
り、その両者を同時に調整する必要がある場合もある。
演算回路にはこれをも考慮された数式を用意する。
実施例 以下、実施例によって更に説明する。
まず、第2図に示すクリアランス制御装置によって、本
発明法によって、トリミン時のクリアランスを制御した
ところ、第4図(a)、(b)および(c)に示す通り
であった。
ストリップのトリミングのときに、第4図(a)に示す
ように板幅は変化した。この板幅の変化に応じて、ロー
ドセルにおいては第4図(b)に示すように剪断反力の
変動ΔPが検出された。
このように板厚などが変動するのに拘らず、本発明法で
調整すると、第4図(c)に示すように、これらの変動
に対応してクリアランスは調整され、次の工程で耳アレ
などのトラブルが発生しなかった。
ストリップをトリミングするときには、第4図(a)お
よび(b)に示すように、板幅が変化(a)および
(b)に示すように、板幅が変化(ΔB)し、この変化
ΔBにもとづいて剪断反力が変化(ΔP)する。それに
も拘らず、従来ではクリアランス一定の条件でトリミン
グを行なっている。
これに対し、本発明法であると、板幅の変化に応じての
剪断反力の変化ならびに板厚の変化を求め、これに対応
して適正クリアランスに修正できる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明方法は、上刃と下刃の間で
剪断されているストリップのエッジ部、つまり、トリミ
ング位置のエッジ部におけるその面に垂直な方向の剪断
反力の変化を連続的に検出して、これから、トリミング
位置にあるストリップの板厚変化を求め、この板厚変化
に応じて上刃と下刃のクリアランス及び/又はオーバー
ラップを調整してトリミングする。本発明法によると、
従来は板厚の約3.5倍(両側)で必要であったトリミン
グ代が板厚の約2倍(両側)程度でトリミングが十分に
なる。
したがって、材料は大幅に減少させることができ、耳ア
レ、耳ワレ等の品質トラブルおよびトリミング失敗等に
よるライン停止も大幅に減少できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するトリマー装置の一例の斜
視図、第2図は本発明法でクリアランスを制御する制御
回路図の一例のブロック図、第3図は他の制御回路図の
ブロック図、第4図(a)、(b)、および(c)は本
発明方法で制御した例を示す各グラフである。 符号1……上刃 2……下刃 3……上刃軸受箱 4……下刃軸受箱 5……ロードセル 6……圧下スクリュー 7、20……ウォームギヤ 8、21……ウォーム 9……モータ 10……ストリップ 11……トリマー制御装置 12、13、14、15……制御回路 22……モータ 23……ベース 24……ねじ軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリマー装置の上刃と下刃の間で、ストリ
    ップのエッジ部を連続的にトリミングする際に、 予め、トリミングされるストリップの鋼種毎に、そのス
    トリップの板厚とストリップ面に垂直方向の剪断反力と
    の関係を求めておき、前記ストリップの表面に垂直な剪
    断反力を連続的に検出し、この検出値からトリミング位
    置のストリップの板厚変化を求め、この板厚変化に応じ
    て、上刃と下刃のクリアランスまたはオーバーラップの
    一方または双方を調整することを特徴とするストリップ
    のトリミング方法。
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