JPH0747143B2 - 化粧材の製造方法 - Google Patents

化粧材の製造方法

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JPH0747143B2
JPH0747143B2 JP62117736A JP11773687A JPH0747143B2 JP H0747143 B2 JPH0747143 B2 JP H0747143B2 JP 62117736 A JP62117736 A JP 62117736A JP 11773687 A JP11773687 A JP 11773687A JP H0747143 B2 JPH0747143 B2 JP H0747143B2
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resin
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urethane
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秀樹 加藤
誠 竹村
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Inctec Inc
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Inctec Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はキャビネット,ステレオボックス等の家具や壁
面等における表面化粧用シートとして使用される化粧材
の製造方法に関するもので、耐溶剤性,耐擦傷性,耐摩
耗性等に優れた性質を有するところの、表面層がポリウ
レタン樹脂層で構成されている化粧材を、極めて効率良
く、かつ安価に得る方法を提供するものである。
[従来の技術] 各種の家具や壁面等における表面化粧用シートすなわち
化粧材には、加工性がよく、また安価であるなどの理由
からポリ塩化ビニル樹脂をカレンダー方式やキャステイ
ング方式などでシート化したものが使われているが、こ
れは、ポリ塩化ビニル樹脂シート中の可塑剤で表面が汚
染され易く、また可塑剤が他の物体の表面へ移行しやす
いという欠点を有している。
また、前記ポリ塩化ビニル樹脂シートからなる化粧材の
前記欠点を解消するシートとして、 1)化粧用シートの表面を更にポリアクリル酸エステル
樹脂液で処理したもの、 2)化粧用シートの表面に、ポリエステルフィルム,ア
クリル酸エステルフィルム,エチレン・ビニルアルコー
ル共重合体フィルム等のフィルムをラミネートしたも
の、 3)化粧用シートに紫外線硬化型塗料をコーテイング
し、これを紫外線によって硬化させたもの、 4)化粧用シートに対して、ポリオール樹脂とポリイソ
シアネート樹脂とからなるウレタン樹脂生成能を有する
樹脂によるコーテイング層を形成し、ポリウレタン樹脂
層を形成したもの、 等が存する。
[発明が解決しようとする問題点] しかして、前記した従来の化粧材の中の、 前記1)項のものは、依然として可塑剤の移行を完全に
防止することはできなく、また、表面層の耐溶剤性が悪
く、油性インキ等に対する汚染防止性も無く、更には、
表面層が低分子量の樹脂で構成されているので、耐擦傷
性が悪いという欠点をも有しており、 2)項のものは、製造コストが高く、また風合いも悪い
うえに加工適正においても劣る等の欠点を有しており、 3)項のものは、製造コストが高くまた風合いも悪いう
えに、紫外線照射装置が必要である等の難点を有してお
り、 4)項のものは、塩化ビニル樹脂シート中における可塑
剤がポリウレタン樹脂塗料の硬化性を阻害するために、
巻き取り時にブロッキングが発生し易く、また塩化ビニ
ル樹脂シートとポリウレタン樹脂層との間の密着性も不
安定で、かつポリウレタン樹脂層を硬化させる際に加
熱,乾燥すると、化粧材自体が伸びてしまって定形の寸
法の化粧材が得られないことから、ポリウレタン樹脂層
の硬化に加熱,乾燥を利用することができなく、ポリウ
レタン樹脂層の硬化が不十分となってブロッキングが発
生し易いという弊害をも発生する。
これに対して本発明の化粧材の製造方法は、ポリウレタ
ン樹脂層と化粧シートとの間の密着性が良く、しかも巻
き取り時の耐ブロッキング性も良好で、しかも耐溶剤性
と耐汚染性とに対しても優れた性質を有する化粧材を、
極めて効率良く、かつ安価に製造する方法を提供するも
のである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の化粧材の製造方法は、ポリ塩化ビニル樹脂、紙
又は樹脂塗工紙からなる化粧材用基材シート(以下化粧
材用基材シートと略す)に対して、ウレタン反応触媒を
含有するポリ塩化ビニル樹脂、アクリル系樹脂又はウレ
タン系樹脂によるコーテイング剤を塗着する第1工程
と、第1工程で得られた塗着層上に、ポリオール樹脂と
ポリイソシアネート樹脂の混合物で、かつウレタン反応
触媒を含有しないコーテイング剤を塗着する第2工程か
らなる化粧材の製造方法である。
前記構成からなる本発明の化粧材の製造方法において、
各コーテイング剤が塗着される化粧材用基材シートは、
ポリ塩化ビニル樹脂シートをはじめとする各種樹脂シー
ト全般、晒クラフト紙,チタン紙,リンター紙,板紙,
薄葉紙,石膏ボード紙、更には前記各紙に塩化ビニルシ
ート等を貼着した積層シートや塩化ビニル樹脂等をコー
テイングした樹脂塗工紙等が使用される。
前記化粧材用基材シートに対して塗着される第1工程の
ウレタン反応触媒を含有する樹脂のコーテイング剤(以
下、下塗層り形成用コーテイング剤という)は、例え
ば、ポリ塩化ビニル,アクリル系樹脂,ウレタン系樹脂
等であるが、化粧材用基材シートとして使用されるシー
トが可塑剤10%以上を含有する透明塩化ビニルシートの
場合には、該シートの製造後長時間を経たものは可塑剤
がシート表面にブリードアウトしており、コーテイング
剤によって形成される樹脂層と化粧材用基材シートとの
密着性が不十分となるため、前記下塗り層形成用のコー
テイング剤はウレタン樹脂によるコーテイング剤を使用
するのが好ましい。なお、ウレタン樹脂には、ポリエス
テルウレタン樹脂,アクリルウレタン樹脂,ポリエステ
ル−エーテルウレタン樹脂等が存するが、ポリエステル
ウレタン樹脂の乾燥初期に凝集力が特に優れる高分子タ
イプのものが好適である。
前記下塗り樹脂層形成用のコーテイング剤中に含有され
るウレタン反応触媒は、ウレタン化反応が第3級アミ
ン,金属塩等によって促進され、また、イソシアネート
の三量化やカルボンジイミド化が第3級アミン,ホスフ
ィン,ホスフィンオキシド等によって促進される関係か
ら、例えば、トリエチレンジアミン,トリエチルアミ
ン,ジメチルベンジルアミン,ジメチルラウリルアミ
ン,ジメチルピペラジン,テトラメチルエチレンジアミ
ン,テトラメチルプロピルジアミン,ヘキサメチレンテ
トラミン等で、アミン基が多量になる程反応速度が大き
くなる。また、金属触媒としては、ナフテン酸塩類でC
u,Pb,Zn,Co,Ni,Mn等、錫化合物として、塩化第1錫,テ
トラn−ブチル錫,塩化第2錫,トリ−n・ブチルチン
アセテート,n−ブチルチントリクロライド,トリメチル
チンハイドロオキサイド,ジメチルチンジクロライド,
ジブチルチンジラウレート,ジブチルチンジマレート,
ジブチルチンジメチルカプタイト等であり、特に錫化合
物の触媒作用が大きい。なお、前記ウレタン反応触媒は
1種または2種以上の混合物で使用されるものであり、
コーテイング剤中の0.5〜10wt.%程度で含有されるが、
この含有量が多すぎると、得られる下塗り樹脂層の耐ブ
ロッキング性が悪くなる場合が出てくる。
前記ウレタン反応触媒を含有するコーテイング剤は、化
粧材用基材シートに対して、例えば、グラビア印刷,グ
ラビアコーター,ロールコーター等のコーテイング手段
で塗着される。
前記ウレタン反応触媒を含有する樹脂によるコーテイン
グ剤を塗着する第1の工程を経た後に実施される第2の
コーテイング剤の塗着は、アクリルポリオール樹脂やポ
リエステルポリオール樹脂等のポリオール樹脂と、ポリ
イソシアネート樹脂とからなるウレタン樹脂生成能を有
する樹脂によるコーテイング剤を使用して行なわれるも
のである。なお、前記ポリオール樹脂は一分子中に2個
以上の水酸基を具備する樹脂で、例えばポリエチレング
リコール,末端に水酸基を有するポリエステル,ポリエ
ーテルポリオール,アクリル系ポリオール等であり、特
にアクリル系ポリオールが好適に使用される。また、ポ
リイソシアネート樹脂は、分子中に2個以上のイソシア
ネート基を具備するもので、例えば、トリレンジイソシ
アネート,ジフェニルメタン−4,4′ジイソシアネー
ト,キシレンジイソシアネート,メタキシレンジイソシ
アネート,ヘキサメチレンジイソシアネート,イソホロ
ンジイソシアネート,トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート,ダイマー酸ジイソシアネート等の1種また
は2種以上の混合物が使用されるが、特に形成されるコ
ーテイング層の乾燥性や耐ブロッキング性等の観点か
ら、キシレンジイソシアネートあるいは該キシレンジイ
ソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートとの混
合物が好適である。
前記ウレタン樹脂生成能を有する樹脂によるコーテイン
グ剤は、例えばグラビア印刷,グラビアコート,ロール
コート等で塗着されるものである。
[実施例] 以下本発明の化粧材の製造方法の具体的な構成を実施例
を以って説明する。
実施例1〜8 裏面に塩酢ビアクリル系インキによる木目模様が付され
ている厚さ150μのポリ塩化ビニルフィルムからなる化
粧材用基材シートの非印刷層面に、後記組成物[A]10
0重量部と第1表中のそれぞれの欄に表示されているウ
レタン反応触媒とからなる第1のコーテイング剤を、版
深70μのグラビヤ版にて塗布して乾燥,固化させた後
に、同じく後記組成物[B]からなる第2のコーテイン
グ剤を同じく版深70μのグラビヤ版で塗布して風乾後に
巻き取った。
得られた各化粧材の耐ブロッキング性等の各種物性をま
とめて第2表に示す。
比較例 前記実施例で使用した化粧材用基材シートと同一構成の
化粧材用基材シートを使用し、前記シートの非印刷面に
後記組成物[A]からなる第1のコーテイング剤(ウレ
タン反応触媒は含有されていない)によるコーテイング
加工と、同じく後記組成物[B]からなる第2のコーテ
イング剤によるコーテイング加工とを、前記実施例にお
ける手順に準じて実施することにより、比較のための化
粧材を得た。
得られた各化粧材の各種物性を第2表に併記する。
組成物[A] ポリエステルウレタン樹脂 ……45重量部 [日本ポリウレタン(株)製:ニポラン3113] 酢酸エチル ……29重量部 トルオール ……25重量部 マイクロシリカ ……1重量部 [富士デヴィソン(株)製:サイロイド224] 組成物[B] アクリルポリオール ……43 重量部 [商品名:アクリット6416] セルロースアセテートブチレート ……7 重量部 [商品名:CAB 381-05] 酢酸エチル ……20 重量部 トルオール ……10 重量部 MEK ……20 重量部 イソシアネートプレポリマー ……7.5重量部 [商品名:タケネート D-110N] イソシアネートプレポリマー ……7.5重量部 [商品名:コロネート HL] なお、前記化粧材の物性は、次の通りの方法で測定した
ものである。
耐ブロッキング性 2枚の化粧材のウレタン樹脂層面と非ウレタン樹脂層面
とを重ね合わせ、5Kg/cm2の荷重をかけて40℃の雰囲気
中に20時間放置し、ウレタン樹脂層面に発生した「トラ
レ」と艶変化とでその程度を判断した。
耐溶剤性 溶剤が含浸されている脱脂綿で化粧材のウレタン樹脂層
面を20回摩擦し、表面の変化を観察した。
耐粘着テープ剥離性 化粧材のウレタン樹脂層面に、1mm幅にて縦,横11本宛
の刻み線を入れて100個の枡目を作製した後に、得られ
た枡目のところに市販のセロファン基材の粘着テープを
貼着し、これを急速に剥離した際に粘着テープ面に転移
するウレタン樹脂層の状態を観察した。
耐汚染性 化粧材のウレタン樹脂層面に油性インキによるフェルト
ペンで、黒,青,赤で着色し、20時間後に前記着色部分
をトルエンを含ませた脱脂綿で拭き取り、ウレタン樹脂
層面の痕跡を観察することによって評価した。
[発明の作用および効果] 本発明の化粧材の製造方法は、各種所望の化粧材用基材
シートに対して、ウレタン反応触媒を含有する樹脂によ
るコーテイング剤を塗着する第1の工程を実施した後
に、第1の工程で得られた塗着層上に、ポリオール樹脂
とポリイソシアネート樹脂とからなり、かつウレタン反
応触媒のないコーテイング層を塗着する第2工程からな
るもので、表面層が、耐ブロッキング性,耐溶剤性,耐
粘着テープ剥離性,耐汚染性等に対して優れた物性を有
するポリウレタン樹脂層で構成されている化粧材が特別
に大掛りな装置や高価な装置等を使用することなく、極
めて効率良く得られるものである。
しかして、前記構成からなる本発明の化粧材の製造方法
においては、表面層形成用のコーテイング剤中の樹脂の
ウレタン化反応に関与するウレタン反応触媒が、前記表
面層形成用のコーテイング剤中ではなく、前記コーテイ
ング剤の塗着に先立って化粧材用基材シートに適用され
る下塗り層形成用の樹脂コーテイング剤中に含有されて
いるものであるから、ウレタン樹脂形成用のコーテイン
グ剤の取り扱い作業性が良く、しかも化粧材用基材シー
トに塗着されたウレタン樹脂層形成用のコーテイング剤
は、前記形成されている下塗り層中に含有されているウ
レタン反応触媒によって直ちに硬化するものであるか
ら、巻き取り時のブロッキングの発生が無く、しかも下
塗り樹脂層との間の密着性の良好な化粧材が得られると
いう作用,効果が奏されるものである。
また、本発明方法においては、化粧材の表面層形成工程
でのポリウレタン樹脂層を硬化させる際に、加熱,乾燥
を行なう必要が無いので、寸法安定性に優れた性質を有
する化粧材が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ塩化ビニル樹脂、紙又は樹脂塗工紙か
    らなる化粧材用基材シートに対して、ウレタン反応触媒
    を含有するポリ塩化ビニル樹脂、アクリル系樹脂又はウ
    レタン系樹脂によるコーテイング剤を塗着する第1工程
    と、第1工程で得られた塗着層上に、ポリオール樹脂と
    ポリイソシアネート樹脂との混合物で、かつウレタン反
    応触媒を含有しないコーテイング剤を塗着する第2工程
    からなることを特徴とする化粧材の製造方法。
JP62117736A 1987-05-14 1987-05-14 化粧材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0747143B2 (ja)

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JP4450338B2 (ja) * 1999-06-30 2010-04-14 大日本印刷株式会社 建材用化粧シート
JP7691814B2 (ja) * 2020-08-28 2025-06-12 バンドー化学株式会社 表面コーティング加飾フィルム、加飾成形品、及び、フィルムコーティング用組成物

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