JPH0747505A - 切削加工用チップ - Google Patents
切削加工用チップInfo
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- JPH0747505A JPH0747505A JP19751393A JP19751393A JPH0747505A JP H0747505 A JPH0747505 A JP H0747505A JP 19751393 A JP19751393 A JP 19751393A JP 19751393 A JP19751393 A JP 19751393A JP H0747505 A JPH0747505 A JP H0747505A
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】一層円滑に切削屑を排出することができ、且つ
少ない工数で鋭利な切歯を持つ切削加工用チップを提供
すること。 【構成】左右歯用チップ22a、22bは、予め形成さ
れ略円弧状の凹部が一側面25a(25b)側に傾斜し
て画成されたすくい面26a、26bと、前記すくい面
26a、26bの先端部に形成された切刃32a、32
bに隣接する先端面30a、30bとを含んで構成され
る。この左右歯用チップ22a、22bを、交互に隣り
合うように円板状台金20の周縁部に植え込む。
少ない工数で鋭利な切歯を持つ切削加工用チップを提供
すること。 【構成】左右歯用チップ22a、22bは、予め形成さ
れ略円弧状の凹部が一側面25a(25b)側に傾斜し
て画成されたすくい面26a、26bと、前記すくい面
26a、26bの先端部に形成された切刃32a、32
bに隣接する先端面30a、30bとを含んで構成され
る。この左右歯用チップ22a、22bを、交互に隣り
合うように円板状台金20の周縁部に植え込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切削加工用チップに関
し、一層詳細には、円板状台金の周縁部に交互に隣り合
うように植え込まれ、左右各歯用に略円弧状の凹部で側
面側に傾斜したすくい面を有する切削加工用チップに関
する。
し、一層詳細には、円板状台金の周縁部に交互に隣り合
うように植え込まれ、左右各歯用に略円弧状の凹部で側
面側に傾斜したすくい面を有する切削加工用チップに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、円板状の台金の周縁部に所定
間隔離間して多数の切削加工用チップ(以下、単にチッ
プという)が交互に植え込まれた円板チップソーが使用
されている。前記円板チップソーは刈払用、木工用等に
用いられ、円板状台金と、硬質合金からなる多数のチッ
プとを別体として構成し、両者をろう付け等により接合
して形成される。
間隔離間して多数の切削加工用チップ(以下、単にチッ
プという)が交互に植え込まれた円板チップソーが使用
されている。前記円板チップソーは刈払用、木工用等に
用いられ、円板状台金と、硬質合金からなる多数のチッ
プとを別体として構成し、両者をろう付け等により接合
して形成される。
【0003】この場合、各チップは先端が尖った方形断
面の棒状をなし、例えば草刈り等に用いられる刈払用円
板チップソーの場合は、チップの長手方向が円板の半径
方向から回転方向に向かって約45°の傾きをなすよう
に、円板状台金の周縁部に植え込まれる。この傾き角を
「迎え角」と呼ぶ(図1の角度C参照)。ただし、木工
用等、より硬い材料を切る円板チップソーの場合は、迎
え角はより小さな値に設定され、極端な場合にはゼロま
たはマイナスに設定される。
面の棒状をなし、例えば草刈り等に用いられる刈払用円
板チップソーの場合は、チップの長手方向が円板の半径
方向から回転方向に向かって約45°の傾きをなすよう
に、円板状台金の周縁部に植え込まれる。この傾き角を
「迎え角」と呼ぶ(図1の角度C参照)。ただし、木工
用等、より硬い材料を切る円板チップソーの場合は、迎
え角はより小さな値に設定され、極端な場合にはゼロま
たはマイナスに設定される。
【0004】図5Aに示すように、チップ2(以下、必
要に応じて参照符号2a、2bとする)の先端部には、
チップ2の上下面と夫々約30°乃至50°の角度をな
す「すくい面」および「先端面」と呼ばれる2つの面が
形成されている。チップ2が円板に植え込まれた状態で
両面とも円板面にほぼ直交し、円板の外側に位置するも
のが先端面4、その内側に位置するものがすくい面6で
ある。これら両面は約90°の角度をなして交わる。そ
の境界である稜線8がチップ2の先端を形成し、チップ
2の厚みのほぼ中央に位置する。
要に応じて参照符号2a、2bとする)の先端部には、
チップ2の上下面と夫々約30°乃至50°の角度をな
す「すくい面」および「先端面」と呼ばれる2つの面が
形成されている。チップ2が円板に植え込まれた状態で
両面とも円板面にほぼ直交し、円板の外側に位置するも
のが先端面4、その内側に位置するものがすくい面6で
ある。これら両面は約90°の角度をなして交わる。そ
の境界である稜線8がチップ2の先端を形成し、チップ
2の厚みのほぼ中央に位置する。
【0005】チップ2は通常、鋳造され、その形状には
右歯用チップ2a、左歯用チップ2bの区別がない。す
なわち、右歯用チップ2a並びに左歯用チップ2bを問
わず、チップ2は略同一の形状に形成される。しかも上
記先端は丸みを帯びており、充分に鋭利とはいえない。
従って、図5Bに示すように、チップ2を円板10の周
縁部に植え込んだ後、上記両面を研削することにより、
稜線8に切刃としての鋭利さを付与している。研削加工
後は、右歯用チップ2aと左歯用チップbとでは夫々形
が異なり、円板面を対称軸として線対称の形状となる。
なお、図5Bにおいて、角度Aは先端面4が有する逃げ
角、角度Bはすくい面6が有するすくい角を夫々示して
いる。
右歯用チップ2a、左歯用チップ2bの区別がない。す
なわち、右歯用チップ2a並びに左歯用チップ2bを問
わず、チップ2は略同一の形状に形成される。しかも上
記先端は丸みを帯びており、充分に鋭利とはいえない。
従って、図5Bに示すように、チップ2を円板10の周
縁部に植え込んだ後、上記両面を研削することにより、
稜線8に切刃としての鋭利さを付与している。研削加工
後は、右歯用チップ2aと左歯用チップbとでは夫々形
が異なり、円板面を対称軸として線対称の形状となる。
なお、図5Bにおいて、角度Aは先端面4が有する逃げ
角、角度Bはすくい面6が有するすくい角を夫々示して
いる。
【0006】すなわち、研削加工前において、すくい面
6、先端面4はともに円板面に直交しているが、研削後
は右歯用チップ2aでは各面とも左側に傾斜し、左歯用
チップ2bでは右側に傾斜するように傾きが付与され
る。この傾き角を「横逃げ角(リード)」と呼ぶ。横逃
げ角は、チップ2の前後表面を横断する線(チップ2の
軸線に直交する線)に対して、チップ2の前後表面とす
くい面6または先端面4との交線がなす角として計られ
る。このように、右歯用チップ2aのすくい面6並びに
先端面4が左側に傾斜し、左歯用チップ2bのすくい面
6並びに先端面4が右側に傾斜するように傾きが付与さ
れることにより、切削屑を円板面の左右両側に排出させ
ることができる。
6、先端面4はともに円板面に直交しているが、研削後
は右歯用チップ2aでは各面とも左側に傾斜し、左歯用
チップ2bでは右側に傾斜するように傾きが付与され
る。この傾き角を「横逃げ角(リード)」と呼ぶ。横逃
げ角は、チップ2の前後表面を横断する線(チップ2の
軸線に直交する線)に対して、チップ2の前後表面とす
くい面6または先端面4との交線がなす角として計られ
る。このように、右歯用チップ2aのすくい面6並びに
先端面4が左側に傾斜し、左歯用チップ2bのすくい面
6並びに先端面4が右側に傾斜するように傾きが付与さ
れることにより、切削屑を円板面の左右両側に排出させ
ることができる。
【0007】この横逃げ角によって、例えば右歯用チッ
プ2aでは、すくい面6または先端面4とチップ2の側
面12(円板面に平行する面)とのなす角は、いずれも
右側が鋭角、左側が鈍角になる。このため、右歯用チッ
プ2aの上記稜線8の右端は鋭い三角錐の形状を呈す
る。同様に左歯用チップ2bでは、この三角錐が上記稜
線8の左端に生じる。これら左右の三角錐先端の鋭利さ
が円板チップソーの切れ味に関係する。このような右歯
用チップ2aと左歯用チップ2bとが円板10の周上に
交互に並ぶように、各チップ2毎に研削加工が施され
る。
プ2aでは、すくい面6または先端面4とチップ2の側
面12(円板面に平行する面)とのなす角は、いずれも
右側が鋭角、左側が鈍角になる。このため、右歯用チッ
プ2aの上記稜線8の右端は鋭い三角錐の形状を呈す
る。同様に左歯用チップ2bでは、この三角錐が上記稜
線8の左端に生じる。これら左右の三角錐先端の鋭利さ
が円板チップソーの切れ味に関係する。このような右歯
用チップ2aと左歯用チップ2bとが円板10の周上に
交互に並ぶように、各チップ2毎に研削加工が施され
る。
【0008】なお、一般に、すくい面6と先端面4とに
夫々与えられる横逃げ角の大きさは異なり、また円板チ
ップソーの用途によっても異なる。例えば、ある用途に
は、すくい面6には大きい横逃げ角を与えるが、先端面
4の横逃げ角をゼロとする場合がある。
夫々与えられる横逃げ角の大きさは異なり、また円板チ
ップソーの用途によっても異なる。例えば、ある用途に
は、すくい面6には大きい横逃げ角を与えるが、先端面
4の横逃げ角をゼロとする場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の通り、研削加工
は円板チップソーに鋭利な切刃を与える上で不可欠な工
程であり、従来は、図5Bに示すように、先ず、横逃げ
角を有しない左右同形のチップ2a、2bを円板10の
周縁部に一定間隔で植え込んだ後、研削盤によりチップ
2a、2bを研削加工して、すくい面6および先端面4
に対する左右の横逃げ角を与えていた。
は円板チップソーに鋭利な切刃を与える上で不可欠な工
程であり、従来は、図5Bに示すように、先ず、横逃げ
角を有しない左右同形のチップ2a、2bを円板10の
周縁部に一定間隔で植え込んだ後、研削盤によりチップ
2a、2bを研削加工して、すくい面6および先端面4
に対する左右の横逃げ角を与えていた。
【0010】しかし、この研削加工は各切削加工用チッ
プ毎に、各横逃げ角毎に施される時間のかかる工程であ
り、作業能率上多くの問題があった。
プ毎に、各横逃げ角毎に施される時間のかかる工程であ
り、作業能率上多くの問題があった。
【0011】さらに、従来技術では、左右歯用チップ2
a、2bのすくい面6並びに先端面4を夫々右左に傾斜
するように傾きを付与し、切削屑を円板面の両側から排
出させるように構成しているが、従来に比較してより一
層円滑に切削屑を排出したいという要望がある。
a、2bのすくい面6並びに先端面4を夫々右左に傾斜
するように傾きを付与し、切削屑を円板面の両側から排
出させるように構成しているが、従来に比較してより一
層円滑に切削屑を排出したいという要望がある。
【0012】本発明は、研削加工工程における上記の問
題点並びに要望に鑑み、より一層円滑に切削屑を排出す
ることができ、且つ少ない工数で鋭利な切歯を持つ切削
加工用チップを提供することにある。
題点並びに要望に鑑み、より一層円滑に切削屑を排出す
ることができ、且つ少ない工数で鋭利な切歯を持つ切削
加工用チップを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、円板状の台金の周縁部に所定間隔離間
して多数植え込まれる切削加工用チップであって、前記
チップは円板状台金を軸として線対称に形成される左歯
用チップと右歯用チップとからなり、前記左歯用チップ
は、予め形成され略円弧状の凹部が前記台金の一方の側
面側に傾斜して画成されたすくい面と、前記すくい面の
先端部に形成された切刃稜に隣接する先端面とを含み、
前記右歯用チップは、予め形成され略円弧状の凹部が前
記台金の他方の側面側に傾斜して画成されたすくい面
と、前記すくい面の先端部に形成された切刃稜に隣接す
る先端面とを含むことを特徴とする。
めに、本発明は、円板状の台金の周縁部に所定間隔離間
して多数植え込まれる切削加工用チップであって、前記
チップは円板状台金を軸として線対称に形成される左歯
用チップと右歯用チップとからなり、前記左歯用チップ
は、予め形成され略円弧状の凹部が前記台金の一方の側
面側に傾斜して画成されたすくい面と、前記すくい面の
先端部に形成された切刃稜に隣接する先端面とを含み、
前記右歯用チップは、予め形成され略円弧状の凹部が前
記台金の他方の側面側に傾斜して画成されたすくい面
と、前記すくい面の先端部に形成された切刃稜に隣接す
る先端面とを含むことを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のチップでは、左歯並びに
右歯用チップの先端面が、夫々予め形成され、あるいは
円板状台金の周縁部に植え込まれた後、研削して形成さ
れることが好ましい。
右歯用チップの先端面が、夫々予め形成され、あるいは
円板状台金の周縁部に植え込まれた後、研削して形成さ
れることが好ましい。
【0015】
【作用】本発明に係る切削加工用チップは、硬質金属か
らの鋳造により、左右各歯用に予め所定の形状に成形さ
れ用意される。かくして用意された左歯、右歯用の各切
削加工用チップが交互に出現するように順に円板状台金
の周縁に植え込まれ、ろう付けされる。
らの鋳造により、左右各歯用に予め所定の形状に成形さ
れ用意される。かくして用意された左歯、右歯用の各切
削加工用チップが交互に出現するように順に円板状台金
の周縁に植え込まれ、ろう付けされる。
【0016】この切削加工用チップは、所定の左歯用横
逃げ角を有し、台金の一方の側面側に傾斜する略円弧状
の凹部からなるすくい面を予め形成した左歯用チップ、
および所定の右歯用横逃げ角を有し、台金の他方の側面
側に傾斜する略円弧状の凹部からなるすくい面を予め形
成した右歯用チップである。この場合、左歯用チップ並
びに右歯用チップの先端面を、刈払用の円板チップソー
に使用する場合には予め形成しておくとよく、一方、電
動用の円板チップソーに使用する場合には、円板状金台
に植え込んだ後に研削するとよい。
逃げ角を有し、台金の一方の側面側に傾斜する略円弧状
の凹部からなるすくい面を予め形成した左歯用チップ、
および所定の右歯用横逃げ角を有し、台金の他方の側面
側に傾斜する略円弧状の凹部からなるすくい面を予め形
成した右歯用チップである。この場合、左歯用チップ並
びに右歯用チップの先端面を、刈払用の円板チップソー
に使用する場合には予め形成しておくとよく、一方、電
動用の円板チップソーに使用する場合には、円板状金台
に植え込んだ後に研削するとよい。
【0017】この状態の切削加工用チップは鋳造された
ままのものであるので、角が丸く切れ味が良くない。こ
のため、これに研削工程を加えることにより鋭利な切刃
を付与する。鋭利さを付与するためには、先端面のみを
研削すれば充分である。
ままのものであるので、角が丸く切れ味が良くない。こ
のため、これに研削工程を加えることにより鋭利な切刃
を付与する。鋭利さを付与するためには、先端面のみを
研削すれば充分である。
【0018】研削工程は、上記のように周縁部に切削加
工用チップが植え込まれた円板状台金を研削盤にセット
し、1歯ずつ送りながら実施する。この場合、本発明に
係る切削加工用チップにおいては、各切削加工用チップ
の横逃げ角を含む基本形状が原則として鋳造段階におい
て既に完成されているから、研削の際の取り代が少な
く、また、先端面のみを研削するので、研削作業量は従
来法に比して少なくて済む。
工用チップが植え込まれた円板状台金を研削盤にセット
し、1歯ずつ送りながら実施する。この場合、本発明に
係る切削加工用チップにおいては、各切削加工用チップ
の横逃げ角を含む基本形状が原則として鋳造段階におい
て既に完成されているから、研削の際の取り代が少な
く、また、先端面のみを研削するので、研削作業量は従
来法に比して少なくて済む。
【0019】さらに、すくい面を略円弧状の凹部に傾斜
して画成することにより、すくい角が大きくなり、切刃
が鋭利に形成される。このため、前記切刃に対する切削
抵抗を減少させることができ、前記略円弧状の傾斜した
凹部に沿って切削屑が円滑に排出される。
して画成することにより、すくい角が大きくなり、切刃
が鋭利に形成される。このため、前記切刃に対する切削
抵抗を減少させることができ、前記略円弧状の傾斜した
凹部に沿って切削屑が円滑に排出される。
【0020】
【実施例】次に、本発明に係る切削加工用チップについ
て、好適な実施例を挙げ添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
て、好適な実施例を挙げ添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
【0021】図1は、円板状台金20(以下、単に円板
という)の周縁部に本発明の実施例に係る切削加工用チ
ップ22(以下、単にチップという)が多数個植え込ま
れた円板チップソー23を示す側面図である。この場
合、迎え角Cは+約40°に取られている。また、円板
20の回転に伴うチップ22の進行方向は図中の矢印D
方向である。
という)の周縁部に本発明の実施例に係る切削加工用チ
ップ22(以下、単にチップという)が多数個植え込ま
れた円板チップソー23を示す側面図である。この場
合、迎え角Cは+約40°に取られている。また、円板
20の回転に伴うチップ22の進行方向は図中の矢印D
方向である。
【0022】図2は、前記円板20に植え込まれたチッ
プ22を示す部分拡大斜視図である。このチップ22は
右歯用チップ22a並びに左歯用チップ22bとからな
り、所定間隔離間して円板20の周縁部に交互に植え込
まれている。
プ22を示す部分拡大斜視図である。このチップ22は
右歯用チップ22a並びに左歯用チップ22bとからな
り、所定間隔離間して円板20の周縁部に交互に植え込
まれている。
【0023】図3A乃至図3Fは、夫々図2における右
歯用チップ22aを示したものであり、図3Aは正面
図、図3Bは平面図、図3Cは左側面図、図3Dは右側
面図、図3Eは背面図、図3Fは底面図を夫々示してい
る。この場合、図3Bに示すように、すくい面26aに
対する横逃げ角Eは約28°に取られている。
歯用チップ22aを示したものであり、図3Aは正面
図、図3Bは平面図、図3Cは左側面図、図3Dは右側
面図、図3Eは背面図、図3Fは底面図を夫々示してい
る。この場合、図3Bに示すように、すくい面26aに
対する横逃げ角Eは約28°に取られている。
【0024】図4A乃至図4Fは左歯用チップ22bを
示したものであり、図4Aは正面図、図4Bは平面図、
図4Cは背面図、図4Dは左側面図、図4Eは右側面
図、図4Fは底面図を夫々示している。この場合、すく
い面26bに対する横逃げ角Eは約28°に取られてい
る。
示したものであり、図4Aは正面図、図4Bは平面図、
図4Cは背面図、図4Dは左側面図、図4Eは右側面
図、図4Fは底面図を夫々示している。この場合、すく
い面26bに対する横逃げ角Eは約28°に取られてい
る。
【0025】なお、以下の説明においては、右歯用チッ
プ22aに基づいて説明し、左歯用チップ22bについ
てその対応する構成要素には同一の参照番号に小文字b
を付し、その詳細な説明を省略する。
プ22aに基づいて説明し、左歯用チップ22bについ
てその対応する構成要素には同一の参照番号に小文字b
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0026】右歯用チップ22aは、図2並びに図3に
示すように、その平坦な上面24aから前記上面24a
に略直交する一側面25a側に所定角度傾斜し略円弧状
の凹部を呈するすくい面26aが形成される。前記上面
24aとすくい面26aとの境界を形成する稜線28a
と、軸心に直交する線とにより横逃げ角Eが形成され
る。円板20の半径外方向には、前記すくい面26aに
隣接する先端面30aが形成される。前記すくい面26
aと先端面30aとの境界の稜線部には、鋭角な切刃3
2aが形成されている。前記切刃32aはすくい面26
aに沿って右下方側に傾斜して形成され、切刃32aの
左側端部が切刃先端部34aになっている。なお、図3
Eに示すように、先端面30aと鉛直面との間の角Fが
約33°に設定されている。
示すように、その平坦な上面24aから前記上面24a
に略直交する一側面25a側に所定角度傾斜し略円弧状
の凹部を呈するすくい面26aが形成される。前記上面
24aとすくい面26aとの境界を形成する稜線28a
と、軸心に直交する線とにより横逃げ角Eが形成され
る。円板20の半径外方向には、前記すくい面26aに
隣接する先端面30aが形成される。前記すくい面26
aと先端面30aとの境界の稜線部には、鋭角な切刃3
2aが形成されている。前記切刃32aはすくい面26
aに沿って右下方側に傾斜して形成され、切刃32aの
左側端部が切刃先端部34aになっている。なお、図3
Eに示すように、先端面30aと鉛直面との間の角Fが
約33°に設定されている。
【0027】本実施例に係るチップ22(22a、22
b)は基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその作用効果について説明する。
b)は基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその作用効果について説明する。
【0028】先ず、前記すくい面26a、26bを略円
弧状の凹部に形成し、且つ前記凹部を一側面25a、2
5b側に傾斜させて形成することによりすくい角が大き
くなり、切刃32a、32bが鋭利に形成される。従っ
て、切刃32a、32bに対する切削抵抗が減少して、
該切刃32a、32bによって切削された切削屑は略円
弧状の凹部に沿って流出する。この結果、従来と比較し
て切削屑をより一層円滑に排出することができる。この
場合、切刃32a、32bが鋭利に形成されていること
から、被加工物に対して食い込み量が大となり、送りを
大きくすることができる。
弧状の凹部に形成し、且つ前記凹部を一側面25a、2
5b側に傾斜させて形成することによりすくい角が大き
くなり、切刃32a、32bが鋭利に形成される。従っ
て、切刃32a、32bに対する切削抵抗が減少して、
該切刃32a、32bによって切削された切削屑は略円
弧状の凹部に沿って流出する。この結果、従来と比較し
て切削屑をより一層円滑に排出することができる。この
場合、切刃32a、32bが鋭利に形成されていること
から、被加工物に対して食い込み量が大となり、送りを
大きくすることができる。
【0029】また、図2乃至図4に示されたチップ22
の形状は、正確には研削加工後のものであるが、研削加
工前の形状もこれに類似している。この場合、本実施例
のチップ22は電動用円板チップソーに使用されるた
め、すくい面26a、26bを除く先端面30a、30
bを研削加工するだけでよい。前記先端面30a、30
bに対して研削加工を施すことにより、切刃32a、3
2bの中心精度を良くすることができるからである。従
って、研削工程における作業量は僅かであり、従来に比
較して極めて短時間でこの工程を完了することができ
る。なお、チップ22を刈払用円板チップソーに使用す
る場合には、先端面30a、30bを予め鋳造成形して
おくことにより、研削加工工程を大幅に削減することが
できる。 さらに、従来、すくい面26a、26bが有
する横逃げ角Eを研削加工によって形成することが困難
な角度であっても、予め鋳造により成形することができ
る利点がある。この結果、すくい面26a、26bが有
する横逃げ角Eをより一層大きくすることが可能とな
る。さらに、予め鋳造成形する際、前記すくい面26
a、26bが有する横逃げ角Eを大きく設定することに
より、すくい面26a、26bの面積が大きくなって切
削屑を好適に排出することが可能となる。
の形状は、正確には研削加工後のものであるが、研削加
工前の形状もこれに類似している。この場合、本実施例
のチップ22は電動用円板チップソーに使用されるた
め、すくい面26a、26bを除く先端面30a、30
bを研削加工するだけでよい。前記先端面30a、30
bに対して研削加工を施すことにより、切刃32a、3
2bの中心精度を良くすることができるからである。従
って、研削工程における作業量は僅かであり、従来に比
較して極めて短時間でこの工程を完了することができ
る。なお、チップ22を刈払用円板チップソーに使用す
る場合には、先端面30a、30bを予め鋳造成形して
おくことにより、研削加工工程を大幅に削減することが
できる。 さらに、従来、すくい面26a、26bが有
する横逃げ角Eを研削加工によって形成することが困難
な角度であっても、予め鋳造により成形することができ
る利点がある。この結果、すくい面26a、26bが有
する横逃げ角Eをより一層大きくすることが可能とな
る。さらに、予め鋳造成形する際、前記すくい面26
a、26bが有する横逃げ角Eを大きく設定することに
より、すくい面26a、26bの面積が大きくなって切
削屑を好適に排出することが可能となる。
【0030】さらにまた、円板20の周縁部へのチップ
22の植え込み角度(迎え角)は、目的とする円板20
の用途に応じて様々に異なる。従って、夫々の用途毎
に、チップ22を円板20に植え込む角度を設定するこ
とにより、すくい角を変更することができる利点があ
る。
22の植え込み角度(迎え角)は、目的とする円板20
の用途に応じて様々に異なる。従って、夫々の用途毎
に、チップ22を円板20に植え込む角度を設定するこ
とにより、すくい角を変更することができる利点があ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る切削加工用チップでは、す
くい面を略円弧状の凹部に傾斜して画成することによ
り、すくい角が大きくなり、切刃が鋭利に形成される。
このため、被加工物に対する送りを大きくすることがで
きる。また、前記切刃に対する切削抵抗が減少すること
から、従来に比較して前記略円弧状の傾斜した凹部に沿
って切削屑をより一層円滑に排出することができる。
くい面を略円弧状の凹部に傾斜して画成することによ
り、すくい角が大きくなり、切刃が鋭利に形成される。
このため、被加工物に対する送りを大きくすることがで
きる。また、前記切刃に対する切削抵抗が減少すること
から、従来に比較して前記略円弧状の傾斜した凹部に沿
って切削屑をより一層円滑に排出することができる。
【0032】さらに、切削加工用チップの横逃げ角を含
む基本形状が、原則として切削加工用チップの鋳造段階
において既に完成されているから、研削加工の際の取り
代が少なく、研削作業量が従来法に比して少なくて済
む。
む基本形状が、原則として切削加工用チップの鋳造段階
において既に完成されているから、研削加工の際の取り
代が少なく、研削作業量が従来法に比して少なくて済
む。
【0033】さらに、必要に応じて、先端面のみを研削
することにより、切刃の中心精度が良好な電動用チップ
ソーに使用することができる。
することにより、切刃の中心精度が良好な電動用チップ
ソーに使用することができる。
【図1】本発明の実施例に係る切削加工用チップを多数
個植え込んだ円板チップソーを示す側面図である。
個植え込んだ円板チップソーを示す側面図である。
【図2】本発明の実施例に係る切削加工用チップを示す
部分拡大斜視図である。
部分拡大斜視図である。
【図3】図3A乃至図3Fは右歯用チップを示したもの
であり、図3Aは正面図、図3Bは平面図、図3Cは左
側面図、図3Dは右側面図、図3Eは背面図、図3Fは
底面図である。
であり、図3Aは正面図、図3Bは平面図、図3Cは左
側面図、図3Dは右側面図、図3Eは背面図、図3Fは
底面図である。
【図4】図4A乃至図4Fは左歯用チップを示したもの
であり、図4Aは正面図、図4Bは平面図、図4Cは背
面図、図4Dは左側面図、図4Eは右側面図、図4Fは
底面図である。
であり、図4Aは正面図、図4Bは平面図、図4Cは背
面図、図4Dは左側面図、図4Eは右側面図、図4Fは
底面図である。
【図5】円板チップソーに用いられる従来例に係るチッ
プ(研削前)の説明図であり、図5Aは斜視図、図5B
は側面図である。
プ(研削前)の説明図であり、図5Aは斜視図、図5B
は側面図である。
20…円板状台金 22…切削加工
用チップ 22a…右歯用チップ 22b…左歯用
チップ 23…円板チップソー 24a、24b
…上面 26a、26b…すくい面 28a、28b
…稜線 30a、30b…先端面 32a、32b
…切刃 34a、34b…切刃先端部
用チップ 22a…右歯用チップ 22b…左歯用
チップ 23…円板チップソー 24a、24b
…上面 26a、26b…すくい面 28a、28b
…稜線 30a、30b…先端面 32a、32b
…切刃 34a、34b…切刃先端部
Claims (2)
- 【請求項1】円板状の台金の周縁部に所定間隔離間して
多数植え込まれる切削加工用チップであって、 前記チップは円板状台金を軸として線対称に形成される
左歯用チップと右歯用チップとからなり、 前記左歯用チップは、予め形成され略円弧状の凹部が前
記台金の一方の側面側に傾斜して画成されたすくい面
と、前記すくい面の先端部に形成された切刃稜に隣接す
る先端面とを含み、 前記右歯用チップは、予め形成され略円弧状の凹部が前
記台金の他方の側面側に傾斜して画成されたすくい面
と、前記すくい面の先端部に形成された切刃稜に隣接す
る先端面とを含むことを特徴とする切削加工用チップ。 - 【請求項2】請求項1記載のチップにおいて、左歯並び
に右歯用チップの先端面は、夫々予め形成され、あるい
は円板状台金の周縁部に植え込まれた後、研削して形成
されることを特徴とする切削加工用チップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19751393A JPH0747505A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 切削加工用チップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19751393A JPH0747505A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 切削加工用チップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0747505A true JPH0747505A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16375722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19751393A Pending JPH0747505A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 切削加工用チップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747505A (ja) |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP19751393A patent/JPH0747505A/ja active Pending
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