JPH0747962A - 車両用コラムホールカバーにおける蓋 - Google Patents
車両用コラムホールカバーにおける蓋Info
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- JPH0747962A JPH0747962A JP5194989A JP19498993A JPH0747962A JP H0747962 A JPH0747962 A JP H0747962A JP 5194989 A JP5194989 A JP 5194989A JP 19498993 A JP19498993 A JP 19498993A JP H0747962 A JPH0747962 A JP H0747962A
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- lid
- column hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】閉塞部の遮音効果を低下させずに、ステアリン
グシャフトの変位に対するシール突起の追従性を向上さ
せ、変位量の多少にかかわらず常にシール突起をステア
リングシャフトに当接させて、シール性を良好に保つ。 【構成】コラムホールカバー6の蓋13は、カバー本体
7の開放端に係止される外筒部14と、ステアリングシ
ャフト5に外嵌される内筒部15と、外筒部14及び内
筒部15間を弾性的に繋いでカバー本体7の開放端を閉
塞する閉塞部16とからなる。内筒部15は、ステアリ
ングシャフト5の外周面に圧接する環状のシール突起2
1を有する。外筒部14の半径方向へのステアリングシ
ャフト5の変位を許容し得るように、閉塞部16を全周
にわたってステアリングシャフト5の長さ方向へ屈曲形
成する。また、閉塞部16の先端16c及び少なくとも
一方の基端16aの断面積を周辺部分よりも小さくす
る。
グシャフトの変位に対するシール突起の追従性を向上さ
せ、変位量の多少にかかわらず常にシール突起をステア
リングシャフトに当接させて、シール性を良好に保つ。 【構成】コラムホールカバー6の蓋13は、カバー本体
7の開放端に係止される外筒部14と、ステアリングシ
ャフト5に外嵌される内筒部15と、外筒部14及び内
筒部15間を弾性的に繋いでカバー本体7の開放端を閉
塞する閉塞部16とからなる。内筒部15は、ステアリ
ングシャフト5の外周面に圧接する環状のシール突起2
1を有する。外筒部14の半径方向へのステアリングシ
ャフト5の変位を許容し得るように、閉塞部16を全周
にわたってステアリングシャフト5の長さ方向へ屈曲形
成する。また、閉塞部16の先端16c及び少なくとも
一方の基端16aの断面積を周辺部分よりも小さくす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のかじ取り装置(ス
テアリングシステム)に用いられるコラムホールカバー
における蓋に関するものである。
テアリングシステム)に用いられるコラムホールカバー
における蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばチルト機構を備えた車両ス
テアリングシステムでは、図5に示すように、エンジン
ルーム31及び車室32を仕切るダッシュパネル33
に、ステアリングシャフト34が挿通されている。エン
ジンルーム31側から車室32へ伝播する透過音を低減
するとともに、泥水の浸入を防止するために、前記挿通
部分にゴム製コラムホールカバー35が取付けられてい
る。
テアリングシステムでは、図5に示すように、エンジン
ルーム31及び車室32を仕切るダッシュパネル33
に、ステアリングシャフト34が挿通されている。エン
ジンルーム31側から車室32へ伝播する透過音を低減
するとともに、泥水の浸入を防止するために、前記挿通
部分にゴム製コラムホールカバー35が取付けられてい
る。
【0003】コラムホールカバー35は、カバー本体3
6及び蓋37の2部材によって構成されている。カバー
本体36は両端が開放されており、そのエンジンルーム
側開放端がダッシュパネル33に固定され、車室側開放
端に蓋37が取付けられている。
6及び蓋37の2部材によって構成されている。カバー
本体36は両端が開放されており、そのエンジンルーム
側開放端がダッシュパネル33に固定され、車室側開放
端に蓋37が取付けられている。
【0004】図4に示すように蓋37は、カバー本体3
6の車室側開放端に嵌入される外筒部38と、ステアリ
ングシャフト34に外嵌される内筒部39と、両筒部3
8,39を繋いで前記車室側開放端を塞ぐ閉塞部40と
を備えている。内筒部39の内周には、ステアリングシ
ャフト34に弾性的に圧接する円環状のシール突起41
が形成されている。ステアリングシャフト34の変位を
許容し得るように、閉塞部40はエンジンルーム31側
へ屈曲形成され、その肉厚t1,t2は、基端40a,
40bから先端40cへ向けて徐々に小さくされてい
る。そして、ステアリングホイールが予め設定された基
準位置に調整されたとき、ステアリングシャフト34の
軸心C1が、カバー本体36の軸心C2に一致するよう
になっている。
6の車室側開放端に嵌入される外筒部38と、ステアリ
ングシャフト34に外嵌される内筒部39と、両筒部3
8,39を繋いで前記車室側開放端を塞ぐ閉塞部40と
を備えている。内筒部39の内周には、ステアリングシ
ャフト34に弾性的に圧接する円環状のシール突起41
が形成されている。ステアリングシャフト34の変位を
許容し得るように、閉塞部40はエンジンルーム31側
へ屈曲形成され、その肉厚t1,t2は、基端40a,
40bから先端40cへ向けて徐々に小さくされてい
る。そして、ステアリングホイールが予め設定された基
準位置に調整されたとき、ステアリングシャフト34の
軸心C1が、カバー本体36の軸心C2に一致するよう
になっている。
【0005】前記従来構成のコラムホールカバー35に
よると、チルト機構にてステアリングホイールの上下位
置が調整され、それにともないステアリングシャフト3
4の軸心C1がカバー本体36の軸心C2からずれた
(偏心した)場合、円環状の先端40cにおいて閉塞部
40が弾性変形する。そして、一対の基端40a,40
bの間隔が狭まったり、拡がったりする。このため、ス
テアリングシャフト34の変位時にはコラムホールカバ
ー35に応力が加わるものの、その多くは前記閉塞部4
0の先端40cの弾性変形により吸収される。その分、
内筒部39や外筒部38に加わる応力は少なくなる。
よると、チルト機構にてステアリングホイールの上下位
置が調整され、それにともないステアリングシャフト3
4の軸心C1がカバー本体36の軸心C2からずれた
(偏心した)場合、円環状の先端40cにおいて閉塞部
40が弾性変形する。そして、一対の基端40a,40
bの間隔が狭まったり、拡がったりする。このため、ス
テアリングシャフト34の変位時にはコラムホールカバ
ー35に応力が加わるものの、その多くは前記閉塞部4
0の先端40cの弾性変形により吸収される。その分、
内筒部39や外筒部38に加わる応力は少なくなる。
【0006】従って、ステアリングシャフト34の変位
量が比較的少ない場合には、前記先端40cの弾性変形
のみで、ステアリングシャフト34の変位に対するシー
ル突起41の追従性を良好に保ち、シール性低下を防止
できる。
量が比較的少ない場合には、前記先端40cの弾性変形
のみで、ステアリングシャフト34の変位に対するシー
ル突起41の追従性を良好に保ち、シール性低下を防止
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術では、ステアリングシャフト34の変位量が多くなる
(数mm程度になる)と、先端40cの弾性変形だけで
は応力を吸収しきれず、それに応じてシール突起41に
加わる応力が大きくなる。そして、ステアリングシャフ
ト34の変位に対するシール突起41の追従性が低下す
る。そのため、例えば図6において矢印Bで示すよう
に、ステアリングシャフト34が上方へ大きく変位され
た場合には、シール突起41が縦長の楕円状に変形し、
シール突起41の下側部分がステアリングシャフト34
から離間し、シール不良を引き起こすおそれがある。
術では、ステアリングシャフト34の変位量が多くなる
(数mm程度になる)と、先端40cの弾性変形だけで
は応力を吸収しきれず、それに応じてシール突起41に
加わる応力が大きくなる。そして、ステアリングシャフ
ト34の変位に対するシール突起41の追従性が低下す
る。そのため、例えば図6において矢印Bで示すよう
に、ステアリングシャフト34が上方へ大きく変位され
た場合には、シール突起41が縦長の楕円状に変形し、
シール突起41の下側部分がステアリングシャフト34
から離間し、シール不良を引き起こすおそれがある。
【0008】また、上記したように、閉塞部40の肉厚
t1,t2が基端40a,40bから先端40cに向け
て徐々に小さくされているので、この部分の遮音効果が
損なわれてしまうという問題もある。
t1,t2が基端40a,40bから先端40cに向け
て徐々に小さくされているので、この部分の遮音効果が
損なわれてしまうという問題もある。
【0009】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は閉塞部の遮音効果を低下させず
に、ステアリングシャフトの変位に対するシール突起の
追従性を向上させ、変位量の多少にかかわらず常にシー
ル突起をステアリングシャフトに当接させて、シール性
を良好に保つことができる車両用コラムホールカバーに
おける蓋を提供することにある。
のであり、その目的は閉塞部の遮音効果を低下させず
に、ステアリングシャフトの変位に対するシール突起の
追従性を向上させ、変位量の多少にかかわらず常にシー
ル突起をステアリングシャフトに当接させて、シール性
を良好に保つことができる車両用コラムホールカバーに
おける蓋を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ステアリングシャフトを覆った状態でダッ
シュパネルに取付けられた筒状カバー本体の開放端に係
止される外筒部と、前記ステアリングシャフトに外嵌さ
れ、かつ同ステアリングシャフトの外周面に圧接する環
状のシール突起を有する内筒部と、前記外筒部及び内筒
部間を弾性的に繋いでカバー本体の開放端を閉塞する閉
塞部とを備え、前記カバー本体と対をなしてコラムホー
ルカバーを構成する車両用コラムホールカバーにおける
蓋であって、前記外筒部の半径方向へのステアリングシ
ャフトの変位を許容し得るように、前記閉塞部を全周に
わたってステアリングシャフトの長さ方向へ屈曲形成す
るとともに、その閉塞部の先端及び少なくとも一方の基
端の断面積を周辺部分よりも小さくしている。
に本発明は、ステアリングシャフトを覆った状態でダッ
シュパネルに取付けられた筒状カバー本体の開放端に係
止される外筒部と、前記ステアリングシャフトに外嵌さ
れ、かつ同ステアリングシャフトの外周面に圧接する環
状のシール突起を有する内筒部と、前記外筒部及び内筒
部間を弾性的に繋いでカバー本体の開放端を閉塞する閉
塞部とを備え、前記カバー本体と対をなしてコラムホー
ルカバーを構成する車両用コラムホールカバーにおける
蓋であって、前記外筒部の半径方向へのステアリングシ
ャフトの変位を許容し得るように、前記閉塞部を全周に
わたってステアリングシャフトの長さ方向へ屈曲形成す
るとともに、その閉塞部の先端及び少なくとも一方の基
端の断面積を周辺部分よりも小さくしている。
【0011】
【作用】コラムホールカバーの装着時には、ステアリン
グシャフトがカバー本体によって覆われる。このカバー
本体の開放端に蓋の外筒部が係止され、ステアリングシ
ャフトに内筒部が外嵌される。そして、外筒部及び内筒
部間が蓋の閉塞部によって繋がれ、前記カバー本体の開
放端が閉塞される。この状態では、内筒部の環状シール
突起がステアリングシャフトの外周面に圧接する。
グシャフトがカバー本体によって覆われる。このカバー
本体の開放端に蓋の外筒部が係止され、ステアリングシ
ャフトに内筒部が外嵌される。そして、外筒部及び内筒
部間が蓋の閉塞部によって繋がれ、前記カバー本体の開
放端が閉塞される。この状態では、内筒部の環状シール
突起がステアリングシャフトの外周面に圧接する。
【0012】チルト機構等の作動により、ステアリング
シャフトが外筒部の半径方向へ変位されると、ステアリ
ングシャフトの長さ方向へ環状に屈曲形成された閉塞部
が弾性変形する。この弾性変形により、前記ステアリン
グシャフトの変位が吸収される。この際の弾性変形は、
断面積が周辺部分よりも小さくなった箇所で起こりやす
い。すなわち、本発明では、屈曲部分における基端及び
先端の複数箇所で弾性変形が起こることになる。従っ
て、この複数箇所での弾性変形により、ステアリングシ
ャフトの変位時に蓋に加わる応力が複数箇所で分散さ
れ、それに応じて内筒部のシール突起に加わる応力が小
さくなる。その結果、ステアリングシャフトの変位時の
応力が閉塞部の1箇所に加わる場合に比べ、その変位量
が多い場合であっても、シール突起がステアリングシャ
フトに圧接した状態で変位する。
シャフトが外筒部の半径方向へ変位されると、ステアリ
ングシャフトの長さ方向へ環状に屈曲形成された閉塞部
が弾性変形する。この弾性変形により、前記ステアリン
グシャフトの変位が吸収される。この際の弾性変形は、
断面積が周辺部分よりも小さくなった箇所で起こりやす
い。すなわち、本発明では、屈曲部分における基端及び
先端の複数箇所で弾性変形が起こることになる。従っ
て、この複数箇所での弾性変形により、ステアリングシ
ャフトの変位時に蓋に加わる応力が複数箇所で分散さ
れ、それに応じて内筒部のシール突起に加わる応力が小
さくなる。その結果、ステアリングシャフトの変位時の
応力が閉塞部の1箇所に加わる場合に比べ、その変位量
が多い場合であっても、シール突起がステアリングシャ
フトに圧接した状態で変位する。
【0013】また、弾性変形のために断面積が小さくさ
れた箇所は、閉塞部の基端あるいは先端に限られてい
る。すなわち、弾性変形の必要な箇所のみの断面積が小
さくされ、それ以外の箇所は断面積が大きくされてい
る。このため、閉塞部の肉厚が基端から先端へ向けて徐
々に小さくされた場合に比べ、蓋による遮音効果が向上
する。
れた箇所は、閉塞部の基端あるいは先端に限られてい
る。すなわち、弾性変形の必要な箇所のみの断面積が小
さくされ、それ以外の箇所は断面積が大きくされてい
る。このため、閉塞部の肉厚が基端から先端へ向けて徐
々に小さくされた場合に比べ、蓋による遮音効果が向上
する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図2は、チルト機構を備えた車
両ステアリングシステムの一部を示している。車両のエ
ンジンルーム1と車室2とを仕切るダッシュパネル3に
は透孔4があけられており、ここに斜め方向へ延びるス
テアリングシャフト5が挿通されている。ダッシュパネ
ル3の車室側壁面において透孔4の周囲には、カバー本
体7及び蓋13からなるコラムホールカバー6が設けら
れている。これらのカバー本体7及び蓋13はいずれも
全体がゴムにより形成され、弾性を有している。コラム
ホールカバー6の主な機能は、エンジンルーム1側から
透孔4を介し車室2内へ伝播する透過音を遮断するとと
もに、泥水の浸入を防止することである。
図3に従って説明する。図2は、チルト機構を備えた車
両ステアリングシステムの一部を示している。車両のエ
ンジンルーム1と車室2とを仕切るダッシュパネル3に
は透孔4があけられており、ここに斜め方向へ延びるス
テアリングシャフト5が挿通されている。ダッシュパネ
ル3の車室側壁面において透孔4の周囲には、カバー本
体7及び蓋13からなるコラムホールカバー6が設けら
れている。これらのカバー本体7及び蓋13はいずれも
全体がゴムにより形成され、弾性を有している。コラム
ホールカバー6の主な機能は、エンジンルーム1側から
透孔4を介し車室2内へ伝播する透過音を遮断するとと
もに、泥水の浸入を防止することである。
【0015】カバー本体7は両端を開放した略円筒状を
なし、ステアリングシャフト5の外側に非接触状態で配
置されている。カバー本体7のエンジンルーム側の開放
端外周には、取付けフランジ8が一体形成されている。
取付けフランジ8及びその上に重ねられた金属製リング
部材10は、複数対(図2では1対のみ図示)のボルト
11及びナット12を用いて、ダッシュパネル3の透孔
4周囲に締付固定されている。そして、図1に示すよう
にチルト機構により、ステアリングホイールが予め設定
された基準位置に調整されたとき、ステアリングシャフ
ト5の軸心C1がカバー本体7の軸心C2に一致するよ
うになっている。
なし、ステアリングシャフト5の外側に非接触状態で配
置されている。カバー本体7のエンジンルーム側の開放
端外周には、取付けフランジ8が一体形成されている。
取付けフランジ8及びその上に重ねられた金属製リング
部材10は、複数対(図2では1対のみ図示)のボルト
11及びナット12を用いて、ダッシュパネル3の透孔
4周囲に締付固定されている。そして、図1に示すよう
にチルト機構により、ステアリングホイールが予め設定
された基準位置に調整されたとき、ステアリングシャフ
ト5の軸心C1がカバー本体7の軸心C2に一致するよ
うになっている。
【0016】カバー本体7の車室側開放端とステアリン
グシャフト5との間には、蓋13が取付けられている。
蓋13は、外筒部14、内筒部15及び閉塞部16から
構成されている。外筒部14は円筒状をなし、その車室
側端部外周に環状の係止フランジ17が一体形成されて
いる。外筒部14は車室側からカバー本体7に嵌入され
ている。そして、係止フランジ17がカバー本体7の開
放端外周の係止フランジ9に当接することにより、外筒
部14のカバー本体7内への脱落が規制されている。カ
バー本体7と、これに嵌入された外筒部14とは、カバ
ー本体7の外周からワイヤクランプ18によって締結さ
れている。なお、外筒部14には剛性確保のために金属
製インサート19が埋設されており、ワイヤクランプ1
8による締付けにより同外筒部14が変形しないように
なっている。
グシャフト5との間には、蓋13が取付けられている。
蓋13は、外筒部14、内筒部15及び閉塞部16から
構成されている。外筒部14は円筒状をなし、その車室
側端部外周に環状の係止フランジ17が一体形成されて
いる。外筒部14は車室側からカバー本体7に嵌入され
ている。そして、係止フランジ17がカバー本体7の開
放端外周の係止フランジ9に当接することにより、外筒
部14のカバー本体7内への脱落が規制されている。カ
バー本体7と、これに嵌入された外筒部14とは、カバ
ー本体7の外周からワイヤクランプ18によって締結さ
れている。なお、外筒部14には剛性確保のために金属
製インサート19が埋設されており、ワイヤクランプ1
8による締付けにより同外筒部14が変形しないように
なっている。
【0017】内筒部15は略円筒状をなし、ステアリン
グシャフト5に外嵌されている。内筒部15の内面に
は、円環状をなす一対のシール突起21が一体形成され
ている。両シール突起21の先端部はいずれも尖ってお
り、ステアリングシャフト5の外周面に弾性的に線接触
してシール機能を発揮するようになっている。
グシャフト5に外嵌されている。内筒部15の内面に
は、円環状をなす一対のシール突起21が一体形成され
ている。両シール突起21の先端部はいずれも尖ってお
り、ステアリングシャフト5の外周面に弾性的に線接触
してシール機能を発揮するようになっている。
【0018】前記閉塞部16は、外筒部14及び内筒部
15を繋いでカバー本体7の車室側開放端を塞いでい
る。前記外筒部14の半径方向へのステアリングシャフ
ト5の変位を許容し得るように、閉塞部16は、その全
周にわたりエンジンルーム1側へ向けて屈曲形成されて
いる。
15を繋いでカバー本体7の車室側開放端を塞いでい
る。前記外筒部14の半径方向へのステアリングシャフ
ト5の変位を許容し得るように、閉塞部16は、その全
周にわたりエンジンルーム1側へ向けて屈曲形成されて
いる。
【0019】ここで、閉塞部16において外筒部14と
の接続部分及び内筒部15との接続部分を、それぞれ閉
塞部16の基端16a,16bと定義し、屈曲端(最も
エンジンルーム側の端部)を閉塞部16の先端16cと
定義する。本実施例では、閉塞部16の基端16bと先
端16cとの間、及び基端16aと先端16cとの間
は、どの部位においてもほぼ同一の肉厚t1,t2とな
っている。また、閉塞部16の外筒部14側の基端16
a及び先端16cは、その周辺部分よりも薄肉状に形成
されている。換言すると、基端16a及び先端16cの
断面積は周辺部分の断面積よりも小さくなっている。そ
のため、これらの基端16a及び先端16cにおいて閉
塞部16が容易に弾性変形する。
の接続部分及び内筒部15との接続部分を、それぞれ閉
塞部16の基端16a,16bと定義し、屈曲端(最も
エンジンルーム側の端部)を閉塞部16の先端16cと
定義する。本実施例では、閉塞部16の基端16bと先
端16cとの間、及び基端16aと先端16cとの間
は、どの部位においてもほぼ同一の肉厚t1,t2とな
っている。また、閉塞部16の外筒部14側の基端16
a及び先端16cは、その周辺部分よりも薄肉状に形成
されている。換言すると、基端16a及び先端16cの
断面積は周辺部分の断面積よりも小さくなっている。そ
のため、これらの基端16a及び先端16cにおいて閉
塞部16が容易に弾性変形する。
【0020】前記のように構成された本実施例による
と、チルト機構によりステアリングホイールが基準位置
に調整されている場合、ステアリングシャフト5の軸心
C1及びカバー本体7の軸心C2が一致する。そして、
ステアリングシャフト5がカバー本体7及び蓋13によ
って塞がれる。特に、蓋13における内筒部15の両シ
ール突起21が、ステアリングシャフト5の全周に弾性
的に圧接する。このとき、ステアリングシャフト5の外
周面と両シール突起21との間には空隙が生じない。
と、チルト機構によりステアリングホイールが基準位置
に調整されている場合、ステアリングシャフト5の軸心
C1及びカバー本体7の軸心C2が一致する。そして、
ステアリングシャフト5がカバー本体7及び蓋13によ
って塞がれる。特に、蓋13における内筒部15の両シ
ール突起21が、ステアリングシャフト5の全周に弾性
的に圧接する。このとき、ステアリングシャフト5の外
周面と両シール突起21との間には空隙が生じない。
【0021】チルト機構により、ステアリングホイール
が前記基準位置よりも例えば上方へずれた位置へ調整さ
れると、それにともないステアリングシャフト5も、図
3において矢印Aで示すように、カバー本体7の半径方
向上方へ変位する。すなわち、ステアリングシャフト5
の軸心C1が、カバー本体7の軸心C2から上方へずれ
る(偏心する)。すると、蓋13においてステアリング
シャフト5の長さ方向へ環状に屈曲形成された閉塞部1
6が弾性変形する。この弾性変形により、前記ステアリ
ングシャフト5の変位が吸収される。この際の弾性変形
は、断面積が周辺部分よりも小さくなった箇所で起こり
やすい。すなわち、本実施例では閉塞部16の基端16
a及び先端16cの2箇所で弾性変形が起こることにな
る。
が前記基準位置よりも例えば上方へずれた位置へ調整さ
れると、それにともないステアリングシャフト5も、図
3において矢印Aで示すように、カバー本体7の半径方
向上方へ変位する。すなわち、ステアリングシャフト5
の軸心C1が、カバー本体7の軸心C2から上方へずれ
る(偏心する)。すると、蓋13においてステアリング
シャフト5の長さ方向へ環状に屈曲形成された閉塞部1
6が弾性変形する。この弾性変形により、前記ステアリ
ングシャフト5の変位が吸収される。この際の弾性変形
は、断面積が周辺部分よりも小さくなった箇所で起こり
やすい。すなわち、本実施例では閉塞部16の基端16
a及び先端16cの2箇所で弾性変形が起こることにな
る。
【0022】従って、ステアリングシャフト5の変位時
に蓋13に加わる応力が、前記基端16a及び先端16
cの弾性変形によって分散され、それに応じて内筒部1
5のシール突起21に加わる応力が小さくなる。その結
果、ステアリングシャフト34の変位時の応力が閉塞部
40の1箇所に加わる従来技術に比べ、その変位量が多
い場合であっても、シール突起21がステアリングシャ
フト5に圧接した状態で変位する。
に蓋13に加わる応力が、前記基端16a及び先端16
cの弾性変形によって分散され、それに応じて内筒部1
5のシール突起21に加わる応力が小さくなる。その結
果、ステアリングシャフト34の変位時の応力が閉塞部
40の1箇所に加わる従来技術に比べ、その変位量が多
い場合であっても、シール突起21がステアリングシャ
フト5に圧接した状態で変位する。
【0023】このように本実施例では、両シール突起2
1のステアリングシャフト5の変位に対する追従性が向
上する。そのため、ステアリングシャフト5の変位量の
多少にかかわらず、常に両シール突起21をステアリン
グシャフト5の外周に圧接させて、同部分のシール性を
良好に維持することができる。
1のステアリングシャフト5の変位に対する追従性が向
上する。そのため、ステアリングシャフト5の変位量の
多少にかかわらず、常に両シール突起21をステアリン
グシャフト5の外周に圧接させて、同部分のシール性を
良好に維持することができる。
【0024】また、本実施例では弾性変形のために断面
積が小さくされた箇所は、閉塞部16の基端16a及び
先端16cの2箇所に限られている。すなわち、弾性変
形の必要な箇所のみの断面積が小さくされ、それ以外の
箇所は断面積が大きくされている。しかも、どの部位に
おいても肉厚t1,t2がほぼ同一にされている。この
ため、閉塞部40の肉厚t1,t2が基端40a,40
bから先端40cに向けて徐々に小さくされた従来技術
に比べ、本実施例では蓋13による遮音効果が向上す
る。
積が小さくされた箇所は、閉塞部16の基端16a及び
先端16cの2箇所に限られている。すなわち、弾性変
形の必要な箇所のみの断面積が小さくされ、それ以外の
箇所は断面積が大きくされている。しかも、どの部位に
おいても肉厚t1,t2がほぼ同一にされている。この
ため、閉塞部40の肉厚t1,t2が基端40a,40
bから先端40cに向けて徐々に小さくされた従来技術
に比べ、本実施例では蓋13による遮音効果が向上す
る。
【0025】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)閉塞部16の基端16a及び先端16cにかえ
て、基端16b及び先端16cの断面積を周辺箇所より
も小さくしてもよい。また、両基端16a,16b及び
先端16cの3箇所の断面積を周辺箇所よりも小さくし
てもよい。
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)閉塞部16の基端16a及び先端16cにかえ
て、基端16b及び先端16cの断面積を周辺箇所より
も小さくしてもよい。また、両基端16a,16b及び
先端16cの3箇所の断面積を周辺箇所よりも小さくし
てもよい。
【0026】(2)閉塞部16を前記実施例とは逆方
向、すなわち車室2側へ屈曲形成してもよい。 (3)内筒部15のシール突起21の数を1つあるいは
3つ以上に変更してもよい。
向、すなわち車室2側へ屈曲形成してもよい。 (3)内筒部15のシール突起21の数を1つあるいは
3つ以上に変更してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、閉
塞部の遮音効果を低下させずに、ステアリングシャフト
の変位に対するシール突起の追従性を向上させ、変位量
の多少にかかわらず常にシール突起をステアリングシャ
フトに当接させて、シール性を良好に保つことができる
という優れた効果を奏する。
塞部の遮音効果を低下させずに、ステアリングシャフト
の変位に対するシール突起の追従性を向上させ、変位量
の多少にかかわらず常にシール突起をステアリングシャ
フトに当接させて、シール性を良好に保つことができる
という優れた効果を奏する。
【図1】本発明を具体化した一実施例において、コラム
ホールカバーの蓋を示す断面図である。
ホールカバーの蓋を示す断面図である。
【図2】一実施例において、ダッシュパネルにコラムホ
ールカバーを装着した状態を示す断面図である。
ールカバーを装着した状態を示す断面図である。
【図3】一実施例において、コラムホールカバーの蓋の
断面及び平面の対応関係を示す説明図である。
断面及び平面の対応関係を示す説明図である。
【図4】従来技術におけるコラムホールカバーの蓋を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】従来技術において、ダッシュパネルにコラムホ
ールカバーを装着した状態を示す断面図である。
ールカバーを装着した状態を示す断面図である。
【図6】従来技術において、コラムホールカバーの蓋の
断面及び平面の対応関係を示す説明図である。
断面及び平面の対応関係を示す説明図である。
3…ダッシュパネル、5…ステアリングシャフト、7…
カバー本体、14…外筒部、15…内筒部、16…閉塞
部、16a…基端、16c…先端、21…シール突起
カバー本体、14…外筒部、15…内筒部、16…閉塞
部、16a…基端、16c…先端、21…シール突起
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングシャフト(5)を覆った状
態でダッシュパネル(3)に取付けられた筒状カバー本
体(7)の開放端に係止される外筒部(14)と、 前記ステアリングシャフト(5)に外嵌され、かつ同ス
テアリングシャフト(5)の外周面に圧接する環状のシ
ール突起(21)を有する内筒部(15)と、 前記外筒部(14)及び内筒部(15)間を弾性的に繋
いでカバー本体(7)の開放端を閉塞する閉塞部(1
6)とを備え、前記カバー本体(7)と対をなしてコラ
ムホールカバー(6)を構成する車両用コラムホールカ
バーにおける蓋であって、 前記外筒部(14)の半径方向へのステアリングシャフ
ト(5)の変位を許容し得るように、前記閉塞部(1
6)を全周にわたってステアリングシャフト(5)の長
さ方向へ屈曲形成するとともに、その閉塞部(16)の
先端(16c)及び少なくとも一方の基端(16a)の
断面積を周辺部分よりも小さくしたことを特徴とする車
両用コラムホールカバーにおける蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194989A JPH0747962A (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 車両用コラムホールカバーにおける蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194989A JPH0747962A (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 車両用コラムホールカバーにおける蓋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0747962A true JPH0747962A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16333695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5194989A Pending JPH0747962A (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 車両用コラムホールカバーにおける蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747962A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7641561B2 (en) | 2004-01-15 | 2010-01-05 | Nsk Ltd. | Dust cover for a steering shaft |
| US7832765B2 (en) | 2007-11-06 | 2010-11-16 | Hyundai Motor Company | Sealing device of steering column |
| WO2025173219A1 (ja) * | 2024-02-16 | 2025-08-21 | Nok株式会社 | 密封装置 |
-
1993
- 1993-08-05 JP JP5194989A patent/JPH0747962A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7641561B2 (en) | 2004-01-15 | 2010-01-05 | Nsk Ltd. | Dust cover for a steering shaft |
| US7832765B2 (en) | 2007-11-06 | 2010-11-16 | Hyundai Motor Company | Sealing device of steering column |
| WO2025173219A1 (ja) * | 2024-02-16 | 2025-08-21 | Nok株式会社 | 密封装置 |
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