JPH074798B2 - 高速流体切断装置 - Google Patents
高速流体切断装置Info
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- JPH074798B2 JPH074798B2 JP1199490A JP19949089A JPH074798B2 JP H074798 B2 JPH074798 B2 JP H074798B2 JP 1199490 A JP1199490 A JP 1199490A JP 19949089 A JP19949089 A JP 19949089A JP H074798 B2 JPH074798 B2 JP H074798B2
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- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
本発明は、例えば織物、編物、不織布、毛皮、フィルム
等のシート状物、特に剛性が低いシート状物を高速流体
を用いて切断する装置に関するものである。
等のシート状物、特に剛性が低いシート状物を高速流体
を用いて切断する装置に関するものである。
従来、注文服類の製造における布状物の切断において
は、作業者は布状物を切断台上に延反し、その上に型紙
を置いたり、切断図形を画いてその周線に沿って切断工
具を進めることで切断している。 この場合、布状物が移動しない様片手で布状物を押え、
他方の手で切断工具を操作して切断する必要がある為、
作業性が劣り、しかも高度の熟練技術が要求されてい
る。 最近になって自動切断機が開発され、この高度の技術を
要する作業は、単純な機械操作のみによって容易に能率
よく遂行できるようになった。 しかし、これらの自動切断機のカッターは、かなりの幅
を有する剪断刃が往復運動する従来の手動式カッターと
同形式である為、曲率半径の小さい部分では切断図形に
沿って正しく切断することができず、刃が部分的に切断
図形から外れてしまう欠点は残されたままである。 従って、切断図形を相互にぴったり接近させることがで
きないので、切断図形相互間にかなりの間隔を設ける必
要があり、布状物の利用効率が悪かった。 さらに、切断図形の鋭角部では、一旦剪断刃を布から抜
け出し、次の切断方向に刃の向きを変え、刃幅分だけ空
送りした後、剪断刃を布に降して切断を再開する必要が
ある。従って、能率が悪いばかりでなく、刃の方向及び
上げ下げの制御が必要であるので、装置が高価になる。 そこで、上記欠点を解決する新しい切断方法として、レ
ーザーを用いた切断方法が提案されるに至った。 この方法によれば、布状物との間に物理的接触は不要
で、従来方式のようにカッターの進行方向に押圧力が発
生しないので、布状物を保持する為の力も小さくて済
み、又、刃の研磨装置も不要である。 さらに、合成繊維100%の布状物又は一部混紡された布
状物の切断に適用すると、切断部の合成繊維が互いに融
着し、ほつれが生じないという長所がある。 ところが、このレーザー切断方法にも弱点があり、すな
わち焼き切るものであるから、これに伴なって悪臭が発
生すること、又、レーザーの焦点が切断しようとする布
状物に高精度でセットされてなければならず、この為布
状物を何枚も重ねて一度で切断といった場合には適して
いないことが指摘されている。 そこで、このようなレーザー方式の切断方法の欠点がな
い高速流体、例えば高圧水によって布状物を切断する方
法が注目されている。 そして、例えば金網あるいはハニカム部材等から構成さ
れた載置手段に布状物を載置し、この布状物の上方から
高圧水を発射して切断する方法が提案(特公昭52-24266
号公報、特公昭59-358号、特公昭59-29400号公報)され
ている。 ところが、この提案のものでは、布状物を切断した高圧
水が載置手段にも当たることから、この載置手段自体も
損傷する致命的欠点があり、又、載置手段に高圧水が当
たった時に大きな騒音が発生する欠点もあり、このもの
は実用化にほど遠いものであった。 尚、高圧水が載置手段にあたり、載置手段が損傷しても
自動的に復原するように、この載置手段を氷製ベッドで
構成することが提案(特公昭59-18200号公報)されてい
るが、このものは氷製ベッドを提供する為の冷凍装置が
必要であり、それだけ装置の大型化、複雑化をもたら
し、又、ランニングコストも高くなり、さらには氷製ベ
ッドの為に環境温度が極度に低く、作業性は悪く、実用
性が乏しい。
は、作業者は布状物を切断台上に延反し、その上に型紙
を置いたり、切断図形を画いてその周線に沿って切断工
具を進めることで切断している。 この場合、布状物が移動しない様片手で布状物を押え、
他方の手で切断工具を操作して切断する必要がある為、
作業性が劣り、しかも高度の熟練技術が要求されてい
る。 最近になって自動切断機が開発され、この高度の技術を
要する作業は、単純な機械操作のみによって容易に能率
よく遂行できるようになった。 しかし、これらの自動切断機のカッターは、かなりの幅
を有する剪断刃が往復運動する従来の手動式カッターと
同形式である為、曲率半径の小さい部分では切断図形に
沿って正しく切断することができず、刃が部分的に切断
図形から外れてしまう欠点は残されたままである。 従って、切断図形を相互にぴったり接近させることがで
きないので、切断図形相互間にかなりの間隔を設ける必
要があり、布状物の利用効率が悪かった。 さらに、切断図形の鋭角部では、一旦剪断刃を布から抜
け出し、次の切断方向に刃の向きを変え、刃幅分だけ空
送りした後、剪断刃を布に降して切断を再開する必要が
ある。従って、能率が悪いばかりでなく、刃の方向及び
上げ下げの制御が必要であるので、装置が高価になる。 そこで、上記欠点を解決する新しい切断方法として、レ
ーザーを用いた切断方法が提案されるに至った。 この方法によれば、布状物との間に物理的接触は不要
で、従来方式のようにカッターの進行方向に押圧力が発
生しないので、布状物を保持する為の力も小さくて済
み、又、刃の研磨装置も不要である。 さらに、合成繊維100%の布状物又は一部混紡された布
状物の切断に適用すると、切断部の合成繊維が互いに融
着し、ほつれが生じないという長所がある。 ところが、このレーザー切断方法にも弱点があり、すな
わち焼き切るものであるから、これに伴なって悪臭が発
生すること、又、レーザーの焦点が切断しようとする布
状物に高精度でセットされてなければならず、この為布
状物を何枚も重ねて一度で切断といった場合には適して
いないことが指摘されている。 そこで、このようなレーザー方式の切断方法の欠点がな
い高速流体、例えば高圧水によって布状物を切断する方
法が注目されている。 そして、例えば金網あるいはハニカム部材等から構成さ
れた載置手段に布状物を載置し、この布状物の上方から
高圧水を発射して切断する方法が提案(特公昭52-24266
号公報、特公昭59-358号、特公昭59-29400号公報)され
ている。 ところが、この提案のものでは、布状物を切断した高圧
水が載置手段にも当たることから、この載置手段自体も
損傷する致命的欠点があり、又、載置手段に高圧水が当
たった時に大きな騒音が発生する欠点もあり、このもの
は実用化にほど遠いものであった。 尚、高圧水が載置手段にあたり、載置手段が損傷しても
自動的に復原するように、この載置手段を氷製ベッドで
構成することが提案(特公昭59-18200号公報)されてい
るが、このものは氷製ベッドを提供する為の冷凍装置が
必要であり、それだけ装置の大型化、複雑化をもたら
し、又、ランニングコストも高くなり、さらには氷製ベ
ッドの為に環境温度が極度に低く、作業性は悪く、実用
性が乏しい。
本発明者は、高速流体発射手段から発射された高速流体
が切断物を載置する載置手段にあたることがなく、載置
手段の損傷が引き起こされることのない高速流体切断装
置を提供することを目的とする。 又、本発明は、高速流体発射手段からの高速流体が載置
手段にあたることがないようにしたのみでなく、この高
速流体発射手段が二次元的、すなわちX−Y面を自在に
移動できるようにした高速流体切断装置を提供すること
を目的とする。 上記目的を達成する為に本発明はなされたものであり物
体に高速流体を発射して該物体を切断する装置であっ
て、高速流体発射手段と、この高速流体発射手段と対向
する部分を略U状に変形させることによって凹条部が形
成されてなるエンドレス状のベルトと、このベルトの凹
条部内に位置し、該高速流体発射手段の変位に伴って変
位可能に構成された該高速流体発射手段からの高速流体
を受けるレシーバ手段と、該ベルト側から吸引力を作用
させ、該物体に対して高速流体発射方向と直交する方向
に張力を付与した状態で該物体を保持する物体保持手段
と、該ベルトを走行停止させる走行・停止手段と、該高
速流体発射手段によって発射される高速流体が衝突する
該レシーバ手段内部の位置に配置された棒材とを具備し
てなり、該高速流体発射手段及びレシーバ手段の移動停
止時には該走行・停止手段によって該ベルトが走行動作
させられ、又、該高速流体発射手段及びレシーバ手段の
移動時には該走行・停止手段によって該ベルトが走行停
止させられるよう構成してなることを特徴とする高速流
体切断装置を提供する。
が切断物を載置する載置手段にあたることがなく、載置
手段の損傷が引き起こされることのない高速流体切断装
置を提供することを目的とする。 又、本発明は、高速流体発射手段からの高速流体が載置
手段にあたることがないようにしたのみでなく、この高
速流体発射手段が二次元的、すなわちX−Y面を自在に
移動できるようにした高速流体切断装置を提供すること
を目的とする。 上記目的を達成する為に本発明はなされたものであり物
体に高速流体を発射して該物体を切断する装置であっ
て、高速流体発射手段と、この高速流体発射手段と対向
する部分を略U状に変形させることによって凹条部が形
成されてなるエンドレス状のベルトと、このベルトの凹
条部内に位置し、該高速流体発射手段の変位に伴って変
位可能に構成された該高速流体発射手段からの高速流体
を受けるレシーバ手段と、該ベルト側から吸引力を作用
させ、該物体に対して高速流体発射方向と直交する方向
に張力を付与した状態で該物体を保持する物体保持手段
と、該ベルトを走行停止させる走行・停止手段と、該高
速流体発射手段によって発射される高速流体が衝突する
該レシーバ手段内部の位置に配置された棒材とを具備し
てなり、該高速流体発射手段及びレシーバ手段の移動停
止時には該走行・停止手段によって該ベルトが走行動作
させられ、又、該高速流体発射手段及びレシーバ手段の
移動時には該走行・停止手段によって該ベルトが走行停
止させられるよう構成してなることを特徴とする高速流
体切断装置を提供する。
第1図〜第5図は本発明に係る高速流体切断装置の1実
施例を示すものであり、第1図はその概略を示す斜視
図、第2図及び第3図はレシーバ筺体近傍部分の側面図
及び平面図、第4図は第3図中IV−IV線での端面図、第
5図はノズルの駆動機構を示す概略図である。 各図中、1は所定幅、例えば数cm〜数十cmの幅のタイミ
ングベルトであり、このタイミングベルト1は数本〜数
十本が並列配置されている。 尚、各タイミングベルト1の間には所定の幅の隙間があ
るよう並列配置されている。 これら各タイミングベルト1は、切断装置の四隅近傍の
所定位置に固定されたスプロケット2に添設されてお
り、従ってこの略矩形状のループとなるよう構成された
タイミングベルト1の上段部はほぼ水平な載置面3が構
成されている。 載置面3を構成する上段部のタイミングベルト1に下接
して、そして載置面3の長手方向(第1図中X方向)に
移動可能であって、載置面3の短手方向(第1図中Y方
向)に2列のスプロケット4a,4bが設けられ、又、この
2列のスプロケット4a,4bの下方部にも同様に2列のス
プロケット5a,5bが設けられ、これらのスプロケット4a,
5a,5b,4bに各タイミングベルト1が添設されていて、こ
れらのスプロケット4a,5a,5b,4bの部分では、第1図に
示される通り、略逆Ω形状の径路が構成され、あたかも
凹条部6が構成されるようになっている。 尚、スプロケット4a,4b,5a,5bは、これらが同期してX
方向に移動可能なように構成されているから、タイミン
グベルト1によって構成される載置面3に設けられる凹
条部6は、スプロケット4a,4b,5a,5bのX方向の移動に
つれて同じくX方向に移動するようになっている。 このスプロケット4a,5a,5b,4bで囲まれる凹条部6の部
分には、凹条部6と同方向(Y方向)に開口部7が構成
されたレシーバ筺体8が配設されている。 尚、このレシーバ筺体8も、スプロケット4a,4b,5a,5b
のX方向の移動に同期して移動可能に構成されている。 9は、このレシーバ筺体8の底板部上面に交換可能に配
置された鋼製の丸棒である。 10,11は、凹条部6の両側近傍におけるタイミングベル
ト1に下接して移動(スプロケット4a,4b,5a,5bに同期
して移動)可能に設けられた、表面が滑性良好となるよ
うテフロン加工したX方向が所定長さのアルミニウム板
である。 尚、このアルミニウム板10,11には並列したタイミング
ベルト1の隙間に対応して、タイミングベルト1のY方
向における位置を規制する凸条ガイド12,13が構成され
ている。 そして、タイミングベルト1の間の位置の上記凸条ガイ
ド部12,13には貫通孔14,15が多数設けられており、この
貫通孔14,15の下部には、これまた、アルミニウム板10,
11の移動と同期してX方向に移動可能な吸引箱16,17が
設けられている。 尚、この吸引箱16,17には所定の真空ポンプ(図示せ
ず)が接続されている。 18は、凹条部6上のアルミニウム板10と11との間に懸架
された、凸条ガイド部に対応したくし状凸部19,20を有
し、かつ、Y方向に沿ってその中央位置に開口溝21を有
する架橋板であり、この架橋板18の上面はタイミングベ
ルト1の上面とほぼ同じ高さとなるよう設定されたもの
である。 尚、この架橋板18は、アルミニウム板10と11との間に懸
架固定されているから、アルミニウム板10,11の移動と
同期してX方向に移動する。 22は、開口溝21に対応して設けられた矩形状ループを構
成するステンレス製のベルトであり、このベルト22の下
段部位置のベルトが架橋板18とレシーバ筺体8との間を
走行し、そしてこの下段位置のベルト22の面によってレ
シーバ筺体8の開口部7が塞がれる如く構成されてい
る。従って、レシーバ筺体8には、レシーバ筺体8の壁
面とベルト22とによって密室が構成されたかの如くにな
っている。 23は、ベルト22の一個所に設けられた所定径の貫通孔で
あり、この貫通孔23の周囲のベルト22面上には貫通孔23
と同様な貫通孔24を有するスペーサ25が設けられてお
り、このスペーサ25が設けられた部分においては、架橋
板18、スペーサ25、ベルト22及びレシーバ筺体8の上部
が互いに接しているよう構成されている。 26は、貫通孔23,24に対向して設けられた例えば約0.3気
圧以上の高圧水吐出用のノズルであり、このノズル26か
ら吐出された高圧水は架橋板18の開口溝21、スペーサ25
の貫通孔24、ベルト22の貫通孔23、レシーバ筺体8の開
口部7を介してレシーバ筺体8内に吐出され、レシーバ
筺体8内の丸棒9に当たって分散し、レシーバ筺体8内
に接続された導水機構で外部に排水されるようになって
いる。 27は、ノズル26の保持部材28をY方向に駆動する為のモ
ータであり、この駆動モータ27の出力軸に添設されたベ
ルト29の一端が保持部材28の一端に、ベルト29の他端が
保持部材28の他端に取り付けられていて、モータ27の駆
動により保持部材28(従ってノズル26)がY方向に移動
自在となっている。 ノズル26(従って保持部材28)とベルト22との間に紐30
から構成される同期機構が取り付けられており、ノズル
26のY方向の移動に対応してベルト22は走行し、ノズル
26の先端が常にベルト22に設けた貫通孔23に対向してい
るようになっている。 31はタイミングベルト1上に載置された布状物、32はこ
の布状物31上に載置された透明な空気透過性の低いフィ
ルムである。 33はタイミングベルト1に対して設けられたブレーキ機
構、34はスプロケット4a,4b,5a,5b、吸引箱16,17及びノ
ズル26等を内蔵した筺体に対するブレーキ機構であっ
て、ブレーキ機構33が作用し、ブレーキ機構34を解除し
た状態で、ノズル26等を内蔵した筺体を所定の駆動機構
でガイド部材に保持ガイドさせながらX方向に移動させ
れば、これに応じて凹条部6がX方向に移動し、そして
ブレーキ機構34を作用させ、ブレーキ機構33を解除した
状態で、スプロケット2を駆動させると、タイミングベ
ルト1がX方向に延反領域から取出領域に移動し、タイ
ミングベルト1上の切断済の布状物31が取出領域に送出
されるようになる。 上記のように切断装置を構成させると、今延反領域から
表面にフィルム32を置いた布状物31が切断領域のタイミ
ングベルト1上に供給されてくると、タイミングベルト
1の走行は停止し、そして所定の制御機構が作動し、す
なわちモータ27等の動作が制御され、ノズル26のX−Y
面におけるX方向の位置及びY方向の位置が所定の切断
パターンに対応するようノズル26の走行が制御される。 このノズル26の走行に応じてノズル26から高圧水が吐出
され、この力によってタイミングベルト1上に載ってい
るフィルム32及び布状物31が切断されるようになる。 この高圧水による切断に際して、高圧水が発射される位
置のX方向両側から、すなわち吸引箱16,17位置におい
て貫通孔14,15を介して布状物31及びフィルム32が吸引
されており、従って高圧水が発射される近傍の位置の布
状物31及びフィルム32には反対方向の力が作用し、布状
物31には大きなテンションが作用し、剛性が高まってい
るので、高圧水でスムーズに切断が行なえるようにな
り、切り残しといった欠点は置きない。 尚、吸引箱16,17によって布状物31の経糸のみが引張さ
れ、緯糸は吸引箱16,17によって直接には引張されてい
ないとしても、これら経糸及び緯糸は密に絡み合ってい
るから、緯糸に高圧水が当たった際に緯糸が延伸して切
断残しが生じるといったことはない。 又、吐出された高圧水はあたかもラッパ状のように拡が
っていき、そしてこの拡散につれて、すなわちエネルギ
ー放出によって異常な程の騒音、例えば100dBもの騒音
が発生していたのであるが、上記実施例にあっては、吐
出された高圧水はレシーバ筺体8及びベルト22によって
構成される閉空間内に吐出され、この閉空間内で拡がっ
てエネルギーが放出されるものであるから、外部に騒音
が漏れ出にくく、上記実施例の装置にあっては約70〜80
dB程度のものに緩和できており、作業環境の改善が図れ
ている。 又、上記実施例のものではノズル26がX方向及びY方向
に移動可能なように構成されているから、布状物を載置
する載置手段に要求される空間が少なくてすむ。 尚、ノズルをX方向及びY方向に移動可能なように構成
すること自体にそれ程工夫は要らないが、高圧水が吐出
されるノズルに対応して、このノズルからの吐出高圧水
を受けるレシーバ手段を配しておかねばならず、このノ
ズルとレシーバ手段との間に、例えば特公昭52-24566号
公報に記載されているような布状物の保持手段としての
金網等が存在していると、高圧水がこの金網にあたり、
金網が破損するだけでなく、金網の細線を横切る際に異
常に大きい音を発生することから、これらX方向及びY
方向に移動するノズルとレシーバ手段との間には布状物
の他には高圧水が当たるものは何もないようにしておく
ことが大事であり、上記実施例においては、X方向に移
動可能なスプロケット4a,5a,4b,5bを配設し、これにタ
イミングベルト1を添接して載置面3に凹条部6を構成
させ、この凹条部に高圧水を受けるレシーバ手段を配設
するようにしたから、上記の要望が見たされるようにな
ったのである。
施例を示すものであり、第1図はその概略を示す斜視
図、第2図及び第3図はレシーバ筺体近傍部分の側面図
及び平面図、第4図は第3図中IV−IV線での端面図、第
5図はノズルの駆動機構を示す概略図である。 各図中、1は所定幅、例えば数cm〜数十cmの幅のタイミ
ングベルトであり、このタイミングベルト1は数本〜数
十本が並列配置されている。 尚、各タイミングベルト1の間には所定の幅の隙間があ
るよう並列配置されている。 これら各タイミングベルト1は、切断装置の四隅近傍の
所定位置に固定されたスプロケット2に添設されてお
り、従ってこの略矩形状のループとなるよう構成された
タイミングベルト1の上段部はほぼ水平な載置面3が構
成されている。 載置面3を構成する上段部のタイミングベルト1に下接
して、そして載置面3の長手方向(第1図中X方向)に
移動可能であって、載置面3の短手方向(第1図中Y方
向)に2列のスプロケット4a,4bが設けられ、又、この
2列のスプロケット4a,4bの下方部にも同様に2列のス
プロケット5a,5bが設けられ、これらのスプロケット4a,
5a,5b,4bに各タイミングベルト1が添設されていて、こ
れらのスプロケット4a,5a,5b,4bの部分では、第1図に
示される通り、略逆Ω形状の径路が構成され、あたかも
凹条部6が構成されるようになっている。 尚、スプロケット4a,4b,5a,5bは、これらが同期してX
方向に移動可能なように構成されているから、タイミン
グベルト1によって構成される載置面3に設けられる凹
条部6は、スプロケット4a,4b,5a,5bのX方向の移動に
つれて同じくX方向に移動するようになっている。 このスプロケット4a,5a,5b,4bで囲まれる凹条部6の部
分には、凹条部6と同方向(Y方向)に開口部7が構成
されたレシーバ筺体8が配設されている。 尚、このレシーバ筺体8も、スプロケット4a,4b,5a,5b
のX方向の移動に同期して移動可能に構成されている。 9は、このレシーバ筺体8の底板部上面に交換可能に配
置された鋼製の丸棒である。 10,11は、凹条部6の両側近傍におけるタイミングベル
ト1に下接して移動(スプロケット4a,4b,5a,5bに同期
して移動)可能に設けられた、表面が滑性良好となるよ
うテフロン加工したX方向が所定長さのアルミニウム板
である。 尚、このアルミニウム板10,11には並列したタイミング
ベルト1の隙間に対応して、タイミングベルト1のY方
向における位置を規制する凸条ガイド12,13が構成され
ている。 そして、タイミングベルト1の間の位置の上記凸条ガイ
ド部12,13には貫通孔14,15が多数設けられており、この
貫通孔14,15の下部には、これまた、アルミニウム板10,
11の移動と同期してX方向に移動可能な吸引箱16,17が
設けられている。 尚、この吸引箱16,17には所定の真空ポンプ(図示せ
ず)が接続されている。 18は、凹条部6上のアルミニウム板10と11との間に懸架
された、凸条ガイド部に対応したくし状凸部19,20を有
し、かつ、Y方向に沿ってその中央位置に開口溝21を有
する架橋板であり、この架橋板18の上面はタイミングベ
ルト1の上面とほぼ同じ高さとなるよう設定されたもの
である。 尚、この架橋板18は、アルミニウム板10と11との間に懸
架固定されているから、アルミニウム板10,11の移動と
同期してX方向に移動する。 22は、開口溝21に対応して設けられた矩形状ループを構
成するステンレス製のベルトであり、このベルト22の下
段部位置のベルトが架橋板18とレシーバ筺体8との間を
走行し、そしてこの下段位置のベルト22の面によってレ
シーバ筺体8の開口部7が塞がれる如く構成されてい
る。従って、レシーバ筺体8には、レシーバ筺体8の壁
面とベルト22とによって密室が構成されたかの如くにな
っている。 23は、ベルト22の一個所に設けられた所定径の貫通孔で
あり、この貫通孔23の周囲のベルト22面上には貫通孔23
と同様な貫通孔24を有するスペーサ25が設けられてお
り、このスペーサ25が設けられた部分においては、架橋
板18、スペーサ25、ベルト22及びレシーバ筺体8の上部
が互いに接しているよう構成されている。 26は、貫通孔23,24に対向して設けられた例えば約0.3気
圧以上の高圧水吐出用のノズルであり、このノズル26か
ら吐出された高圧水は架橋板18の開口溝21、スペーサ25
の貫通孔24、ベルト22の貫通孔23、レシーバ筺体8の開
口部7を介してレシーバ筺体8内に吐出され、レシーバ
筺体8内の丸棒9に当たって分散し、レシーバ筺体8内
に接続された導水機構で外部に排水されるようになって
いる。 27は、ノズル26の保持部材28をY方向に駆動する為のモ
ータであり、この駆動モータ27の出力軸に添設されたベ
ルト29の一端が保持部材28の一端に、ベルト29の他端が
保持部材28の他端に取り付けられていて、モータ27の駆
動により保持部材28(従ってノズル26)がY方向に移動
自在となっている。 ノズル26(従って保持部材28)とベルト22との間に紐30
から構成される同期機構が取り付けられており、ノズル
26のY方向の移動に対応してベルト22は走行し、ノズル
26の先端が常にベルト22に設けた貫通孔23に対向してい
るようになっている。 31はタイミングベルト1上に載置された布状物、32はこ
の布状物31上に載置された透明な空気透過性の低いフィ
ルムである。 33はタイミングベルト1に対して設けられたブレーキ機
構、34はスプロケット4a,4b,5a,5b、吸引箱16,17及びノ
ズル26等を内蔵した筺体に対するブレーキ機構であっ
て、ブレーキ機構33が作用し、ブレーキ機構34を解除し
た状態で、ノズル26等を内蔵した筺体を所定の駆動機構
でガイド部材に保持ガイドさせながらX方向に移動させ
れば、これに応じて凹条部6がX方向に移動し、そして
ブレーキ機構34を作用させ、ブレーキ機構33を解除した
状態で、スプロケット2を駆動させると、タイミングベ
ルト1がX方向に延反領域から取出領域に移動し、タイ
ミングベルト1上の切断済の布状物31が取出領域に送出
されるようになる。 上記のように切断装置を構成させると、今延反領域から
表面にフィルム32を置いた布状物31が切断領域のタイミ
ングベルト1上に供給されてくると、タイミングベルト
1の走行は停止し、そして所定の制御機構が作動し、す
なわちモータ27等の動作が制御され、ノズル26のX−Y
面におけるX方向の位置及びY方向の位置が所定の切断
パターンに対応するようノズル26の走行が制御される。 このノズル26の走行に応じてノズル26から高圧水が吐出
され、この力によってタイミングベルト1上に載ってい
るフィルム32及び布状物31が切断されるようになる。 この高圧水による切断に際して、高圧水が発射される位
置のX方向両側から、すなわち吸引箱16,17位置におい
て貫通孔14,15を介して布状物31及びフィルム32が吸引
されており、従って高圧水が発射される近傍の位置の布
状物31及びフィルム32には反対方向の力が作用し、布状
物31には大きなテンションが作用し、剛性が高まってい
るので、高圧水でスムーズに切断が行なえるようにな
り、切り残しといった欠点は置きない。 尚、吸引箱16,17によって布状物31の経糸のみが引張さ
れ、緯糸は吸引箱16,17によって直接には引張されてい
ないとしても、これら経糸及び緯糸は密に絡み合ってい
るから、緯糸に高圧水が当たった際に緯糸が延伸して切
断残しが生じるといったことはない。 又、吐出された高圧水はあたかもラッパ状のように拡が
っていき、そしてこの拡散につれて、すなわちエネルギ
ー放出によって異常な程の騒音、例えば100dBもの騒音
が発生していたのであるが、上記実施例にあっては、吐
出された高圧水はレシーバ筺体8及びベルト22によって
構成される閉空間内に吐出され、この閉空間内で拡がっ
てエネルギーが放出されるものであるから、外部に騒音
が漏れ出にくく、上記実施例の装置にあっては約70〜80
dB程度のものに緩和できており、作業環境の改善が図れ
ている。 又、上記実施例のものではノズル26がX方向及びY方向
に移動可能なように構成されているから、布状物を載置
する載置手段に要求される空間が少なくてすむ。 尚、ノズルをX方向及びY方向に移動可能なように構成
すること自体にそれ程工夫は要らないが、高圧水が吐出
されるノズルに対応して、このノズルからの吐出高圧水
を受けるレシーバ手段を配しておかねばならず、このノ
ズルとレシーバ手段との間に、例えば特公昭52-24566号
公報に記載されているような布状物の保持手段としての
金網等が存在していると、高圧水がこの金網にあたり、
金網が破損するだけでなく、金網の細線を横切る際に異
常に大きい音を発生することから、これらX方向及びY
方向に移動するノズルとレシーバ手段との間には布状物
の他には高圧水が当たるものは何もないようにしておく
ことが大事であり、上記実施例においては、X方向に移
動可能なスプロケット4a,5a,4b,5bを配設し、これにタ
イミングベルト1を添接して載置面3に凹条部6を構成
させ、この凹条部に高圧水を受けるレシーバ手段を配設
するようにしたから、上記の要望が見たされるようにな
ったのである。
本発明に係る高速流体切断装置は、高速流体発射手段
と、この高速流体発射手段と対向する部分を略U状に変
形させることによって凹条部が形成されてなるエンドレ
ス状のベルトと、このベルトの凹条部内に位置し、該高
速流体発射手段の変位に伴って変位可能に構成された該
高速流体発射手段からの高速流体を受けるレシーバ手段
と、該ベルト側から吸引力を作用させ、該物体に対して
高速流体発射方向と直交する方向に張力を付与した状態
で該物体を保持する物体保持手段と、該ベルトを走行停
止させる走行・停止手段と、該高速流体発射手段によっ
て発射される高速流体が衝突する該レシーバ手段内部の
位置に配置された棒材とを具備してなり、該高速流体発
射手段及びレシーバ手段の移動停止時には該走行・停止
手段によって該ベルトが走行動作させられ、又、該高速
流体発射手段及びレシーバ手段の移動時には該走行・停
止手段によって該ベルトが走行停止させられるように構
成してなるので、高速流体発射手段より発射された高速
流体が載置手段上の例えば布状物に当たってこれを切断
するも、載置手段には当たることなくレシーバ手段内に
入るようになり、従って高速流体による載置手段の損傷
は置きないものであって、耐久性に富んでおり、高速流
体が載置手段にあたることがないのでそれだけ騒音も大
きくならず、作業性の改善が図れ、又、高速流体発射手
段を二次元的に移動できるようにしたから、重量のある
載置手段を移動させて切断する場合よりもその制御が容
易である等の特長を有する。
と、この高速流体発射手段と対向する部分を略U状に変
形させることによって凹条部が形成されてなるエンドレ
ス状のベルトと、このベルトの凹条部内に位置し、該高
速流体発射手段の変位に伴って変位可能に構成された該
高速流体発射手段からの高速流体を受けるレシーバ手段
と、該ベルト側から吸引力を作用させ、該物体に対して
高速流体発射方向と直交する方向に張力を付与した状態
で該物体を保持する物体保持手段と、該ベルトを走行停
止させる走行・停止手段と、該高速流体発射手段によっ
て発射される高速流体が衝突する該レシーバ手段内部の
位置に配置された棒材とを具備してなり、該高速流体発
射手段及びレシーバ手段の移動停止時には該走行・停止
手段によって該ベルトが走行動作させられ、又、該高速
流体発射手段及びレシーバ手段の移動時には該走行・停
止手段によって該ベルトが走行停止させられるように構
成してなるので、高速流体発射手段より発射された高速
流体が載置手段上の例えば布状物に当たってこれを切断
するも、載置手段には当たることなくレシーバ手段内に
入るようになり、従って高速流体による載置手段の損傷
は置きないものであって、耐久性に富んでおり、高速流
体が載置手段にあたることがないのでそれだけ騒音も大
きくならず、作業性の改善が図れ、又、高速流体発射手
段を二次元的に移動できるようにしたから、重量のある
載置手段を移動させて切断する場合よりもその制御が容
易である等の特長を有する。
第1図〜第5図は本発明に係る高速流体切断装置の1実
施例を示すものであり、第1図はその概略を示す斜視
図、第2図及び第3図はレシーバ筺体近傍部分の側面図
及び平面図、第4図は第3図中IV−IV線での端面図、第
5図はノズルの駆動機構を示す概略図である。 1……タイミングベルト、2……スプロケット、 3……載置面、4a,4b,5a,5b……スプロケット、 6……凹条部、7……開口部、8……レシーバ筺体、 9……丸棒、10,11……アルミニウム板、 12,13……凸条ガイド、14,15……貫通孔、 16,17……吸引箱、18……架橋板、22……ベルト、 23,24……貫通孔、25……スペーサ、26……ノズル、 27……モータ、28……保持部材、29……ベルト、 30……同期機構、31……布状物、32……フィルム、 33,34……ブレーキ機構。
施例を示すものであり、第1図はその概略を示す斜視
図、第2図及び第3図はレシーバ筺体近傍部分の側面図
及び平面図、第4図は第3図中IV−IV線での端面図、第
5図はノズルの駆動機構を示す概略図である。 1……タイミングベルト、2……スプロケット、 3……載置面、4a,4b,5a,5b……スプロケット、 6……凹条部、7……開口部、8……レシーバ筺体、 9……丸棒、10,11……アルミニウム板、 12,13……凸条ガイド、14,15……貫通孔、 16,17……吸引箱、18……架橋板、22……ベルト、 23,24……貫通孔、25……スペーサ、26……ノズル、 27……モータ、28……保持部材、29……ベルト、 30……同期機構、31……布状物、32……フィルム、 33,34……ブレーキ機構。
Claims (1)
- 【請求項1】物体に高速流体を発射して該物体を切断す
る装置であって、高速流体発射手段と、この高速流体発
射手段と対向する部分を略U状に変形させることによっ
て凹条部が形成されてなるエンドレス状のベルトと、こ
のベルトの凹条部内に位置し、該高速流体発射手段の変
位に伴って変位可能に構成された該高速流体発射手段か
らの高速流体を受けるレシーバ手段と、該ベルト側から
吸引力を作用させ、該物体に対して高速流体発射方向と
直交する方向に張力を付与した状態で該物体を保持する
物体保持手段と、該ベルトを走行停止させる走行・停止
手段と、該高速流体発射手段によって発射される高速流
体が衝突する該レシーバ手段内部の位置に配置された棒
材とを具備してなり、該高速流体発射手段及びレシーバ
手段の移動停止時には該走行・停止手段によって該ベル
トが走行動作させられ、又、該高速流体発射手段及びレ
シーバ手段の移動時には該走行・停止手段によって該ベ
ルトが走行停止させられるよう構成してなることを特徴
とする高速流体切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1199490A JPH074798B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 高速流体切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1199490A JPH074798B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 高速流体切断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0366598A JPH0366598A (ja) | 1991-03-22 |
| JPH074798B2 true JPH074798B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=16408680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1199490A Expired - Fee Related JPH074798B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 高速流体切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074798B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007028417A1 (de) | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Grenzebach Maschinenbau Gmbh | Trennvorrichtung für eine fließbandähnliche Fertigungslinie |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6389300A (ja) * | 1986-10-01 | 1988-04-20 | ダイキン工業株式会社 | 高圧流体切断装置 |
| JPH01281900A (ja) * | 1988-04-30 | 1989-11-13 | Daikin Ind Ltd | 高圧流体切断装置 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP1199490A patent/JPH074798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0366598A (ja) | 1991-03-22 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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