JPH0748101A - 燃料電池用水素含有ガスの製造方法 - Google Patents

燃料電池用水素含有ガスの製造方法

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JPH0748101A
JPH0748101A JP5208195A JP20819593A JPH0748101A JP H0748101 A JPH0748101 A JP H0748101A JP 5208195 A JP5208195 A JP 5208195A JP 20819593 A JP20819593 A JP 20819593A JP H0748101 A JPH0748101 A JP H0748101A
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hydrogen
gas
catalyst
fuel cell
fuel
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JP5208195A
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Tadashi Kesen
忠 氣仙
Tsuneyoshi Takase
経義 高瀬
Toshio Matsuhisa
敏雄 松久
Hiroshi Iida
博 飯田
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Toyo CCI KK
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の水素製造用燃料の水蒸気改質等によっ
て得られた、水素を主成分とする改質ガス中のCOを燃
料電池の電極に無害なCO2に選択性よく接触酸化し、
CO濃度を100ppm以下という低濃度にまで容易に
低減する技術を開発し、燃料電池の燃料として用いたと
き白金電極触媒の被毒及び劣化を抑制して燃料電池の発
電性能を著しく向上することができる水素含有量が高く
CO濃度が十分に低減された水素含有ガスを効率よく製
造する方法を提供する。 【構成】 改質反応によって少なくとも水素を含有する
燃料ガスに転化可能な水素製造用燃料を改質することに
よって得られた、水素を主成分としかつCOを含有する
改質ガスに酸素含有ガスを混合してなる混合ガスを触媒
と接触させてCOを選択的に酸化除去して燃料電池用の
水素含有ガスを製造する方法において、前記COの酸化
除去反応を、金含有触媒の存在下で、圧力2kg/cm
2G以上10kg/cm2G未満の条件で行う燃料電池用
水素含有ガスの製造方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池用水素含有ガ
スの製造方法に関し、より詳しく言うと、各種の水素製
造用燃料[例えば、メタン若しくは天然ガス(LN
G)、プロパン、ブタン若しくは石油ガス(LPG)、
ナフサ、灯油、軽油、合成石油等の炭化水素系燃料、メ
タノール、混合アルコール等のアルコール系燃料、ある
いは都市ガス等]の水蒸気改質等によって得られた改質
ガスからCOを選択性よく接触酸化除去し、燃料電池用
の燃料、特に、少なくとも燃料極(負極)の電極に白金
(白金触媒)を用いるタイプの各種のH2燃焼型燃料電
池(リン酸型燃料電池、KOH型燃料電池、固体高分子
電解質型燃料電池をはじめとする低温作動型燃料電池な
ど)への供給燃料として有利に利用することができる、
CO濃度が十分に低減された水素含有ガスを効率よく製
造する方法に関する。
【0002】なお、本発明の方法による水素含有ガスの
製造工程は、前記改質工程と共に燃料電池発電システム
に組み込む形式で好適に利用することができる。
【0003】
【従来の技術】燃料電池による発電は、低公害でエネル
ギーロスが少なく、設置場所の選択、増設、操作性等の
点でも有利であるなど種々の利点を有することから近年
特に注目を集めている。燃料電池には、燃料や電解質の
種類あるいは作動温度等によって種々のタイプのものが
知られているが、中でも水素を還元剤(活物質)とし、
酸素(空気等)を酸化剤とする、いわゆる水素−酸素燃
料電池(低温作動型の燃料電池)の開発・実用化が最も
進んでおり、今後ますます普及が見込まれている。
【0004】このような水素−酸素燃料電池にも電解質
の種類や電極等の構成によって種々のタイプのものがあ
り、その代表的なものとして、例えば、リン酸燃料電
池、KOH型燃料電池、固体高分子電解質型燃料電池な
どがある。このような燃料電池、特に低温作動型燃料電
池の場合には、電極に白金(白金触媒)が使用されてい
る。ところが、電極に用いている白金(白金触媒)はC
Oによって被毒されやすいので、燃料中にCOがあるレ
ベル以上含まれていると発電性能が低下したり、濃度に
よっては全く発電ができなくなってしまうという重大な
問題点がある。このCO被毒による触媒活性の劣化は、
特に低温ほど著しいので、この問題は、低温作動型の燃
料電池の場合に特に深刻となる。
【0005】したがって、こうした白金系電極触媒を用
いる燃料電池の燃料としては純粋な水素が好ましいが、
実用的な点からは安価で貯蔵性等に優れたあるいはすで
に公共的な供給システムが完備されている各種の燃料
[例えば、メタン若しくは天然ガス(LNG)、プロパ
ン、ブタン等の石油ガス(LPG)、ナフサ、灯油、軽
油等の各種の炭化水素系燃料あるいはメタノール等のア
ルコール系燃料、あるいは都市ガス、その他の水素製造
用燃料]の水蒸気改質等によって得られる水素含有ガス
を用いることが一般的になっており、このような改質設
備を組み込んだ燃料電池発電システムの普及が進められ
ている。しかしながら、こうした改質ガス中には、一般
に、水素の他にかなりの濃度のCOが含まれているの
で、このCOを白金系電極触媒に無害なCO2等に転化
し、燃料中のCO濃度を低減させる技術の開発が強く望
まれている。その際、COの濃度を、通常100ppm
以下という低濃度にまで低減することが望ましいとされ
ている。
【0006】上記の問題を解決するために、燃料ガス
(改質ガス等の水素含有ガス)中のCOの濃度を低減さ
せる手段のひとつとして、下記の式(1)で表されるシ
フト反応(水性ガスシフト反応)を利用する技術が提案
されている。
【0007】 CO + H2O = CO2 + H2 (1) しかしながら、このシフト反応のみによる方法では、化
学平衡上の制約からCO濃度の低減には限界があり、一
般に、CO濃度を1%以下にするのは困難である。
【0008】そこで、CO濃度をより低濃度まで低減す
る手段として、改質ガス中に酸素又は酸素を含むガス
(空気等)を導入(添加)し、触媒を用いて選択的にC
OをCO2に変換する方法(COの選択的酸化除去法)
あるいは考えが提案されている。
【0009】例えば、特開平3−276577号公報に
は、改質装置と燃料電池の間に酸素導入装置とCO酸化
装置を設置するということが記載されている。しかし、
該公報には、COの選択的酸化方法[酸化を実際にどの
ような条件(触媒、反応条件等)で行えばよいのかな
ど]についての明確な説明はないし、その具体的な実施
例(COの濃度はどの程度低減でき、その際に水素の酸
化による消費はどの程度抑えられるのかといったデータ
など)も示されていない。したがって、該公報は、単
に、COを酸化により除去するという概念(考え)を示
しているにすぎず、燃料電池用燃料にふさわしい水素含
有ガスの製造技術(COの選択的除去技術)を具体的に
提示しているものではない。なぜなら、通常の酸化触媒
では、COを酸化しようとすると水素も酸化されてしま
い、また、触媒を選定しても反応条件が不適当であれ
ば、COを選択的にかつ低濃度まで酸化することができ
ないからである。
【0010】実際、COの酸化触媒としては、一般に、
Pt触媒やPd触媒など各種の遷移金属系触媒が知られ
ているが、これらの触媒は、低温では自己被毒効果を受
けやすいという欠点があるし、たとえ活性が高くてもC
O酸化に対する選択性が不十分であるため、CO濃度を
例えば100ppm以下という低濃度にまで低減するに
は同時に大量の水素を酸化により犠牲にしなければなら
ないので、この目的のためには実用的でない。
【0011】また、特開平2−153801号公報に
は、COの酸化除去反応を、Au触媒を用いて、反応温
度200℃以下の条件で行うという技術が記載されてい
る。しかしながら、この従来技術の場合には、触媒活性
が不十分で、また、反応圧等の条件も不適切であるの
で、高いCO転化率を得るには空間速度(SV)を低く
する必要があり、また、CO酸化の選択性も十分でない
ので、水素の酸化を抑制しようとするとCO濃度を十分
に低減することができない。
【0012】一方、比較的最近、粒径10nm以下とい
う金超微粒子を酸化コバルト(Co34)や酸化鉄(F
23あるいはFe34)、更にはMgO、TiO2
Al23、SiO2等の酸化物担体に担持した触媒が、
COの酸化やH2あるいは炭化水素の酸化に高い活性を
示すことが見いだされ、報告されている[例えば、春
田,表面,Vol.28(5),pp.333〜342
(1990)等参照]。しかしながら、これらの報告に
は、そうした担持金触媒を上記のような燃料電池用燃料
の製造(水素を主成分としCOを不純物として含有する
改質ガス等の水素含有ガスからのCOの選択的酸化除去
反応)に応用するという点については何ら記載されてい
ない。実際、これらの報告を見る限り、担持金超微粒子
触媒は、上記のようにCOの酸化に高活性を示すものの
水素単独の酸化に対しても極めて高い活性を示すので、
水素とCOの混合ガス(特に、上記のような改質ガス)
中のCOを選択性よく優先的に酸化することができるか
どうか、また、そのような反応条件があるのかどうかに
ついては、まったく予測することはできない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
の水素製造用燃料の水蒸気改質等によって得られた、水
素を主成分とする改質ガス中のCOを燃料電池の電極
(白金系電極触媒)に無害なCO2に選択性よく接触酸
化し、CO濃度を100ppm以下という低濃度にまで
容易に低減する技術を開発し、燃料極(負極)の電極に
白金(白金触媒)を用いるタイプのH2燃焼型燃料電池
(リン酸型燃料電池、KOH型燃料電池、固体高分子電
解質型燃料電池をはじめとする低温作動型燃料電池な
ど)の燃料として用いたときに該白金電極触媒の被毒及
び劣化を抑制して燃料電池の発電性能を著しく向上する
ことができ、したがって、そのような燃料電池の燃料と
して有利に利用することができる、水素含有量が高くC
O濃度が十分に低減された水素含有ガスを効率よく製造
する方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく、前記改質ガス中のCOを選択的(優先
的)に酸化し、水素の消費を十分に抑制した上でCO濃
度を十分な低濃度にまで低減するには、どのような触媒
をどのような反応条件で用いればよいのかと言う点に着
目し鋭意研究を重ねた。その結果、該改質ガスに適量の
酸素含有ガス(酸素、空気、酸素富化空気等)を混合
し、これを特定な金含有触媒に、適当な温度でしかも特
定の範囲の反応圧力において接触させることによって、
改質ガス中のCOを選択的に効率よくCO2に酸化する
ことができて水素の酸化による消費を好適に抑制した上
でCO濃度を100ppm以下という著しく低濃度にま
で容易に低減することができることを見いだした。すな
わち、この方法によって、前記したような白金電極触媒
を用いる低温作動型の燃料電池の燃料として好適な水素
含有ガスを効率よく得ることができることを見いだし、
これらの知見及び事実に基づいて、本発明を完成するに
至った。
【0015】すなわち、本発明は、改質反応によって少
なくとも水素を含有する燃料ガスに転化可能な燃料(水
素製造用燃料)を改質することによって得られた、水素
を主成分としかつCOを含有する改質ガスに酸素含有ガ
スを混合してなる混合ガスを触媒と接触させてCOを選
択的に酸化除去して燃料電池用の水素含有ガスを製造す
る方法において、前記COの酸化除去反応を、金含有触
媒の存在下で、圧力2kg/cm2G以上10kg/c
2G未満の条件で行うことを特徴とする燃料電池用水
素含有ガスの製造方法を提供するものである。
【0016】1.燃料の改質工程 本発明の方法においては、各種の水素製造用燃料の改質
によって得られる改質ガス(水素を主成分としかつCO
を含有する燃料ガス)に含まれるCOを前記特定の触媒
(金含有触媒)を用いて前記特定の反応条件(特定の反
応圧力範囲)にて選択的に酸化し、CO濃度が十分に低
減された所望の水素含有ガスを製造するが、該改質ガス
を得るための改質工程(改質反応)は、以下に示すよう
に、従来の燃料電池システムにおいて実施あるいは提案
されている方法など任意の方法によって行うことができ
る。したがって、予め改質装置を備えた燃料電池システ
ムにおいては、それをそのまま利用して同様にして改質
ガスを調製してもよい。
【0017】この改質反応の原料として用いる燃料とし
ては、適当な改質反応によって水素を主成分としかつC
Oを含有する燃料ガスに転化可能な各種の種類及び組成
の水素製造用燃料が使用可能であり、具体的には例え
ば、メタン、エタン、プロパン、ブタン等の炭化水素
(単独でも混合物でもよい)、あるいは、天然ガス(L
NG)、石油ガス(LPG)、ナフサ、灯油、軽油、合
成石油等の炭化水素系燃料、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール等のアルコール類(単独でも
混合物でよい)、更には、各種の都市ガス、合成ガス、
石炭などを適宜使用することができる。これらのうち、
どのような水素製造用燃料を用いるかは、燃料電池シス
テムの規模や燃料の供給事情などの諸条件を考慮して定
めればよいのであるが、通常は、メタノール、メタン若
しくはLNG、プロパン若しくはLPG、ナフサ若しく
は低級飽和炭化水素、メタンを含有する都市ガスなどが
好適に使用される。
【0018】なお、改質反応用触媒や燃料電池の電極触
媒等の被毒の防止あるいは公害の抑制等のために、前記
改質反応原料は硫黄分の少ないものを用いることが望ま
しく、必要とあらば、改質工程の前に脱硫工程を設けて
もよい。場合によっては、この脱硫は、改質反応と同時
にあるいはその後に行ってもよい。
【0019】前記改質反応としては、水蒸気改質反応
(スチームリホーミング)が最も一般的であるが、原料
によってはより一般の改質反応(例えば、熱分解等の熱
改質反応、接触分解やシフト反応等の各種接触改質反
応、部分酸化改質など)も適宜適用することができる。
その際、異なる種類の改質反応を適宜組み合わせて利用
してもよい。例えば、水蒸気改質反応は一般に吸熱反応
であるので、この吸熱分を補うべく水蒸気改質反応と部
分酸化を組み合わせもよいし、水蒸気改質反応等によっ
て生成(副生)するCOをシフト反応を利用してH2
と反応させその一部を予めCO2とH2に転化するなど各
種の組み合わせが可能である。
【0020】こうした改質反応は、一般に、水素の収率
ができるだけ大きくなるように、触媒あるいは反応条件
等を選定するが、COの副生を完全に抑制することは困
難であり、たとえシフト反応を利用しても改質ガス中の
CO濃度の低減には限界がある。
【0021】実際、メタン等の炭化水素の水蒸気改質反
応については、水素の得率及びCOの副生の抑制のため
に、次の(2)式あるいは(3)式: CH4 + 2H2O → 4H2+ CO2 (2) Cnm+2nH2O →(2n+m/2)H2+nCO2 (3) で表される反応ができるだけ選択性よく起こるように諸
条件を選定するのが好ましい。
【0022】また、同様に、メタノールの水蒸気改質反
応については、次の(4)式: CH3OH + H2O → 3H2+ CO2 (4) で表される反応ができるだけ選択性よく起こるように諸
条件を選定するのが好ましい。
【0023】更に、COを前記(1)式で表されるシフ
ト反応を利用して変性改質しても、このシフト反応は平
衡反応であるのでかなりの濃度のCOが残存することに
なる。したがって、こうした反応による改質ガス中に
は、多量の水素の他にCO2や未反応の水蒸気等と若干
のCOが含まれることになる。
【0024】前記改質反応に有効な触媒としては、原料
(燃料)の種類や反応の種類あるいは反応条件等に応じ
て多種多様なものが知られており、それらのうちのいく
つかを具体的に例示すると、炭化水素やメタノール等の
水蒸気改質に有効な触媒としては、例えば、Cu−Zn
O系触媒、Cu−Cr23系触媒、担持Ni系触媒、C
u−Ni−ZnO系触媒、Cu−Ni−MgO系触媒、
Pd−ZnO系触媒などを挙げることができ、また、炭
化水素類の接触改質反応や部分酸化に有効な触媒として
は、例えば、担持Pt系触媒、担持Ni系触媒などを挙
げることができる。もちろん、本発明の方法において前
記改質反応に使用可能な触媒は、上記例示のものに限定
されるものではなく、原料(燃料)の種類や反応の種類
あるいは反応条件等に応じて適当なものを適宜選定して
用いればよい。すなわち、本発明の方法においても、改
質反応用触媒としては前記例示のものを含めて公知の各
種の水蒸気改質触媒や接触改質触媒等の多種多様な触媒
が適用可能である。
【0025】改質装置としても特に制限はなく、従来の
燃料電池システム等に常用されるものなど任意の形式の
ものが適用可能であるが、水蒸気改質反応や分解反応等
の多くの改質反応は吸熱反応であるので、一般に、熱供
給性のよい反応装置若しくは反応器(熱交換器型の反応
装置など)が好適に使用される。そのような反応装置と
しては、例えば、多管型反応器、プレートフィン型反応
器などがあり、熱供給の方式としては、例えば、バーナ
ー等による加熱、熱媒による方法、部分酸化を利用する
触媒燃焼による加熱などがあるが、これらに限定される
ものではない。
【0026】改質反応の反応条件は、用いる原料、改質
反応、触媒、反応装置の種類あるいは反応方式等の他の
条件によって異なるので適宜定めればよい。いずれにし
ても、原料(燃料)の転化率を十分に(好ましくは10
0%あるいは100%近くまで)大きくし、かつ、水素
の得率ができるだけ大きくなるように諸条件を選定する
のが望ましい。また、必要に応じて、未反応の炭化水素
やアルコール等を分離しリサイクルする方式を採用して
もよい。また、必要に応じて、生成したあるいは未反応
分のCO2や水分等を適宜除去してもよい。
【0027】このようにして、水素含有量が多く、か
つ、炭化水素やアルコール等の水素以外の燃料成分が十
分に低減された所望の改質ガスを得る。なお、得られる
改質ガス中のCO濃度を、水素1モル対して、通常、
0.02モル以下、好ましくは、0.01モル以下にし
ておくのが好適であり、この改質工程の段階でCO濃度
をこのような比較的低濃度に調整しておくことによって
その後の酸化反応の負担がそれだけ軽くなる。
【0028】2.COの選択的酸化除去工程 本発明の方法においては、上記のようにして得た改質ガ
スに酸素含有ガスを混合し、その混合ガスを所定の酸化
触媒に接触させ、改質ガス中のCOを選択的(優先的)
に酸化するが、その際、該酸化触媒として金含有触媒と
いう特定の触媒を用い、しかも、該接触酸化反応を2k
g/cm2G以上でかつ10kg/cm2G未満という特
定の圧力範囲で行うことが肝要である。
【0029】前記改質ガスに添加混合する前記酸素含有
ガスとしては、通常、純酸素(O2)、空気あるいは酸
素富化空気が好適に使用される。該酸素含有ガスの添加
量は、これを混合後の混合ガス(前記酸化反応に供する
供給ガス)における酸素(O2)濃度が、COを完全に
CO2に酸化するのに十分な濃度となるように選定すれ
ばよいのであるが、通常は該酸素濃度が1〜10容量%
程度、好ましくは、2〜5容量%になるように調整する
のが適当である。この酸素濃度が1容量%未満であると
COの除去率が不十分となることがあり、一方、10容
量%より高いとCOの除去率をより一層向上させること
はできるが、一般に、水素の消費量が多くなるので好ま
しくない。
【0030】以上のようにして改質ガスと酸素含有ガス
とを混合した混合ガスを前記金含有触媒に接触させ所定
の酸化反応(COの選択的酸化除去反応)を行う。この
接触酸化反応は、前記したように2kg/cm2G以上
でかつ10kg/cm2G未満という特定の圧力範囲で
行う。ここで、もし、反応圧力が2kg/cm2G未満
であると、COを十分な低濃度にまで選択性よく酸化
(除去)することができない。すなわち、そのような低
圧での反応では、水素の消費を十分に抑制した上でCO
の濃度を100ppm以下という十分な低濃度にまで低
減することが困難となる。一方、反応圧をあまり高く設
定しようとすると、昇圧のための動力をその分大きくす
る必要があるので経済的に不利になるし、特に、10k
g/cm2G以上にすると高圧ガス取締法の規制を受け
るし、また、爆発限界が広がるので安全性が低下すると
いう問題も生じる。
【0031】前記酸化反応は、通常、0〜150℃、好
ましくは、40〜100℃の温度で好適に行うことがで
きる。この反応温度が0℃未満では反応速度が遅くなる
ので実用的なSV(空間速度)の範囲ではCOの除去率
(転化率)が不十分となりやすい。一方、反応温度が1
50℃を超えるとCO酸化の選択性が不十分となり、水
素が優先的に酸化されやすくなりCOの除去率が低下す
るなどの支障を生じやすい。
【0032】また、前記酸化反応は、通常、GHSV
(供給ガスの標準状態における供給体積速度及び使用す
る酸化触媒層の見かけの体積基準の空間速度)を100
0〜50000h-1の範囲に選定して行うのが好適であ
る。ここで、GHSVを小さくするということは、単位
時間あたりの供給ガス量を少なくするかあるいは触媒量
を多くするということであるので、このGHSVをあま
り小さい値に設定すると単位時間あたりのガス処理量
(燃料電池への水素含有ガスの供給量)が不十分となっ
たり、あるいは、触媒量が過剰となって反応装置が必要
以上に大きくなる。また、場合によってはCOの酸化後
に残存する酸素による水素の酸化(消費)が増加するな
どの支障が生じることがある。こうした点から、一般
に、GHSVを1000h-1より小さくすると実用上不
利となる。一方、GHSVをあまり大きくするとCOの
除去率が不十分となる。
【0033】前記酸化反応に用いる反応装置としては、
特に制限はなく、上記の反応条件を満たせるものであれ
ば各種の形式のものが適用可能であるが、この酸化反応
は発熱反応であるので温度制御を容易にするために反応
熱の除去性のよい反応装置若しくは反応器を用いること
が望ましい。具体的には例えば、多管型、あるいは、プ
レートフィン型等の熱交換型の反応器が好適に使用され
る。
【0034】次に、本発明の方法において用いる前記金
含有触媒について詳細に説明する。前記選択的CO酸化
は、金含有触媒という特定の触媒を用いて達成するが、
この金含有触媒としては、金と適当な金属酸化物からな
るものが好適に使用され、このものは、金と金属酸化物
の混合物、あるいは、適当な金属酸化物に金を固定化若
しくは担持したもの(以下、この形態のものを金固定化
金属酸化物と呼び、この金の固定化若しくは担持に用い
る金属酸化物を金固定化用金属酸化物と呼ぶ。)、更に
は、金と金属酸化物の混合物及び/又は前記金固定化金
属酸化物を更に別の担体に担持したものなど各種の形態
の触媒として使用することができる。
【0035】こうした金含有触媒における金は、超微粒
子状(高分散状態)であることが好ましく、特に、その
粒径が10nm以下の状態、更には、粒径が1〜5nm
の状態で担持(固定化)あるいは含有されていることが
好ましい。ここで、粒径が10nmを超えるような大き
な金粒子は一般に所定の酸化反応に対して十分な触媒活
性を示さないので、そのような大きな金粒子のみを含有
するものは触媒活性が不十分となるし、そのような大き
な金粒子を多く含有する触媒は例え触媒活性を満足した
としても高価な金が無駄になり触媒コストが大きくな
る。
【0036】前記金固定化用金属酸化物あるいは金(超
微粒子等)との混合物若しくは組成物として用いる前記
金属酸化物としては、前記所定の反応条件においてそれ
自体では水素の酸化に不活性であるかあるいは活性をも
っていてもあまり極端な活性を示さないものが好適に使
用され、具体的には例えば、酸化鉄、酸化マンガン、酸
化コバルト、酸化亜鉛、酸化ニッケル、酸化マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化
アルミニウム、酸化ベリリウム、酸化ジルコニウム、酸
化ケイ素、酸化ランタン等の単一金属の酸化物、あるい
は、鉄、マンガン、コバルト、亜鉛、ニッケル、マグネ
シウム、スズ、チタン、アルミニウム、ベリリウム、ジ
ルコニウム、ケイ素、ランタン等の金属元素2種以上か
らなる複合酸化物などを挙げることができる。また、こ
れら単一金属の酸化物及び複合酸化物は、必要に応じ
て、混合したり複合物として用いてもよい。
【0037】本発明においては、前記各種の形態の金含
有触媒の中でも、前記したような金固定化金属酸化物か
らなる触媒(すなわち、金固定化金属酸化物触媒あるい
はこれを更に後述する他の適当な担体若しくは支持体に
担持した触媒)が好適に使用される。なぜなら、金を金
属酸化物上に固定化(担持)したものは、金と金属酸化
物を混合して調製したものと比較して、金を金属酸化物
表面に超微粒子状に分散性よく担持しやすく、金の有効
表面積が大きくなるし、また、金粒子と金属酸化物との
接触面積も大きくなるので、優れた触媒性能を発揮する
からである。
【0038】このような金固定化金属酸化物触媒の調製
法若しくは金を金属酸化物上に超微粒子状に固定化する
手法としては、各種の方法が知られており、具体的には
例えば、(1)共沈法(特公平3−12934号公報に
記載の方法等)、(2)均一析出沈殿法(特開昭62−
155937号公報に記載の方法等)、(3)滴下中和
沈殿法(特開昭63−252908号公報に記載の方法
等)、(4)pH制御中和性沈殿法(特開昭63−25
2908号公報に記載の方法等)、(5)カルボン酸金
属塩添加法(特開平2−252610号公報に記載の方
法等)、(6)還元剤添加法(特開昭63−25290
8号公報に記載の方法等)、(7)析出沈殿法(特開平
3−97623号公報に記載の方法等)、(8)含浸法
などがある。
【0039】本発明の方法において前記酸化反応に用い
る前記各種の金固定化金属酸化物からなる触媒は、これ
らの公知の方法を含め多種多様な方法によって好適に調
製することができる。すなわち、前記各種の金固定化金
属酸化物は、予め、金固定化用金属酸化物を調製若しく
は用意し、この金属酸化物(触媒担体)に、所定の金化
合物(例えば、塩化金酸等)を金原料として用いて、金
超微粒子を固定化(担持)する方式、あるいは、所定の
金化合物と所定の金固定化用金属酸化物の原料となる適
当な金属化合物を調製原料として用いて共沈法等によっ
て金超微粒子が固定化(担持含有)された金属酸化物を
得る方式、あるいはこれらの組み合わせによる方式の様
々な方法によって調製することができる。
【0040】なお、触媒調製原料として用いる金原料
は、通常、塩化金酸が最も広く用いらるが、これに限定
されるものではなく、場合に応じて、塩化金等のハロゲ
ン化金、酸化金、水酸化金、シアン化金錯体等の各種の
金化合物や金コロイド等が適宜使用される。また、前記
金固定化用金属酸化物の原料としては、例えば、硝酸
塩、硫酸塩、塩化物、酢酸塩等の所定の金属の各種化合
物を使用することができる。これらの調製原料は、調製
方式等に応じて適宜選定される。
【0041】前記触媒調製の際に使用する金固定化用金
属酸化物(触媒担体)の形状としては、特に制限はな
く、例えば、粉末状、ゲル状、ゾル状等の特定の形状に
成形していないものやあるいはビーズ状、ペレット状、
顆粒状など予め所望の形状に成形したものなど各種の形
状若しくは形態のものとして使用することができる。
【0042】なお、上記の触媒調製においては、上記共
沈法等によって析出させた金固定化金属酸化物(沈殿物
等)や金固定化用金属酸化物担体に担持固定化して得た
金固定化金属酸化物(担持物等)に対して、通常、洗
浄、乾燥、焼成等の後処理を施し、また、必要に応じて
適宜成形し、所望の形状の触媒を得るが、こうした、洗
浄、乾燥、焼成等の後処理は、公知の方法等の常法に従
って行うことができる。その際の焼成温度は、通常、2
00〜600℃程度、好ましくは、300〜400℃の
範囲に選定するのが適当である。
【0043】こうして得られた金固定化金属酸化物触媒
等の金含有触媒における金の含有量は、金と金属酸化物
(金固定化用金属酸化物)の合計量に対して、通常、
0.1〜30重量%、好ましくは、0.3〜1.0重量
%の範囲に選定するのが適当である。この金の含有量が
あまり少ないと、COの酸化活性が不十分となり、一
方、あまり高担持率にすると金の使用量が必要以上に過
剰になり触媒コストが大きくなるし、また、金が凝集し
やすくなって超微粒子状に安定に固定化しにくくなると
いったの支障を生じることがある。
【0044】以上のようにして、所望の各種の金固定化
用金属酸化物を好適に得ることができる。こうして得た
触媒は、本発明における前記酸化反応用触媒として好適
に使用することができるが、前記したように、この金固
定化金属酸化物を必要に応じて更に別の適当な担体(若
しくは支持体)に担持して用いてもよい。より実用的な
点からは、このように金固定化金属酸化物を適当な形状
を有し、かつ構造安定化性に優れた担体や支持体に担持
して用いる方式が広く利用される。
【0045】そのような担体(若しくは支持体)として
は、多種多様な金属酸化物系担体や金属系担体、あるい
はそれらの複合体が好適に利用される。該金属酸化物系
担体の材質としては、例えば、アルミナ、シリカ、チタ
ニア、シリカアルミナ、シリカマグネシア、アルミナチ
タニア、コーディエライト、ムライト、ゼオライト等の
単独酸化物系のものあるいは複合酸化物系のものを例示
することができる。また、金属系担体としては、例え
ば、ステンレススチール、鉄、鉛、銅、アルミニウム系
の単独金属系のものや合金系のものを例示することがで
きる。これらの担体(若しくは支持体)形状及びサイズ
としては、特に制限はなく、例えば、粉末状、球状、粒
状、ハニカム状、発泡体状、繊維状、布状、板状、リン
グ状など、一般に使用するされている各種の形状及び構
造のものが利用可能である。
【0046】なお、こうした担体や支持体に担持された
金固定化金属酸化物触媒は、各種の方法によって得るこ
とができ、例えば、上記の触媒調製の際に、金固定化用
金属酸化物を予め別の適当な担体に担持したものを担体
として用いて得ることもできるし、あるいは、前もって
調製した金固定化金属酸化物あるいは調製段階にあるそ
の前駆体を前記所定の担体若しくは支持体に、例えば、
沈着法、ウオッシュコート法、スプレーコート法等の種
々の担持方式によって担持することによっても好適に得
ることができる。
【0047】以上のようにして調製した超微粒子状の金
を含有する触媒、特に金固定化金属酸化物からなる触媒
が、前記の反応条件下でCOを選択的に効率よく酸化す
るという本発明の重要な効果の原理(触媒機能の詳細)
については、現時点ではまだ十分に解明されていない
が、粒径10nm以下という金超微粒子にCOが選択的
に活性化吸着され、吸着したCOが金超微粒子と金属酸
化物の接合面(境界部)あるいは金属酸化物表面にスピ
ルオーバーすることによってCOが上記のような低温で
選択的よくCO2へ酸化されるという機構を推定するこ
とができる。
【0048】以上のようにして、水素含有量が多くかつ
CO濃度が100ppm以下というように十分に低濃度
まで低減された所望の燃料電池用の水素含有ガスを効率
よくかつ容易に得ることができる。
【0049】こうして本発明の方法によって製造された
水素含有ガスは、上記したようにCO濃度が十分に低い
ので燃料電池の白金電極触媒の被毒及び劣化を十分に低
減することができ、その寿命及び発電効率・発電性能を
大幅に向上することができる。また、排ガス中のCO濃
度も十分に低いので公害防止の点でも有利である。しか
も、水素含有量が多いので発電性に優れている。したが
って、この水素含有ガスは、各種のH2燃焼型燃料電池
の燃料として好適に使用することができ、特に、少なく
とも燃料極(負極)の電極に白金(白金触媒)を用いる
タイプの各種のH2燃焼型燃料電池(リン酸型燃料電
池、KOH型燃料電池、固体高分子電解質型燃料電池を
はじめとする低温作動型燃料電池など)への供給燃料と
して有利に利用することができる。
【0050】なお、従来の燃料電池システムの改質装置
(改質装置の後に変性装置がある場合、その変性装置も
改質装置の一部とみなしている)と燃料電池の間に、本
発明の方法に従った前記酸素導入装置及び酸化反応装置
を組み込むことによって、あるいは、すでに酸素導入装
置と酸化反応装置を具備しているものでは酸化触媒とし
て前記金含有触媒を用い反応圧を前記のように調整する
ことによっても、従来よりもずっと優れた燃料電池シス
テムを構成することが可能となる。
【0051】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示し、本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定され
るものではない。
【0052】実施例1 326m2/gの比表面積を持つ直径2mmのγ−アル
ミナビーズに硝酸第二鉄を含浸したものを400℃にて
4時間焼成し、Fe23を担持したアルミナビーズを得
た。Fe23の担持量は21.8重量%であった。この
Fe23担持アルミナビーズ30gを600ccの水中
に投入し、炭酸ソーダの1モル水溶液を用いてpHを
8.0に調製した。この液に15gの塩化金酸を含む
0.01モル水溶液を加え、ビーズ上に沈殿を沈着せし
め約1時間熟成を行った。この沈殿生成及び熟成の間該
溶液の温度を70〜80℃の間に保持し、充分な攪拌を
行った。更に適時炭酸ソーダ水溶液を加えてpHを7.
7〜8.5の間に調製した結果、熟成後のこの溶液のp
Hは8.0となった。かくて生成した触媒前駆体(γ−
アルミナ上にFe23並びに金を含む沈殿物を担持した
もの)を約1時間流水により洗浄した後、120℃の温
度で12時間乾燥し、次いで400℃の温度で4時間焼
成し、実施例触媒Aを得た。この実施例触媒Aの比表面
積は220m2/gであった。金の含有量は0.5重量
%であり、これは触媒1リットル当たり3.8gに相当
した。
【0053】上記で得た金含有触媒(触媒A)を16〜
32メッシュに粉砕したもの1ccを管型反応器に充填
し、その触媒層に下記の組成の混合ガスを下記の条件で
流通し、所定の酸化反応を行った。
【0054】供給ガス組成 CO:1%、O2:2
%、CO2:15%、N2:7.5%、H2:balan
ce GHSV=10000h-1 反応温度:55℃、反応圧力:常圧〜5kg/cm2
(図1参照) こうして得られた反応結果を図1に示す。
【0055】図1に示すように本発明による反応条件で
あれば低酸素量でも効果的にCOを除去することができ
ることがわかる。
【0056】
【発明の効果】本発明の方法においては、特に、メタノ
ールやメタン等の炭化水素をはじめ前記各種の水素製造
用燃料の水蒸気改質等によって得られた、水素を主成分
とする改質ガスからのCOの酸化除去を、酸素含有ガス
と混合し、CO酸化に高活性及び高選択性を有するとい
う特定の酸化触媒(すなわち、金を超微粒子状体で含有
する金固定化金属酸化物等の金含有触媒)を用い、かつ
適当な反応条件(すなわち、前記特定の反応圧力範囲及
び前記適当な反応温度等の条件)で行っているので、水
素の消費を十分に抑制した上で、COを燃料電池の電極
(白金系電極触媒)に無害なCO2に選択性よくしかも
100ppmという十分に低濃度にまで容易に酸化低減
することができる。
【0057】したがって、本発明によると、CO濃度が
十分に低いので燃料電池の白金系電極触媒の被毒や劣化
の抑制に有利であり発電性能(効率及び寿命)を著しく
向上することができ、したがって、前記した各種の低温
作動型の燃料電池(リン酸型燃料電池、KOH型燃料電
池、固体高分子電解質型燃料電池など)の燃料として有
利に使用することができる燃料電池用水素含有ガスを容
易に製造する方法を提供することができ、これによっ
て、従来の燃料電池システムの性能等を大幅に改善する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の反応結果を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 8/06 R G (72)発明者 松久 敏雄 山口県下関市彦島迫町7丁目2番10号 東 洋シーシーアイ株式会社内 (72)発明者 飯田 博 千葉県袖ケ浦市上泉1280番地 出光興産株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改質反応によって少なくとも水素を含有
    する燃料ガスに転化可能な水素製造用燃料を改質するこ
    とによって得られた、水素を主成分としかつCOを含有
    する改質ガスに酸素含有ガスを混合してなる混合ガスを
    触媒と接触させてCOを選択的に酸化除去して燃料電池
    用の水素含有ガスを製造する方法において、前記COの
    酸化除去反応を、金含有触媒の存在下で、圧力2kg/
    cm2G以上10kg/cm2G未満の条件で行うことを
    特徴とする燃料電池用水素含有ガスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金含有触媒が、金の超微粒子を含有
    する触媒である請求項1に記載の燃料電池用水素含有ガ
    スの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記金含有触媒が、触媒担体上に担持さ
    れたFe23を主成分とする金属酸化物上に金の超微粒
    子を固定化したものである請求項1又は2に記載の燃料
    電池用水素含有ガスの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金含有触媒中の金超微粒子又は前記
    固定化された金超微粒子の粒径が10nm以下である請
    求項2又は3に記載の燃料電池用水素含有ガスの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記改質ガスの調製に用いる水素製造用
    燃料が、炭化水素及び/又は含酸素炭化水素からなる燃
    料である請求項1〜5いずれかに記載の燃料電池用水素
    含有ガスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記改質ガスの調製に用いる水素製造用
    燃料が、メタン、プロパン、ブタン、メタノール、天然
    ガス(LNG)、都市ガス、石油ガス(LPG)、ナフ
    サ、灯油、軽油又は混合アルコールである請求項1〜5
    いずれかに記載の燃料電池用水素含有ガスの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記COの酸化除去反応後の生成ガス中
    におけるCOの濃度が100ppm以下である請求項1
    〜6いずれかに記載の燃料電池用水素含有ガスの製造方
    法。
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