JPH0748154B2 - 鍵盤楽器における鍵盤装置 - Google Patents
鍵盤楽器における鍵盤装置Info
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- JPH0748154B2 JPH0748154B2 JP63116036A JP11603688A JPH0748154B2 JP H0748154 B2 JPH0748154 B2 JP H0748154B2 JP 63116036 A JP63116036 A JP 63116036A JP 11603688 A JP11603688 A JP 11603688A JP H0748154 B2 JPH0748154 B2 JP H0748154B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鍵の復帰動作に伴う衝撃を吸収緩和し、バウ
ンドおよび雑音の発生を防止し得るようにした鍵盤楽器
における鍵盤装置に関する。
ンドおよび雑音の発生を防止し得るようにした鍵盤楽器
における鍵盤装置に関する。
ピアノ等の鍵盤楽器における鍵盤装置は、鍵盤筬上に中
間部を回動支点として上下方向に揺動自在に配設された
鍵を備え、この鍵の押鍵操作によりアクシヨン機構を駆
動するものである。
間部を回動支点として上下方向に揺動自在に配設された
鍵を備え、この鍵の押鍵操作によりアクシヨン機構を駆
動するものである。
ところで、従来の鍵盤装置にあつては筬後上面に配設し
たバツクレールクロスで通常鍵の後端部を支持し、この
クロスで鍵の復帰動作時における落下衝撃および雑音を
吸収緩和するようにしているものの、その硬さをあまり
柔かくすることができない(柔かすぎると鍵の重みによ
り経時変化を起こして鍵のアガキ量が変化する)ため、
完全には衝撃、雑音を吸収することができず、そのため
バウンドして落下音,落下振動が棚板に伝わり演算自体
に不快感を与える。また、バウンドすると指に振動が伝
わつて鍵タツチに悪影響を与えたり、連打性が低下した
り、更にはスタツカート奏法時の止音不良を生じ、演奏
性能自体を著しく低下させるという不都合があつた。
たバツクレールクロスで通常鍵の後端部を支持し、この
クロスで鍵の復帰動作時における落下衝撃および雑音を
吸収緩和するようにしているものの、その硬さをあまり
柔かくすることができない(柔かすぎると鍵の重みによ
り経時変化を起こして鍵のアガキ量が変化する)ため、
完全には衝撃、雑音を吸収することができず、そのため
バウンドして落下音,落下振動が棚板に伝わり演算自体
に不快感を与える。また、バウンドすると指に振動が伝
わつて鍵タツチに悪影響を与えたり、連打性が低下した
り、更にはスタツカート奏法時の止音不良を生じ、演奏
性能自体を著しく低下させるという不都合があつた。
そこで、このような不都合を解決するものとして例えば
実公昭59−24076号が知られているが、これとてもフエ
ルト等の緩衝部材を使用しているため、経時変化を起す
欠点があつた。
実公昭59−24076号が知られているが、これとてもフエ
ルト等の緩衝部材を使用しているため、経時変化を起す
欠点があつた。
したがつて、この発明は上述したような問題点を解決
し、簡単な構成で押鍵操作時の鍵の落下音,落下振動等
を効果的に吸収し得る鍵盤楽器における鍵盤装置を提供
することを目的とするものである。
し、簡単な構成で押鍵操作時の鍵の落下音,落下振動等
を効果的に吸収し得る鍵盤楽器における鍵盤装置を提供
することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するために、上下方向に揺動
自在に配設され演奏時に押鍵操作される鍵(4)と、こ
の鍵(4)の後端部下方に配設され押鍵操作後回動復帰
する前記鍵(4)を受け止めるエアダンパー(3)とを
備え、このエアダンパー(3)は、内外を連通する空気
孔(23)を有するスリーブ(16,71,80)と、このスリー
ブ(16,71,80)に配設されたプランジャ(17,70A,80A)
と、スリーブ(16,71,80)内に配設され前記プランジャ
(17,70A,80A)を上方に付勢して前記鍵(4)の後端部
下面に当接させるスプリング(18)とで構成されている
ものである。
自在に配設され演奏時に押鍵操作される鍵(4)と、こ
の鍵(4)の後端部下方に配設され押鍵操作後回動復帰
する前記鍵(4)を受け止めるエアダンパー(3)とを
備え、このエアダンパー(3)は、内外を連通する空気
孔(23)を有するスリーブ(16,71,80)と、このスリー
ブ(16,71,80)に配設されたプランジャ(17,70A,80A)
と、スリーブ(16,71,80)内に配設され前記プランジャ
(17,70A,80A)を上方に付勢して前記鍵(4)の後端部
下面に当接させるスプリング(18)とで構成されている
ものである。
この発明に係る鍵盤楽器における鍵盤装置は、押鍵操作
後回動復帰する鍵の後端部をエアダンパーで受け止め、
衝撃を吸収緩和するように構成されていて、鍵はエアダ
ンパーから制動力を受けつつ復帰動作をつづけ、係止手
段によつて初期位置に係止される。この際に、エアダン
パー内の空気は押鍵操作により外部から補充され、鍵が
回動復帰して当接すると圧縮され、絞られた流路を通過
して外部に流出していく。そして、エアダンパーは圧力
上昇に起因する力を主な反力として鍵に伝え、鍵を制動
する。また、鍵の運動エネルギーの相当量は、ダンパー
内から流出する流体の運動エネルギー、および摩擦や流
体の粘性に起因する熱エネルギーとして、大気等の外部
に棄てられる。したがつて、鍵の運動エネルギーは効果
的にエアダンパーに吸収され外部(鍵とエアダンパー以
外)に流出空気とともに棄てられ、エアダンパーが吸収
したエネルギーの鍵への逆戻りが少ない。逆止弁はプラ
ンジャの上昇復帰時に空気孔を開くことで、プランジャ
の復帰を促進する。
後回動復帰する鍵の後端部をエアダンパーで受け止め、
衝撃を吸収緩和するように構成されていて、鍵はエアダ
ンパーから制動力を受けつつ復帰動作をつづけ、係止手
段によつて初期位置に係止される。この際に、エアダン
パー内の空気は押鍵操作により外部から補充され、鍵が
回動復帰して当接すると圧縮され、絞られた流路を通過
して外部に流出していく。そして、エアダンパーは圧力
上昇に起因する力を主な反力として鍵に伝え、鍵を制動
する。また、鍵の運動エネルギーの相当量は、ダンパー
内から流出する流体の運動エネルギー、および摩擦や流
体の粘性に起因する熱エネルギーとして、大気等の外部
に棄てられる。したがつて、鍵の運動エネルギーは効果
的にエアダンパーに吸収され外部(鍵とエアダンパー以
外)に流出空気とともに棄てられ、エアダンパーが吸収
したエネルギーの鍵への逆戻りが少ない。逆止弁はプラ
ンジャの上昇復帰時に空気孔を開くことで、プランジャ
の復帰を促進する。
〔実施例〕 以下、この発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図はこの発明に係る鍵盤装置の第1実施例を示す側
断面図、第2図はエアダンパーの断面図である。これら
の図において、1はピアノの棚板でこの棚板1上には鍵
盤筬2とエアダンパー3が載置固定され、更にその上に
鍵4が上下方向に揺動自在に配設されている。
断面図、第2図はエアダンパーの断面図である。これら
の図において、1はピアノの棚板でこの棚板1上には鍵
盤筬2とエアダンパー3が載置固定され、更にその上に
鍵4が上下方向に揺動自在に配設されている。
鍵盤筬2は、筬前5と、筬中6と、筬前5と筬中6を連
結する鍵盤筬妻7等で構成され、筬前5上にオーバルキ
ーピン8が、そして筬中6上にはバランスキーピン9が
植設されている。
結する鍵盤筬妻7等で構成され、筬前5上にオーバルキ
ーピン8が、そして筬中6上にはバランスキーピン9が
植設されている。
鍵4は、その中間部に形成された扇形の長孔10に前記バ
ランスキーピン9が挿通されることにより該ピン9を支
点として上下方向に揺動自在に保持され、また前端部下
面に形成された前後方向に長い凹部11に前記オーバルキ
ーピン8が係入されることにより、左右方向への回動を
規制防止されている。そして、鍵4の後端部上面にはキ
ヤプスタン12が植設されており、このキャプスタン12を
介して図示しないアクシヨン機構が常時鍵4に負荷とし
て加わつているため、非演奏時において鍵4の前端部が
第1図実線で示す如く筬前5の上方に浮き上り、後端部
が前記エアダンパー3に押し付けられている。
ランスキーピン9が挿通されることにより該ピン9を支
点として上下方向に揺動自在に保持され、また前端部下
面に形成された前後方向に長い凹部11に前記オーバルキ
ーピン8が係入されることにより、左右方向への回動を
規制防止されている。そして、鍵4の後端部上面にはキ
ヤプスタン12が植設されており、このキャプスタン12を
介して図示しないアクシヨン機構が常時鍵4に負荷とし
て加わつているため、非演奏時において鍵4の前端部が
第1図実線で示す如く筬前5の上方に浮き上り、後端部
が前記エアダンパー3に押し付けられている。
前記エアダンパー3は、第2図に示すように、上面が開
放し棚板1上に固定されたハウジング15と、このハウジ
ング15内に配設された上方に開放する有底円筒状のスリ
ーブ16と、このスリーブ16内に上下方向に摺動自在に配
設されたプランジヤ17と、同じくスリーブ16内に配設さ
れプランジヤ17を上方に付勢するスプリング18と、スリ
ーブ16の上端開口部を被いプランジヤ17の上方への抜け
を防止するストツパープレート19と、プランジヤ17の大
径部17A上面に配設されたフエルト等のクツシヨン部材2
0と、スリーブ16の内底面に配設されたフエルト等のク
ツシヨン部材21等で構成されている。前記ハウジング15
はすべての鍵4のエアダンパーに対して共通に使用され
るため棚板1の左右方向に長く延在し、このハウジング
15に前記スリーブ16が各鍵に対応して配設されている。
スリーブ16の下面16aとハウジング15の内底面との間に
は適宜な隙間が形成され、また前記下面16aの中央には
0.5mm〜0.6mm程度の穴径を有する微小な空気孔23が形成
されている。
放し棚板1上に固定されたハウジング15と、このハウジ
ング15内に配設された上方に開放する有底円筒状のスリ
ーブ16と、このスリーブ16内に上下方向に摺動自在に配
設されたプランジヤ17と、同じくスリーブ16内に配設さ
れプランジヤ17を上方に付勢するスプリング18と、スリ
ーブ16の上端開口部を被いプランジヤ17の上方への抜け
を防止するストツパープレート19と、プランジヤ17の大
径部17A上面に配設されたフエルト等のクツシヨン部材2
0と、スリーブ16の内底面に配設されたフエルト等のク
ツシヨン部材21等で構成されている。前記ハウジング15
はすべての鍵4のエアダンパーに対して共通に使用され
るため棚板1の左右方向に長く延在し、このハウジング
15に前記スリーブ16が各鍵に対応して配設されている。
スリーブ16の下面16aとハウジング15の内底面との間に
は適宜な隙間が形成され、また前記下面16aの中央には
0.5mm〜0.6mm程度の穴径を有する微小な空気孔23が形成
されている。
プランジヤ17は前述した大径部17Aと、この大径部17Aの
上面中央に一体に突設され前記ストツパープレート19の
中心孔24より上方に突出する小径部17Bとで構成され、
前記大径部17Aの外周とスリーブ16の内周面との間には
0.03mm〜0.05mm程度の僅少な隙間Aが設けられており、
これによつてスリーブ16内の空気が鍵4の復帰時に上方
に逃げるのを防止している。そして、小径部17Bの上端
面には鍵4の後端部下面に当接するフエルト等のクツシ
ヨン部材27が接着されている。なお、エアダンパー3の
雑音を減らすためのプランジヤー滑動部に潤滑油を塗布
したり、あるいはまたテフロン(商標名)等を潤滑材と
してコーテイングすると良い。
上面中央に一体に突設され前記ストツパープレート19の
中心孔24より上方に突出する小径部17Bとで構成され、
前記大径部17Aの外周とスリーブ16の内周面との間には
0.03mm〜0.05mm程度の僅少な隙間Aが設けられており、
これによつてスリーブ16内の空気が鍵4の復帰時に上方
に逃げるのを防止している。そして、小径部17Bの上端
面には鍵4の後端部下面に当接するフエルト等のクツシ
ヨン部材27が接着されている。なお、エアダンパー3の
雑音を減らすためのプランジヤー滑動部に潤滑油を塗布
したり、あるいはまたテフロン(商標名)等を潤滑材と
してコーテイングすると良い。
次に、上記構成においてエアダンパー3の動作について
説明する。
説明する。
鍵4の後端部は、通常鍵4自体の重量およびアクシヨン
機構の重量によつて前端部より下り、プランジヤ17をス
プリング18に抗して押し下げ、第2図鎖線で示すように
ストツパープレート19に当接している。この状態におい
て鍵4の前端部を指で押し下げると、鍵4はバランスキ
ーピン9を中心として第1図時計方向に小角度回動され
て前端部下面が筬前5に当接し、後端部が前記ストツパ
ープレート19より浮き上がる。同時にプランジヤ17はス
プリング18の弾撥力により上昇し、クツシヨン部材20が
ストツパープレート19の下面に圧接される。
機構の重量によつて前端部より下り、プランジヤ17をス
プリング18に抗して押し下げ、第2図鎖線で示すように
ストツパープレート19に当接している。この状態におい
て鍵4の前端部を指で押し下げると、鍵4はバランスキ
ーピン9を中心として第1図時計方向に小角度回動され
て前端部下面が筬前5に当接し、後端部が前記ストツパ
ープレート19より浮き上がる。同時にプランジヤ17はス
プリング18の弾撥力により上昇し、クツシヨン部材20が
ストツパープレート19の下面に圧接される。
次に、鍵4から外力を取り除くと、鍵4はそれ自体の重
量およびアクシヨン機構の重量によつて回動復帰し、後
端部にて前記プランジヤ17をスプリング18に抗して押し
下げる。この時、スリーブ16内の空気の一部は空気孔23
よりハウジング15内に排出されるが、この空気孔23は十
分小さく、したがつて、排出空気の流速は大きく、流出
流体の運動エネルギーとして鍵の運動エネルギーはかな
り吸収される。これに加えて、空気が該孔23を通るとき
の流体粘性抵抗により、鍵4の急激な回動復帰をその速
度に比例して制動し、クツシヨン部材27上でのパウンド
および雑音の発生を防止する。なお、エアダンパー3が
吸収したエネルギーは大気等の外部に棄てられ、吸収エ
ネルギーの鍵4への逆戻り量は少ない。したがつて、鍵
4の復帰動作が安定かつ確実で、速い連打を可能にする
と共に指に不要な振動が伝わらないため良好な鍵タツチ
感が得られる。また、鍵4がバウンドしなければキヤプ
スタン12とアクシヨン機構のウイペンヒールとの間に隙
間が生じず、アクシヨン機構を鍵4の動きに正確に追従
させることができ、特にスタツカート奏法時に生じ易い
止音不良を防止することができる。
量およびアクシヨン機構の重量によつて回動復帰し、後
端部にて前記プランジヤ17をスプリング18に抗して押し
下げる。この時、スリーブ16内の空気の一部は空気孔23
よりハウジング15内に排出されるが、この空気孔23は十
分小さく、したがつて、排出空気の流速は大きく、流出
流体の運動エネルギーとして鍵の運動エネルギーはかな
り吸収される。これに加えて、空気が該孔23を通るとき
の流体粘性抵抗により、鍵4の急激な回動復帰をその速
度に比例して制動し、クツシヨン部材27上でのパウンド
および雑音の発生を防止する。なお、エアダンパー3が
吸収したエネルギーは大気等の外部に棄てられ、吸収エ
ネルギーの鍵4への逆戻り量は少ない。したがつて、鍵
4の復帰動作が安定かつ確実で、速い連打を可能にする
と共に指に不要な振動が伝わらないため良好な鍵タツチ
感が得られる。また、鍵4がバウンドしなければキヤプ
スタン12とアクシヨン機構のウイペンヒールとの間に隙
間が生じず、アクシヨン機構を鍵4の動きに正確に追従
させることができ、特にスタツカート奏法時に生じ易い
止音不良を防止することができる。
第3図はこの発明の第2実施例を示すエアダンパーの断
面図である。この実施例はストツパープレート19の上面
にリング状のクツシヨン部材30を載置固定した点が、第
1図および第2図に示した実施例と異なるだけで、他は
全て同一である。このような構成においては、前記クツ
シヨン部材30で回動復帰する鍵4の後端部を受け止める
ため、より一層落下衝撃および雑音の発生を防止するこ
とができる利点を有している。
面図である。この実施例はストツパープレート19の上面
にリング状のクツシヨン部材30を載置固定した点が、第
1図および第2図に示した実施例と異なるだけで、他は
全て同一である。このような構成においては、前記クツ
シヨン部材30で回動復帰する鍵4の後端部を受け止める
ため、より一層落下衝撃および雑音の発生を防止するこ
とができる利点を有している。
第4図(a),(b),(c)はそれぞれこの発明の第
3実施例を示すエアダンパーの断面図で、同図(a)は
スリーブ16に空気孔を設ける代りにスリーブ内周面とプ
ランジヤ17の大径部外周面との間に空気の通過を可能に
する0.1mm〜0.2mm程度の隙間Aを設け、この隙間Aを通
過する空気の運動エネルギーと流体粘性抵抗により鍵4
の回動復帰を制動して落下衝撃を和らげ、バウンドおよ
び落下音の発生を防止するようにしたものである。同図
(b)はスリーブ16の周面に空気孔23を形成したもの、
同図(c)はプランジヤ17の大径部17A下面に一端が開
口し、他端が小径部17Bの上端部周面に開口する空気孔2
3を形成したものである。
3実施例を示すエアダンパーの断面図で、同図(a)は
スリーブ16に空気孔を設ける代りにスリーブ内周面とプ
ランジヤ17の大径部外周面との間に空気の通過を可能に
する0.1mm〜0.2mm程度の隙間Aを設け、この隙間Aを通
過する空気の運動エネルギーと流体粘性抵抗により鍵4
の回動復帰を制動して落下衝撃を和らげ、バウンドおよ
び落下音の発生を防止するようにしたものである。同図
(b)はスリーブ16の周面に空気孔23を形成したもの、
同図(c)はプランジヤ17の大径部17A下面に一端が開
口し、他端が小径部17Bの上端部周面に開口する空気孔2
3を形成したものである。
こ場合、同図(b),(c)はスリーブ16を棚板1上に
直接配置して第2図に示したハウジング15を設けてもよ
いことは勿論である。また、同図(c)の構成において
は空気孔23の両端開口部をプランジヤ17の大径部17A上
下面に開口させてもよい。
直接配置して第2図に示したハウジング15を設けてもよ
いことは勿論である。また、同図(c)の構成において
は空気孔23の両端開口部をプランジヤ17の大径部17A上
下面に開口させてもよい。
第5図はこの発明の第4実施例を示すエアダンパーの断
面図、第6図(a),(b)は逆止弁の平面図および断
面図である。この実施例はスリーブ16の周面に0.5〜0.6
mm程度の孔径を有する空気孔23を形成すると共に底面に
1〜2mm程度の孔径を有する孔35を形成し、この孔35に
対応してスリーブ16の内底面に逆止弁36を配設したもの
である。逆止弁36はゴムシート等によつて形成され、そ
の中央には略C字形の溝37の形成によつて弾性変形可能
な舌片38が設けられ、この舌片38によつて通常前記孔35
を塞いでおり、押鍵操作に伴つてプランジヤ17がスプリ
ング18の力により押し上げられると、前記舌片38が上方
に弾性変形して前記孔35を開き、これによつてプランジ
ヤ17の上昇復帰を速めるようにしたものである。
面図、第6図(a),(b)は逆止弁の平面図および断
面図である。この実施例はスリーブ16の周面に0.5〜0.6
mm程度の孔径を有する空気孔23を形成すると共に底面に
1〜2mm程度の孔径を有する孔35を形成し、この孔35に
対応してスリーブ16の内底面に逆止弁36を配設したもの
である。逆止弁36はゴムシート等によつて形成され、そ
の中央には略C字形の溝37の形成によつて弾性変形可能
な舌片38が設けられ、この舌片38によつて通常前記孔35
を塞いでおり、押鍵操作に伴つてプランジヤ17がスプリ
ング18の力により押し上げられると、前記舌片38が上方
に弾性変形して前記孔35を開き、これによつてプランジ
ヤ17の上昇復帰を速めるようにしたものである。
すなわち、プランジヤ17がスプリング18の力により上昇
を開始すると、空気孔23が小さいためスリーブ16内の圧
力は瞬間的に負圧になりプランジヤ17を制動するが、こ
の時の負圧によつて舌片38が弾性変形して孔35を開き、
スリーブ16内の負圧を大気圧にすみやかに戻すため、プ
ランジヤ17はスプリング18の力によつてスムーズに上昇
復帰する。
を開始すると、空気孔23が小さいためスリーブ16内の圧
力は瞬間的に負圧になりプランジヤ17を制動するが、こ
の時の負圧によつて舌片38が弾性変形して孔35を開き、
スリーブ16内の負圧を大気圧にすみやかに戻すため、プ
ランジヤ17はスプリング18の力によつてスムーズに上昇
復帰する。
第7図はこの発明の第5実施例を示すエアダンパーの断
面図である。この実施例は鍵4の後端部と棚板との間に
ソレノイド40を配設し、このソレノイド40によつて鍵4
を駆動するようにした自動演奏ピアノに適用したもの
で、前記ソレノイド40の上部共通ヨーク41と下部共通ヨ
ーク42を延長し、これら両ヨーク42を延長し、これら両
ヨーク間にエアダンパー3を配設したものである。この
場合、エアダンパー3は、外周面に上下一対の鍔43a,43
bを一体に有し下面中央に空気孔23を有するスリーブ16
と、このスリーブ16内に配設されたプランジヤ17および
スプリング18等で構成され、上方の鍔43aが上部共通ヨ
ーク41で下面に固定され、下方の鍔43bが下部共通ヨー
ク42の上面に固定されている。
面図である。この実施例は鍵4の後端部と棚板との間に
ソレノイド40を配設し、このソレノイド40によつて鍵4
を駆動するようにした自動演奏ピアノに適用したもの
で、前記ソレノイド40の上部共通ヨーク41と下部共通ヨ
ーク42を延長し、これら両ヨーク42を延長し、これら両
ヨーク間にエアダンパー3を配設したものである。この
場合、エアダンパー3は、外周面に上下一対の鍔43a,43
bを一体に有し下面中央に空気孔23を有するスリーブ16
と、このスリーブ16内に配設されたプランジヤ17および
スプリング18等で構成され、上方の鍔43aが上部共通ヨ
ーク41で下面に固定され、下方の鍔43bが下部共通ヨー
ク42の上面に固定されている。
さらに、第8図に示すようにエアダンパー3のスリーブ
16の回りにコイル44を巻いてソレノイドを形成すれば、
エアダンパー付のソレノイドが作れる。なお、同図にお
いてはプランジヤーおよびスプリングを省略している。
16の回りにコイル44を巻いてソレノイドを形成すれば、
エアダンパー付のソレノイドが作れる。なお、同図にお
いてはプランジヤーおよびスプリングを省略している。
なお、この発明は上述した実施例に限らず種々のバリエ
ーシヨンが可能で、例えば第5図および第6図に示した
逆止弁36を第4図(c)に示したプランジヤ17の大径部
下面に空気孔23に対応して配設したり、あるいはまた第
4図に示したスリーブ16の底面に逆止弁36を配設した
り、更には第9図に示すように筬後50とエアダンパー3
とを併用することおよび筬後内に組込むことも可能であ
る。この他第10図〜第12図に示すものであつてもよい。
すなわち、第10図はこの発明の他の実施例を示すエアダ
ンパーの断面図で、プレート66に設けた開口部60にスリ
ーブ16を嵌挿してその上端外周部に設けられた鍔部61
を、前記開口部60に着脱自在に係合される蓋体62によつ
て前記開口部60の上面側周縁部にスペーサ63を介して押
圧固定したものである。なお、64はゴム等からなるクツ
シヨンフランジ、65はプランジヤ17の上端に被冠された
キヤツプである。プレート66は棚板上に配設され、スペ
ーサ63およびキヤツプ65の上面に取付けられたクツシヨ
ン部材27はエクセーヌ(合成皮革の一種でスエード調の
もの)によつて形成されている。蓋体62の下面には前記
開口部60に係合する弾性変形自在な係合脚67が一体に垂
設されている。
ーシヨンが可能で、例えば第5図および第6図に示した
逆止弁36を第4図(c)に示したプランジヤ17の大径部
下面に空気孔23に対応して配設したり、あるいはまた第
4図に示したスリーブ16の底面に逆止弁36を配設した
り、更には第9図に示すように筬後50とエアダンパー3
とを併用することおよび筬後内に組込むことも可能であ
る。この他第10図〜第12図に示すものであつてもよい。
すなわち、第10図はこの発明の他の実施例を示すエアダ
ンパーの断面図で、プレート66に設けた開口部60にスリ
ーブ16を嵌挿してその上端外周部に設けられた鍔部61
を、前記開口部60に着脱自在に係合される蓋体62によつ
て前記開口部60の上面側周縁部にスペーサ63を介して押
圧固定したものである。なお、64はゴム等からなるクツ
シヨンフランジ、65はプランジヤ17の上端に被冠された
キヤツプである。プレート66は棚板上に配設され、スペ
ーサ63およびキヤツプ65の上面に取付けられたクツシヨ
ン部材27はエクセーヌ(合成皮革の一種でスエード調の
もの)によつて形成されている。蓋体62の下面には前記
開口部60に係合する弾性変形自在な係合脚67が一体に垂
設されている。
第11図に示すエアダンパーは、プレート66の開口部に嵌
合されるゴム製の上ケース70と、合成樹脂で形成され前
記上ケース70に嵌合されるスリーブとしての下ケース71
とを備え、これらケース70,71内にスプリング18を収納
配置して部品点数の削減を計つたものである。この場
合、上ケース70のドーム70Aが弾性変形可能でプランジ
ヤとしての機能を果している。
合されるゴム製の上ケース70と、合成樹脂で形成され前
記上ケース70に嵌合されるスリーブとしての下ケース71
とを備え、これらケース70,71内にスプリング18を収納
配置して部品点数の削減を計つたものである。この場
合、上ケース70のドーム70Aが弾性変形可能でプランジ
ヤとしての機能を果している。
同様に第12図に示すエアダンパーも部品点数を削減する
ためプレート66上にスリーブを形成するゴムケース80を
配設してその内部にスプリング18を収納配置したもの
で、該ケース80の筒部80Aが弾性変形可能でプランジヤ
としての機能を有している。なお、82はクランプ用プレ
ート、83は止めねじである。
ためプレート66上にスリーブを形成するゴムケース80を
配設してその内部にスプリング18を収納配置したもの
で、該ケース80の筒部80Aが弾性変形可能でプランジヤ
としての機能を有している。なお、82はクランプ用プレ
ート、83は止めねじである。
また、第11図および第12図に示した実施例においては上
ケース70およびゴムケース80が十分な弾性を有する場
合、スプリング18を省略することも可能である。
ケース70およびゴムケース80が十分な弾性を有する場
合、スプリング18を省略することも可能である。
以上説明したようにこの発明に係る鍵盤楽器における鍵
盤装置は、鍵の後端部にエアダンパーを配設し、押鍵操
作後回動復帰する鍵の後端部を受け止め鍵の運動エネル
ギーを吸収して外部に棄てて落下衝撃を和らげるように
構成したので、ばねや空気ばね等と異なり吸収したエネ
ルギーが鍵へ逆戻りすることが少なく、鍵のバウンドお
よび雑音の発生を効果的に防止することができる。その
ため、指に振動が伝わらず良好な鍵タツチ感が得られ、
また鍵の復帰が速く、連打性を向上させ、スタツカート
奏法時においても良好な止音効果が得られる。
盤装置は、鍵の後端部にエアダンパーを配設し、押鍵操
作後回動復帰する鍵の後端部を受け止め鍵の運動エネル
ギーを吸収して外部に棄てて落下衝撃を和らげるように
構成したので、ばねや空気ばね等と異なり吸収したエネ
ルギーが鍵へ逆戻りすることが少なく、鍵のバウンドお
よび雑音の発生を効果的に防止することができる。その
ため、指に振動が伝わらず良好な鍵タツチ感が得られ、
また鍵の復帰が速く、連打性を向上させ、スタツカート
奏法時においても良好な止音効果が得られる。
また、エアダンパーは構造簡易にして安価に製作でき、
しかも温度変化に対して安定した性能を発揮し、メイン
テナンスも容易である。また、エアダンパーに逆止弁を
設けるとプランジヤーの動きをより一層スムーズにし、
鍵の動きに追従させることができる。
しかも温度変化に対して安定した性能を発揮し、メイン
テナンスも容易である。また、エアダンパーに逆止弁を
設けるとプランジヤーの動きをより一層スムーズにし、
鍵の動きに追従させることができる。
なお、本実施例ではアツプライトピアノに適用の例を示
したが、グランドピアノにも適用できることは言うまで
もない。
したが、グランドピアノにも適用できることは言うまで
もない。
第1図はこの発明に係る鍵盤装置の第1実施例を示す側
断面図、 第2図はエアダンパーの断面図、 第3図,第4図(a),(b),(c)、 第5図はそれぞれエアダンパーの他の実施例を示す断面
図、 第6図(a),(b)は第5図に示した逆止弁を取り出
して示す平面図および断面図、 第7図はこの発明の更に他の実施例を示すエアダンパー
の断面図、 第8図はこの発明の他の実施例を示すエアダンパーの断
面図、 第9図はこの発明の更に他の実施例を示す要部側面図、 第10図はエアダンパーの他の実施例を示す断面図、 第11図はエアダンパーのさらに他の実施例を示す断面
図、 第12図はエアダンパーのさらにまた他の実施例を示す断
面図である。 1……棚板、2……鍵盤筬、3……エアダンパー、4…
…鍵、15……ハウジング、16……スリーブ、17……プラ
ンジヤ、18……スプリング、23……空気孔。
断面図、 第2図はエアダンパーの断面図、 第3図,第4図(a),(b),(c)、 第5図はそれぞれエアダンパーの他の実施例を示す断面
図、 第6図(a),(b)は第5図に示した逆止弁を取り出
して示す平面図および断面図、 第7図はこの発明の更に他の実施例を示すエアダンパー
の断面図、 第8図はこの発明の他の実施例を示すエアダンパーの断
面図、 第9図はこの発明の更に他の実施例を示す要部側面図、 第10図はエアダンパーの他の実施例を示す断面図、 第11図はエアダンパーのさらに他の実施例を示す断面
図、 第12図はエアダンパーのさらにまた他の実施例を示す断
面図である。 1……棚板、2……鍵盤筬、3……エアダンパー、4…
…鍵、15……ハウジング、16……スリーブ、17……プラ
ンジヤ、18……スプリング、23……空気孔。
Claims (2)
- 【請求項1】上下方向に揺動自在に配置され演奏時に押
鍵操作される鍵(4)と、この鍵(4)の後端部下方に
配設され押鍵操作後回動復帰する前記鍵(4)を受け止
めるエアダンパー(3)とを備え、このエアダンパー
(3)は、内外を連通する空気孔(23)を有するスリー
ブ(16,71,80)と、このスリーブ(16,71,80)に配設さ
れたプランジャ(17,70A,80A)と、スリーブ(16,71,8
0)内に配設され前記プランジャ(17,70A,80A)を上方
に付勢して前記鍵(4)の後端部下面に当接させるスプ
リング(18)とで構成されていることを特徴とする鍵盤
楽器における鍵盤装置。 - 【請求項2】エアダンパー(3)は、通常スリーブ(1
6,71,80)の空気孔(23)を閉鎖しており、プランジャ
(17,70A,80A)の復帰時に前記空気孔(23)を開く逆止
弁(36)を備えていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の鍵盤楽器における鍵盤装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63116036A JPH0748154B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 鍵盤楽器における鍵盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63116036A JPH0748154B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 鍵盤楽器における鍵盤装置 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01596A JPH01596A (ja) | 1989-01-05 |
| JPS64596A JPS64596A (en) | 1989-01-05 |
| JPH0748154B2 true JPH0748154B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=14677149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63116036A Expired - Lifetime JPH0748154B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 鍵盤楽器における鍵盤装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748154B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108227942B (zh) * | 2017-12-29 | 2019-11-08 | 重庆欣璇网络科技有限公司 | 一种便于散热的键盘 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5296522A (en) * | 1976-02-10 | 1977-08-13 | Riigan Ransu | Instrument |
-
1988
- 1988-05-13 JP JP63116036A patent/JPH0748154B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS64596A (en) | 1989-01-05 |
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