JPH0748197Y2 - 冷凍食品の解凍装置 - Google Patents
冷凍食品の解凍装置Info
- Publication number
- JPH0748197Y2 JPH0748197Y2 JP1991001932U JP193291U JPH0748197Y2 JP H0748197 Y2 JPH0748197 Y2 JP H0748197Y2 JP 1991001932 U JP1991001932 U JP 1991001932U JP 193291 U JP193291 U JP 193291U JP H0748197 Y2 JPH0748197 Y2 JP H0748197Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- container
- frozen food
- lid
- frozen
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Commercial Cooking Devices (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、冷凍食品、例えば冷凍
ピラフ,冷凍スパゲティ等の調理済み冷凍食品を解凍
し、さらに喫食温度まで加熱できる冷凍食品の解凍装置
に関する。
ピラフ,冷凍スパゲティ等の調理済み冷凍食品を解凍
し、さらに喫食温度まで加熱できる冷凍食品の解凍装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記冷凍食品を解凍し、調理する器具と
しては、従来から蒸し器,せいろ,電子レンジ等が多く
用いられているが、これらのものは、解凍,加熱調理に
要する時間が5〜15分と比較的長い時間を要し、クイ
ックサービスには不向きであり、従って、時間内に大量
解凍,調理するためには、大型の設備を必要とする等の
不都合があった。
しては、従来から蒸し器,せいろ,電子レンジ等が多く
用いられているが、これらのものは、解凍,加熱調理に
要する時間が5〜15分と比較的長い時間を要し、クイ
ックサービスには不向きであり、従って、時間内に大量
解凍,調理するためには、大型の設備を必要とする等の
不都合があった。
【0003】そこで本出願人は、先に容器入り食品の調
理方法及びその装置として、容器入り冷凍食品を極めて
短時間で解凍し、加熱調理する方法及び装置を提供した
(特開昭60−94066号公報参照)。
理方法及びその装置として、容器入り冷凍食品を極めて
短時間で解凍し、加熱調理する方法及び装置を提供した
(特開昭60−94066号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記方法及び装置は、
所定量、例えば一人分の食品を、あらかじめ流通段階か
ら所定の大きさの容器内に収納したものを解凍,加熱す
るには適しているが、様々な容器の形態及び内容量で流
通している調理済み冷凍食品を解凍,加熱するために
は、それなりの工夫が必要であり、また、数人分を同時
に解凍,加熱するためには、冷凍食品を収納した容器を
多数収納できる加熱器を用意する必要があった。
所定量、例えば一人分の食品を、あらかじめ流通段階か
ら所定の大きさの容器内に収納したものを解凍,加熱す
るには適しているが、様々な容器の形態及び内容量で流
通している調理済み冷凍食品を解凍,加熱するために
は、それなりの工夫が必要であり、また、数人分を同時
に解凍,加熱するためには、冷凍食品を収納した容器を
多数収納できる加熱器を用意する必要があった。
【0005】そこで本考案は、上記装置を改良して、一
度に一人分から数十人分までの冷凍食品の解凍,加熱を
行えるとともに、自動運転も行うことができる冷凍食品
の解凍装置を提供することを目的としている。
度に一人分から数十人分までの冷凍食品の解凍,加熱を
行えるとともに、自動運転も行うことができる冷凍食品
の解凍装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案の冷凍食品の解凍装置は、上部が開口し、
底部に蒸気排出用の細孔を有する冷凍食品収納容器と、
該冷凍食品収納容器の上部開口に装着される蒸気導入用
の蓋と、前記冷凍食品収納容器を載置する蒸気排出用の
ドレンタンクとを備え、前記蓋には蒸気導入管を介して
蒸気発生装置を連設するとともに、該蓋の内部には冷凍
食品収納容器に収納された冷凍食品間を貫流する蒸気を
拡散する空間部を形成し、前記ドレンタンクには前記冷
凍食品間を貫流した蒸気を排出する排気ポンプを連設し
たことを特徴としており、さらに、前記蓋に圧力検知手
段を設けるとともに、蓋内が所定圧力を超えたときに、
該圧力検知手段からの信号により前記蒸気発生装置から
の蒸気の導入を中止する蒸気導入制御手段を設けたこ
と、及び前記ドレンタンクに温度検知手段を設けるとと
もに、ドレンタンク内が所定温度を超えたときに、該温
度検知手段からの信号により前記蒸気発生装置からの蒸
気の導入を中止する蒸気導入制御手段を設けたことを特
徴としている。
ため、本考案の冷凍食品の解凍装置は、上部が開口し、
底部に蒸気排出用の細孔を有する冷凍食品収納容器と、
該冷凍食品収納容器の上部開口に装着される蒸気導入用
の蓋と、前記冷凍食品収納容器を載置する蒸気排出用の
ドレンタンクとを備え、前記蓋には蒸気導入管を介して
蒸気発生装置を連設するとともに、該蓋の内部には冷凍
食品収納容器に収納された冷凍食品間を貫流する蒸気を
拡散する空間部を形成し、前記ドレンタンクには前記冷
凍食品間を貫流した蒸気を排出する排気ポンプを連設し
たことを特徴としており、さらに、前記蓋に圧力検知手
段を設けるとともに、蓋内が所定圧力を超えたときに、
該圧力検知手段からの信号により前記蒸気発生装置から
の蒸気の導入を中止する蒸気導入制御手段を設けたこ
と、及び前記ドレンタンクに温度検知手段を設けるとと
もに、ドレンタンク内が所定温度を超えたときに、該温
度検知手段からの信号により前記蒸気発生装置からの蒸
気の導入を中止する蒸気導入制御手段を設けたことを特
徴としている。
【0007】
【作 用】上記構成によれば、冷凍食品収納容器内に適
当量の調理済み冷凍食品を入れた後、冷凍食品収納容器
をドレンタンク上に載置するとともに蓋を装着し、蒸気
発生装置から蒸気導入管を介して下降流で冷凍食品収納
容器内に導入された蒸気を、蓋内部の空間部で均一に拡
散して冷凍食品収納容器に収納された冷凍食品間を貫流
させ、冷凍食品を効率よく解凍,加熱し、冷凍食品間を
貫流した蒸気をドレンタンクから排気ポンプで排出す
る。特に蓋の内部に蒸気拡散用の空間部を形成したこと
により、冷凍食品を容器の開口縁部まで入れても蒸気を
全体に満遍なく供給することができ、むらのない解凍,
加熱を行うことができる。
当量の調理済み冷凍食品を入れた後、冷凍食品収納容器
をドレンタンク上に載置するとともに蓋を装着し、蒸気
発生装置から蒸気導入管を介して下降流で冷凍食品収納
容器内に導入された蒸気を、蓋内部の空間部で均一に拡
散して冷凍食品収納容器に収納された冷凍食品間を貫流
させ、冷凍食品を効率よく解凍,加熱し、冷凍食品間を
貫流した蒸気をドレンタンクから排気ポンプで排出す
る。特に蓋の内部に蒸気拡散用の空間部を形成したこと
により、冷凍食品を容器の開口縁部まで入れても蒸気を
全体に満遍なく供給することができ、むらのない解凍,
加熱を行うことができる。
【0008】また、蓋に圧力検知手段を設け、あるいは
ドレンタンクに温度検知手段を設けて、蓋内の圧力及び
/又はドレンタンク内の温度が所定値を超えた時点を解
凍,加熱の終了とし、蒸気の導入を中止するように構成
することにより、自動運転が可能になり、加熱不完全や
蒸気の無駄等を防止できる。
ドレンタンクに温度検知手段を設けて、蓋内の圧力及び
/又はドレンタンク内の温度が所定値を超えた時点を解
凍,加熱の終了とし、蒸気の導入を中止するように構成
することにより、自動運転が可能になり、加熱不完全や
蒸気の無駄等を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図1において、冷凍食品の解凍装置1
は、上部が開口し、底部に蒸気排出用の細孔21を有す
る冷凍食品収納用の容器2と、該容器2の上部開口に装
着される蒸気導入用の蓋3と、前記容器2を載置する蒸
気排出用のドレンタンク4と、容器2に蒸気を供給する
蒸気発生装置5と、容器2内の蒸気を排出するための排
気ポンプ6とから構成されている。
明する。まず、図1において、冷凍食品の解凍装置1
は、上部が開口し、底部に蒸気排出用の細孔21を有す
る冷凍食品収納用の容器2と、該容器2の上部開口に装
着される蒸気導入用の蓋3と、前記容器2を載置する蒸
気排出用のドレンタンク4と、容器2に蒸気を供給する
蒸気発生装置5と、容器2内の蒸気を排出するための排
気ポンプ6とから構成されている。
【0010】前記冷凍食品収納用の容器2は、通常用い
られる料理用の鍋と基本的に同じものが用いられ、その
底部に形成される蒸気排出用の細孔21は、内部に収納
する食品Aが通過しない大きさの丸孔,スリット,網目
等により形成される。また、容器2には、取扱いを容易
にするために把手22が設けられている。この容器2の
形状は特に限定されないが、底部がやや狭い逆円錐形の
ものが、蒸気を食品Aにまんべんなく供給する点で好ま
しい。さらに容器2の内面には、加熱後の食品を取出し
やすいようなコーティングを施しておくことが好まし
い。
られる料理用の鍋と基本的に同じものが用いられ、その
底部に形成される蒸気排出用の細孔21は、内部に収納
する食品Aが通過しない大きさの丸孔,スリット,網目
等により形成される。また、容器2には、取扱いを容易
にするために把手22が設けられている。この容器2の
形状は特に限定されないが、底部がやや狭い逆円錐形の
ものが、蒸気を食品Aにまんべんなく供給する点で好ま
しい。さらに容器2の内面には、加熱後の食品を取出し
やすいようなコーティングを施しておくことが好まし
い。
【0011】前記蓋3の内部には、蒸気拡散用の空間部
31が形成され、その上部には、蒸気導入管32が連設
されており、蒸気導入管32を介して下降流で容器2内
に導入された蒸気は、空間部31で均一に拡散して容器
2に収納された冷凍食品A間を貫流する。この蒸気導入
管32は、前記蒸気発生装置5に接続されるもので、こ
の蒸気導入管32には、元弁33,電磁弁等からなる制
御弁34,ドレンセパレータ35が設けられるととも
に、蓋3の開閉を行うため、その途中にはフレキシブル
パイプ36が設けられている。一方、蓋3の下部周縁に
は、前記容器2の開口縁を覆う覆い部37が形成される
とともに、容器2と蓋3との間を気密に保持するパッキ
ング38が装着されている。
31が形成され、その上部には、蒸気導入管32が連設
されており、蒸気導入管32を介して下降流で容器2内
に導入された蒸気は、空間部31で均一に拡散して容器
2に収納された冷凍食品A間を貫流する。この蒸気導入
管32は、前記蒸気発生装置5に接続されるもので、こ
の蒸気導入管32には、元弁33,電磁弁等からなる制
御弁34,ドレンセパレータ35が設けられるととも
に、蓋3の開閉を行うため、その途中にはフレキシブル
パイプ36が設けられている。一方、蓋3の下部周縁に
は、前記容器2の開口縁を覆う覆い部37が形成される
とともに、容器2と蓋3との間を気密に保持するパッキ
ング38が装着されている。
【0012】前記ドレンタンク4の上部には、容器2の
転倒を防止するために、容器2の底部を保持するリング
状の容器載置部41が形成されるとともに、容器2とド
レンタンク4との間を気密に保持するパッキング42が
装着されている。このドレンタンク4の下部には、冷凍
食品A間を貫流した蒸気を排出する前記排気ポンプ6に
接続する排気管43と、前記ドレンセパレータ35に接
続するドレンパイプ44と、ドレンタンク4内のドレン
水をその底部から排出するドレンパイプ45とが設けら
れている。
転倒を防止するために、容器2の底部を保持するリング
状の容器載置部41が形成されるとともに、容器2とド
レンタンク4との間を気密に保持するパッキング42が
装着されている。このドレンタンク4の下部には、冷凍
食品A間を貫流した蒸気を排出する前記排気ポンプ6に
接続する排気管43と、前記ドレンセパレータ35に接
続するドレンパイプ44と、ドレンタンク4内のドレン
水をその底部から排出するドレンパイプ45とが設けら
れている。
【0013】尚、前記蒸気発生装置5には、一般的なボ
イラー等を使用することが可能であり、前記公報に記載
されたような蒸気発生装置を使用しても良い。また、排
気ポンプ6も一般に使用されているものを用いれば良
く、いずれも容器2の大きさ、即ち処理量等の条件によ
り、適宜最適なものを用いることができる。
イラー等を使用することが可能であり、前記公報に記載
されたような蒸気発生装置を使用しても良い。また、排
気ポンプ6も一般に使用されているものを用いれば良
く、いずれも容器2の大きさ、即ち処理量等の条件によ
り、適宜最適なものを用いることができる。
【0014】このように解凍装置1を構成し、蒸気発生
装置5から得た蒸気を、容器2の上部から蒸気導入管3
2を介して下降流で容器2内に導入し、空間部31で均
一に拡散して容器2に収納された冷凍食品A間を貫流さ
せ、冷凍食品A間を貫流した蒸気を、下部のドレンタン
ク4を介して排気ポンプ6で強制的に排出するようにし
たことにより、容器2内の冷凍食品Aを、上方から供給
する蒸気により加熱することになり、冷凍食品Aにより
冷却されて生成した水(ドレン)も下部に強制的に排出
できるようになる。従って、加熱後の冷凍食品Aに過度
の水分が付着することを防止でき、さらに冷凍食品A中
に過度の水分が残留しないため、蒸気の通過も効率よく
行われ、容器2内の冷凍食品A全体にわたって満遍なく
均一な解凍,加熱を、極めて短時間で行うことができ
る。さらに、蓋3内に蒸気の拡散に必要な空間部31を
設けているので、容器2内を冷凍食品Aで満杯にした状
態でも均一な蒸気の導入を行うことができ、冷凍食品A
の量にかかわらず安定した解凍,加熱を行うことができ
る。また、蓋3と容器2及び容器2とドレンタンク4の
間に、それぞれパッキング38,42を設けてあるので
蒸気の漏れを防止でき、蒸気の無駄を防止できるととも
に安全性も向上できる。さらに蒸気導入管32の蓋3の
できるだけ近傍にドレンセパレータ35を設けることに
より、容器2内へのドレン水の混入を少なくでき、これ
によっても、過度の水分の付着が防止される。
装置5から得た蒸気を、容器2の上部から蒸気導入管3
2を介して下降流で容器2内に導入し、空間部31で均
一に拡散して容器2に収納された冷凍食品A間を貫流さ
せ、冷凍食品A間を貫流した蒸気を、下部のドレンタン
ク4を介して排気ポンプ6で強制的に排出するようにし
たことにより、容器2内の冷凍食品Aを、上方から供給
する蒸気により加熱することになり、冷凍食品Aにより
冷却されて生成した水(ドレン)も下部に強制的に排出
できるようになる。従って、加熱後の冷凍食品Aに過度
の水分が付着することを防止でき、さらに冷凍食品A中
に過度の水分が残留しないため、蒸気の通過も効率よく
行われ、容器2内の冷凍食品A全体にわたって満遍なく
均一な解凍,加熱を、極めて短時間で行うことができ
る。さらに、蓋3内に蒸気の拡散に必要な空間部31を
設けているので、容器2内を冷凍食品Aで満杯にした状
態でも均一な蒸気の導入を行うことができ、冷凍食品A
の量にかかわらず安定した解凍,加熱を行うことができ
る。また、蓋3と容器2及び容器2とドレンタンク4の
間に、それぞれパッキング38,42を設けてあるので
蒸気の漏れを防止でき、蒸気の無駄を防止できるととも
に安全性も向上できる。さらに蒸気導入管32の蓋3の
できるだけ近傍にドレンセパレータ35を設けることに
より、容器2内へのドレン水の混入を少なくでき、これ
によっても、過度の水分の付着が防止される。
【0015】また、前記蓋3には圧力検知手段71が設
けられるとともに、前記ドレンタンク4の蒸気通過部に
は温度検知手段72が設けられている。この圧力検知手
段71及び温度検知手段72は、安全対策上あるいは食
品Aの加熱終了を圧力又は温度で検出するために設けら
れるもので、圧力検知手段71は蓋3内の圧力を制御器
73に発信し、温度検知手段72はドレンタンク4の蒸
気通過部の温度を制御器73に発信する。そして、蓋3
内の圧力が所定圧力を超えたとき、又はドレンタンク4
の蒸気通過部の温度が所定温度を超えたときに制御器7
3が作動し、前記制御弁34を閉じて蒸気の導入を止め
るように設定されている。
けられるとともに、前記ドレンタンク4の蒸気通過部に
は温度検知手段72が設けられている。この圧力検知手
段71及び温度検知手段72は、安全対策上あるいは食
品Aの加熱終了を圧力又は温度で検出するために設けら
れるもので、圧力検知手段71は蓋3内の圧力を制御器
73に発信し、温度検知手段72はドレンタンク4の蒸
気通過部の温度を制御器73に発信する。そして、蓋3
内の圧力が所定圧力を超えたとき、又はドレンタンク4
の蒸気通過部の温度が所定温度を超えたときに制御器7
3が作動し、前記制御弁34を閉じて蒸気の導入を止め
るように設定されている。
【0016】上記圧力又は温度を検出して蒸気の導入を
中止するのは、次の理由による。通常、ピラフ等の冷凍
食品は、容器2内に投入した直後は、−20℃程度で個
別に凍結状態になっているから蒸気が食品間を貫流しや
すいが、解凍するに従って柔らかくなり、上方からの蒸
気圧力により圧縮されて変形するので、蒸気が貫流しに
くくなって容器2内の圧力が高まり、次第に容器2と蓋
3との間から蒸気が噴き出すようになる。このように蒸
気が噴出するのは、調理場などの安全上好ましくないた
め、上記のように圧力検知手段71を設けて、それ以上
の蒸気導入を止めるようにする。また、このように圧力
が高まるのは、食品Aが十分に解凍された状態であるか
ら、加熱終了を検知する手段としても有効である。一
方、食品Aの喫食温度は、一般に70℃程度で十分なた
め、容器2内の食品間を貫流した後の蒸気の温度を測定
し、その温度が70℃以上になった時点で加熱終了と
し、蒸気の導入を止めて蒸気の無駄や加熱し過ぎによる
弊害を防止する。上記圧力又は温度による加熱終了の検
出は、食品の量や性状、例えばピラフなどの米飯類か、
スパゲティ等の麺類かにより異なり、一般に麺類は解凍
されても上記通路が閉塞されにくいので、ドレンタンク
4の蒸気通過部の温度により加熱終了を検出する方が有
効である。
中止するのは、次の理由による。通常、ピラフ等の冷凍
食品は、容器2内に投入した直後は、−20℃程度で個
別に凍結状態になっているから蒸気が食品間を貫流しや
すいが、解凍するに従って柔らかくなり、上方からの蒸
気圧力により圧縮されて変形するので、蒸気が貫流しに
くくなって容器2内の圧力が高まり、次第に容器2と蓋
3との間から蒸気が噴き出すようになる。このように蒸
気が噴出するのは、調理場などの安全上好ましくないた
め、上記のように圧力検知手段71を設けて、それ以上
の蒸気導入を止めるようにする。また、このように圧力
が高まるのは、食品Aが十分に解凍された状態であるか
ら、加熱終了を検知する手段としても有効である。一
方、食品Aの喫食温度は、一般に70℃程度で十分なた
め、容器2内の食品間を貫流した後の蒸気の温度を測定
し、その温度が70℃以上になった時点で加熱終了と
し、蒸気の導入を止めて蒸気の無駄や加熱し過ぎによる
弊害を防止する。上記圧力又は温度による加熱終了の検
出は、食品の量や性状、例えばピラフなどの米飯類か、
スパゲティ等の麺類かにより異なり、一般に麺類は解凍
されても上記通路が閉塞されにくいので、ドレンタンク
4の蒸気通過部の温度により加熱終了を検出する方が有
効である。
【0017】また、本考案の冷凍食品の解凍装置1は、
図2に示すように、蓋3を支持装置8により上下動可能
に支持するとともに、該支持装置8を前記制御器73等
で制御することにより、全自動で冷凍食品の解凍,加熱
を行うことができる。支持装置8は、例えば支柱81,
81に蓋保持用のアーム82を摺動可能に設けるととも
に、該アーム82を上下方向に駆動するシリンダ83や
電動機と機械的上下動機構等とにより構成することがで
きる。また、前記制御器73には、前記検知手段につな
がる制御回路に加えて支持装置8を制御する制御回路を
設けるとともに、加熱用の制御回路、例えば加熱開始ス
イッチ,タイマー,加熱停止スイッチ,食品の種類や量
の設定器,終了告知ブザー等を設けておく。
図2に示すように、蓋3を支持装置8により上下動可能
に支持するとともに、該支持装置8を前記制御器73等
で制御することにより、全自動で冷凍食品の解凍,加熱
を行うことができる。支持装置8は、例えば支柱81,
81に蓋保持用のアーム82を摺動可能に設けるととも
に、該アーム82を上下方向に駆動するシリンダ83や
電動機と機械的上下動機構等とにより構成することがで
きる。また、前記制御器73には、前記検知手段につな
がる制御回路に加えて支持装置8を制御する制御回路を
設けるとともに、加熱用の制御回路、例えば加熱開始ス
イッチ,タイマー,加熱停止スイッチ,食品の種類や量
の設定器,終了告知ブザー等を設けておく。
【0018】このように構成した解凍装置1を用いて冷
凍食品の解凍,加熱を行うには、まず、所望量の冷凍食
品を投入した容器2を、前記ドレンタンク4上に載置
し、加熱開始スイッチを投入する。これにより、制御器
73が作動して、支持装置8のシリンダ83を縮めて容
器2の開口部を蓋3で覆うとともに、前記制御弁34を
開いて容器2内への蒸気の導入を開始する。このとき、
タイマーあるいは食品の種類や量の設定器等により最適
加熱時間が設定されていれば、その設定時間に基づいて
蒸気の導入が行われ、冷凍食品の解凍,加熱が行われ
る。また、解凍,加熱の終了を、前記圧力検知手段71
もしくは温度検知手段72で行う場合には、両検知手段
71,72のいずれかが前記加熱終了を検知するまで蒸
気の導入が行われる。尚、前記タイマー等と検知手段7
1,72とを併用することも可能である。さらに、蒸気
の導入を止めた後も、前記排気ポンプ6を一定時間作動
させて容器2内の蒸気を抜き、食品に過度の水分が残留
することを防止する。その後、蓋3が上昇して1回の解
凍,加熱サイクルが終了する。
凍食品の解凍,加熱を行うには、まず、所望量の冷凍食
品を投入した容器2を、前記ドレンタンク4上に載置
し、加熱開始スイッチを投入する。これにより、制御器
73が作動して、支持装置8のシリンダ83を縮めて容
器2の開口部を蓋3で覆うとともに、前記制御弁34を
開いて容器2内への蒸気の導入を開始する。このとき、
タイマーあるいは食品の種類や量の設定器等により最適
加熱時間が設定されていれば、その設定時間に基づいて
蒸気の導入が行われ、冷凍食品の解凍,加熱が行われ
る。また、解凍,加熱の終了を、前記圧力検知手段71
もしくは温度検知手段72で行う場合には、両検知手段
71,72のいずれかが前記加熱終了を検知するまで蒸
気の導入が行われる。尚、前記タイマー等と検知手段7
1,72とを併用することも可能である。さらに、蒸気
の導入を止めた後も、前記排気ポンプ6を一定時間作動
させて容器2内の蒸気を抜き、食品に過度の水分が残留
することを防止する。その後、蓋3が上昇して1回の解
凍,加熱サイクルが終了する。
【0019】次に、冷凍食品の解凍,加熱を行った実験
例及び比較例を説明する。
例及び比較例を説明する。
【0020】実験例1 容器2として、内容量1リットル、開口部直径15cmの
市販の片手鍋の底部に直径3.2mmの小孔を多数(略
7.0mm間隔)設けたものを用いた。容器2内に冷凍ピ
ラフ270g(−20℃)を入れ、市販の小型ボイラー
から供給される蒸気を18秒間容器内に導入した。その
結果、全体に70〜80℃に昇温したピラフが得られ
た。このピラフはそのまま喫食でき、過度の水分による
ベト付き等も無く、好ましい仕上りであった。
市販の片手鍋の底部に直径3.2mmの小孔を多数(略
7.0mm間隔)設けたものを用いた。容器2内に冷凍ピ
ラフ270g(−20℃)を入れ、市販の小型ボイラー
から供給される蒸気を18秒間容器内に導入した。その
結果、全体に70〜80℃に昇温したピラフが得られ
た。このピラフはそのまま喫食でき、過度の水分による
ベト付き等も無く、好ましい仕上りであった。
【0021】比較例1 蒸気をドレンタンク4側から導入して容器2内を上昇流
で通過させ、蓋3側から排出した以外は実験例1と同様
に行った。その結果得られたピラフは、水滴が滴るほど
にベト付いてしまい、喫食できる状態では無かった。ま
た、解凍にもムラがあり、具材は凍結したままであっ
た。
で通過させ、蓋3側から排出した以外は実験例1と同様
に行った。その結果得られたピラフは、水滴が滴るほど
にベト付いてしまい、喫食できる状態では無かった。ま
た、解凍にもムラがあり、具材は凍結したままであっ
た。
【0022】比較例2 実験例1と同量の冷凍ピラフを電子レンジで解凍,加熱
したが、5分以上経過しても満足な仕上りのピラフを得
ることができなかった。
したが、5分以上経過しても満足な仕上りのピラフを得
ることができなかった。
【0023】実験例2 容器2内を冷凍ピラフで満杯にして実験例1と同様の操
作を行ったが、解凍,加熱にムラを生じることがなく、
均一な解凍,加熱を行うことができた。
作を行ったが、解凍,加熱にムラを生じることがなく、
均一な解凍,加熱を行うことができた。
【0024】比較例3 空間部の無い蓋を用いた以外は、実験例2と同様の操作
を行ったが、解凍,加熱にムラを生じた。
を行ったが、解凍,加熱にムラを生じた。
【0025】実験例3 実験例1において、圧力検知手段71を設けた蓋3を用
い、該圧力検知手段71により加熱終了を検出するよう
にした。約20秒後に圧力検知手段71が圧力上昇を検
知したので蒸気の導入を中止した。その結果、実験例1
で得たと同様の仕上りのピラフが得られた。
い、該圧力検知手段71により加熱終了を検出するよう
にした。約20秒後に圧力検知手段71が圧力上昇を検
知したので蒸気の導入を中止した。その結果、実験例1
で得たと同様の仕上りのピラフが得られた。
【0026】実験例4 実験例3において、ドレンタンク4に温度検知手段72
を設け、該温度検知手段72により加熱終了を検出する
ようにした。約14秒後に温度検知手段72が温度が7
0℃以上になったことを検知したので蒸気の導入を中止
した。その結果、実験例1で得たと同様のピラフが得ら
れた。
を設け、該温度検知手段72により加熱終了を検出する
ようにした。約14秒後に温度検知手段72が温度が7
0℃以上になったことを検知したので蒸気の導入を中止
した。その結果、実験例1で得たと同様のピラフが得ら
れた。
【0027】実験例5 実験例1において、容器2内に冷凍ゆで済みスパゲティ
200g(−20℃)を入れた以外は同様に操作を行っ
た。その結果、70〜80℃に昇温した仕上り良好なス
パゲティが得られた。
200g(−20℃)を入れた以外は同様に操作を行っ
た。その結果、70〜80℃に昇温した仕上り良好なス
パゲティが得られた。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の冷凍食品
の解凍装置は、蒸気発生装置から得た蒸気を、冷凍食品
収納容器の上部から蒸気導入管を介して下降流で冷凍食
品収納容器内に導入し、蒸気拡散用の空間部で均一に拡
散して冷凍食品収納容器に収納された冷凍食品間を貫流
させ、冷凍食品間を貫流した蒸気を、下部のドレンタン
クを介して排気ポンプで排出するように構成したので、
冷凍食品間を貫流する蒸気により、冷凍食品を極めて短
時間で効率よく解凍,加熱することができる。また、過
度の水分によるベト付きも発生せず、仕上りも良好であ
る。しかも、蓋の内部に蒸気拡散用の空間部を形成した
ことにより、冷凍食品を容器の開口縁部まで入れても蒸
気を全体に満遍なく供給することができ、むらのない解
凍,加熱を行うことができる。
の解凍装置は、蒸気発生装置から得た蒸気を、冷凍食品
収納容器の上部から蒸気導入管を介して下降流で冷凍食
品収納容器内に導入し、蒸気拡散用の空間部で均一に拡
散して冷凍食品収納容器に収納された冷凍食品間を貫流
させ、冷凍食品間を貫流した蒸気を、下部のドレンタン
クを介して排気ポンプで排出するように構成したので、
冷凍食品間を貫流する蒸気により、冷凍食品を極めて短
時間で効率よく解凍,加熱することができる。また、過
度の水分によるベト付きも発生せず、仕上りも良好であ
る。しかも、蓋の内部に蒸気拡散用の空間部を形成した
ことにより、冷凍食品を容器の開口縁部まで入れても蒸
気を全体に満遍なく供給することができ、むらのない解
凍,加熱を行うことができる。
【0029】さらに、蓋に圧力検知手段を設けたり、ド
レンタンクに温度検知手段を設けることにより、解凍,
加熱の終了を自動的に検出でき、装置の全自動運転が可
能になるとともに、蒸気の無駄を防止でき、安全性の向
上も図れる。
レンタンクに温度検知手段を設けることにより、解凍,
加熱の終了を自動的に検出でき、装置の全自動運転が可
能になるとともに、蒸気の無駄を防止でき、安全性の向
上も図れる。
【0030】従って、バラ状凍結調理済みピラフ,おこ
わ,焼きそば,スパゲティ等の比較的空隙の多い食品
を、短時間で、かつ仕上り良好な状態で提供することが
できるので、各種給食施設で有効に利用でき、クイック
サービスが可能となる。
わ,焼きそば,スパゲティ等の比較的空隙の多い食品
を、短時間で、かつ仕上り良好な状態で提供することが
できるので、各種給食施設で有効に利用でき、クイック
サービスが可能となる。
【図1】 本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】 同じく斜視図である。
1…解凍装置 2…容器 21…蒸気排出用の細孔
3…蓋 31…蒸気拡散用の空間部 32…蒸
気導入管 34…制御弁 4…ドレンタンク5…蒸
気発生装置 6…排気ポンプ 71…圧力検知手段
72…温度検知手段 73…制御器 8…支持
装置
3…蓋 31…蒸気拡散用の空間部 32…蒸
気導入管 34…制御弁 4…ドレンタンク5…蒸
気発生装置 6…排気ポンプ 71…圧力検知手段
72…温度検知手段 73…制御器 8…支持
装置
Claims (3)
- 【請求項1】 上部が開口し、底部に蒸気排出用の細孔
を有する冷凍食品収納容器と、該冷凍食品収納容器の上
部開口に装着される蒸気導入用の蓋と、前記冷凍食品収
納容器を載置する蒸気排出用のドレンタンクとを備え、
前記蓋には蒸気導入管を介して蒸気発生装置を連設する
とともに、該蓋の内部には冷凍食品収納容器に収納され
た冷凍食品間を貫流する蒸気を拡散する空間部を形成
し、前記ドレンタンクには前記冷凍食品間を貫流した蒸
気を排出する排気ポンプを連設したことを特徴とする冷
凍食品の解凍装置。 - 【請求項2】 前記蓋に圧力検知手段を設けるととも
に、蓋内が所定圧力を超えたときに、該圧力検知手段か
らの信号により前記蒸気発生装置からの蒸気の導入を中
止する蒸気導入制御手段を設けたことを特徴とする請求
項1記載の冷凍食品の解凍装置。 - 【請求項3】 前記ドレンタンクに温度検知手段を設け
るとともに、ドレンタンク内が所定温度を超えたとき
に、該温度検知手段からの信号により前記蒸気発生装置
からの蒸気の導入を中止する蒸気導入制御手段を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍食品の解凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991001932U JPH0748197Y2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 冷凍食品の解凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991001932U JPH0748197Y2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 冷凍食品の解凍装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04103828U JPH04103828U (ja) | 1992-09-08 |
| JPH0748197Y2 true JPH0748197Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31729683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991001932U Expired - Lifetime JPH0748197Y2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 冷凍食品の解凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748197Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101634872B1 (ko) * | 2013-12-03 | 2016-06-29 | 정규태 | 스팀 조리기 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2333914A1 (de) * | 1973-07-04 | 1975-01-23 | Koppers Gmbh Heinrich | Keramischer regenerator |
| JPS5214308B2 (ja) * | 1974-02-21 | 1977-04-20 |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP1991001932U patent/JPH0748197Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04103828U (ja) | 1992-09-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |