JPH0748246B2 - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH0748246B2 JPH0748246B2 JP13648589A JP13648589A JPH0748246B2 JP H0748246 B2 JPH0748246 B2 JP H0748246B2 JP 13648589 A JP13648589 A JP 13648589A JP 13648589 A JP13648589 A JP 13648589A JP H0748246 B2 JPH0748246 B2 JP H0748246B2
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- magnetic head
- thin film
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は磁気ヘッドの製造方法に関する。さらに詳し
くは、数十メガヘルツに及ぶ広い帯域の記録再生が高い
高率で可能で、高保磁力媒体の性能を十分に利用するこ
とのできる、高飽和磁束密度金属軟磁性体の薄膜を絶縁
性薄膜で積層した構造の磁気コアをもつ、回転型磁気ヘ
ッドの製造方法に関する。
くは、数十メガヘルツに及ぶ広い帯域の記録再生が高い
高率で可能で、高保磁力媒体の性能を十分に利用するこ
とのできる、高飽和磁束密度金属軟磁性体の薄膜を絶縁
性薄膜で積層した構造の磁気コアをもつ、回転型磁気ヘ
ッドの製造方法に関する。
(ロ)従来の発明 第3図に従来の軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体を
磁気コアとする磁気ヘッドの製造方法の一例を示す。こ
れは、非磁性基板10の表面に加工された複数本の平行V
字型溝11群の片側斜面に形成された軟磁性金属薄膜と絶
縁性薄膜の積層体6を磁気コア8とする磁気ヘッド9の
製造方法である。
磁気コアとする磁気ヘッドの製造方法の一例を示す。こ
れは、非磁性基板10の表面に加工された複数本の平行V
字型溝11群の片側斜面に形成された軟磁性金属薄膜と絶
縁性薄膜の積層体6を磁気コア8とする磁気ヘッド9の
製造方法である。
非磁性基板10の表面に回転する砥石(図示省略)によっ
て複数本の平行V字型溝11を形成し(同図(a))、電
子ビーム蒸着法などの蒸着に寄与する粒子の飛来方向が
一定した薄膜形成方法にてV溝頂点12の自己陰影効果に
よって、V溝11の斜面のうち片側の斜面だけに軟磁性金
属薄膜と絶縁性薄膜を交互に形成して積層体6を形成す
る(同図(b))。ここで軟磁性金属としてはFeAlSi系
合金(商標センダスト)、FeNi系合金(パーマロイ)が
挙げられ、絶縁性薄膜としてはSiO2,Al2O3等が挙げられ
る。また軟磁性金属一層の厚さは、磁気ヘッドの動作す
る周波数帯域、軟磁性金属の透磁率、抵抗率によって適
性値が存在し、絶縁性薄膜の厚さは、軟磁性金属薄膜間
が短絡しないような厚さ(一般的には0.1〜0.2μm)と
する。そして後にV溝11を埋め込むためのガラス13から
積層体6を保護するためとガラス13との濡れを良くする
ためにCr,Taなどの金属の薄膜を0.1〜1μmの厚さで形
成する(図示省略)。
て複数本の平行V字型溝11を形成し(同図(a))、電
子ビーム蒸着法などの蒸着に寄与する粒子の飛来方向が
一定した薄膜形成方法にてV溝頂点12の自己陰影効果に
よって、V溝11の斜面のうち片側の斜面だけに軟磁性金
属薄膜と絶縁性薄膜を交互に形成して積層体6を形成す
る(同図(b))。ここで軟磁性金属としてはFeAlSi系
合金(商標センダスト)、FeNi系合金(パーマロイ)が
挙げられ、絶縁性薄膜としてはSiO2,Al2O3等が挙げられ
る。また軟磁性金属一層の厚さは、磁気ヘッドの動作す
る周波数帯域、軟磁性金属の透磁率、抵抗率によって適
性値が存在し、絶縁性薄膜の厚さは、軟磁性金属薄膜間
が短絡しないような厚さ(一般的には0.1〜0.2μm)と
する。そして後にV溝11を埋め込むためのガラス13から
積層体6を保護するためとガラス13との濡れを良くする
ためにCr,Taなどの金属の薄膜を0.1〜1μmの厚さで形
成する(図示省略)。
この後V溝11をガラス13で埋め込み、余分なガラス13を
除去して磁気ヘッドコア母材14を形成する(同図
(c))。磁気ヘッドコア母材14はV溝と直交する方向
で切断されて一対の磁気ヘッドコア半体1,1′となり
(同図(d)、なお説明を簡略にするため、磁気ヘッド
コア母材14から一対の磁気ヘッドコア半体1,1′を形成
するものとして説明する。実際には、さらに多数の磁気
ヘッドコア半体1が1つの磁気ヘッドコア母材14から形
成される。)、この磁気ヘッドコア半体1,1′のV溝11
が形成された側3に砥石を用いてコイル巻線用舟形溝
2、反対側にコイル巻線用外側溝15を加工した後(同図
(e))、舟形溝2が加工された側の面3を精密ポリッ
シュし、磁気ヘッドのギヤップとなる非磁性材料の薄膜
をポリッシュされた面3に形成した後(図示省略)、磁
気ヘッドコア半体1,1′内の軟磁性金属薄膜と絶縁性薄
膜の積層体6同志が互いに相対するように位置合わせを
したうえで固定し、加熱してV溝11に埋め込まれたガラ
ス13を溶融し一対の磁気ヘッドコア半体1,1′を溶着し
て複数の磁気磁気ギャップ部分を含んだ磁気ヘッドバー
16を形成する(同図(f))。この後、媒体摺動面とな
る側の面17を円筒状に研削加工し、必要に応じて媒体摺
動面の幅を規制する加工を施した上で、アジマスを考慮
しそれぞれの磁気ヘッド9に分断する(同図(g))。
第4図は得られた磁気ヘッド9の斜視図である。
除去して磁気ヘッドコア母材14を形成する(同図
(c))。磁気ヘッドコア母材14はV溝と直交する方向
で切断されて一対の磁気ヘッドコア半体1,1′となり
(同図(d)、なお説明を簡略にするため、磁気ヘッド
コア母材14から一対の磁気ヘッドコア半体1,1′を形成
するものとして説明する。実際には、さらに多数の磁気
ヘッドコア半体1が1つの磁気ヘッドコア母材14から形
成される。)、この磁気ヘッドコア半体1,1′のV溝11
が形成された側3に砥石を用いてコイル巻線用舟形溝
2、反対側にコイル巻線用外側溝15を加工した後(同図
(e))、舟形溝2が加工された側の面3を精密ポリッ
シュし、磁気ヘッドのギヤップとなる非磁性材料の薄膜
をポリッシュされた面3に形成した後(図示省略)、磁
気ヘッドコア半体1,1′内の軟磁性金属薄膜と絶縁性薄
膜の積層体6同志が互いに相対するように位置合わせを
したうえで固定し、加熱してV溝11に埋め込まれたガラ
ス13を溶融し一対の磁気ヘッドコア半体1,1′を溶着し
て複数の磁気磁気ギャップ部分を含んだ磁気ヘッドバー
16を形成する(同図(f))。この後、媒体摺動面とな
る側の面17を円筒状に研削加工し、必要に応じて媒体摺
動面の幅を規制する加工を施した上で、アジマスを考慮
しそれぞれの磁気ヘッド9に分断する(同図(g))。
第4図は得られた磁気ヘッド9の斜視図である。
第5図に従来の軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体6
を磁気コア8とする磁気ヘッド9の製造方法の他の例を
示す。これは、板状の非磁性基板10表面に形成された軟
磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体6を磁気コア8とす
る磁気ヘッド9の製造方法である 板状の非磁性基板10の表面に電子ビーム蒸着法、スパッ
タリング法等の薄膜形成方法で軟磁性金属薄膜と絶縁性
薄膜を交互に形成して積層体6を形成する(同図
(a))。これらの材料構成、それぞれの厚さは前述の
通りである。さらに、積層体6を保護するためとガラス
との濡れを良くするためのCr,Ta等の金属薄膜を形成し
て(図示省略)一つの単位となる蒸着ずみ基板18を形成
する。
を磁気コア8とする磁気ヘッド9の製造方法の他の例を
示す。これは、板状の非磁性基板10表面に形成された軟
磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体6を磁気コア8とす
る磁気ヘッド9の製造方法である 板状の非磁性基板10の表面に電子ビーム蒸着法、スパッ
タリング法等の薄膜形成方法で軟磁性金属薄膜と絶縁性
薄膜を交互に形成して積層体6を形成する(同図
(a))。これらの材料構成、それぞれの厚さは前述の
通りである。さらに、積層体6を保護するためとガラス
との濡れを良くするためのCr,Ta等の金属薄膜を形成し
て(図示省略)一つの単位となる蒸着ずみ基板18を形成
する。
次に、複数枚の蒸着ずみ基板18をガラスで積層溶着し磁
気ヘッドコア母材14を形成する(同図(b)、なお簡単
のため積層体6が3カ所に含まれるよう描いた。また、
ガラスは図示省略した)。この際、ガラスはスパッタリ
ング法、スクリーン印刷法等によって被着する。
気ヘッドコア母材14を形成する(同図(b)、なお簡単
のため積層体6が3カ所に含まれるよう描いた。また、
ガラスは図示省略した)。この際、ガラスはスパッタリ
ング法、スクリーン印刷法等によって被着する。
次に、磁気ヘッドコア母材14を、得られる磁気ヘッド9
のアジマスを考慮した角度をもった面で切断して磁気ヘ
ッドコア半体1を形成する(同図(c)、なお説明の簡
略のため、磁気ヘッドコア母材14から二対の磁気ヘッド
コア半体1を形成するものとして描いた。)。
のアジマスを考慮した角度をもった面で切断して磁気ヘ
ッドコア半体1を形成する(同図(c)、なお説明の簡
略のため、磁気ヘッドコア母材14から二対の磁気ヘッド
コア半体1を形成するものとして描いた。)。
この後、コイル巻線用舟形溝2・外側溝15の加工、ギャ
ップ対向面となる舟形溝を形成した側の面3のポリッシ
ュ、スペーサとなる非磁性薄膜の形成(図示省略)は、
前記第1の従来の製造方法に準ずる(同図(d))。
ップ対向面となる舟形溝を形成した側の面3のポリッシ
ュ、スペーサとなる非磁性薄膜の形成(図示省略)は、
前記第1の従来の製造方法に準ずる(同図(d))。
次に、一対の磁気ヘッドコア半体1,1′を軟磁性金属薄
膜と絶縁性薄膜の積層体6同志が互いに相対するように
位置合わせをしたうえで固定し、舟形溝2によって形造
られた窓部分にガラスロッド19を挿入して図中20で示す
面が下方になるようにして加熱、ガラスロッド19を溶融
して一対の磁気ヘッドコア半体1,1′を溶着し複数の磁
気ギャップを含んだ磁気ヘッドバー16を形成する(同図
(e))。
膜と絶縁性薄膜の積層体6同志が互いに相対するように
位置合わせをしたうえで固定し、舟形溝2によって形造
られた窓部分にガラスロッド19を挿入して図中20で示す
面が下方になるようにして加熱、ガラスロッド19を溶融
して一対の磁気ヘッドコア半体1,1′を溶着し複数の磁
気ギャップを含んだ磁気ヘッドバー16を形成する(同図
(e))。
この後は前述の製造方法に準じ、磁気ヘッドバー16を切
断して複数の磁気ヘッド9を得る(同図(f))。第6
図は得られた磁気ヘッド9の斜視図である。
断して複数の磁気ヘッド9を得る(同図(f))。第6
図は得られた磁気ヘッド9の斜視図である。
(ハ)発明が解決しようとする課題 前記、従来の製造方法によれば、外観上は意図した形状
で磁気ヘッド9が得られたが、次ぎに述べる性能上の問
題点を有していた。
で磁気ヘッド9が得られたが、次ぎに述べる性能上の問
題点を有していた。
即ち、面記録密度を上げるために互いに異なるアジマス
を持たせた磁気ヘッドで隣接するトラックを記録再生す
るに当たって、その互いに異なるアジマスをもつ磁気ヘ
ッドの特性に相違があるという問題である。
を持たせた磁気ヘッドで隣接するトラックを記録再生す
るに当たって、その互いに異なるアジマスをもつ磁気ヘ
ッドの特性に相違があるという問題である。
この特性差とは、具体的には磁気コアの静持性と言うべ
きインピーダンスの周波数特性と、動持性と言うべき再
生出力の周波数特性とでの差である。これらの差の典型
的な例を第7図に示す。該図は、磁気ヘッドのインダク
タンスの周波数持性を示している。ここで、第8図に磁
気ヘッド9を記録媒体摺動面17から見たときのアジマス
+(同図(a),(c))と−(同図(b)、(d))
の方向の違いを示した。上記第7図から分かるようにイ
ンダクタンスの周波数の増加に伴う減衰がアジマス+の
方が−よりも大きい。また再生出力も同様にアジマス+
の方が−よりも減衰が大きかった。
きインピーダンスの周波数特性と、動持性と言うべき再
生出力の周波数特性とでの差である。これらの差の典型
的な例を第7図に示す。該図は、磁気ヘッドのインダク
タンスの周波数持性を示している。ここで、第8図に磁
気ヘッド9を記録媒体摺動面17から見たときのアジマス
+(同図(a),(c))と−(同図(b)、(d))
の方向の違いを示した。上記第7図から分かるようにイ
ンダクタンスの周波数の増加に伴う減衰がアジマス+の
方が−よりも大きい。また再生出力も同様にアジマス+
の方が−よりも減衰が大きかった。
前述のように、アジマスの異なる点以外は外観の上では
差はないのでこれらの差は、磁気コア8の周波数特性差
と考えられた。
差はないのでこれらの差は、磁気コア8の周波数特性差
と考えられた。
ここで、磁気コア8として軟磁性金属薄膜4と絶縁性薄
膜5の積層体6を用いる意味について触れると、同じ磁
気コア8の厚さの磁気ヘッド9を形成するのに絶縁性薄
膜5を挟み込んで積層構造にしなければ、磁気ヘッド9
を高周波で駆動した場合、渦電流のために磁気コア8の
厚さ全体が有効に動作しない、即ち磁気コア8の周波数
特性が損なわれるという問題を解決するための手段であ
った。
膜5の積層体6を用いる意味について触れると、同じ磁
気コア8の厚さの磁気ヘッド9を形成するのに絶縁性薄
膜5を挟み込んで積層構造にしなければ、磁気ヘッド9
を高周波で駆動した場合、渦電流のために磁気コア8の
厚さ全体が有効に動作しない、即ち磁気コア8の周波数
特性が損なわれるという問題を解決するための手段であ
った。
この点から、アジマスの差に伴う特性の差は磁気コア8
を積層構造にした効果を阻害する要因によるものと考え
られた。
を積層構造にした効果を阻害する要因によるものと考え
られた。
一方、アジマス−ではインダクタンス、再生出力の減衰
は小さいことと、蒸着された積層体6の基板のどの位置
から取った材料を用いて磁気ヘッド9を形成しても同様
の傾向を示すことから、薄膜作製手段によって形成され
た積層体6内でのそれぞれの軟磁性金属薄膜4間の分離
は達成されていると見て良い。
は小さいことと、蒸着された積層体6の基板のどの位置
から取った材料を用いて磁気ヘッド9を形成しても同様
の傾向を示すことから、薄膜作製手段によって形成され
た積層体6内でのそれぞれの軟磁性金属薄膜4間の分離
は達成されていると見て良い。
そこで、磁気ヘッド9を破壊して積層された軟磁性金属
薄膜4間の分離が不十分と認められる部分を検策した
所、コイル巻線のために設けられた窓21の内周部分にお
いてアジマス+と−の磁気ヘッド間に明確な相違が認め
られた。即ち、アジマス+では金属の延性によって絶縁
性薄膜を乗り越えて軟磁性金属薄膜同志が電気的、磁気
的に短絡してしまっていた。
薄膜4間の分離が不十分と認められる部分を検策した
所、コイル巻線のために設けられた窓21の内周部分にお
いてアジマス+と−の磁気ヘッド間に明確な相違が認め
られた。即ち、アジマス+では金属の延性によって絶縁
性薄膜を乗り越えて軟磁性金属薄膜同志が電気的、磁気
的に短絡してしまっていた。
前述のようにコイル巻線のために設けられた窓21は、磁
気コア半体1の単位で舟形溝2を加工することで形成さ
れるが、この加工の際にアジマスの差によって磁気ヘッ
ドコア半体1内での積層体6の配置が異なるために、金
属の延性のために絶縁性薄膜を乗り越えて軟磁性金属薄
膜同志が短絡するかどうかの差が現れるものと考えられ
た。
気コア半体1の単位で舟形溝2を加工することで形成さ
れるが、この加工の際にアジマスの差によって磁気ヘッ
ドコア半体1内での積層体6の配置が異なるために、金
属の延性のために絶縁性薄膜を乗り越えて軟磁性金属薄
膜同志が短絡するかどうかの差が現れるものと考えられ
た。
この差としてはコイル巻線用舟形溝2を形成する際の作
業上、第9図に示すごとく砥石7の加工装置への配置方
向を一定にした上で、加工される磁気ヘッドコア半体1
の基準となる辺(図中28で示す)と磁気ヘッドコア半体
1の加工時の送り方向との平行を確保し、所定の位置に
コイル巻線用舟形溝2を形成していたことによる。この
ような作業方法によれば、磁気ヘッド9のアジマスの差
によって第10図(a),(b)又は(c),(d)に示
すような差が生じ得る。
業上、第9図に示すごとく砥石7の加工装置への配置方
向を一定にした上で、加工される磁気ヘッドコア半体1
の基準となる辺(図中28で示す)と磁気ヘッドコア半体
1の加工時の送り方向との平行を確保し、所定の位置に
コイル巻線用舟形溝2を形成していたことによる。この
ような作業方法によれば、磁気ヘッド9のアジマスの差
によって第10図(a),(b)又は(c),(d)に示
すような差が生じ得る。
即ち、砥石7は時計回りに回転し、舟形溝2の形成され
る磁気ヘッドコア半体1は図中右から左へ移動するもの
として、アジマス+では、軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜
の積層体6は、左下がりの面24に位置しているのに対し
(同図(a),(c))、アジマス−では軟磁性金属薄
膜と絶縁性薄膜の積層体6は、図中右下がりの斜面23に
位置している(同図(b),(d))。換言すれば、ア
ジマス+では軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜との積層体6
は磁気ヘッドコア半体1内でギャップ対向面3から砥石
7の進入する側に傾斜しているのに対し、アジマス−で
はギャップ対向面3から砥石7の進入する側とは反対側
に傾斜している。
る磁気ヘッドコア半体1は図中右から左へ移動するもの
として、アジマス+では、軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜
の積層体6は、左下がりの面24に位置しているのに対し
(同図(a),(c))、アジマス−では軟磁性金属薄
膜と絶縁性薄膜の積層体6は、図中右下がりの斜面23に
位置している(同図(b),(d))。換言すれば、ア
ジマス+では軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜との積層体6
は磁気ヘッドコア半体1内でギャップ対向面3から砥石
7の進入する側に傾斜しているのに対し、アジマス−で
はギャップ対向面3から砥石7の進入する側とは反対側
に傾斜している。
この配置の差と、砥石7の回転方向、磁気ヘッドコア半
体1の移動方向との兼合いによって、金属の延性のため
に絶縁性薄膜を乗り越えて軟磁性金属薄膜同志が短絡す
るかどうかの差が現れるものと考えられた。
体1の移動方向との兼合いによって、金属の延性のため
に絶縁性薄膜を乗り越えて軟磁性金属薄膜同志が短絡す
るかどうかの差が現れるものと考えられた。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コイ
ル巻線用溝の形成方向を所定の方向に設定することによ
り、アジマス記録方式で高い面記録密度の磁気記録再生
が可能な磁気ヘッドの製造方法を提供しようとするもの
である。
ル巻線用溝の形成方向を所定の方向に設定することによ
り、アジマス記録方式で高い面記録密度の磁気記録再生
が可能な磁気ヘッドの製造方法を提供しようとするもの
である。
(ニ)課題を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、非磁性基板内に、軟磁性金
属薄膜と絶縁性薄膜の積層体からなる磁性コア層が多
数、所定間隔で傾斜して列設され、かつこの基板の側面
にこれらの磁気コア層の傾斜断面を有する磁気ヘッドコ
アブロック半体を、コイル巻線用溝を形成した後、該ブ
ロック半体2つを各ブロック半体の側面の磁気コア層の
傾斜断面が直線状につながるように接合した後、上記直
線状の磁気コア層毎に分断して磁気ヘッドチップを得る
磁気ヘッドの製造方法において、上記コイル巻線用溝の
形成工程が、回転砥石の下に磁気ヘッドコアブロック半
体を、該回転砥石の最下点での回転接線成分の方向と上
記ブロック半体の移動方向とが同じ向きとなるように進
入移動して加工することからなり、該溝が上記ブロック
半体に列設される磁気コア層を横断して形成される場
合、上記半体内に列設された磁気コア層の傾斜面が、溝
を形成する側の面から砥石進入側とは反対側でかつ下向
きに傾斜した配置となる向きで、上記ブロック半体を移
動させることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法が提供
される。
属薄膜と絶縁性薄膜の積層体からなる磁性コア層が多
数、所定間隔で傾斜して列設され、かつこの基板の側面
にこれらの磁気コア層の傾斜断面を有する磁気ヘッドコ
アブロック半体を、コイル巻線用溝を形成した後、該ブ
ロック半体2つを各ブロック半体の側面の磁気コア層の
傾斜断面が直線状につながるように接合した後、上記直
線状の磁気コア層毎に分断して磁気ヘッドチップを得る
磁気ヘッドの製造方法において、上記コイル巻線用溝の
形成工程が、回転砥石の下に磁気ヘッドコアブロック半
体を、該回転砥石の最下点での回転接線成分の方向と上
記ブロック半体の移動方向とが同じ向きとなるように進
入移動して加工することからなり、該溝が上記ブロック
半体に列設される磁気コア層を横断して形成される場
合、上記半体内に列設された磁気コア層の傾斜面が、溝
を形成する側の面から砥石進入側とは反対側でかつ下向
きに傾斜した配置となる向きで、上記ブロック半体を移
動させることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法が提供
される。
(ホ)作用 この発明によれば、磁気ヘッドコアブロック半体に設け
られるコイル巻線用溝が、該ブロック半体に列設される
磁気コア層を横断して形成される場合、常に、上記半体
内に列設された磁気コア層の傾斜面が、溝を形成する側
の面から砥石進入側とは反対側でかつ下向きに傾斜した
配置となる向きで、回転砥石の最下点での回転接線成分
の方向と同方向に移動されて加工されることとなる。
られるコイル巻線用溝が、該ブロック半体に列設される
磁気コア層を横断して形成される場合、常に、上記半体
内に列設された磁気コア層の傾斜面が、溝を形成する側
の面から砥石進入側とは反対側でかつ下向きに傾斜した
配置となる向きで、回転砥石の最下点での回転接線成分
の方向と同方向に移動されて加工されることとなる。
以下実施例によりこの発明を詳細に説明するが、これに
よりこの発明は限定されるものではない。
よりこの発明は限定されるものではない。
(ヘ)実施例 第1図(a),(b)にこの発明の一実施例を示す。こ
れは、非磁性基板10の表面に加工された複数本の平行V
字型溝11群の片側斜面に形成された軟磁性金属薄膜と絶
縁性薄膜の積層体6を磁気コア8とする磁気ヘッド9の
製造方法の場合である。
れは、非磁性基板10の表面に加工された複数本の平行V
字型溝11群の片側斜面に形成された軟磁性金属薄膜と絶
縁性薄膜の積層体6を磁気コア8とする磁気ヘッド9の
製造方法の場合である。
第1図(a)はアジマス+の場合を示している。舟形溝
2を形成するための砥石7は、時計回りに回転する(こ
の後の実施例においても総て同じ向きとする)。砥石7
は、傾斜部分25(磁気ヘッドのコイル巻線窓のアペック
ス部分に相当)を図中26の方向にして加工装置に設置さ
れている。ギャップ対向面となる面3を上にして磁気ヘ
ッドコアブロック半体1は加工装置に固定され、この固
定された磁気ヘッドコアブロック半体1は、加工装置の
送り機構によって図中27の方向に送られて砥石7に接
し、舟形溝2が加工される。この際、磁気ヘッドコアブ
ロック半体1の磁気ヘッド9のフロントギャップとなる
べき側のエッジ28は図に示す向きになっており、軟磁性
金属薄膜と絶縁性薄膜との積層体6(すなわち磁気コア
層)は、V溝11の斜面のうち砥石進入側とは反対側の面
23に位置している。即ち、軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜
の積層体6は磁気ヘッドコアブロック半体1内でギャッ
プ対向面3から砥石進入側とは反対側へ傾斜している。
2を形成するための砥石7は、時計回りに回転する(こ
の後の実施例においても総て同じ向きとする)。砥石7
は、傾斜部分25(磁気ヘッドのコイル巻線窓のアペック
ス部分に相当)を図中26の方向にして加工装置に設置さ
れている。ギャップ対向面となる面3を上にして磁気ヘ
ッドコアブロック半体1は加工装置に固定され、この固
定された磁気ヘッドコアブロック半体1は、加工装置の
送り機構によって図中27の方向に送られて砥石7に接
し、舟形溝2が加工される。この際、磁気ヘッドコアブ
ロック半体1の磁気ヘッド9のフロントギャップとなる
べき側のエッジ28は図に示す向きになっており、軟磁性
金属薄膜と絶縁性薄膜との積層体6(すなわち磁気コア
層)は、V溝11の斜面のうち砥石進入側とは反対側の面
23に位置している。即ち、軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜
の積層体6は磁気ヘッドコアブロック半体1内でギャッ
プ対向面3から砥石進入側とは反対側へ傾斜している。
第1図(b)はアジマス−の場合を示している。この場
合には砥石7は同図(a)とは逆向きに加工装置に設置
されている。またこのときの磁気ヘッドコアブロック半
体1のフロントギャップとなるべき側のエッジ28は図に
示す向きになっており、アジマス+の場合とは逆になっ
ている。したがって、アジマス+の時と同様に軟磁性金
属薄膜と絶縁性薄膜との積層積層体6は、V溝11の斜面
のうち砥石進入側とは反対側の面23に位置している。
合には砥石7は同図(a)とは逆向きに加工装置に設置
されている。またこのときの磁気ヘッドコアブロック半
体1のフロントギャップとなるべき側のエッジ28は図に
示す向きになっており、アジマス+の場合とは逆になっ
ている。したがって、アジマス+の時と同様に軟磁性金
属薄膜と絶縁性薄膜との積層積層体6は、V溝11の斜面
のうち砥石進入側とは反対側の面23に位置している。
第2図にこの発明の製造方法で作製した磁気ヘッドのイ
ンダクタンスの周波数特性を示す。アジマスによらず同
様の周波数特性となっていることがわかる。再生出力の
周波数特性も同様になった。
ンダクタンスの周波数特性を示す。アジマスによらず同
様の周波数特性となっていることがわかる。再生出力の
周波数特性も同様になった。
第1図(c),(d)にこの発明のもう一つの実施例を
示す。これは、板状の非磁性基板10′表面に形成された
軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体6を磁気コア8と
する磁気ヘッド9の製造方法の場合である。この場合も
前述の製造方法と同じように、アジマスの±によらず軟
磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体6は磁気ヘッドコア
ブロック半体1内でギャップ対向面3から砥石進入側と
は反対側へ傾斜した面23に位置しており、得られた磁気
ヘッドの特性もアジマスの±によらなかった。
示す。これは、板状の非磁性基板10′表面に形成された
軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体6を磁気コア8と
する磁気ヘッド9の製造方法の場合である。この場合も
前述の製造方法と同じように、アジマスの±によらず軟
磁性金属薄膜と絶縁性薄膜の積層体6は磁気ヘッドコア
ブロック半体1内でギャップ対向面3から砥石進入側と
は反対側へ傾斜した面23に位置しており、得られた磁気
ヘッドの特性もアジマスの±によらなかった。
(ト)発明の効果 この発明の方法によれば、コイル巻線用舟形溝2を形成
する際にアジマスの違いによらず金属の延性のために絶
縁性薄膜5を乗り越えて軟磁性金属薄膜同志が短絡する
ことがないので、±のアジマスの双方で磁気ヘッドコア
を軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜との積層体とした効果が
十分に得られる。これによりアジマスの記録方式で高い
面記録密度で広帯域の磁気記録再生が可能となる。
する際にアジマスの違いによらず金属の延性のために絶
縁性薄膜5を乗り越えて軟磁性金属薄膜同志が短絡する
ことがないので、±のアジマスの双方で磁気ヘッドコア
を軟磁性金属薄膜と絶縁性薄膜との積層体とした効果が
十分に得られる。これによりアジマスの記録方式で高い
面記録密度で広帯域の磁気記録再生が可能となる。
第1図はこの発明の方法におけるコイル巻線用舟形溝を
形成する際の砥石、磁気ヘッドコアブロック半体の配置
および移動の方向を説明するための図、第2図はこの発
明の方法により得られた磁気ヘッドの特性を示す図、第
3図は従来の磁気ヘッドの製造方法を説明するための
図、第4図は第3図の方法により得られる磁気ヘッドの
斜視図、第5図は同じく従来の磁気ヘッドの製造方法を
説明するための図、第6図は、第5図の方法により得ら
れる磁気ヘッドの斜視図、第7図は従来の方法で作られ
た磁気ヘッドの特性を示す図、第8図は磁気ヘッドにお
ける磁気コア層のアジマスの方向を説明するための図、
第9図及び第10図は従来例のコイル巻線用舟形溝を形成
する際の砥石、磁気ヘッドコアブロック半体の配置およ
び方向を説明するための図である。 1……磁気ヘッドコアブロック半体、 2……コイル巻線用舟形溝、 3……ギャップ対向面、4……軟磁性金属薄膜、 5……絶縁性薄膜、6……積層体、 7……砥石。
形成する際の砥石、磁気ヘッドコアブロック半体の配置
および移動の方向を説明するための図、第2図はこの発
明の方法により得られた磁気ヘッドの特性を示す図、第
3図は従来の磁気ヘッドの製造方法を説明するための
図、第4図は第3図の方法により得られる磁気ヘッドの
斜視図、第5図は同じく従来の磁気ヘッドの製造方法を
説明するための図、第6図は、第5図の方法により得ら
れる磁気ヘッドの斜視図、第7図は従来の方法で作られ
た磁気ヘッドの特性を示す図、第8図は磁気ヘッドにお
ける磁気コア層のアジマスの方向を説明するための図、
第9図及び第10図は従来例のコイル巻線用舟形溝を形成
する際の砥石、磁気ヘッドコアブロック半体の配置およ
び方向を説明するための図である。 1……磁気ヘッドコアブロック半体、 2……コイル巻線用舟形溝、 3……ギャップ対向面、4……軟磁性金属薄膜、 5……絶縁性薄膜、6……積層体、 7……砥石。
Claims (1)
- 【請求項1】非磁性基板内に、軟磁性金属薄膜と絶縁性
薄膜の積層体からなる磁性コア層が多数、所定間隔で傾
斜して列設され、かつこの基板の側面にこれらの磁気コ
ア層の傾斜断面を有する磁気ヘッドコアブロック半体
を、コイル巻線用溝を形成した後、該ブロック半体2つ
を各ブロック半体の側面の磁気コア層の傾斜断面が直線
状につながるように接合した後、上記直線状の磁気コア
層毎に分断して磁気ヘッドチップを得る磁気ヘッドの製
造方法において、 上記コイル巻線用溝の形成工程が、回転砥石の下に磁気
ヘッドコアブロック半体を、該回転砥石の最下点での回
転接線成分の方向と上記ブロック半体の移動方向とが同
じ向きとなるように進入移動して加工することからな
り、該溝が上記ブロック半体に列設される磁気コア層を
横断して形成される場合、上記半体内に列設された磁気
コア層の傾斜面が、溝を形成する側の面から砥石進入側
とは反対側でかつ下向きに傾斜した配置となる向きで、
上記ブロック半体を移動させることを特徴とする磁気ヘ
ッドの製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13648589A JPH0748246B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 磁気ヘッドの製造方法 |
| EP90305833A EP0400966B1 (en) | 1989-05-29 | 1990-05-29 | Method of manufacturing a magnetic head |
| DE69016834T DE69016834T2 (de) | 1989-05-29 | 1990-05-29 | Herstellungsverfahren eines Magnetkopfes. |
| US07/529,872 US5020212A (en) | 1989-05-29 | 1990-05-29 | Method of manufacturing a magnetic head |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13648589A JPH0748246B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH031307A JPH031307A (ja) | 1991-01-08 |
| JPH0748246B2 true JPH0748246B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=15176244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13648589A Expired - Lifetime JPH0748246B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748246B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004018642A1 (de) * | 2004-04-16 | 2005-12-01 | Sick Ag | Prozesssteuerung |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP13648589A patent/JPH0748246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH031307A (ja) | 1991-01-08 |
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