JPH0748407A - 色相良好な臭気のない塩化ビニル重合体類 - Google Patents

色相良好な臭気のない塩化ビニル重合体類

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JPH0748407A
JPH0748407A JP5575394A JP5575394A JPH0748407A JP H0748407 A JPH0748407 A JP H0748407A JP 5575394 A JP5575394 A JP 5575394A JP 5575394 A JP5575394 A JP 5575394A JP H0748407 A JPH0748407 A JP H0748407A
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JP
Japan
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vinyl chloride
odor
chloride polymers
polymerization
catalyst
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Pending
Application number
JP5575394A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Masuko
誠一 益子
Hideyuki Itagaki
秀行 板垣
Naoyoshi Shinkai
通可 新海
Masafumi Watanabe
賢文 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】塩化ビニル、またはこれと共重合し得る単量体
と塩化ビニルの混合物を水性懸濁重合するに際し、重合
触媒としてターシャリーオクチルパーオキシネオデカネ
ートを用いることにより得られる色相良好でかつ臭気の
ない塩化ビニル重合体類。 【効果】本発明の触媒系を使用することにより得られる
塩化ビニル重合体類は、色相良好でかつ加工時に臭気の
ないことから、一般的な加工製品のみならず食品分野に
も好適に使用できるものであり、さらには異臭の無い作
業環境を良好に保つことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色相良好な臭気のない
塩化ビニル重合体類に関し、詳しくは塩化ビニルまたは
これと共重合し得る単量体と塩化ビニルの混合物を、特
定の重合触媒を用いて水性懸濁重合することにより得ら
れる色相良好でかつ加工時に臭気のない塩化ビニル重合
体類に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル重合体または共重合体(以
下、塩化ビニル重合体類と称する)は可塑剤と混練する
ことにより柔軟な組成物となる為、軟質塩化ビニル樹脂
として広く賞用されている。これら軟質塩化ビニル樹脂
は透明、不透明、白色または着色と様々の加工製品を作
り出しているが、最近特に淡い色合が好まれる様になっ
てきている。また、硬質製品についても同様の傾向にあ
る。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかして、塩化ビニ
ル重合体類の色相が白色からはずれていると、淡い色合
いの加工製品とした場合製品の発色が鮮やかでなく、く
すんだ調子となってしまうという欠点があり、塩化ビニ
ル重合体類の色相の改良が望まれていた。
【0004】本発明者らは、かかる点について検討した
結果、色相が改良された重合体類を与える触媒として、
α−クミルパーオキシネオデカネートを見出したが、該
触媒は該重合体類の加工時にアセトフェノンないしフェ
ノールに類似のかなり強い特有の異臭をはなつ欠点があ
ることがわかった。
【0005】このことは、ロール、押出機など熱をかけ
る加工時の異臭は、作業環境の悪化を引き起こし、ひい
ては作業者の健康を損なうため非常な問題となりうるも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、重合触媒としてターシャリ
ーオクチルパーオキシネオデカネートを用いれば、色相
良好でかつ加工時に臭気のない塩化ビニル重合体類が得
られることを見出し本発明に到達した。すなわち、本発
明は、塩化ビニル、またはこれと共重合し得る単量体と
塩化ビニルの混合物を水性懸濁重合するに際し、重合触
媒としてターシャリーオクチルパーオキシネオデカネー
トを用いることにより得られる色相良好でかつ臭気のな
い塩化ビニル重合体類である。
【0007】本発明においては、重合触媒としてターシ
ャリーオクチルパーオキシネオデカネートが用いられる
が、重合反応速度を均一化するために他の触媒と組み合
わせて使ってもよい。ターシャリーオクチルパーオキシ
ネオデカネートと組み合わせて用いることのできる他の
触媒としては、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジオクチルパーオキシジカーボネート、ジラウリル
パーオキシジカーボネート、ジセチルパーオキシジカー
ボネート、ジターシャリーブチルパーオキシジカーボネ
ート等のジアルキルパーオキシジカーボネート、ジ(2
−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、ジ(2
−メトキシプロピル)パーオキシジカーボネート、ジベ
ンジルパーオキシジカーボネート、ジシクロヘキシルパ
ーオキシジカーボネート、ジターシャリーブチルシクロ
ヘキシルパーオキシジカーボネート等、2,2’−アゾ
ビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2’−ア
ゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル等のアゾ化合物、ターシャリーブチルパーオキシネオ
デカネート、ジターシャリーブチルオギザレート、イソ
ブチリルパーオキサイド等が挙げられる。
【0008】ただし、当然のことながら組み合わせにタ
ーシャリーオクチルパーオキシネオデカネートが含まれ
ることが必須の要件である。なお、組み合わせる触媒の
数に制限はないが、実質的には2ないし4種類の触媒の
組み合わせが好ましい。
【0009】組み合わせて用いられる触媒の中でのター
シャリーオクチルパーオキシネオデカネートの割合は多
い程、塩化ビニル重合体類の色相は改善される。また、
組み合わせて用いられる触媒の中でのターシャリーオク
チルパーオキシネオデカネートの割合は、少なくとも1
0重量%以上であり、好ましくは20〜100重量%、
さらに好ましいくは50〜100重量%である。触媒中
のターシャリーオクチルパーオキシネオデカネートの割
合が10重量%未満では、色相改善効果が小さく充分で
ない。
【0010】本発明において、塩化ビニルの単独重合に
用いられる触媒の使用量は触媒の種類、重合温度および
重合機の除熱能力(附帯設備の除熱能力を含む。)等に
よって決定されるが、通常、塩化ビニル100重量部当
り、ターシャリーオクチルパーオキシネオデカネートは
0.005〜0.5重量部、また他の触媒とターシャリ
ーオクチルパーオキシネオデカネートとの組み合わせで
用いる場合は、触媒として0.005〜0.5重量部で
ある。この触媒の使用量が0.005重量部未満では、
触媒としての効果が少なく、0.5重量部を越えると重
合速度の制御が困難であり、重合反応が暴走する恐れが
ある。
【0011】また、本発明において塩化ビニルの共重合
に用いられる触媒の使用量は、同様にコモノマーの種
類、重合温度および重合機の除熱能力(附帯設備の除熱
能力を含む。)等によって決定されるが、通常、塩化ビ
ニル100重量部当り、ターシャリーオクチルパーオキ
シネオデカネートは0.005〜3.0重量部、また他
の触媒とターシャリーオクチルパーオキシネオデカネー
トとの組み合わせで用いる場合は、触媒として0.00
5〜3.0重量部である。この触媒の使用量が0.00
5重量部未満では、触媒としての効果が少なく、3.0
重量部を越えると重合速度の制御が困難であり、重合反
応が暴走する恐れがある。
【0012】上記した触媒系を使用することにより、色
相良好でかつ加工時に臭気のない塩化ビニル重合体類を
得ることができ、その製造方法としては、一般に当業者
界で行われている水性懸濁重合法が好ましく適用でき
る。この場合の塩化ビニルと水との割合は一般に塩化ビ
ニル100重量部に対し水80〜300重量部であり、
重合温度は通常35〜70℃の範囲で行われる。
【0013】塩化ビニルの他に塩化ビニルと共重合し得
る単量体とは、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−
オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、
1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン等の
炭素数が2〜30のα−オレフィン、アクリル酸もしく
はそのエステル類、メタクリル酸もしくはそのエステル
類、フマール酸もしくはそのエステル類、マレイン酸も
しくはそのエステル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、アルキルビニルエーテル等のビニル化合物およびこ
れらの混合物を共存させることができる。
【0014】また、本発明の塩化ビニル重合体類を製造
するに際し、上記触媒の他に分散剤としては公知のが用
いられ、使用可能な分散剤としては、例えばポリビニル
アルコール、セルローズ誘導体、無水マレイン酸−スチ
レン共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル
共重合体、ゼラチン等が挙げられる。
【0015】本発明は、上述の方法により、特に触媒と
してターシャリーオクチルパーオキシネオデカネートを
用いることで、色相が良好で、かつ臭気のない塩化ビニ
ル重合体類を得ることができ、従来では用いることので
きなかった着色、臭気などの衛生基準の厳しい食品分野
への用途にも好適に用いることが可能となった。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、これらは単なる例示であり、本発明の範囲を限定
するものではない。また、実施例、比較例における部は
重量部である。尚、実施例における臭気の官能試験方法
は、バッチ式空気希釈法により希釈して作製したサンプ
ルを三点比較方式による臭い袋法により測定し、臭気強
度を6段階で決定した。この6段階臭気強度表示法の内
容は、無臭の場合を臭気強度が0として以下に臭気強度
1〜5で示すと、 1:やっと感知できる臭い。 2:何の臭いであるか判る弱い臭い。 3:楽に感知できる臭い。 4:強い臭い。 5:強烈な臭い。 として表示した。
【0017】実施例1 内容積7m3 の重合機に、水2250kg、鹸化度80
モル%で平均重合度2000の部分鹸化ポリビニルアル
コール1.8kg、ジオクチルパーオキシジカーボネー
ト0.45kg、ターシャリーオクチルパーオキシネオ
デカネート0.90kgを装入し、内部の空気を真空ポ
ンプで排除した後、塩化ビニル2250kgを装入し
た。重合温度を50.5℃に設定し反応を進行せしめ内
部の圧力が5kg/cm2-G圧に達するまで反応を続け
た。反応終了後未反応単量体を回収、重合体のスラリー
を排出し、脱水後乾燥した重合体を製品として取得し
た。
【0018】得られた重合体100部、ジオクチルフタ
レート30部、ジブチル錫メルカプタイド0.3部、酸
化チタン0.3部を配合し、160℃のロール上で5分
間混練し0.6mmのシートとして取り出した。ロール
混練中異臭は感じられず官能試験による臭気強度は1で
あった。また、測色色差計(スガ試験機(株)社製、A
UD−SCH−2)により黄色度を測定(JIS−Z−
8722に準拠した。)したところ1.3であり、目視
によりその白色は鮮明であった。
【0019】比較例1 ターシャリーオクチルパーオキシネオデカネート0.9
0kgの代わりにα−クミルパーオキシネオデカネート
0.86kgを使用した以外は実施例1と同様の方法を
行ないロールシートを得た。また、測色色差計により黄
色度を測定したところ1.1であり、目視によりその白
色は鮮明であったが、ロール混練中α−クミルパーオキ
シネオデカネートの分解によると考えられるフェノール
に類似の異臭がし、官能試験による臭気強度は4であっ
た。
【0020】実施例2 内容積7m3 の重合機に、水2250kg、鹸化度80
モル%で平均重合度2000の部分鹸化ポリビニルアル
コール0.9kg、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ズ0.9kg、ターシャリーオクチルパーオキシネオデ
カネート24.0kgを装入し、内部の空気を真空ポン
プで排除した後、塩化ビニル2025kg、炭素数6、
8、10のα−オレフィン混合物(三菱化成工業(株)
社製、ダイヤレン610:C6 38wt%、C8 34wt
%、C1028wt%)225kgを装入した。重合温度を
45℃に設定し反応を進行せしめ内部の圧力が3kg/
cm 2-G圧に達するまで反応を続けた。反応終了後未反
応単量体混合物を回収、共重合体のスラリーを排出し、
脱水後乾燥した共重合体を製品として取得した。
【0021】得られた共重合体100部、ジオクチルフ
タレート20部、ジブチル錫メルカプタイド0.3部、
酸化チタン0.3部を配合し、150℃のロール上で1
0分間混練し0.6mmのシートとして取り出した。ロ
ール混練中異臭は感じられず官能試験による臭気強度は
1であった。また測色色差計により黄色度を測定したと
ころ1.8であり、目視によりその白色は鮮明であっ
た。
【0022】比較例2 ターシャリーオクチルパーオキシネオデカネート24.
0kgの代わりにα−クミルパーオキシネオデカネート
22.5kgを使用した以外は実施例2と同様の方法を
行ないロールシートを得た。また、測色色差計により黄
色度を測定したところ2.0であり、目視によりその白
色は鮮明であったが、ロール混練中α−クミルパーオキ
シネオデカネートの分解によると考えられるフェノール
に類似の異臭がし、官能試験による臭気強度は4であっ
た。
【0023】
【発明の効果】本発明の触媒系を使用することにより得
られる塩化ビニル重合体類は、色相良好でかつ加工時に
臭気のないことから、一般的な加工製品のみならず食品
分野にも好適に使用できるものであり、さらには異臭の
無い作業環境が良好に保てることからも産業上優位であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル、またはこれと共重合し得る
    単量体と塩化ビニルの混合物を水性懸濁重合するに際
    し、重合触媒としてターシャリーオクチルパーオキシネ
    オデカネートを用いることにより得られる色相良好でか
    つ臭気のない塩化ビニル重合体類。
JP5575394A 1994-03-25 1994-03-25 色相良好な臭気のない塩化ビニル重合体類 Pending JPH0748407A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138752A (en) * 1974-09-27 1976-03-31 Kozo Myazaki Hanyanetsukikyujo no koho*
US4063013A (en) * 1973-02-20 1977-12-13 Argus Chemical Corporation T-Alkyl peresters of t-hydroperoxides catalysts for polymerization of unsaturated monomers
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