JPH0748497Y2 - 飲食品カップ状容器 - Google Patents
飲食品カップ状容器Info
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- JPH0748497Y2 JPH0748497Y2 JP11444289U JP11444289U JPH0748497Y2 JP H0748497 Y2 JPH0748497 Y2 JP H0748497Y2 JP 11444289 U JP11444289 U JP 11444289U JP 11444289 U JP11444289 U JP 11444289U JP H0748497 Y2 JPH0748497 Y2 JP H0748497Y2
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- Japan
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- container
- layer
- resin layer
- food
- polyarylate
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は飲食品カップ状容器に関し、より詳しくは、粉
体、流体、固体の食品や酒類、ジュース類のような飲料
を充填して長期間保存に耐え、耐熱性、耐寒衝撃性に優
れた飲食品カップ状容器に関する。
体、流体、固体の食品や酒類、ジュース類のような飲料
を充填して長期間保存に耐え、耐熱性、耐寒衝撃性に優
れた飲食品カップ状容器に関する。
[従来の技術] 紙製品の内部にプラスチック製容器を内挿し、二重容器
とした飲食品容器については、従来よりいくつかの提案
がなされている。例えば、実公昭61-32751号公報には、
両面がプラスチックコートされた紙製容器に、外層はポ
リプロピレン樹脂層、中層はポリビニルアルコールとエ
チレンとの共重合物の層、内層はポリエステル樹脂層か
らなる一体化されたプラスチック製容器を内挿した飲食
品容器が開示されている。また、実開昭57-3605号に
は、両面がプラスチックコートされた紙製容器に一般グ
レードのポリエステル製容器を内挿し、容器の口縁部に
おいて一体化した酒精飲料用容器が開示されている。
とした飲食品容器については、従来よりいくつかの提案
がなされている。例えば、実公昭61-32751号公報には、
両面がプラスチックコートされた紙製容器に、外層はポ
リプロピレン樹脂層、中層はポリビニルアルコールとエ
チレンとの共重合物の層、内層はポリエステル樹脂層か
らなる一体化されたプラスチック製容器を内挿した飲食
品容器が開示されている。また、実開昭57-3605号に
は、両面がプラスチックコートされた紙製容器に一般グ
レードのポリエステル製容器を内挿し、容器の口縁部に
おいて一体化した酒精飲料用容器が開示されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来の容器に使用されているポリエステ
ル樹脂の耐熱性は、ガラス転移点が65℃〜70℃と、食品
容器として低温であり、高温充填の際や電子レンジによ
る内容物を直接加熱する際に変形を生じやすく、また、
低温での容器の衝撃強度が劣り、冬季の寒冷地におい
て、落下した際に容器が破壊してしまうという問題があ
った。
ル樹脂の耐熱性は、ガラス転移点が65℃〜70℃と、食品
容器として低温であり、高温充填の際や電子レンジによ
る内容物を直接加熱する際に変形を生じやすく、また、
低温での容器の衝撃強度が劣り、冬季の寒冷地におい
て、落下した際に容器が破壊してしまうという問題があ
った。
また、特に日本酒は紫外線で黄変が進み、日光臭、びん
香と呼ばれる特異臭が発生し、味の方でも苦味を感じる
ことがある。
香と呼ばれる特異臭が発生し、味の方でも苦味を感じる
ことがある。
本考案は上記の問題を解決しようとするもので、その目
的は、飲食品の高温充填や電子レンジによる加熱に対し
ても変形を起こすことがなく、寒冷地における低温条件
下でも問題のない耐寒衝撃性を備え、紫外線による内容
物の劣化を防ぐ効果のある飲食品カップ状容器を提供す
ることにある。
的は、飲食品の高温充填や電子レンジによる加熱に対し
ても変形を起こすことがなく、寒冷地における低温条件
下でも問題のない耐寒衝撃性を備え、紫外線による内容
物の劣化を防ぐ効果のある飲食品カップ状容器を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、両面が樹脂コートされた紙製容器に、
内層がポリエステル樹脂層で、その他の層に少なくとも
一層配されるポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層を
有する多層プラスチック製容器が内挿されていることを
特徴とする飲食品カップ状容器が提供されるものであ
る。
内層がポリエステル樹脂層で、その他の層に少なくとも
一層配されるポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層を
有する多層プラスチック製容器が内挿されていることを
特徴とする飲食品カップ状容器が提供されるものであ
る。
次に、添付の図面に従い本考案を説明する。
第1図は本考案による飲食品カップ状容器を示す半断面
図である。
図である。
第1図において、1は紙製容器であり、紙の内外面にポ
リエチレンの樹脂層3が被覆された筒状の胴部2aと円形
の底部2bからなっている。胴部2aおよび底部2bは、紙製
容器1の下端部5において熱融着(ヒートシール)によ
り一体化されている。
リエチレンの樹脂層3が被覆された筒状の胴部2aと円形
の底部2bからなっている。胴部2aおよび底部2bは、紙製
容器1の下端部5において熱融着(ヒートシール)によ
り一体化されている。
紙製容器1の上端は、外側に延出され、鍔部6を形成す
る。紙製容器は商品価値、デザイン効果を高めることの
できる平面印刷方式が採用でき、多層プラスチックの保
護の役目を果たせる剛性を持っている。4は多層プラス
チック製容器であり、第2図にその容器を構成する積層
体の拡大断面図として示すように内層4aまたは/および
外層4bがポリエステル樹脂層で、内層4aと外層4bとの間
にポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層4cを配してな
り、その上端は上記紙製容器と同様、外側に延出され、
フランジ部7を形成する。
る。紙製容器は商品価値、デザイン効果を高めることの
できる平面印刷方式が採用でき、多層プラスチックの保
護の役目を果たせる剛性を持っている。4は多層プラス
チック製容器であり、第2図にその容器を構成する積層
体の拡大断面図として示すように内層4aまたは/および
外層4bがポリエステル樹脂層で、内層4aと外層4bとの間
にポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層4cを配してな
り、その上端は上記紙製容器と同様、外側に延出され、
フランジ部7を形成する。
多層プラスチック製容器4は紙製容器1に内挿され、紙
製容器1の鍔部6を巻き込むようにフランジ部7を重ね
合わせ、両者を接合一体化することにより、飲食品カッ
プ状容器8が形成される。
製容器1の鍔部6を巻き込むようにフランジ部7を重ね
合わせ、両者を接合一体化することにより、飲食品カッ
プ状容器8が形成される。
なお、第1図に示すように、紙製容器1と多層プラスチ
ック製容器4の間はフランジ部7を除いてわずかに間隙
が設けられている。このような間隙を設けることによ
り、電子レンジによる内容物の直接加熱に対しても、断
熱効果により紙製容器1には熱が伝わらないため、不意
のやけどなどを防止することができる。
ック製容器4の間はフランジ部7を除いてわずかに間隙
が設けられている。このような間隙を設けることによ
り、電子レンジによる内容物の直接加熱に対しても、断
熱効果により紙製容器1には熱が伝わらないため、不意
のやけどなどを防止することができる。
本考案の多層プラスチック製容器において、内層に使用
するポリエステル樹脂としては、エチレンテレフタレー
ト単位、あるいはブチレンテレフタレート単位をそれぞ
れ繰り返し単位とする線状ポリエチレンテレフタレート
ホモポリマー、あるいは、線状ポリブチレンテレフタレ
ートホモポリマーが好ましいが、テレフタル酸の一部を
フタール酸、イソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,5−ジブロム
テレフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、トリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等に、またエチレン
グリコールの一部をプロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、テトララチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、トリメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、p−キシレングリコール、1,6−シクロ
ヘキサンジメタノール、ビスフェノールA、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、トリメタノールプロパン、
トリメタノールベンゼン、トリエタノールベンゼン等に
置き換えても良い。
するポリエステル樹脂としては、エチレンテレフタレー
ト単位、あるいはブチレンテレフタレート単位をそれぞ
れ繰り返し単位とする線状ポリエチレンテレフタレート
ホモポリマー、あるいは、線状ポリブチレンテレフタレ
ートホモポリマーが好ましいが、テレフタル酸の一部を
フタール酸、イソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,5−ジブロム
テレフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、トリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等に、またエチレン
グリコールの一部をプロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、テトララチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、トリメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、p−キシレングリコール、1,6−シクロ
ヘキサンジメタノール、ビスフェノールA、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、トリメタノールプロパン、
トリメタノールベンゼン、トリエタノールベンゼン等に
置き換えても良い。
また、特に充填する物品が日本酒、洋酒、果実酒等のご
とき酒精飲料である場合には、内層であるポリエステル
にはその固有粘度(フェノール/テトラクロルエタン=
50/50(重量比)溶液中25℃で測定した溶液粘度から求
めた固有粘度)が0.5〜1.4の範囲であることが好まし
く、更に好ましくは0.6〜1.2の範囲である。
とき酒精飲料である場合には、内層であるポリエステル
にはその固有粘度(フェノール/テトラクロルエタン=
50/50(重量比)溶液中25℃で測定した溶液粘度から求
めた固有粘度)が0.5〜1.4の範囲であることが好まし
く、更に好ましくは0.6〜1.2の範囲である。
本発明に用いられるポリアリレートは、芳香族ジカルボ
ン酸またはその機能誘導体と二価フェノールまたはその
機能誘導体とから得られるものである。ポリアリレート
の調整に用いられる芳香族ジカルボン酸としては、二価
フェノールと反応し満足な重合体を与えるものであれば
いかなるものでもよく、1種または2種以上を混合して
用いられる。好ましい芳香族ジカルボン酸としてはテレ
フタル酸、イソフタル酸が挙げられるが、特にこれらの
混合物が溶融加工性および総合的性能の面で好ましい。
かかる混合物のとき、その混合比は限定されるものでは
ないが、テレフタル酸/イソフタル酸=9/1〜1/9(モル
比)が好ましく、特に溶融加工性、性能のバランスの点
で7/3〜3/7(モル比)が望ましい。
ン酸またはその機能誘導体と二価フェノールまたはその
機能誘導体とから得られるものである。ポリアリレート
の調整に用いられる芳香族ジカルボン酸としては、二価
フェノールと反応し満足な重合体を与えるものであれば
いかなるものでもよく、1種または2種以上を混合して
用いられる。好ましい芳香族ジカルボン酸としてはテレ
フタル酸、イソフタル酸が挙げられるが、特にこれらの
混合物が溶融加工性および総合的性能の面で好ましい。
かかる混合物のとき、その混合比は限定されるものでは
ないが、テレフタル酸/イソフタル酸=9/1〜1/9(モル
比)が好ましく、特に溶融加工性、性能のバランスの点
で7/3〜3/7(モル比)が望ましい。
好ましい二価フェノールの具体例としては、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プ
ロパン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,
4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒド
ロキシジフェニルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシジ
フェニルケトン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタ
ン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェ
ニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シ
クロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ベン
ゾキノン等が挙げられる。これれらは単独で使用しても
よいし、また2種以上混合して使用してもよい。
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プ
ロパン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,
4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒド
ロキシジフェニルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシジ
フェニルケトン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタ
ン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェ
ニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シ
クロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ベン
ゾキノン等が挙げられる。これれらは単独で使用しても
よいし、また2種以上混合して使用してもよい。
また、これら二価フェノールはパラ置換体であるが他の
異性体を使用してもよく、更にこれら二価フェノールに
エチレングリコール、プロピレングリコール等を使用し
てもよい。二価フェノールの中で最も代表的なものは、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、通常
ビスフェノールAと呼ばれているものであり、総合的な
物性面から最も好ましい。
異性体を使用してもよく、更にこれら二価フェノールに
エチレングリコール、プロピレングリコール等を使用し
てもよい。二価フェノールの中で最も代表的なものは、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、通常
ビスフェノールAと呼ばれているものであり、総合的な
物性面から最も好ましい。
従って、本発明におけるポリアリレートとして最も好ま
しいものは、テレフタル酸とイソフタル酸またはこれら
の機能誘導体の混合物(但し、テレフタル酸残基とイソ
フタル酸残基のモル比は9:1ないし1:9,特に7:3ないし3:
7)と二価フェノール、特にビスフェノールAまたはそ
の機能誘導体とより得られるものである。本発明に用い
られるポリアリレートの分子量は約7,000〜100,000の範
囲が物性および押出加工性から好ましい。
しいものは、テレフタル酸とイソフタル酸またはこれら
の機能誘導体の混合物(但し、テレフタル酸残基とイソ
フタル酸残基のモル比は9:1ないし1:9,特に7:3ないし3:
7)と二価フェノール、特にビスフェノールAまたはそ
の機能誘導体とより得られるものである。本発明に用い
られるポリアリレートの分子量は約7,000〜100,000の範
囲が物性および押出加工性から好ましい。
ポリアリレートのポリマーアロイ樹脂はポリアリレート
とポリエステル樹脂とからなるポリマーアロイ樹脂であ
り、ポリアリレート含有量5重量%以上のものが目的と
する耐熱性、耐衝撃性を発現させる上で好ましい。
とポリエステル樹脂とからなるポリマーアロイ樹脂であ
り、ポリアリレート含有量5重量%以上のものが目的と
する耐熱性、耐衝撃性を発現させる上で好ましい。
ポリアリレートに配合されてポリマーアロイを形成する
ポリエステル樹脂としては既述の内外層に使用するポリ
エステル樹脂として例示したものが使用できる。
ポリエステル樹脂としては既述の内外層に使用するポリ
エステル樹脂として例示したものが使用できる。
ポリマーアロイ樹脂層にポリエステル樹脂が含まれてい
ると内層としてのポリエステル樹脂層とポリマーアロイ
層との接着性が良好になり好ましい。ポリアリレート樹
脂含有量5重量%以上のポリマーアロイを用いることに
より、本考案の飲食品カップ状容器では65℃〜70℃での
飲食品の充填が熱変形なしに行うことができる。また、
ポリアリレート樹脂含有量25重量%以上ではpH4未満の
果汁を85℃ホット充填することができる。更にポリアリ
レート樹脂含有量40重量%以上では、内容物を入れて電
子レンンジなどで100℃前後に加熱することができる。
ると内層としてのポリエステル樹脂層とポリマーアロイ
層との接着性が良好になり好ましい。ポリアリレート樹
脂含有量5重量%以上のポリマーアロイを用いることに
より、本考案の飲食品カップ状容器では65℃〜70℃での
飲食品の充填が熱変形なしに行うことができる。また、
ポリアリレート樹脂含有量25重量%以上ではpH4未満の
果汁を85℃ホット充填することができる。更にポリアリ
レート樹脂含有量40重量%以上では、内容物を入れて電
子レンンジなどで100℃前後に加熱することができる。
なお、ポリアリレート樹脂含有量が60重量を超えると成
形が困難になり、かつ、高価になるために好ましくな
い。
形が困難になり、かつ、高価になるために好ましくな
い。
次に、本考案の多層プラスチック製容器におけるポリア
リレートのポリマーアロイ樹脂層の厚みは多層プラスチ
ック製容器の全厚み総厚300〜1500μm、好ましくは600
〜800μmに対し、5%〜30%とするのが好ましい。5
%以上とすることにより十分な耐熱性、耐寒衝撃性が得
られる。30%を超えてもポリマーアロイ樹脂層厚みを増
加しただけの耐熱性、耐寒衝撃性の向上が見られず、経
済的にもメリットがなくなってくる。
リレートのポリマーアロイ樹脂層の厚みは多層プラスチ
ック製容器の全厚み総厚300〜1500μm、好ましくは600
〜800μmに対し、5%〜30%とするのが好ましい。5
%以上とすることにより十分な耐熱性、耐寒衝撃性が得
られる。30%を超えてもポリマーアロイ樹脂層厚みを増
加しただけの耐熱性、耐寒衝撃性の向上が見られず、経
済的にもメリットがなくなってくる。
本考案において使用する多層プラスチック製容器の層構
成は内層がポリエステル樹脂層で、その他の層に少なく
とも一層配されるポリアリレートのポリマーアロイ樹脂
層を有することが必須である。
成は内層がポリエステル樹脂層で、その他の層に少なく
とも一層配されるポリアリレートのポリマーアロイ樹脂
層を有することが必須である。
乾燥状態にある食品を収容するについては、その食品は
内挿されたプラスチック製容器の内層に直接接触して収
容されるが、この内層がポリエステル樹脂層からなって
いるため、ポリエステル樹脂層は無臭で食品に異臭が移
ることがなく、また内容物のフレーバーを吸着すること
がないため、長期に亘り味や匂に影響することなく賞味
できる。更にポリエステル樹脂層は酸素、炭酸ガスの透
過性が小さく、日持ちが良くなるとともに保香性が良
い。
内挿されたプラスチック製容器の内層に直接接触して収
容されるが、この内層がポリエステル樹脂層からなって
いるため、ポリエステル樹脂層は無臭で食品に異臭が移
ることがなく、また内容物のフレーバーを吸着すること
がないため、長期に亘り味や匂に影響することなく賞味
できる。更にポリエステル樹脂層は酸素、炭酸ガスの透
過性が小さく、日持ちが良くなるとともに保香性が良
い。
本考案の多層プラスチック製容器の最も基本的な層構成
は下記の通りである。
は下記の通りである。
PET/PAr (但し、ポリエステル樹脂層はPETで代表し、ポリアリ
レートとポエステル樹脂とのポリマーアロイ樹脂層はPA
rで表した。) なお、この層構成を第4図に示す。この場合、PETを容
器内面にPArを容器外面に用いる。
レートとポエステル樹脂とのポリマーアロイ樹脂層はPA
rで表した。) なお、この層構成を第4図に示す。この場合、PETを容
器内面にPArを容器外面に用いる。
また、下記のようにポリマーアロイ樹脂層の外面にもポ
エステル樹脂層を積層することができる。
エステル樹脂層を積層することができる。
PET/PAr/PET また、ポリマーアロイ樹脂層を下記のように2層に分割
することもできる。
することもできる。
PET/PAr/PET/PAr/PET ポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層はネツ変形温度
がPETより高く、したがって成形においてPETより高温を
必要とする。このようにPAr層を表面近くに配置するこ
とによりPArに成形に必要とする十分な熱量を与えるこ
とができ、成形性を向上させることができる。
がPETより高く、したがって成形においてPETより高温を
必要とする。このようにPAr層を表面近くに配置するこ
とによりPArに成形に必要とする十分な熱量を与えるこ
とができ、成形性を向上させることができる。
さらに、酸素バリヤー性の樹脂層(以下バリヤー層と称
する)を積層した下記のような層構成とすることもでき
る。
する)を積層した下記のような層構成とすることもでき
る。
PET/PAr/AD/Br/AD/PAr/PET (ここで、Brはバリヤー層、ADは接着樹脂層である。) バリヤー層には、塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリビ
ニルアルコールとエチレンとの共重合物(エバール)等
が使用できる。
ニルアルコールとエチレンとの共重合物(エバール)等
が使用できる。
このようなバリヤー層は酸素の透過を大きく防止するた
め、バリヤー層を用いていない場合に比べて食品の酸化
は極度に防止され、これがため日持ちが良くなって長期
保存が可能となる。
め、バリヤー層を用いていない場合に比べて食品の酸化
は極度に防止され、これがため日持ちが良くなって長期
保存が可能となる。
本考案において、紙製容器1の両面に被覆される樹脂
は、ポリエチレン樹脂に限定されるものではない。さら
に容器の形状は円筒形に限定されるものではなく、他の
形状のものであってもよい。
は、ポリエチレン樹脂に限定されるものではない。さら
に容器の形状は円筒形に限定されるものではなく、他の
形状のものであってもよい。
[作用] 本考案の飲食品カップ状容器においては、内挿される多
層プラスチック製容器の最内層がポリエステル樹脂層で
あるため、ポリエステル樹脂自身の臭いがなく、食品に
臭いが移ることなく、また臭いの吸着がないため、長期
にわたり内容物の風味を損なわない。
層プラスチック製容器の最内層がポリエステル樹脂層で
あるため、ポリエステル樹脂自身の臭いがなく、食品に
臭いが移ることなく、また臭いの吸着がないため、長期
にわたり内容物の風味を損なわない。
また、内層のポリエステル樹脂の外層にガラス点移転の
高いポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層が少なくと
も一層配されているために、多層プラスチック製容器の
耐熱性、耐寒衝撃性が向上し、紫外線を遮断する。
高いポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層が少なくと
も一層配されているために、多層プラスチック製容器の
耐熱性、耐寒衝撃性が向上し、紫外線を遮断する。
[実施例] 次に実施例を挙げて本考案を説明する。
実施例1 テレフタル酸と2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンとから得られるガラス転移温度193℃のポリア
リレート樹脂45重量部に対しポリエチレンテレフタレー
ト樹脂55重量部を配合し、混練して得られたポリマーア
ロイ樹脂(PAr)を使用し、これとポリエチレンテレフ
タレート樹脂とを共押出しして、総厚600〜800μmの下
記層構成の多層プラスチック積層シートを得た。
プロパンとから得られるガラス転移温度193℃のポリア
リレート樹脂45重量部に対しポリエチレンテレフタレー
ト樹脂55重量部を配合し、混練して得られたポリマーア
ロイ樹脂(PAr)を使用し、これとポリエチレンテレフ
タレート樹脂とを共押出しして、総厚600〜800μmの下
記層構成の多層プラスチック積層シートを得た。
PET/PAr/PET/PAr/PET この積層シートをシート成形(真空圧空成形)により成
形し、多層プラスチック製容器を作成した。この容器を
構成する積層体の拡大断面図を第3図に示す。
形し、多層プラスチック製容器を作成した。この容器を
構成する積層体の拡大断面図を第3図に示す。
一方、紙の両面にポリエチレンの樹脂層3が被覆された
筒状の胴部2aと円形の底部2bからなり、かつ、胴部2と
底部2bが下端部において接着により一体化するとともに
上端には鍔部6を形成して紙製容器を作成した。
筒状の胴部2aと円形の底部2bからなり、かつ、胴部2と
底部2bが下端部において接着により一体化するとともに
上端には鍔部6を形成して紙製容器を作成した。
次に、上記で得られた多層プラスチック製容器4を紙製
容器1内に内挿し、紙製容器1の鍔部6を巻き込むよう
にフランジ部7を重ね合わせ、両者を接合一体化するこ
とにより飲食品カップ状容器を作成した。
容器1内に内挿し、紙製容器1の鍔部6を巻き込むよう
にフランジ部7を重ね合わせ、両者を接合一体化するこ
とにより飲食品カップ状容器を作成した。
得られた飲食品カップ状容器に日本酒を充填温度65℃〜
70℃で充填してもなんら変化がなく、次いで、これを電
子レンジにより加熱し、沸騰させても問題となるような
変形は認められなかった。また、pH4.0未満の果汁を85
℃ホット充填したところ飲食品カップ状容器にはなんら
変化が認められなかった。
70℃で充填してもなんら変化がなく、次いで、これを電
子レンジにより加熱し、沸騰させても問題となるような
変形は認められなかった。また、pH4.0未満の果汁を85
℃ホット充填したところ飲食品カップ状容器にはなんら
変化が認められなかった。
また、上記で得られた飲食品カップ状容器に日本酒を充
填し、充填物の内温および外気雰囲気温度を共に−5℃
とし、1mの高さから落下させたところ、容器には割れな
どの破損がなく、耐寒衝撃性に優れていることが判明し
た。
填し、充填物の内温および外気雰囲気温度を共に−5℃
とし、1mの高さから落下させたところ、容器には割れな
どの破損がなく、耐寒衝撃性に優れていることが判明し
た。
実施例2 ブロー成形により実施例1と略同様の多層プラスチック
製容器を得た。以下、実施例1と同様にして紙製容器と
一体化させて飲食品カップ状容器を作成した。得られた
容器につき実施例1と同様にして耐熱性、耐寒衝撃性を
調べたところ、実施例1と同様に優れた結果が得られ
た。
製容器を得た。以下、実施例1と同様にして紙製容器と
一体化させて飲食品カップ状容器を作成した。得られた
容器につき実施例1と同様にして耐熱性、耐寒衝撃性を
調べたところ、実施例1と同様に優れた結果が得られ
た。
実施例3 円筒状容器のシート成形では4〜5割程度がスクラップ
となるため、再利用する必要性がある。そこで、実施例
1の容器作成時に得られるスクラップ(ポリエチレンテ
レフタレート樹脂とポリアリレートのポリマーアロイ樹
脂層との混合材)を使用して下記層構成の積層シートを
作成し、以下実施例1と同様にして飲食用カップ状容器
を作成した。
となるため、再利用する必要性がある。そこで、実施例
1の容器作成時に得られるスクラップ(ポリエチレンテ
レフタレート樹脂とポリアリレートのポリマーアロイ樹
脂層との混合材)を使用して下記層構成の積層シートを
作成し、以下実施例1と同様にして飲食用カップ状容器
を作成した。
PET/PAr/スクラップ/PET/スクラップ/PAr/PET 上記で得られた飲食品カップ状容器につき実施例1と同
様にして耐熱性、耐寒衝撃性を調べたところ、実施例1
に準じる優れた結果が得られた。
様にして耐熱性、耐寒衝撃性を調べたところ、実施例1
に準じる優れた結果が得られた。
[考案の効果] 以上の説明で明らかなように、本考案の飲食品カップ状
容器は、内挿される多層プラスチック製容器の最内層が
ポリエステル樹脂層であるため、臭いの吸着がなく、充
填物の風味を損なわず、また、ポリエステル自身が臭い
がないため、充填物のフレーバーを損なわない。また、
ポリエステル樹脂層は内容物に不活性であり、機械的性
質、耐アルコール性などの耐薬品性に優れ、可塑剤や残
存モノマーによる人体への影響がないから、酒類、pHの
低い果汁飲料等の容器として優れた性能を示す。また、
内層のポリエステル樹脂層の外層にガラス転移点の高い
ポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層が少なくとも一
層配されているために多層プラスチック製容器は従来に
比べ格段に優れた耐熱性、耐寒衝撃性を示すようにな
り、電子レンジの加熱による沸騰に耐え、−5℃といっ
た凍結条件下における落下によっても破壊し難くなる。
さらポリマーアロイ樹脂層は紫外線を遮断する効果があ
り、紫外線による食品の劣化、変化を防止することがで
きる。
容器は、内挿される多層プラスチック製容器の最内層が
ポリエステル樹脂層であるため、臭いの吸着がなく、充
填物の風味を損なわず、また、ポリエステル自身が臭い
がないため、充填物のフレーバーを損なわない。また、
ポリエステル樹脂層は内容物に不活性であり、機械的性
質、耐アルコール性などの耐薬品性に優れ、可塑剤や残
存モノマーによる人体への影響がないから、酒類、pHの
低い果汁飲料等の容器として優れた性能を示す。また、
内層のポリエステル樹脂層の外層にガラス転移点の高い
ポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層が少なくとも一
層配されているために多層プラスチック製容器は従来に
比べ格段に優れた耐熱性、耐寒衝撃性を示すようにな
り、電子レンジの加熱による沸騰に耐え、−5℃といっ
た凍結条件下における落下によっても破壊し難くなる。
さらポリマーアロイ樹脂層は紫外線を遮断する効果があ
り、紫外線による食品の劣化、変化を防止することがで
きる。
また、内容物が収容されるプラスチック製容器は極めて
薄く構成されているから剛性がなく、手で少し押さえる
だけでペコペコと変形しやすいものであるが、このプラ
スチック製容器は両面が樹脂コートされた紙製容器に内
挿されているから全体としては剛性のある強固な容器と
なるばかりでなく、紙製容器は両面が樹脂コートされた
ものであるため、充填などの工程や使用時に水に濡れた
りしても変形損傷し難いという特徴がある。
薄く構成されているから剛性がなく、手で少し押さえる
だけでペコペコと変形しやすいものであるが、このプラ
スチック製容器は両面が樹脂コートされた紙製容器に内
挿されているから全体としては剛性のある強固な容器と
なるばかりでなく、紙製容器は両面が樹脂コートされた
ものであるため、充填などの工程や使用時に水に濡れた
りしても変形損傷し難いという特徴がある。
第1図は本考案に係る飲食品カップ状容器を示す半断面
図、第2図,第3図および第4図は第1図の飲食品カッ
プ状容器に使用される多層プラスチック製容器の積層体
の構成を示す拡大断面図である。 1……紙製容器、2a……筒状の胴部、2b……円形の底
部、3……樹脂層、4……多層プラスチック製容器、4a
……内層(ポリエステル樹脂層)、4b……外層(ポリエ
ステル樹脂層)、4c……ポリアリレートのポリマーアロ
イ樹脂層、5……紙製容器の下端部、6……鍔部、7…
…フランジ部、8……飲食品カップ状容器、41,43,45…
…ポリエチレンテレフタレート樹脂層、42,44……ポリ
アリレートのポリマーアロイ樹脂層、46……ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂層、47……ポリアリレートのポリ
マーアロイ樹脂層。
図、第2図,第3図および第4図は第1図の飲食品カッ
プ状容器に使用される多層プラスチック製容器の積層体
の構成を示す拡大断面図である。 1……紙製容器、2a……筒状の胴部、2b……円形の底
部、3……樹脂層、4……多層プラスチック製容器、4a
……内層(ポリエステル樹脂層)、4b……外層(ポリエ
ステル樹脂層)、4c……ポリアリレートのポリマーアロ
イ樹脂層、5……紙製容器の下端部、6……鍔部、7…
…フランジ部、8……飲食品カップ状容器、41,43,45…
…ポリエチレンテレフタレート樹脂層、42,44……ポリ
アリレートのポリマーアロイ樹脂層、46……ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂層、47……ポリアリレートのポリ
マーアロイ樹脂層。
Claims (1)
- 【請求項1】両面が樹脂コートされた紙製容器に、内層
がポリエステル樹脂層で、その他の層に少なくとも一層
配されるポリアリレートのポリマーアロイ樹脂層を有す
る多層プラスチック製容器が内挿されていることを特徴
とする飲食品カップ状容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11444289U JPH0748497Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 飲食品カップ状容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11444289U JPH0748497Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 飲食品カップ状容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0353418U JPH0353418U (ja) | 1991-05-23 |
| JPH0748497Y2 true JPH0748497Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31662810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11444289U Expired - Lifetime JPH0748497Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 飲食品カップ状容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748497Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP11444289U patent/JPH0748497Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0353418U (ja) | 1991-05-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |