JPH0748728A - 紡機における昇降体の位置制御方法及び位置制御装置 - Google Patents
紡機における昇降体の位置制御方法及び位置制御装置Info
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- JPH0748728A JPH0748728A JP19645293A JP19645293A JPH0748728A JP H0748728 A JPH0748728 A JP H0748728A JP 19645293 A JP19645293 A JP 19645293A JP 19645293 A JP19645293 A JP 19645293A JP H0748728 A JPH0748728 A JP H0748728A
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械的動作遅れ等により昇降体の軌跡が目標
軌跡からずれることに起因する不具合の発生を防止す
る。 【構成】 リング精紡機のリングレールはACサーボモ
ータからなるリフティングモータの速度制御により昇降
動され、リングレールの目標軌跡として同図に実線で示
す速度パターンが設定されている。目標軌跡は上昇過程
に2つの変速点X,Yを有し、上限位置Aと下限位置B
にて反転するように設定されている。変速開始位置
X0 ,Y0 はリングレールが各変速点X,Yに対応して
一定加速度α1,α2で変速された際に、その変速後に
リングレールの軌跡が目標軌跡上となるように設定され
ている。変速開始位置A0 ,B0 はリングレールが各反
転位置A,Bに対応して一定加速度α3,α4で反転さ
れた際に、その反転位置が反転位置A,Bに一致するよ
うに設定されている。リングレールは各変速開始位置X
0,Y0 ,A0 ,B0 から変速開始される。
軌跡からずれることに起因する不具合の発生を防止す
る。 【構成】 リング精紡機のリングレールはACサーボモ
ータからなるリフティングモータの速度制御により昇降
動され、リングレールの目標軌跡として同図に実線で示
す速度パターンが設定されている。目標軌跡は上昇過程
に2つの変速点X,Yを有し、上限位置Aと下限位置B
にて反転するように設定されている。変速開始位置
X0 ,Y0 はリングレールが各変速点X,Yに対応して
一定加速度α1,α2で変速された際に、その変速後に
リングレールの軌跡が目標軌跡上となるように設定され
ている。変速開始位置A0 ,B0 はリングレールが各反
転位置A,Bに対応して一定加速度α3,α4で反転さ
れた際に、その反転位置が反転位置A,Bに一致するよ
うに設定されている。リングレールは各変速開始位置X
0,Y0 ,A0 ,B0 から変速開始される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばリング精紡機に配
備されたリングレール等の昇降体の位置制御に係り、詳
しくは昇降体の軌跡を予め設定された目標軌跡通りに位
置制御する紡機における昇降体の位置制御方法及び位置
制御装置に関するものである。
備されたリングレール等の昇降体の位置制御に係り、詳
しくは昇降体の軌跡を予め設定された目標軌跡通りに位
置制御する紡機における昇降体の位置制御方法及び位置
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、紡績機械におけるリング精紡機
の機台には、その両側に昇降動可能にリングレールが配
備されている。フロントローラから紡出された糸は、昇
降動するリングレールに固定されたリング上を走行する
トラベラに案内されてボビンに巻き取られる。そのた
め、管糸を所望形状に形成するためには、リングレール
を予め設定された目標軌跡を描くように昇降動させる必
要がある。リングレールを昇降駆動させるリフティング
装置として、例えばサーボモータ等の可変速モータを備
え、可変速モータの回転方向及び回転数を制御すること
によりリングレールを昇降制御するリフティング装置が
知られている。
の機台には、その両側に昇降動可能にリングレールが配
備されている。フロントローラから紡出された糸は、昇
降動するリングレールに固定されたリング上を走行する
トラベラに案内されてボビンに巻き取られる。そのた
め、管糸を所望形状に形成するためには、リングレール
を予め設定された目標軌跡を描くように昇降動させる必
要がある。リングレールを昇降駆動させるリフティング
装置として、例えばサーボモータ等の可変速モータを備
え、可変速モータの回転方向及び回転数を制御すること
によりリングレールを昇降制御するリフティング装置が
知られている。
【0003】ところで、従来から使用されてきたハート
カム機構を備えたリフティング装置によるリングレール
の運動軌跡は、管糸形成にとって好ましくその運動軌跡
が目標軌跡として可変速モータを備えたリフティング装
置に適用される場合がある。通常、ハートカム機構によ
るリングレールの運動軌跡は、そのハートカム形状に応
じてリングレールの反転位置以外に幾つかの変速点が設
定されている。
カム機構を備えたリフティング装置によるリングレール
の運動軌跡は、管糸形成にとって好ましくその運動軌跡
が目標軌跡として可変速モータを備えたリフティング装
置に適用される場合がある。通常、ハートカム機構によ
るリングレールの運動軌跡は、そのハートカム形状に応
じてリングレールの反転位置以外に幾つかの変速点が設
定されている。
【0004】可変速モータを備えたリフティング装置に
よれば、移動するリングレールの位置が制御装置により
検出され、リングレールが変速点または反転位置に到達
した時点で直ちに指令信号が制御装置から可変速モータ
の駆動回路に送られる。そして、指令信号に基づき可変
速モータの回転方向及び回転数が制御装置によって制御
されることによりリングレールが昇降制御されるように
なっていた。即ち、制御装置から駆動回路に指令信号を
送るタイミングは、リングレールが変速点または反転位
置に到達した時点で行われていた。
よれば、移動するリングレールの位置が制御装置により
検出され、リングレールが変速点または反転位置に到達
した時点で直ちに指令信号が制御装置から可変速モータ
の駆動回路に送られる。そして、指令信号に基づき可変
速モータの回転方向及び回転数が制御装置によって制御
されることによりリングレールが昇降制御されるように
なっていた。即ち、制御装置から駆動回路に指令信号を
送るタイミングは、リングレールが変速点または反転位
置に到達した時点で行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
にリングレールが変速点または反転位置に到達した時点
で指令信号を送ると、機械的動作遅れ等のためにリング
レールの実際の軌跡が目標軌跡からずれてしまうという
問題がある。例えば、図10に示すようにリングレール
を目標位置Paにて変速させる場合には、機械的動作遅
れ等のために変速完了後のリングレールの軌跡が目標軌
跡からずれてしまう。その結果、時間軸に対するリング
レールの位置が目標軌跡上の位置と一致しなくなる。
又、図11に示すようにリングレールを目標位置Pbに
て反転させる場合には、機械的動作遅れのためにリング
レールは目標位置Pbにて反転されず目標位置Pbを通
過した位置にて反転される。その結果、リングレールの
昇降ストロークが目標軌跡における昇降ストロークより
大きくなる。このように目標軌跡に対してリングレール
の昇降軌跡のずれが大きくなると、所望した形状通りに
正確に管糸を形成することができなくなる。又、リング
レールの昇降ストロークが目標軌跡通りにならない場合
には、形成された管糸のチェイス長及びリフト長が所望
する長さとならなくなる。
にリングレールが変速点または反転位置に到達した時点
で指令信号を送ると、機械的動作遅れ等のためにリング
レールの実際の軌跡が目標軌跡からずれてしまうという
問題がある。例えば、図10に示すようにリングレール
を目標位置Paにて変速させる場合には、機械的動作遅
れ等のために変速完了後のリングレールの軌跡が目標軌
跡からずれてしまう。その結果、時間軸に対するリング
レールの位置が目標軌跡上の位置と一致しなくなる。
又、図11に示すようにリングレールを目標位置Pbに
て反転させる場合には、機械的動作遅れのためにリング
レールは目標位置Pbにて反転されず目標位置Pbを通
過した位置にて反転される。その結果、リングレールの
昇降ストロークが目標軌跡における昇降ストロークより
大きくなる。このように目標軌跡に対してリングレール
の昇降軌跡のずれが大きくなると、所望した形状通りに
正確に管糸を形成することができなくなる。又、リング
レールの昇降ストロークが目標軌跡通りにならない場合
には、形成された管糸のチェイス長及びリフト長が所望
する長さとならなくなる。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は昇降体の実際の軌跡が機械的動
作遅れ等により目標軌跡からずれることに起因する不具
合の発生を防止することができる紡機における昇降体の
位置制御方法及び位置制御装置を提供することにある。
のであって、その目的は昇降体の実際の軌跡が機械的動
作遅れ等により目標軌跡からずれることに起因する不具
合の発生を防止することができる紡機における昇降体の
位置制御方法及び位置制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、所定速度で移動する昇降
体が変速点にて目標速度に変速する変速過程を伴う昇降
体の時間軸に対する軌跡を目標軌跡とし、前記昇降体を
前記所定速度から所定加速度で前記目標速度まで変速さ
せる前に、予め変速完了後における前記昇降体の軌跡を
前記目標軌跡に対してほぼ一致させ得る変速開始位置を
演算により求め、該変速開始位置から前記昇降体を前記
所定加速度で前記目標速度まで変速させるようにした。
め請求項1に記載の発明では、所定速度で移動する昇降
体が変速点にて目標速度に変速する変速過程を伴う昇降
体の時間軸に対する軌跡を目標軌跡とし、前記昇降体を
前記所定速度から所定加速度で前記目標速度まで変速さ
せる前に、予め変速完了後における前記昇降体の軌跡を
前記目標軌跡に対してほぼ一致させ得る変速開始位置を
演算により求め、該変速開始位置から前記昇降体を前記
所定加速度で前記目標速度まで変速させるようにした。
【0008】請求項2に記載の発明では、昇降体を駆動
する駆動手段と、前記昇降体の位置を検出する位置検出
手段と、所定速度で移動する前記昇降体が変速点にて目
標速度に変速する変速過程を伴う前記昇降体の時間軸に
対する軌跡を目標軌跡とし、前記昇降体を前記所定速度
から所定加速度で前記目標速度まで変速した際に、変速
完了後における前記昇降体の軌跡を前記目標軌跡に対し
てほぼ一致させ得る変速開始位置を演算するプログラム
データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
たプログラムデータに基づき前記変速開始点を算出する
演算手段と、前記位置検出手段により前記昇降体が前記
演算手段により算出された前記変速開始点に到達したと
検出されると、前記昇降体が前記所定加速度で前記所定
速度から前記目標速度まで変速するように前記駆動手段
を駆動制御する制御手段とを備えた。
する駆動手段と、前記昇降体の位置を検出する位置検出
手段と、所定速度で移動する前記昇降体が変速点にて目
標速度に変速する変速過程を伴う前記昇降体の時間軸に
対する軌跡を目標軌跡とし、前記昇降体を前記所定速度
から所定加速度で前記目標速度まで変速した際に、変速
完了後における前記昇降体の軌跡を前記目標軌跡に対し
てほぼ一致させ得る変速開始位置を演算するプログラム
データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
たプログラムデータに基づき前記変速開始点を算出する
演算手段と、前記位置検出手段により前記昇降体が前記
演算手段により算出された前記変速開始点に到達したと
検出されると、前記昇降体が前記所定加速度で前記所定
速度から前記目標速度まで変速するように前記駆動手段
を駆動制御する制御手段とを備えた。
【0009】請求項3に記載の発明では、所定速度で移
動する昇降体をその移動方向に対して反対向きの所定加
速度で変速させて前記昇降体を反転させる紡機における
昇降体の位置制御方法において、前記所定速度で移動す
る前記昇降体を前記所定加速度で変速させる前に、予め
前記昇降体の速度を目標位置にて零とし得る前記昇降体
の変速開始点を演算により求め、演算により求めた当該
変速開始点から前記所定速度で移動する前記昇降体を前
記所定加速度で変速開始させるようにした。
動する昇降体をその移動方向に対して反対向きの所定加
速度で変速させて前記昇降体を反転させる紡機における
昇降体の位置制御方法において、前記所定速度で移動す
る前記昇降体を前記所定加速度で変速させる前に、予め
前記昇降体の速度を目標位置にて零とし得る前記昇降体
の変速開始点を演算により求め、演算により求めた当該
変速開始点から前記所定速度で移動する前記昇降体を前
記所定加速度で変速開始させるようにした。
【0010】請求項4に記載の発明では、昇降体を駆動
する駆動手段と、前記昇降体の位置を検出する位置検出
手段と、所定速度で移動する前記昇降体をその移動方向
に対して反対向きの所定加速度で変速した際に、前記昇
降体の速度を目標位置にて零とし得る前記昇降体の変速
開始点を演算するプログラムデータを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されたプログラムデータに基づ
き前記変速開始点を演算する演算手段と、前記位置検出
手段により前記昇降体が前記演算手段により算出された
前記変速開始点に到達したと検出されると、前記昇降体
が前記所定速度から前記所定加速度で変速するように前
記駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えた。
する駆動手段と、前記昇降体の位置を検出する位置検出
手段と、所定速度で移動する前記昇降体をその移動方向
に対して反対向きの所定加速度で変速した際に、前記昇
降体の速度を目標位置にて零とし得る前記昇降体の変速
開始点を演算するプログラムデータを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されたプログラムデータに基づ
き前記変速開始点を演算する演算手段と、前記位置検出
手段により前記昇降体が前記演算手段により算出された
前記変速開始点に到達したと検出されると、前記昇降体
が前記所定速度から前記所定加速度で変速するように前
記駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えた。
【0011】
【作用】上記構成により請求項1に記載の発明によれ
ば、所定速度で移動する昇降体を所定加速度で目標速度
まで変速させる前に、予め変速完了後における昇降体の
軌跡が目標軌跡に対してほぼ一致させ得る変速開始位置
が演算により求められる。そして、昇降体は演算により
求められた変速開始位置から所定加速度で目標速度まで
変速される。その結果、変速完了後における昇降体の軌
跡が目標軌跡に対してほぼ一致する。
ば、所定速度で移動する昇降体を所定加速度で目標速度
まで変速させる前に、予め変速完了後における昇降体の
軌跡が目標軌跡に対してほぼ一致させ得る変速開始位置
が演算により求められる。そして、昇降体は演算により
求められた変速開始位置から所定加速度で目標速度まで
変速される。その結果、変速完了後における昇降体の軌
跡が目標軌跡に対してほぼ一致する。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、所定速度
で移動する昇降体を所定加速度で目標速度まで変速させ
る前に、予め記憶手段に記憶されたプログラムデータに
基づき変速完了後における昇降体の軌跡を目標軌跡に対
してほぼ一致させ得る変速開始位置が演算手段により演
算される。そして、位置検出手段により昇降体が変速開
始点に到達したと検出されると、制御手段により駆動手
段が駆動制御され、所定速度で移動する昇降体を所定加
速度で目標速度まで変速する変速過程が開始される。そ
の結果、変速完了後における昇降体の軌跡が目標軌跡に
対してほぼ一致する。
で移動する昇降体を所定加速度で目標速度まで変速させ
る前に、予め記憶手段に記憶されたプログラムデータに
基づき変速完了後における昇降体の軌跡を目標軌跡に対
してほぼ一致させ得る変速開始位置が演算手段により演
算される。そして、位置検出手段により昇降体が変速開
始点に到達したと検出されると、制御手段により駆動手
段が駆動制御され、所定速度で移動する昇降体を所定加
速度で目標速度まで変速する変速過程が開始される。そ
の結果、変速完了後における昇降体の軌跡が目標軌跡に
対してほぼ一致する。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、所定速度
で移動する昇降体をその移動方向に対して反対向きの所
定加速度で変速させる前に、予め昇降体の速度を目標位
置にて零とし得る昇降体の変速開始点が演算により求ら
れる。そして、所定速度で移動する昇降体は演算により
求められた変速開始点から所定加速度で変速開始され
る。その結果、昇降体は目標位置にて反転される。
で移動する昇降体をその移動方向に対して反対向きの所
定加速度で変速させる前に、予め昇降体の速度を目標位
置にて零とし得る昇降体の変速開始点が演算により求ら
れる。そして、所定速度で移動する昇降体は演算により
求められた変速開始点から所定加速度で変速開始され
る。その結果、昇降体は目標位置にて反転される。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、所定速度
で移動する昇降体をその移動方向に対して反対向きの所
定加速度で変速させる前に、予め記憶手段に記憶された
プログラムデータに基づき昇降体の速度を目標位置にて
零とし得る昇降体の変速開始点が演算手段により演算さ
れる。そして、位置検出手段により昇降体が変速開始点
に到達したと検出されると、制御手段により駆動手段が
駆動制御され、所定速度で移動する昇降体をその移動方
向に対して反対向きの所定加速度で変速する変速過程が
開始される。その結果、昇降体は目標位置にて反転され
る。
で移動する昇降体をその移動方向に対して反対向きの所
定加速度で変速させる前に、予め記憶手段に記憶された
プログラムデータに基づき昇降体の速度を目標位置にて
零とし得る昇降体の変速開始点が演算手段により演算さ
れる。そして、位置検出手段により昇降体が変速開始点
に到達したと検出されると、制御手段により駆動手段が
駆動制御され、所定速度で移動する昇降体をその移動方
向に対して反対向きの所定加速度で変速する変速過程が
開始される。その結果、昇降体は目標位置にて反転され
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明をリング精紡機に具体化した一
実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0016】本実施例におけるリング精紡機は、リング
レールの昇降駆動専用のリフティングモータを備え、リ
フティングモータの回転数制御によりリングレールが所
定速度で昇降駆動されるようになっている。
レールの昇降駆動専用のリフティングモータを備え、リ
フティングモータの回転数制御によりリングレールが所
定速度で昇降駆動されるようになっている。
【0017】図2に示すように、フロントローラ1はそ
の回転軸1aの一端に嵌着された被動歯車2と、主モー
タMにより回転駆動されるドライビングシャフト3に嵌
着された駆動歯車4との間に配設された歯車列(図示せ
ず)を介して回転駆動されるようになっている。又、ス
ピンドル5はドライビングシャフト3に固定されたチン
プーリ6との間に巻き掛けられたスピンドルテープ7を
介して回転駆動されるようになっている。フロントロー
ラ1とスピンドル5はいずれも主モータMの回転力に基
づいて駆動され、フロントローラ1からの紡出量とスピ
ンドル5による巻取量とが常に同量となるようにそれぞ
れの回転数が所定比となるように設定されている。又、
主モータMは制御装置CTによりインバータ8を介して
駆動され、予め設定された所定回転数に駆動制御される
ようになっている。
の回転軸1aの一端に嵌着された被動歯車2と、主モー
タMにより回転駆動されるドライビングシャフト3に嵌
着された駆動歯車4との間に配設された歯車列(図示せ
ず)を介して回転駆動されるようになっている。又、ス
ピンドル5はドライビングシャフト3に固定されたチン
プーリ6との間に巻き掛けられたスピンドルテープ7を
介して回転駆動されるようになっている。フロントロー
ラ1とスピンドル5はいずれも主モータMの回転力に基
づいて駆動され、フロントローラ1からの紡出量とスピ
ンドル5による巻取量とが常に同量となるようにそれぞ
れの回転数が所定比となるように設定されている。又、
主モータMは制御装置CTによりインバータ8を介して
駆動され、予め設定された所定回転数に駆動制御される
ようになっている。
【0018】リングレール9は上下方向に延びる複数の
ポーカピラー10(但し、図2では1つのみ図示)によ
り所定間隔毎に支持されている。ポーカピラー10の周
面には雄ネジを有するスクリュー部10aが形成され、
スクリュー部10aにはその雄ネジと螺合可能な雌ネジ
を有するナット体11が螺合されている。ナット体11
の下部には被動歯車11aが一体形成されている。ナッ
ト体11と対応する高さにはラインシャフト12がリン
グレール9と平行な状態で回転可能に配設されている。
ラインシャフト12にはナット体11と対応する位置に
駆動歯車12aがナット体11の被動歯車11aと噛合
する状態で嵌着固定されている。
ポーカピラー10(但し、図2では1つのみ図示)によ
り所定間隔毎に支持されている。ポーカピラー10の周
面には雄ネジを有するスクリュー部10aが形成され、
スクリュー部10aにはその雄ネジと螺合可能な雌ネジ
を有するナット体11が螺合されている。ナット体11
の下部には被動歯車11aが一体形成されている。ナッ
ト体11と対応する高さにはラインシャフト12がリン
グレール9と平行な状態で回転可能に配設されている。
ラインシャフト12にはナット体11と対応する位置に
駆動歯車12aがナット体11の被動歯車11aと噛合
する状態で嵌着固定されている。
【0019】ラインシャフト12は駆動手段を構成する
ACサーボモータからなるリフティングモータ13の駆
動軸13aと作動連結されている。リフティングモータ
13は駆動手段を構成するサーボドライバ14を介して
制御装置CTにより正逆転駆動されるようになってい
る。リフティングモータ13の正転時にリングレール9
が上昇し、リフティングモータ13の逆転時にリングレ
ール9が下降するようになっている。リングレール9は
チェイス長Cに相当するストロークで昇降動し、その昇
降位置を1昇降動毎に少しずつ上方へ移動してゆくよう
になっている。
ACサーボモータからなるリフティングモータ13の駆
動軸13aと作動連結されている。リフティングモータ
13は駆動手段を構成するサーボドライバ14を介して
制御装置CTにより正逆転駆動されるようになってい
る。リフティングモータ13の正転時にリングレール9
が上昇し、リフティングモータ13の逆転時にリングレ
ール9が下降するようになっている。リングレール9は
チェイス長Cに相当するストロークで昇降動し、その昇
降位置を1昇降動毎に少しずつ上方へ移動してゆくよう
になっている。
【0020】リングレール9にはスピンドル5と対応す
る位置にリング9aが固定され、リング9aにはリング
9a上を走行するトラベラ15が配設されている。又、
フロントローラ1の前方(図2の紙面手前側)にはフロ
ントローラ1から紡出される糸yを案内するスネルワイ
ヤ16がリングレール9と同期して昇降可能に配設され
ている。フロントローラ1から紡出される糸yは、スネ
ルワイヤ16を経てリングレール9と一体に昇降動する
トラベラ15に案内されることにより、スピンドル5の
回転に伴い高速回転するボビンbにその下部から上部に
向かって巻き取られるようになっている。
る位置にリング9aが固定され、リング9aにはリング
9a上を走行するトラベラ15が配設されている。又、
フロントローラ1の前方(図2の紙面手前側)にはフロ
ントローラ1から紡出される糸yを案内するスネルワイ
ヤ16がリングレール9と同期して昇降可能に配設され
ている。フロントローラ1から紡出される糸yは、スネ
ルワイヤ16を経てリングレール9と一体に昇降動する
トラベラ15に案内されることにより、スピンドル5の
回転に伴い高速回転するボビンbにその下部から上部に
向かって巻き取られるようになっている。
【0021】リフティングモータ13はその回転数を検
出するインクリメントエンコーダ17を備えている。
又、フロントローラ1の一端にはフロントローラ1の回
転数を検出する近接スイッチ18が接続されている。イ
ンクリメントエンコーダ17及び近接スイッチ18はそ
れぞれラインシャフト12及びフロントローラ1の回転
数に応じたパルス数を持つパルス信号を検出信号として
制御装置CTに出力するようになっている。
出するインクリメントエンコーダ17を備えている。
又、フロントローラ1の一端にはフロントローラ1の回
転数を検出する近接スイッチ18が接続されている。イ
ンクリメントエンコーダ17及び近接スイッチ18はそ
れぞれラインシャフト12及びフロントローラ1の回転
数に応じたパルス数を持つパルス信号を検出信号として
制御装置CTに出力するようになっている。
【0022】リングレール9は図1に実線で示す速度パ
ターンを1昇降動すなわち1ダブルストロークにおける
目標軌跡としている。この目標軌跡はハートカム機構を
備えたリフティング装置に基づくリングレールの軌跡に
等しく設定され、同図に示すように上昇過程に2つの変
速点X,Yを有している。即ち、目標軌跡は1ダブルス
トロークの開始点を原点Oとし、原点Oから変速点Xま
でを速度V1で上昇し、変速点Xから変速点Yまでを速
度V2(<V1)で移動し、さらに変速点Yから上限位
置Aまでを速度V1で上昇するようになっている。そし
て、上限位置Aにて反転し、上限位置Aから下限位置B
までを速度V3で下降するように設定されている。
ターンを1昇降動すなわち1ダブルストロークにおける
目標軌跡としている。この目標軌跡はハートカム機構を
備えたリフティング装置に基づくリングレールの軌跡に
等しく設定され、同図に示すように上昇過程に2つの変
速点X,Yを有している。即ち、目標軌跡は1ダブルス
トロークの開始点を原点Oとし、原点Oから変速点Xま
でを速度V1で上昇し、変速点Xから変速点Yまでを速
度V2(<V1)で移動し、さらに変速点Yから上限位
置Aまでを速度V1で上昇するようになっている。そし
て、上限位置Aにて反転し、上限位置Aから下限位置B
までを速度V3で下降するように設定されている。
【0023】次に、位置制御装置の電気的構成について
説明する。図3に示すように、制御装置CTはマイクロ
コンピュータ19を内蔵している。マイクロコンピュー
タ19は演算手段及び制御手段としての中央処理装置
(以下CPUという)20と、作業用メモリ21と、記
憶手段としてのプログラムメモリ22と、カウンタ回路
23とから構成されている。作業用メモリ21は入力デ
ータ及びCPU20における演算処理結果等を一時記憶
する読出し及び書替え可能なメモリ(RAM)からな
り、プログラムメモリ22は制御プログラムを記憶した
読出し専用メモリ(ROM)からなっている。CPU2
0はプログラムメモリ22に記憶された制御プログラム
に基づいて動作するようになっている。
説明する。図3に示すように、制御装置CTはマイクロ
コンピュータ19を内蔵している。マイクロコンピュー
タ19は演算手段及び制御手段としての中央処理装置
(以下CPUという)20と、作業用メモリ21と、記
憶手段としてのプログラムメモリ22と、カウンタ回路
23とから構成されている。作業用メモリ21は入力デ
ータ及びCPU20における演算処理結果等を一時記憶
する読出し及び書替え可能なメモリ(RAM)からな
り、プログラムメモリ22は制御プログラムを記憶した
読出し専用メモリ(ROM)からなっている。CPU2
0はプログラムメモリ22に記憶された制御プログラム
に基づいて動作するようになっている。
【0024】制御装置CTは入力装置24を備え、入力
装置24はCPU20と接続されている。入力装置24
により糸重量W、糸番手Ne、リフト長Lt、チェイス
長C、ボビン裸径DE等のデータが入力され、これらの
入力データは作業用メモリ21に記憶されるようになっ
ている。インクリメントエンコーダ17及び近接スイッ
チ18は入力インターフェイス25を介してCPU20
及びカウンタ回路23と接続されている。カウンタ回路
23はインクリメントエンコーダ17及び近接スイッチ
18からの各パルス信号が持つパルス数をそれぞれ計数
値C1,C2として計数するようになっている。カウン
タ回路23の計数値C1はリングレール9の1ダブルス
トロークが完了する度、すなわちリフティングモータ1
3の回転が逆転方向から正転方向に反転される度にリセ
ットされるようになっている。
装置24はCPU20と接続されている。入力装置24
により糸重量W、糸番手Ne、リフト長Lt、チェイス
長C、ボビン裸径DE等のデータが入力され、これらの
入力データは作業用メモリ21に記憶されるようになっ
ている。インクリメントエンコーダ17及び近接スイッ
チ18は入力インターフェイス25を介してCPU20
及びカウンタ回路23と接続されている。カウンタ回路
23はインクリメントエンコーダ17及び近接スイッチ
18からの各パルス信号が持つパルス数をそれぞれ計数
値C1,C2として計数するようになっている。カウン
タ回路23の計数値C1はリングレール9の1ダブルス
トロークが完了する度、すなわちリフティングモータ1
3の回転が逆転方向から正転方向に反転される度にリセ
ットされるようになっている。
【0025】又、CPU20は出力インターフェイス2
6を介して主モータ駆動回路27と接続され、主モータ
駆動回路27はインバータ8を介して主モータMと接続
されている。又、CPU20は出力インターフェイス2
6を介してサーボドライバ14と接続され、サーボドラ
イバ14はリフティングモータ13と接続されている。
CPU20は主モータ駆動回路27及びサーボドライバ
14に対してモータ駆動信号KSとモータ停止信号TS
を出力する。そして、各モータM,13はそれぞれ主モ
ータ駆動回路27及びサーボドライバ14によりモータ
駆動信号KSに基づき駆動開始され、モータ停止信号T
Sに基づき駆動停止されるようになっている。
6を介して主モータ駆動回路27と接続され、主モータ
駆動回路27はインバータ8を介して主モータMと接続
されている。又、CPU20は出力インターフェイス2
6を介してサーボドライバ14と接続され、サーボドラ
イバ14はリフティングモータ13と接続されている。
CPU20は主モータ駆動回路27及びサーボドライバ
14に対してモータ駆動信号KSとモータ停止信号TS
を出力する。そして、各モータM,13はそれぞれ主モ
ータ駆動回路27及びサーボドライバ14によりモータ
駆動信号KSに基づき駆動開始され、モータ停止信号T
Sに基づき駆動停止されるようになっている。
【0026】カウンタ回路23には1ダブルストローク
毎に変速開始位置X0 ,Y0 ,A0,B0 と対応する値
がプリセットされるようになっている。変速開始位置X
0 ,Y0 ,A0 ,B0 と対応する値は、プログラムメモ
リ22に記憶されたプログラムデータに基づき入力デー
タと目標軌跡を決める各設定値を用いて機台運転開始前
にCPU20により算出される。カウンタ回路23は計
数値C1がプリセットされた変速開始位置X0 ,Y0 ,
A0 ,B0 と対応する値に達する度に、CPU20にそ
れぞれ割込信号SC1〜SC4を出力するようになって
いる。CPU20はカウンタ回路23から割込信号SC
1〜SC4を入力すると、サーボドライバ14に変速指
令信号S1〜S4を出力するようになっている。変速指
令信号S1〜S4はリフティングモータ13を所定回転
数に変速させる指令値として機能している。サーボドラ
イバ14は各変速指令信号S1〜S4に基づきリングレ
ール9をそれぞれ一定加速度α1〜α4で速度V2,V
1,V3′(>V3),V1に変速させるようにリフテ
ィングモータ13を所定回転数に変速させるようになっ
ている。下降過程における速度V3′は、各ダブルスト
ロークの開始時におけるリングレール9の軌跡が目標軌
跡上に乗るように速度V3より大きな値に設定されてい
る。
毎に変速開始位置X0 ,Y0 ,A0,B0 と対応する値
がプリセットされるようになっている。変速開始位置X
0 ,Y0 ,A0 ,B0 と対応する値は、プログラムメモ
リ22に記憶されたプログラムデータに基づき入力デー
タと目標軌跡を決める各設定値を用いて機台運転開始前
にCPU20により算出される。カウンタ回路23は計
数値C1がプリセットされた変速開始位置X0 ,Y0 ,
A0 ,B0 と対応する値に達する度に、CPU20にそ
れぞれ割込信号SC1〜SC4を出力するようになって
いる。CPU20はカウンタ回路23から割込信号SC
1〜SC4を入力すると、サーボドライバ14に変速指
令信号S1〜S4を出力するようになっている。変速指
令信号S1〜S4はリフティングモータ13を所定回転
数に変速させる指令値として機能している。サーボドラ
イバ14は各変速指令信号S1〜S4に基づきリングレ
ール9をそれぞれ一定加速度α1〜α4で速度V2,V
1,V3′(>V3),V1に変速させるようにリフテ
ィングモータ13を所定回転数に変速させるようになっ
ている。下降過程における速度V3′は、各ダブルスト
ロークの開始時におけるリングレール9の軌跡が目標軌
跡上に乗るように速度V3より大きな値に設定されてい
る。
【0027】又、カウンタ回路23には入力データから
算出された生産糸長LBが機台運転開始前にプリセット
されるようになっている。カウンタ回路23は計数値C
2がプリセットされた生産糸長LBと対応する値に達す
ると、CPU20に満管信号FSを出力するようになっ
ている。CPU20はカウンタ回路23から満管信号F
Sを入力すると、主モータ駆動回路27及びサーボドラ
イバ14にモータ停止信号TSを出力するようになって
いる。
算出された生産糸長LBが機台運転開始前にプリセット
されるようになっている。カウンタ回路23は計数値C
2がプリセットされた生産糸長LBと対応する値に達す
ると、CPU20に満管信号FSを出力するようになっ
ている。CPU20はカウンタ回路23から満管信号F
Sを入力すると、主モータ駆動回路27及びサーボドラ
イバ14にモータ停止信号TSを出力するようになって
いる。
【0028】ここで、カウンタ回路23にプリセットさ
れる変速開始位置X0 ,Y0 ,A0,B0 の算出方法に
ついて説明する。はじめに変速開始位置X0 ,Y0 は、
各変速点X,Yでの変速過程における加速度をリフティ
ングモータ13が追随可能な一定加速度α1(<0),
α2(>0)とし、変速完了後にリングレール9の軌跡
が目標軌跡に乗るように定義された変速開始位置であ
る。例えば、変速点Xでの変速過程を考えると、図4に
示すようにリングレール9を変速開始位置X0 から加速
度α1で変速開始させることにより同図に実線で示すリ
ングレール9の軌跡が変速完了後に同図に破線で示す目
標軌跡に乗る。この変速過程におけるリングレール9の
速度変化は、図5に破線で示す目標軌跡の速度変化に対
して同図に実線で示すように変速開始位置X0と対応す
る時刻を起点として傾きα1で速度V1から速度V2に
向かって減速する。
れる変速開始位置X0 ,Y0 ,A0,B0 の算出方法に
ついて説明する。はじめに変速開始位置X0 ,Y0 は、
各変速点X,Yでの変速過程における加速度をリフティ
ングモータ13が追随可能な一定加速度α1(<0),
α2(>0)とし、変速完了後にリングレール9の軌跡
が目標軌跡に乗るように定義された変速開始位置であ
る。例えば、変速点Xでの変速過程を考えると、図4に
示すようにリングレール9を変速開始位置X0 から加速
度α1で変速開始させることにより同図に実線で示すリ
ングレール9の軌跡が変速完了後に同図に破線で示す目
標軌跡に乗る。この変速過程におけるリングレール9の
速度変化は、図5に破線で示す目標軌跡の速度変化に対
して同図に実線で示すように変速開始位置X0と対応す
る時刻を起点として傾きα1で速度V1から速度V2に
向かって減速する。
【0029】リングレール9の軌跡が変速完了後に目標
軌跡に乗るためには、リングレール9が速度V2となっ
た時点においてリングレール9の軌跡が目標軌跡と一致
すればよい。即ち、リングレール9が速度V1から速度
V2に至るまでの目標軌跡上の移動距離ΔL1と実際の
移動距離ΔL2とが同じであればよい。ここで、変速開
始時からリングレール9が速度V2に至るまでの所要時
間をTとし、目標軌跡上で変速開始位置X0 から変速点
Xまでの移動に要する時間をtとすると、目標軌跡上の
移動距離ΔL1は、 ΔL1=V2・T+(V1−V2)・t …(1) 実際の移動距離ΔL2は、図6の斜線部の面積に等し
く、 ΔL2=(V1+V2)・T/2 …(2) と表される。
軌跡に乗るためには、リングレール9が速度V2となっ
た時点においてリングレール9の軌跡が目標軌跡と一致
すればよい。即ち、リングレール9が速度V1から速度
V2に至るまでの目標軌跡上の移動距離ΔL1と実際の
移動距離ΔL2とが同じであればよい。ここで、変速開
始時からリングレール9が速度V2に至るまでの所要時
間をTとし、目標軌跡上で変速開始位置X0 から変速点
Xまでの移動に要する時間をtとすると、目標軌跡上の
移動距離ΔL1は、 ΔL1=V2・T+(V1−V2)・t …(1) 実際の移動距離ΔL2は、図6の斜線部の面積に等し
く、 ΔL2=(V1+V2)・T/2 …(2) と表される。
【0030】そして、ΔL1=ΔL2であることから
(1),(2)式よりt=T/2と求められる。ここ
で、T=(V2−V1)/α1で表されるので、t=
(V2−V1)/(2α1)となる。変速点Xより距離
(V1・t)だけ手前(下方)の位置にリングレール9
が到達した時点でリングレール9の変速を開始させれば
よいので、変速開始位置X0 は、 X0 =X−V1・t =X−V1・(V2−V1)/(2α1) …(3) となる。又、同様にして変速開始位置Y0 は、、 Y0 =Y−V2・(V1−V2)/(2α2) …(4) となる。この(3),(4)式がプログラムメモリ22
に記憶されている。
(1),(2)式よりt=T/2と求められる。ここ
で、T=(V2−V1)/α1で表されるので、t=
(V2−V1)/(2α1)となる。変速点Xより距離
(V1・t)だけ手前(下方)の位置にリングレール9
が到達した時点でリングレール9の変速を開始させれば
よいので、変速開始位置X0 は、 X0 =X−V1・t =X−V1・(V2−V1)/(2α1) …(3) となる。又、同様にして変速開始位置Y0 は、、 Y0 =Y−V2・(V1−V2)/(2α2) …(4) となる。この(3),(4)式がプログラムメモリ22
に記憶されている。
【0031】次に、変速開始位置A0 ,B0 は、各変速
点A,Bでの変速過程における加速度をリフティングモ
ータ13が追随可能な一定加速度α3(<0),α4
(>0)とし、リングレール9の反転位置が目標軌跡上
の反転位置と一致するように定義された変速開始位置で
ある。例えば、変速点Aでの変速過程を考えると、図6
に示すようにリングレール9を変速開始位置A0 から加
速度α3で変速開始させることにより同図に実線で示す
リングレール9の軌跡上の反転位置が同図に破線で示す
目標軌跡上の反転位置Aと一致する。この変速過程にお
けるリングレール9の速度変化は、図7に破線で示す目
標軌跡の速度変化に対して同図に実線で示すように変速
開始位置A0 と対応する時刻t0 から傾きα3で速度V
1から速度V3′に向かって減速する。
点A,Bでの変速過程における加速度をリフティングモ
ータ13が追随可能な一定加速度α3(<0),α4
(>0)とし、リングレール9の反転位置が目標軌跡上
の反転位置と一致するように定義された変速開始位置で
ある。例えば、変速点Aでの変速過程を考えると、図6
に示すようにリングレール9を変速開始位置A0 から加
速度α3で変速開始させることにより同図に実線で示す
リングレール9の軌跡上の反転位置が同図に破線で示す
目標軌跡上の反転位置Aと一致する。この変速過程にお
けるリングレール9の速度変化は、図7に破線で示す目
標軌跡の速度変化に対して同図に実線で示すように変速
開始位置A0 と対応する時刻t0 から傾きα3で速度V
1から速度V3′に向かって減速する。
【0032】リングレール9の反転位置が目標軌跡上の
反転位置Aと一致するためには、リングレール9が位置
Aにて速度0となればよい。リングレール9を速度V1
から加速度α3で減速させた際に、リングレール9が速
度0となるまでの移動距離ΔL3は図7の斜線部の面積
に等しく、次のように表される。
反転位置Aと一致するためには、リングレール9が位置
Aにて速度0となればよい。リングレール9を速度V1
から加速度α3で減速させた際に、リングレール9が速
度0となるまでの移動距離ΔL3は図7の斜線部の面積
に等しく、次のように表される。
【0033】 ΔL3=−V12 /(2α3) …(5) 変速点AよりΔL3だけ手前(下方)の位置にリングレ
ール9が到達した時点でリングレール9の変速を開始さ
せればよいので、変速開始位置A0 は、 A0 =A+V12 /(2α3) …(6) となる。又、同様にして変速開始位置B0 は、 B0 =B+V3′2 /(2α4) …(7) となる。この(6),(7)式がプログラムメモリ22
に記憶されている。
ール9が到達した時点でリングレール9の変速を開始さ
せればよいので、変速開始位置A0 は、 A0 =A+V12 /(2α3) …(6) となる。又、同様にして変速開始位置B0 は、 B0 =B+V3′2 /(2α4) …(7) となる。この(6),(7)式がプログラムメモリ22
に記憶されている。
【0034】次に、上記のように構成された位置制御装
置の作用を説明する。管糸形成開始前に予め糸重量W、
糸番手Ne、リフト長Lt、チェイス長C、ボビン裸径
DE等のデータが入力装置24により入力され、これら
の入力データは作業用メモリ21に記憶される。又、カ
ウンタ回路23の各計数値がいずれもリセットされ、リ
ングレール9は管糸形成開始位置にセットされている。
置の作用を説明する。管糸形成開始前に予め糸重量W、
糸番手Ne、リフト長Lt、チェイス長C、ボビン裸径
DE等のデータが入力装置24により入力され、これら
の入力データは作業用メモリ21に記憶される。又、カ
ウンタ回路23の各計数値がいずれもリセットされ、リ
ングレール9は管糸形成開始位置にセットされている。
【0035】まず、CPU20は作業用メモリ21から
糸重量W、糸番手Ne、リフト長Lt、チェイス長C等
のデータを読み込む。そして、これらのデータ及び図1
に実線で示す目標軌跡パターンに基づき生産糸長LB、
シェーパステップ量ΔS及び各変速点X,Y,A,Bの
位置座標が算出される。そして、各変速点X,Y,A,
Bの位置座標に基づき(3),(4),(6),(7)
式を用いて変速開始位置X0 ,Y0 ,A0 ,B0 が算出
される。変速開始位置X0 ,Y0 ,A0 ,B0及び生産
糸長LBはカウンタ回路23にプリセットされる。
糸重量W、糸番手Ne、リフト長Lt、チェイス長C等
のデータを読み込む。そして、これらのデータ及び図1
に実線で示す目標軌跡パターンに基づき生産糸長LB、
シェーパステップ量ΔS及び各変速点X,Y,A,Bの
位置座標が算出される。そして、各変速点X,Y,A,
Bの位置座標に基づき(3),(4),(6),(7)
式を用いて変速開始位置X0 ,Y0 ,A0 ,B0 が算出
される。変速開始位置X0 ,Y0 ,A0 ,B0及び生産
糸長LBはカウンタ回路23にプリセットされる。
【0036】その後、リフティング装置の運転が開始さ
れる。即ち、CPU20から主モータ駆動回路27及び
サーボドライバ14にモータ駆動信号KSが出力されて
主モータM及びリフティングモータ13が駆動される。
主モータMは予め設定された所定回転数で駆動する。
又、リフティングモータ13はリングレール9の第1回
目の1ダブルストロークを開始させるためリングレール
9を速度V1で上昇させる所定回転数で正転する。又、
各モータM,13の駆動開始に伴ってカウンタ回路23
では計数値C1,C2の計数が開始される。こうしてリ
ングレール9の第1回目の1ダブルストロークが開始さ
れ、1ダブルストローク中にCPU20は順次に4つの
割込信号SC1〜SC4を入力し、各割込信号SC1〜
SC4に応じて変速指令信号S1〜S4をサーボドライ
バ14に出力する。
れる。即ち、CPU20から主モータ駆動回路27及び
サーボドライバ14にモータ駆動信号KSが出力されて
主モータM及びリフティングモータ13が駆動される。
主モータMは予め設定された所定回転数で駆動する。
又、リフティングモータ13はリングレール9の第1回
目の1ダブルストロークを開始させるためリングレール
9を速度V1で上昇させる所定回転数で正転する。又、
各モータM,13の駆動開始に伴ってカウンタ回路23
では計数値C1,C2の計数が開始される。こうしてリ
ングレール9の第1回目の1ダブルストロークが開始さ
れ、1ダブルストローク中にCPU20は順次に4つの
割込信号SC1〜SC4を入力し、各割込信号SC1〜
SC4に応じて変速指令信号S1〜S4をサーボドライ
バ14に出力する。
【0037】まずリングレール9が変速開始位置X0 に
到達すると、カウンタ回路23から割込信号SC1がC
PU20に入力される。CPU20は割込信号SC1が
入力されると直ちにサーボドライバ14に変速指令信号
S1を出力し、リフティングモータ13の回転数を減速
させる。その結果、速度V1で上昇するリングレール9
が変速開始位置X0 から一定加速度α1で速度V2まで
減速される。変速完了後に速度V2で上昇するリングレ
ール9の軌跡は図1に示す目標軌跡とほぼ一致する。
到達すると、カウンタ回路23から割込信号SC1がC
PU20に入力される。CPU20は割込信号SC1が
入力されると直ちにサーボドライバ14に変速指令信号
S1を出力し、リフティングモータ13の回転数を減速
させる。その結果、速度V1で上昇するリングレール9
が変速開始位置X0 から一定加速度α1で速度V2まで
減速される。変速完了後に速度V2で上昇するリングレ
ール9の軌跡は図1に示す目標軌跡とほぼ一致する。
【0038】次に、リングレール9が変速開始位置Y0
に到達すると、カウンタ回路23から割込信号SC2が
CPU20に入力される。CPU20は割込信号SC2
が入力されると直ちにサーボドライバ14に変速指令信
号S2を出力し、リフティングモータ13の回転数を加
速させる。その結果、速度V2で上昇するリングレール
9が変速開始位置Y0 から一定加速度α2で速度V1ま
で加速される。変速完了後に速度V1で上昇するリング
レール9の軌跡は図1に示す目標軌跡とほぼ一致する。
に到達すると、カウンタ回路23から割込信号SC2が
CPU20に入力される。CPU20は割込信号SC2
が入力されると直ちにサーボドライバ14に変速指令信
号S2を出力し、リフティングモータ13の回転数を加
速させる。その結果、速度V2で上昇するリングレール
9が変速開始位置Y0 から一定加速度α2で速度V1ま
で加速される。変速完了後に速度V1で上昇するリング
レール9の軌跡は図1に示す目標軌跡とほぼ一致する。
【0039】その後、リングレール9が変速開始位置A
0 に到達すると、カウンタ回路23から割込信号SC3
がCPU20に入力される。CPU20は割込信号SC
3が入力されると直ちにサーボドライバ14に変速指令
信号S3を出力し、リフティングモータ13の回転数を
減速させる。その結果、速度V1で上昇するリングレー
ル9は変速開始位置A0 から一定加速度α3で減速さ
れ、上限位置Aにて速度が0となって反転した後、速度
V3′で下降する。
0 に到達すると、カウンタ回路23から割込信号SC3
がCPU20に入力される。CPU20は割込信号SC
3が入力されると直ちにサーボドライバ14に変速指令
信号S3を出力し、リフティングモータ13の回転数を
減速させる。その結果、速度V1で上昇するリングレー
ル9は変速開始位置A0 から一定加速度α3で減速さ
れ、上限位置Aにて速度が0となって反転した後、速度
V3′で下降する。
【0040】そして、速度V3′で下降するリングレー
ル9が変速開始位置B0 に到達すると、カウンタ回路2
3から割込信号SC4がCPU20に入力される。CP
U20は割込信号SC4が入力されると直ちにサーボド
ライバ14に変速指令信号S4を出力し、リフティング
モータ13の回転数を減速させる。その結果、速度V
3′で下降するリングレール9は変速開始位置B0 から
一定加速度α4で減速され、下限位置Bにて速度が0と
なって反転した後、速度V1で上昇する。そして、速度
V1で上昇するリングレール9の軌跡は目標軌跡とほぼ
一致する。そのため、1ダブルストロークの所要時間が
ほぼ目標軌跡通りとなる。又、リングレール9は目標軌
跡上の反転位置A,Bとほぼ同位置にて反転するので、
リングレール9の昇降ストロークが目標軌跡通りとな
る。
ル9が変速開始位置B0 に到達すると、カウンタ回路2
3から割込信号SC4がCPU20に入力される。CP
U20は割込信号SC4が入力されると直ちにサーボド
ライバ14に変速指令信号S4を出力し、リフティング
モータ13の回転数を減速させる。その結果、速度V
3′で下降するリングレール9は変速開始位置B0 から
一定加速度α4で減速され、下限位置Bにて速度が0と
なって反転した後、速度V1で上昇する。そして、速度
V1で上昇するリングレール9の軌跡は目標軌跡とほぼ
一致する。そのため、1ダブルストロークの所要時間が
ほぼ目標軌跡通りとなる。又、リングレール9は目標軌
跡上の反転位置A,Bとほぼ同位置にて反転するので、
リングレール9の昇降ストロークが目標軌跡通りとな
る。
【0041】リングレール9が下限位置Bにて反転した
際に、カウンタ回路23の計数値C1がリセットされ
る。以後、リングレール9は1昇降毎にシェーパステッ
プ量ΔSずつ昇降開始位置を上方へ移動させながら、前
記と同様の速度パターンで繰り返し昇降される。そし
て、フロントローラ1からの全紡出量が生産糸長LBと
なってカウンタ回路23の計数値C2が生産糸長LBと
対応する値に達すると、カウンタ回路23からCPU2
0に満管信号FSが出力される。CPU20は満管信号
FSを入力すると直ちに主モータ駆動回路27及びサー
ボドライバ14にモータ停止信号TSを出力する。その
結果、主モータM及びリフティングモータ13が駆動停
止されることによりリフティング装置が停止されて管糸
形成を終了する。尚、反転位置A,B付近で糸が目標軌
跡に比較して若干多く巻き取られるが管糸形状に支障を
与えない。
際に、カウンタ回路23の計数値C1がリセットされ
る。以後、リングレール9は1昇降毎にシェーパステッ
プ量ΔSずつ昇降開始位置を上方へ移動させながら、前
記と同様の速度パターンで繰り返し昇降される。そし
て、フロントローラ1からの全紡出量が生産糸長LBと
なってカウンタ回路23の計数値C2が生産糸長LBと
対応する値に達すると、カウンタ回路23からCPU2
0に満管信号FSが出力される。CPU20は満管信号
FSを入力すると直ちに主モータ駆動回路27及びサー
ボドライバ14にモータ停止信号TSを出力する。その
結果、主モータM及びリフティングモータ13が駆動停
止されることによりリフティング装置が停止されて管糸
形成を終了する。尚、反転位置A,B付近で糸が目標軌
跡に比較して若干多く巻き取られるが管糸形状に支障を
与えない。
【0042】以上詳述したように本実施例によれば、リ
ングレール9の変速後における軌跡が目標軌跡とほぼ一
致するように変速開始位置X0 ,Y0 を設定するととも
に、リングレール9の反転位置が目標軌跡の反転位置
A,Bと一致するように変速開始位置A0 ,B0 を設定
した。そして、各変速開始位置X0 ,Y0 ,A0 ,B0
から一定加速度α1〜α4でリングレール9の変速が開
始される。そのため、目標軌跡の上昇過程に2つの変速
点X,Yがあっても、リングレール9をほぼ目標軌跡通
りに上昇させることができるうえ、リングレール9を目
標軌跡通りの反転位置A,Bにて反転させることができ
る。そして、リングレール9の昇降ストロークが入力デ
ータのチェイス長Cに基づき設定された目標軌跡の昇降
ストロークとほぼ一致するので、入力データ通りのチェ
イス長Cに管糸を形成することができる。又、1ダブル
ストロークの所要時間を目標軌跡に基づく所要時間にほ
ぼ一致させたので、1ダブルストロークの当たり巻き上
げ量を入力データに基づく適正量とすることができる。
そのため、全紡出量が生産糸長LBに達するまでにリン
グレール9が適正回数だけ昇降されるので、入力データ
通りのリフト長Ltに管糸を形成することができる。そ
の結果、目標軌跡に基づく所望形状に正確に管糸を形成
することができる。
ングレール9の変速後における軌跡が目標軌跡とほぼ一
致するように変速開始位置X0 ,Y0 を設定するととも
に、リングレール9の反転位置が目標軌跡の反転位置
A,Bと一致するように変速開始位置A0 ,B0 を設定
した。そして、各変速開始位置X0 ,Y0 ,A0 ,B0
から一定加速度α1〜α4でリングレール9の変速が開
始される。そのため、目標軌跡の上昇過程に2つの変速
点X,Yがあっても、リングレール9をほぼ目標軌跡通
りに上昇させることができるうえ、リングレール9を目
標軌跡通りの反転位置A,Bにて反転させることができ
る。そして、リングレール9の昇降ストロークが入力デ
ータのチェイス長Cに基づき設定された目標軌跡の昇降
ストロークとほぼ一致するので、入力データ通りのチェ
イス長Cに管糸を形成することができる。又、1ダブル
ストロークの所要時間を目標軌跡に基づく所要時間にほ
ぼ一致させたので、1ダブルストロークの当たり巻き上
げ量を入力データに基づく適正量とすることができる。
そのため、全紡出量が生産糸長LBに達するまでにリン
グレール9が適正回数だけ昇降されるので、入力データ
通りのリフト長Ltに管糸を形成することができる。そ
の結果、目標軌跡に基づく所望形状に正確に管糸を形成
することができる。
【0043】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)目標軌跡における変速過程が図8に実線で示すよ
うにモータが追随不能な曲率を有する曲線となっている
場合に本発明を適用してもよい。この場合、目標軌跡か
ら延ばした2本の接線(同図の破線)の交点の位置座標
Pを変速点と見なして変速開始位置P0 を設定し、同図
に鎖線で示す軌跡に昇降体を移動させてもよい。
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)目標軌跡における変速過程が図8に実線で示すよ
うにモータが追随不能な曲率を有する曲線となっている
場合に本発明を適用してもよい。この場合、目標軌跡か
ら延ばした2本の接線(同図の破線)の交点の位置座標
Pを変速点と見なして変速開始位置P0 を設定し、同図
に鎖線で示す軌跡に昇降体を移動させてもよい。
【0044】(2)昇降体たるリングレール9の反転位
置が目標軌跡からずれても実際上問題を生じさせない範
囲にあれば、図9に示すように昇降体の軌跡を反転完了
後に同図に破線で示す目標軌跡に一致させる構成として
もよい。
置が目標軌跡からずれても実際上問題を生じさせない範
囲にあれば、図9に示すように昇降体の軌跡を反転完了
後に同図に破線で示す目標軌跡に一致させる構成として
もよい。
【0045】(3)上記実施例では昇降体たるリングレ
ール9を一定加速度α1〜α4で変速させたが、例えば
時間tの関数で表される加速度α(t)にて昇降体を変
速させる構成としてもよい。
ール9を一定加速度α1〜α4で変速させたが、例えば
時間tの関数で表される加速度α(t)にて昇降体を変
速させる構成としてもよい。
【0046】(4)昇降体を駆動する駆動手段はサーボ
ドライバにより駆動制御されるACサーボモータに限定
されない。例えばインバータを介して周波数制御される
モータとしてもよい。
ドライバにより駆動制御されるACサーボモータに限定
されない。例えばインバータを介して周波数制御される
モータとしてもよい。
【0047】(5)変速開始位置を算出するための算出
式は上記実施例に限定されず、他の適宜な算出式に変更
してもよい。 (6)本発明を例えばリング撚糸機、粗紡機等のリング
精紡機以外の紡機に適用してもよい。
式は上記実施例に限定されず、他の適宜な算出式に変更
してもよい。 (6)本発明を例えばリング撚糸機、粗紡機等のリング
精紡機以外の紡機に適用してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、昇
降体の実際の軌跡が機械的動作遅れ等により目標軌跡か
らずれることに起因する不具合の発生を防止することが
できるという優れた効果を奏する。
降体の実際の軌跡が機械的動作遅れ等により目標軌跡か
らずれることに起因する不具合の発生を防止することが
できるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明を具体化した一実施例においてリングレ
ールの位置と時間の関係を示すグラフである。
ールの位置と時間の関係を示すグラフである。
【図2】リフティング装置の構成を示す模式図である。
【図3】位置制御装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】リングレールの位置と時間の関係を示すグラフ
である。
である。
【図5】リングレールの速度変化を示すグラフである。
【図6】リングレールの位置と時間の関係を示すグラフ
である。
である。
【図7】リングレールの速度変化を示すグラフである。
【図8】別例において昇降体の位置と時間の関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図9】別例において昇降体の位置と時間の関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図10】従来技術においてリングレールの位置と時間
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図11】従来技術においてリングレールの位置と時間
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
9…昇降体としてのリングレール、13…駆動手段を構
成するリフティングモータ、14…駆動手段を構成する
サーボドライバ、17…位置検出手段を構成するインク
リメントエンコーダ、20…演算手段及び制御手段とし
てのCPU、22…記憶手段としてのプログラムメモ
リ、23…位置検出手段を構成するカウンタ回路。
成するリフティングモータ、14…駆動手段を構成する
サーボドライバ、17…位置検出手段を構成するインク
リメントエンコーダ、20…演算手段及び制御手段とし
てのCPU、22…記憶手段としてのプログラムメモ
リ、23…位置検出手段を構成するカウンタ回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定速度で移動する昇降体が変速点にて
目標速度に変速する変速過程を伴う前記昇降体の時間軸
に対する軌跡を目標軌跡とし、前記昇降体を前記所定速
度から所定加速度で前記目標速度まで変速させる前に、
予め変速完了後における前記昇降体の軌跡を前記目標軌
跡に対してほぼ一致させ得る変速開始位置を演算により
求め、該変速開始位置から前記昇降体を前記所定加速度
で前記目標速度まで変速させる紡機における昇降体の位
置制御方法。 - 【請求項2】 昇降体を駆動する駆動手段と、 前記昇降体の位置を検出する位置検出手段と、 所定速度で移動する前記昇降体が変速点にて目標速度に
変速する変速過程を伴う前記昇降体の時間軸に対する軌
跡を目標軌跡とし、前記昇降体を前記所定速度から所定
加速度で前記目標速度まで変速した際に、変速完了後に
おける前記昇降体の軌跡を前記目標軌跡に対してほぼ一
致させ得る変速開始位置を演算するプログラムデータを
記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたプログラムデータに基づき前
記変速開始点を算出する演算手段と、 前記位置検出手段により前記昇降体が前記演算手段によ
り算出された前記変速開始点に到達したと検出される
と、前記昇降体が前記所定加速度で前記所定速度から前
記目標速度まで変速するように前記駆動手段を駆動制御
する制御手段とを備えた紡機における昇降体の位置制御
装置。 - 【請求項3】 所定速度で移動する昇降体をその移動方
向に対して反対向きの所定加速度で変速させて前記昇降
体を反転させる紡機における昇降体の位置制御方法にお
いて、 前記所定速度で移動する前記昇降体を前記所定加速度で
変速させる前に、予め前記昇降体の速度を目標位置にて
零とし得る前記昇降体の変速開始点を演算により求め、
演算により求めた当該変速開始点から前記所定速度で移
動する前記昇降体を前記所定加速度で変速開始させる紡
機における昇降体の位置制御方法。 - 【請求項4】 昇降体を駆動する駆動手段と、 前記昇降体の位置を検出する位置検出手段と、 所定速度で移動する前記昇降体をその移動方向に対して
反対向きの所定加速度で変速した際に、前記昇降体の速
度を目標位置にて零とし得る前記昇降体の変速開始点を
演算するプログラムデータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたプログラムデータに基づき前
記変速開始点を演算する演算手段と、 前記位置検出手段により前記昇降体が前記演算手段によ
り算出された前記変速開始点に到達したと検出される
と、前記昇降体が前記所定速度から前記所定加速度で変
速するように前記駆動手段を駆動制御する制御手段とを
備えた紡機における昇降体の位置制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19645293A JPH0748728A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 紡機における昇降体の位置制御方法及び位置制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19645293A JPH0748728A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 紡機における昇降体の位置制御方法及び位置制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0748728A true JPH0748728A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16358051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19645293A Pending JPH0748728A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 紡機における昇降体の位置制御方法及び位置制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748728A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103993394A (zh) * | 2014-06-11 | 2014-08-20 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 控制细纱机钢领板动作的装置 |
| CN104153060A (zh) * | 2014-07-03 | 2014-11-19 | 太平洋机电(集团)有限公司 | 细纱机管纱电子成形方法 |
| CN105442110A (zh) * | 2014-05-26 | 2016-03-30 | 西门子工厂自动化工程有限公司 | 用于控制纱锭底部成型的方法和系统 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19645293A patent/JPH0748728A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105442110A (zh) * | 2014-05-26 | 2016-03-30 | 西门子工厂自动化工程有限公司 | 用于控制纱锭底部成型的方法和系统 |
| CN103993394A (zh) * | 2014-06-11 | 2014-08-20 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 控制细纱机钢领板动作的装置 |
| CN104153060A (zh) * | 2014-07-03 | 2014-11-19 | 太平洋机电(集团)有限公司 | 细纱机管纱电子成形方法 |
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