JPH0749514A - シャッタ装置 - Google Patents

シャッタ装置

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JPH0749514A
JPH0749514A JP21217693A JP21217693A JPH0749514A JP H0749514 A JPH0749514 A JP H0749514A JP 21217693 A JP21217693 A JP 21217693A JP 21217693 A JP21217693 A JP 21217693A JP H0749514 A JPH0749514 A JP H0749514A
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JP
Japan
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blades
aperture
motor
shutter device
blade
Prior art date
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JP21217693A
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English (en)
Inventor
Hideo Nagasaki
英夫 長崎
Yoshiro Watanabe
好郎 渡辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動部が機構的に簡単で、全体を小型に構成で
き、しかも高精度に動作させることができるシャッタ装
置を提供すること。 【構成】二枚以上のブレード53,54が偏平モータ1
0により駆動される同一の回転軸11の周りに互いに反
対方向に回転可能に枢支されていて、これらのブレード
53.54が、その回転運動によって、アパーチャ57
とほぼ一致した開口を画成するように形成された絞り開
口を有し、かつこれらのブレード53,54がアパーチ
ャ57を閉じる方向に回転する場合には、この回転力の
働く方向と一致する方向にはたらく付勢力を与える付勢
手段58を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等のシャッタ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等のシャッタ装置は、この
カメラ等のフレーム形成されたフレームに形成されたア
パーチャに対して、所定のしぼり開口を有する複数のブ
レード(光学羽根)が直線的に、あるいは回転して移動
するようになっている。したがって、フレームに設けた
アパーチャとブレードの開口とで形成される開口を通る
光によって露光が行われる。
【0003】そしてこのようなブレードは、ソレノイド
やリニヤモータ,あるいはステッピングモータ等によっ
て駆動されることにより、所定の露光がおこなわれるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな駆動手段を使用した場合には、以下のような問題が
あった。すなわち、ソレノイドや、円筒形状のモータを
用いる場合には、駆動部の大きさが一定以上あるため
に、シャッタ装置を小型に構成するためにはどうしても
制約があり、部品点数も多いことから、製造工程を簡略
する上でも困難がある。特に、リニヤモータは、モータ
の可動子を保持する機構が複雑になってしまうという問
題がある。
【0005】この点、ステッピングモータ,特にハイブ
リッド型のステッピングモータは、モータ自体がコンパ
クトであるため、シャッタ装置を小型に構成するには有
利である。しかし、このステッピングモータは、もとも
と回転ムラが大きいので、これをシャッタ装置の駆動に
用いた場合には、ブレードの位置や速度を精度よく制御
することが困難であるという欠点があった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、駆動部が機構
的に簡単で、全体を小型に構成でき、しかも高精度に動
作させることができるシャッタ装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、二枚以上のブレードが偏平モータにより駆動され
る同一の回転軸の周りに互いに反対方向に回転可能に枢
支されていて、これらのブレードが、その回転運動によ
って、アパーチャとほぼ一致した開口を画成するように
形成された絞り開口を有し、かつこれらのブレードがア
パーチャを閉じる方向に回転する場合には、この回転力
の働く方向と一致する方向にはたらく付勢力を与える付
勢手段を有する、シャッタ装置により、達成される。
【0008】好ましくは、前記ブレードを駆動する駆動
力伝達経路に、これらのブレードがアパーチャを開かせ
る場合は、駆動手段からの動力をフライホイールを介し
てこれらのブレードの少なくとも一方に伝えるが、アパ
ーチャを閉じる場合は、駆動手段からの動力を直接ブレ
ードに伝える構造とする。
【0009】また、好ましくは、前記偏平モータは、4
極に着磁されたロータマグネットと、これらのロータマ
グネットと対向配置された2極のコイルとを備えてい
る。
【0010】さらに好ましくは、前記ブレードを駆動す
る駆動力伝達レバーは、前記モータのロータマグネット
の最大磁力位置を中心として回動するように配置されて
いる。
【0011】
【作用】上記構成によれば、複数のブレードが同一の回
転軸に指示されているから、これらのブレードが回転移
動したときには、各ブレードに形成されている開口は同
一の円周上を動くことになる。このため、アパーチャの
中心に正確に一致した開口が画成される。しかも、この
回転軸を駆動する駆動手段が偏平モータであるから、シ
ャッタ装置をコンパクトに形成で、位置,速度制御も正
確に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0013】図1は、本実施例のシャッタ装置50の構
成を示す概略斜視図である。図において、モータ10の
コイル15はプリント回路基板20を介してバックヨー
ク13上に取り付けられている。このバックヨーク13
及びプリント回路基板20の形状や機能も、モータ10
のためだけでなく、カメラ全体の形状や機能を考慮した
ものとなっている。また、ロータヨーク17と永久磁石
18と軸11はロータヨーク17側に突出して設けられ
ている。この場合、軸受12やロータスボス等は図6中
省略されている。尚このモータ10の構成は後に詳しく
述べる。
【0014】ロータヨーク17から上方に突出するモー
タ10の軸11には駆動力伝達レバーとしてのレバー5
1の一端側が固定され、このレバー51の他端側には上
向きにピン52が固設されている。レバー51を貫通し
て上方に突出する軸11の上端側には、この軸11に回
動自在に支持されるブレード53の一端側が取り付けら
れ、このブレード53より下方でレバー51より上方の
位置には、軸55に回動自在に支持されるブレード54
がブレード53に重なるように位置決めされている。
【0015】そして、軸11と軸55の中間位置の2枚
のブレード53,54の重なり合った箇所には、これら
2枚のブレード53,54に長穴の係合穴53a,54
aが形成されている。この係合穴53a,54a内にレ
バー51のピン52が差し込まれた状態となっている。
【0016】したがって、モータ10の軸11の回転に
よりレバー51が、例えばa1方向に回動すれば、ピン
52もa1方向にむかって移動することとなる。しか
し、この場合、ブレード53は軸11を中心にb1方向
に回動しようとし、ブレード54は固定軸55を中心に
c1方向に回動しようとするため、ブレード53とブレ
ード54との回動方向は逆となる。
【0017】ブレード53は、図においてその左側に円
弧状切欠53bを有しており、ブレード54はその図に
おいて右側に円弧状切欠54bを有している。そして、
2枚のブレード53,54の少なくともいずれかで覆わ
れた部分の下方には、シャッタベース56の固定開口部
であるアパーチャ57が配置されている。したがって、
図6で示される状態からレバー51がa1方向に回動す
れば、ブレード53はb1方向に回動し、ブレード54
はc1方向に回動するため、2つのブレード53,54
の円弧状切欠53b,54bどうしにより開口部が形成
され、この開口部によりシャッタベース56のアパーチ
ャ57が開口される。
【0018】また、レバー51のピン52には弾性手段
としてのバネ部材58の一端側が係合され、このバネ部
材58によりピン52はa2方向、すなわち2枚のブレ
ード53,54がアパーチャ57を閉じさせる側に移動
するように付勢されている。
【0019】ここで、シャッタ装置50の駆動部である
モータ10について説明する。図2において、モータ1
0は、その軸11が、軸受12に回転可能に軸支されて
おり、軸受12は、円盤状のヨーク13にかしめ固定さ
れている。ここで、本例では、軸11は、図1のシャッ
タ装置50の軸11と同一のものである。ヨーク13に
は、図1中左側の面にフレキシブル基板14が接着され
ており、このフレキシブル基板14を介してヨーク13
に2個のコイル15a、15bがマウントされている。
【0020】各コイル15a、15bは、シートコイル
であり、フォトエッチング技術によりコイルパターンを
印刷して構成したものである。このため、実際には図2
に示されているよりも、各コイル15a、15bの厚み
は、はるかに薄く、これによりモータ10はきわめて薄
い偏平モータとして形成されている。そして、円盤状の
ヨーク13の形状に合わせて、図3に示すように、それ
ぞれ扇型に巻回されており、その軸11を中心とした開
き角度は、90度に設定されている。また、各コイル1
5a、15bの有効線長部δは、従来のモータと同様の
通常の長さを有している。
【0021】前記軸11は、図2に示すように、その基
端部がキャップ状のロータボス16に圧入されており、
ロータボス16には、円盤状のロータヨーク17が圧入
されている。そして、このロータヨーク17の前記コイ
ル15a、15b側の面には、リング状の永久磁石18
が接着されており、永久磁石18は、図4に示すよう
に、90度ずつ分割されて2つのN極と2つのS極の合
計4極に着磁されている。したがって、コイル15a、
15bと永久磁石18とは、相対抗する位置に配設され
ている。
【0022】前記ロータボス16と軸受12との間に
は、ワッシャー19が3枚設けられており、永久磁石1
8の吸引力によるスラスト方向の力を吸収している。そ
して、モータ10は、その軸11が、所定の角度範囲、
例えば、90度の範囲で、のみ回転される。
【0023】このように、このモータ10は、その永久
磁石18が90度ずつの4極に着磁されており、永久磁
石18の角度範囲に対応させた磁力分布は、図5のよう
に示すことができる。したがって、永久磁石18の最大
磁力は、45度、135度、225度及び315度の位
置となる。
【0024】そして、コイル15a、15bと永久磁石
18とが相対抗する位置に配設されており、モータ10
には、2個のコイル15a、15bが軸11を中心とし
てその開き角度が90度に巻回されている。
【0025】したがって、コイル15a、15bの一
方、例えば、コイル15aの扇型の開き角の中心を、図
4に示す永久磁石18の0度、90度、180度あるい
は270度の位置に、重ね合わせるように位置させる
(以下、このような位置を重ね合わせ位置という。)
と、コイル15a、15bの有効線長部δは、永久磁石
18の最大磁力位置と一致する。
【0026】このようなモータ10は、所定の角度範囲
でのみ軸11が回転するように使用される。この場合、
上記重ね合わせ位置を基準点として、22.5度の角度
範囲で軸11を適宜回転するようにすると、コイル15
a、15bの有効線長部δは、図5に斜線で示すよう
に、永久磁石18の磁力の最大付近で移動する。したが
って、コイル15a、15bと永久磁石18との間に発
生するトルクを平均的に大きくすることができ、モータ
10の出力トルクを平均的に大きくすることができる。
【0027】例えば、始動トルクを大きくするときに
は、始動時に、コイル15a、15bを、その有効線長
部が、永久磁石18の最大磁力位置に位置するように設
定する。このように設定すると、コイル15a、15b
と永久磁石18との間に発生する出力トルクが、始動時
に、最大となり、始動トルクを最大にすることができ
る。
【0028】なお、この場合、コイル15a、15bの
扇型の開き角度が90度であると、上記永久磁石18の
最大磁力位置から左右に22.5度の範囲で回転する場
合にのみ、平均的に大きな出力トルクを得ることがで
き、22.5度以上に回転させると、平均出力トルクは
小さくなる。
【0029】また、始動トルクとしてはそれほど大きな
トルクを必要としないが、回転するに従って大きなトル
クを得たい場合には、コイル15a、15bを、その有
効線長部δが、永久磁石18の上記最大磁力位置から回
転方向と反対方向に22.5度の範囲で好適な角度だけ
ずれた位置に位置するように設定する。このように設定
すると、始動時においてもコイル15a、15bの有効
線長部δが永久磁石18の最大磁力位置から22.5度
の範囲にあり、相当大きな出力トルクを得ることができ
るとともに、回転するに伴って、コイル15a、15b
の有効線長部δが永久磁石18の最大磁力位置に近づ
き、回転するに従って出力トルクが大きくなる。
【0030】尚、シャッタ装置50を駆動するモータ1
0としては、上述のものに限らず、コイル2個に対し
て、これと対向される磁石が2極(N及びS)に着磁さ
れているものでもよい。この場合、コイルの有効線長部
を磁石の最大磁力付近と一致させることが難しく、出力
トルクの上では図2のモータ10より劣ることになる。
【0031】また、このようなモータ10を駆動手段と
するシャッタ装置50にあっては、例えば、図5で示さ
れるように、モータ10の永久磁石18側のコイル15
上には磁界密度の変化により出力電圧が変化するホール
素子59が取り付けられている。これにより、このホー
ル素子59により2つのブレード53,54の位置が検
出できるようになっている。
【0032】すなわち、このホール素子59は、永久磁
石18の回転により周りの磁界密度が変化すれば、その
出力電圧が変化するため、このホール素子59により軸
11の回転角が検知でき、2枚のブレード53,54の
位置が検出できるのである。この場合、2枚のブレード
53,54の移動速度はホール素子59により検出され
る2枚のブレード53,54の位置を時間微分する微分
器(図示せず)を介して検出される。
【0033】なお、図中、60はブレード54の端部に
設けられたスリット54cを検知して、周囲条件により
2枚のブレード53,54によるアパーチャ57の開閉
タイミングを変更するためのフォトインタラプタ型セン
サである。
【0034】つぎに、このシャッタ装置50の作用を説
明する。ここで、例えばモータ10のコイル15は2つ
設けられ、永久磁石18はNSNSの4つの磁極に着磁
されているものとし、モータ10は軸11が45度正転
してアパーチャを開かせた後、45度逆転してアパーチ
ャを閉じさせるように制御されるものとする。
【0035】図1において、モータ10の駆動前は、レ
バー51のピン52がバネ部材58によりa2方向に付
勢されているため、2つのブレード53,54はアパー
チャ57上に位置され、アパーチャ57を閉じさせた状
態となっている。この状態でモータ10のコイル15に
通電し、モータ10を正転駆動すると、例えば重ね合わ
せ位置から22.5度だけずれた位置にある永久磁石1
8は、つぎの重ね合わせ位置の手前22.5度の位置ま
で45度だけ回転するため、軸11はa1方向に45度
だけ回転する。
【0036】この場合、レバー51を介してピン52が
a1方向に移動するため、2つのブレード53,54は
バネ部材58の弾発力に反しつつ、それぞれb1方向及
びc1方向に移動して、円弧状切欠53b,54bでし
だいに大きな開口部を形成しつつアパーチャ57を徐々
に開口させる。
【0037】そして、軸11が45度回転してアパーチ
ャ57が充分に開くと、モータ10のコイル15に逆方
向の通電がなされ、軸11はa2方向に45度だけ回転
する。この場合、レバー51を介してピン52がa2方
向に移動するため、2枚のブレード53,54は、モー
タ10の駆動力にバネ部材58の弾発力が加わった力
で、それぞれb2方向及びc2方向に高速で移動して、
アパーチャ57を急速に閉じさせる。また、アバーチャ
57の開閉に伴い、ホール素子59を介して、ブレード
53,54の位置が検出されるとともに、微分器を介し
てブレード53,54の移動速度が検出される。
【0038】以上のように、このシャッタ装置50で
は、2枚のブレード53,54によるアパーチャ57の
開閉に大きな平均出力トルクを有するモータ10を使用
しているため、2枚のブレード53,54を、高速で移
動させることができ、アパーチャ57の高速開閉が達成
される。この場合、2枚のブレード53,54は、その
位置がホール素子59により、その移動速度が微分器に
よりそれぞれ検出されているため、このシャッタ装置5
0では、2枚のブレード53,54を必要な回転角度だ
け確実に回転させることができるとともに、必要な速度
で回動させることができるようになる。したがって、こ
のシャッタ装置50では、アパーチャ57の高精度な開
閉が達成される。
【0039】また、このシャッタ装置50では、2枚の
ブレード53,54をアパーチャ57を閉じさせる側に
付勢するバネ部材58を設けているため、アパーチャ5
7の開口は、バネ部材58の弾発力に反しつつモータ1
0の駆動力により移動する2枚のブレード53,54に
より徐々に行われるとともに、アパーチャ57の閉塞
は、モータ10の駆動力にバネ部材58の弾発力が加わ
った大きな力により移動する2枚のブレード53,54
により急速に行われる。したがって、このシャッタ装置
50では、アパーチャ57を徐々に開けて必要な光を順
次取り入れ、充分な光を取り入れたらアパーチャ57を
急速に閉じるという、シャッタとして理想的な特性を備
えたアパーチャ57の高性能な開閉動作が達成される。
【0040】つぎに、この発明のシャッタ装置の第2の
実施例を図7乃至図10を参照しつつ説明する。ここ
で、図7はシャッタ装置70の平面図、図8はシャッタ
装置70の側断面図、図9はブレードの形状を説明する
ための図、図10はブレードの移動機構の平面図であ
る。
【0041】図8において、モータ10は固定開口部で
あるアパーチャ72を有するシャッタベース71の裏面
側に取り付けられている。すなわち、例えば一対のコイ
ル15がフレキシブル基板14(図示せず)を介してマ
ウントされているヨーク13は、その外端部13aが支
持部材73を介してシャッタベース71の支持部材71
aに取り付けられている。
【0042】そしてヨーク13に固定された軸受12に
回動自在に支持される軸11の先端部は、シャッタベー
ス71を貫通し、このシャッタベース71の表面側に突
出している。なお、軸11にはロータスボス16を介し
てロータヨーク17が取り付けられており、このロータ
ヨーク17にはコイル15に対向して例えばNSNSの
4極に着磁された永久磁石18が取り付けられている。
【0043】シャッタベース71の表面側には、図7で
示されるように、モータ10の軸11にアパーチャ72
開閉用の3枚のブレード74,75,76が取り付けら
れ、かつモータ10の軸11の周囲には、これらのブレ
ード74,75,76を回動させる移動機構が配設され
ている。
【0044】まず、3枚のブレード74,75,76の
詳細について図9を参照しつつ説明する。この3枚のブ
レード74,75,76は上からこの順番で軸11に回
動自在に取り付けられている。ブレード74とブレード
76とは、図において、その右側部にアパーチャ72を
閉じる同一形状の遮蔽部74a,76aが形成され、こ
れらのブレード74,76の中間部にはアパーチャ72
を開口させる同一形状の絞り開口74b,76bが形成
されている。
【0045】そして、これらのブレード74,76の軸
11の近傍には軸11から等距離の位置に、これらのブ
レード74,76を回動させるための係合穴74c,7
6cが形成されている。また、ブレード74の左端部側
には図において右方に向かって開口幅を極端に狭めて形
成した一対の光量検知開口74d,74dが形成されて
いる。
【0046】なお、ブレード74の左端部側とブレード
76とほぼ同一形状をしており、これらのブレード7
4,76の左端部どうしはぴったり重なり合うととも
に、この左端部を重ね合わせると、互いの絞り開口74
b,76bどうし及び係合穴74c,76cどうしがぴ
ったり重なり合うようになっている。
【0047】ブレード75には、その上部側に、前記絞
り開口74b,76bと同一形状であるが向きが異なる
アパーチャ72(図7参照)を開口させるの絞り開口7
5aが形成され、その端部側に、このブレード75の位
置検知用のエンコーダスリット75bが形成されてい
る。また、このブレード75には、軸11の近傍に逃し
穴75cと係合穴75dがそれぞれ形成され、絞り開口
75aの下部側にアパーチャ72を閉じるための遮蔽部
75eが形成されている。さらに、ブレード75には、
その下部側にブレード74の光量検知開口74dとに向
かい合うように、この光量検知開口74dと同様な形状
をした光量検知開口75f及び光量検知切欠き75gが
形成されている。
【0048】つぎに3枚のブレード74,75,76を
回動させる移動機構の詳細を図10を参照しつつ説明す
る。モータ10の軸11には第1レバー77の一端部側
が固定されており、この第1レバー77の他端部側には
ブレード74,76の係合穴74c,76cに差し込ま
れるピン77aが固定されている。
【0049】また、軸11近傍のシャッタベース71に
は回動軸78が回動自在に支持されており、この回動軸
78の下部側には、ブレード75の係合穴75dに差し
込まれるピン79aを有した第2レバー79が固定され
ている。そして、この第2レバー79の第1レバー77
側には歯車部79bが形成され、この歯車部79bが第
1レバー77の軸11近傍に形成された歯車部77bに
噛合している。また、回動軸78の上部側には、一端部
側に歯車部80aが形成された第3レバー80が固定さ
れており、この第3レバー80の歯車部80aはシャッ
タベース71に回動自在に支持されるフライホイール8
1の歯車部81aに噛合している。
【0050】また、第1レバー77の他端部側は第1引
張バネ82の一端に連結され、この第1引張バネ82に
より第1レバー77は、図11において、軸11を中心
としてd1方向に回動するように付勢されている。第3
レバー80の他端部側は第2引張バネ83の一端に連結
され、この第2引張バネ83により第3レバー80およ
び第2レバー79は、図11において、回動軸78を中
心にe1方向に回動するように付勢されている。
【0051】なお、図7において82はブレード74の
光量検知開口74dとブレード75の光量検知開口75
f及び光量検知切欠き75gとの重なり部を通過する光
量によって、このシャッタ装置70による露光量を検出
する赤外光センサであり、図7において83はアバーチ
ャ72の位置に取り付けられた集光レンズである。ま
た、フライホイール81は第3レバー80により回動さ
れるが、第3レバー80がe2方向に回動されると、歯
車部80aと歯車部81aの噛合が解除され、第3レバ
ー80はフライホイール81とは無関係に回動するよう
になっている。
【0052】つぎにこのシャッタ装置70の作用を説明
する。なお、モータ10は軸11が45度正転してアパ
ーチャ72を開かせた後、45度逆転してアパーチャ7
2を閉じさせるように制御されるものとする。
【0053】第1レバー77のピン77aがブレード7
5の逃し孔75cを介して2枚のブレード74,76の
係合穴74c,76cに差し込まれるため、ブレード7
4の右端部側とブレード76とはぴったり重なり合った
状態となる。
【0054】この場合、第1レバー77は第1引張バネ
82により図8中d1方向に付勢されるため、モータ1
0の駆動前には、2枚のブレード74,76は軸11を
中心としてd1方向にいっぱいに回動され、2枚のブレ
ード74,76の遮蔽部74a,76aによりアパーチ
ャ72は閉じられた状態となる。
【0055】また、第2レバー79のピン79aはブレ
ード75の係合穴75dに差し込まれ、かつ第2レバー
79は第2引張バネ83により図8中e1方向に付勢さ
れるため、モータ10の駆動前には、ブレード75は軸
11を中心としてe1方向にいっぱいに回動され、その
遮蔽部75eによってもアパーチャ72は閉じられた状
態となる。
【0056】なお、ブレード74のほか同様な機能を有
するブレード76を用いたのは、アバーチャ72とブレ
ード74,75の遮蔽部74a,75eとの間に隙間が
生じた場合、この隙間からアパーチャ72内に光が入る
のを充分に防止するためである。
【0057】つぎにモータ10のコイル15に通電し、
モータ10を正転駆動すると、重ね合わせ位置から2
2.5度だけずれた位置にある永久磁石18は、つぎの
重ね合わせ位置の手前22.5度の位置まで45度だけ
回転するため、軸11はd2方向に45度だけ回転す
る。また、軸11の回転により第1レバー77は第1引
張バネ82の弾発力に反してd2方向に回動するととも
に、第2レバー79は歯車部77b,79bを介して第
1レバー77と逆方向のe2方向に回動する。
【0058】したがって、2枚のブレード74,76は
ピン77aを介してd2方向に回転し、その絞り開口7
4b,76bをアパーチャ72上に移動させるととも
に、ブレード75もピン79aを介してブレード74,
76と同じ角度だけe2方向に回転し、その絞り開口7
5aをアパーチャ72上に移動させる。そして、3枚の
ブレード74,75,76はアバーチャ72上でその絞
り開口74b,75a,76bを重ね合わせて、アパー
チャ72を開口させる。
【0059】この場合、ブレード74,76は第1引張
バネ82の弾発力に反しつつ移動する必要があるととも
に、ブレード75は第2引張バネ83の弾発力に反しつ
つ移動する必要がある。また、これらのブレード74,
75,76は移動に当たって慣性力の大きいフライホイ
ール81を回動させる必要があるため、フライホイール
81の回転速度に従ったスピードで移動する。
【0060】したがって、3枚のブレード74,75,
76は第1及び第2引張バネ82,83の弾発力とフラ
イホイール81によりブレーキをかけられた状態でモー
タ10の駆動力により徐々に移動し、アパーチャ72を
閉じるときと比較するとゆっくりと開口させる。
【0061】そして、軸11が45度だけ回転し、アパ
ーチャ72が充分に開くと、モータ10のコイル15に
逆向きの通電がなされ、軸11はd1方向に45度だけ
回転する。この場合、フライホイール81は回動され
ず、かつ2枚のブレード74,76はモータ10の駆動
力に第1引張バネ82の弾発力が加わった力でd1方向
に移動され、ブレード75はモータ10の駆動力に第2
引張バネ83の弾発力が加わった力でe1方向に移動さ
れる。したがって、アパーチャ72は3枚のブレード7
4,75,76の遮蔽部74a,75e,76aにより
急速に閉じられる。
【0062】また、ブレード74とブレード75とがd
2方向、e2方向に移動し、アパーチャ72が開いてく
ると、ブレード74の光量検知開口74d,74dとブ
レード75の光量検知開口75f及び光量検知切欠き7
5gとが赤外光線センサ82の位置で重なり、この赤外
光線センサ82により光量検知開口74d,74d,7
5f及び光量検知切欠き75gを介してアパーチャ72
の露光量が検出される。さらに、エンコーダスリット7
4e,75bを介してエンコーダ(図示せず)により、
ブレード74,76とブレード75の移動位置が検出さ
れる。
【0063】以上のように、このシャッタ装置70でも
3枚のブレード74,75,76によるアパーチャ72
の開閉に,大きな平均出力トルクを有するモータ10を
使用しているため、3枚のブレード74,75,76を
速やかに移動させることができ、アパーチャ72の高速
開閉が達成される。
【0064】この場合、3枚のブレード74,75,7
6の位置はエンコーダを介して検出され、かつアパーチ
ャ72の露光量も赤外光センサ82により検出されてい
るため、このシャッタ装置70では3枚のブレード7
4,75,76を必要な回転角度だけ確実に回転させる
ことができるとともに、これらを必要な露光量を得るこ
とができるように一定の速度で移動させることができる
ようになる。したがって、このシャッタ装置70でも、
アパーチャ57の高精度な開閉が達成される。
【0065】また、このシャッタ装置70では、3枚の
ブレード74,75,76でアパーチャ72を開口させ
る場合に、モータ10の駆動力に対して第1および第2
引張バネ82,83とフライホイール81とをブレーキ
として作用させ、3枚のブレード74,75,76でア
パーチャ72を閉じさせる場合に、モータ10の駆動力
に第1及び第2引張バネ82,83の弾発力を加えるよ
うにしているため、この3枚のブレード74,75,7
6により、アパーチャ72の高精度な開閉動作が達成さ
れる。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、駆
動部が機構的に簡単で、全体を小型に構成でき、しかも
高精度に動作させることができるシャッタ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャッタ装置の第1の実施例を示す概
略斜視図。
【図2】図1のシャッタ装置の駆動手段としてのモータ
の構成を示す断面図。
【図3】図2のモータのコイル部の構成を示す断面図。
【図4】図2のモータの永久磁石の着磁構造を示す図。
【図5】図4の永久磁石の磁力分布曲線図。
【図6】図1のシャッタ装置に取り付けられたホール素
子の取付位置を示す図。
【図7】本発明のシャッタ装置の第2に実施例を示す
図。
【図8】図7のシャッタ装置の側断面図。
【図9】図7のシャッタ装置のブレードの形状等の説明
図。
【図10】図7のブレードの移動機構の平面図。
【符号の説明】
10 モータ 11 軸 12 軸受 13 ヨーク 14 フレキシブル基板 15,15a,15b コイル 16 ロータスボス 17 ロータヨーク 18 永久磁石 19 ワッシャー 20 センサー 30 シャッタ装置 32 アパーチャ 33,34,35 ブレード 40 バネ 50 シャッタ装置 53,54 ブレード 57 アパーチャ 58 バネ部材 70 シャッタ装置 72 アパーチャ 74,75,76 ブレード 81 フライホイール 82 第1引張バネ 83 第2引張バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚以上のブレードが偏平モータにより
    駆動される同一の回転軸の周りに互いに反対方向に回転
    可能に枢支されていて、 これらのブレードが、その回転運動によって、アパーチ
    ャとほぼ一致した開口を画成するように形成された絞り
    開口を有し、 かつこれらのブレードがアパーチャを閉じる方向に回転
    する場合には、この回転力の働く方向と一致する方向に
    はたらく付勢力を与える付勢手段を有することを特徴と
    する、シャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレードを駆動する駆動力伝達経路
    に、これらのブレードがアパーチャを開かせる場合は、
    駆動手段からの動力をフライホイールを介してこれらの
    ブレードの少なくとも一方に伝えるが、アパーチャを閉
    じる場合は、駆動手段からの動力を直接ブレードに伝え
    る構造としたことを特徴とする、請求項1に記載のシャ
    ッタ装置。
  3. 【請求項3】 前記偏平モータは、4極に着磁されたロ
    ータマグネットと、これらのロータマグネットと対向配
    置された2極のステータコイルとを備えることを特徴と
    する、請求項1に記載のシャッタ装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレードを駆動する駆動力伝達レバ
    ーは、前記モータのロータマグネットの最大磁力位置を
    中心として回動するように配置されていることを特徴と
    する、請求項3に記載のシャッタ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN121165409A (zh) * 2025-11-13 2025-12-19 智慧星空(上海)工程技术有限公司 快门装置、快门控制系统及光刻设备

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