JPH0749569B2 - 塗膜保護用組成物 - Google Patents
塗膜保護用組成物Info
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- JPH0749569B2 JPH0749569B2 JP19057686A JP19057686A JPH0749569B2 JP H0749569 B2 JPH0749569 B2 JP H0749569B2 JP 19057686 A JP19057686 A JP 19057686A JP 19057686 A JP19057686 A JP 19057686A JP H0749569 B2 JPH0749569 B2 JP H0749569B2
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- titanium oxide
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- coating film
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塗膜保護用組成物に関し、詳しくは紫外線遮蔽
効果が大きく、塗膜の耐候性向上に寄与する塗膜保護用
組成物に関する。
効果が大きく、塗膜の耐候性向上に寄与する塗膜保護用
組成物に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする問題点] 塗膜の保護に用いる艶出し剤としては数多くのものが知
られているが、その主成分はワックス状物とシリコーン
オイルであり、ペースト状あるいは固型状の形態で使用
されている。この艶出し剤は耐候性に劣るものであるた
め、ベンゾフェノンやベンゾトリアゾールなどの紫外線
吸収剤を添加し、紫外線による塗装面の劣化を防止する
試みがなされている。しかし、このものには長時間効力
を持続できないという問題がある。
られているが、その主成分はワックス状物とシリコーン
オイルであり、ペースト状あるいは固型状の形態で使用
されている。この艶出し剤は耐候性に劣るものであるた
め、ベンゾフェノンやベンゾトリアゾールなどの紫外線
吸収剤を添加し、紫外線による塗装面の劣化を防止する
試みがなされている。しかし、このものには長時間効力
を持続できないという問題がある。
本発明は上記従来の問題点を解消し、紫外線遮蔽効果が
大きく、塗膜の耐候性を向上させることのできる塗膜保
護用組成物を提供することを目的とするものである。
大きく、塗膜の耐候性を向上させることのできる塗膜保
護用組成物を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、(A)ワックス状物2〜15重量%,
(B)シリコーンオイル3〜15重量%,(C)金属セッ
ケン0.1〜5重量%,(D)無機質粉体10〜60重量%,
(E)酸化チタンおよび/または水和酸化チタンの球状
粒子0.01〜50重量%ならびに(F)炭化水素系溶剤30〜
90重量%からなる塗膜保護用組成物を提供するものであ
る。
(B)シリコーンオイル3〜15重量%,(C)金属セッ
ケン0.1〜5重量%,(D)無機質粉体10〜60重量%,
(E)酸化チタンおよび/または水和酸化チタンの球状
粒子0.01〜50重量%ならびに(F)炭化水素系溶剤30〜
90重量%からなる塗膜保護用組成物を提供するものであ
る。
本発明の組成物においては(A)成分としてワックス状
物、すなわちワックス或いはワックス状の物が用いられ
る。ここでワックス状物はその出所に特に制限はなく、
植物ワックス,動物ワックス,石油ワックス等種々のも
のが挙げられる。また、液体状のものであると固体状の
ものであるとを問わない。具体的にはパラフィンワック
ス,ポリエチレンワックス,マイクロクリスタリンワッ
クス,カルナバワックス,などが用いられ、特にパラフ
ィンワックス,ポリエチレンワックス,マイクロクリス
タリンワックスが好ましく、これらを単独で、若しくは
2種以上で組合せて用いる。このものとしては平均分子
量が20〜2000のものが好ましく、また融点が50〜150℃
の範囲にあるものが好ましい。この(A)成分は本発明
の組成物全体の2〜15重量%、特に7〜12重量%の割合
で配合すべきである。この配合量が2重量%未満である
と、形成皮膜がすぐれた塗膜保護効果を示さず、また金
属部分の錆止め効果が減じるものとなる。
物、すなわちワックス或いはワックス状の物が用いられ
る。ここでワックス状物はその出所に特に制限はなく、
植物ワックス,動物ワックス,石油ワックス等種々のも
のが挙げられる。また、液体状のものであると固体状の
ものであるとを問わない。具体的にはパラフィンワック
ス,ポリエチレンワックス,マイクロクリスタリンワッ
クス,カルナバワックス,などが用いられ、特にパラフ
ィンワックス,ポリエチレンワックス,マイクロクリス
タリンワックスが好ましく、これらを単独で、若しくは
2種以上で組合せて用いる。このものとしては平均分子
量が20〜2000のものが好ましく、また融点が50〜150℃
の範囲にあるものが好ましい。この(A)成分は本発明
の組成物全体の2〜15重量%、特に7〜12重量%の割合
で配合すべきである。この配合量が2重量%未満である
と、形成皮膜がすぐれた塗膜保護効果を示さず、また金
属部分の錆止め効果が減じるものとなる。
一方、15重量%を超えると、組成物の粘度が大きくなっ
て塗装性と拭取り性の悪化を招くので好ましくない。
て塗装性と拭取り性の悪化を招くので好ましくない。
次に、本発明の(B)成分であるシリコーンオイルとし
ては、特に制限はないが、25℃における粘度が200〜100
0cSt、好ましくは400〜700cStのシリコーンオイルが望
ましい。シリコーンオイルとして具体的にはジメチルポ
リシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチル
フェニルメチルポリシロキサン,エチルフェニルメチル
ポリシロキサン,フェニルプロピルポリシロキサン,フ
ェニルブチルポリシロキサン,プロピルフェニルヘキシ
ルポリシロキサン或いは、アミノ変性シリコーンオイ
ル,ポリエーテル変性シリコーンオイル,オレフィン変
性シリコーンオイル,エポキシ変性シリコーンオイル,
フッ素変性シリコーンオイル,α−メチルスチレン変性
シリコーンオイル,アルコール変性シリコーンオイル,
イオウ変性シリコーンオイル,メトキシ変性シリコーン
オイル,脂肪酸変性シリコーンオイル,ハイドロゲンポ
リシロキサンなどが挙げられ、これらを単独で、または
2種以上を組合せて用いる。上述の如き(B)成分は、
本発明の組成物全体の3〜15重量%、特に5〜12重量%
の割合で配合すべきである。この配合量が3重量%未満
であると、艶出し効果や拭取り性が十分でなく、一方15
重量%を超えると、保護皮膜の表面に浮き出てくるため
好ましくない。
ては、特に制限はないが、25℃における粘度が200〜100
0cSt、好ましくは400〜700cStのシリコーンオイルが望
ましい。シリコーンオイルとして具体的にはジメチルポ
リシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチル
フェニルメチルポリシロキサン,エチルフェニルメチル
ポリシロキサン,フェニルプロピルポリシロキサン,フ
ェニルブチルポリシロキサン,プロピルフェニルヘキシ
ルポリシロキサン或いは、アミノ変性シリコーンオイ
ル,ポリエーテル変性シリコーンオイル,オレフィン変
性シリコーンオイル,エポキシ変性シリコーンオイル,
フッ素変性シリコーンオイル,α−メチルスチレン変性
シリコーンオイル,アルコール変性シリコーンオイル,
イオウ変性シリコーンオイル,メトキシ変性シリコーン
オイル,脂肪酸変性シリコーンオイル,ハイドロゲンポ
リシロキサンなどが挙げられ、これらを単独で、または
2種以上を組合せて用いる。上述の如き(B)成分は、
本発明の組成物全体の3〜15重量%、特に5〜12重量%
の割合で配合すべきである。この配合量が3重量%未満
であると、艶出し効果や拭取り性が十分でなく、一方15
重量%を超えると、保護皮膜の表面に浮き出てくるため
好ましくない。
次に本発明の(C)成分である金属セッケンとは、脂肪
酸,樹脂酸,ナフテン酸の金属塩である。本発明におい
ては(C)成分として種々の金属セッケンが使用できる
が、好適なものとしてはアルミニウム,カルシウム,マ
グネシウムなどの高級脂肪酸塩(たとえば、パルミチン
酸塩,ステアリン酸塩,オレイン酸塩,リノール酸塩,
リノレン酸塩など)が挙げられる。本発明においては、
このような金属セッケンの少なくとも1種を(C)成分
として使用する。この(C)成分は本発明の組成物全体
の0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%の割合で配
合される。この配合割合が0.1重量%未満であると、無
機質粉体ワックスの分散性が極端に低下するため好まし
くない。
酸,樹脂酸,ナフテン酸の金属塩である。本発明におい
ては(C)成分として種々の金属セッケンが使用できる
が、好適なものとしてはアルミニウム,カルシウム,マ
グネシウムなどの高級脂肪酸塩(たとえば、パルミチン
酸塩,ステアリン酸塩,オレイン酸塩,リノール酸塩,
リノレン酸塩など)が挙げられる。本発明においては、
このような金属セッケンの少なくとも1種を(C)成分
として使用する。この(C)成分は本発明の組成物全体
の0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%の割合で配
合される。この配合割合が0.1重量%未満であると、無
機質粉体ワックスの分散性が極端に低下するため好まし
くない。
一方、5重量%を超えると、保護性および拭取り性が悪
化するので好ましくない。
化するので好ましくない。
次に、本発明の(D)成分である無機質粉体は拭取り性
の改良を目的として添加されるものであり、通常は炭酸
カルシウム,炭酸マグネシウム或いはそれらに類する非
水溶性の塩基性無機物粉体の単体または混合物等が用い
られる。これら無機質粉体としてはその平均粒径が0.1
〜1.5μm、特に0.8〜1.2μmのものが好適である。こ
の(D)成分は本発明の組成物全体の10〜60重量%、好
ましくは10〜40重量%の割合で配合すべきである。この
配合割合が10重量%未満であると、拭取り性が不十分と
なり、しかも組成物の皮膜形成に関し、他の皮膜成分含
有量の増加による悪影響をもたらし、60重量%を超える
と、乾燥皮膜の除去性(拭取り性)は良くなるが、塗膜
保護性および艶出し性が悪くなるので適当でない。
の改良を目的として添加されるものであり、通常は炭酸
カルシウム,炭酸マグネシウム或いはそれらに類する非
水溶性の塩基性無機物粉体の単体または混合物等が用い
られる。これら無機質粉体としてはその平均粒径が0.1
〜1.5μm、特に0.8〜1.2μmのものが好適である。こ
の(D)成分は本発明の組成物全体の10〜60重量%、好
ましくは10〜40重量%の割合で配合すべきである。この
配合割合が10重量%未満であると、拭取り性が不十分と
なり、しかも組成物の皮膜形成に関し、他の皮膜成分含
有量の増加による悪影響をもたらし、60重量%を超える
と、乾燥皮膜の除去性(拭取り性)は良くなるが、塗膜
保護性および艶出し性が悪くなるので適当でない。
次に、本発明では酸化チタンおよび/または水和酸化チ
タンの球状粒子を(E)成分として用いる。この球状粒
子は、アモルファスであり、かつその平均粒子径が1000
Å以下、好ましくは300〜600Åであり、粒子径分布の範
囲が50〜1200Å、好ましくは100〜500Åであるものが望
ましい。
タンの球状粒子を(E)成分として用いる。この球状粒
子は、アモルファスであり、かつその平均粒子径が1000
Å以下、好ましくは300〜600Åであり、粒子径分布の範
囲が50〜1200Å、好ましくは100〜500Åであるものが望
ましい。
ここで、平均粒子径が1000Åを超えるものを用いたり、
或いは球状粒子の粒子径分布の範囲が1200Åを超えるも
のを用いると、充分な紫外線防止効果を有する組成物が
得られないため適当でない。上述の如き(E)成分は種
々の方法により製造することができる。たとえば加水分
解性チタン化合物の液体エアロゾルを動的流れの中で水
蒸気と接触させて加水分解させる方法(米国特許明細書
第916883号);液状の金属酸化物前駆体の霧滴を不活性
雰囲気下に加熱し、蒸発熱分解してガス化し、次いで酸
素含有ガスと気相中で接触反応させる方法(特開昭59−
107904号公報);加水分解性チタン化合物を不活性雰囲
気下で蒸発ガス化し、これを熱分解するか、あるいは熱
分解と加水分解とを併用する方法(特開昭60−186418号
公報)などによることができる。
或いは球状粒子の粒子径分布の範囲が1200Åを超えるも
のを用いると、充分な紫外線防止効果を有する組成物が
得られないため適当でない。上述の如き(E)成分は種
々の方法により製造することができる。たとえば加水分
解性チタン化合物の液体エアロゾルを動的流れの中で水
蒸気と接触させて加水分解させる方法(米国特許明細書
第916883号);液状の金属酸化物前駆体の霧滴を不活性
雰囲気下に加熱し、蒸発熱分解してガス化し、次いで酸
素含有ガスと気相中で接触反応させる方法(特開昭59−
107904号公報);加水分解性チタン化合物を不活性雰囲
気下で蒸発ガス化し、これを熱分解するか、あるいは熱
分解と加水分解とを併用する方法(特開昭60−186418号
公報)などによることができる。
本発明ではこのようにして得られる酸化チタン,水和酸
化チタンあるいはこれらの混合物を(E)成分として用
いる。また、上記のようにして得られた酸化チタン,水
和酸化チタンあるいはこれらの混合物をオレイルアルコ
ールなどにより表面処理したものを(E)成分として用
いることができる。この表面処理をすることにより、油
脂類への分散性が向上し、より好ましいものとなる。本
発明においては叙上の如き(E)成分を組成物全体の0.
01〜50重量%、好ましくは0.01〜25重量%の割合で配合
する。この配合割合が0.01重量%未満では、得られる組
成物に充分な紫外線遮蔽効果が期待できない。一方、50
重量%を超えると、塗装性,拭取り性,艶出しの点で充
分でない。
化チタンあるいはこれらの混合物を(E)成分として用
いる。また、上記のようにして得られた酸化チタン,水
和酸化チタンあるいはこれらの混合物をオレイルアルコ
ールなどにより表面処理したものを(E)成分として用
いることができる。この表面処理をすることにより、油
脂類への分散性が向上し、より好ましいものとなる。本
発明においては叙上の如き(E)成分を組成物全体の0.
01〜50重量%、好ましくは0.01〜25重量%の割合で配合
する。この配合割合が0.01重量%未満では、得られる組
成物に充分な紫外線遮蔽効果が期待できない。一方、50
重量%を超えると、塗装性,拭取り性,艶出しの点で充
分でない。
次に、本発明の(F)成分である炭化水素系溶剤として
は、特に制限はないが、通常その沸点範囲が150℃〜200
℃、好ましくは150〜180℃のものが適当である。特に上
記沸点範囲の脂肪族炭化水素,脂環式炭化水素を主成分
とするものが好ましい。具体的には工業ガソリン,灯
油,ノルマルパラフィン系溶剤,イソパラフィン系溶剤
などが挙げられる。この(F)成分は組成物全体の30〜
90重量%、好ましくは50〜70重量%の割合で配合する。
(F)成分をこの範囲内で用いることにより均一に懸濁
分散させることができる。
は、特に制限はないが、通常その沸点範囲が150℃〜200
℃、好ましくは150〜180℃のものが適当である。特に上
記沸点範囲の脂肪族炭化水素,脂環式炭化水素を主成分
とするものが好ましい。具体的には工業ガソリン,灯
油,ノルマルパラフィン系溶剤,イソパラフィン系溶剤
などが挙げられる。この(F)成分は組成物全体の30〜
90重量%、好ましくは50〜70重量%の割合で配合する。
(F)成分をこの範囲内で用いることにより均一に懸濁
分散させることができる。
本発明の塗膜保護用組成物は以上の(A),(B),
(C),(D),(E)および(F)成分を必須成分と
して構成されるものであるが、従来の艶出し剤等に通常
使用される種々の添加剤を必要に応じて添加することが
できる。このような添加剤としては、ジ−t−ブチル−
p−クレゾール等の酸化防止剤,ワセリン等の艶出し
剤,フッ素オイル等の撥水剤,スピンドル油等の潤滑
油,ポリブテン等の可塑剤の他,帯電防止剤,分散剤,
研磨剤,ゲル化剤などが挙げられる。
(C),(D),(E)および(F)成分を必須成分と
して構成されるものであるが、従来の艶出し剤等に通常
使用される種々の添加剤を必要に応じて添加することが
できる。このような添加剤としては、ジ−t−ブチル−
p−クレゾール等の酸化防止剤,ワセリン等の艶出し
剤,フッ素オイル等の撥水剤,スピンドル油等の潤滑
油,ポリブテン等の可塑剤の他,帯電防止剤,分散剤,
研磨剤,ゲル化剤などが挙げられる。
本発明の組成物はこれらの原料を配合し、溶解混合する
ことにより製造される。たとえば、まず(B)成分およ
び(D)成分以外の原料を配合し、85〜100℃の温度に
て透明になるまで加熱溶解する。次いで、30〜50℃に急
冷した後、(B)成分および(D)成分を添加し、ホモ
ジナイザー等で30〜60分間撹拌することにより固型状ま
たはペースト状の組成物が得られる。
ことにより製造される。たとえば、まず(B)成分およ
び(D)成分以外の原料を配合し、85〜100℃の温度に
て透明になるまで加熱溶解する。次いで、30〜50℃に急
冷した後、(B)成分および(D)成分を添加し、ホモ
ジナイザー等で30〜60分間撹拌することにより固型状ま
たはペースト状の組成物が得られる。
[発明の効果] 叙上の如くして得られる本発明の塗膜保護用組成物は、
均一分散性にすぐれているため、紫外線遮蔽効果が大き
く、該組成物を塗料等の塗膜の上に塗布せしめることに
より、塗膜やプラスチック,化粧板等の耐候性を著しく
向上させる。また、本発明の塗膜保護用組成物により形
成された被膜は艶,透明性が共に優れており、塗料等に
よる塗膜の外観を向上せしめる。さらに、その拭取り性
も良好である。
均一分散性にすぐれているため、紫外線遮蔽効果が大き
く、該組成物を塗料等の塗膜の上に塗布せしめることに
より、塗膜やプラスチック,化粧板等の耐候性を著しく
向上させる。また、本発明の塗膜保護用組成物により形
成された被膜は艶,透明性が共に優れており、塗料等に
よる塗膜の外観を向上せしめる。さらに、その拭取り性
も良好である。
したがって、本発明の塗膜保護用組成物は、種々の塗料
(アルキッド系塗料,ウレタン系塗料,プラスチック用
塗料など)により形成された塗膜やプラスチック,化粧
板等の保護剤,艶出し剤として有用である。
(アルキッド系塗料,ウレタン系塗料,プラスチック用
塗料など)により形成された塗膜やプラスチック,化粧
板等の保護剤,艶出し剤として有用である。
[実施例] 次に本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 (1)酸化チタンと水和酸化チタンからなる球状粒子の
製造原料として、チタンテトライソプロポキサイド[Ti
(OC3H8)4]をベーパライザーにより蒸発させ、キャ
リアーガスとして0.05モル%の水を含むヘリウムガスを
用いて、これらを、予め酸化チタン微粒子を内壁に付着
させた内径30mmの反応器に導入し、350℃において熱分
解および加水分解の反応を行なった。反応終了後、反応
生成物を直ちに冷却し、冷却管表面に付着した微粒子を
捕集した。
製造原料として、チタンテトライソプロポキサイド[Ti
(OC3H8)4]をベーパライザーにより蒸発させ、キャ
リアーガスとして0.05モル%の水を含むヘリウムガスを
用いて、これらを、予め酸化チタン微粒子を内壁に付着
させた内径30mmの反応器に導入し、350℃において熱分
解および加水分解の反応を行なった。反応終了後、反応
生成物を直ちに冷却し、冷却管表面に付着した微粒子を
捕集した。
このようにして得られた微粒子は、電子顕微鏡写真より
平均粒子径300Å、粒径分布範囲は50〜400Åであること
がわかった。なお、この電子顕微鏡写真を第1図に示
す。また、熱分析の結果、重量減少率(500℃まで昇
温)は13.9重量%であった。さらに、この微粒子のX線
回折パターンを調べた結果、非晶質であることが確認さ
れた。ここで測定したX線回折パターン(Cu−Kd線使
用)を第2図に示す。
平均粒子径300Å、粒径分布範囲は50〜400Åであること
がわかった。なお、この電子顕微鏡写真を第1図に示
す。また、熱分析の結果、重量減少率(500℃まで昇
温)は13.9重量%であった。さらに、この微粒子のX線
回折パターンを調べた結果、非晶質であることが確認さ
れた。ここで測定したX線回折パターン(Cu−Kd線使
用)を第2図に示す。
(2)組成物の製造 ワックス状物としてポリエチレンワックス,マイクロク
リスタリンワックスおよびパラフィンワックスの三種を
用い、金属セッケンとしてステアリン酸アルミニウム、
酸化防止剤としてジ−t−ブチル−p−クレゾール、お
よび上記(1)で得た酸化チタンと水和酸化チタンから
なる微粒子を、それぞれ第1表に示す割合で炭化水素溶
媒中に加えた。次いで、この混合液を90℃に加熱して撹
拌溶解させ、透明になったとき、撹拌下に急冷し、40℃
に冷却した時点で無機粉体として平均粒径1μmの炭酸
カルシウム、およびシリコーンオイルとして25℃で粘度
500cStのジメチルポリシロキサンをそれぞれ第1表に示
す割合で添加し、ホモジナイザーで30分間撹拌し、組成
物を得た。
リスタリンワックスおよびパラフィンワックスの三種を
用い、金属セッケンとしてステアリン酸アルミニウム、
酸化防止剤としてジ−t−ブチル−p−クレゾール、お
よび上記(1)で得た酸化チタンと水和酸化チタンから
なる微粒子を、それぞれ第1表に示す割合で炭化水素溶
媒中に加えた。次いで、この混合液を90℃に加熱して撹
拌溶解させ、透明になったとき、撹拌下に急冷し、40℃
に冷却した時点で無機粉体として平均粒径1μmの炭酸
カルシウム、およびシリコーンオイルとして25℃で粘度
500cStのジメチルポリシロキサンをそれぞれ第1表に示
す割合で添加し、ホモジナイザーで30分間撹拌し、組成
物を得た。
(3)組成物の評価 上記(2)で得られた組成物1gを赤色のメラミンアルキ
ッド系塗料で塗装した試験片に、ウレタン系スポンジを
用いて塗布面が透明となるまで塗り広げた。次に、この
塗布面を室温で30分間乾燥し、艶出皮膜の艶と透明性に
ついて目視により評価した。また、この塗布面を屋外に
おいて、南向き45度傾斜させた状態で2ケ月および6ケ
月間の屋外曝露試験を実施した。これら評価の結果を第
2表に示す。
ッド系塗料で塗装した試験片に、ウレタン系スポンジを
用いて塗布面が透明となるまで塗り広げた。次に、この
塗布面を室温で30分間乾燥し、艶出皮膜の艶と透明性に
ついて目視により評価した。また、この塗布面を屋外に
おいて、南向き45度傾斜させた状態で2ケ月および6ケ
月間の屋外曝露試験を実施した。これら評価の結果を第
2表に示す。
実施例2 実施例1において、実施例1−(1)で製造した酸化チ
タンと水和酸化チタンからなる微粒子の配合割合と溶媒
の配合割合とを第1表に示す如くに変更した以外は実施
例1−(2)と同様にして組成物を調製し、実施例1−
(3)と同様にして評価した。結果を第2表に示す。
タンと水和酸化チタンからなる微粒子の配合割合と溶媒
の配合割合とを第1表に示す如くに変更した以外は実施
例1−(2)と同様にして組成物を調製し、実施例1−
(3)と同様にして評価した。結果を第2表に示す。
比較例1 実施例1において酸化チタンと水和酸化チタンからなる
球状粒子に代えて不定形の結晶性酸化チタン粒子(デグ
ッサ社製:P−25)を用いたほかは実施例1−(2)と同
様に組成物を調製し、実施例1−(3)と同様にして評
価した。結果を第2表に示す。
球状粒子に代えて不定形の結晶性酸化チタン粒子(デグ
ッサ社製:P−25)を用いたほかは実施例1−(2)と同
様に組成物を調製し、実施例1−(3)と同様にして評
価した。結果を第2表に示す。
比較例2 実施例1において酸化チタンと水和酸化チタンからなる
球状粒子に代えて紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノンを0.05重量%用いたこと以外は実施例
1−(2)と同様にして組成物を調製し、この組成物に
ついて実施例1−(3)と同様にして評価した。結果を
第2表に示す。
球状粒子に代えて紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノンを0.05重量%用いたこと以外は実施例
1−(2)と同様にして組成物を調製し、この組成物に
ついて実施例1−(3)と同様にして評価した。結果を
第2表に示す。
参考例1 実施例1−(1)で製造した酸化チタンと水和酸化チタ
ンからなる球状粒子をその含量が1重量%となるように
溶媒(オリーブ油97重量%,ベンゼン3重量%)に加え
て12時間撹拌し、石英ガラス上に5μmの厚みを形成し
て、分光光度計により、波長300nmの紫外線の吸光度を
測定したところ0.45であった。
ンからなる球状粒子をその含量が1重量%となるように
溶媒(オリーブ油97重量%,ベンゼン3重量%)に加え
て12時間撹拌し、石英ガラス上に5μmの厚みを形成し
て、分光光度計により、波長300nmの紫外線の吸光度を
測定したところ0.45であった。
参考例2 実施例1−(1)で製造した酸化チタンと水和酸化チタ
ンからなる球状粒子をオレイルアルコール中に、80℃で
48時間浸漬し、粒子表面にオレイル基を付与した表面処
理粒子につき、参考例1と同様に紫外線の吸光度を測定
したところ0.53であった。
ンからなる球状粒子をオレイルアルコール中に、80℃で
48時間浸漬し、粒子表面にオレイル基を付与した表面処
理粒子につき、参考例1と同様に紫外線の吸光度を測定
したところ0.53であった。
参考例3 比較例1において用いた不定形の非晶質酸化チタン粒子
について、参考例1と同様にして紫外線の吸光度を測定
したところ0.22であった。
について、参考例1と同様にして紫外線の吸光度を測定
したところ0.22であった。
第1図は実施例1−(1)で得られた微粒子の粒子構造
を示す電子顕微鏡写真(20000倍)である。第2図は実
施例1−(1)で得られた微粒子のX線回折パターンで
ある。なお、第2図中のθはブラッグ角を示す。
を示す電子顕微鏡写真(20000倍)である。第2図は実
施例1−(1)で得られた微粒子のX線回折パターンで
ある。なお、第2図中のθはブラッグ角を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)ワックス状物2〜15重量%,(B)
シリコーンオイル3〜15重量%,(C)金属セッケン0.
1〜5重量%,(D)無機質粉体10〜60重量%,(E)
酸化チタンおよび/または水和酸化チタンの球状粒子0.
01〜50重量%ならびに(F)炭化水素系溶剤30〜90重量
%からなる塗膜保護用組成物。 - 【請求項2】酸化チタンおよび/または水和酸化チタン
の球状粒子における平均粒子径が1000Å以下であり、粒
子径分布が50〜1200Åの範囲である特許請求の範囲第1
項記載の塗膜保護用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19057686A JPH0749569B2 (ja) | 1986-08-15 | 1986-08-15 | 塗膜保護用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19057686A JPH0749569B2 (ja) | 1986-08-15 | 1986-08-15 | 塗膜保護用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6366273A JPS6366273A (ja) | 1988-03-24 |
| JPH0749569B2 true JPH0749569B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=16260357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19057686A Expired - Lifetime JPH0749569B2 (ja) | 1986-08-15 | 1986-08-15 | 塗膜保護用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0749569B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004346239A (ja) * | 2003-05-23 | 2004-12-09 | San Nopco Ltd | ワックス−金属石鹸複合乳化分散体 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05331420A (ja) * | 1992-05-28 | 1993-12-14 | Sato Kogyo Kk | ワックス組成物及びその塗装方法 |
| EP0674237B1 (en) * | 1994-02-10 | 2000-05-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner for developing an electrostatic image |
| DE19701012A1 (de) * | 1997-01-15 | 1998-07-16 | Metallgesellschaft Ag | Wachshaltige Präparate |
| SI2883918T1 (sl) * | 2013-12-12 | 2016-02-29 | Sto Se & Co. Kgaa | Sestavek za premaz |
-
1986
- 1986-08-15 JP JP19057686A patent/JPH0749569B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004346239A (ja) * | 2003-05-23 | 2004-12-09 | San Nopco Ltd | ワックス−金属石鹸複合乳化分散体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6366273A (ja) | 1988-03-24 |
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