JPH07503135A - Hiv‐1の標的核酸配列を増幅及び検出する方法 - Google Patents

Hiv‐1の標的核酸配列を増幅及び検出する方法

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JPH07503135A JP5512640A JP51264093A JPH07503135A JP H07503135 A JPH07503135 A JP H07503135A JP 5512640 A JP5512640 A JP 5512640A JP 51264093 A JP51264093 A JP 51264093A JP H07503135 A JPH07503135 A JP H07503135A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 HIV−1の標的核酸配列を増幅及び検出する方法発明の背景 本発明は、生物試料中の標的核酸配列を検出する方法に係わり、特に生物試料中 の標的核酸配列を増幅及び検出するための改良された方法に係わる。
ヒトは、種々のウィルス抗原に対して抗体を産生ずることによりウィルス感染に 応答する。産生される抗体の総数及び各種抗体の量は、抗体応答を開始するウィ ルス抗原に依存する。
問題にされるウィルス感染の1つに肝炎感染がある。肝炎の原因物質として少な (とも4種のウィルス=B型肝炎ウィルス(HBv)、A型肝炎ウィルス(HA V)、D型肝炎ウィルス(HDV) 、及びC型肝炎ウィルス(HCV)とも呼 ばれる非A非B型肝炎ウィルス(NANB)が同定されている。4種の肝炎ウィ ルスに伴う症状はがなり似ており、血清学的マーカーを使用せずに明確な診断を 下すことは不可能なことが多い。HAV及びHBVはヒト血液及び他の体液中で 固有の抗原及び抗体を産生ずる。かかる抗原及び抗体は、感染の過程で各自独特 の血清学的パターンをたどるので、血清学的マーカーとして使用し得る。かかる 抗原及び抗体を検出することにより、肝炎の型を診断するだけでなく、感染の段 階及び場合によっては予後を判断することもできる。
HBV感染に係わる抗原には、B型肝炎表面抗原(HBsAg) 、B型肝炎コ ア抗原(HBc)及びB型肝炎e抗原(HBeAg)が含まれる。これらの抗原 は、感染過程を通して種々の時点に様々な組合せで存在する。例えばHBsAg は通常は1〜6力月の潜伏期間の後に血清中に出現し、症状発生の直後にピーク に達し、一般には1〜3力月以内に消失する。はとんどの場合、HBsAg及び 抗HBs(表面抗原に対する抗体)のいずれも検出できない“ウィンドウ期間” が生じる。ウィンドウ期間の長さは一般に2〜6週間である。これに続く抗HB sの出現の徴候は、B型肝炎感染から回復し恐ら(は免疫となったことを知らせ るものである。この時点で、個体は免疫であると見なされる。
これに対して、HBcAgに対する抗体(抗HBc)は発症と同時に出現し、そ の力価が急増する。これは他のマーカーのない上記ウィンドウ期間中にも存在し 、従って、最も信頼性のある感染の指標である。肝炎e抗原(HBeAg)は症 状発生の前にHBsAgと同時に出現し、急性の場合には、HBsAgの低減前 に消失する。HBeAgは、活発なウィルス複製と高いDNAポリメラーゼ活性 とを示すものであり、これは高度感染状態を表わしている。
HBsAg及びHBeAgを検出するイムノアッセイは、1ml当たりたった数 個のウィルスしかない感染下限濃度未満では、ウィルス関連抗原を検出すること はできない。HBV DNAのフィルターハイブリダイゼーションアッセイは0 .1〜1 pg (2500〜25.000ウイルス)を検出し得るのみである 。HBsAg陽性(HBsAg+)患者であってもウィルスを自発的に産生せず 、感染性ではない場合があるが、現在使用可能なアッセイは、このような個体を 、ウィルス複製は低レベルだが感染性である患者と区別することはできない。優 れた医療管理のためには、全てのHBsAg陽性患者を感染性と見なす必要があ る。
試料中の被分析物質、例えば細菌、ウィルスまたは遺伝子欠陥の存在の指標とし て特定のDNAまたはRNA配列の存在を検出することに依存する多数の診断ア ッセイが開発されている。場合によってはDNAまたはRNA配列は、ハイブリ ダイゼーション、特異的抗体との反応、または他の方法によって直接検出するの に十分な量で存在する。しかしながら、問題の配列が少量しか存在しなかったり 、試料中に存在する類似配列によって惹起されるバックグラウンドが著しく高い 場合、特定のDNAまたはRNA配列を信頼をもって高感度で検出することは難 しい。
最近では、問題のDNAまたはRNA配列の存在について極めて少量の核酸を分 析するために、DNA及びRNAを検出するためのポリメラーゼ連鎖反応(PC R)が使用されている。PCR法は、特異的オリゴヌクレオチドプライマーを使 用し、標的DNAの変性、プライマーアニーリング及びDNAポリメラーゼによ る伸長のサイクルを繰り5−5−297(198;米国特許第4.683.20 2号及び第4.683.195号。
HBV DNA配列を検出するためにPCR法を使用する上での問題点は、血清 がDNAポリメラーゼの阻害物質を含むことである。このことで、PCRを実施 する前に核酸を抽出及び精製することが必要となる。Kaneko S、ら。
PNAS、86 : 312−316(1989) ; Theirs V、ら 、Lancet、ii : 1273−1276(1988)。核酸の精製は完 全に有効ではなく、問題の核酸配列が減損する結果となることが多い。PCRに よって与えられる感度は、感染T細胞に含まれるHIV−1プロウイルスDNA の検出における多数の研究を促進した。最近のデータは、プロウィルス負荷の定 量化により、抗ウイルス治療を評価すること、及びAIDSに進行する危険性の より低い患者群を同定することが可能となり得ることを5yndr、4 : 3 14(1990) ; S、 M、 Schnittman ら、^nn、In tern。
Med、 113 : 438−443(1990) ;及び菖、 T、 5c echterら、廷邦5:373−379(1991)。しかしながら、レトロ ウィルスのプロウィルス形態を検出してもその複製状態についての情報は得られ ない。即ち、ウィルスまたはウィルス成分を測定することしか真のウィルス負荷 を反映するものはない。HIVの定量的血漿培養から、感染性循環HIVウィル スの力価は疾患の臨床段階に相関することが示されている。D、 D、 llo 。
5upra、N、V、Chelyapov ら、5upra、S、M、Schn ittman ら、=upra、M、T、5chechter ら、5upra 、及びR,1,Coombs ら、NLEng、 J、 Med、 321:  1626−1631(1989)。しかしながら、培養はやっかいなものであり 、完了するまで最高5週間を要する。HIV抗原の存在は優れた進行予後マーカ ーであるが、無症候個体の15%未満及びAIDS患者の約50%に横1される に過ぎない。全核酸を抽出して血漿中のHIV−IRNAを検出することが記載 されている。1. K、 tlewlettながらかかる方法は、入手できる量 に比べより多くの試験試料を必要とする。
本発明の目的は、あとで増幅及び検出される標的核酸配列を捕獲する効果的な方 法を提供することである。本発明の別の目的は、少量の核酸を直接、信頼性をも って検出し得るアッセイを提供することである。
発明の要約 本発明は、生物試料中のHIV−’Lの標的核酸配列を検出する方法及びキット からなる。該方法は、HIV−1の標的核酸配列を含み得る生物試料を、抗HI V−1工ンベロープ抗体、例えば抗HIV−1gp120または抗HIV−1g p41抗体を結合させた固体支持体上に吸着させ、結合しなかった試料を除去し 、標的核酸配列を増幅し、試料中に存在する得られた増幅産物を検出することを 含む。必要によっては、試料中に存在し得る妨害の恐れのある物質を除去し、該 ア・ソセイ方法の感度を更に高めるべく、吸着させる前に生物試料をクロマトグ ラフィー材料を含むカラムに通してもよい。
本発明キットは、抗HIV gp120、抗HIV gp41または抗HIV  p24抗体のごとき抗HIV−1工ンベロープ抗体を結合させた固体支持体と、 結合しなかった生物試料を固体支持体から除去する手段と、標的核酸配列を増幅 する手段と、生物試料中に存在する増幅産物を検出する手段とを含む。
図面の簡単な説明 図IAは、HBV DNAにおいてPCRを実施するのに使用されるプライマー の位置、長さく塩基対単位)及び向き(方向)を示しており;図IBは、HBV  DNA上のSSC及びX領域から始まる種々の時計回り及び反時計回り方向プ ライマー対を使用した血清HBV DNAの種々の断片の増幅を示す電気泳動で ある。
図2Aは、モノクローナル抗ビオチン被覆微粒子が200μmの血清中で30と いう少量のウィルスを検出したという実験結果を示す電気泳動であり:図2Bは 、モノクローナル抗HBs被覆微粒子がレベル3のウィルスを検出したという実 験結果を示す電気泳動である。
図3は、HIV nI−B−H9感染細胞由来の組織培養上清の連続希釈液系を 、逆転写酵素活性アッセイ(“RT”。
黒い四角を結ぶ実線で示す)、トリトンを含まないp24抗原試験(白い三角を 結ぶ実線で示す)、トリトンを含むp24抗原試験(黒い三角を結ぶ実線で示す )及び本発明のウィルス捕獲アッセイ(黒い円を結ぶ実線で示す)した結果を示 す。
図4は、血清変換の間の、本発明方法を使用したHIV−I RNAの検出及び 市販の抗原アッセイを使用したHIVp24抗原の検出を示すX線写真である。
図5は、一連の血清変換試料における逆転写酵素の存在下または不在下のHIV −I RNAの特異的検出を示す。
発明の詳細 な説明は、生物試料中の標的核酸配列を増幅及び検出する方法に係わる。該方法 は、生物試料を固体支持体上に吸着させ、結合しなかった試料を除去し、標的核 酸配列を増幅し、試料中に存在する得られた増幅産物を検出することを含む。試 料中に存在し得る妨害の恐れのある物質を除去すべく、固体支持体に吸着させる 前に、生物試料をクロマトグラフィー材料を含むカラムに通すことにより、該ア ッセイ方法の感度を更に高めることができる。
本発明の適用により、標的核酸配列を含む感染性物質を固相マトリックスに吸着 させることにより核酸の直接検出を可能にする、より高感度のPCRアッセイの 方法が提供される。該方法は種々のウィルス血症の診断に適用可能であるが、後 述の実施例では本発明方法による血清HBVDNA及びHIV RNAの検出を 示す。かかる実施例は本発明の特定の実施態様を示すものであり、請求の範囲を 制限するものではない。当業者は、本発明の範囲内で以下の実施例の明白な変形 を容易に考え得よう。
定義 核酸配列二本発明方法によって検出可能な核酸配列は、リボヌクレオチドまたは デオキシリボヌクレオチドを含むヌクレオチドの配列である。核酸配列は一本鎖 もしくは二本鎖または一部一本鎖で一部塩基対である領域のいずれかであり得る 。リボ核酸配列にはメツセンジャーRNA及びリポソームRNAの両方が含まれ る。
し得る酵素であって、プロテアーゼ、プロテアーゼに1プロナーゼ、トリプシン 、アルカリ性プロテアーゼ、ズブチリシン及びキモトリプシンのごときエキソペ プチダーゼ及びエンドペプチダーゼの両方を含む。
標的核酸または標的核酸配列二本明細書において使用されるかかる用語は、一本 鎖または二本鎖いずれかの形態のDNAまたはRNAを指し、メツセンジャーR NAまたはリポソームRNAをも含む。例えば標的核酸は、ウィルス、原核また は真核性の微生物、及び疾患または特定の生理状態に関連し得る任意の異常細胞 中に存在し得る。標的核酸とシテハ、HIV (HIV−1またはHIV−2)  、肝炎ウィルス、ヘルペスウィルス、ヒトレトロウィルス、ヒト乳頭腫ウィル ス、エプスタイン−パールウィルス、サイトメガロウィルス、ウィルスRNA転 写物、及び複製中間体の核酸が挙げられる。更には、マイコプラズマ、リッヶチ ア及びクラミジアのごとき細菌、真菌、酵母のごとき真核病原体、異常または変 異宿主細胞、特に腫瘍遺伝子、遺伝子欠陥または遺伝子マーカーを含むものの核 酸が挙げられる。
生物試料二本明細書において使用される生物試料は、問題の標的核酸を含み得る 任意の試料である。生物試料源としては植物、昆虫及び動物が挙げられる。好ま しい生物試料は、血清、血漿、滑液、バイオプシー材料、組織培養細胞または組 織培養物中の細胞由来の増殖培地、組織抽出物及び膜洗液(melllbran e washes)である。
特異的結合対:本明細書において使用される特異的結合対は2種の分子からなり 、一方の分子は、もう一方の分子の特定の空間的及び極性構成に特異的に結合す る領域をその表面またはキャビティ内に有する。特異的結合対のメンバーは、リ ガンドとレセプター、またはリガンドとアンチリガンドと称されることも多い。
かかる例としては、抗体−抗原、ホルモン−レセプター対、酵素−基質対、ビオ チン−アビジン対、及び糖タンパク質−レセプター対が挙げられる。更には、増 幅すべきDNAに直接または間接的に関連する細胞またはウィルスタンパク質、 例えば増幅すべきDNAに直接または間接的に関連する任意のHBVウィルスタ ンパク質(例えばHBcAgまたはHB pol遺伝子産物)を含む、特異的結 合対のフラグメントまたは部分も挙げられる。また、結合特異性を保持する特異 的結合対のフラグメントまたは部分、例えばFabフラグメントなどを含む免疫 グロブリンのフラグメントも挙げられる。抗体はモノクローナルまたはポリクロ ーナルのいずれでもよい。
固体支持体:適当な固体支持体としては、反応トレーのウェル、試験管、ビーズ 、ストリップ、膜、フィルター、微粒子(microparticles) 、 または当業者にはよく知られた他の固体支持体が挙げられる。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR):本明細書において使用される該方法は、標的 DNAの変性(解離)、プライマーアニーリング、及びDNAポリメラーゼを用 いた伸長(相補鎖合成)の反復サイクルにおいて、特異的オリゴヌクレオチドブ ライマーを使用する。−のプライマーから生成された伸長産物は、次回のプライ マーにおいて追加の標的配列として作用する。標的配列の増幅の磨度は実施する サイクル数に応じて決まり、理論的には、nをサイクル数とすると単純な式2/ n(2’)で計算される。サイクルごとの平均効率を約65%〜85%と仮定す ると、0.3〜4.8百万の標的配列のコピーを与えるには25サイクルを要す る。
増幅技術:ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)及びリガーゼ連鎖反応(LCR)並 びに当業者には周知の他の方法のごとき標的ポリヌクレオチド配列のコピー数を 増加する任意の方法。リガーゼ連鎖反応(LCR)は、DNAの断片をコピーし 、更にDNA断片のコピーをコピーすることを何回も繰り返すことにより、DN Aの断片を増幅する。この方法は、1989年6月14日公開欧州特許出願第0 320308号に記載されている。該方法においては、標的配列の直ぐ隣の領域 に相補的な2つのプローブ(例えばA及びB)をハイブリダイズ及び連結する。
次いでこの連結されたプローブを標的から変性分離し、次いでこれを最初のプロ ーブA及びBとは逆向きの別の2つのプローブ(A’及びB’)を用いてハイブ リダイズする。次いで二次プローブ自体を連結する。変性/ハイブリダイゼーシ ョン/連結の連続サイクルによってセンス(+)及びアンチセンス(−)両方の 2倍長のプローブが形成される。
LCRにおいては、試料の核酸は一本鎖DNAまたは二本鎖DNAとして与えら れるが、二本鎖は、変性して鎖を分離する。4つのプローブが使用されるが、最 初の2つのプローブ(A及びB)は所謂−次ブローブであり、2番目の2つのプ ローブ(A’及びB’)は所謂二次プローブである。第1プローブ(A)は、標 的ヌクレオチド配列の主鎖の第1セグメントにハイブリダイズし得る一本鎖であ る。
第2プローブ(B)は、標的ヌクレオチド配列の主鎖の第2セグメントにハイブ リダイズし得る。標的の主鎖の第1セグメントの5′末端は、標的の主鎖の第2 セグメントの3′末端に関して、両プローブが標的ヌクレオチド配列の主鎖にハ イブリダイズしたとき、第1プローブの3′末端を第2プローブの5′末端に結 合し得るような位置にある。
第3プローブ(A′)は第1プローブにハイブリダイズし得、第4プローブ(B ′)は第2プローブ(B)にハイブリダイズし得る。ハイブリダイズしたプロー ブを連結して、再構成融合プローブ配列を形成する。次いで試料中のDNAを変 性し、連結したプローブを試料DNAから分離する。
連結プローブ及び標的DNAに上記プロセスを実施するサイクルを繰返し、試料 中の検出可能なりNAの量を増加させる。実施するサイクル数は、使用する配列 及び要求される試験感度に従う。通常、サイクルは15〜60回繰り返され得る 。少な(とも1つのプローブをシグナル生成化合物に結合することができる。
nd J、Battey、Elsevier 5cience Publish ing Co、、Inc、。
1986に記載されているハイブリダイゼーション反応及びプローブ合成の一般 方法の任意のものによって実施し得る。
かかる方法は、EIA、ドツトプロット分析、アガロースゲル電気泳動、サザン プロット、液体ハイブリダイゼーション及び他のDNAハイブリダイゼーション 法、並びに当業者には周知の他の方法を含む。
増幅された核酸のDNA配列決定:増幅された標的核酸の配列は、方法セクショ ンに略述する方法及び当業者には周知の他の方法によって決定し得る。
変性剤二本明細書において使用される変性剤は、解離剤、例えば洗剤、アルカリ 、SDS、尿素、グアニジンHCI、Nal及び当業者には周知の他のカオトロ ピック剤を含む。
クロマトグラフィーカラム材料:クロマトグラフィーカラムを使用することによ り脱塩を行ない得る。カラム材料は、液体生物試料(biological f luid)を通過させて化学種を分離し得る多孔性媒質である。適当な方法とし ては、分子を大きさに従って分離するゲル濾過が挙げられる。他の適当な方法と してはイオン交換、アフィニティー及び疎水性クロマトグラフィー法が挙げられ る。Pharmacia (LKBBiotechnology Produc ts Catalogue[1989]) oこれらの方法は、試料中に存在し 得る妨害性物質を除去するためのものである。
種々の慢性HBV感染患者から、HBsAg陽性HBVDNA陽性血清を得た。
更に、正常ALTを有し、HIVlHBV及び梅毒の血清学的マーカーを有さな い健康な血液ドナーからも血清を得た。HBsAg陽性の有志血液ドナーの血漿 を採取すると共に、HBsAg陽性となった2人のプラスマホレーシス(pla smaphoresis) ドナーから一連の血漿試料を得た。かかる患者は、 急性B型肝炎感染の過程で頻繁にプラスマホレーンスした。全ての血清及び血漿 を一20℃で保存した。
血清学的分析 市販酵素結合免疫測定装置(Abbott Laboratories、 No rth Chicago、 IL)によってHBsAg、抗HBcIgM及びH BeAgを試験した。200μlの血清を^uszyIle (登録商標)アッ セイ(Abbott Laboratories、 North Chicag o、 l1lin。
is)から得たビーズと一緒に室温で一晩インキユベートするラジオイムノアッ セイによって、ブレS2抗原をアッセイした。洗浄後、12J標識抗ブレS2モ ノクローナル抗体をビーズと一緒に40℃で2時間インキュベートし、洗浄し、 カウントした。シグナル対陰性対照比(S/N)が3゜0より大きいものを陽性 と見なした。
^bbott Genostics Hepatitis B Viral D NAアッセイ、Kuhns M、C1ら、Viral Hepatitis a nd Liver Disease、 ^、J。
Zuckerman編、 Alan Li5s Inc、、 New York 、 NY、 pp、258−262(1988)及びドツトプロットハイブリダ イゼーション、 Zeldis J、B、ら、Journal of Viro logical Methods、14 : 152−166(1986)によ って、血清HBV DNAを検出した。各アッセイの感度は実質的に等しい。H BV DNAドツトプロット分析は、7日間のオートラジオグラフィーの後、約 0. lpg/100μm血清を検出すル。クローン化HBV DNAを使用し た試料のオートラジオダラムの光学濃度を基準にしたウィルスDNA濃度の推定 値は、電子顕微鏡、コアタンパク質濃度またはチンパンジー感染性によって決定 されたウィルス力価の約11oglO以内の大きさであった。検出可能限度(0 ,1pg DNA)のわずかなシグナルは、液体ハイブリダイゼーションアッセ イによっては確証し得ない一貫性のない結果を与えた。従って、24時間オート ラジオグラフィー後にシグナル(lpgシグナル)を与えたスポットのみを陽性 と評価した。
プライマー 図IAは、PCRを実施するために使用されるプライマーの位置、長さ及び向き を示す。図IBは、HBV DNAを含む血清においてS、C及びX領域から始 まる種々の時計回り及び反時計回り方向プライマー対を使用し、PcRによって 生成された種々の増幅DNAセグメントの長さを示す。PCRは、長さ50〜2 50塩基対の疑似DNAバンドを生成することが多いので、400塩基対より長 いフラグメントを生成するプライマー対を主に使用した。百万倍以上の増幅を行 なうためには40サイクルを要した。生成されたフラグメントは右から左へ:  1452bp (位置1825→77);1417bp (位11861→77 ) ; 927 (位置2451→77) ; 2132(位置1861→69 2) 、 2285 (位置1861→845) ; 3015 (位置186 1→1575) ; 1441 (位置134→1575)であった。左から6 番目のカラムは、HBvの1つの鎖の両末端のいずれかの側からプライミングす ることにより生成される3o15ヌクレオチドフラグメントを生成することに留 意されたい。幾つかのS遺伝子配列は、J、5ninsky and D、Ma ck of CetusCorp、、 Emeryville、C^によって提 供されたものから誘導した。他のプライマー配列は、DNA5tar (登録商 標)アライメントプログラム(DNA−3tar、 Madison、 fis consin : 14゜Ono Y ら、Nucleic Ac1d Re5 earch、11 : 1747−1757(1983))を使用して分析され ている、GenBankから得た公開HBVDNA配列に基づく。オリゴヌクレ オチドブライマーはホスホルアミシト(phosphoramidite)化学 処理によって合金てのアッセイにおいて、リン酸緩衝塩水溶液(P B S)、 正常血液バンクドナー由来の陰性対照血清、及びlogのクローン化HBV D NAを分析した。夾雑物混入を回避するため、試料はPCRに使用した試薬を除 去した実験ベンチ上で取り扱った。
増幅DNA配列のDNA配列決定 PCR後、反応混合物を5ephadex G−50(登録商標)スピンカラム 、C,F、 Mearesら、^nalytical Biochemistr y。
142、68−78(1984) ; H,S、Penefsky、 The  Journal of Biol。
次いで、製造業者指示に従ってTaqDNAポリメラーゼを使用すると共に、s sS標識dATP及び7%ポリアクリルアミドシーケンシングゲルを使用するS angerのジデオキシ法によって反応混合物の配列を決定した。Sanger  F、ら。
PNAS、 74 : 5463−5467(1977) (Taquence  DNA Sequencing Kit、USB Corporation、 C1eveland、0hio)。5eqEasy(登録商標)ディジタイザ− 及びDNA5tar(登録商標)ソフトウェア(DNAStar、 Madis on、 fisconsin)を使用してオートラジオダラムを分析した。
実施例1 非特異的吸着法による血清HBV DNAのポリメラーゼ連鎖反応検出 本実施例は、まず生物試料を固体支持体上に吸着させ、結合しなかった試料を除 去し、試料中の標的核酸を増幅及び検出する、生物試料中の標的核酸配列を検出 する本発明方法を説明する。更に本実施例は、標的核酸、血清HBVDNAをP CR法によって増幅する方法であって、最初にウィルスを吸着させる固体支持体 が後述するような微量遠心管(エッペンドルフ試験管)である本発明方法を説明 する。
50〜100μlの血清を0.5Illエツペンドルフ試験管内で20℃で一晩 インキユベートした。血清を捨て、試験管をPBSで3回洗浄した。16μmの 水と100μmの鉱油とを加え、試験管を10分間で95℃にまで加熱した。3 μmの10倍PCR緩衝液(500a+M KCI、 100mM Tris  pH8,3,15mM Mgc1!、0.1%(v/v)ゼラチン)を加え、更 に250μg/mlのプロティナーゼK (Boehringer−Mannh eim)を含む溶液10u1を加えた。混合物を60℃で60分間インキュベー トした。9μlの水、2μmの10倍PCR緩衝液、8μmのdNTPミックス (終濃度が各々1.5a+Mのdatp、 dctp、 dgtp、 T T  P 。
pH7)、各々1μmの時計回り方向及び反時計回り方向プライマー(各プライ マーの終濃度は約1μM)からなる“マスターミックス″21μmを加えた。プ ロテイナーゼKを変性すると共にプライマーを一本鎖DNAにアニーリングする ために、反応物質を10分間95℃に加熱し、次いで5分間で50℃にまで冷却 した。5μl(0,5単位)のTaqDNAポリメラーゼ(Perkin EI IIler−Cetus、 Norwalk、 CN)を加えた。72℃で増幅 中のDNAの長さに応じて30〜180秒間、95℃で1分間、及び50℃で2 分間の反応サイクルを40回繰り返した。40サイクル後、72℃の伸長ステッ プを更に10分間行なった。
試料中に存在する標的核酸配列を以下のように検出した。
混合物を1分間で95℃にまで加熱し、次いで4℃に冷却してから、ドツトプロ ット分析、0.5μg/mlエチジウムプロミドを含む1倍T A B (4h M Tris−酢酸、pH7,2++M EDTA)中の1.8%アガロースに おける電気泳動、サザンプロット分析または液体ハイブリダイゼーションによっ て分析した。ドツトプロットハイブリダイゼーションは以下に略述する5cot toら、 Hepatology 3 : 279−284(1983)の方法 に従って実施した。エツペンドルフ試験管に100μmの血清試料をピペットで 入れた。200μlのlNNaOH及び100μmの2MNaC1をエッペンド ルフ試験管に加えた。このように形成された混合物を10秒間撹拌し、室温で1 0分間インキュベートした。次いで試験管を30秒間遠心し、上清をバイオドツ ト装置のウェルに添加した。更に、0.5M TrispH7,4及び3MNa C1を含む中和溶液を同じウェルに添加した。フィルターをWhat+++an  3mm濾紙上で空気乾燥し、80℃で12〜2時間ベーキングした。乾燥した 濾紙を、6倍標準塩水クエン酸液(S S C) 、0.5%SDS、5倍De nhardt、 0.1.czg/mlサケ精子DNA (変性)からなる溶液 と共に1〜2時間インキュベートした。この溶液を除去した。
ハイブリダイゼーションに使用するDNAプローブを、RigbYら、 J、  Mo1ec、 Biol、 113+ 237−251(1977)の方法を使 用してニックトランスレーションによって標識した。得られた混合物を一晩ハイ ブリダイズした。次いで、混合物を室温の2倍SSC及び0.5%SDSで15 分間ずつ2回洗浄し、更に68℃の0.1倍SSC及び0.1%SDSで1時間 ずつ2回洗浄した。Kodak XAR−5フイルムを使用してオートラジオグ ラフィーを実施した。
実施例2 抗体微粒子法による血清HBV DNAのポリメラーゼ連鎖反応検出 実施例2は、固体支持体が微粒子である、生物試料中の標的核酸を検出する本発 明方法を示す。更に実施例2は、標的核酸血清HBV DNAをPCRによって 増幅する本発明方法を示す。
5eradyne Inc、 (Indianapolis、 IN)からカル ボキシル化ラテックス微粒子(直径0.1〜0.3μCI)を得た。1−エチル −3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)化学処理を使 用し、モノクローナルIgGまたはIgM分子をかかる微粒子に共有結合させた 。Nathan C,F、ら、J。
微粒子(約30%固形分)を30gのDovex樹脂と混合し、揺動じながら室 温で2時間インキュベートした。次いで混合物をガラスウールシリンジまたはこ の等個物に通し、大きなりovex粒子を微粒子から分離した。次いで微粒子を 約2001111に希釈した。次に、微粒子を17.0OOX gで15分間遠 心し、洗浄した。この遠心及び洗浄ステップをさらに2回繰り返した。微粒子を 180m1即ち約2.5%固形分で再懸濁させ、2℃〜8℃で貯蔵した。15m M M E S中に0.1%Tween−20(登録商標)を含む緩衝液A ( pH4,75,使用前に新たに調製したもの)1mlを1mlエッペンドルフ試 験管に添加した。前述のように調製した100a+1の微粒子(2,5%固形分 )を試験管に加え、混合物を形成した。次いで混合物を撹拌し、(使用前に新た に調製した)蒸留水中に0.4mg/ml EDC(1−メチル−3(ジメチル アミノプロピル)カルボジイミド)を含む溶液100μmを混合物に加えた。モ ノクローナルIgGまたはIgM抗体(NH2含有緩衝液を含まないPBS中2  mg/ml)を、反応混合物の終濃度が0.3〜0.2mg/mlモツクロー ナル抗体となるように加えた。反応混合物を撹拌し、室温(約20℃)で2〜4 時間揺動した。インキュベージジン後、反応混合物を10.000rpa+で5 〜10分間遠心し、ベレットを形成した。上清を除去し、ペレット化した微粒子 を1aLPBS/2%Tween 20 (登録商標)に再懸濁させた。
ベレットは撹拌すれば再懸濁し得ることもあるが、微粒子塊を崩壊するためには 23〜25ゲージニードルを有するシリンジに通す必要があることが判明した。
この遠心及び洗浄作業をさらに2回繰り返した。最後の洗浄の後、微粒子の分散 性を保証すべくベレットをシリンジに通し、lll1lの再懸濁緩衝液(150 a+M Tris、 100wM N a C1及び1.5%牛皮ゼラチンから なる)中に終固形分濃度2.5%で再懸濁させた。カップリング後、微粒子を1 7. OOOrpmで15分間遠心しくJ^190−ター)、上清をデカントし 、微粒子を150+IIM Tris pH8,0,100mM NaC1,0 ,5%ゼラチン、0.1%Tween20(登録商標)、9.5%スクロース及 び0.02%NaN、中に1.6%v/vで再懸濁させた。
100〜200ulの血清または血漿を、HBsAg、HBsAgのブレS1領 域、HBsAgのプレS2領域、または^bbottLaboratories 、North Chicago、l1linoisから得られるビオチンに対す るモノクローナル抗体で被覆した微粒子(全表面積24〜100cm”)の懸濁 液25μmと一緒に室温で30分間インキュベートした。微粒子を微量遠心機に おいてペレット化し、PBSで1回洗浄し、水に懸濁し、加熱し、プロテイナー ゼにで消化し、セクションaに上述したように再び加熱した。反応混合物を遠心 し、微粒子をペレット化した。上清を別の試験管に入れ、セクションaに上述し たようにPCRを実施した。場合によっては血清または血漿を5ephacry l 300 (Pharmacia、Piscatavay、NJ) 0.9m lスピンカラムによって遠心してから、抗体を被覆した微粒子を加えた。
試料中に存在する標的核酸配列は以下のように検出した。
オリゴヌクレオチドブライマーを、15mM Tris pH7,4゜10mM  MgCIg、0.1a+M E D T A、0.1スペルミジン、5mM  DTT及び75μMのγ標識32P−dATPを含む合計容積15μlの溶液中 の14ポリヌクレオチドキナーゼによって3゜000a+Ci/mmolで末端 標識した。混合物を10分間で65℃に加熱し、次いで水中に2分間室いた。1 μl(約5単位)のT4ポリヌクレオチドキナーゼを加え、37℃で30分間反 応させ、10分間65℃に加熱し、ハイブリダイゼーションに直接使用した。I −IBVDNAを前述のごと(ニックトランスレーションした。Zeldis  J、B、ら、Journal of Virological Methods 、 14 : 152−166(1986)。
上述の方法は、実施例1及び2に示したように、生物試料を固体支持体上に吸着 させ、結合しながった試料を除去し、標的核酸を増幅し、試料中に存在する増幅 された標的核酸を検出することにより、生物試料中の標的核酸配列を検出する本 発明方法を示している。
血清HBVDNA検出に必要なウィルスの最低濃度の滴定終点を基準にすると、 ウィルスを吸着することにおいてシリコン処理エッペンドルフ試験管は未処理の ポリプロピレンエッペンドルフ試験管と同様に有効である。ウィルス検体をPB Sで希釈したほうが、検体を血清で希釈するよりも高感度であった。
微粒子へのウィルス吸着は、表面積がより大きいが故に、エッペンドルフ試験管 に勝ることが判った(24〜100c+11”対1.4〜2.5cm2)。更に 、微粒子に抗体を結合し得ることがら、ウィルスの微粒子への抗体特異的吸着が 増加し得る。
図2は、モノクローナル抗ビオチン被覆微粒子は、200μlの血清中の僅かレ ベル30程度のウィルスを検出し得、モノクローナル抗HBs被覆微粒子は20 0μlの血清中の僅かレベル3程度のウィルスを検出し得たという実験結果を示 している。図2は、抗ビオチン被覆微粒子の感度の比較を示しており、図2Aは 、抗ビオチン被覆微粒子の感度対抗HBs被覆微粒子の感度の比較を示しており 、図2Bは、血清HBV DNAを検出する上での抗ビオチン被覆微粒子の感度 の比較を示している。対照血清で連続希釈したHBV DNA陽性血m200μ lのHBV DNAを、69oヌクレオチド離れたS遺伝子内の2つのプライマ ーを使用し、方法セクションに記載したように分析した。本発明方法を使用した 結果、モノクローナル抗HBs、抗ブレS1及び抗ブレS2を被覆した微粒子を 使用した増幅DNAの収量は極めて高(、血清検体光たり10未満のウィルスを 検出することにおいて、アガロースゲルのエチジウムプロミド染色はサザンプロ ット分析と同様に高感度であった。はとんどの血清検体は、アッセイ感度を向上 するためにPBSで希釈する必要はなかったが、エチジウムプロミド増幅DNA フラグメントの強度(収jl)は、試料をPBSで希釈すると場合によっては増 加する。血清または血漿をまずSephacryl 300スピンカラムに通し てから微粒子に吸着させると、増幅DNAの収量及びアッセイ感度は向上した。
更に、後述するSangerのジデオキシ法によって増幅DNAの配列を直接決 定することができる。Sanger F、ら、 PN^シフ4 : 5463− 5467(1987)。本発明方法を使用し、2つのHBV DNA陽性血清( 血清1及び血清2)からPCRによって得られた増幅血清HBV DNAフラグ メントの核酸及びアミノ酸配列を、公開されているB型肝炎つィルスサブタイプ adw、 Ono Y、ら、 Nucleic Ac1d Re5earch、  11 :1747−1757(1983)の配列と比較した。血清1、サブタ イプadwHBsAg陽性、HBeAg陽性、抗HBc陽性血清由来の191塩 基配列のヌクレオチド配列はadvのものと一致した。
血清2、サブタイプadw HB sA g+、抗HBc血清由来の172塩基 配列のヌクレオチド配列はadwのものと98%以上一致した。血清2のHBV  DNA濃度は、ドツトプロットアッセイの感度の下限の約20.000ウィル ス/mlであった。
血清2の核酸配列から翻訳された57アミノ酸の配列は、フェニルアラニン(F )がチロシン(Y)に置換されていた213位を除き、advのものと一致し、 これは、本発明の検出方法を使用すると、増幅DNAの配列を高精度で決定し得 ることを示している。
本発明の検出方法を更に以下のように比較した。40を超えるHBsAg陽性血 清のHBV DNAを、慣用ドツトプロットアッセイとPCR増幅使用の本発明 方法との両方で分析した。ドツトプロットアッセイによると血清が陽性であった 場合は、抗体被覆微粒子またはエツペンドルフ試験管のいずれかを使用するPC R法も陽性シグナルを生成した。逆に、HBsAg陽性血清試料が、PCR増幅 を使用する本発明方法によってHBV DNA陽性であると同定されても、慣用 ドツトプロットアッセイでは陰性となることがある。表1は、24のHBsAg 陽性血液ドナーのド・ノドプロット、液体ハイブリダイゼーション、及びPCR 法によって実施したHBV DNAのアッセイ結果をまとめて示すものである。
液体ハイブリダイゼーションまたはド・ソトブロットアッセイのいずれかによる と7ドナーがHBV DNA陽性であった。2つのケース(#8. B22)で 、各ア・ソセイ結果が異なった。増幅にPCRを使用するHBV DNAを検出 する本発明方法は、液体/%イブリダイゼーションまたはドツトプロットアッセ イによって既に陽性であると同定された全てのHBV DNA試料と他のア・ソ セイでは陰性と評価されたもの(# 16)とを同定した。
表2は、2人の急性自己限定性肝炎患者から得た21の血漿試料のHBV DN Aを、PCRまたは感度がド・シトプロット法に近い液体ハイブリダイゼーショ ンア・ソセイのいずれかによって分析した実験結果を示す。Kuhns M、C ,ら。
Viral Hepatitis and Liver Disease、A、 J、ZuckermanAii。
^1an Li5s Inc9. New York、 NY、 pp、258 −262(1988)。液体ハイブリダイゼーションによって3つの試料が、ま たPCR分析によって6つの試料が陽性であった。いずれのア・ソセイによって も偏性陽性試料はなかった。各患者にお(1て、HBsAg及びブレS2抗原血 症が血清HBV DNAに先行した。1人においては、患者がもはや)(BsA g陽性で1まな(なったあと、ウィルス血症が認められた( 1/31/89゜ 患者E)。
実施例3 抗体微粒子法によるHIV−1血漿ウィルス血症HIV−12つの血漿収集セン ターにおいて実施した推定血清変換調査の一環として、血清変換の前及び間の6 個体力1ら全部で51の血漿試料を得た。5個体においては、試料提供回数は2 〜7/月であり、平均採取間隔は6日間であった。1ドナー(E)は、採取間隔 がより長くて、平均44日間であった。18試料は、HIV p24抗原陰性及 び抗p24抗体陽性であった血清反応陽性無症候個体から得た。12試料は、0 .5〜2年前にAIDSと診断されAZTを服用したことのある血清反応陽性患 者から採取した。これらの患者のうち3人は、試料採取までの半年間前後、治療 を中断していた。
モノクローナル抗体 HIV−1ウイルスのエンベロープ領域に結合するHIV−1抗体を使用し得る 。HIV−1gp41まタハHIV−1gp120に対するモノクローナル抗体 を後述のごと(使用した。
使用したHIV−1gp41モノクローナル抗体は以下の通りであった: 83 −1371−208 (〕〕Xイブリドーマ細胞系83−1371208、^、  T、 C,C,受託番号1(B10951によって分泌されるもの): 5− 10−2 (ハイブリドーマ細胞系5−10−2. A、T、C9C,受託番号 HB10953によって分泌されるもの) ; 10−15−64 ()へイブ リドーマ細胞系10−15−64.^、 T、 C,C,受託番号1]B109 521こよって分泌されるもの)及び56−1338−193 (/1イブリド ーマ細胞系56−1338−193.^、 T、 C,C,受託番号HB109 55によつて分泌されるもの)。これらのハイブリドーマ細胞系は、ブダペスト 条約の規定のもとに1991年12月20日付けでthe Ao+erican  Type Cu1ture Co11ection (A、T、C,C,)  、 12301. Parklavn Drive、 Rockville、  MD 20852に寄託されている。使用したH IV−1gp120モノクロ ーナル抗体は以下の通りであった: 52−445−22 (ブダペスト条約の ちとに1991年12月20日付けで^、 T、 C,C,に受託番号1095 4で寄託されているハイブリドーマ細胞系52−455−22によって分泌され るもの);52−581−290 (ブダペスト条約のちとに1990年3月2 8日付けでA。
T、 C,C,に受託番号11B 10399で寄託されているハイブリドーマ 細胞系52−581−290によって分泌されるもの);及び52−684−2 90 (ブダペスト条約のちとに1990年3月29日付けでA、 T。
C,C,に受託番号11810400で寄託されているハイブリドーマ細胞系5 2−684−290によって分泌されるもの)。モノクローナル抗体を使用した が、HIV−1抗原決定基に特異的なポリクローナル抗体を使用し得ることも理 解される。また、本発明方法を使用すると共に、HIV−1の2つ以上の抗原決 定基に対する2種以上の抗体の混合物を使用するか、または、以下に記載のごと き調製した固相を合わせて混合し、各々がHIV−1ウイルスを捕獲し得る固相 の混合物を形成することにより、複数種の標的核酸配列を検出し得ることも理解 される。本明細書に記載したHIVエンベロープ領域に対するもの以外の他のタ イプの)!IV−1モノクローナル抗体を使用して、検出対象のHIV−1標的 核酸間列を捕獲することもできる。
アッセイ方法 カルボキシル化ラテックス微粒子(直径0.1〜0.3μm)を5eradyn 、 Inc、 (Indianapoljs、 IN)から入手した。上述した モノクローナル抗gp120または抗gp41を、Quashら。
J、 Immunol、 Methods、 22: 165−174(197 8)の方法に従って1−メチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ イミド化学処理を使用して微粒子に共有結合した。結合後、微粒子を微量遠心機 において13. OOOrpmで15分間遠心し、上清をデカントし、微粒子を 1倍PBSで洗浄し、150mM Tris、pH8,0,10h+M NaC 1,0,5%豚皮ゼラチン、0.1%Tveen−20(登録商標)、9.5% スクロース及び0.02%NaN3中に8〜10%v/vで再懸濁させた。
50μmの血清/血漿を150μmの1倍PBSで希釈し、上述のごと(調製し た微粒子懸濁液50μmと一緒に室温で3時間インキュベートした。微粒子を微 量遠心機においてペレット化し、PBSで1回洗浄し、2ooμlの2QmM  Tris pH8,3,0,5mg/+lプoティf−セに、 0.25%S  D S、20μg酵母tRNA中に再懸濁させた。55℃で1時間インキュベー トした後、混合物をフェノール/クロロホルム抽出し、エタノールを用いてRN Aを沈殿させた。遠心後、RNAペレットを15μmの殺菌水中に再懸濁させた 。
cDNA及び増幅 50mMKCl、20mM DTT、各々25mMのdATP、dTTP、dC TP及びdGTP、並びに各々25ngのPCRCラブ7 (S K 38/3 9) (S、 Kwokら、 J、Virol、 61: 1690−1696 [1987コ)を含むCetus T aq緩衝液中に2.5単位のAMV逆転 写酵素を含む溶液5μmを試料15μlに加え、37℃で30分間インキュベー トすることにより、第1鎖cDNAを合成した。次いで混合物を30μmの水で 希釈し、95℃で10分間加熱した。1倍Taq緩衝液中の各々50nHの各プ ライマー、各々50mMのdATP、dTTP、dXTP及びdGPT、並びに i、o単位のTaq酵素(Cetus Corporation、 Emery ville。
CAから入手可能)の存在下に、終容積100μmで増幅を実施した。反応は、 94℃で90秒間及び60℃で3分間のサイクルを35回繰り返した。検出のた めに、前述のごとき、またS。
Kvokら、駐且聾に検討されているごとき液相ハイブリダイゼーションを使用 し、次いでポリアクリルアミドゲル電気泳動し、強化スクリーンを用いて一70 ℃で1〜5時間オートラジオグラフィー暴露した。オートラジオグラム上で検出 された増幅フラグメントの相対密度を、肉眼判定または走査濃度測定により決定 した適当な単位で表わした。
p24抗原及び血清学的測定 HIV p24抗原を固相サンドイッチ式酵素結合免疫測定装置(EIA)(A bbott Laboratories、 Abbott Park、 ILか ら“HIV−1p24抗原アッセイ”として入手可能)において測定した。この 市販アッセイはウィルス溶解物及びポリクローナル捕獲抗体を使用し、8〜10 pg/mlのり24抗原感度を有する。p24の存在は、3〜5pg/mlの感 度を有する捕獲モノクローナルp24抗体を使用するアッセイによっても試験し た。
抗HIV IgG抗体は、HIV−1溶解物を使用する市販のFDA認可HIV AB (登録商標) −1EIA (Abbott Laboratories 、 Abbott Park、 ILから入手可能)を用いて検出した。製造業 者指示(DuPont、Wilmington、 DE)に従ってウェスターン プロットを実施した。
p24に対する抗体は、組換えp24抗原を捕獲抗原として使用する間接酵素免 疫測定装置(Abbott Laboratories、Abbott Par k、 ILから入手可能)において、H,1,5heppardら。
J、^cq、 Immun、 Defic、 5yndr、 4: 704−7 12(1991)に記載のごとく測定した。
逆転写酵素(RT)アッセイ 10mM Tris pH8,2,0,3M K C1,0,15M MgCl x、 0゜01M鋳型RNAに対するDTT及び3H−TTPを含むRT反応ミ ックス100μmを組織培養上清25μmに加えることにより、逆転写酵素アッ セイを実施した。各試料は2回ずつ分析した。2回の試験において、培養上清か ら得た破壊ウィルスを陽性対照として使用し、緩衝液単独を陰性対照として使用 した。試料を34℃で1時間インキュベートし、次いでfhatman DE8 1フィルター上に滴下し、1〜10分間放置した。フィルターを洗浄及び乾燥し た後、シンチレーション液の存在下に放射能を1分間測定した。
H9IIIB感染細胞由来の組織培養上清を段階希釈し、逆転写酵素活性、p2 4抗原及び本発明のウィルス捕獲アッセイによって評価した。簡単に述べると、 1〜10−6組織培養感染用量(TCID)に相当する組織培養上清の10倍希 釈液を各アッセイによって試験した。かかる結果を図3にまとめて示す。黒い四 角を結んだグラフから判るように、いずれの試料中にも逆転写酵素(RT)活性 は検出されなかった。5μlの試料をPBSで200μmに希釈してから、ポリ クローナルHIVAG(登録商標)−1試験によってp24抗原を試験した。T riton X−100(登録商標)を添加した場合(黒い三角形を結ぶグラフ )及び添加しない場合(白い三角形を結ぶグラフ)でHIV抗原を測定した。こ のアッセイにおいて、10pg/m1以上のp24抗原を含む場合に試料を陽性 と見なした。Tritonの存在下では、遊離p24及び破壊されたピリオンか ら放出された抗原を測定した(即ち全抗原)。Tritonの不在下では遊離p 24のみを検出した。従って、Tritonの存在下及び不在下で得られる結果 の差は、無傷のピリオンに関連するp24の割合を反映している。Trit。
nの不在下ではp24抗原は1 (>200pg/ml) 、10−’ (>2 00pg/ml)及び10−” (80pg/ml) T CrD soで検出 された。Triton存在下では、アッセイのカットオフと等価のシグナルが1 O−3TCより、。でなおも検出された。HIv−I RNA検出においては、 図3に黒い円を結ぶグラフで示したように、オートラジオグラムにおいて検出さ れた増幅フラグメントの相対密度を、肉眼判定または走査濃度測定によって決定 される適当な単位で表わした。比べて見ると、HIV−IRNAから得られたシ グナルは1O−2T CID so以上で最大であり、10−2から10”T  CID 、。まで直線的に減少した。
即ち、本発明のウィルス捕獲アッセイはp24抗原アッセイよりも約100倍高 感度であった。
2、血清変換の間のHIV−I RNA検出上述のごと〈実施されるHIV−1 ウイルス捕獲を使用し、感染初期の6個体(A−F)から収集した51の一連の 血清試料中のHIV−1ウイルス血症のレベルを判定した。かかる結果は図4に 示す。上述の手順に従う本発明アッセイ(ウィルス捕獲アッセイ)及びHIV抗 体の存在についての市販EIA試験装置(Abbott Laboratori es、Abbott Park、 IL)によって上記試料を試験した。200 μlの試料においてモノクローナルp24抗原試験を実施した。このアッセイに おいては、3〜5 pg/+1以上のp24抗原を含む場合に試料を陽性と見な した。HIV RNAアッセイにおいては、50μmの試料を試験した。図4の 矢印は、S K 38/39プライマーを使用することにより増幅したt1ob pフラグメントを示す。6〜12時間暴露した後にオートラジオグラムを現像し た。幾つかの実験では、より高分子量の非特異的バンドが認められた。図4にお いて、”HCV”はHCV PCR陽性HCV試料を表わす。HIV抗原におい ては13/ 29(45%)であったのに比べ、HIV−I RNAにおいては 29/29 (100%)の血清反応陽性試料が陽性であることが判明した。血 清変換直前の6つの試料(ドナーA、31及び43日目;ドナーD、1及び5日 目;ドナーF、8及び11日目)はHIV−I RNA及び抗原の両方に対して 陽性であった。
HIV抗原に対して陰性の15の血清変換前試料のうち、1個体由来の血清変換 の8〜5力月前の3つの試料(ドナーB、 1.29及び78日目)と、別の個 体由来の抗原陽性の2日前の1つの試料(ドナーA、29日目)において、HI V−I RNAが認められた。後者の個体に由来する1つの試料(ドナーA、1 日目)は、抗原陽性の30日前及び血清変換の45日前にp24抗原シグナルを 発したが、HIV−I RNAについては陰性であった。
検出されたシグナルがHIV−I RNAに特異的に起因するものであることを 確認するため、逆転写ステップの存在下または不在下で幾つかの一連の血清変換 試料において分析を実施した。ドナーF由来の一連の試料に、上述の本発明方法 に従うウィルス捕獲を実施した。抽出した核酸を2つのアリコートに分割し、一 方は2.5単位の逆転写酵素(RT)で処理してから(十)、他方は未処理のま まで(−)、Taqを用いて増幅した。オートラジオグラフ暴露時間は1.5時 間とした。図5に示したように、逆転写酵素の不在下では増幅シグナルは検出さ れず、これは、ウィルス捕獲法のみがウィルスRNAを検出したことを示してい る。特異性に対する別の対照として、慢性C型肝炎(HC■)感染患者由来のパ ネルBに試料を添加したところ、これはRNA P CR(Dr、M、Kuhn s、 personal coa+municati。
n)によると陽性であったが、HIV−1ウイルス捕獲によると陰性であること が判明した。最後に、ドナーF由来の一連の血清変換試料は、慢性B型肝炎感染 個体から得た。
かかる試料を用いて得られた結果は他のパネルと類似であり、これは、他のウィ ルスがHIV−1捕獲アツセイを検出可能に妨害することはないことを示してい る。
3、無症候及びAIDS患者におけるHIV−I RNA検也 血清変換調査の結果から、p24抗原については陰性であった血清反応陽性試料 の16/29 (55%)が、本発明のウィルス捕獲アッセイによって検出可能 なHIV−I RNAを有したことが判った。検出可能なHIV−1p24抗原 を持たない無症候HIV感染個体が測定可能レベルの循環Hrv−i粒子を有す るか判定するため、18被験者からなる小集団を評価した。全ての試料はHIV  p24抗原について陰性であると予備選択された。検体は、検出可能レベルの HIV−1p24に対する抗体をも有した。本実施例に記載のごとき本発明方法 を使用し、かかる試料中のHIV−I RNAの存在を判定した。本実施例に上 述したようにアッセイを実施した後、10/1g (60%)の試料がHIV− I RNA1:つぃて陽性であることが判明した。HIV RNA検出とHIV −1p24に対する抗体の力価との間に相関は認められなかった。
大部分(85%)の患者が血漿培養によって検出可能なウィルス血症を有すると 報告されている。R,f、 Coombsら。
N、 Engl、 J、 Med、 321: 1626−1631(1989 )。ウィルス捕獲アッセイによって陽性のAIDS患者の割合を決定するため、 本発明者らは、AIDS (CDCクラスIV−c)と診断された12被験者か ら採取した試料を分析した。本実施例に上述した本発明方法に従ったところ、1 1/12 (92%)の試料がHIV−I RNAについて陽性であった。
片蕩 上記実験結果から、ウィルスを固体支持体に吸着させ、支持体を洗浄し、次いで プロティナーゼK及び本明細書に記載の他の成分を用いて標的核酸配列を分離及 び精製することにより、PCRは、慣用のドツトプロット及び液体ハイブリダイ ゼーションアッセイの感度未満の濃度の血清HBV DNA及びHIV RNA をも検出し得ることが示された。
HBV検出のためには、血清または血漿を吸着させる前に5ephacryl  300スピンカラムに通して脱塩すると、アッセイ感度が上昇した。ウィルスD NAのおおよその量は、試料をHBV DNA陰性血清またはPBSで連続希釈 することにより推定し得る。200μm当たり3はどの少数のウィルスを、抗H Bs、抗プレS1または抗ブレs2被覆微粒子を使用して検出し得る。
HIV検出のためには、抗原、抗体及び核酸の種々の高感度血清学的アッセイが 臨床及び研究の両方に使用可能である。慢性HBsAgキャリヤにおいてHBe Ag陽性は高力価の血清HBV DNAと相関するが、HBeAgまたはHBe Agに対する抗体が不在だからといって血清B型肝炎ウィルスDNAが存在し得 ないことはない。Zeldis J、B、ら。
Journal of Virological Methods、 14 :  152−166(1986)。
慣用のスポットハイブリダイゼーションアッセイによって評価したところ、慢性 HBsAg、抗HBe陽性肝硬変の約20%が血清HBV DNA陽性であるこ とが判った。より感度の高いポリメラーゼ連鎖反応アッセイの開発によって、よ り高い割合の患者が循環ウィルスDNAを含み、従って潜在的に感染性であるこ とが判明し得る。
PCRアッセイの感度が向上されていることを表1及び2に示すが、ここでは、 本発明方法は、液相ハイブリダイゼーション及びドツトプロット分析によってH BV DNA陽性と同定された全ての血清及び血漿を同定した上に、いずれのア ッセイによっても陽性と評価されなかった幾つかの試料を同定した。24のHB sAg陽性血液ドナー(表1)の調査では、HBeAg陽性試料のみがHBV  DNA陽性であった。2人の急性感染症例(表2)では、B型肝炎表面及びブレ S2抗原血症は血清HBV DNAに先立って見られた。これは、感染するまで の2力月間に得られた血漿試料(1/31/89.患者E)は抗原血症ではなく てウィルス血症であるが故に、イムノアッセイがHBsAg及びブレS2抗原に 対してより高感度であることを必ずしも反映するものではない。
HIVに関するPCR研究の大部分は、凝集プロウィルスの検出及び場合によっ ては半定量化に集中している。プロウィルスDNAのレベルは、ATZ治療を受 けている患者において経時的に減少し得ることも報告されている。D。
■0 ら、N、Eng、JlMed、321: 1621−1625(1989 );N、V、 Chelyapov ら、J、^cquir、Immune D efic、 5yndr、4 : 314(1990)。最近のデータでは、プ ロウィルス(DNA)負荷の低い血清反応陽性個体の予後は、プロウィルス負荷 の高いものよりもよいことが示されている。S、 M、 Schnittman ら。
のプロウィルス形態を測定してもその複製状態についての情報は得られず、それ は、感染細胞によって放出される成熟ピリオンの量によって決定される。従って 、感染性(血漿培養)またはウィルス成分(p24抗原、HIv−I RNA) を測定する方法しかウィルス負荷の正確な評価を与えない。
HIV−1血清反応陽性血漿の単離及びそのあとのcDN八合へ及び増幅は以前 にも記載されている。1.に、 Hewlettがら、これまでに記載されてい る方法は、比較的大量の血漿から全RNAを抽出することを含む。本発明のアッ セイは、固体支持体に共有結合したモノクローナル抗体によってウィルス粒子を 捕獲することによって、より少量の試料中のHIV−I RNAを検出する、よ り特異的で且つ感度の高い方法を提供する。
これまでに記載されているものと比較し、本発明の方法を使用することには幾つ かの利点がある。第1に、試料を破壊することな(処理し、固相と反応させた後 に他の方法によって分析し得る。第2に、微粒子を遠心しHIV−IRNAを抽 出するまでの試料少量に制限がなく、それによってアッセイ感度をより向上し得 る。第3に、試料の除去及び固相の洗浄によって、プロテイナーゼに消化の間の 血漿RN A aseによるRNA分解の危険性が実質的に排除され既知のRN Aコピー数の標準と直接比較せずにウィルス捕獲cDNA/PCRアッセイの感 度を推定することは困難であるが、RNA PCR結果をp24抗原及びDNA  PCRを用いて得られたものと比較することにより、近似し得る。培養物ll 1ll当たり約108のウィルス粒子が生成されると、これは、約10ngまた は2.5X10”分子のHIV−1pンパク質が各ウィルス粒子中に存在すると 推定し得る。A。
S、Bourinbaiar、 Nature 349: 111(1991) 。200μmの検体を使用すると、p24抗原モノクローナルアッセイの感度は 約1゜0pg/200μmまたは2.5X10−分子のp24抗原であり、これ は約104ピリオンを表わす。即ち、本発明のウィルス捕獲アッセイは、HIV −1p24抗原アッセイの少な(とも100倍高感度であり、50μm試料中で 100以下のピリオンを検出し得る。本発明者らは、10分子の標的HIV−I  DNAを用いて一貫して信頼性のあるデータを検出し得た。逆転写酵素は比較 的非効率的であってRNAの10〜50%しかcD N Aに変換しないので、 ウィルス捕獲感度の近似値は適当であると見られる。血清変換後、本発明方法に よると全ての血清反応陽性試料はHIV−1RNAについて陽性であったが、記 載されている工業使用可能なp24抗原アッセイ方法によると13/29 (4 5%)が検出可能なp24抗原を有した。これは、血清変換後4人のうち3人の 患者が、検出可能なp24抗原を保有することな(少なくとも2週間、陽性血漿 培養を保持したことを示したDaarらの知見と類似である。血清変換前、HI V−I RNAはHIV抗原と共在してまたは直前に検出された。1症例(ドナ ーB)においては3つの試料が、血清変換の8〜5力月前、若干ではあるがHI V−I RNAについて陽性であった。この時点の陽性は、感染と同時に起こる ウィルスの受動伝播を反映しており、ウィルス複製は数カ月後に開始した可能性 がある。或いは、これらの試料は欠陥非感染性粒子を含み得る。その場合、実際 の感染誘導血清変換は幾分遅れて発生するであろう。
ウィルス捕獲から得られるPCRシグナルの濃度を実際に定量しようとは考えな かったが、増幅物質の量はp24抗原のレベルに幾分対応することが認められた 。2001)g/m1以上のp24抗原を有する試料は飽和PCRシグナルを与 え、一般に、HIV抗原陽性試料は、HIV抗原陰性のものよりも強力なPCR シグナルを与えた。増幅物質の量の増減はp24抗原に認められるものに対応し た。かがる結果は、半定量的血漿培養物を使用してHIVに対して血清変換する 個体における血漿ウィルス血症のレベルを決定することにより得られた先の知見 を裏付けるものである。E、 S、 Daarら、N、Eng、J、Med、3 24 : 961−964(1991) ; SJ、C1ark 伝N、 En gl、 J、 Med、 324: 954−960(1991)。興味深いこ とに、一連試料の1つ(ドナーC)において、PCRシグナルは抗gp120/ 抗pp160抗体の出現(10日目)と共に急激に減少した。ドナーCの10日 目以前の2つの試料は、ウェスターンプロット分析によってのみ抗p24につい て陽性であった。
C1arkら、靭且凹及びDaarら7鼎且堕のごと(、本発明者らは、何人か の血清変換者はウィルス複製を迅速に且つ効果的に制御するようであるが、他は 、高レベルの循環ピリオンをはるかに長期間維持することを見いだした。例えば ドナーA及びCはそれぞれ血清変換の12及び1o日後にわずかに検出可能なウ ィルス血症を有した。これに反して、ドナーB及びFはそれぞれ血清変換の18 9及び27日後にはるかに多くの循環ウィルスを有すると見られた。本発明者ら はこれらの個体、即ち無症候患者から追跡データを得ることはできなかったが、 ウィルス負荷がより低い患者の予後は、循環HIV RNAのレベルが高い患者 よりもよいと推定し得る。
本発明の方法は、HIV感染の診断及び監視に幾つかの重要な用途を有する。本 発明は、新生児における感染を評価する迅速な手段を与え得る。また、優れた半 定量化を行なうことで、ウィルス負荷のレベルに基づいてAIDS発症の垂直伝 播及び予後を推定し得る。最後に、ウィルス粒子を捕獲することで、感染及び予 後に最も関連すると推定される配列が与えられ得る。即ち、ウィルス自体の配列 分析によってHIVの病原性への新たな知識がもたらされ得る。
本発明は、生物試料を固体支持体上に吸着させ、次いで標的核酸配列を増幅し、 得られた増幅産物を検出することにより、生物試料中のウィルス核酸を検出する 直接的方法を記載する。本発明方法によって検出し得る標的核酸は、ウィルスの みならず、原核性または真核性の微生物、疾患または生理学的状態に関連し得る 任意の正常、異常または変異細胞も含む。PCRのほかに、リガーゼ連鎖反応( LCR)のごとき標的ポリヌクレオチド配列のコピー数を増加し得る任意の方法 を、標的核酸の増幅に使用し得る。この方法は、血清中のB型肝炎ウィルス(H BV)DNA及びHIV−I RNAの検出のための極めて高感度のイムノアッ セイを与えるのに特に有効である。
本明細書に記載の全ての文献及び特許出願は、本発明分野の当業者の技術レベル を示すものである。これら全ての文献及び特許明細書は、文献または特許明細書 が参照により本明細書の一部を構成すると個別にそれぞれ示された場合と同程度 に、参照により本明細書の一部を構成するものとする。
以上、本発明を十分に記述したが、請求の範囲から離れずとも多数の変更及び変 形が行ない得ることは当業者には明らかであろう。
表1. HBsAg+血液Ag−の分析表I1.2人の急性HBV患者由来の血 漿のブラインドテスト抗HBe HBV DNA 患者E 1/10/89 + 2270 − 十 +陰性対照 −一一一一 陰性対照 −−一一一 表I1.2人の急性11BV患者由来の血漿のブラインドテスト(続き) 抗HBe HBV DNA 日付け HBsAg ブレS2’ IgM L、H,” PCR”患者■ 1/26/8g −−ND −− 1/31 + 18 ND −− 2/2 + 32 ND −− 3/27 + 660 ND 十 十 415 + 685 ND + + 陰性対照 −ND −− 陰性対照 −ND −− 1プレS2アツセイを方法セクションに記載のごと〈実施した。
列記したのはS/N比である。
2Abbott Genostics HBV DNAアッセイの結果。
3s遺伝子プライマーは長さ690bpのDNAフラグメントを生成した。
抗HBs被覆微粒子は、100μmの試料を方法セクションに記載のごと< 0 .9m1Sephacryl 300スピンカラムに通してから使用した。
NDアッセイを実施せず。
3 x 10”ウィルス−10124 FJG、2A ウィルス 陰性−3−2−1CM 234 568+FIG、2B 日 −(’J ? ■ −rっ tno 〜 トCXJ 〜 〜 n 寸 マ  い [F] 0FfG、4A FIG、4B フロントページの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号GOIN 33156 9 H9015−2J331577 B 9015−2J //C07H21104Z 8615−4CC12P 2VO89161−4B C12Q V37 6807−4B (72)発明者 ヘンラード、デニス・アールアメリカ合衆国、イリノイ・60 045、レイク・フォーレスト、イースト・チェリー・アベニュー・700 I (72)発明者 ミムス、ラリ−・ティーアメリカ合衆国、イリノイ・6004 6、レイク・ビラ、ショショーニ・トレイル・8(72)発明者 ゼルデイス、 ジエローム・ビーアメリカ合衆国、カリフォルニア・95608、カーマイケル 、キックスフオード・ドライブ・1501

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.生物試料中に存在し得るHIV−1の標的核酸配列を検出する方法であって 、 a)前記生物試料を、HIV−1に特異的な抗HIV−1エンベロープ抗体を結 合させた固体支持体上に吸着させるステップ; b)結合しなかった生物試料を前記固体支持体から除去するステップ; c)標的核酸配列を増幅するステップ;及びd)前記生物試料中に存在する増幅 産物を検出するステップ とからなる方法。
  2. 2.前記ステップaの前に、前記試料中に存在し得る妨害性物質に脱塩処理を実 施する請求項1に記載の方法。
  3. 3.前記試料の脱塩処理を、クロマトグラフィー材料を含むカラムに該試料を通 し、試料中に存在し得る妨害性物質を除去することにより行なう請求項2に記載 の方法。
  4. 4.前記固体支持体が徴粒子である請求項1に記載の方法。
  5. 5.前記抗体がモノクローナル抗体である請求項1に記載の方法。
  6. 6.前記モノクローナル抗体が、A.T.C.C.受託番号HB10951、A .T.C.C.受託番号HB10952、A.T.C.C.受託番号HB109 53、A.T.C.C.受託番号HB10954、A.T.C.C.受託番号H B10955、A.T.C.C.受託番号HB10399及びA.T.C.C. 受託番号HB10400からなる群から選択されるハイブリドーマ細胞系によっ て分泌される請求項5に記載の方法。
  7. 7.前記ステップdの前に、前記試料を加熱する請求項1に記載の方法。
  8. 8.前記ステップdの前に、前記試料を95℃に加熱する請求項7に記載の方法 。
  9. 9.前記ステップdの前に、前記試料をプロテイナーゼで処理する請求項1に記 載の方法。
  10. 10.前記プロテイナーゼがプロテイナーゼKである請求項9に記載の方法。
  11. 11.前記ステップdの前に、前記試料を変性剤によって変性する請求項1に記 載の方法。
  12. 12.前記ステップdの前に、前記試料を熱変性によって変性する請求項1に記 載の方法。
  13. 13.前記標的核酸をポリメラーゼ連鎖反応によって増幅する請求項1に記載の 方法。
  14. 14.前記標的核酸をリガーゼ連鎖反応によって増幅する請求項1に記載の方法 。
  15. 15.前記ステップeの検出を、ドットプロット分析、サザンプロット分析、ま たは液相ハイブリダイゼーションによって実施する請求項1に記載の方法。
  16. 16.前記標的核酸配列がデオキシリボ核酸である請求項1に記載の方法。
  17. 17.前記標的核酸配列がリボ核酸である請求項1に記載の方法。
  18. 18.生物試料中に存在し得るHIV−1の標的核酸配列を検出するのに適した キットであって、 a)抗HIV−1エンベロープ抗体を結合させた固体支持体; b)結合しなかった生物試料を前記固体支持体から除去する手段; C)標的核酸配列を増幅する手段;及びd)前記生物試料中に存在する増幅産物 を検出する手段を含むキット。
  19. 19.前記固体支持体が微粒子である請求項18に記載のキット。
  20. 20.前記抗体が、A.T.C.C.受託番号HB10951、A.T.C.C .受託番号HB10952、A.T.C.C.受託番号HB10953、A.T .C.C.受託番号HB10954、A.T.C.C.受託番号HB10955 、A.T.C.C.受託番号HB10399及びA.T.C.C.受託番号HB 10400からなる群から選択されるハイブリドーマ細胞系によって分泌される モノクローナル抗体である請求項18に記載のキット。
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