JPH0750536B2 - 情報記録媒体の複製方法 - Google Patents

情報記録媒体の複製方法

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JPH0750536B2
JPH0750536B2 JP13102886A JP13102886A JPH0750536B2 JP H0750536 B2 JPH0750536 B2 JP H0750536B2 JP 13102886 A JP13102886 A JP 13102886A JP 13102886 A JP13102886 A JP 13102886A JP H0750536 B2 JPH0750536 B2 JP H0750536B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面に凹凸が形成されることによって情報が
記録されているマスタ媒体から非可撓性基板を有する情
報記録媒体を複製する方法に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、上記の様な情報記録媒体の複製方法におい
て、マスタ媒体から合成樹脂基板へ光重合によって情報
を転写し、この合成樹脂基板から非可撓性基板へ更に光
重合によって情報を転写することによって、正確且つ短
時間でしかも制御性良く複製を行うことができる様にし
たものである。
〔従来の技術〕
情報記録媒体、特にディスク等の光学情報記録媒体の複
製に際しては、コンプレッションモールド法、インジェ
クションモールド法、2P法(光重合法)等の方法に拘ら
ず、従来は金属製のスタンパを用いていた。
第2図は、この様な従来の方法を一例を示しており、ガ
ラス基板を有する光ディスクを2P法によって複製する方
法を示している。
この一従来例では、第2A図に示す様に、ガラス原盤11上
のフォトレジスト12に情報が記録されているガラスマス
タ13をまず用意する。次に、第2B図に示す様に、ニッケ
ル等から成る電鋳層14をガラスマスタ13上に形成し、そ
の後、第2C図に示す様に、ガラスマスタ13から電鋳層14
を剥離する。
そして、第2D図に示す様に、ガラス基板15上に紫外線硬
化樹脂16を供給し、更にこの紫外線硬化樹脂16に電鋳層
14を密接させる。そして、この状態でガラス基板15側か
ら紫外線を照射して、紫外線硬化樹脂16を硬化させる。
その後、硬化済の紫外線硬化樹脂16及びガラス基板15か
ら電鋳層14を剥離し、第2E図に示す様に紫外線硬化樹脂
16に反射膜17を塗布すると共にこの反射膜17とガラス基
板15とに保護膜18を塗布する。
この一従来例では、以上の様な工程によって、ガラスマ
スタ13から光ディスク19が複製される。従ってこの一従
来例では、電鋳層14がスタンパとして用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、ガラス基板15上に供給された段階の紫外線硬
化樹脂16中には、一般に気泡が混入している。そしてこ
の気泡を残存させたままで紫外線硬化樹脂16を硬化させ
ると、ガラスマスタ13に記録されている情報が正確には
転写されない。
そこで、例えば、ガラス基板15と電鋳層14との両側から
ローラ(図示せず)によって紫外線硬化樹脂16に圧力を
加え、ガラス基板15と電鋳層14との一端部から他端部へ
向かってローラを相対的に移動させることによって、気
泡をも上記の一端部から他端部へ向かって移動させ、こ
の他端部から気泡を押し出すことが考えられる。
しかし上述の一従来例では、スタンパである電鋳層14と
光ディスク19のガラス基板15とが共に非可撓性であるの
で、ローラで加圧しても、紫外線硬化樹脂16に部分的に
は圧力が加えられず、紫外線硬化樹脂16の相当に広い範
囲に亘って略均等な圧力が加えられる。このために気泡
が移動せず、この気泡は押し出されない。
また、電鋳工程では金属の析出時に応力が発生するの
で、この応力が内部応力として電鋳層14中に残存する。
従って、電鋳層14をガラスマスタ13から剥離すると、こ
の電鋳層14に歪や変形が発生する。
このために、この様な電鋳層14をスタンパとして用いて
複製した光ディスク19にも歪や変形が発生する。つまり
この光ディスク19には、ガラスマスタ13に記録されてい
る情報が正確には転写されていない。
また、電鋳工程では金属は必ずしも平坦には析出せず、
電鋳層14の析出面14aに凹凸(図示せず)が形成され
る。このために、例えば、既述の様にローラで加圧した
りすると、析出面14a側の凹凸のために信号面14b側も凹
凸状態となる。
そしてこの状態で光ディスク19を複製すると、ガラスマ
スタ13に記録されている情報がやはり正確には転写され
ない。従って、析出面14aの研磨が必要であり、光ディ
スク19の複製にそれだけ長時間を要する。
また、電鋳工程における金属の析出には2〜3時間程度
を必要とし、光ディスク19の複製にそれだけ長時間を要
する。しかも電鋳は、ウエットプロセスであり、制御性
が良くない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による情報記録媒体の複製方法は、マスタ媒体13
の表面と合成樹脂基板22の表面とを第1の光硬化樹脂21
を介して対接させる工程と、前記第1の光硬化樹脂21に
光を照射してこの第1の光硬化樹脂21を硬化させ且つ前
記合成樹脂基板22の前記表面に接着させる工程と、前記
第1の光硬化樹脂21が接着した前記合成樹脂基板22を前
記マスタ媒体13から剥離する工程と、非可撓性基板15の
表面と前記合成樹脂基板22の前記表面に接着している前
記第1の光硬化樹脂21とを第2の光硬化樹脂16を介して
対接させる工程と、前記第2の光硬化樹脂16に光を照射
してこの第2光硬化樹脂16を硬化させ且つ前記非可撓性
基板15の前記表面に接着させる工程と、前記第2の光硬
化樹脂16が接着した前記非可撓性基板15を前記合成樹脂
基板22に接着している前記第1の光硬化樹脂21から剥離
する工程とを夫々具備している。
〔作用〕
本発明による情報記録媒体の複製方法では、第1の光硬
化樹脂21を硬化させて接着させた合成樹脂基板22をスタ
ンパ23として用いているので、このスタンパ23は可撓性
を有している。
従って、情報記録媒体19の基板として非可撓性基板15を
用いても、スタンパ23を撓ませて、このスタンパ23と非
可撓性基板15との間の第2の光硬化樹脂16に部分的に圧
力を加えることによって、この第2の光硬化樹脂16中か
ら気泡を押し出すことができる。
〔実施例〕
以下、ガラス基板を有する光ディスクの複製に適用した
本発明の一実施例を第1図を参照しながら説明する。
本実施例においても、既述の一従来例における第2A図に
示した工程と同様に、ガラスマスタ13をまず用意する。
次に、第1A図に示す様に、フォトレジスト12上に紫外線
硬化樹脂21を供給し、更にこの紫外線硬化樹脂21に厚さ
が3〜10mmの平坦な合成樹脂基板22を密接させる。この
合成樹脂基板22としては、注型成形した内部歪のないも
のを用いる。そして、この状態で合成樹脂基板22側また
はガラス原盤11側から紫外線を照射して、紫外線硬化樹
脂21を硬化させ且つ合成樹脂基板22に接着させる。
その後、紫外線硬化樹脂21が接着した合成樹脂基板22を
ガラスマスタ13から剥離する。この時、合成樹脂基板22
及び紫外線硬化樹脂21の両方共が合成樹脂製であるの
で、第1B図に示す様にこれらを撓ませてガラスマスタ13
から剥離することができ、この剥離が容易である。
そして、第1C図に示す様に、ガラス基板15上に紫外線硬
化樹脂16を供給し、更にこの紫外線硬化樹脂16に硬化済
の紫外線硬化樹脂21を密接させる。そしてこの状態で、
合成樹脂基板22側またはガラス基板15側から紫外線を照
射して、紫外線硬化樹脂16を硬化させる。
その後、硬化済の紫外線硬化樹脂16及びガラス基板15か
ら紫外線硬化樹脂21及び合成樹脂基板22を剥離し、既述
の一従来例における第2E図に示した工程と同様にして光
ディスク19を完成させる。従って本実施例では、紫外線
硬化樹脂21を硬化させて密着させた合成樹脂基板22がス
タンパ23として用いられている。
なお、硬化済の紫外線硬化樹脂16及びガラス基板15から
スタンパ23を剥離する時には、第1B図に示した工程の場
合と同様に、このスタンパ23を撓ませることができる。
また、表面硬度の増大や紫外線硬化樹脂16との剥離性の
改善等のスタンパ23としての信頼性の向上のために、蒸
着やスパッタリング等で紫外線硬化樹脂21の信号面21a
に金属膜(図示せず)を被着させたり、短波長の紫外線
を照射することによって信号面21aを改質してもよい。
短波長の紫外線を信号面21aに照射すると、この信号面2
1aの近傍のみで架橋が促進されて、信号面21aが硬質化
される。
また、紫外線硬化樹脂21に合成樹脂基板22を密接させた
り紫外線硬化樹脂16にスタンパ23を密接させたりする時
に、合成樹脂基板22やスタンパ23を第1B図に示す様に撓
ませて、中央部から周辺部へ向かって徐々に密接させる
様にしても、紫外線硬化樹脂21、16中の気泡が周辺部か
ら押し出される。
また合成樹脂基板22は、その平面形状を丸や四角等の任
意の形状に容易に成形され得るので、複製システムに好
適な形状に選定され得る。
また、合成樹脂基板22は注型成形された平坦な部材であ
るために研磨が不要であり、しかも光重合は10秒程度の
極めて短時間で行われるので、光ディスク19の複製が極
めて短時間で行われ得る。
なお、光ディスク19用の基板として、ガラス基板15以外
に例えば金属基板等の非可撓性基板を用いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明による情報記録媒体の複製方法では、情報記録媒
体の基板として非可撓性基板を用いても、第2の光硬化
樹脂から気泡を押し出すことができるので、複製が正確
に行われる。
また、光重合のみによって情報を転写しているので、内
部応力の発生等がなくこのことによっても複製が正確に
行われ、しかもこの複製が極めて短時間で且つ制御性良
く行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の夫々一実施例及び一従来例
の工程を順次に示す側断面図である。 なお図面に用いた符号において、 13……ガラスマスタ 15……ガラス基板 16,21……紫外線硬化樹脂 19……光ディスク 22……合成樹脂基板 23……スタンパ である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に凹凸が形成されることによって情報
    が記録されているマスタ媒体から非可撓性基板を有する
    情報記録媒体を複製する方法において、 前記マスタ媒体の前記表面と合成樹脂基板の表面とを第
    1の光硬化樹脂を介して対接させる工程と、 前記第1の光硬化樹脂に光を照射してこの第1の光硬化
    樹脂を硬化させ且つ前記合成樹脂基板の前記表面に接着
    させる工程と、 前記第1の光硬化樹脂が接着した前記合成樹脂基板を前
    記マスタ媒体から剥離する工程と、 前記非可撓性基板の表面と前記合成樹脂基板の前記表面
    に接着している前記第1の光硬化樹脂とを第2の光硬化
    樹脂を介して対接させる工程と、 前記第2の光硬化樹脂に光を照射してこの第2光硬化樹
    脂を硬化させ且つ前記非可撓性基板の前記表面に接着さ
    せる工程と、 前記第2の光硬化樹脂が接着した前記非可撓性基板を前
    記合成樹脂基板に接着している前記第1の光硬化樹脂か
    ら剥離する工程とを夫々具備する情報記録媒体の複製方
    法。
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