JPH07506831A - N−オレフィンの骨格異性化方法 - Google Patents
N−オレフィンの骨格異性化方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
N−オレフィンの骨格異性化方法
本発明は、n−ブテン等のn−オレフィンを含有する炭化水素ストリームを、イ
ソブチン等のイソオレフィンに富む生成物ストリームへ骨格異性化する方法に関
する。
イソアルケンの需要は、酸素化されたガソリン添加剤の需要が高まるのに応じて
、近年増大している。例えば、酸性触媒上でメタノールまたはエタノールと反応
させて、無鉛ガソリン用のオクタン価向上剤として有用なメチルtert−ブチ
ルエーテル(MTBE)またはエチルtert−ブチルエーテル(ETBE)を
製造するために、比較的多量のイソブチンが必要とされる。酸性触媒上でメタノ
ールと反応させてtert−アミルメチルエーテル(TAME)を製造するため
には、イソアルケンが必要とされる。米国において空気清浄化法(clean
air act、クリーン・エア・アクト)が可決されたことに伴って、指定ガ
ソリン酸素化成分、MTBE。
ETBE及びTAMEに、低オクタン価ガソリン用としてさえも使用できる清浄
空気添加物としての新たな価値が付けられている。西ヨーロッパにおけるガソリ
ンの鉛を段階的に減少することによって、このような酸素化物の需要がますます
増大している。
オイル・アンド・ガス−ジャーナル(Oil and Gas Journal
)、1979年4月9日号のジェイ・ディー・チェイス(J、 D、 Chas
e)らの論文には、ガソリンのオクタン価を向上するためにそのような物質を使
用することによって達成することができる利点について論じられている。典型的
な無鉛ガソリンベース燃料に加えられた場合のMTBEの混合オクタン価は、R
ON (リサーチ法オクタン価)=118、MON (モーター法オクタン価)
=101、(R+M)/2=109である。典型的な無鉛ガソリンベース燃料に
加えられた場合のTAMEの混合オクタン価は、RON=112、MON=99
、(R+M)/2=106である。イソブチン(またはイソブチレン)は、メタ
ノールと反応してMTBEを生成するので、特に需要が大きい。
ZSM−5等の形状選択性ゼオライト添加物を、例えば流動床接触分解(FCC
)に用いられる分解触媒に添加すると、オクタン価の等級が向上したガソリン沸
点範囲製品の生成に有利である。しかし、n−ブテンを含めて、オレフィンの量
が増大することによって、それらを例えばMTBHの製造に使用することができ
るイソブチン等の更に価値の高い生成物へ転化する必要が生じている。
ブテンには、4種の異性体ニブテン−1、シス−ブテン−2、これの立体異性体
であるトランス−ブテン−2、およびイソブチンが存在する。ブテン−2異性体
間の転化が幾何異性化として知られているのに対して、ブテン−1およびブテン
−2間における転化は位置異性化、二重結合移動または水素移動異性化として知
られている。前記の3種のブテン異性体は分校しておらず、−まとめにしてノル
マルまたはn−ブテンとして知られている。n−ブテンを、分校した異性体であ
るイソブチンに転化することは、骨格異性化として広く知られている。
第3級(tert、)オレフィンとアルカノールとからアルキルtert−アル
キルエーテルを生成する反応は、イソオレフィンに関して選択的である。直鎖オ
レフィンの酸触媒反応における反応性は、この方法が直鎖オレフィンとイソオレ
フィンの分離方法として使用できると知られる程低い。従来技術において第3級
アルキルエーテルを製造するために使用される、ノルマルブテンおよびイソブチ
ンを含むFCC(流動接触分解)の04またはC1十分解物(crackate
)の典型的フィードストリームは、エーテル化において分校オレフィンのみを利
用する。この状況によって、この分野の技術者は、第3級アルキルエーテルの製
造において、直鎖オレフィン、特に、ノルマルブテンを利用するための技術的お
よび経済的に実用性のある手段を見出す切迫した要求が課せられている。
近年における、石油業界内の大きな発展は、中間孔寸法(medium por
e 5ize)形状選択性メタロソリケート(metallosilicate
)系のゼオライト触媒の系統が特別な触媒能を有するということが発見されたこ
とである。種々の発見がなされ、オレフィンの再構成においてゼオライトの触媒
能から引き出される一連の類似の方法に至った。
欧州特許出願公告第26041号には、ゼオライト触媒と接触させてイソオレフ
ィンを生成し、続いてイソオレフィンをMTBEおよびTAMEへと転化させる
オレフィンの再構成(restructuring)方法が開示されている。再
構成の条件には、204〜315℃の範囲の温度および51 kPa以下の圧力
が含まれる。
欧州特許出願公開第247802号には、直鎖オレフィンを、シータ(Thet
a)−1(ZSM−22)およびZSM−23を含むゼオライト触媒と接触させ
て、分枝オレフィンを生成する再構成が可能であることが教示されている。再構
成の条件には、200〜550℃の範囲の温度、100〜5000kPaの範囲
の圧力および1〜100の範囲の重量空間速度(WH3V)が含まれる。400
℃で焼成したシータ−1テクトメタロシリケート(tectometallos
ilicate)を使用することによって、30.6%の1−ブテン転化率で、
91.2%までのイソブチンへの選択率が報告されている。
米国特許第3.992.466号には、「芳香族化合物、パラフィンおよびオレ
フィンの異性化」を含む炭化水素転化反応のための触媒としてZSM−35を使
用することが教示されている。
米国特許第4.922.048号には、種々の中間孔寸法ゼオライト、例えば、
ZSM−5、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−22、ZSM−23、ZS
M−35およびZSM−48などを、C,−C,オレフィンから第3級C4−C
,オレフィンおよびオレフィン性ガソリンを含む生成物を生成する低温(232
〜385℃)におけるオレフィン相互転換(interconversion)
に使用することが開示されている。
米国特許第4.886.925号には、軽質オレフィンを低圧、高温転化して、
イソアルケンに富むより高級のオレフィンを製造することが開示されている。こ
の方法によれば、ZSM−5上で、C,+n−アルケンが、イソアルケンに富む
C4−C,アルケン、C7+オレフィン性ガソリン沸点範囲炭化水素および未転
化の炭化水素を含む生成物に転化される。この参考文献には、中間孔寸法ゼオラ
イト、例えばZSM−5、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−35、ZSM
−38およびZSM−48などの存在下、アルケン流出物をメタノールによって
更に処理することが教示されている。
米国特許第4.996.386号には、フェリエライト(ferrierite
)/ Mo/W/Al2O3触媒を使用してオレフィンの異性化および不均化を
同時に行う方法が開示されている。例示された触媒はフェリエライトを含まない
同等の物質よりも、分枝オレフィンを少なく生成する。この参考文献は、常套の
ように調製された不均化触媒よりもフェリエライトを含有する触媒の方が、直鎖
オレフィンに対して向上した選択性を示すことを教示している。
上記の文献に例示された努力にもかかわらず、オレフィンの骨格異性化、例えば
イソブチンを生成することは、おそら(これらのオレフィンの反応性が原因であ
る、イソブチンに対する選択率が比較的低いことによって妨げられる。低分子量
の炭化水素を使用する際には、より過酷な操作条件、例えばより高い温度および
より低い直鎖オレフィン分圧などが必要とされるので、骨格異性化は更に困難に
なることが、更に知られている。
一般に、n−ブテンからインブテンへの転化は、90%以下の選択率で行われる
。より高い選択率を得るためには、より高い温度(500℃以上)および窒素に
よるフィードの高希釈(典型的に5psia (34,5kPa)以下のブテン
分圧)が一般的に必要とされる。n−ブテンのイソブチンへの工業的転化におい
て、生成物ストリームからn−ブテン以外の物質を分離する必要を避けるために
、90%、95%または99%さえ越える選択率であることが非常に有利である
。そのような高い選択率によれば、イソブチンとアルカノールとを反応させてM
TBHなどのアルキルtert−ブチルエーテルを生成するエーテル化ゾーンへ
、異性化器(iso■erizer)流出物を(カスケード式に)直接導入また
は間接導入することができる。異性化器流出物中の未反応のn−ブテンは、エー
テル化ゾーンの前で、または好ましくは、エーテル化反応が異性化器ストリーム
のイソブチン成分のみを利用する限り、エーテル化ゾーン流出物からのいずれか
にて取り出すことができる。エーテル化ゾーン流出物からの未反応n−ブテンは
、異性化器ヘリサイクルすることができ、そこでn−ブテンは高い選択率でイソ
ブチンへ転化される。リサイクルストリームが、n−ブテンなどの未転化直鎖オ
レフィンを含むだけでなく、プロピレンなどの他のオレフィンまたはパラフィン
のような副生物をも含む場合、これらはリサイクルストリームから、例えば蒸留
またはスリップストリーム(slip stream)を取り出すことによって
除去しなけらばならない。これらの除去工程はコストがかかり、副生物だけでな
くブテンのかなりの損失をまねくこともある。生成した副生物がより高い濃度で
存在する場合、これらの損失はより大きい。従って、n−ブテン異性化の際のイ
ソブチン選択率の向上がたとえ少しであっても、プロセスの工業的実行可能性に
おいては大きな効果を有する。しかし、骨格異性化プロセスにおける高い選択率
は、一般に、低い直鎖オレフィン分圧および高い温度を必要としており、これら
によってそのようなプロセスは実質的に制限が加えられる。それ故、低温および
高い直鎖オレフィン分圧において、比較的高い選択率を維持することができる骨
格異性化触媒を提供することは有利である。 ある種のゼオライトは、ノルマル
オレフィンの骨格異性化において高い有効性を有することが判っている。そのよ
うなゼオライトには、ZSM−22、ZSM−23およびZSM−35の骨格構
造を有するゼオライトからなる群から選ばれるゼオライトが含まれる。
そのようなゼオライト組成物は、適当な温度安定性およびサイクル長を示すが、
触媒寿命および反応器停止時間(reactor down time)を延長
することによってそのような特性を向上させることは、経済的に有利である。
従って、本発明は、直鎖オレフィンを対応する同じ炭素数のイソオレフィンに転
化する方法であって、1〜12の拘束指数(Constraint Index
)を有し、トリー tertブチルベンゼン転化により測定されるゼオライトの
表面酸性度(surfaceacidity)の著しい低下を起させるのに充分
な条件下でジカルボン酸により処理されたゼオライトを含んでなる触媒に、直鎖
オレフィンを含む有機フィード原料を接触させる方法を提供する。
本発明のジカルボン酸処理は、ゼオライトの(以下に述べる)アルファ値または
全体の活性を実質的に低下することなく、ゼオライトの表面酸性度を選択的に不
活性化させるということが判っており、そのことによって触媒老化がより低下し
、サイクル長さがより長くなる結果がもたらされるということが判つている。
本発明の骨格異性化反応は、100〜750℃の温度:フィード中の直鎖オレフ
ィン基準で0.1〜5000WH3Vの重量(時間)空間速度および2〜20Q
QkPaの直鎖オレフィン分圧で行うことが好ましい。好ましい条件は、200
〜600℃、より好ましくは250〜550℃の温度:1〜400、より好まし
くは5〜100のWH3Vおよび10〜500kPa、より好ましくは2〜20
0kPaの直鎖オレフィン分圧である。これらの条件下において、例えばn−ブ
テンなどの直鎖オレフィンの転化率は、少な(とも10%、好ましくは少なくと
も25%、より好ましくは少な(とも35%でありうる。経済的に可能な異性化
は、一般に、25重量%以上、好ましくは30重量%以上のn−オレフィン転化
率レベルに維持される。
本発明は、比較的低い転化温度および高い直鎖オレフィン分圧において、高い直
鎖オレフィンのイソオレフィンへの選択率、例えば少なくとも75%などで行う
のに特に適している。そのようなプロセスは、550℃、400℃または350
℃さえも下回るかまたはそれに等しい転化温度、および2psia (14kP
a)を越える、例えば5psia (34kPa)以上などの直鎖オレフィン分
圧において、少なくとも90%、92%または95%の選択率を維持することが
できる。これらの方法に用いられるジカルボン酸によって処理されたゼオライト
は、アルファ値により測定して、実質的に等しい全触媒活性を維持することを示
す。しかし、処理されたゼオライトは、少な(とも25%、好ましくは少なくと
も40%または50%のことさえある老化速度の低下を示しながら、(少なくと
も30%の全n−オレフィン転化率を許容しなから)かなりの長期間、それらの
実施可能な活性を保持する。
好ましいフィードストリームは、C4またはC4+炭化水素フイードストリーム
を含む。本発明において用いるのに適する直鎖オレフィンは、好ましくはn−ブ
テンおよび/またはn−ペンテンを含む新鮮なフィードストリーム、またはアル
カノールおよびC1またはC4+炭化水素フイード原料を用いるイソオレフィン
エーテル化反応器の流出物から得ることができる。本発明による異性化反応用の
典型的炭化水素フィード原料物質には、n−ブタンおよびイソブタンを含む実質
量のパラフィンとの混合物でブテン異性体を含む分解プロセス軽質ガスなどのオ
レフィン性ストリームが含まれる。C4成分には主たる量の不飽和化合物、例え
ば10〜40%のイソブチン、20〜55%の直鎖ブテンおよび少量のブタジェ
ンなどが通常含まれる。C4+重質オレフィン系炭化水素ストリーム、例えば0
4〜C1゜、好ましくはC4〜C6オレフイン性炭化水素ストリームなどを使用
することもできる。
本発明の方法において有用なゼオライトは、少なくとも12のシリカ/アルミナ
比および1〜12の拘束指数を有する。拘束指数は米国特許第4.016.21
8号に記載されており、い(つかの典型的なゼオライトの拘束指数を以下に示す
。
拘束指数
ZSM−40・5
ZSM−58,3
ZSM−118,7
ZSM−122
ZSM−239,1
ZSM−354,5
ZSM−382
TMA オフレタイト 3.7
ベータ 0.6−2
H−ゼオロン(Zeolon、モルデナイト)0.4REV 0.4
無定形ンリカーアルミナ 0.6
エリオナイト 38
1〜12の拘束指数を有する上記の群のゼオライトが、本発明の目的に好ましい
ゼオライトの群である。ZSM−22、ZSM−23およびZSM−35によっ
て例示されるこれらの好ましいゼオライトは、T (=SiもしくはAl)また
は酸素原子の10員環によって構成されるチャンネルを有するが、ZSM−5、
ZSM−11、ZSM−57またはスチルバイト(stilbite)などの他
の中間孔10員環ゼオライトとは、より小さな10員環チヤンネルを有する点で
異なってL=る。
特定のゼオライトの結晶構造(従って孔システム)が既知である場合、チャンネ
ル断面の便利な尺度は、孔の二つの主軸の寸法(ディメンジョン、λ単位)の積
によって与えられる。これらの寸法は、ダブリュ・エム・メイヤベW、菖」ei
er)およびディ・エイチ・オルソン(D、 B、 01son)による「アト
ラス・オブ・ゼオライト・ストラフチャー・タイラス(Atlas of Ze
olite 5tructure Types)J、バターワーフ、 (But
tervorth)出版、第2版、1987年の中に記載されてL)る。
この積の値は、孔寸法指数(Pore 5ize Index)と称され、表A
中にまとめられている。
表Δ
孔寸法指数
種間 最大環寸法 ゼオライト 最大チャンネルの軸、λ 匹ユ迭指!1 8
シャバザイト 3.8X3.8 14.4エリオナイト 3.6X5.1 18
.4リンダA 4. IX4.1 16.82 10 ZSM−224,4X5
.5 24.2ZSM−234,5X5.2 23.4ZSM−354,2X5
.4 22.7ALPO−113,9X6.3 24.63 10 ZSM−5
5,3X5.6 29.IZSM−115,3X5.4 28.6スチルバイト
4.9X6.1 29.9ZSM−57(10) 5.IX5.8 29.6
4 12 ZSM−125,5X5.9 32.4モルデナイト 6.5X7.
0 45.5ベータ(C−56) 6.2X7.7 47.7リンデーL 7.
IX7.1 50.4マザイト(ZSM−4) 7.4X7.4 54.8A
LPO457,3X7.3 53.3小孔(スモールポア)の8員環のゼオライ
トは約20以下の孔寸法指数を有し、中間孔(インターメディエイトポア)の1
0員環のゼオライトは約20〜31の孔寸法指数を有し、大孔(ラージポア)の
12員環のゼオライトは約31を越える孔寸法指数を有するということが理解で
きる。10員環ゼオライトが二つの異なる種類;即ち、孔寸法指数が20〜26
の範囲の第2の種類と、孔寸法指数が28〜31の範囲の第3の種類とにグルー
プ分けされることも明らかである。
本発明において使用するのが好ましいゼオライトは、20〜26の孔寸法指数を
有する第2の種類のゼオライトである。第2の種類のゼオライトは、3−メチル
ペンタンに対する収着特性によって他の種類のゼオライトから識別される。代表
的な平衡収着データおよび実験条件を表Bに示す。
第2の種類のゼオライトは、90℃および12 kPa (90torr)の3
−メチルペンタン圧において、水素型の乾燥ゼオライト1gあたり10〜40H
の3−メチルペンタンを結晶内空間に収着する。対照的に、第3の種類のゼオラ
イトは、そのような条件において、40■gを越える3−メチルペンタンを収着
する。
平衡収着値は、熱重量天秤において、90℃に保持された乾燥ゼオライト試料上
に、指示された分圧で炭化水素を含有する不活性ガス、例えばヘリウムガスなど
のストリームを、恒量を得るのに充分な時間、通して得るのが最も便利である。
ナトリウムまたはアルミニウムイオンなどのカチオンを含む試料を水素型に転化
することは、例えば25〜100℃の範囲の温度において、希鉱酸または熱い塩
化アンモニウム溶液によって交換し、続いて焼成するなどの周知の方法によって
行うことができる。ゼオライトと無定形物質の混合物または結晶化度の低い試料
については、収着値は結晶部分のみに当てはまる。
第2の種類のゼオライトを特徴付けるこの方法は、結晶構造がまだ測定されてい
ないゼオライトに当てはめることができるという利点を有する。
表B
中間孔ゼオライトの平衡収着データ
2 ZSM−2220
ZSM−2325
ZSM−3525
3ZSM−561
ZSM−1258
ZSM−5770
MCM−2279
a)90℃において、3−メチルペンタン9 Q torrZSM−22は米国
特許第4.556.477号に特に記載されている。ZSM−22および誘導剤
(directing agent)としてエチルピリジニウムを使用して微結
晶(microcrystalline)形態でこれを調製することは、米国特
許第4.481゜177号に記載されている。本発明の目的には、ZSM−22
は、それのアイソタイプ(isotype、同−構造型)、例えばシータ(Th
eta)−1、ギヤo (Gallo)−シータ−1、NU−1、l5I−1お
よびKZ−2を含むものと考えられる。
ZSM−23は米国特許第4,076.842号に特に記載されている。本発明
の目的には、ZSM−23は、それのアイソタイプ、例えばEU−13、l5I
−4およびKZ−1を含むものと考えられる。
ZSM−35は米国特許第4,016,245号に特に記載されている。本発明
の目的には、ZSM−35は、それのアイソタイプ、例えばフェリエライト、F
U−9、l5I−6、NU−23および5r−Dなどを含むものと考えられる。
ビペリノンによって誘導されたフェリエライトの例は、米国特許第4.343.
692号に特に記載されている。他の合成フェリエライト製剤は、米国特許第3
゜933.974号;同第3.966.883号;同第4.000.248号:
同第4゜017.590号および同第4.251,499号に記載されている。
フェリエライトに関するそれ以上の記載は、ビビイ(Bibby)らの論文、[
コンポジション・アンド・キャタリティック・ブロバティーズ・オブ・シンセテ
イック・フェリエライト(Composition and Catalyti
c Properties of 5ynthetic Ferrierit■
jJ、
ンヤーナル・オブ・キャタリシス(Journal of Catalysis
)、第35号、第256〜272頁(1974年)に見られる。
使用するゼオライト触媒は、少な(とも部分的に水素型であることが好ましく、
例えば823M−22,823M−23または823M−35などである。他の
金属またはそれらのカチオン、例えば希土類カチオンなどが存在してもよい。有
機カチオンの存在下においてゼオライトを調製する場合、生成溶液からの有機カ
チオンによって結晶内の自由空間が占められるので、それらはおそら(非常に不
活性になることがあるであろう。このゼオライトは、不活性または酸化性雰囲気
において加熱、例えば500℃以上で1時間またはそれ以上加熱して有機カチオ
ンを除去することによって、活性化することができる。続いて、アンモニウム塩
による塩基交換を行った後、例えば空気中で500℃で焼成することによって水
素型が得られる。他のカチオン、例えば金属カチオンなどは、常套の塩基交換ま
たは含浸技術によって導入することができる。
所望の直鎖オレフィン骨格異性化活性/選択性を達成するためには、ゼオライト
、好ましくは水素型のものは、本発明の触媒)こ使用する場合には、少なくとも
1、好ましくは少なくとも10のアルファ値を有すべきである。ゼオライトのア
ルファ値またはアルファ数は、ゼオライトの酸性官能性(acidic fun
ctionality)の尺度であり、その測定方法の詳細と一緒に米国特許第
4,016,218号、ジャーナル・オブ・キャタリシス、第6号、第278〜
287頁(1966年)、同誌第61号、第309〜396頁(1980年)に
説明されている。後者の文献に引用されている実験条件を、本明細書の触媒を特
徴付けるために用いる。
本発明の骨格異性化方法において用いる前に、ゼオライトは、一般に20%、4
0%または50%のことさえある表面酸性度の低下を行う条件下で、ジカルボン
酸によって処理する。ジカルボン酸による処理は、ゼオライトの結晶表面からア
ルミニウムを除去し、それによって表面酸性度が低下すると考えられている。
表面処理に使用するのに適するジカルボン酸には、シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸およびフマル酸またはそれらの混合物が含まれ、シュウ
酸が好ましい。ジカルボン酸は、ジカルボン酸水溶液などの溶液の状態で使用し
てよい。酸溶液の濃度は、一般に0.01〜4Mの範囲であり、1〜3Mの範囲
が好ましい。
触媒の体積に対するジカルボン酸溶液の体積比は、一般に少なくとも1:1、好
ましくは少なくとも4:1である。
ジカルボン酸溶液による処理時間は、表面酸性度の低下が所望のものとなるのに
要する長さである。処理時間は、一般に少なくとも10分であり、より好ましく
は少なくとも1時間である。処理温度は、一般に、0℃(32°F)から還流温
度までの範囲、好ましくは15℃〜93℃(60°F〜200°F)、更に好ま
しくは49℃〜82℃(120°F〜180°F)の処理温度である。
表面酸性度の不活性化を促進するために、本発明の方法においては、2回以上の
ジカルボン酸処理工程を行ってよい。
ゼオライトの表面酸性度は、ゼオライト結晶表面の酸部位(acid 5ite
)と反応し得るだけの嵩高い分子であるトリーtert−ブチルベンゼン(TT
BB)の転化によって測定することができる。TTBBの脱アルキル化は、触媒
の表面酸性度を測定するための、容易で再現性のある方法である。外側表面の酸
性度は、ホージャサイト(faujasite)の細孔直径までおよびそれを含
む細孔直径を有するゼオライトの場合、内部活性を除いて測定可能である。試験
反応として、TTBHの脱アルキル化は、25〜300℃の範囲、好ましくは2
00〜260℃の範囲における一定温度で実施する。
ここで適用する試験の実験条件には、200’Cの温度および大気圧が含まれる
。
TTBBの脱アルキル化は、14/30バイコール(vycor、商標)のチッ
プ・プレヒーター8gに続いてバイコール(商標)チップと混合された触媒粉末
0゜1gが入れられているガラス製反応器(18c■xlciOD(外径))内
において行う。反応器は、3Qcc/Hの窒素内で30分間、200℃に加熱し
て、触媒試料から不純物を除去する。トルエンに溶解したTTBB (7%TT
BB)を10g/hrで反応器に供給する。フィード原料は、プレヒーターを通
過する際に気化し、触媒試料上を蒸気として通過する。平衡に達した後、窒素を
20cc/分の水素に切り替える。その後、試験を30分間続け、反応生成物は
冷却トラップに集める。
反応生成物の分析をガスクロマトグラフィーによって行う。主な脱アルキル化生
成物は、ジ−t−ブチルベンゼン(DTBB)である。t−ブチルベンゼン(T
BB)およびベンゼン(B)への更なる脱アルキル化が起きるが、その程度はよ
り小さい。
TTBBの転化率は、モル炭素基準(+5olar carbon basis
)で計算する。脱アルキル化生成物の重量%の値には、TTBBの等量に換算す
る為に、適当な炭素数比がそれぞれ掛けられる、即ち、DTBBx18/14、
TBBx18/10およびBX18/6゜続いて、これらの値を以下の転化率の
式に用いる。式中のアスタリスクは等量への補正を示す。
転化率(%)= [(DTBB本+TBB零+B本)/(TTBB十DTBり本
+TTB本十B本)’lX100更に、バイコール(商標)チップのみで満され
た反応器を用いた熱的バックグラウンド実験は、バイコール(商標)チップまた
は他の反応器要素に起因するTTBHの転化を示さない。
ジカルボン酸処理は、アルファ試験によって測定される全酸性度を著しく低下さ
せることなく、トリーtert−ブチルベンゼン転化率によって測定した場合、
結果として表面酸性度を少なくとも20%、好ましくは少なくとも40%、更に
好ましくは少なくとも50%低下させるように行うことが好ましい。全酸性度の
著しくない低下ということは、アルファ値の低下が20%より大きくないことを
意味する。
本発明のジカルボン酸処理には、スチーミング(stea■ing)および化学
的処理などの他の常套の脱アルミニウム化技術を組み合せることもできる。
ゼオライトは、ジカルボン酸と接触させる前または接触させた後、多孔質マトリ
ックス材料、例えばアルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、シリカ−アルミ
ナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリ
リア、ノリカーチタニアならびに三元組成物、例えばシリカ−アルミナ−トリア
、ソリカーアルミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシアおよびシリカ
ーマグネンアージルコニア等と複合化してもよい。マトリックスは共ゲル(CO
gel、同時ゲル化物)の状態であってよい。ゼオライト成分と無機酸化物ゲル
マトリックスとの相対的な割合は広く変化してよく、ゼオライト含有量は複合物
の1〜99重量%の範囲にわたり、5〜80重量%の範囲が通常である。
異性化反応に用いられた使用済みゼオライト触媒の再生は、従来技術において既
知の方法を用いて酸化的にまたは水素化的に行う。本発明の触媒の再活性化は、
これを適当な時間、例えば−晩の間、水素に曝すことによって、イソオレフィン
に対する選択性を著しく低下させずに容易に行える。
本発明を、以下の実施例ならびに、本発明の一実施例によるn−オレフィン骨格
異性化方法に使用する場合の、シュウ酸処理済みおよび未処理のシリカ結合ZS
M−35について、触媒の老化を比較するグラフである添付図面を参照して、特
に説明する。
実施例1
合成型ZSM−35の調製
オートクレーブ内の9.42部の820および138部のNaOH50%溶液を
含む溶液に、硫酸アルミニウム(17,2%Alz03)1.18部を加えた。
撹拌しながら、ZSM−35種結晶(seed) 0.03部およびハイ−シル
(Hi−3it)沈降シリカ3.20部を加え、続いてビロリン21.0重量部
を加えた。
反応混合物は以下の組成(モル比)を有していた:SiO2/ALzOs 21
.5
0H/5if2 0.1]
H20/Auto3 13.5
R/AIto3 6.45
にこで、Rはピロリジンである。]
混合物を撹拌しながら105℃、74時間で結晶化させた。ZSM−35生成物
を濾過し、脱イオン水で洗浄し、120℃で乾燥した。
生成物の化学組成は、重量%で、
灰分(1000℃)85.5
であり、生成物についてのシリカ/アルミナ比は、モルで、20.3/1であっ
た。
実施例2
シリカ結合H2SM−35の調製
実施例1の合成型ZSM−35の65重量部と沈降シリカ35重量部とを、焼成
後の割合が、触媒内でZSM−35が65%/シリカが35%となるように乾式
混合して、触媒を調製した。(固形分基準で)2%NaOHを含む溶液を混合物
に加えて押出し可能な混練物(null)を生成し、この混合物を1/16イン
チ(1,6gm)の@径に押出して、120℃で乾燥した。押出物は、室温で、
INのN H、N O3溶液で2回交換し、脱イオン水で濯ぎ、120℃で乾燥
し、窒素中、538℃で3時間焼成した。これを、室温において、再びINのN
H,No、溶液で2回交換し、120℃で乾燥し、空気中、538℃で9時間焼
成した。
得られた触媒は、(n−ヘキサン転化を用いて測定して)アルファ活性が102
、(トリーtert−ブチルベンゼン転化を用いて測定して)表面酸性度が18
でシュウ酸処理されたZSM−35
実施例2の触媒の一部を、71℃で1時間、2Mンユウ駿によって処理して、触
媒を調製した。処理した試料を、水洗し、150’Cで乾燥し、375℃で3時
間焼成した。得られたシュウ酸処理触媒が示したアルファ値(活性)は92であ
り、表面酸性度は10であった。未処理の触媒から処理した触媒へのアルファ活
性の10%の変化は、充分にアルファ試験の精度の範囲内にある。しかしながら
、表面酸性度の45%の低下は、著しい低下を表している。
実施例4
ZSM−23の調製
オートクレーブに、水85.5部に続いて、KOH(45重量%)溶液2.64
部、硫酸アルミニウム(17,2% AlzOs) ]、、 O部オヨびZSM
−2311結晶(主成分100%)0.5部を入れて、ZSM−23を調製した
。完全に混合した後、ウルトラシル(Ultrasil)V N 3沈降シリカ
(ナシル:l (Nasilco)) 14 、5部、続いてピロリジン5.1
部を加え、完全に混合した。撹拌しながらオートクレーブを160℃に加熱し、
結晶化が完了するまでそれらの条件を維持した。X線回折によって生成物はZS
M−23であると同定された。ピロリジンをフラッノユさせた後、スラリーを冷
却、洗浄、濾過および乾燥した。乾燥したZSM−23の65部に、35部の5
i02(ハイ−シル(lli−sil)、PPGインダストリーズ・ケミカル・
ディヴイジョン(Industries CheI8ical Divisio
n)の製品)を混合し、乾式練りして、1/16インチのベレットの形態に押出
して、120℃で乾燥した。続いて、ペレフトを窒素気流中、538℃で2時間
、および空気中、同じ温度において3時間焼成した。冷却した触媒を、INのN
H4NOx (触媒1g当たり5cc)によって室温で1時間交換した後、水洗
した。この交換の手順を繰り返し、触媒を120℃で乾燥した。続いて、交換し
た押出物を、空気流中、538℃で3時間焼成した。得られた触媒が示したアル
ファ値は27であり、表面酸性度は3であった。
実施例5
実施例4から得られるZSM−23の試料を2Mシュウ酸によって、71℃で1
時間処理した。処理した試料を水洗し、150℃で8時間乾燥した後、375℃
で3時間焼成した。得られた触媒は、アルファ値が33、表面酸性度が1.5で
あった。アルファ試験の精度の範囲内でアルファ値に違いがあるが、表面酸性度
の50%低下は著しい低下を表している。
実施例6
400℃における、1−ブテンのZSM−35による異性化実施例2および3の
触媒を14/24メツシユの大きさに揃え、ブテン骨格真性化反応に使用した。
およその実験条件は、以下のとおりであった:温度 400℃
圧力 207 kPa
l−ブテンWHS V 33hr−1(活性成分基準)フィード中のN、/ブテ
ン l vol/vo1図面は、処理済みおよび未処理のZSM−35について
得られたそれぞれの転化率およびイソブチン収率をグラフで示している。未処理
触媒からのイソブチン収率は、11日以内の間で、40%以上から30%以下に
低下した。しかし、処理済み触媒による収率の同じ低下には16日以上かかって
おり、これは40〜50%の老化速度の低下を示している。
(%)巾υ寥)′:J革壷阻〕
フロントページの続き
(72)発明者 ハス、アルビン・ジュニアアメリカ合衆国 19317 ペン
シルバニア、チャッズ・フォード、スターリング・ウェイ 51番
(72)発明者 ラーミン、イラン・アイザックアメリカ合衆国 08043
ニューシャーシー、ヴアーヒース、バトンウッド・ロード16番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.直鎖オレフィンを対応する同じ炭素数のイソオレフィンに転化する方法であ って、1〜12の拘束指数を有し、トリ−tert−ブチルベンゼン転化により 測定される、ゼオライトの表面酸性度の著しい低下を起させるのに充分な条件下 でジカルボン酸により処理されたゼオライトを含んでなる触媒に、直鎖オレフィ ンを含む有機フィード原料を接触させることを含んで成る方法。 2.ゼオライトが、90℃および12kPa(90torr)において、水素型 の乾燥ゼオライト1gあたり10〜40mgの3−メチルペンタンを収着する請 求の範囲1記載の方法。 3.ゼオライトが、ZSM−22、ZSM−23およびZSM−35の群から選 ばれる請求の範囲1記載の方法。 4.ジカルボン酸が、シユウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸 、マレイン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、酒石酸およ びそれらの混合物の群から選ばれる請求の範囲1記載の方法。 5.ジカルボン酸がシュウ酸である請求の範囲4記載の方法。 6.ジカルボン酸による処理を、15℃〜93℃(60°F〜200°F)の温 度で少なくとも10分間行う請求の範囲1記載の方法。 7.ジカルボン酸による処理を、トリ−tert−ブチルベンゼン転化率によっ て測定される、ゼオライトの表面酸性度を少なくとも20%低下させるように行 う請求の範囲1記載の方法。 8.接触を、100〜750℃の温度、フィード原料中の直鎖オレフィン基準で 0.1〜5000WHSVの重量時間空間速度および2〜2000kPaの直鎖 オレフィン分圧で行う請求の範囲1記載の方法。 9.接触を、200〜600℃の温度、フィード原料中の直鎖オレフィン基準で 1〜400WHSVの重量時間空間速度および10〜500kPaの直鎖オレフ ィン分圧で行う請求の範囲1記載の方法。 10.フィード原料がC4〜C10直鎖オレフィンを含んでなる請求の範囲1記 載の方法。
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