JPH07507404A - 染料選択性中間層を有する画像形成性物品 - Google Patents

染料選択性中間層を有する画像形成性物品

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JPH07507404A
JPH07507404A JP6501445A JP50144594A JPH07507404A JP H07507404 A JPH07507404 A JP H07507404A JP 6501445 A JP6501445 A JP 6501445A JP 50144594 A JP50144594 A JP 50144594A JP H07507404 A JPH07507404 A JP H07507404A
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プリメンタイン、グレン・エス
イシダ,タクゾウ
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ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー
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    • G03C8/00—Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/40—Development by heat ; Photo-thermographic processes
    • G03C8/4013—Development by heat ; Photo-thermographic processes using photothermographic silver salt systems, e.g. dry silver
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 染料選択性中間層を有する画像形成性物品発明の分野 この発明は、光熱写真材料、特に、着色画像を形成するドライソルバー系(dr ysilver system)に関する。
技術の背景 多色を発現する画像形成系は、隣接する画像形成性薬品を隔離するための障壁中 間層によって左右される場合が多い。着色画像が形成されて受容層へ拡散する画 像形成系の場合には、中間層は画像形成性薬品を隔離するだけでなく、染料を浸 透させなければならない。ドライシルバー系に基づく画像形成性物品は、このよ うな機能を果たす中間層を用いる画像形成系を有する物品である。
ドライシルバー組成物もくしはエマルションは光熱写真用組成物であって、非感 光性の還元性銀源、感光性銀源および該非感光性還元性銀源用還元剤を含有する 。感光性材料は、一般的には、非感光性還元性銀源に触媒的に近接させなければ ならない写真用ハロゲン化銀である。両方の材料を触媒的に接触させるためには 、これらの材料を物理的に密接に結合させることによって、銀の微粒子もしくは 核が写真用ハロゲン化銀に放射線もしくは光線を照射することにより生成したと きに、該核が、還元剤により非感光性還元性銀源の還元反応において触媒として 作用するようにすることが必要である。長い間にわたって、ハロゲン化銀は銀イ オンの還元触媒と考えられており、また、銀を生成する感光性ハロゲン化銀触媒 発生源を種りの方法によって銀源に触媒的に近接させてもよいと考えられていた 。このような触媒的に近接させる方法としては、ハロゲン含有源を用いる非感光 性還元性銀源の部分的摸分解、ハロゲン化銀と非感光性還元性銀源との共沈およ びハロゲン化銀と銀源とを密接結合させる他の方法が例示される。
写真用乳剤および光熱写真用乳剤のいずれの場合も、写真用ハロゲン化銀の露光 によって、銀原子の小さなりラスターが形成される。このような銀原子クラスタ ーの画像状分布(image−wise distribution)は、当該 分野においては、潜像として知られている。これは、該潜像が、一般的には、常 套の観察手段によって見ることができないために、感光性物品をさらに処理する ことによって可視画像を形成させなければならないからである。可視画像は、潜 像を発生させるハロゲン化銀粒子に触媒的に近接した銀イオンの接触還元によっ て形成される。
着色したドライシルバー画像形成系においては、ロイコ染料もしくは他の染料形 成系を、非感光性還元性銀源の還元剤として、通常はハロゲン化銀用分光増感剤 と共に含有させるのが一般的である。ロイコ染料は現像によって酸化され、これ によって着色画像が形成される。総天然色構造体の場合には、分光増感された乳 剤層は基体上に形成され、1個または複数個の障壁中間層によって隔離されるの が一般的である。
当該分野で知られている特定の着色ドライシルバー構造体においては、残余の銀 による汚染が重要な問題となっている。この問題は、現像された染料画像をドラ インルバ一層から画像受容層へ拡散させ、次いで該画像受容層を乳剤層からはが すことによって解決された。この場合、障壁中間層は、隣接する乳剤層の薬品を 隔離する役割と、熱処理条件下で染料画像を拡散させる役割を果たさなければな らない。染料画像のほかに、乳剤層の他の成分も、熱処理条件下において画像受 容層へ拡散する。この場合、未酸化のロイコ染料は乳剤層から画像受容層へ拡散 しやすく、該未酸化ロイコ染料が該画像受容層において経時的に酸化するために 、焼付安定度と色分解の劣化がもたらされる。従って、中間層にとっては、中性 ロイコ染料ではなくて、染料画像を画像受容層へ拡散させることが必要となる。
最良の現像は、所定のドライシルバ一層の特定の成分に応じて、例えば、酸性条 件下または塩基性条件下でおこなわれる。
不相溶性現像薬品を含有する多重ドライシルバ一層を使用する場合には、1つの ドライノルバ一層内の現像条件を、隣接するドラインルバ一層の現像に影響を及 ぼさないようにすることは非常に困難である。このため、透明基体の反対側に、 現像条件の異なるドライシルバ一層を形成させることが有利な場合が多い。
米国特許第4.594.307号明細書には、非感光性の還元性有機銀塩とロイ コ染料還元剤との間の酸化−還元反応によって鮮明で安定な染料画像を形成する 加熱現像性写真材料が開示されている。この場合、形成された染料は、該染料を 銀画像と他の残存薬品から隔離するために、現像のための加熱を続行することに よって、画像受容層へ転写される。
着色ドライシルバー画像は、米国特許第4,883,747号および同第4,9 23.792号各明細書に記載されているようなトライパック(黄色/深紅色/ シアンブルー)多層構造体およびマイクロカプセル化構造体を用いることによっ て形成させることができる。これらの引用特許においては、障壁中間層として、 「ガントレッ(Gantrez) S −97(商標)」(ポリスチレン)、「 ピノール(Vinol)523(商標)」(部分加水分解ポリビニルアルコール )および「ブトヴアール(13utvar)B−76(商標)」(ポリビニルブ チラール)が使用されている。一般にこれらの構造体は、画像の色分解に影響を 及ぼす相当量の銀と増感剤の残存汚染物を含有している。この汚染の問題は、現 像された染料画像を、画像形成層から受容層へ拡散させ、該受容層を構造体から はがすことによって解決される。このような試みの成功は、トライパック構造体 の画像形成層の間に配設された障壁中間壁が、画像を形成する染料を選択的に移 動させると共に、染料形成層の他の成分、特に未酸化の中性ロイコ染料の移動を 抑制する機能に太き(依存する。
米国特許第4.021.240号、同第4.460.681号および同第5,0 77.188号各明細書には、障壁中間層によって隔離された多重画像形成層を 使用する技術が開示されている。
発明の概要 この発明によれば、アクリロニトリルと塩化ビニリデンとのコポリマーが、カチ オン性染料と中性染料を用いる染料拡散型の画像形成性物品(dye−diff usive畑ageable article)の中間層として有用であり、ま た、該コポリマーが、カチオン性染料は選択的に拡散させるが、中性ロイコ染料 の拡散は妨害する機能を有することが判明した。
本発明の1つの態様によれば、(a)酸化によってカチオン性染料を生成するロ イコ染料を含有する画像形成層、(b)画像受容層および(c)該画像形成層と 該画像受容層の間に配設されたアクリロニトリル−塩化ビニリデンコポリマー含 有ポリマー中間層を有する画像形成性物品が提供される。
本発明の別の態様によれば、画像受容層が一方の面上に被覆された基体を有する 画像形成性物品であって、該画像受容層が、ポリマー中間層によって該画像受容 層から隔離された少なくとも1つの画像形成層を有し、該ポリマー中間層がアク リロニトリルと塩化ビニリデンとのコポリマーを含有し、また、該画像形成層が 酸化によってカチオン性染料を生成する中性ロイコ染料を含有する画像形成性物 品が提供される。
本発明のさらに別の態様によれば、中性ロイコ染料とカチオン性染料を含有する 混合物を、アクリロニトリルと塩化ビニリデンとのコポリマー含有層と密接に接 触させた状態で加熱することによって、該カチオン性染料を該層を通して拡散さ せることにより該中性ロイコ染料から分離させることを含む、該混合物の精製法 が提供される。
「密接に接触させた状態」とは、中性ロイコ染料とカチオン性染料を含有する混 合物を該層(典型的には、アクリロニトリル−塩化ビニリデンコポリマー含有中 間層)と直接的に接触させた状態を意味する。例えば、染料含有混合物をポリマ ー層で被覆してもよい。別の可能な態様においては、染料含有混合物を1つの基 体上に塗布し、また、ポリマー層を別の基体上に形成させ、次いで、これらの2 つの基体を、該染料含有混合物と該ポリマー層が相互に直接的に接触するように 積層する。
発明の詳細な説明 この発明は、(a)酸化によってカチオン性染料を生成する中性ロイコ染料を含 有する画像形成層、(b)画像受容層および(c)該画像形成層と該画像受容層 の間に配設されたアクリロニトリル−塩化ビニリデンコポリマー含有ポリマー中 間層を有する、画像安定度が改良された画像形成性物品を提供する。
この発明は単一色の用途にも適用できるものであるが、多色もしくは総天然色の 用途において最大の利点をもたらす。後者の場合、典型的には、ポリマー中間層 によって隔離された複数の画像形成層を有する染料受容層が被覆形成された基体 を使用する。該ポリマー中間層の少なくとも1つの層は、アクリロニトリルと塩 化ビニリデンとのコポリマーを含有する。
あるいは、画像受容層は外部成分として第2の基体上に形成させてもよい。この 場合、第2の基体は、処理中において、画像形成層を有する第1の基体と、染料 画像が第1の基体から画像受容層へ転写されるように接触(即ち、積層)させる 。
該積層体は、本発明による画像構造体を構成する。
画像形成層 画像形成層は画像形成技術の分野において既知のタイプのもの、即ち、カチオン 性染料を生成する中性ロイコ染料の酸化によって着色染料画像が形成されるよう ないずれの画像形成層であってもよい。
好ましい態様においては、画像形成層は、感光性ハロゲン化銀、非感光性還元性 銀源、例えば、有機酸の銀塩(例えば、ベヘン酸銀、ベンズイミダゾール酸銀ま たは銀サッカリン等)等、および補助還元剤を含有するドライシルバー組成物を 含む。この場合、「補助還元剤」とは、銀イオンに対して還元剤として作用する ロイコ染料以外の還元剤であって、非感光性の還元性銀源に対する付加的な還元 剤、例えば、フェノール、ヒンダードフェノール、没食子酸メチル、カテコール 、ピロガロールおよびハイドロキノン等を意味する。通常、ドライシルバー組成 物は分光増感剤をさらに含有する。この種の混合物は、通常は、溶媒を分散媒と する分散液として調製され、該分散液は適当な基体上に噴霧されて層を形成する 。
乾燥後、該層を光画像にさらし、次いで、該被覆基体を加熱することによって再 生画像を現像する。
本発明による画像形成層は種々の成分が分散された単一の被覆層または順次的に 被覆された複数の下層を有していてもよい。画像形成層が複数の下層を有する場 合、ハロゲン化銀を含有する下層は乳剤層と呼ぶ。
光熱写真用として当該分野において知られているハロゲン化銀は、本発明におい ても有用である。この種のハロゲン化銀としては、特に限定的ではないが、塩化 銀、塩化臭化銀、塩化ヨウ化銀、臭化銀、ヨウ化臭化銀、塩化ヨウ化臭化銀およ びヨウ化銀が例示される。
本発明において使用するハロゲン化銅はそのまま用いてもよいが、化学的な増感 剤、例えば、硫黄、セレンまたはテルル等の化合物、金、白金、パラジウム、ロ ジウムまたはイリジウム等の化合物、ハロゲン化錫等の還元剤、またはこれらの 化合物の任意の混合物を用いて化学的に増感させてもよい。これに関しては、ジ ェームズ(James、 T、 H,)の論文[[ザ・セオリー・オブ・ザ・フ ォトグラフインク・プロセス(The Theory of the Phot ographic Process)J、第4版、マクミラン社発行にューヨー ク、1977年)、第149頁〜第169頁参照]に詳述されている。
本発明において用いる感光性ハロゲン化銀の使用量は、ハロゲン化銀が存在する 各々の画像形成層の全重量に基づいて、好ましくは、約0.01〜15重量%、 より好ましくは、釣11〜10重量%である。
攬臀剋 ドライシルバー組成物に配合される増感剤は、写真の分野において、ハロゲン化 銀を分光増感させるものとして知られているいずれの染料であってもよい。使用 できる増感性染料としては、特に限定的ではないが、次のものが例示されるニジ アニン染料、メロシアニン染料、シアニン錯塩染料、メロシアニン錨環染料、ホ ロ極性(holopolar)シアニン染料、ヘミシアニン染料、スチリル染料 等が例示される。これらの染料のうちで、シアニン染料、メロシアニン染料およ びメロシアニン錫塩染料が好ましい。
増感染料の適当な使用量は、ハロゲン化銀1モルあたり、一般に、約IQ−1e 〜10−1モル、好ましくは101〜101モルである。
非感光性の還元性有機銀塩 本発明において使用できる非感光性の還元性有機銀塩は、光に対して比較的安定 な銀塩であって、前述のロイコ化合物または所望によりロイコ化合物と共存する 補助還元剤と、露光ハロゲン化銀の存在下において、約80℃以上、好ましくは 約100℃以上の温度で反応することによって銀画像を形成する有機銀塩である 。適当な有機銀塩としては、カルボキシル基を有する有機化合物の銀塩、好まし くは、脂肪族および芳香族のカルボン酸の銀塩が例示される。脂肪族カルボン酸 の好ましい銀塩としては次のものが例示される:ベヘン酸銀、ステアリン酸銀、 オレイン酸銀、ラウリン酸銀、カプロン酸銀、ミリスチン酸銀、パルミチン酸銀 、マレイン酸銀、フマル酸銀、酒石酸銀、リノール酸銀、酪酸銀、ショウノウ酸 銀、およびこれらの銀塩の任意の混合物等。ハロゲン原子またはヒドロキシル基 で置換した銀塩も有効なものである。芳香族カルボン酸および他のカルボキシル 基含有化合物の好ましい銀塩としては次のものが例示される二安息香酸銀、置換 安息香酸の銀塩(例えば、3.5−ジヒドロキシ安息香酸銀、0−メチル安息香 酸銀、諷−メチル安息香酸銀、p−メチル安息香酸銀、2.4−ジクロロ安息香 酸銀、アセトアミド安息香酸銀およびp−フェニル安息香酸銀等)、没食子酸銀 、タンニン酸銀、フタル酸銀、テレフタル酸銀、サリチル酸鉛、フェニル酢酸銀 、ピロメリト酸銀、米国特許第3,785,830号明細書に開示されているよ うな3−カルボキンメチル−4−メチル−4−チアゾリン−2−チオン類の銀塩 等、および米国特許第3,330,663号明細書に開示されているようなチオ エーテル基含有脂肪族カルボン酸の銀塩等。メルカプト基またはチオン基を有す る化合物およびこれらの誘導体の銀塩も使用できる。この種の化合物の好ましい 銀塩としては次のものが例示される:銀3−メルカプトー4−フェニル−1,2 ,4−トリアゾレート、銀2−メルカプトベンズイミダゾレート、S−アルキル チオグリコール酸(炭素原子数12〜22のアルキル基)の銀塩のようなチオグ リコール酸の銀塩、ジチオカルボン酸の銀塩(例えば、ジチオ酢酸銀、銀チオア ミドエート、1−メチル−2−フェニル−4−チオピリジン−5−カルボン酸銀 、銀トリアジンチオレートおよび銀2−スルフィドベンズオキサゾール等)、お よび米国特許第4,123.274号明細書に開示されているような銀塩等。さ らに、アミノ基含有化合物の銀塩も使用できる。この種の化合物の好ましい銀塩 としては、次のものが例示される:ベンゾトリアゾールの銀塩(例えば、銀ペン シトリアシレート等)、アルキル置換ベンゾトリアゾールの銀塩(例えば、銀メ チルベンシトリアシレート等)、ハロゲン置換ベンゾトリアゾールの銀塩(例え ば、鉗5−クロロペンシトリアシレート等)、カルボイミドベンゾトリアゾール の銀塩、米国特許第4,220゜709号明細書に開示されているような1,2 .4−1−リアゾールおよび1−H−テトラゾールの銀塩、およびイミダゾール の銀塩等。
現像を開始させるハロゲン化銀と有機銀塩は反応し得る状態で存在させなければ ならない。即ち、両者は同一層内、隣接層内または厚さが1ミクロンよりも薄い 中間層によって相互に隔離された層内に存在させなければならない。ハロゲン化 銀と有機銀塩は同一層内に存在させるのが好ましい。
バインダー中に隔離状態で存在させたハロゲン化銀と有機銀塩は使用前に混合し て被覆溶液を調製することができるが、両成分をボールミル中で長時間処理する ことによって混合させるのも有効である。さらに、ハロゲン含有化合物を、調製 した有機銀に添加することによって有機銀塩の銀を部分的にハロゲン化銀に交換 させることを含む方法を利用するのも有効である。
これらのハロゲン化銀および有機銀塩の調製法並びにこれらの配合方法は「リサ ーチ・ディスクロージ+ −(Research Disclosure)J、 第17029号および米国特許第3.700,458号明細書に記載されている 。
非感光性の還元性銀源の含有量は、該銀源が存在する各々の画像形成層の全重量 に基づいて、好ましくは0.1〜50重量%、より好ましくは1〜5重量%であ る。
本発明において用いる感光性ハロゲン化銀および有機銀塩の適当な全被覆量は、 例えば、米国特許第4.478.927明細書に記載のように、銀換算で50m g/l112〜10g/m2である。
ロイコ染料 本発明において用いる適当なロイコ染料は、酸化して染料画像を形成する化合物 である。本発明の実施においては、少なくとも1つの画像形成層はロイコ型のカ チオン性染料を含有していなければならず、また、少な(とも1つの別の画像形 成層はロイコ型の中性染料を含有していなければならない。
好ましい中性ロイコ染料はフェノール性ロイコ染料、例えば、2−(3,5−ジ −t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−4,5,3−ジフェニルイミダゾー ルまたはビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)フェニルメ タン等である。本発明に実施において有用なこの種のフェノール性ロイコ染料は 米国特許第4.374.921号、同第4,460,681号、同第4,594 ,307号および同第4,780,010号各明細書に開示されている。
本発明において使用するロイコ染料は、酸化によって可視染料を形成する無色も しくはわずかに着色したいずれの化合物であってもよい。このような化合物は酸 化によって着色状態に変化しなければならない。pHの変化と酸化の両方によっ て着色状態に変化する化合物は有用であるが、好ましくはない。一方、pHの変 化のみに感応する化合物は「ロイコ染料」には包含されない。何故ならば、この ような化合物は酸化によって着色した状態にならないからである。種々の発色性 層中のロイコ染料から形成される染料は当然異なるものにすべきである。反射最 大吸光度の差が少なくとも60nmになるものが好ましい。より好ましくは、形 成される染料の最大吸光度の差は少なくとも80〜100止にすべきである。3 種の染料を形成させる場合には、2種の染料の最大吸光度の差は少なくとも上記 の最小値にすべきであり、残りの1種の最大吸光度は、他の2種の少なくとも1 種の最大吸光度と少なくとも125止、より好ましくは、少な(とも150止異 なるようにすべきである。前述のように、銀イオンによる酸化によって可視染料 を形成するロイコ染料はいずれも本発明においては有用である。また、米国特許 第3゜442.224号、同第4.021,250号、同第4.022.617 号および同第4.368.247号各明細書に開示されたようなロイコ染料も本 発明においては有用である。
他のロイコ染料、例えば、米国特許第4,923,792号明細書に記載されて いるベンジリデンロイコ化合物等も画像形成層に含有させてもよい。染料の還元 された形態の化合物は、電磁スペクトルの可視領域において強い吸収を示すべき ではなく、また銀イオンによる酸化によって染料の元の着色形態のものに変化し なければならない。ベンジリデン染料は、高純度の低いグレーレベル(gray  1evel)をもたらす極めてシャープなスペクトル特性を示す。この種の染 料は大きな吸光係数(一般的には104〜105のオーダー)を有し、良好な相 溶性と熱安定性を示す。これらの染料の合成は容易であり、また、これらの染料 の還元されたロイコ形態の化合物は非常に安定である。
本発明による光熱写真エレメントにおいて用いるロイコ化合物から形成される染 料は既知であり、例えば、次の文献に記載されている:1)「ザ・カラー・イン デックス(The Co1our Index)J、ザ・ソサイアティー・オブ ・ダイス・アンド・カラーリスツ(ヨークシャー、イングランド)発行(197 1年)、第4巻、第4437頁、2)ペン力タラマン(Venkatarama n、 K、 )著、「ザ・ケミストリー・オブ・シンセテインク・ダイス(”I ’he Chemistry of 5ynthetic Dyes)J、アカ デミツク・プレスにューヨーク)発行(1952年)、第2巻、第1206頁、 3)米国特許第4.478.927号明細書、および4)ハマー(Hamer、 F、 M、 )著、「ザ・シアニン・ダイス・アンド・リレイテッド・コンパウ ンダ(The Cyanine Dyes and Re1ated Coa+ pounds)J、インターサイエンス・パブリッンヤーズにューヨーク)発行 (1964年)、第492頁。
ロイコ化合物は当該分野て既知の方法によって容易に合成することができる。
これらの前駆体から合成する多数の方法が知られている。この反応は簡単な二段 階の水素還元反応である。適当な合成法は、例えば、次の文献に記載されている 1)スミス(F、X、Sm1th)ら、Tetrahedron Lett、  、第24巻(第45号)、第4951頁〜第4954頁(1983年)、2)フ ァング(X、 Huang、L、 Xe)、Commun、 、第16巻(第1 3号)、第1701頁〜第1707頁(1986年)、3) ライマー(H,Z imIIler)ら、J、 Org、 Chew、 、第25巻、第1234頁 〜第1235頁(1960年)、 4)セキャ(M、5ekiya)ら、Chew、 Pharm、Bull、 、 第20巻(第2号)、第343頁(1972年)および第22巻(第2号)、第 448頁(1974年)、および 5)ソーダ(T、5ohda)ら、Chet Pharm、Bull、 、第3 1巻(第2号)、第560頁〜第565頁(1983年)。
さらに、他の画像形成性材料としては、染料の役割を果たす化合物の移動度が、 ハロゲン化銀または有機銀塩との高温での酸化−還元反応によって変化する材料 を使用してもよい(日本国特許出願第165054号(1984年)明細書参照 )。
上記の材料のうちの多くのものは、露光に対応する移動性染料の画像状分布が熱 現像によって感光性材料中でおこなわれるような材料である。画像の染料を染料 固定材料へ転写させることによって可視画像を得る方法(拡散転写法)は、上記 の特許明細書並びに日本国特許出願第168,439号(1984年)および同 第182、447号(1984年)各明細書に記載されている。
本発明におけるロイコ染料の全使用貴は、ロイコ染料が配合される各々の層の全 重量に基づいて、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは、5〜20重量% である。
本発明において使用する熱現像可能な感光性材料を実質上無水の状態で、画像方 向への露光後、または該露光と同時に熱現像させると、露光された感光性ハロゲ ン化銀を有する露光領域または非露光領域において、銀画像の形成を伴って、移 動性染料画像が同時に得られる。
本発明において用いる感光性ハロゲン化銀と有機銀塩酸化剤は、以下に記載の少 なくとも1種のバインダーに添加するのが一般的である。さらに、染料放出性の レドックス成分をバインダー中に分散させる。
本発明において使用するバインダーは単用または併用することができる。バイン ダーは親水性または疎水性のいずれであってもよい。代表的な親水性バインダー は、天然物、例えば、タンパク質(例えば、ゼラチン、ゼラチン誘導体等)、セ ルロース誘導体、多糖類(例えば、デンプン、アラビアゴム、プルラン(pul lulan)、デキストリン等)、および合成ポリマー、例えば、水溶性ポリビ ニル化合物(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アルリル マミドポリマー等)等の透明または半透明の親水性コロイドである。他の親水性 バインダーとしては、ビニル化合物をラテックス形態に分散したバインダーが例 示されるが、該バインダーは、写真材料の寸法安定性を高めるために使用される 。
好ましくは、ポリマーバインダーを、該バインダーを使用した各々の層中に1〜 99重量%、より好ましくは、20〜80重量%存在させる。
本発明に用いるバインダーの被覆量は、20g/■2またはそれ以下、好ましく は、10g/+s”またはそれ以下、より好ましくは、7g/s”またはそれ以 下である。
光熱写真用銀を含有させる好ましいポリマーはポリビニルブチラールであるが、 適当な場合には、使用する個々の溶媒に応じて、エチルセルロース、メタクリレ ートコポリマー、無水マレイン酸エステルコポリマー、ポリスチレンおよびブタ ジェン・スチレンコポリマーを使用することができる。
本発明において用いる写真用感光性材料と染料固定材料においては、写真用乳剤 層と他のバインダ一層に無機または有機硬化剤を含有させてもよい。使用し得る 硬化剤としては、クロム塩(例えば、クロムミョウバン、酢酸クロム等)、アル デヒド(例えば、ホルムアルデヒド、グリオキサール、グルタルアルデヒド等) 、N−メチロール化合物(例えば、ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒダ ントイン等)、ジオキサン誘導体く例えば、2.3−ジヒドロキシジオキサン等 )、活性ビニル化合物(例えば、1.3.5−トリアクリロイルへキサヒドロ− 5−1−リアジン、1.3−ビニルスルホニル−2−プロパツール等)、活性ハ ロゲン化合物(例えば、2.4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−S−トリアジン等 )およびムコハロゲン酸(例えば、ムコ塩素酸、ムコフェノキシ塩素酸等)等が 例示される。
画像受容層 乳剤層の露光領域の熱現像中に生成する染料は、現像条件下において、染料受容 層へ移動し、該受容層中に保持される。染料受容層は、使用する染料に対して親 和性を有するポリマー材料から構成されていてもよい。当然なことではあるが、 該ポリマー材料は、染料がイオン性であるか、中性であるかによって適宜選定す る。
本発明による染料受容層に使用される有機ポリマー材料としては、次のポリマー が例示される:ポリスチレン(分子量:2.000〜85.000)、炭素原子 数が4以下の置換基を有するポリスチレン誘導体、ポリビニルシクロヘキセン、 ポリジビニルベンゼン、ポリビニルピロリジン、ポリビニルカルバゾール、ポリ アリルベンゼン、ポリビニルアルコール、ポリアセタール(例えば、ポリビニル ホルマール、ポリビニルブチラール等)、ポリビニルクロリド、塩素化ポリエチ レン、ポリトリフルオロエチレン、ポリアクリロニトリル、ポリ(N、 N−ジ メチルアリルアミド)、p−シアノフェニル基、ペンタクロロフェニル基または 2.4−ジクロロフェニル基を有するポリアクリレート、ポ1バアクリルクロロ アクリレート)、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(エチルメタクリレート )、ポリ(プロピルメタクリレート)、ポリ(イソプロピルメタクリレート)、 ポリ(イソブチルメタクリレート)、ポリ(t−ブチルメタクリレート)、ポリ (シクロへキシルメタクリレ−1−)、ポリエチレングリコールジメタクリレー ト、ポリ(シアノエチルメタクリレート)、ポリエステル(例えば、ポリエチレ ンテレフタレート等)、ポリスルホンビスフェノールAポリカーボネート、ポリ カーボネート、ポリアンヒドリド、ポリアミドおよびセルロースアセテート。「 ポリマー・ハンドブック」[第2版、ブランドランプ(J 、B randru p)およびインマーゲート(E、H,Immergut)編、ジョン・ウィリー 、アンド・サンズ社発行]に記載されている合成ポリマーも有用である。これら のポリマー類は単独で使用してもよく、あるいは複数種のポリマーはコポリマー の形態で使用してもよい。
史朋! 本発明において用いる中間層は、使用する染料を選択的に透過させて現像画像を 形成させるポリマー材料から選択される。中間層は、先に被覆された乳剤層を溶 解させない溶剤で被覆するのが好ましい。本発明において用いる中間層の少なく とも1つはアクリロニトリルと塩化ビニリデンとのコポリマーでなければならな い。該コポリマーはブロックコポリマーまたはランダムコポリマーのいずれであ ってもよい。塩化ビニリデンに対するアクリロニトリルのモル比は約0. 2〜 0.95:1、好ましくは、約0.4〜0.9:1、最も好ましくは、約0.5 〜0.8:1である。
本発明による中間層は画像安定度を改良する手段を提供するものであり、さらに 随意にカチオン性染料の色分解(color 5eparation)をも改良 する。このような改良は、アクリロニトリルと塩化ビニリデンとのコポリマーを 含む中間層を、酸化してカチオン性染料を生成するロイコ染料を含む画像形成層 および画像受容層との間に介在させることによって達成される。この配置構成に おいては、カチオン性染料は、中性の非酸化ロイコ染料よりも優先的に画像受容 層へ拡散する。
画像受容層に中性のロイコ染料を少量存在させることによって長期間のプリント 安定性が改良される。本発明の好ましい態様においては、第1の被覆中間層はア クリロニトリルと塩化ビニリデンとのコポリマーを含有し、第1の被覆画像形成 層は、酸化によってカチオン性染料を生成するロイコ染料を含有する。
これらのポリマーは、少なくとも2色、好ましくは少なくとも3色の光熱写真用 色記録系の構成の中間層として使用できる。適切な溶媒の選択を伴うこの種の構 成においては、良好な色分解をもたらす同時多重被覆法の利用が可能である。
また、この種の構成においては、異なる化学的特性を有するが類似の熱的特性を 有する少なくとも2色またはより多色の発色性光熱写真系の同時熱現像が可能で ある。
好ましくは、本発明による画像形成性物品において用いる中間層は、その上に被 覆される次のいずれの層において用いられる溶媒を透過させない。中間層が次の 層の溶媒を透過させないかどうかは簡単な方法によって調べることができる。
まず第一に、脂肪族カルボン酸(例えば、炭素原子数が10〜32、好ましくは 12〜28のカルボン酸)の感光性ハロゲン化銀塩およびポリ(ビニルブチラー ル)ポリマーを含有する層を適当な基体上に被覆形成させる。この第一の被覆層 が乾燥した後、選定された中間層ポリマーを含有する第二の被覆層を形成させる 。次いで、適当な溶媒、発色性現像剤および調色剤を含有する第三の被覆層を形 成させる。これらの被覆層を乾燥させた後、過度の光照射処理に付し、次いで、 120℃〜130℃での加熱処理に60秒間付すことによって、発色が観察され ないか、または、画像が形成されないならば、この試験結果は溶媒の不透過を示 すことになる。
本発明による画像形成性エレメントは随意に保護層によって被覆されていてもよ い。保護層の適当な材料としては、特に限定的ではないが、水性系には不溶で、 一部の有機溶媒には可溶であるが、特定の他の有機溶媒を透過させないポリマー が挙げられる。第四の層であって、好ましくは発色性反応成分を含有するこの障 壁層は、通常は、メチルメタクリレートのポリマー[好ましくは、ジョン(Tu kon)硬度が20またはそれ以上の硬質のポリマーまたはコポリマー]、コポ リマーまたは池のポリマーまたはコポリマー(例えば、n−ブチルアクリレート 、ブチルメタクリレート、または他のアクリレート、例えば、アクリル酸、メタ クリル酸および無水アクリル酸等とのコポリマー)との配合物、ポリエチレン、 またはポリビニルクロリドターポリマーとブタジェン−スチレンコポリマーとの 配合物である。この障壁層は架橋されていてもよい。架橋は潜伏性または活性化 性架橋剤を配合させておこなうのが好ましい。架橋は被覆後におこなってもよい 。
前述のプロセスの理論は、ネガ乳剤を含有する感光性材料および直接的なポジ乳 剤を含有する材料の場合と実質上同一であるが、被現像部分が一方においては感 光領域であるのに対して、他方においては非感光領域であるという点において相 違する。従って、直接的なポジ乳剤を用いる場合であっても、ネガ乳剤の場合と 同じ方法によって、良好な色の再現性を伴う染料画像を得ることができる。
実質上無水の条件下での加熱とは、80℃〜250℃の温度での加熱を意味する 。「実買上無水の条件」とは、反応系が空気中の水分と平衡にあり、反応を誘発 または促進する水分が外部から反応系へ特に供給されないことを意味する。この ような条件は、ジエームズ(T、 H,J awes)著、「ザ・セオリー・オ ブ・ザ・フォトグラフィック・プロセス」(マクミラン社発行)、第4版、第3 74頁に記載されている。
本発明において用いる被覆溶液は、ハロゲン化銀と有機銀塩酸化剤を別々に調製 し、使用前に両者を混合することによって調製してもよい。両成分の混合は、ボ ールミル中で長時間おこなうのが有効である。別の有効な方法は、調製した有機 銀酸化剤にハロゲン含有化合物を添加し、該ハロゲン含有化合物を該酸化剤中の 銀と反応させることによってハロゲン化銀を形成させることを含む方法である。
本発明による画像形成性物品を構成する複数の層には、種々の目的のため、例え ば、被覆補助、帯電防止、潤滑性の改良、乳化、付着防止、または写真特性の改 良(例えば、硬調をもたらす現像促進または感光促進)等のため、例えば、下記 の界面活性剤を適宜配合してもよい: 1)非イオン性界面活性剤、例えば、サポニン(ステロイド)、アルキレンオキ シド誘導体(例えば、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール縮合 物、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコールアルキ ルアリールエーテル、ポリエチレングリコールエステル、ポリエチレングリコー ルソルビタンエステル、ポリアルキレングリコールアルキルアミンもしくはアミ ド、シリコーンとポリエチレンオキシドとの付加物等)、グリシドール誘導体( 例えば、アルケニルコハク酸ポリグリセリド、アルキルフェノールポリグリセリ ド等)、多価アルコール脂肪酸エステルおよびサツカリドアルキルエステル等、 2)酸基、例えば、カルボキシル基、スルホ基、ホスホ基、スルフェート基また はホスフェート基等を有するアニオン性界面活性剤、例えば、アルキルカルボン 酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタ レンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル、アルキル燐酸エステル、N−アシル −N−アルキルタウリン、スルホコノ\り酸エステル、スルホアルキルポリオキ シエチレンアルキルフェニルエーテルおよびポリオキシエチレンアルキル燐酸エ ステル等、 3)両性界面活性剤、例えば、アミノ酸、アミノアルキルスルホン酸、アミノア ルキル硫酸エステルもしくは燐酸エステル、アルキルベタインおよびアミンオキ シド等、 4)カチオン性界面活性剤、例えば、アルキルアミン塩、脂肪族もしくは芳香族 第四アンモニウム塩、複素環式第四アンモニウム塩、例えば、ピリジニウム塩お よびイミダゾ1功ム塩等、脂肪族もしくは複素環式ホスホニウム塩並びに脂肪族 もしくは複素環式スルホニウム塩等。
上記の界面活性剤のうち、分子中にエチレンオキシドの反復単位を有するポリエ チレングリコール型の非イオン性界面活性剤を感光性材料中に配合することが好 ましい場合が多い。なかでも、エチレンオキシド反復単位を分子中に5個または それ以上有するポリエチレングリコール型のものが好ましい。
本発明に用いる感光性材料には、所望により、熱現像性感光性材料用添加剤とし て知られている種々の添加剤を配合してもよく、また、感光性材料中の層、例え ば、帯電防止層、導電性層、保護層、中間層、ツルージョン防止層および可剥性 層等を構成要素にしてもよい。
本発明による画像形成性物品は基体上に被覆される。適当な基体としては、硬質 または軟質基体、金属(例えば、スチール製またはアルミニウム類のプレート、 シートまたはフォイル等)、種々の皮膜形成性合成ポリマー、例えば、付加ポリ マー(例えば、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリス チレン、ポリイソブチレンポリマー、およびこれらのコポリマー等)または線状 縮合ポリマー(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリへキサメチレンアジ ペートおよびポリヘキサメチレンアジパミド/アジペート等)、等から構成され るフィルムまたはプレート、木材の副産物を基材とする不織基体(例えば、普通 紙および厚紙等)およびガラス等が例示される。基体は透明または不透明のLl ずれであってもよい。
特に有用な基体は、セルロースアセテート(例えば、セルローストリアセテート およびセルロースアセテート等)製のフィルム、ポリアミド(例えば、ヘプタメ チレンジアミンとテレフタル酸から誘導されるポリアミド、フルオレンジプロピ ルアミンとアジピン酸から誘導されるポリアミド、ヘキサメチレンジアミンとジ フェン酸から誘導されるポリアミドおよびヘキサメチレンジアミンとイソフタル 酸から誘導されるポリアミド等)製のフィルム、ポリエステル(例えば、ジエチ レングリコールとジフェニルカルボン酸から誘導されるポリエステルおよびビス −p−カルボキンフェノキンブタンとエチレングリコールから誘導されるポリエ ステル等)製のフィルム、ポリエチレンテレフタレート類のフィルムおよびポリ カーボネート製のフィルムである。
上記のフィルムは改質してもよい。例えば、シクロヘキサン、ジメタツール、イ ソフタル酸、メトキシポリエチレングリコールまたは1,2−ジカルボメトキン ベンゼンスルホン酸等の改質剤によって改質したポリエチレンテレフタレート製 フィルムは有効である。
本発明による感光性材料用に用いる基体は、加工温度において良好な寸法安定性 を示すものである。例えば、米国特許第3.634.089号明細書に開示され ているポリエステル類は好ましいものであるが、より好ましい基体は、ポリエチ レンテレフタレート製フィルムである。
所望により、米国特許第2.761.791号および英国特許第837.095 号各明細書に記載のように、2またはこれよりも多数の層を一度に形成させても よい。
本発明においては、感熱性材料の暴露後に得られる潜像は、該材料を適度な温度 、例えば、約806C〜約250℃で約15秒〜約300秒加熱することによっ て現像される。加熱時間の延長または短縮により、加熱温度を上記範囲内におい て上下させてもよい。約り10℃〜約160℃の温度範囲が特に有効である。加 熱処理は一般的な加熱手段、例えば、熱板、アイロン、熱ローラーまたはカーボ ンもしくはチタンホワイトを有する発熱器等を用いておこなえばよい。
本発明による画像形成性物品は、当該分野において一般的に知られている被覆法 であって、米国特許第4.452.883号、同第2.761.791号および 英国特許第837,095号各明細書に記載された方法によって調製される。
染料を転写させるための加熱処理は、前記の加熱現像に関して例示した加熱手段 と同様のものを用いておこなうことができる。染料受容層に転写された染料画像 の画質を高めるためには、染料の転写中に発生する不必要な現像によるかぶりの 増加を防止するのが好ましい。このためには、ハロゲン化銀と反応し、および/ またはハロゲン化銀を吸着し得る化合物を、現像停止剤および/またはがぶり防 止剤として、染料受容材料を構成するいずれか一つの層内に含有させるのが特に 有効である。この種の化合物は染料受容層または該染料受容層の上部に配設され た層、例えば、保護層に含有させるのが好ましい。何故ならば、該化合物は、加 熱により染料の転写過程における感光性層の過度の現像を迅速に阻止することに よって、鮮明な染料画像を形成させるからである。この種の化合物としては、含 窒素複素環式化合物、好ましくは5員環または6員環の含窒素複素環式化合物が 例示される。
以下の実施例は本発明を限定するものではなく、本発明を例示的に説明するも以 下の実施例において用いた原料は、特に言及しない限り、標準的な販売業者、例 えば、アルドリッチ、ケミカル社(ミルウォーキー、ライスコンシン)等がら入 手したものである。
以下の実施例において言及する染料は下記の構造式で表される。
赤色増感染料A(米国特許第3.719.495号明細書に記載の方法によって 調製した)塩基性ブルー3 溶剤イエロー56 実施例1 この実施例では、本発明において用いるアクリロニトリル−塩化ビニリデンコポ リマーの調製法を説明する。モノマーは、重合反応に供する前に、水素化カルシ ウムで処理した後、窒素雰囲気下で蒸留した。塩化ビニリデン60m1、アクリ ロニトリル33m1およびアゾビス(イソブチロニトリル)160mgから成る 溶液を2日間加熱還流させた。得られた溶液をメタノール中に滴下させることに よって、ポリマーを沈澱させた。沈澱したポリマーを濾取し、テトラヒドロフラ ンに再溶解させ、該溶液をメタノール中に添加することによって、ポリマーを再 沈澱させた。濾取した精製コポリマーを真空下で乾燥させた。得られたコポリマ ーの組成は次の通りである。アクリロニトリル50モル%および塩化ビニリデン 50モル%。モノマーの転化率は約4%であった。
実施例2 本発明によるコポリマーフィルムを通す染料の拡散は次の方法によっておこなっ た。コポリマーの10重量%テトラヒドロフラン溶液を透明基体[スリーエム社 (セントボウル、ミネソタ)類0R477400型下塗ポリエステル]上に塗布 しく塗布FJ:]m1l)、塗膜をオーブン内において80℃で乾燥させた。こ の塗膜層に、ポリ(ビニルブチラール)10重量%と染料1重量%含有するメタ ノール溶液を塗布し、塗膜を自然乾燥させた後、140℃において、種々の時間 加熱した。吸光度を測定した後、透明テープ[スリーエム社製「スコッチ・ブラ ンド・マジック(Scotch brand Magic)J(商標)]を塗膜 に貼付した後で剥離させる操作を繰り返すことによって、上層を除去し、次いで 被覆基体の吸光度を測定した。染料の拡散率D(%)は次式によって計算した: D(%)=(A’/A)X 100 (式中、Aは上層と下層を有する基体の吸光度を示し、Aoは該基体の上層を除 去したi&の吸光度を示す) ポリマーに対する拡散率の試験に用いた染料はオイルブルーA(デュポン社製、 ウィルミントン、プラウエア)、塩基性ブルー3(カチオン性オキサジン染料) および溶剤イエロー56(アゾ染料)である。数種のコポリマーについて得られ た結果を以下の表1に示す。
塩化ビニルと酢酸ビニルの9:1コポリマーの15%メチルエチルケトン溶液を 不透明なポリエステルフィルム基体上に塗布しく塗布厚二頭 08m−)、該被 覆フィルムをオーブン内において、80℃で5分間乾燥させることによって、画 像受容層を形成させた。
ベヘン酸銀半セッケン(ベヘン酸銀1モル:ベヘン酸1モル、固形分10%)の トルエン分散液を均質化法によって調製した。この半セッケンの10%分散液I Logをエタノール380gを用いて希釈した後、該希釈分散液にポリ(ビニル ブチラール)領 4gを添加して溶解させた。臭化第二水銀1.8gをメタノー ル100m1に溶解させた溶液10m1をこの分散液に撹拌下で添加した。ポリ (ビニルアルコールを9〜13%含有するポリ(ビニルブチラール)をさらに2 6gこの分散液に添加した。得られた分散液は以下においては「分散1fflA Jで表わす。
r3Mフルオラート(Fluorad)FC−431(商標)」界面活性剤(剥 離剤として用いられるフルオロケミカル被覆添加剤)3滴を、分散1(kAのア リコート25gに添加し、混合して得られた分散液を画像受容層上に塗布した( 塗布厚:o、osam)。
この被覆した画像受容層をオーブン内において80℃で5分間乾燥させることに よって、可剥性のブランク乳剤層を形成させた。
下記のポリマー溶液をブランク乳剤層上に塗布した後(!!!布厚:0. 08 g園)、このブランク乳剤層を空気雰囲気のオーブン内において、80℃で5分 間乾燥させることによって中間層を形成させた。
比較例A 塩化ビニリデンと塩化ビニルとの1:20コポリマー(サイエンティフィック・ ポリマー・プロダクツ社製)をテトラヒドロフランに3.5%溶解させることに よって中間層用被覆溶液を調製した。
実施例3 ポリアクリロニトリルと塩化ビニリデンとの1=4コポリマーをテトラヒドロフ ランに3.5%溶解させることによって中間層用被覆溶液を調製した。
実施例4 ポリアクリロニトリルと塩化ビニリデンとの1:1コポリマーをテトラヒドロフ ランに3.5%溶解させることによって中間層用被覆溶液を調製した。
ホドガヤ・ケミカル社製のシアンロイコ染料rL−704J[3,6−ビス(ジ エチルアミン)−9−(4−メチルベンゾイル)フェノキサジン]0.3gをト ルエン3mlに溶解させることによって得られた溶液を、トルエン150m1と メタノール5Qmlとの混合溶剤に赤色増感染料A0.005gを溶解させた溶 液1ml、4−メチルフタル酸0.1gおよび分散液Aのアリコート25gと混 合した。得られた混合分散液を中間層に塗布した後(塗布厚・0. 13mm) 、この被覆中間層をオーブン内において、80℃で5分間乾燥させることによっ てシアン乳剤層を形成させた。
得られた被覆シートから切り取ったストリップをEG&G感光計内において、ラ テン(Wratten) 25赤色フィルターを通す感光処理に10−3秒間付 すことによって、熱現像可能な潜像を乳剤層内に形成させた。感光したシートは 、加熱ブランケット上において、138℃で30秒間の熱現像処理に付した。光 熱写真用乳剤層と中間層を含む要素の一部を、画像受容層から剥離させた。シー トの赤色光で感光した領域に対応するシアン染料画像が画像受容層に転写された ことが観察された。
さらに、アセトン50鵬lとトルエン50禦lとの混合溶剤にN−ブロモコハク 酸イミド0.08gを溶解させた溶液的0.015■lを画像受容層の非感光領 域に滴下した。乳剤層と中間層を通して画像受容層へ転写されたロイコ染料をN −ブロモコハク酸イミド溶液で酸化させることによってシアン染料を形成させた 。
上記の処理領域を室温で30分間乾燥させた。酸化剤によって酸化された酸化染 料の光学密度を、赤色フィルターを用いるデンシトメーターによって測定するこ とによってロイコ染料の拡散を調べた。結果を以下の表2に示す。
表2の結果から明らかなように、実施例3および4によるコポリマーは、比較例 Aによるコポリマーに比べて、中性ロイコ染料の拡散を低減させるが、酸化され たカチオン形態の染料は拡散させる。
本明細書の以上の開示内容は、以下の請求の範囲によって規定される本発明の技 術的思想または範囲から逸脱することなく、合理的に修正し、変形することがで きる。
フロントページの続き (72)発明者 イシダ、タクゾウ アメリカ合衆国 55133−3427、ミネソタ州、セント・ポール、ポスト ・オフィス・ボックス33427番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1下記の層(a)、(b)および(c)を有する画像形成性物品:(a)酸化に よってカチオン性染料を生成する中性ロイコ染料を含有する画像形成層、 (b)画像受容層および (c)該画像形成層と該画像受容層の間に介在する層であって、アクリロニトリ ルー塩化ビニリデンコポリマーを含有するポリマー中間層。 2.画像形成層が非感光性の還元性銀源、感光性ハロゲン化銀、ポリマーバイン ダーおよび増感剤をさらに含有する請求項1記載の画像形成性物品。 3.非感光性の還元性銀源が脂肪族カルボン酸の銀塩を含有する請求項2記載の 画像形成性物品。 4.非感光性の還元性銀源がベヘン酸銀を含有する請求項3記載の画像形成性物 品。 5.感光性ハロゲン化銀が臭化銀を含有する請求項2記載の画像形成性物品。 6.画像形成層が調色剤をさらに含有する請求項2記載の画像形成性物品。 7.中間層における塩化ビニリデンに対するアクリロニトリルのモル比が約0. 2〜0.95:1である請求項1記載の画像形成性物品。 8.中間層における塩化ビニリデンに対するアクリロニトリルのモル比が0.4 〜0.9:1である請求項7記載の画像形成性物品。 9.画像受容層が一方の面上に被覆された基体を有するドライシルバー光熱写真 用エレメントであって、該画像受容層が、ポリマー中間層によって該画像受容層 から隔離された少なくとも1つの画像形成層を有し、該ポリマー中間層がアクリ ロニトリルー塩化ビニリデンコポリマーを含有し、該画像形成層が酸化によって カチオン性染料を生成する中性ロイコ染料を含有する、ドライシルバー光熱写真 用エレメント。 10.画像形成層が非感光性の還元性銀源、感光性ハロゲン化銀、ポリマーバイ ンダーおよび増感剤をさらに含有する請求項9記載のドライシルバー光熱写真用 エレメント。 11.非感光性の還元性銀源が脂肪族カルボン酸の銀塩を含有する請求項10記 載のドライシルバー光熱写真用エレメント。 12.非感光性の還元性銀源がベヘン酸銀を含有する請求項11記載のドライシ ルバー光熱写真用エレメント。 13.感光性ハロゲン化銀が臭化銀を含有する請求項10記載のドライシルバー 光熱写真用エレメント。 14.画像形成層が調色剤をさらに含有する請求項10記載のドライシルバー光 熱写真用エレメント。 15.中間層における塩化ビニリデンに対するアクリロニトリルのモル比が約0 .2〜0.95:1である請求項9記載のドライシルバー光熱写真用エレメント 。 16.中間層における塩化ビニリデンに対するアクリロニトリルのモル比が0. 4〜0.9:1である請求項15記載のドライシルバー光熱写真用エレメント。 17.中性ロイコ染料とカチオン性染料を含有する混合物を、アクリロニトリル ー塩化ビニリデンコポリマー含有中間層と密接に接触させた状態で加熱すること によって、該カチオン性染料を該中間層を通して拡散させることにより該中性ロ イコ染料から分離させることを含む、該混合物の精製法。 18.中間層における塩化ビニリデンに対するアクリロニトリルのモル比が0. 2〜0.95:1である請求項17記載の方法。 19.中間層における塩化ビニリデンに対するアクリロニトリルのモル比が約0 .4〜0.9:1である請求項18記載の方法。 20.加熱を80℃〜250℃の温度範囲でおこなう請求項17記載の方法。
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