JPH0750977B2 - かご形回転子の製造方法 - Google Patents

かご形回転子の製造方法

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JPH0750977B2
JPH0750977B2 JP1157403A JP15740389A JPH0750977B2 JP H0750977 B2 JPH0750977 B2 JP H0750977B2 JP 1157403 A JP1157403 A JP 1157403A JP 15740389 A JP15740389 A JP 15740389A JP H0750977 B2 JPH0750977 B2 JP H0750977B2
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rotor
fin
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孝 川口
真二 朝長
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、かご形回転子の製造方法に係り、特に回転
子鉄心に溶融した導体材料を加圧充填し回転子導体を形
成する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図a,bは一般的な鋳込前のかご形回転子鉄心を示す
もので、aは一部を切欠いて断面を表す正面図、bはそ
の側面図である。図において、1は積層した回転子鉄心
であり、1aはそのスロット、1bは回転軸挿入部、1cは円
形状鋼板である。次に第5図は一般的な鋳込後のかご形
回転子を示すもので、図において、2は導体材料、2a,2
bはエンドリング、2c,2dはフィンである。
従来この回転子はスロット1aと回転軸挿入部1bを予め内
抜いた円形状鋼板1cを必要枚数積層し、アルミニウムダ
イカストにより第4図に示すような回転子導体を形成し
た後、回転軸を挿入して製造される。
第6図aは従来のかご形回転子の鋳造装置を示す断面図
で、図において、1は回転子鉄心であり、仮軸3に積層
されている。4は下金型、5は上金型で、それぞれにエ
ンドリング形成部4a,5a、フィン形成部4b,5bを有する。
6は移動テーブル、7はスリーブ、8はこのスリーブ7
に挿入された加圧プランジャーで、湯溜り部7aを形成す
る。
第6図bは下金型4の平面図で、エンドリング形成部4
a、フィン形成部4bを示したもので、フィン形成部4bは
溶融導体材料充填の際のゲートでもある。
次に動作について説明する。従来のダイカスト法は仮軸
3に積層された回転子鉄心1を下金型4に載せ、予め移
動テーブル6に取付けておいた上金型5を下降させ、回
転子鉄心1を加圧する。しかる後、スリーブ7の湯溜り
部7aに予め注入されていた溶融導体が加圧プランジャー
8によって加圧され、フィン形成部4bからエンドリング
形成部4a、回転子鉄心1のスロット1aの中を流れ、スロ
ット1a、エンドリング形成部4a,5a、フィン形成部4b,5b
に高速で充填され、急速冷却された後、移動テーブル
6、上金型5での加圧を解除し、型を開いて回転子鉄心
1を取り出す。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のダイカスト法では、フィン形成部をゲートにして
いるので、充填量に対してゲート部断面積が小さく、溶
融導体材料を加圧充填する過程で、溶融導体材料の温度
低下が進行し、ゲート部での凝固が先行するため、加圧
プランジャーの加圧力が上端エンドリング及びフィンま
で充分に伝わらなくなる。このため、溶融導体材料を高
圧、高速で充填する必要があり、その結果、充填の際乱
流が生じて、空気ガスを巻き込んで巣が発生したり、加
圧力低下による引け巣が発生し、電気導通の低下をきた
して、モーターのトルク、効率に悪影響を及ぼすという
問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、溶融導体材料を充填する際の部分的な先行凝
固を防止し、凝固完了まで充填加圧力が作用し、巣のな
い健全な電気導体が得られる回転子製造方法を得ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るかご形回転子の製造方法は、下端フィン
の形成をプランジャーチップで行い、下端エンドリング
の形成は下金型と仮軸によって行うようにしたものであ
る。
請求項2の発明に係るかご形回転子の製造方法は、ゲー
トを下金型と仮軸によって構成して、ゲート断面積を大
きくし、ゲート部での先行凝固を防止するようにしたも
のである。
〔作用〕
この発明における下端エンドリング、下端フィンの形成
は、下金型、仮軸、プランジャーチップの組合せにより
行われる。
請求項2の発明におけるゲートは、下金型と回転子鉄心
を積層した仮軸を組み合わせることでエンドリング内側
面に形成され、ゲート部における先行凝固を起こすこと
なく、加圧プランジャーによる加圧力を最終凝固まで保
持する。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例を図について説明する。第1図
aは充填完了の状態を示した断面図、第1図bは充填前
の状態を示した断面図である。図において、1は仮軸3
に積層され、締付ナット3aによって固定された回転子鉄
心、2は導体材料、4は下金型で、仮軸3との間にエン
ドリング形成部4aを形成する。5は上金型で、エンドリ
ング形成部5a、フィン形成部5bを有する。6は移動テー
ブル、7はスリーブ、8は加圧プランジャー、9は第2
図に示す如く上端周囲にフィン形成部9aを有するプラン
ジャーチップで、スリーブ7に挿入されて湯溜り10を形
成する。
次に動作について説明する。まず仮軸3に回転子鉄心1
を必要枚数積層し、締付ナット3aにより締付けておく。
次いで、スリーブ7と、該スリーブ7に挿入されたプラ
ンジャーチップ9により形成された湯溜り10に溶融導体
材料を注ぎ込む。なお溶融導体を注ぎ込む量は、充填後
の収縮率を考慮して決定する。次いで、下金型4を所定
の位置に置き、仮軸3に積層しておいた回転子鉄心1を
載せ、予め移動テーブル6に取付けておいた上金型5を
下降させて回転子鉄心1を加圧する。この状態で加圧プ
ランジャー8を上昇させると、スリーブ7に挿入されて
いるプランジャーチップ9も上昇し、湯溜り部10の溶融
導体材料はスロット1aを通り、上端エンドリング形成部
5a、フィン形成部5bに到達する。プランジャーチップ9
の上昇は仮軸3の下端に突き当たって終了し、この時点
で下端エンドリング形成部4a、下部フィン形成部9aが形
成される。なお溶融導体材料を充填するときの流速は、
過度にガスや空気を巻き込むことのないように高圧、低
速にするのがよい。この時、低速充填であっても、溶融
導体材料の流量を規制するゲートがないので、充填され
た溶融導体材料の最終凝固まで加圧プランジャー8の加
圧力を保持することで、引け巣の発生がなく、充填時の
空気、ガスの巻き込みによる巣の発生も防止できる。
次に第3図は請求項2に係るこの発明の実施例を示すも
ので、aは断面図、bはaに示した下金型の平面図、c
はゲート切断前の断面図、dはゲート切断後の断面図で
ある。図において、1は仮軸3に積層された回転子鉄
心、2は導体材料、4は下金型で、エンドリング形成部
4a、フィン形成部4b、仮軸支え部4dを有し、かつ仮軸3
を挿着することによりゲート部4cを形成するようになさ
れている。5は上金型で、エンドリング形成部5a、フィ
ン形成部5bを有する。6はこの上金型5を取付ける移動
テーブル、7はスリーブ、8はスリーブ7に挿入され、
湯溜り部7aを形成する加圧プランジャーである。
次に動作について説明する。まず仮軸3に回転子鉄心1
を必要枚数積層しておく。次いでスリーブ7の湯溜り部
7aに溶融した導体材料を所定量注いだ後、下金型4を所
定の位置に置き、仮軸3に積層しておいた回転子鉄心1
を載せる。これによって導体材料2を充填するゲート4c
が形成される。次に予め移動テーブル6に取付けておい
た上金型5を下降させて回転子鉄心1を加圧する。この
状態で加圧プランジャー8を上昇させると、溶融した導
体材料はゲート4cを通り下端エンドリング形成部4a、下
端フィン形成部4bからスロット1aを通し上部エンドリン
グ形成部5b、上部フィン形成部5bに到達する。なおこの
とき溶融導体材料の流速は過度にガスや空気を巻き込む
ことのないように高圧、低速にするのがよい。この時、
低速充填であってもゲート部はエンドリング内面からの
比較的大きなゲートにすることができるので、ゲート部
での先行凝固を起こすことはなく、加圧プランジャー8
による加圧力を、充填された溶融導体材料の最終凝固ま
で保持することで、引け巣の発生がなく、充填時のガ
ス、空気の巻き込みによる巣の発生も防止できる。充填
が完了すると、移動テーブル6による加圧を解除し、型
を開いて下金型4から回転子1を取り出す。次いで、第
3図cに示すように回転子1を回転子受け台8に載せ、
仮軸3を突き出して、ロッド9で加圧することで、仮軸
3は下方へ下降し、ゲートを切断してビスケット2eを分
離する。第3図dに切断を完了した状態を示す。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、溶融導体材料を充填す
る際、下金型のゲートをなくすように構成したので、溶
融導体材料の充填を高圧、低速で行うことができ、溶融
導体材料の最終凝固まで加圧プランジャーの加圧力を保
持できるので、引け巣やガス、空気の巻き込みによる巣
がない健全な電気導体が得られ、モーターの効率及びト
ルク特性の向上をもたらす効果がある。
次に請求項2に係る発明によれば、溶融導体材料を充填
する際、溶融導体材料がゲート部を通過する時も部分的
な先行凝固が生じることなく低速で充填することがで
き、なおかつ溶融導体材料の最終凝固まで加圧プランジ
ャーの加圧力を保持するとができるようにしたので、巣
のない健全な電気導体が得られ、モーターの効率及びト
ルク特性の向上をもたらす効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはこの発明の一実施例を示す断面図、第2図
はそのプランジャーチップのみを示す斜視図、第3図a
は請求項2に係る発明の一実施例による鋳造金型の使用
状況を示す断面図、bは下金型の平面図、cは鋳込終了
後ゲート切断前の断面図、dはゲート切断後の断面図で
ある。第4図a,bは一般的な回転子鉄心を示す一部断面
の正面図と側面図、第5図は一般的な鋳込終了後の回転
子を示す断面図、第6図a,bは従来の鋳造金型の使用状
況を示す断面図と下金型の平面図である。 図中、1は回転子鉄心、1aはスロット、2は導体材料、
3は仮軸、4は下金型、4aは下端エンドリング形成部、
8は加圧プランジャー、9は加圧プランジャーチップ、
9a,4bは下端フィン形成部、4cはゲート形成部である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形状鋼板を積層して形成され、積層方向
    に貫通するスロットを有する回転子鉄心と、上記スロッ
    ト内に充填される導体材料と、上記回転子鉄心の両端面
    に形成され、上記導体材料に接続されるエンドリング
    と、このエンドリングの端面に形成され、該エンドリン
    グと共に上記導体材料に接続されるフィンを備えたかご
    形回転子の製造方法において、溶融導体材料を加圧充填
    して上記エンドリング、フィン、スロット内の導体材料
    を形成する過程において、上記回転子鉄心に挿入される
    仮軸の下端に下端エンドリングの形成部を設け、かつス
    リーブに挿入される加圧用プランジャーチップの上端
    に、下端フィンの形成部を設けて、これら仮軸と加圧プ
    ランジャーチップによって下端エンドリング及び下端フ
    ィンを形成するようにしたことを特徴とするかご形回転
    子の製造方法。
  2. 【請求項2】円形状鋼板を積層して形成され、積層方向
    に貫通するスロットを有する回転子鉄心と、上記スロッ
    ト内に充填される導体材料と、上記回転子鉄心の両端面
    に形成され、上記導体材料に接続されるエンドリング
    と、このエンドリングの端面に形成され、該エンドリン
    グと共に上記導体材料に接続されるフィンを備えたかご
    形回転子の製造方法において、上記回転子鉄心に挿入さ
    れた仮軸と、上記下端エンドリングを形成する下金型と
    によって、上記下端エンドリング形成部に直接通ずるゲ
    ート部を形成し、充填終了後、上記仮軸に加圧すること
    により上記ゲート部を切断するようにしたことを特徴と
    するかご形回転子の製造方法。
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