JPH0752524Y2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

貯湯式給湯装置

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JPH0752524Y2
JPH0752524Y2 JP1989005682U JP568289U JPH0752524Y2 JP H0752524 Y2 JPH0752524 Y2 JP H0752524Y2 JP 1989005682 U JP1989005682 U JP 1989005682U JP 568289 U JP568289 U JP 568289U JP H0752524 Y2 JPH0752524 Y2 JP H0752524Y2
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俊生 矢吹
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は貯湯式給湯装置に関するものである。
(従来の技術) 貯湯式給湯装置の従来例として、例えば実開昭63−1200
42号公報記載の装置を挙げることができる。ヒートポン
プシステムを湯水の加熱源とするその装置においては、
底部に給水配管、上部に給湯配管が接続された円筒状密
閉形の貯湯タンクが設けられ、上記給湯配管先端のカラ
ンが開弁されたときには、給水配管を通して作用する水
道水の加圧力により、貯湯タンク内の湯が上部側から給
湯配管を通して押上げ式に出湯されると共に、出湯量と
同量の水が給水配管を通して貯湯タンクの底部側に補充
される。
上記構成の貯湯タンクにおいては、高温湯は上部側に、
低温湯水は底部側に分離した状態で貯溜されることか
ら、例えば貯湯タンクの上下方向に適当間隔で複数の湯
温センサを取付けると共に各湯温センサに対応させて複
数の表示ランプを設け、基準温度を超える温度が検出さ
れる湯温センサに対応する表示ランプを点灯させること
で、貯湯タンク内の残湯量の表示を行うことができる。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような貯湯タンクは、例えば一日の湯の使用量を
貯溜し得る大形容器として構成され、このため専有スペ
ースが大きくなるという問題を生じている。そこで径の
小さな複数の貯湯タンクを一列に並べる構成として薄形
化を図ることが考えられる。しかしながらこのように複
数の貯湯タンクを設ける場合、上記のように複数の湯温
センサに対応させた表示ランプから成る表示器では、各
貯湯タンク毎に複数の表示器を設ける必要があるために
構成が複雑になると共に、合計の残湯量を直接的には表
示できなくなり、この結果、利用快適性が損なわれると
いう問題が発生する。
この考案は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、特に複数の貯湯タンクを設ける構成において、より
簡素な構成で合計の残湯量の表示が可能であり、したが
って利用快適性を向上し得る貯湯式給湯装置を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) そこで第1図に示すように、この考案の第1請求項記載
の貯湯式給湯装置は、第1貯湯タンク1と第2貯湯タン
ク2とを備え、上記第1貯湯タンク1においては、中間
部分に第1センサ1Uとそれよりも底部側に第2センサ1L
とを、また第2貯湯タンク2においては、中間部分に第
3センサ2Uとそれよりも底部側に第4センサ2Lとをそれ
ぞれ有すると共に、それぞれの検出箇所で基準温度に対
する高低温度信号を上記各検出箇所毎に出力する湯温検
出手段54と、上記基準温度を超える湯の種々の残湯状態
に対応する高低温度信号の出力パターンを、上記各貯湯
タンク1、2内の合計の残湯量に対応して予め記憶する
記憶手段53と、上記湯温検出手段54から出力される高低
温度信号の出力パターンを上記記憶された出力パターン
と比較して残湯量信号を出力する残湯量信号出力手段52
とを設けて成り、さらに上記記憶手段53においては、第
2センサ及び第4センサ1L、2Lでの検出湯温が共に基準
温度を超えているときには残湯量は大であるとし、また
第1及び第3センサ1U、2Uでの検出湯温が共に基準温度
以下であるときには残湯量は零又は小であるとし、上記
第2センサ1Lでの検出湯温が基準温度を超え第4センサ
2Lでの検出湯温が基準温度以下であるとき、第4センサ
2Lでの検出湯温が基準温度を超え第2センサ1Lでの検出
湯温が基準温度以下であるとき、及び上記第1及び第3
センサ1U、2Uでの検出湯温が基準温度を超え第2及び第
4センサ1L、2Lでの検出湯温が基準温度以下であるとき
には、残湯量は上記両残湯量の中間量であるとすべく上
記各センサ1U、1L、2U、2Lの出力パターンと残湯量との
関係を記憶していることを特徴としている。
(作用) 上記第1請求項記載の貯湯式給湯装置においては、貯湯
タンクの複数の検出箇所からの高低温度信号の出力パタ
ーンを貯湯タンク内の種々の残湯状態、すなわち残湯量
に対応させて予め求め、これを記憶手段53に記憶させて
いる。したがって湯温検出手段54から出力される高低温
度信号の出力パターンを、上記記憶させている出力パタ
ーンのいずれに合致するかを判別することで直接的に残
湯量が求められる。この結果、複数の貯湯タンク1、2
内の合計残湯量を、演算処理等の複雑な手順を要するこ
となく把握でき、また一個の表示器で合計残湯量を直接
的に表示させる構成とすることができるので、構成が簡
素になると共に利用快適性の向上を図ることができる。
(実施例) 次にこの考案の貯湯式給湯装置の具体的な実施例につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第2図には、この考案の一実施例における貯湯式給湯装
置の貯湯タンクユニットYの構成を示しており、この貯
湯タンクユニットY内には、図のように、3本の円筒状
密閉形貯湯タンク1、2、3が並設されている。第1貯
湯タンク(以下、第1タンクと言う)1の底部には、循
環ポンプ4の介設された水用往管5、給湯用熱交換器
6、水用復管7が順次接続されて第1タンク1内の底部
側の湯水に対する循環径路が構成されている。
上記給湯用熱交換器6は、外側に冷媒流路、内側に水用
流路を形成する漏洩検知付き二重管で構成され、外側の
冷媒流路の両端にはガス側及び液側冷媒配管8、9がそ
れぞれ接続されている。これらの冷媒配管8、9は、図
示してはいないが、圧縮機や熱源側熱交換器を有するヒ
ートポンプシステムの熱源側ユニットにさらに接続され
ており、後述する湯沸し運転は、上記循環ポンプ4を作
動すると共に、圧縮機を作動して冷媒を給湯用熱交換器
6から熱源側熱交換器へと回流させることによって行
う。このとき上記給湯用熱交換器6での冷媒凝縮熱がこ
の熱交換器6における内側の水用流路を流通する湯水に
付与される。
一方、同図において11は給水配管であって、この給水配
管11は第1三方弁12に接続され、この第1三方弁12の一
方の切換ポートは、第1給水分岐管13によって、上記水
用往管5における上記循環ポンプ4と第1タンク1との
間の配管部に接続されている。そして上記第1タンク11
の上部に給湯配管14が接続され、この給湯配管14先端の
混合栓15が開弁されるときには、同図において破線矢印
で示しているように、上記給水配管11、第1三方弁12、
第1給水分岐管13、水用往管5を通して作用する水道水
の圧力によって、第1タンク1内の上部側の湯が押上げ
式に上記給湯配管14を通して出湯され、同時に出湯量と
同量の水が第1タンク1内の底部側に給水される。
上記第1三方弁12の他方の切換ポートは、第2給水分岐
管16によって第3貯湯タンク(以下、第3タンクと言
う)3の底部に接続されている。この第3タンク3の上
部は、連絡配管17によって第2貯湯タンク(以下、第2
タンクと言う)2の底部に接続され、そしてこの第2タ
ンク2の上部は上記給湯配管14に接続されている。した
がって上記第1三方弁12が給水配管11を第3タンク3に
連通させる切換位置に位置されたときに上記混合栓15が
開弁された場合には、同図において一点鎖線矢印で示す
ように、給水配管11内の水道水の圧力は、第3タンク3
から連絡配管17を通して第2タンク2に作用し、この第
2タンク2の上部側の湯が出湯されると共に、残湯量と
同量の水が第3タンク3の底部に上記給水配管11から供
給される。このように上記第1三方弁12は、第1タンク
1側と第2、第3タンク2、3側とのいずれか一方を出
湯タンクとして選択する切換機能を有している。
さらに上記第3タンク3の底部には、後述する移送運転
時に第3タンク3内の湯水を第1タンク1へと移送する
ための置換用配管18が接続され、この置換用配管18の先
端は、水用往管5における循環ポンプ4と第1給水分岐
管13の接続点との間に介設されている第2三方弁19に接
続されている。
上記各タンク1、2、3の外壁面には、サーミスタ等よ
り成る湯温センサが取付けられており、まず第1タンク
1の上部側と底部側とに第1センサ1U、第2センサ1L
が、また第2タンク2の上部側と底部側とに第3センサ
2U、第4センサ2Lが、そして第3タンク3の底部側に第
5センサ3Lがそれぞれ取付けられている。これらの湯温
センサは、各取付位置に応ずる各水位での湯水の温度を
検出するようになされており、これらの検出温度に基づ
いて、上記した湯沸し運転、出湯タンクの切換え、移送
運転の制御が、さらに後述する残湯量の表示が行われ
る。
なお第2図中、21は各タンク1、2、3の底部にそれぞ
れ接続されている排水配管、22・22は上記排水配管21に
介設されている手動式開閉弁、23、24は水用往管5に設
けられているフロースイッチ、圧力スイッチ、また25は
給水配管11に介設されている減圧弁をそれぞれ示してい
る。また26は、第1タンク1内に配設されている深夜ヒ
ータであって、電力コストの安価な深夜電力を併用して
湯水の加熱を行い得る構成となされている。
次に上記構成の貯湯式給湯装置における運転の制御につ
いて、第3図の運転制御系統図を参照して説明する。上
記貯湯タンクユニットYには給湯制御装置31が設けられ
ており、この給湯制御装置31には上記5個の湯温センサ
1U、1L、2U、2L、3Lが接続されると共に、さらに台所等
に設置されるリモコンボックス32が接続されている。こ
のリモコンボックス32は、第4図に示すように、運転ス
イッチ33や湯温設定スイッチ34等を備えている。上記給
湯運転制御装置31内には、第3図に示しているように、
湯沸し・移送運転制御部35、出湯タンク切換制御部36が
設けられており、初めに、上記運転スイッチ33がONであ
ることを前提に、上記湯沸し・移送運転制御部35により
制御される湯沸し及び移送運転について説明する。
この湯沸し運転は、第2センサ1Lでの検出温度が上記湯
温設定スイッチ34での設定湯温に達していない場合に、
第2三方弁19を、循環ポンプ4の吸込側に第1タンク1
の底部が連通する切換位置に位置させ、前記した熱源側
ユニットXに給湯加熱運転指令信号を出力して、給湯用
熱交換器6に圧縮機からの冷媒を循環させると共に、循
環ポンプ4を作動することによって行う。この結果、第
1タンク1内の底部側の湯水が給湯用熱交換器6を通し
て循環し、この際に、前記したように冷媒凝縮熱により
加熱される。この加熱湯は、上記第1タンク1内におい
て上部側の低温湯と対流を生じて順次置換され、したが
ってこの湯沸し運転の継続によって、第1タンク1内は
その上部側から徐々に高温湯に置き換えられていく。
上記の湯沸し運転を継続して、上記第2センサ1Lでの検
出温度が設定湯温に達し、したがって第1タンク1内の
湯水の沸上げを終了すると、この時点で、第5センサ3L
での検出温度を、上記設定湯温よりも低い温度で設定さ
れる移送開始温度と比較する。この温度よりも高い場合
には、第2、第3タンク2、3内全体にも設定湯温に近
い高温湯が貯溜されているものとして、沸上げ運転を停
止する。一方、上記第5センサ3Lでの検出温度が移送開
始温度よりも低い場合には、引き続いて移送運転に切換
える。
この移送運転は、上記から、第2三方弁19を、循環ポン
プ4の吸込側が置換用配管18を通して第3タンク3の底
部に連通する切換位置に切換えることによって行う。こ
の結果、第2図中、実線矢印で示すように、第3タンク
3の底部側の低温湯水が循環ポンプ4に吸引され、給湯
用熱交換器6を通して第1タンク1の底部に流入する。
同時に、この第1タンク1からその底部への流入量と同
量の湯が上部から押し出され、これが第2タンク2の上
部に、さらにこの第2タンク2の底部の湯が連絡配管17
を通して第3タンク3の上部へと順に押出し式の移動を
生じて湯の移送、全体的には置換が行われることとな
る。
この移送運転は、上記第5センサ3Lでの検出温度が設定
湯温近傍の移送終了温度を超える高温温度状態となった
時、或いは第1センサ1Uでの検出温度が設定湯温よりも
低くなった時、すなわち第1タンク1において先に沸上
げた湯が第2、第3タンク2、3側に移送された時に停
止され、第2三方弁19を再度切換えて、上記の移送運転
によって第3タンク3側から第1タンク1に流入した低
温湯に対する沸上げ運転を引き続いて行う。
以降、第1タンク1内の湯の沸上げ運転を終了した段階
で、第2、第3タンク2、3全体にすでに高温湯が貯溜
されている状態となるまでは、沸上げ運転を終了する毎
にこの沸上げ湯の第2、第3タンク2、3側への移送運
転を行い、全体が高温湯の貯溜状態となった時に運転を
停止する。その後、新たに第2センサ1Lでの検出温度が
設定温度よりも低くなる毎に、上記の沸上げ運転、さら
に移送運転を行う。
次に、出湯タンク切換制御部36による出湯タンクの切換
制御について説明する。これは、第1センサ1Uでの検出
温度を出湯基準温度と比較し、この出湯基準温度よりも
高い場合には、第1タンク1側を出湯タンクとするよう
に第1三方弁12を制御する。一方、上記出湯基準温度よ
りも低い場合、すなわち第1タンク1内に充分高温の湯
が貯溜されていない場合には、続いて第3センサ2Uでの
検出温度を出湯基準温度と比較し、この出湯基準温度を
超えていることを確認して、出湯タンクを第2、第3タ
ンク2、3側とする切換えを上記第1三方弁12によって
行う。すなわち第1タンク1側を優先的に出湯タンクと
して選択する切換えを行い、この第1タンク1側から高
温湯の出湯ができない場合にのみ、第2、第3タンク
2、3側に切換える制御を行う。なおこの場合に第2、
第3タンク2、3側にも高温湯がない場合には、第1タ
ンク1を出湯タンクとして選択し、上記湯沸し運転を行
いながらこの第1タンク1から出湯させる。
上記のように、各湯温センサ1U、1L、2U、2L、3Lでの検
出温度に基づいて、湯沸し運転、移送運転、出湯タンク
の切換えが給湯制御装置31によって行われるが、さらに
上記各検出温度に基づいて、第4図に示しているリモコ
ンボックス32に設けられている表示ユニット37で残湯量
の表示を行うようにもなされており、以下、この制御に
ついて説明する。なおこの場合、各タンク1、2、3は
それぞれ内容量100lであるとし、また第1センサ1U及び
第3センサ2Uは、第1タンク1、第2タンク2の各上部
側からの容積50lでの水位に応ずる湯温を検出し得る位
置にそれぞれ取付けられているものとし、また第2セン
サ1L、第4センサ2L、第5センサ3Lは、それらの検出温
度が基準温度を超えている場合に、それぞれ各タンク内
の全量(100l)が上記基準温度を超えている湯とみなし
得る底部位置にそれぞれ取付けられているものとして説
明する。
初めに第5図を参照して上記表示ユニット37の構成につ
いて説明する。
上記表示ユニット37は、液晶等のLCD(Liquid Crystal
Display)で構成されており、第5図には、通電により
可視的に変化する変化領域(以下、明視パターンと言
う)の全通電状態での明視パターンを示している。図の
ように、上記表示ユニット37は、周縁が矩形の4つの表
示部41〜44(但し、最上位の表示部41の上辺は円弧状)
を上下方向に隣接させて構成し、図のように4つの表示
部41〜44が全て可視状態の場合には貯湯タンク内の全量
(300l)が、下側3つの表示部42〜44が可視状態の場合
には200lが、下側2つの表示部43、44が可視状態の場合
には100lが、最下位の表示部44が可視状態の場合には50
lがそれぞれ基準温度を超える湯であることを示すよう
になされている。
なお各表示部41〜44はそれぞれ湯温に応じた2段階の表
示を行うようにもなされており、このために各表示部41
〜44は、上辺から左に傾斜して下側に延びる直線状の第
1明視パターン45・・45を互いに平行に複数設けた第1
表示領域46と、上記各第1明視パターン45・・45の間を
下辺から右に傾斜して上側に直線状に延びると共に第1
明視パターン45よりも幅広の複数の第2明視パターン47
・・47を有する第2表示領域48とからそれぞれ構成され
ている。これにより設定湯温近傍の第1基準温度を超え
る残湯状態を上記第2明視パターン47で表示させ、また
例えば47℃程度の第2基準温度を超える残湯状態を上記
第1明視パターン45で表示させるようにすることで、例
えば第6図に示す表示においては、上記第1基準温度を
超える高温湯は100l、第2基準温度を超える湯は200lと
いうように、2段階の湯温に基づく残湯量を同時に表示
し得るようになされている。
上記のような表示ユニット37に対する表示信号を湯温セ
ンサ1U、1L、2U、2L、3Lでの各検出温度に基づいて発生
するために、前記給湯制御装置31には、第3図に示して
いるように、温度信号比較部51と残湯量決定部(残湯量
信号出力手段)52と記憶部(記憶手段)53とがさらに設
けられている。上記各湯温センサでの検出温度は、まず
上記温度信号比較部51において基準温度とそれぞれ比較
され、この基準温度に対する高低温度信号が上記各湯温
センサ毎に上記温度比較部51から残湯量決定部52に出力
される。したがってこの実施例の場合、各湯温センサ1
U、1L、2U、2L、3Lと上記温度比較部51とによって、貯
湯タンク内における複数の箇所での湯水の温度状態を基
準温度に対する高低温度信号の二値化信号として出力す
る湯温検出手段54を構成しているが、例えばサーモスタ
ット等の高低温度信号を直接的に出力するその他の構成
とすることも可能である。
一方、上記記憶部53には、基準温度を超える湯の種々の
残湯状態に対応する上記高低温度信号の出力パターンが
予め記憶されており、その内容について次に説明する。
次頁の第1表には、上記各湯温センサ1U、1L、2U、2L、
3Lからの高低温度信号の種々の出力パターンを示してい
る。
前記のように、第1タンク1及び第2、第3タンク2、
3内に高低温度差のある湯水が貯溜されている場合に
は、出湯径路方向の下流側に高温湯、上流側に低温湯水
が分離した貯溜状態となることから、例えば第2、第3
タンク2、3側での出湯径路方向最上流位置での第5セ
ンサ3Lからの高低温度信号が高温側“H"である場合に
は、これよりも下流側の第3及び第4センサ2U、2Lで低
温側温度信号“L"が出力される残湯状態は存在せず、信
号“L"が出力されている場合には、これよりも上流側の
第4、第5センサ2L、3Lで高温側温度信号“H"が出力さ
れる残湯状態は存在しない。また第1タンク1における
第1、第2センサ1U、1Lにおいても同様であることか
ら、各湯温センサ1U、1L、2U、2L、3Lからは第1表に示
す12種類の高低温度信号の出力パターンが存在する。そ
して各出力パターンは各タンク1、2、3内の相互に異
なる残湯状態〜にそれぞれ対応し、さらに同表の湯
量の欄に記載しているように、上記出力パターンと残湯
量との対応関係が求められる。
例えば残湯状態は、第2センサ1L及び第5センサ3Lか
らの高低温度信号が共に高温側“H"であることから、第
1タンク1内及び第2、第3タンク2、3内の全量が基
準温度を超える高温湯である残湯状態を示し、したがっ
てこの場合は残湯量は300lとなる。また例えば残湯状態
は、第1センサ1Uで“H"、第2センサ1Lで“L"である
ことから第1タンク1の上部側に50lの湯があり、また
第4センサ2Lで“H"であることから第2タンク2内の全
量が湯であり、さらに第5センサ3Lで“L"であることか
ら、第3貯湯タンク3内の一部しか湯でない残湯状態を
示している。したがってこの場合には少なくとも150lの
湯が確保されている。
一方、前記のように表示ユニット37では、0、50、10
0、200、300lの5段階表示を行うことから、同表の表示
湯量の欄に記載しているように、残湯量250lの場合は20
0lとして、また残湯量150lの場合は100lとしてそれぞれ
表示するようにしている。そして湯温センサ1U、1L、2
U、2L、3Lからの高低温度信号の出力パターンを上記5
段階の残湯量に対応付ける判別条件を第2表に示してお
り、この内容を前記した記憶部53に記憶させている。
例えば判別No.iにおける第2センサ1L及び第5センサ3L
からの高低温度信号が共に“H"である判別条件を満たす
場合の出力パターンは、他のセンサからの信号内容にか
かわりなく第1表における残湯状態であることが判別
され、この場合には残湯量300lとなり、また例えば第2
表の判別No.iiにおける第2センサ1Lで“L"、第5セン
サ3Lで“H"である判別条件を満たす場合の出力パターン
は、第1表の残湯状態又はのいずれかであることが
判別され、この場合には残湯量200lとなる。
そこで前記した残湯量決定部52では、温度比較部51から
所定のサンプリング時間毎に入力される各湯温センサ毎
の高低温度信号のパターンが、上記記憶部53に記憶され
ている判別No.i〜viiiのいずれの判別条件を満足するか
を判別し、満足した条件に対応する残湯量信号を表示ユ
ニット37に出力する。なお上記温度比較部51では、設定
湯温Dsよりもわずかに低い温度(Ds−β)を第1基準温
度として、また例えば47℃を第2基準温度として、各湯
温センサでの検出温度を上記第1基準温度と第2基準温
度とに対して交互に比較して高低温度信号を出力するよ
うになされており、この結果、上記残湯量決定部52から
は、上記第1基準温度と第2基準温度とをそれぞれ超え
る各残湯量信号が交互に表示ユニット37に出力される。
一例として第1タンク1内に湯沸し運転中の50℃程度の
中間温度の湯があり、第2タンク2内には設定湯温近辺
の高温湯が、また第3タンク3内は水である場合を例に
挙げて説明すると、まず温度比較部51からは上記第1基
準温度に対する比較の結果、第3及び第4センサ2U、2L
で“H"、その他は“L"である高低温度信号が発生され、
この出力パターンは、第2表における判別No.viを満足
することから、設定温度近辺の残湯量を100lとする残湯
量信号が表示ユニット37に出力される。続いて温度比較
部51において第2基準温度に対する比較が行われ、この
結果、第1及び第2センサ1U、1Lと第3及び第4センサ
2U、2Lとで“H"、第5センサ3Lで“L"の高低温度信号が
発生され、この出力パターンは、第2表の判別No.iiiを
満足することから、中間湯温の残湯量を200lとする残湯
量信号が表示ユニット37に出力される。以上の結果、表
示ユニット37では第6図の表示状態を示すこととなる。
その後も所定のサンプリング時間毎に上記の処理が繰返
され、湯沸し運転の継続や湯の使用による残湯量の変化
に応じた表示が上記表示ユニット37で表示される。
以上の説明のように、上記実施例では複数の貯湯タンク
内の合計の残湯量を直接的に示す信号が出力されるの
で、合計の残湯量の表示のための構成が簡素になると共
に、利用者の使用快適性が向上する。なお上記ではヒー
トポンプシステムを加熱源とする装置を例にして説明し
たが、電気ヒータ等のその他の加熱源を有する貯湯式給
湯装置にもこの考案の適用が可能である。また上記実施
例以外の複数の貯湯タンクの構成にても適用が可能であ
る。
(考案の効果) 上記のようにこの考案の第1請求項記載の貯湯式給湯装
置においては、貯湯タンク内の残湯量が直接的に求めら
れるので、複数の貯湯タンク内の合計残湯量を、演算処
理等の複雑な手順を要することなく把握でき、また合計
の残湯量を一個の表示器に直接表示させることができる
ので、構成が簡素になると共に利用快適性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の機能ブロック図、第2図はこの考案
の一実施例における貯湯式給湯装置の貯湯タンクユニッ
トの構成模式図、第3図は上記貯湯式給湯装置の運転制
御系統図、第4図は上記装置におけるリモコンボックス
の正面模式図、第5図は上記リモコンボックスにおける
表示ユニットの拡大図、第6図は上記表示ユニットでの
表示の一例を示す図である。 1……第1貯湯タンク、2……第2貯湯タンク、3……
第3貯湯タンク、52……残湯量決定部(残湯量信号出力
手段)、53……記憶部(記憶手段)、54……湯温検出手
段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1貯湯タンク(1)と第2貯湯タンク
    (2)とを備え、上記第1貯湯タンク(1)において
    は、中間部分に第1センサ(1U)とそれよりも底部側に
    第2センサ(1L)とを、また第2貯湯タンク(2)にお
    いては、中間部分に第3センサ(2U)とそれよりも底部
    側に第4センサ(2L)とをそれぞれ有すると共に、それ
    ぞれの検出箇所で基準温度に対する高低温度信号を上記
    各検出箇所毎に出力する湯温検出手段(54)と、上記基
    準温度を超える湯の種々の残湯状態に対応する高低温度
    信号の出力パターンを、上記各貯湯タンク(1)(2)
    内の合計の残湯量に対応して予め記憶する記憶手段(5
    3)と、上記湯温検出手段(54)から出力される高低温
    度信号の出力パターンを上記記憶された出力パターンと
    比較して残湯量信号を出力する残湯量信号出力手段(5
    2)とを設けて成り、さらに上記記憶手段(53)におい
    ては、第2センサ及び第4センサ(1L)(2L)での検出
    湯温が共に基準温度を超えているときには残湯量は大で
    あるとし、また第1及び第3センサ(1U)(2U)での検
    出湯温が共に基準温度以下であるときには残湯量は零又
    は小であるとし、上記第2センサ(1L)での検出湯温が
    基準温度を超え第4センサ(2L)での検出湯温が基準温
    度以下であるとき、第4センサ(2L)での検出湯温が基
    準温度を超え第2センサ(1L)での検出湯温が基準温度
    以下であるとき、及び上記第1及び第3センサ(1U)
    (2U)での検出湯温が基準温度を超え第2及び第4セン
    サ(1L)(2L)での検出湯温が基準温度以下であるとき
    には、残湯量は上記両残湯量の中間量であるとすべく上
    記各センサ(1U)(1L)(2U)(2L)の出力パターンと
    残湯量との関係を記憶していることを特徴とする貯湯式
    給湯装置。
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