JPH0752690A - 産業車両用ペダル装置 - Google Patents

産業車両用ペダル装置

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Publication number
JPH0752690A
JPH0752690A JP19742193A JP19742193A JPH0752690A JP H0752690 A JPH0752690 A JP H0752690A JP 19742193 A JP19742193 A JP 19742193A JP 19742193 A JP19742193 A JP 19742193A JP H0752690 A JPH0752690 A JP H0752690A
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JP
Japan
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pedal
brake
inching
master cylinder
brake master
Prior art date
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Application number
JP19742193A
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English (en)
Inventor
Hideaki Shima
英彰 島
Yoshihisa Iwanaga
嘉寿 岩永
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキペダルとインチングペダルとを備え
た産業車両用ペダル装置において、インチングペダル踏
み込み時のペダル相互の連動を回避してペダル踏力の軽
減を図る。 【構成】 インチングペダル7とブレーキマスターシリ
ンダ27のプッシュロッド28とをリンク機構14によ
り連結する。このリンク機構14中には作動ピン25と
長孔18とからなる逃がし機構26を設定し、インチン
グペダル7のペダル踏力のみ入力可能とする。また、ブ
レーキペダル1には、該ブレーキペダル1の踏み込み時
にリンク機構14の末端部材であるU形アーム部20に
対し、インチングペダル7によるペダル入力方向と同方
向から係合して押圧することによりブレーキマスターシ
リンダ27を作動させる作動アーム6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのよう
な産業車両に用いられているペダル装置に係り、詳しく
はトルコンを搭載した産業車両において、通常のブレー
キペダルのほか、ブレーキ操作とトルコンの駆動力制御
とを同時操作するためのインチングペダルを備えたペダ
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トルコン搭載のフォークリフト
では、ブレーキペダルは主として車両走行時の減速用又
は停止用として用いられ、荷役作業時には専らインチン
グペダルが用いられる。図5には、従来のブレーキペダ
ル及びインチングペダルを備えたペダル装置が示されて
いる。図示のように、上部側に回動支点を有する吊下げ
式ブレーキペダル41は、リンク機構42を介してブレ
ーキマスターシリンダ49のプッシュロッド50と連結
されている。すなわち、ブレーキペダル41をリターン
スプリング43に抗して踏み込むと、該ブレーキペダル
41がその回動支点である支軸44回りに回動し、コネ
クティングリンク45を介してアッパーリンク46をそ
の回動支点である支軸47回りに回動させ、該アッパー
リンク46のアーム部48に連結されたブレーキマスタ
ーシリンダ49のプッシュロッド50を押し下げるよう
になっている。
【0003】一方、上部側に回動支点を有する吊下げ式
インチングペダル51は、前記ブレーキペダル41の左
側に並列に配置されるとともに、リンク機構52を介し
て前記ブレーキペダル系のアッパーリンク46を作動さ
せる構成となっている。すなわち、インチングペダル5
1をリターンスプリング53に抗して踏み込むと、該イ
ンチングペダル51がその回動支点である支軸54回り
に回動し、コネクティングリンク55を介してアッパー
リンク56をその回動支点である支軸57回りに回動さ
せ、さらに該アッパーリンク56がそのアーム部58を
介して前記ブレーキペダル系アッパーリンク46のアー
ム部48を押し下げることによりブレーキマスターシリ
ンダ49を作動させる構成となっている。なお、インチ
ングペダル51は上記リンク機構52とは別途にケーブ
ル59を介して図示省略のトルコンのインチングスプー
ルと連結されており、ペダル踏み込み時には、インチン
グスプールを作動させ、トルコンの駆動力を徐々に低下
させて最終的には零にする。つまり、インチングペダル
51の踏み込み量の加減でトルコンの駆動力が制御でき
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のペダル装置は、ブレーキペダル系を優先した構造で
あり、インチングペダル51はブレーキペダル系リンク
機構42の一部を利用してブレーキマスターシリンダ4
9を作動させる構成であるために、インチングペダル5
1の踏み込み時には、ブレーキペダル系が連動し、イン
チングペダル系のリターンスプリング53のみならず、
ブレーキペダル系のリターンスプリング43の反力(戻
し力)をも受けることになる。そのため、大なるペダル
踏力を必要とし、操作フィーリングが悪いという点に問
題がある。
【0005】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、ブレ
ーキペダルとインチングペダルとを備えた産業車両用ペ
ダル装置において、インチングペダル踏み込み時におけ
るペダル相互の連動を回避してペダル踏力の軽減を図
り、その操作フィーリングを向上させることを、解決す
べき技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項1の発明に係る産業車両用ペダル装置は、ブ
レーキマスターシリンダと、上部側に回動支点を有し、
リターンスプリングにより回動付勢された吊下げ式ブレ
ーキペダルと、このブレーキペダルの踏み込みに連動し
て前記ブレーキマスターシリンダを作動させる作動部材
と、上部側に回動支点を有し、リターンスプリングによ
り回動付勢された吊下げ式インチングペダルと、このイ
ンチングペダルの踏み込みに連動して前記ブレーキマス
ターシリンダを作動させる作動部材とを備え、前記ブレ
ーキペダル系の作動部材とインチングペダル系の作動部
材とを相互に非連繋構造としたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明に係る産業車両用ペダル装
置は、ブレーキマスターシリンダと、上部側に回動支点
を有し、リターンスプリングにより回動付勢された吊下
げ式ブレーキペダルと、上部側に回動支点を有し、リタ
ーンスプリングにより回動付勢された吊下げ式インチン
グペダルと、前記インチングペダルをブレーキマスター
シリンダのプッシュロッドに連結するリンク機構とを備
え、前記リンク機構には前記インチングペダルのペダル
踏力のみを入力可能とするための長孔とこれに係合する
作動ピンとからなる逃がし機構を設定し、前記ブレーキ
ペダルには、該ブレーキペダルの踏み込み時に前記リン
ク機構の末端部材に対し、前記インチングペダルによる
ペダル入力方向と同方向から係合して前記ブレーキマス
ターシリンダを作動させる作動部材を設けたことを特徴
としている。
【0008】請求項3の発明に係る産業車両用ペダル装
置は、ブレーキマスターシリンダと、上部側に回動支点
を有し、リターンスプリングにより回動付勢された吊下
げ式ブレーキペダルと、上部側に回動支点を有し、リタ
ーンスプリングにより回動付勢された吊下げ式インチン
グペダルと、一端に回動支点を有するとともに他端が前
記ブレーキマスターシリンダのプッシュロッドに連結さ
れたセンターリンクとを備えており、前記センターリン
ク、前記ブレーキペダル及び前記インチングペダルの各
回動支点を同一軸線上に整合して設定する一方、前記ブ
レーキペダル及び前記インチングペダルには、それぞれ
前記センターリンクに対して相互に同方向から係合可能
に対向する作動部材を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上述のように構成された請求項1の発明に係る
ペダル装置においては、ブレーキペダル系の作動部材と
インチングペダル系の作動部材とを相互に非連繋構造と
したので、ブレーキペダルの踏み込み時には、そのペダ
ル踏力をインチングペダル系に入力させずにブレーキマ
スターシリンダを作動させることができ、またインチン
グペダルの踏み込み時には、そのペダル踏力をブレーキ
ペダル系に入力させずにブレーキマスターシリンダを作
動させることができる。すなわち、ペダル踏み込み時に
おけるペダル相互間での連動が回避され、ペダル踏力が
軽減される。
【0010】また、請求項2の発明に係るペダル装置に
おいては、ブレーキペダルの踏み込み時には、該ブレー
キペダルの作動部材がインチングペダル系のリンク機構
の末端部材に係合してこれを押圧することによりブレー
キマスターシリンダを作動させる。このとき、ブレーキ
ペダルのペダル踏力はリンク機構中の逃がし機構により
インチングペダル系へ入力されることが回避される。一
方、インチングペダルの踏み込み時には、リンク機構を
介してブレーキマスターシリンダが作動される。このと
き、リンク機構の端末部材がブレーキペダルの作動部材
から離れる方向に移動するので、インチングペダルのペ
ダル踏力がブレーキペダル系に入力することが回避され
る。従って、このこの発明の場合もペダル踏み込み時に
おけるペダル相互間での連動が回避され、ペダル踏力が
軽減される。
【0011】また、請求項3の発明に係るペダル装置に
おいては、ブレーキペダルの踏み込み時には、該ペダル
の作動部材がセンターリンクに係合してこれを押圧する
ことによりブレーキマスターシリンダを作動させ、また
インチングペダルの踏み込み時には、該ペダルの作動部
材がセンターリンクに係合してこれを押圧することによ
りブレーキマスターシリンダを作動させる。従って、こ
の発明の場合も、上記請求項1及び2の発明の場合と同
様に、ペダル踏み込み時におけるペダル相互間での連動
が回避され、ペダル踏力が軽減される。また、この発明
では、両ペダルの回動支点とセンターリンクの回動支点
とを同一軸線上に整合させ、かつ両ペダルにそれぞれ設
けた各作動部材がセンターリンクに対して個々にペダル
踏力を伝達する構成としたことにより、従来のペダル装
置において、両ペダルとブレーキマスターシリンダとを
連結していた踏力伝達用としてのリンク機構を廃止する
ことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。まず、図1〜図3に基づいて本発明の実
施例1に係るペダル装置を説明する。このペダル装置
は、トルコンを搭載したフォークリフトに適用されるも
のにして、図1に示すように、左右方向に所定間隔を置
いて並列に配置される吊下げ式のブレーキペダル1及び
インチングペダル7を有しており、そのペダル部がほぼ
同一高さとなるように配置されている。また、両ペダル
1,7間にはブレーキマスターシリンダ27が配置され
ている。
【0013】吊下げ式のブレーキペダル1は、そのアー
ム部2の上部に設けたスリーブ3が回動支点としての支
軸4に回動可能に嵌合され、ねじりバネからなるリター
ンスプリング5にて規制される初期位置に保持されてい
る。そして、ブレーキペダル1のスリーブ3には、略L
形をなす作動アーム6が径方向に突出されている。この
作動アーム6はその先端部が後述するインチングペダル
系のリンク機構14の末端部材であるU形アーム部20
の上面に僅かな隙間を置いて当接可能に対向されてお
り、ブレーキペダル1の踏み込み時には該U形アーム部
20を介してブレーキマスターシリンダ27のプッシュ
ロッド28を押し下げるようになっている。すなわち、
作動アーム6はインチングペダル系のリンク機構14の
U形アーム部20を介してブレーキマスターシリンダ2
7を作動させるブレーキペダル系の作動部材を構成して
いる。
【0014】一方、吊下げ式のインチングペダル7は、
そのアーム部8の上部に設けたスリーブ9が回動支点と
しての支軸10に回動可能に嵌合され、ねじりバネから
なるリターンスプリング11にて規制される初期位置に
保持されている。そして、インチングペダル7のアーム
部8の上端部には背面側に突出する突起12が設けら
れ、該突起12にはインチングケーブル13が接続され
ている。すなわち、インチングペダル7の踏み込み時に
は、インチングケーブル13を介して図示省略のトルコ
ンのインチングスプールが作動され、トルコンの駆動力
が制御されるようになっている。
【0015】また、インチングペダル7はリンク機構1
4を介してブレーキマスターシリンダ27のプッシュロ
ッド28と連結されている。リンク機構14はインチン
グペダル7の上方に配置されてブレーキマスターシリン
ダ27に連結されるアッパリンク15と、このアッパリ
ンク15とインチングペダル7とをつなぐための中間リ
ンク22とから構成されている。そして、アッパリンク
15は、支軸16回りに回動可能に嵌合されたスリーブ
17と、該スリーブ17の一端側に径方向に突設された
長孔18付きのアーム部19と、スリーブ17の他端側
に径方向に突設されたU形アーム部20とからなり、こ
のU形アーム部20が前記ブレーキマスターシリンダ2
7のプッシュロッド28にピン21を介して回動可能に
連結されている。
【0016】一方、リンク機構14の中間リンク22
は、その下端部がインチングペダル7に突設された突起
23とピン24により回動可能に連結されるとともに、
上端部には前記アッパリンク15のアーム部19の長孔
18に係合する作動ピン25を備えている。しかして、
この作動ピン25は図2に示すように、インチングペダ
ル7が踏み込まれていないペダル初期位置では長孔18
の底面に当接されており、インチングペダル7の踏み込
み時に連動してアーム部19を回動させる、つまりアッ
パリンク15を回動させてブレーキマスターシリンダ2
7のプッシュロッド28を押し下げるようになってい
る。
【0017】また、リンク機構14の作動ピン25と、
アッパリンク15の長孔18付きアーム部19とは、イ
ンチングペダル7のペダル踏力のみを入力し、前記ブレ
ーキ側からの入力をインチングペダル系に伝達させない
ようにするための逃がし機構26を構成している。従っ
て、ブレーキペダル1の作動アーム6がリンク機構14
の末端部材であるU形アーム部19に対して当接可能に
対向する構成、及び中間リンク22とアッパリンク15
とが逃がし機構26を介して連結される構成により、ブ
レーキペダル系とインチングペダル系とは機械的に非連
繋構造となっている。そして、リンク機構14の作動ピ
ン25は、アッパリンク15を介してブレーキマスター
シリンダ27を作動させるインチングペダル系の作動部
材を構成するものである。
【0018】従って、上述のように構成された本実施例
のペダル装置においては、ブレーキペダル1をリターン
スプリング5に抗して踏み込むと、支軸4回りに回動す
る作動アーム6がU形アーム部20に当接して押圧する
ことによりアッパリンク15を支軸16回りに回動させ
る。そのため、プッシュロッド28が押し下げられてブ
レーキマスターシリンダ27が作動される。従って、ペ
ダル踏力は油圧に変換され図示省略のブレーキ装置のホ
イールシリンダを作動させる。そして、このときのアッ
パーリンク15の作動は、図2に仮想線で示す如く、長
孔18付きアーム部19と作動ピン25とからなる逃が
し機構26の作用により、中間リンク22側に伝達され
ないため、ブレーキペダル1の踏力がインチングペダル
系に入力されることはない。なお、ブレーキペダル1に
加えられた踏力が除去されるたときは、リターンスプリ
ング5により上記各部材は初期位置に戻される。
【0019】一方、インチングペダル7をリターンスプ
リング11に抗して踏み込んだときは、インチングケー
ブル13を介してトルコンのインチングスプールが作動
され、ペダル踏み込み量に対応してトルコンの駆動力が
順次低下され、最終的には零に達する。これと同時にリ
ンク機構14の作動ピン25によりアーム部19に下向
きに力が作用され、アッパリンク15が支軸16回りに
回動する。従って、プッシュロッド28が押し下げら
れ、ブレーキマスターシリンダ27が作動される。な
お、このときのアッパリンク15の回動方向は、ブレー
キペダル1の作動アーム6から離れる方向であり、従っ
てインチングペダル7の踏力がブレーキペダル系に入力
されることはない。
【0020】このように、本実施例のペダル装置によれ
ば、ブレーキペダル1又はインチングペダル7の踏み込
み時に、ペダル相互間において機械的に連動するという
ことがなくなり、その踏力はブレーキマスターシリンダ
27を作動させる力として使用されることになる。従っ
て、図3に示すように、インチングペダルの踏み込みに
ブレーキペダルが連動する従来型であれば、ペダル踏力
は図3の(A)で示されるように、インチングペダル系
のリターンスプリング分とブレーキマスターシリンダ昇
圧分に、さらにブレーキペダル系のリターンスプリング
分が余分に加わることになるが、本実施例の場合であれ
ば、図3の(B)に示されるように、インチングペダル
系のリターンスプリング分とブレーキマスターシリンダ
昇圧分であり、従来に比してその踏力を軽減することが
できる。
【0021】また、この実施例によれば、中間リンク2
2の連結を利用しているため、従来のレイアウトを変更
することなく、構成できる。
【0022】つぎに、本発明の実施例2に係るペダル装
置を図4に基づいて説明する。この実施例のペダル装置
においては、ブレーキマスターシリンダ27のプッシュ
ロッド28にセンターリンク29のアーム部31をピン
32により回動可能に連結するとともに、このセンター
リンク29のスリーブ30と、吊下げ式ブレーキペダル
1のスリーブ3と、吊下げ式のインチングペダル7のス
リーブ9とを、共通の支軸33上に回動可能に嵌合した
構成としている。すなわち、ブレーキペダル1とセンタ
ーリンク29とインチングペダル7の各回動支点を同一
軸線上に整合した設定となっている。
【0023】そして、ブレーキペダル1のスリーブ3の
端部には、ブレーキマスターシリンダ27を作動させる
ブレーキペダル系の作動部材を構成する略L形の作動ア
ーム6が、またインチングペダル7のスリーブ9の端部
には、インチングペダル系の作動部材を構成する略L形
の作動アーム34が、それぞれ同一水平線上で対向する
ように径方向に突設されており、それら両作動アーム
6,34はその先端がセンターリンク29のアーム部3
0に対してそれぞれ僅かな隙間を置いて当接可能に対向
している。なお、センターリンク29のアーム部31
は、ブレーキペダル1とインチングペダル7の両作動ア
ーム6,34に対する十分な当接面を有するように幅広
に形成されている。
【0024】従って、この実施例のペダル装置において
は、ブレーキペダル1の踏み込み時には、支軸33回り
に回動する作動アーム6がアーム部31を押圧してセン
ターリンク29を支軸33回りに回動させる。従って、
プッシュロッド28が押し下げられてブレーキマスター
シリンダ27が作動される。一方、インチングペダル7
の踏み込み時には、支軸33回りに回動する作動アーム
34がアーム部31を押圧してセンターリンク29を支
軸33回りに回動させる。従って、プッシュロッド28
が押し下げられてブレーキマスターシリンダ27が作動
される。すなわち、ブレーキペダル系とインチングペダ
ル系とは、ペダル相互間において機械的に連動するとい
うことがなくなり、その踏力はブレーキマスターシリン
ダ27を作動させる力として使用されることになり、操
作フィーリングが向上される。
【0025】しかして、この実施例では、ブレーキペダ
ル1、インチングペダル7及びセンターリンク29の3
部材の回動支点を同一軸線上に整合して配置するととも
に、ブレーキペダル1の作動アーム6とインチングペダ
ル7の作動アーム34とをセンターリンク29に個々に
作動する形態とし、作動アーム6,34相互を非連繋と
したことにより、従来型のペダル装置において用いられ
ていた踏力の中間伝達機構としてのリンク機構を省略し
得たものである。このことにより、ペダル装置の構造の
簡素化が図られるとともに、レイアウト上の自由性が得
られる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定するもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が
可能である。たとえば、実施例1において、リンク機構
14中に設定される逃がし機構26は、長孔18と作動
ピン25のスライドによる逃がし方式に代え、ブレーキ
ペダル1の作動アーム6とアッパリンク15のU形アー
ム部9との関係の如く当接方式に変更してもよい。ま
た、実施例1において、インチングペダル系のリンク機
構14をブレーキペダル1側に設け、ここに長孔18付
きアーム部19と作動ピン25とからなる逃がし機構2
6を設定する一方、インチングペダル7側にブレーキペ
ダル1の作動アーム6を設ける構成に変更してもよい。
さらにまた、実施例2において、センターリンク29の
アーム部31と、両ペダル1,7の作動アーム6,34
との関係を、当接方式から実施例1で説明された長孔1
8と作動ピン25による逃がし方式に変更してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ブレーキペダル又はインチングペダルの踏み込み時に、
両ペダル相互間における機械的連動を回避して各系毎で
ブレーキマスターシリンダを作動させることができる。
従って、インチングペダルの踏み込み時にブレーキペダ
ルが連動していた従来装置とは異なり、ブレーキペダル
の場合は素より、インチングペダルの踏力が軽減され、
その操作フィーリングを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るペダル装置の斜視図で
ある。
【図2】リンク機構中の逃がし機構を示す側面図であ
る。
【図3】従来型ペダル装置と本発明に係るペダル装置と
のインチングペダル踏力比較図である。
【図4】本発明の実施例2に係るペダル装置の斜視図で
ある。
【図5】従来のペダル装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ブレーキペダル 4…支軸 5…リターンスプリング 6…作動アーム 7…インチングペダル 10…支軸 11…リターンスプリング 13…インチングスプール 14…リンク機構 15…アッパリンク 18…長孔 19…アーム部 20…U形アーム部 25…作動ピン 26…逃がし機構 27…ブレーキマスターシリンダ 28…プッシュロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキマスターシリンダと、上部側に
    回動支点を有し、リターンスプリングにより回動付勢さ
    れた吊下げ式ブレーキペダルと、このブレーキペダルの
    踏み込みに連動して前記ブレーキマスターシリンダを作
    動させる作動部材と、上部側に回動支点を有し、リター
    ンスプリングにより回動付勢された吊下げ式インチング
    ペダルと、このインチングペダルの踏み込みに連動して
    前記ブレーキマスターシリンダを作動させる作動部材と
    を備え、前記ブレーキペダル系の作動部材とインチング
    ペダル系の作動部材とを相互に非連繋構造とした産業車
    両用ペダル装置。
  2. 【請求項2】 ブレーキマスターシリンダと、上部側に
    回動支点を有し、リターンスプリングにより回動付勢さ
    れた吊下げ式ブレーキペダルと、上部側に回動支点を有
    し、リターンスプリングにより回動付勢された吊下げ式
    インチングペダルと、前記インチングペダルをブレーキ
    マスターシリンダのプッシュロッドに連結するリンク機
    構とを備え、前記リンク機構には前記インチングペダル
    のペダル踏力のみを入力可能とするための長孔とこれに
    係合する作動ピンとからなる逃がし機構を設定し、前記
    ブレーキペダルには、該ブレーキペダルの踏み込み時に
    前記リンク機構の末端部材に対し、前記インチングペダ
    ルによるペダル入力方向と同方向から係合して前記ブレ
    ーキマスターシリンダを作動させる作動部材を設けた産
    業車両用ペダル装置。
  3. 【請求項3】 ブレーキマスターシリンダと、上部側に
    回動支点を有し、リターンスプリングにより回動付勢さ
    れた吊下げ式ブレーキペダルと、上部側に回動支点を有
    し、リターンスプリングにより回動付勢された吊下げ式
    インチングペダルと、一端に回動支点を有するとともに
    他端が前記ブレーキマスターシリンダのプッシュロッド
    に連結されたセンターリンクとを備えており、前記セン
    ターリンク、前記ブレーキペダル及び前記インチングペ
    ダルの各回動支点を同一軸線上に整合して設定する一
    方、前記ブレーキペダル及び前記インチングペダルに
    は、それぞれ前記センターリンクに対して相互に同方向
    から係合可能に対向する作動部材を設けた産業車両用ペ
    ダル装置。
JP19742193A 1993-08-09 1993-08-09 産業車両用ペダル装置 Pending JPH0752690A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003150260A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 操作機構
US6955239B2 (en) 2000-03-01 2005-10-18 Tcm Corporation Industrial vehicle
KR101509996B1 (ko) * 2013-12-03 2015-04-07 현대자동차주식회사 차량용 클러치페달의 답력 저감장치
CN110482444A (zh) * 2019-09-25 2019-11-22 安徽合力股份有限公司 一种用于叉车的电子微动与制动系统

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