JPH0752745Y2 - 自動車等の燃料タンク内設用燃料カップ - Google Patents
自動車等の燃料タンク内設用燃料カップInfo
- Publication number
- JPH0752745Y2 JPH0752745Y2 JP5508289U JP5508289U JPH0752745Y2 JP H0752745 Y2 JPH0752745 Y2 JP H0752745Y2 JP 5508289 U JP5508289 U JP 5508289U JP 5508289 U JP5508289 U JP 5508289U JP H0752745 Y2 JPH0752745 Y2 JP H0752745Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- base plate
- cup body
- fuel cup
- cup
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
本考案は、車輌の前進、後退、旋回等で加わる加速度に
よって燃料タンク内の燃料が移動しても、常に必要量の
燃料を燃料ポンプに供給し得ることを目的とした燃料タ
ンク内に装備する燃料カップに関するものである。
よって燃料タンク内の燃料が移動しても、常に必要量の
燃料を燃料ポンプに供給し得ることを目的とした燃料タ
ンク内に装備する燃料カップに関するものである。
燃料タンク内の燃料をエンジンに供給するため、燃料ポ
ンプは燃料吸上げ管を通して燃料を吸い上げる。エンジ
ンが作動中は常に必要量の燃料を吸い上げる必要があ
り、そのためには燃料吸上げ管の先端燃料吸上げ口は、
燃料タンク内の燃料表面より下に沈んでいる必要があ
る。 貨物運送トラックのように燃料タンクの重量方向高さを
大きく取り得る寸法余裕のある車輌もあるが、乗用自動
車の場合は限られた寸法範囲で装着し、かつ燃料タンク
の容量はできる限り大きくしたいとの車輌使用者の要求
から、高さの低い扁平な燃料タンクにせざるを得ないの
が一般的である。このような扁平な燃料タンクにおい
て、燃料タンク内の燃料が十分に多量保有されている場
合は車輌がいかなる傾斜した地形、いかなる走行状態に
おいても燃料吸上げ口は常時液面の下に沈んでおり、燃
料ポンプは気体分を吸うことなく液体燃料を吸上げるこ
とができる。 しかしながら、燃料タンク内の燃料が少なくなってきた
状態で、車輌が急な発進、旋回等、大きい加速度が加わ
る場合、燃料タンク内の燃料は燃料タンク内の一方に片
寄り、燃料吸上げ口が液面の上に出て、その加速度が無
くなるまで、液体燃料を吸上げることができなくなる。
このような状態を解消するため、燃料吸上げ口周辺を囲
う燃料カップが従来より設置されている。車輌に加速度
が加わり燃料タンク内の燃料が一方に偏り面を形成する
場合でも、燃料カップがあると燃料カップ内にあらかじ
め燃料流入通路を通って流入保持されている燃料は、燃
料カップの外に流出しないので、液体燃料を常に吸上げ
ることができる。 燃料カップは以前は一般的に金属板をプレス加工して造
られていたため、上方開口部の寸法は底面の寸法より大
きく、かつ底面と側面との繋がり形状は円弧またはそれ
に近い形状が使用されていた。このような燃料カツプ内
に少量の燃料が保有された状態で、加速度が加わった場
合、重力に対して下に行くに従って水平断面積の小さく
なる燃料カップ形状では、極端な場合は燃料吸込口が液
面の上方に出て液体燃料の吸上げが不可能な状態が発生
し、折角装着した燃料カップの機能を大きく阻害する。
また、急激な加速度が加わり燃料カツプ内の燃料が流動
する場合、流動燃料の慣性により、加速度に釣り合って
できる液面より更に大きく変動し、この場合燃料カツプ
内に折角保持させていた燃料の一部が、上方開口部の縁
を乗り越えて、燃料カップの外へ飛び出してしまい、使
用可能の燃料が減量し燃料吸込口が液面より上方に出て
しまい、液体燃料の吸上げ不能の状態に陥る欠点を有し
ていた。 上記欠点を本考案者は先に特願平1-7161号で示した伏椀
形の燃料カップを開発して解決したのである。その構造
例を第5、6図に示した。車輌用燃料タンクの車輌への
搭載位置は、車輌走行中に発生する衝突事故による破
損、変形の少ない場所が選定されるものの、燃料タンク
の底板(13)(燃料タンク下片)の底面に変形が発生し
たとき、その内側上面に接して取付け固定されている燃
料カップがプラスチックであると変形が生じ、内部応力
発生の状態で異常発生以降長時間使用中、割れ発生など
の不具合がある。そこで、燃料カップ本体(1)は樹脂
製であるが、ベース板(2)を鋼板製としている。この
例では燃料カップ本体(1)にはポリプロピレンにガラ
ス繊維を20〜30%混合した材料を使用し、射出成形法に
よって成形している。また、ベース板(2)は亜鉛メッ
キ鋼板をプレス成形している。このベース板(2)は燃
料タンク底板(13)に電気スポット溶接することにより
固定される。 燃料タンク内の燃料は前記ベース板(2)の側方に開け
られた燃料入口(4)から入り、燃料通路(5)を通
り、燃料出口(6)から燃料カップ内に供給され、燃料
フイルタ(7)で異物を過した後、燃料ポンプ(8)
により汲み上げられエンジンに供給される。燃料カップ
本体(1)とベース板(2)との合わせ面からの燃料洩
れを防止するため全周にわたり燃料洩れ防止フイン
(9)を設けている。燃料カップ本体(1)とベース板
(2)とのフランジ合わせ面Q部は、第7図の拡大断面
図に示したように、加熱軟化成形リベット(10)のかし
めにより一体化している。 燃料カップ本体を樹脂製とし、ベース板を鋼板製とした
場合の一体化の他の方法としては、ベース板の縁部を樹
脂中に埋め込んだ例もみられる(実開昭63-179238
号)。
ンプは燃料吸上げ管を通して燃料を吸い上げる。エンジ
ンが作動中は常に必要量の燃料を吸い上げる必要があ
り、そのためには燃料吸上げ管の先端燃料吸上げ口は、
燃料タンク内の燃料表面より下に沈んでいる必要があ
る。 貨物運送トラックのように燃料タンクの重量方向高さを
大きく取り得る寸法余裕のある車輌もあるが、乗用自動
車の場合は限られた寸法範囲で装着し、かつ燃料タンク
の容量はできる限り大きくしたいとの車輌使用者の要求
から、高さの低い扁平な燃料タンクにせざるを得ないの
が一般的である。このような扁平な燃料タンクにおい
て、燃料タンク内の燃料が十分に多量保有されている場
合は車輌がいかなる傾斜した地形、いかなる走行状態に
おいても燃料吸上げ口は常時液面の下に沈んでおり、燃
料ポンプは気体分を吸うことなく液体燃料を吸上げるこ
とができる。 しかしながら、燃料タンク内の燃料が少なくなってきた
状態で、車輌が急な発進、旋回等、大きい加速度が加わ
る場合、燃料タンク内の燃料は燃料タンク内の一方に片
寄り、燃料吸上げ口が液面の上に出て、その加速度が無
くなるまで、液体燃料を吸上げることができなくなる。
このような状態を解消するため、燃料吸上げ口周辺を囲
う燃料カップが従来より設置されている。車輌に加速度
が加わり燃料タンク内の燃料が一方に偏り面を形成する
場合でも、燃料カップがあると燃料カップ内にあらかじ
め燃料流入通路を通って流入保持されている燃料は、燃
料カップの外に流出しないので、液体燃料を常に吸上げ
ることができる。 燃料カップは以前は一般的に金属板をプレス加工して造
られていたため、上方開口部の寸法は底面の寸法より大
きく、かつ底面と側面との繋がり形状は円弧またはそれ
に近い形状が使用されていた。このような燃料カツプ内
に少量の燃料が保有された状態で、加速度が加わった場
合、重力に対して下に行くに従って水平断面積の小さく
なる燃料カップ形状では、極端な場合は燃料吸込口が液
面の上方に出て液体燃料の吸上げが不可能な状態が発生
し、折角装着した燃料カップの機能を大きく阻害する。
また、急激な加速度が加わり燃料カツプ内の燃料が流動
する場合、流動燃料の慣性により、加速度に釣り合って
できる液面より更に大きく変動し、この場合燃料カツプ
内に折角保持させていた燃料の一部が、上方開口部の縁
を乗り越えて、燃料カップの外へ飛び出してしまい、使
用可能の燃料が減量し燃料吸込口が液面より上方に出て
しまい、液体燃料の吸上げ不能の状態に陥る欠点を有し
ていた。 上記欠点を本考案者は先に特願平1-7161号で示した伏椀
形の燃料カップを開発して解決したのである。その構造
例を第5、6図に示した。車輌用燃料タンクの車輌への
搭載位置は、車輌走行中に発生する衝突事故による破
損、変形の少ない場所が選定されるものの、燃料タンク
の底板(13)(燃料タンク下片)の底面に変形が発生し
たとき、その内側上面に接して取付け固定されている燃
料カップがプラスチックであると変形が生じ、内部応力
発生の状態で異常発生以降長時間使用中、割れ発生など
の不具合がある。そこで、燃料カップ本体(1)は樹脂
製であるが、ベース板(2)を鋼板製としている。この
例では燃料カップ本体(1)にはポリプロピレンにガラ
ス繊維を20〜30%混合した材料を使用し、射出成形法に
よって成形している。また、ベース板(2)は亜鉛メッ
キ鋼板をプレス成形している。このベース板(2)は燃
料タンク底板(13)に電気スポット溶接することにより
固定される。 燃料タンク内の燃料は前記ベース板(2)の側方に開け
られた燃料入口(4)から入り、燃料通路(5)を通
り、燃料出口(6)から燃料カップ内に供給され、燃料
フイルタ(7)で異物を過した後、燃料ポンプ(8)
により汲み上げられエンジンに供給される。燃料カップ
本体(1)とベース板(2)との合わせ面からの燃料洩
れを防止するため全周にわたり燃料洩れ防止フイン
(9)を設けている。燃料カップ本体(1)とベース板
(2)とのフランジ合わせ面Q部は、第7図の拡大断面
図に示したように、加熱軟化成形リベット(10)のかし
めにより一体化している。 燃料カップ本体を樹脂製とし、ベース板を鋼板製とした
場合の一体化の他の方法としては、ベース板の縁部を樹
脂中に埋め込んだ例もみられる(実開昭63-179238
号)。
車輌用燃料タンクは、一般的に亜鉛メッキ鋼板をプレス
成形した上下2部品をフランジ部でシーム溶接すること
によって形成され、その後、タンク外面の塗装が実施さ
れる。この塗装作業は、大量に生産される燃料タンクの
処理時間短縮のため、一般的に高温強制焼付方法が採用
され、乾燥焼付炉内温度は150℃を超える。燃料タンク
内に予め設置された燃料カップも必然的に高温にさらさ
れる。そこで、樹脂材料そのものの耐熱温度をこのよう
な高温にも耐えるようにするために、前述したように樹
脂中にガラス繊維を適度に混合することとしたが、自重
による熱変形が若干発生することが判明した。特に内部
応力が大きい場合、前記第7図に示す加熱軟化成形リベ
ット(10)のかしめ部が緩み、燃料カップ本体(1)と
ベース板(2)とのフランジ合わせ面Q部に隙間を生
じ、商品の外観が悪くなる難点があった。 燃料カップ本体(1)の樹脂材料に高価ではあるが、耐
熱温度の高い、例えばポリアミド樹脂を使用すると、熱
変形はほとんど防止することができるが、安価な燃料カ
ップを提供しなければならない実情から、現実的ではな
い。 そこで、安価な、しかも成形容易な射出成形の可能な汎
用樹脂のポリプロピレン樹脂等を用いて燃料カップ本体
(1)とした場合でも、上記のような問題点が生じない
で製造可能な自動車等の燃料タンク内設用燃料カップに
ついて検討した。
成形した上下2部品をフランジ部でシーム溶接すること
によって形成され、その後、タンク外面の塗装が実施さ
れる。この塗装作業は、大量に生産される燃料タンクの
処理時間短縮のため、一般的に高温強制焼付方法が採用
され、乾燥焼付炉内温度は150℃を超える。燃料タンク
内に予め設置された燃料カップも必然的に高温にさらさ
れる。そこで、樹脂材料そのものの耐熱温度をこのよう
な高温にも耐えるようにするために、前述したように樹
脂中にガラス繊維を適度に混合することとしたが、自重
による熱変形が若干発生することが判明した。特に内部
応力が大きい場合、前記第7図に示す加熱軟化成形リベ
ット(10)のかしめ部が緩み、燃料カップ本体(1)と
ベース板(2)とのフランジ合わせ面Q部に隙間を生
じ、商品の外観が悪くなる難点があった。 燃料カップ本体(1)の樹脂材料に高価ではあるが、耐
熱温度の高い、例えばポリアミド樹脂を使用すると、熱
変形はほとんど防止することができるが、安価な燃料カ
ップを提供しなければならない実情から、現実的ではな
い。 そこで、安価な、しかも成形容易な射出成形の可能な汎
用樹脂のポリプロピレン樹脂等を用いて燃料カップ本体
(1)とした場合でも、上記のような問題点が生じない
で製造可能な自動車等の燃料タンク内設用燃料カップに
ついて検討した。
樹脂製の燃料カップ本体(1)と鋼板製のベース板
(2)からなるタンク内設用燃料カップにおける、上記
のような課題を、本考案者は、燃料カップ本体(1)の
周辺フランジ部(3)をベース板(2)の縁部(14)の
折曲げによりかしめ固定することにより解決した。その
場合、前記燃料カップ本体(1)の周辺フランジ部
(3)を玉縁(円形断面の縁部)とし、ベース板(2)
の縁部(14)をこの玉縁(12)に沿わせて折曲げ固定す
ることにより、より強固な固定が可能である。
(2)からなるタンク内設用燃料カップにおける、上記
のような課題を、本考案者は、燃料カップ本体(1)の
周辺フランジ部(3)をベース板(2)の縁部(14)の
折曲げによりかしめ固定することにより解決した。その
場合、前記燃料カップ本体(1)の周辺フランジ部
(3)を玉縁(円形断面の縁部)とし、ベース板(2)
の縁部(14)をこの玉縁(12)に沿わせて折曲げ固定す
ることにより、より強固な固定が可能である。
このような構造であると、燃料カップ本体(1)の周辺
フランジ部(3)の全周をベース板(2)の縁部(14)
の折曲げ部がかしめにより固定する。そこで、燃料タン
ク内に設置され、その後熱処理炉内で高温にさらされて
も、かしめ固定部が燃料カップ本体(1)とベース板
(2)とのフランジ合わせ面Q部の開きを規制する。
フランジ部(3)の全周をベース板(2)の縁部(14)
の折曲げ部がかしめにより固定する。そこで、燃料タン
ク内に設置され、その後熱処理炉内で高温にさらされて
も、かしめ固定部が燃料カップ本体(1)とベース板
(2)とのフランジ合わせ面Q部の開きを規制する。
以下図面によって本考案の実施例を詳細に説明する。 第1〜4図は本考案の自動車等の燃料タンク内設用燃料
カップの実施例であって、第1図は平面図、第2図は第
1図中A−A断面図である。燃料カップ本体(1)は樹
脂製であり、ベース板(2)は鋼板製としている。この
例では燃料カップ本体(1)にはポリプロピレンにガラ
ス繊維を20〜30%混合した材料を使用し、射出成形法に
よって上方に行くに従い水平面積が小さくなるよう成形
している。ベース板(2)は亜鉛メッキ鋼板をプレス成
形している。このベース板(2)は燃料タンク底板に電
気スポット溶接することにより固定されている。燃料入
口(4)はベース板(2)の側方に開けられている。内
部には燃料通路(5)が設けられており、燃料はこれを
通り、燃料出口(6)から燃料カップ内に供給される。
そして、燃料カップ内には燃料フイルタ(7)が設けら
れており、異物を過した後、燃料ポンプ(8)により
燃料が汲み上げられエンジンに供給される。燃料カップ
本体(1)とベース板(2)との合わせ面からの燃料洩
れを防止するため全周にわたり燃料洩れ防止フイン
(9)を設けている。これはベース板(2)に対する燃
料カップ本体(1)の位置ずれ防止の目的も兼ねてい
る。 燃料カップ本体(1)とベース板(2)とのフランジ合
わせ面Q部はその固定が特徴的であって、第3図は本考
案の第1実施例のかしめ固定部の拡大断面を示してい
る。燃料カップ本体(1)の周辺フランジ部(3)をベ
ース板(2)の縁部(14)の折曲げによりかしめ固定し
た構造である。より詳細に説明すると、燃料カップ本体
(1)のフランジ部(3)を、予めプレス加工によって
作られたベース板(2)の垂直方向のフランジ縁部(1
4)で折曲げかしめしたのである。この折曲げの際、燃
料カップ本体(1)の周辺フランジ(3)を内側に押さ
ないように若干の隙間(11)を設けておく。内側に押す
力が働いた状態、すなわち、燃料カップ本体(1)に内
部応力の働いた状態で強制乾燥焼付け炉内に入れると、
樹脂材料の高温度軟化による熱歪が増大する欠点がある
が、この隙間(11)によってこれが防げる。 第4図は第2実施例を示しており、燃料カップ本体
(1)の周辺フランジ部(3)の全周に玉縁(12)を設
けた例である。ベース板(2)の縁部(14)を前記玉縁
(12)に沿わせて折曲げ固定している。その場合、ベー
ス板(2)を折曲げたかしめフランジ縁部(14)は玉縁
に沿わせて折曲げ結合するため、前記例における燃料洩
れ防止フイン(9)は不要である。フランジ折曲げかし
め作業は速い速度で実施されるので、第4図に示す角度
αを45°以上の大きい角度になるよう玉縁の直径φdを
選定すれば、燃料カップ本体の周辺フランジ部(3)を
内側へ押す力は働かず、そのため強制乾燥焼付け炉内で
の熱変形を防止することができる。
カップの実施例であって、第1図は平面図、第2図は第
1図中A−A断面図である。燃料カップ本体(1)は樹
脂製であり、ベース板(2)は鋼板製としている。この
例では燃料カップ本体(1)にはポリプロピレンにガラ
ス繊維を20〜30%混合した材料を使用し、射出成形法に
よって上方に行くに従い水平面積が小さくなるよう成形
している。ベース板(2)は亜鉛メッキ鋼板をプレス成
形している。このベース板(2)は燃料タンク底板に電
気スポット溶接することにより固定されている。燃料入
口(4)はベース板(2)の側方に開けられている。内
部には燃料通路(5)が設けられており、燃料はこれを
通り、燃料出口(6)から燃料カップ内に供給される。
そして、燃料カップ内には燃料フイルタ(7)が設けら
れており、異物を過した後、燃料ポンプ(8)により
燃料が汲み上げられエンジンに供給される。燃料カップ
本体(1)とベース板(2)との合わせ面からの燃料洩
れを防止するため全周にわたり燃料洩れ防止フイン
(9)を設けている。これはベース板(2)に対する燃
料カップ本体(1)の位置ずれ防止の目的も兼ねてい
る。 燃料カップ本体(1)とベース板(2)とのフランジ合
わせ面Q部はその固定が特徴的であって、第3図は本考
案の第1実施例のかしめ固定部の拡大断面を示してい
る。燃料カップ本体(1)の周辺フランジ部(3)をベ
ース板(2)の縁部(14)の折曲げによりかしめ固定し
た構造である。より詳細に説明すると、燃料カップ本体
(1)のフランジ部(3)を、予めプレス加工によって
作られたベース板(2)の垂直方向のフランジ縁部(1
4)で折曲げかしめしたのである。この折曲げの際、燃
料カップ本体(1)の周辺フランジ(3)を内側に押さ
ないように若干の隙間(11)を設けておく。内側に押す
力が働いた状態、すなわち、燃料カップ本体(1)に内
部応力の働いた状態で強制乾燥焼付け炉内に入れると、
樹脂材料の高温度軟化による熱歪が増大する欠点がある
が、この隙間(11)によってこれが防げる。 第4図は第2実施例を示しており、燃料カップ本体
(1)の周辺フランジ部(3)の全周に玉縁(12)を設
けた例である。ベース板(2)の縁部(14)を前記玉縁
(12)に沿わせて折曲げ固定している。その場合、ベー
ス板(2)を折曲げたかしめフランジ縁部(14)は玉縁
に沿わせて折曲げ結合するため、前記例における燃料洩
れ防止フイン(9)は不要である。フランジ折曲げかし
め作業は速い速度で実施されるので、第4図に示す角度
αを45°以上の大きい角度になるよう玉縁の直径φdを
選定すれば、燃料カップ本体の周辺フランジ部(3)を
内側へ押す力は働かず、そのため強制乾燥焼付け炉内で
の熱変形を防止することができる。
本考案は以上のように熱変形を防止できるため、燃料カ
ップ内の燃料洩れがなくなり、製品の外観も良好なもの
となった。また、安価な汎用樹脂の使用が可能となり、
更に、簡単なプレス作業でカップ本体とベース板を結合
できるため、低コストで製造できることとなった。
ップ内の燃料洩れがなくなり、製品の外観も良好なもの
となった。また、安価な汎用樹脂の使用が可能となり、
更に、簡単なプレス作業でカップ本体とベース板を結合
できるため、低コストで製造できることとなった。
第1〜4図は本考案の自動車等の燃料タンク内設用燃料
カップの実施例であって、第1図は平面図、第2図は第
1図中A−A断面図である。第3図及び第4図はかしめ
固定部の拡大断面図である。第5〜7図は従来の自動車
等の燃料タンク内設用燃料カップであって、第5図は平
面図、第6図は第5図中B−B断面図である。第7図は
固定部の拡大断面図である。 (1)……燃料カップ本体、(2)ベース板 (3)……周辺フランジ部、(9)……燃料洩れ防止フ
ィン (11)……隙間、(12)……玉縁 (14)……ベース板縁部
カップの実施例であって、第1図は平面図、第2図は第
1図中A−A断面図である。第3図及び第4図はかしめ
固定部の拡大断面図である。第5〜7図は従来の自動車
等の燃料タンク内設用燃料カップであって、第5図は平
面図、第6図は第5図中B−B断面図である。第7図は
固定部の拡大断面図である。 (1)……燃料カップ本体、(2)ベース板 (3)……周辺フランジ部、(9)……燃料洩れ防止フ
ィン (11)……隙間、(12)……玉縁 (14)……ベース板縁部
Claims (2)
- 【請求項1】樹脂製の燃料カップ本体(1)と鋼板製の
ベース板(2)からなるタンク内設用燃料カップにおい
て、燃料カップ本体(1)の周辺フランジ部(3)をベ
ース板(2)の縁部(14)の折曲げによりかしめ固定し
てなることを特徴とする自動車等の燃料タンク内設用燃
料カップ。 - 【請求項2】請求項1記載の燃料カップ本体(1)の周
辺フランジ部(3)を玉縁(12)とし、ベース板(2)
の縁部(14)を該玉縁(12)に沿わせて折曲げ固定して
なることを特徴とする自動車等の燃料タンク内設用燃料
カップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5508289U JPH0752745Y2 (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | 自動車等の燃料タンク内設用燃料カップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5508289U JPH0752745Y2 (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | 自動車等の燃料タンク内設用燃料カップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02145523U JPH02145523U (ja) | 1990-12-11 |
| JPH0752745Y2 true JPH0752745Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=31577718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5508289U Expired - Lifetime JPH0752745Y2 (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | 自動車等の燃料タンク内設用燃料カップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0752745Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312415A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Toyota Motor Corp | 燃料タンク構造 |
-
1989
- 1989-05-13 JP JP5508289U patent/JPH0752745Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02145523U (ja) | 1990-12-11 |
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