JPH0753372B2 - 薄厚smcシートの製造方法 - Google Patents

薄厚smcシートの製造方法

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JPH0753372B2
JPH0753372B2 JP3008002A JP800291A JPH0753372B2 JP H0753372 B2 JPH0753372 B2 JP H0753372B2 JP 3008002 A JP3008002 A JP 3008002A JP 800291 A JP800291 A JP 800291A JP H0753372 B2 JPH0753372 B2 JP H0753372B2
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JP
Japan
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film
doctor blade
resin
smc sheet
coating
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JP3008002A
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茂樹 安原
真史 横谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄厚SMCシートの
製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、低粘度樹脂を極めて薄く、かつ均一に塗布し、高
品質の薄厚SMCシートを低コストで生産することので
きる改善されたSMCシートの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気、電気機器、産業機器等
の分野において、樹脂フィルムの上に熱硬化性樹脂を塗
布し、これにガラス繊維を分散させて硬化したSMCシ
ートが使用されてきており、このSMCのシートを製造
するための方法にも様々な工夫が加えられてきている。
【0003】通常、このSMCシートについては、ロー
ルより巻出した樹脂フィルムの表面に、ドクターブレー
ドを用いて樹脂を塗布し、次いでガラス繊維を分散する
方法が採用されてきており、たとえば図3に示したよう
に、ロールより巻出した樹脂フィルム(ア)をロール
(イ)およびベルト(ウ)によって搬送し、このベルト
(ウ)を挟んで上下に相対向して配置した上部ドクター
ブレード(エ)および下部ドクターブレード(オ)によ
って樹脂(オ)をしごきながら所定の塗布厚みとなるよ
うに樹脂(カ)を塗布し、次いでガラス繊維を分散して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこの図3に示したような従来の樹脂(カ)の塗布工程
においては、低粘度樹脂(500〜3,000cps)を極めて薄
く塗布しようとする場合には、上部ドクターブレード
(エ)のフラット面の長さ(t)が約2mm程度と短いた
め、低粘度樹脂がこのフラット面から流れ出してしま
い、塗布量の正確な制御が困難となっていた。また、樹
脂(カ)塗布後のフィルム(ア)を支持する下部ドクタ
ーブレード(オ)の長さ(l)も約6mmと短いため、フ
ィルム(ア)がたるみ、上記のような低粘度樹脂の流出
の原因ともなっていた。このため、実際に、150〜300g
/m2の幅で塗布樹脂量が不均一となり、高品質のSMC
シー安定して効率よく製造することが困難であった。
【0005】また、たとえばコンマコーター等の精密コ
ーティング機を用いれば低粘度樹脂の均一な塗布が可能
ではあるものの、コストの上昇は避けられない。この発
明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、
従来方法の欠点を改善し、低粘度樹脂を極めて薄く、か
つ均一に塗布し、高品質のSMCシートを低コストで製
造することのできる、新しい薄厚SMCシートの製造方
法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、ドクターブレードによりフィル
ム表面へ樹脂を塗布する工程において、フィルム表面に
平行して対向するフラット面のフィルム搬送方向への長
さが10mm以上の上部ドクターブレードと、これをフィ
ルム搬送方向に支持し、上部ドクターブルードの前記フ
ラット面のフィルム搬送方向後端からの長さが15mm以
上であるフィルム下方の下部ドクターブレードを配置
してフィルム表面に粘度500 〜3000cpsの低粘度樹脂を
塗布することを特徴とする薄厚SMCシートの製造方法
を提供する。
【0007】以下、この発明の構成について詳しく説明
する。添付した図面の図1は、この発明のドクターブレ
ード塗布部を例示した側面図である。たとえばこの例で
は、ロールより巻き出したフィルム(1)を、ロール
(2)およびベルト(3)とによって搬送し、フィルム
(1)およびベルト(3)を挟んで上下に相対向して配
置した塗布用の上部ドクターブレード(4)と、これを
支持する下部ドクターブレード(5)によってフィルム
(1)表面への低粘度樹脂(6)の塗布量を制御してい
る。
【0008】その際に、上部ドクターブレード(4)
は、その先端部の厚み(t)すなわち、フィルム(1)
の搬送方向の長さを10mm以上とし、フラット面を広く
する。これによって、液状の低粘度樹脂(6)に抵抗を
与え、液ヘッドによる塗布厚みのバラッキを抑えるよう
にする。厚み(t)については特に厳密には上限はない
が、ドクターブレード(4)の大きさ、その製造の経済
性等の点を常識的に考慮すると、20mm以下程度とする
ことが考えられる。また、下部ドクターブレード(5)
は、樹脂塗布後のフィルム(1)を支持する長さ
(l)、すなわち、上部ドクターブレード(4)の前記
フラット面のフィルム搬送方向後端からの長さを15mm
以上と長くし、フィルム(1)の振れ、たるみによるク
リアランス変化を抑制して、塗布厚みを均一化する。
の場合にも同様にその長さ(l)の上限は厳密なもので
ない。経済性等の点からは、50mm以下程度とすること
が考えられる。
【0009】このように、フラット面の大きな上部ドク
ターブレード(4)と、フィルム(1)支持面積の広い
下部ドクターブレード(5)を配置することにより、
記の通りの粘度500 〜3000cpsの低粘度樹脂(6)の塗
布量のバラツキを約10%以下に容易に制御することが
でき、均一な品質のSMCシートを効率よく製造するこ
とができる。なお、使用するフィルム(1)としては、
たとえば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタ
ン、その他の樹脂フィルム等から適宜選択することがで
きる。また、これらのフィルム(1)に塗布する低粘度
樹脂(6)としては、たとえばユリア、フェノール、不
飽和ポリエステル、ポリアミド等、目的、用途に応じて
適宜なものを使用することができる。
【0010】以下、実施例として、実際の生産工程を例
示し、この発明の製造方法についてさらに詳しく説明す
る。
【0011】
【実施例】添付した図面の図2に示した生産ラインに沿
ってこの発明の薄厚SMCシートの製造方法をさらに詳
しく説明する。この図2の生産ラインは、樹脂塗布部
(A)、脱泡部(B)、含浸部1(C)および含浸部2
(D)とによって構成している。このラインにおいて、
フィルム巻出し装置(11)から巻出したフィルム(1
2)は、ロールによって回転移動するワイヤベルト(1
3)によって搬送する。
【0012】また、上記の各々の工程においては、以下
の通り操作を行う。 (A)樹脂塗布部 ここでは、フィルム(12)表面に所定の低粘度樹脂
(14)を塗布し、その上にガラス繊維(15)を分散
する。低粘度樹脂(14)の塗布には、樹脂液を理想的
な状態に保ち、上部ドクターブレード(16)および下
部ドクターブレード(17)を用いて所定の樹脂厚みに
なるように塗布する。その際のドクターブレード(1
6)(17)の機能については、たとえば、フィルム
(12)への樹脂の塗布厚みを自動または手動で制御可
能とし、クリアランス調整精度は、自動で0.01mm、手動
で0.03mm以上と極めて高い精度とし、また、ドクターブ
レードの充填剤が付着した場合には、クイックアップ機
構によって瞬時に3.5〜5mm程度クイックアップするよ
うにする。
【0013】このような機能のドクターブレード(1
6)、(17)については、まず、上部ドクターブレー
ド(16)によって、低粘度樹脂(14)を所定の塗布
厚みで均一にフィルム(12)の表面に塗布する。次い
で、このようにして低粘度樹脂(14)を塗布したフィ
ルム(12)を下部ドクターブレード(17)が広範囲
に渡って支持し、樹脂液のクリアランスを均一に維持す
る。
【0014】フィルム(12)を搬送するワイヤベルト
(13)は、含浸用のワイヤメッシュベルトとシンクロ
させ、SMCシートをドクターブレード(16)(1
7)から、脱泡部(B)までフィルム(12)を搬送す
る役割を果たしている。実際、この樹脂塗布部(A)に
おいては、粘度約2000cpsの不飽和ポリエステル樹脂を
用い、上部ドクターブレード(16)の厚み(t)を1
6mm、下部ドクターブレードの長さ(l)を40mmと
し、フィルム速度5m/分、フィルムを含めたクリアラン
スを0.15mmとする条件で樹脂塗布を行ったところ、その
塗布量のバラツキは、約8%と極めて安定していた。
【0015】次いで、この樹脂塗布部(A)では、ガラ
ス繊維(15)を分散するが、その際に、たとえばロー
ビングカッター(18)を用い、ガラス繊維(15)
を、0.5、1〜4インチ程度の均一の長さに連続的にカ
ットし、分散することができる。このロービングカッタ
ー(18)の場合には、カッターナイフとガラス繊維が
点接触するため、カッターナイフの寿命が延長し、また
刃の脱着も容易となる。さらにロービングガイドパイプ
によりロービングがガイドされ、左右の往復駆動によ
り、カットしてフィルム上にガラス繊維を異方分散する
ことができる。 (B)脱泡部 上下数本のロールによって構成し、SMCシート内の脱
泡効果を高める。次工程の含浸効果を捉すために、プレ
・インプリング機能を持たせることもできる。 (C)含浸部1 上下に交互に配置したロープと、上下に設けた含浸用ワ
イヤメッシュベルトとを組み合わせ、高い品質で安定し
た均一重量のSMCシートを連続生産する。 (D)含浸部2 含浸1とほぼ同様の構成とし、さらにSMCシートの含
浸性を促進する。この含浸部2において、高粘度、高ガ
ラス含有量、高速化にも対応することが可能となる。
【0016】なお、含浸用ワイヤメッシュベルト(1
9)は、ゴムベルトに比べて含浸時の圧力分散が少な
く、さらには、シートの厚み上下間で発生する周速差を
利用し、含浸効果を高める。含有部2からのSMCシー
トは、たとえばターニングワインダー(20)によって
巻取ることができる。
【0017】また、上記の工程(A)樹脂塗布部におい
ては、エンドレスロービングを供給するための装置や、
FRP成形品の状態で全方向へ安定した強度を高める必
要がある場合に適用されるチョップストランドマット供
給のための装置を配設してもよい。たとえば以上の工程
により得られるSMCシートについて、その30cmを切
り取り、その重量を測定し、その後溶剤によって樹脂を
溶解し、さらにフィルムおよびガラス繊維を乾燥して重
量を測定した。200mのSMCシートの、スタートから
20m毎の中心部サンプルにおける重量差から樹脂塗布
量のバラツキを評価したところ、最大で260g/m2 、最
小で220g/m2 の結果が得られた。
【0018】このように、従来のドクターブレードによ
る低粘度樹脂の塗布に比べ、はるかに均一な樹脂塗布が
実現されていることが確認された。しかも、従来のSM
Cシート生産ラインをほぼそのまま利用することができ
るため、精密コーティング機を使用する場合に比べて、
はるかに低コストでのSMCシート製造が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、低粘度樹脂を極めて薄く、かつ均一に塗布したS
MCシートを低コストで生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のドクターブレード塗布部を例示した
側面図である。
【図2】この発明の実施例としての生産工程を例示した
側面図である。
【図3】従来の方法における塗布部を示した側面図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルム 2 ロール 3 ベルト 4 上部ドクターブレード 5 下部ドクターブレード 6 低粘度樹脂 11 フィルム巻出し装置 12 フィルム 13 ワイヤベルト 14 低粘度樹脂 15 ガラス繊維 16 上部ドクターブレード 17 下部ドクターブレード 18 ロービングカッター 19 含浸用ワイヤメッシュベルト 20 ターニングワインダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 70/12 // B29K 105:12 B29L 7:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドクターブレードによりフィルム表面へ
    樹脂を塗布する工程において、フィルム表面に平行して
    対向するフラット面のフィルム搬送方向の長さが10mm
    以上の塗布用上部ドクターブレードと、この上部ドクタ
    ーブレードをフィルム搬送方向に支持し、上部ドクター
    ブルードの前記フラット面のフィルム搬送方向後端から
    の長さが15mm以上であるフィルム下方の下部ドクター
    ブレードを配設してフィルム表面に粘度500〜3000cps
    低粘度樹脂を塗布することを特徴とする薄厚SMCシ
    ートの製造方法。
JP3008002A 1991-01-25 1991-01-25 薄厚smcシートの製造方法 Expired - Lifetime JPH0753372B2 (ja)

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