JPH0753494A - アクリロニトリル製造中に廃棄物を低減する方法 - Google Patents

アクリロニトリル製造中に廃棄物を低減する方法

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JPH0753494A
JPH0753494A JP6021714A JP2171494A JPH0753494A JP H0753494 A JPH0753494 A JP H0753494A JP 6021714 A JP6021714 A JP 6021714A JP 2171494 A JP2171494 A JP 2171494A JP H0753494 A JPH0753494 A JP H0753494A
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Wilfrid G Shaw
ジー ショウ ウィルフリード
Kenneth L Bigler
エル ビッグラー ケニス
Louis R Trott
アール トロット ルイス
Steve J Miko
ジェイ ミコ スティーヴ
Vincent G Reiling
ジー ライリング ヴィンセント
Michael J Seely
ジェイ シーリ マイケル
Dev D Suresh
ディー スレッシュ デヴ
Maria S Friedrich
エス フリードリック マリア
Paul E Bott
イー ボット ポール
Edward J Sockell
ジェイ ソッケル エドワード
Jr Albert R Shuki
アール シューキ ジュニア アルバート
Kenneth P Keckler
ピー ケックラー ケニス
Frank J Kocjancic
ジェイ コクヤンシク フランク
Steven J Rowe
ジェイ ロウ スティーヴン
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    • B01D53/54Nitrogen compounds
    • B01D53/58Ammonia
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクリロニトリルの製造中に生成する硫酸ア
ンモニウムの量を実質的に低減又は完全に排除する。 【構成】 流動床触媒でのプロピレン/プロパン、アン
モニア及び酸素含有ガスの直接アンモキシデーションに
よって、アクリロニトリルの製造中に生成する硫酸アン
モニウムを実質的に又は完全に排除する方法であって、
メタノールを反応器の中に、アクリルニトリル収率を害
することなく該メタノールが実質的に全てではなくても
少なくとも一部の過剰アンモニアと反応する位置におい
て、導入することを特徴とする方法。好ましくはメタノ
ールはそのコーキング温度以下で導入する。特に、薄い
酸素相中で作用する触媒を用いる場合には、追加の酸素
含有ガスはメタノール供給位置から約20〜36cm
(約8〜14インチ)の場所で反応に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンモキシデーション
触媒を含有する流動床反応器内での不飽和又は飽和炭化
水素、好ましくはプロピレン又はプロパン、アンモニア
及び酸素の直接アンモキシデーションによるアクリロニ
トリル製造中に、未反応アンモニアの低減及びそれに対
応する未反応アンモニアから生成する硫酸アンモニウム
及び結果として得られる廃棄生成物の低減に関する。特
に、本発明は、アクリロニトリル製造中に少なくとも1
種の酸素含有化合物、好ましくはメタノール、を流動床
反応器の特定の位置に添加して、該流動床反応器を出て
ゆくガス状流出物中に残存しているアンモニアの量を実
質的に低減すること、換言すれば、そうして生成したア
クリロニトリルの回収及び精製中の硫酸アンモニウムの
生成を実質的に低減することに関する。アクリロニトリ
ル製造の実施中の硫酸アンモニウムの生成を実質的に低
減又は完全に排除することは、有意義な環境上の及び経
済上の利益をもたらす。本発明の他の実施態様では、未
反応アンモニアの全量を排除し得ることにより、アクリ
ロニトリルの回収及び精製中の硫酸アンモニウムの生成
を完全に排除する。
【0002】
【従来の技術】シアン化水素を製造するために、流動床
反応器にメタノールを注入する問題を扱う多くの特許が
ある。加えて、これら参考文献は、更に、アクリロニト
リルを製造しながらシアン化水素を製造するために、ア
クリロニトリル流動床反応器にメタノールを注入するこ
とを開示している。例えば、米国特許第 3,911,089号明
細書及び 4,485,079号明細書はそれぞれ、アクリロニト
リルの製造に適したアンモキシデーション触媒を含有す
る流動床反応器にメタノールを注入することによってシ
アン化水素を製造するための、メタノールのアンモキシ
デーション法を教示している。加えて、これら参考文献
のそれぞれは、メタノールの注入をアクリロニトリルの
製造と同時に行い得ることを教示している。更に、特願
昭49−87474号明細書、54−08655号明細
書及び53−35232号明細書(日本特許出願第 74-
87474 号明細書、79-08655号明細書及び 78-35232 号明
細書)はすべて、アクリロニトリル製造中にシアン化水
素を増加又は製造する類似の方法に関連している。特願
昭49−87474号明細書は、その操作の副次的な効
果が、中和に使用される硫酸の量の低減であることも示
唆している。これら特許はすべて、主として付加的なシ
アン化水素の生成に関する。本発明は、少なくとも1種
の酸素化剤化合物又はアンモニアと反応することのでき
る有機物質、好ましくはメタノールを、アクリロニトリ
ルの製造、回収及び精製の間に生成する硫酸アンモニウ
ムの生成の低減又は排除を伴って、流動床反応器中に存
在する未反応アンモニアを低減し、所望により完全に排
除できる特別な位置及び方向で流動床反応器に注入する
特殊な操作に向けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は、ア
クリロニトリル製造中に生成する硫酸アンモニウムの量
を実質的に低減することにある。本発明の更なる目的
は、アクリロニトリル製造中に反応器流出液を出ていく
未反応アンモニアの量を実質的に低減することにある。
本発明の他の目的は、アクリロニトリル製造中に反応器
流出液中に存在する未反応アンモニアの量を排除するこ
とにある。本発明の更に他の目的は、アクリロニトリル
製造中に生成する硫酸アンモニウムの量を排除すること
にある。本発明の追加の目的、効果及び新規な特徴は、
以下の記載中に部分的に示され、そして以下の試験で当
業者に部分的に明らかになるか又は本発明を実施するこ
とにより理解できるであろう。本発明の目的及び効果
は、特許請求の範囲に特に指摘した手段及び組み合わせ
によって実現され、そして得られる。
【0004】
【課題を解決するための手段】ここに具体化して記載し
た本発明の意図に沿う上記の目的を達成するために、本
発明の方法は、プロピレン及びプロパンからなる群から
選ばれる炭化水素、アンモニア及び酸素含有ガスを流動
床反応器の下部に導入して、アクリロニトリルを製造す
るための流動床触媒の存在下で反応させる工程、アンモ
ニアと反応することのできる少なくとも1種の酸素含有
化合物を該流動床反応器の上部へ上向きに、該酸素含有
化合物がアクリロニトリルを製造するための該炭化水
素、アンモニア及び酸素含有ガスの反応を実質的に害さ
ずかつ該反応器の中に存在する十分な量の未反応アンモ
ニアと反応する位置に導入して、前記反応器を出てゆく
反応器流出液中に存在するフリーアンモニアの量を実質
的に低減する工程を含む。
【0005】本発明の方法の他の態様においては、実質
上全ての未反応アンモニアと反応するのに十分な量の酸
素含有化合物を導入して、反応器に存在する反応器流出
液から未反応アンモニアを実質的に排除し、アクリロニ
トリルを含有しかつ未反応アンモニアを実質的に含まな
い該反応器流出液を急冷カラムに通して、硫酸の不存在
下で該反応器流出液を水で冷却し、もって不要な不純物
を除去し、アクリロニトリルを該急冷カラムから回収す
る。本発明の方法の好ましい態様においては、酸素含有
化合物はホルムアルデヒド、メタノール及びそれらの混
合物からなる群から選ばれ、最も好ましいくはメタノー
ルである。本発明の方法の他の好ましい態様において
は、酸素含有化合物、好ましくはメタノールは、そのコ
ーキング温度(約360〜371℃(680〜700°
F))未満の温度で反応器の中に導入される。本発明の
方法の他のなお好ましい態様においては、酸素化剤、好
ましくはメタノールは、反応器の中に出てゆく前に酸素
化剤の温度をそのコーキング温度未満に維持することの
できる導管を通って反応器の中に注入される。好ましく
は、該導管は、少なくとも1のノズルを含む少なくとも
1の側管に連結された少なくとも1のヘッダーパイプを
含む断熱散布器及び/又はアロナイズされた(alonize
d)、セラミック製の、又は被覆された散布器を含む。本
発明の方法の更に好ましい態様においては、反応器中へ
の酸素化剤の注入位置は、膨張した流動触媒床の計算に
よる高さの少なくとも70%上方、最も好ましくは85
%上方、特に好ましくは90%上方である。
【0006】ここに具体化されかつ概略的に記載された
本発明の他の局面においては、本発明の方法は、プロピ
レン及びプロパンからなる群から選ばれる炭化水素、ア
ンモニア及び酸素含有ガスを流動床アンモキシデーショ
ン触媒を含有する流動床反応器の下部に導入して、アク
リロニトリルを製造するための前記触媒の存在下で反応
させる工程を含む方法であって、その改良点が、アンモ
ニアと反応することのできる少なくとも1種の酸素化剤
化合物を該流動床反応器の上部に、該酸素化剤のコーキ
ング温度未満の温度で、該酸素化剤がアクリロニトリル
を製造するための該炭化水素、アンモニア及び酸素含有
ガスの反応を実質的に害さずかつ該反応器の中に存在す
る十分な量の未反応アンモニアと反応する位置に導入し
て、該反応器を出てゆく反応器流出液中に存在するアン
モニアの量を低減する工程を含む。
【0007】本発明の好ましい態様においては、酸素化
剤は、膨張した流動触媒床の計算による高さの少なくと
も70%、最も好ましくは少なくとも85%、特に好ま
しくは少なくとも90%上方の位置で、該反応器の上部
に注入される。本発明の他の好ましい態様においては、
酸素化剤は、反応器の中に出てゆく前に酸素化剤、好ま
しくはメタノールの温度をそのコーキング温度未満に維
持することのできる導管を通って該流動床反応器の中に
注入される。本発明のなお好ましい態様においては、酸
素化剤のための導管手段は、少なくとも1のノズルを含
む少なくとも1の側管に連結された少なくとも1のヘッ
ダーパイプを含む散布器を含む。本発明の他のなお好ま
しい態様においては、前記酸素化剤のための導管の内部
は、該導管の外面の回りに断熱材のブランケットを装備
することにより酸素化剤のコーキング温度未満の温度に
維持されている。好ましくは、前記断熱材のための保護
面を更に装備するために、断熱材の外面の回りに第2導
管を装備する。
【0008】本発明の実施に適し得る典型的な酸素化剤
は、アルデヒド、カルボン酸、ケトン、アルコール、エ
ステル又はそれらの混合物である。酸素化剤化合物の必
須の要件は、それが反応器中のあらゆる過剰アンモニア
と反応して該反応器を出てゆく反応器流出液からフリー
のアンモニアを実質的に排除し、アクリロニトリルを製
造するための主反応の効率と競合しないことである。好
ましい酸素化剤化合物は、ホルムアルデヒド及びメタノ
ールであり、特に好ましくはメタノールである。本発明
の方法のなお更に好ましい態様においては、反応器中の
実質的に全ての過剰アンモニアと反応することができる
が、アクリロニトリルを製造するための主反応の効率に
作用しない、少なくとも1の化合物を有する有機化合物
の混合物を反応器中に導入する。かる混合物の例は、オ
レフィン性化合物、置換芳香族化合物及び/又は酸素化
剤を含有する有機又は水性の廃棄物流及び水性廃棄物流
であってもよい。
【0009】本発明における方法の意義は、それが、ア
クリロニトリル製造中の副生成物としての硫酸アンモニ
ウムを低減又は実質的に排除する付随的な利益ととも
に、流動床反応器中のアンモニア漏出(即ち、未反応N
H3)を実質的に排除するための簡易で経済的な作を提供
することである。アクリロニトリル製造中に廃棄物流か
ら硫酸アンモニウムを低減又は排除することは、該廃棄
物流が著しく少量の又は最小量の無機塩をも含有するに
過ぎないことを意味する。このことは、アクリロニトリ
ル製造法の実施において深穴注入を行えない場合に重要
な経済的利益をもたらす。現在、急冷カラムから出てく
る廃棄物流は、かなり高濃度の(NH4)2SO4を含有して
経済的かつ環境的に受け入れられる方法でこれら廃棄物
流を処理するのを困難にしている。この廃棄物流からの
このアンモニウム塩の排除又は最小限化は、これら廃棄
物流を、建造(例えば、焼却設備)の厳しい条件又は高
価な材料を必要としない廃棄物処理操作に受け入れられ
るものにするか、又は深穴注入が利用できない場合に有
意義な経済的及び環境的利益をもたらす。以下、本発明
の好ましい態様について詳しく論及する。
【0010】本発明は、酸素化剤化合物又はアンモニア
と反応することのできる少なくとも1種の酸素化剤化合
物(好ましくはメタノール)を、流動床反応器に、アク
リロニトリル製造の効率を実質的に害することなく該反
応器中の過剰アンモニアの該酸素化剤化合物との実質的
な又は完全な反応を可能にする位置で添加することによ
り、アクリロニトリル製造中に生成する硫酸アンモニウ
ムの生成を最小限にする。アクリロニトリルプラントの
急冷カラムから出てくる廃棄物流からの硫酸アンモニウ
ムの実質的な低減又は完全な排除は、深穴注入(deepwe
ll injection)が使用不可能な場合のアクリロニトリル
製造法の実施に関連した環境的影響及び経済性を劇的に
改善する。本発明の好ましい実施態様においては、メタ
ノールは、散布器から、流動床反応器中に、触媒ゾーン
又はその上方(即ち、膨張した触媒床の高さの100%
より上方の高さ)中に、十分な量の又は全ての過剰アン
モニアと反応する機会を有するが該触媒床の下方部分で
起こるプロピレンアンモキシデーション主反応と競合し
ないという条件下で注入される。本発明の目的のため
に、「流動床反応器」という用語は、従来の流動床反応
器のみならず、トランスポートライン反応器、ライザー
反応器又は再循環反応器の如き触媒を流動状態に維持す
ることのできるあらゆる反応器を包含することを意図し
ている。
【0011】本発明の他の好ましい実施態様において
は、メタノール供給の位置は、膨張した触媒床の高さの
レベルの70%、好ましくは膨張した触媒床の高さの8
0〜90%、最も好ましくは膨張した触媒床の高さの9
0%以上と計算されるレベルであるべきである。本明細
書で使用する「膨張した触媒床の高さ」という用語は、
触媒が流動化床状態にある最中の触媒床の高さを意味し
ている。即ち、ガス状成分が流動化床反応器内に存在し
て触媒と混合されているときの触媒床の高さを意味す
る。酸素化剤(好ましくはメタノール)はそのまま注入
しても、窒素、蒸気、空気、再循環オフガス等、又はそ
れらの組み合わせの如き他のガスの存在下で注入しても
よい。それは、あらゆる方向で、好ましくは上向き方式
で、散布器又は噴霧器の如き1又は多数の手段によって
液体又は蒸気の形で注入してもよい。供給配管は、適当
な散布器/デザイン/方向を伴って、より高い又はより
低いといった適当な高さで反応器に入れらても、通常の
供給グリッド/散布器の底部又は底部に近い位置からの
配管から反応器に入れられてもよい。使用するメタノー
ルの量は変動してもよいが、反応器流出物の中に漏出す
るあらゆる過剰アンモニアを中和するのに十分であるべ
きである。該流出物中で得られるあらゆる未反応メタノ
ールは、回収して反応器の中に再循環しても、又は慣用
操作(例えば、酸化)によって処理してもよい。
【0012】本発明の他のなお好ましい態様において
は、メタノールは触媒床の中にそのコーキング温度未満
の温度(約360〜371℃(680〜700°F))
で導入される。これは、メタノールが触媒床の中に排出
される前に、メタノールの温度がその炭化(コーキン
グ)温度に達するのを防止するように改造された従来の
散布器設計(大きなヘッダーパイプ、該ヘッダーから出
る中間側管、及び該側管上に一様に分布したノズル)を
利用することによって好ましく達成される。該散布器
は、散布器/ノズルの内面の温度がメタノールコーキン
グ温度に達するのを防止するために、散布器の外面の回
りに断熱材層を設けることによって改造される。最も好
ましくは、該散布器は、第1配管の内側でかつ第1配管
から離間して配置された第2配管を有する第1配管を含
むように改造される。それら導管の間の空間は通常の断
熱材で満たされている。この設計は、断熱材を、流動化
床触媒によるその表面の磨耗から保護する。
【0013】それぞれのプロピレン/プロパンアンモキ
シデーション触媒は、最大のアクリロニトリル収率のた
めの及び/又は経済的事情を考慮して、幾分異なる原料
比及び運転条件で作用する。プロピレンアンモキシデー
ション反応器から出てゆく過剰アンモニアの量は使用す
る触媒によって幾分変動する。添加するメタノールのレ
ベルは、触媒のタイプ及び反応器の性質により変動す
る。従って、本発明を実施するに当たっては、反応器の
中に注入されるメタノールの量は、使用する条件及び触
媒によって決まる。薄い酸素相中(プロピレン対空気の
比が1:9.5以下)で作用する触媒に関しては、追加
の酸素を反応器の中に添加することが必要かも知れな
い。しかしながら、過剰の酸素中で作用する触媒は、反
応器への如何なる酸素の添加も必要としない。典型的に
は、本発明を実施するにはあらゆるアンモキシデーショ
ン触媒が利用できる。例えば、米国特許第 3,642,930号
明細書、 4,485,079号明細書、 3,911,089号明細書、
4,873,215号明細書、 4,877,764号明細書、特願昭49
−87474号明細書(日本特許出願第 74-87474 号明
細書)及び53−35232号明細書(同 78-35232 号
明細書)に開示されたものの如き触媒が、本発明の実施
に適しており、該明細書の内容はここに含まれるものと
する。
【0014】先に述べたように、それぞれのプロピレン
/プロパンアンモキシデーション触媒は、幾分異なる原
料比及び運転条件で作用する。本発明の方法を実施する
間、既存のプロピレン/プロパン触媒を作用させてきた
標準運転条件を変更しなくてもよいが、原料及び触媒条
件によっては変更してもよい。米国特許第 3,911,089号
明細書及び 4,873,215号明細書に記載されたアクリロニ
トリル製造のための従来の運転条件及び原料比は適して
おり、該明細書の内容はここに含まれるものとする。し
かしながら、利用する触媒が低酸素又は最小酸素環境下
で作用する場合には、反応器の中の酸素量を増加して、
本発明の方法が最も効率的に行われるのを確保する必要
がある。これは、原料中の酸素比を増加するか又は別の
手段で反応器に酸素を実際に補給することにより行うこ
とができる。特に、薄い酸素相中で作用する触媒を用い
る場合に添加する追加の酸素は、メタノール供給手段に
接続して位置する分離散布器により反応器へ注入すべき
である。好ましくは、追加の酸素は(好ましくは空気の
形態で)、上向きのメタノール断熱散布器の約20〜3
6cm(約8〜14インチ)下方に設置した従来型の空
気供給管を用いて反応器へ注入する。該酸素/空気配給
管は追加の空気を反応器へいかなる方向で注入してもよ
い。しかし、該空気配給管は、好ましくはアップショッ
ト(upshot)のメタノール散布器の約23〜33cm
(約9〜13インチ)下方にダウンショットで(即ち下
向きに)、特に好ましくはメタノール散布器の約25〜
30cm(約10〜12インチ)下方に設置する。更
に、薄い酸素相中で作用する触媒を用いる場合の最適な
希薄相空気比(空気のモル数/メタノールのモル数)
は、反応器に存在するガス状流出液から除去することが
望ましいアンモニアの量に依存して、0より大きく約6
までの範囲である。例えば、アンモニアを25%低減す
る場合の希薄相空気比(DPAR)は0.5より大きく
2.0まで、50%低減の場合のDPARは2.5〜
3.5、好ましくは3、75%低減の場合のDPARは
3.5〜4.5、好ましくは4、及び100%低減の場
合のDPARは4.6〜6.0、好ましくは5〜5.6
となるであろう。説明のためだけに以下の実施例を記載
して本発明の方法を示す。
【0015】
【実施例】実施例1 3.8cm(11/2 インチ)径の反応器に550gの活性
化BiMoFeOプピレンアンモキシデーション触媒を
充填した。1/10.5/1.15のモル比を有するプロピ
レン/空気/アンモニアの原料を、443℃、ゲージ圧
0.844kg/cm2 (12.0psig)で、毎時0.0
45WWH重量空間速度で触媒床に通した。2時間運転
後、プロピレン転化率は98.3%であり、アクリロニト
リル(AN)への1回通過当たりの転化率 (per pass c
onversion)(ppc)は76.3%であり、HCNへは7.
1%であり、アンモニア原料漏出は約15%であった。
(同時に27時間行った類似の試験では、97.8%、7
5.1%及び8.7%(順にC3 転化率、AN及びHCN
%)が得られ、42時間では、それぞれ、99.1%、7
3.8%及び8.3%が得られ、いずれも約15%のアンモ
ニア漏出はであった。
【0016】実施例2 プロピレン1.0に対し0.18のモル比でメタノールを膨
張した触媒床の頂上部から75%の触媒床の中に導入し
たことを除き、実施例1の操作に従った。回収実験を7
5時間運転(総運転時間)の時点で行い、98.4%のプ
ロピレン転化率、72.1%のANへのppc、10.1%
のHCNへのppcで、約9%のアンモニア原料漏出で
あった(実施例1から6%の低下)。
【0017】実施例3 メタノールを膨張した触媒床の70%の高さで上向きに
注入したことを除いて、実施例2に記載したのと同一の
試験を行い、96.3%プロピレン、73.3%AN、9.4
%HCNとなり、(流出物中の)アンモニア漏出は反応
器に供給した量の僅か2%であった。
【0018】実施例4 3.8cm(11/2 インチ)径の反応器に、実施例1〜3
で使用したものと異る組成を有する550gの活性化B
iMoFeOプロピレンアンモキシデーション触媒を充
填した。1/9.3/1.15のプロピレン/空気/アンモ
ニア・モル比の原料を、440℃及びゲージ圧0.844
kg/cm2 (12psig)で、毎時0.075の重量
空間速度,WWHで触媒床に通した。283時間運転
後、回収実験を行い、生成した生成物のレベルを測定し
た;総プロピレン転化率は96.6%、ANへのppcは
78.7%でHCNへのppcは5.6%であり、アンモニ
ア漏出は5.4%であることがわかった。
【0019】実施例5 プロピレン1.0に対し0.09のモル比でメタノールを膨
張した触媒床の頂上部から30%の触媒床の中に上向き
に導入したことを除き、実施例4の操作に従った。33
2時間運転の時点で回収実験を行い、96.9%の総プロ
ピレン転化率、78.1%のANへのppc、5.8%のH
CNへのppc及び0%のアンモニア漏出という結果が
得られた。メタノール転化率は100%であった。
【0020】実施例6 実施例5に記載したのと同じ条件で原料を導入しかつ同
じ触媒を使用して、プロピレン/空気/アンモニア/メ
タノールのモル比条件を1/9.3/1.08/0.09に変
えた追加試験を行い、プロピレン転化率は96.1%であ
り、77.9%のANppc、4.9%のHCNppcであ
り、アンモニア漏出は0%であった。メタノール転化率
はやはり100%であった。
【0021】実施例7 約18トンのプロピレンアンモキシデーション触媒(活
性化BiMoFeO)をより大きなアクリロニトリル反
応器に充填した。モル比1/10.0/1.2のプロピレン
/空気/アンモニアの原料を、449℃(840°
F)、ゲージ圧0.844kg/cm2 (12.0psi
g)で触媒床に通した。24時間運転後、プロピレン転
化率は99.8%であり、ANへのppcは75.3%であ
り、そしてHCNへのppcは8.2%であった。特に、
12%の原料アンモニア漏出であり、これら条件での該
製法の下流急冷操作における硫酸使用量は、反応器過剰
アンモニアを中和するのに0.33gpmであった。同条
件での3日間運転後、プロピレン転化率99.6%、AN
への75.7%ppc及びHCNへの8.2%ppcが得ら
れ、アンモニア原料漏出は約14%であった。
【0022】実施例8 実施例7と同じ条件で同じ反応器を運転し、純粋な過熱
メタノール蒸気を、プロピレン(C3=)のモル当たり約
0.05、0.1、0.15、0.2及び0.26モル、反応器の
膨張した触媒床の95%の高さで触媒床の中に注入し
た。0〜0.26MeOH/C3=のメタノール比で回収実
験を行い、平均99.6%プロピレン転率、ANへの76.
1%ppc、プロピレンからのHCNへの7.2%ppc
が得られた。総メタノール転化率は平均99.6%でHC
Nへのメタノールのppcは平均65%であった。メタ
ノール比、アンモニア漏出、及び硫酸使用量間の関係を
以下の表1に示した。
【0023】
【表1】 表 1 MeOH/C3=比 硫酸 NH3漏出 AN C3=からのHCN MeOHからの (gpm) (原料の%) (%PPC) (%PPC) (%PPC) ─────────────────────────────────── 0.00 0.33 14.1 75.9 7.2 0 0.05 0.22 7.2 76.5 7.6 66.9 0.1 0.16 2.7 76.1 7.5 69.7 0.16 0.06 0.6 75.9 7.1 69.4 0.22 0.0 0.0 77.0 6.7 58.9 0.23 0.0 0.0 75.3 7.8 62.9 0.26 0.0 0.0 76.3 7.5 60.6
【0024】これは、通常のアクリロニトリル製造に逆
の作用を及ぼすことなく、硫酸アンモニウム生成をゼロ
にすることを明らかにしている(表1の最後の3実
験)。実施例9 反応器の膨張した触媒床の90%の高さでメタノールを
触媒床の中に導入しかつアンモニア原料比を変えたこと
を除いて、実施例8と類似の一連の条件のもとで試験を
繰り返した。触媒床におけるメタノール散布器の相対位
置が膨張した触媒床の約90%の高さになるように、プ
ロピレンアンモキシデーション触媒の総量を約1トン増
加した。1/10.0/1.1のプロピレン/空気/アンモ
ニア・モル比の原料を別の類似の条件で触媒床に通し
た。14日間運転時点で、プロピレン転化率は99.8%
であり、ANへのppcは74.4%であり、そしてHC
Nへのppcは8.3%であった。未反応アンモニアは反
応器原料アンモニアの8.4%であった。該製法の下流急
冷操作での硫酸使用量は、反応器過剰アンモニアを中和
するのに0.26gpmであった。この実施例は、単に反
応器充填量を変化させることにより、メタノール注入点
の相対位置を簡単にコントロールできることを明らかに
している。メタノール蒸気を反応器触媒床の90%の高
さで上記の条件で導入した。0.09のMeOH/C3=比
での回収実験で、99.7%総転化率、ANへの74.8%
pc、プロピレンからのHCNへの8.0%ppc、99.
8%の総メタノール転化率及び58%のHCNへのメタ
ノールのppcが得られ、アンモニア漏出は原料の4.1
%に減少し、硫酸消費量は0.07gpmに減少した。0.
12のMeOH/C3=比で行った回収実験では、99.7
%総転化率、ANへの74.9%ppc、ロピレンからの
HCNへの7.9%ppc、99.8%の総メタノール転化
率及び53%のHCNへのメタノールのppcが得ら
れ、アンモニア漏出は原料アンモニアの0%に減少し、
硫酸は不必要なので硫酸アンモニウムは生成しなかっ
た。
【0025】実施例10 反応器の通常の膨張した触媒床の高さの85%でメタノ
ールを注入したことを除いて、実施例8及び9と類似の
一連の条件で試験を繰り返したところ、反応器原料アン
モニア漏出のパーセントが11%から1.8%に減少し、
続いて硫酸アンモニウムの生成が低下したが、膨張した
触媒床の高さの90%上方で導入した場合に対してAN
の収率が低下するとともにHCNへのメタノールの選択
性も上昇した。
【0026】実施例11 反応器(3.8cm(11/2 インチ)径)に異なるモリブ
デン酸ビスマス型のンモキシデーション触媒を充填した
(550g)。1/9.5/1.2のプロピレン/空気/ア
ンモニア・モル比からなる原料を、450℃、ゲージ圧
0.70kg/cm2 (10psig)で、毎時0.060
WWH重量空間速度で触媒床に通した。プロピレン1.0
に対して0.3のモル比で、蒸気の形態にある水を触媒床
の中に導入した。89.4%プロピレン転化率で、AN転
化率は72.6%であり、HCNは4.3%であり、アンモ
ニア原料漏出は6.4%であった。
【0027】実施例12 プロピレン1.0に対して0.3有機物のモル比で水性流
(59容量水)を膨張した触媒床の70%の高さで触媒
床の中に導入したことを除いて、実施例11の操作に従
った。それは、モル%で0.5アクロレイン、4.3エタノ
ール、0.4シュウ酸、3.4アセトン、6.9ギ酸メチル及
び1.8アクリル酸並びに他の痕跡成分を含有していた。
5時間運転後に回収実験を行って反応性を確認し、89.
7%のプロピレン転化率、68.2%のANへのppc、
3.9%のHCNへのppc、及び供給したアンモニアの
2.8%(漏出)へのアンモニア減少を認めた。この廃棄
物流は、明らかに、反応器流出液中に残存するアンモニ
アを50%以上低下する効果を有しており、中和の必要
性の減少、及び/又は硫酸アンモニウム生成の減少、追
加シアン化水素の未生成をもたらし、同時にアクリル酸
の如き危険な不用副生成物の有効利用及びそれのより価
値ある物質への転化をもたらした。
【0028】実施例13 非水性原料を使用したことを除いては実施例12と同一
の試験を、プロピレン1.0モルに対して0.5モルの不用
有機物で行った。それは、モル%で5.3n−プロパノー
ル、3.3ギ酸イソブチル、11.0エチレングリコール、
12.8イソブタノール、1.5エチルエーテル、0.6m−
キシレン、0.5 1−メチル−1−シクロヘキセンの各
成分、及びモリブデン酸ビスマス型触媒でアンモニアと
反応できると考えられる他の成分を含有していた。反応
器流出液を分析すると、これら成分は、多くの場合、ア
クリロニトリル、アセトニトリル又はメタクリロニトリ
ルの如き価値ある物質へと転化され、それに対応してそ
れら有機不用物が減少した。m−キシレンからはジシア
ノベンゼン類が見出され、これが不用溶液中の選択され
た芳香族炭化水素に適用できることを示した。また、オ
レフィン性置換シクロヘキサンのニトリル誘導体も見出
された。以下に記載した実施例14は、メタノールを触
媒床の高さより上方に注入した本発明の実施例を説明す
るものである。
【0029】実施例14 プロピレン1.0モルに対して0.4のモル比で、触媒濃密
相の上方(膨張した触媒床の高さの>100%)の反応
器の中、希釈ゾーンの中にメタノールを導入した。メタ
ノール導入前後の生成物及び流出液の比較分析を行い、
メタノール使用前の漏出の15%のアンモニア減少が認
められた。上記の実施例は、本発明の方法を実施した場
合の劇的な改善(15%〜100%のアンモニア漏出量
の低減)を説明するものである。それぞれの実施例は、
NH3漏出量の有意義な減少(少なくとも15%)を示す
ものであり、そによって、アクリロニトリル生成に如何
なる重大な影響も及ぼすことなく、生成する(NH4)2
O4を実質的に低減する。これら実施例は、本発明の実施
をるものであり、本発明をその説明したものに限定する
ことを意図したものではない。また、上記の教示内容に
照らして、明らかに多くの修正及び変更を行うことがで
きる。本発明の範囲が先に記載した特許請求の範囲によ
って定められることを意図する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケニス エル ビッグラー アメリカ合衆国 オハイオ州 44202 オ ーロラ ジャクソン ロード 294 (72)発明者 ルイス アール トロット アメリカ合衆国 オハイオ州 44139 ソ ーロン バーチ サークル 31535 (72)発明者 スティーヴ ジェイ ミコ アメリカ合衆国 オハイオ州 44236 ハ ドソン イースタム ウェイ 5941 (72)発明者 ヴィンセント ジー ライリング アメリカ合衆国 オハイオ州 44120 シ ェイカー ハイツ ホルブルック ロード 16815 (72)発明者 マイケル ジェイ シーリ アメリカ合衆国 オハイオ州 44087 ツ インズバーグ ティンカーズヴィュー ド ライヴ 1696 (72)発明者 デヴ ディー スレッシュ アメリカ合衆国 オハイオ州 44236 ハ ドソン シダーウッド コート 2547 (72)発明者 マリア エス フリードリック アメリカ合衆国 オハイオ州 44124 リ ンドハースト リッジバリー ブールヴァ ード 5686 (72)発明者 ポール イー ボット アメリカ合衆国 テキサス州 77901− 3730 ヴィクトリア ラタン ドライヴ 208 (72)発明者 エドワード ジェイ ソッケル アメリカ合衆国 テキサス州 77979 ポ ートラヴァカ ウェストウッド 806 (72)発明者 アルバート アール シューキ ジュニア アメリカ合衆国 オハイオ州 44067 サ ガモア ヒルズ ヴァリー ブルック サ ークル 752 (72)発明者 ケニス ピー ケックラー アメリカ合衆国 オハイオ州 45805 リ マ ウェナッチ トレイル 4824 (72)発明者 フランク ジェイ コクヤンシク アメリカ合衆国 オハイオ州 44131 イ ンディペンダンス イヴァンデイル ロー ド 6732 (72)発明者 スティーヴン ジェイ ロウ アメリカ合衆国 オハイオ州 44256 メ ディナ ウェスト アビー ドライヴ 949

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン及びプロパンからなる群から
    選ばれる炭化水素、アンモニア及び酸素含有ガスを流動
    床アンモキシデーション触媒を含有する流動床反応器の
    下部に導入して、アクリロニトリルを製造するための前
    記触媒の存在下で反応させる工程を含む、アクリロニト
    リル製造中にアンモニア漏出を実質的に低減する方法に
    おいて、アンモニアと反応することのできる少なくとも
    1種の酸素化剤を該流動床反応器の上部に上向きに、該
    酸素化剤がアクリロニトリルを製造するための該炭化水
    素、アンモニア及び酸素含有ガスの反応を実質的に害さ
    ずかつ該反応器の中に存在する少なくとも一部の未反応
    アンモニアと反応する位置に導入して、前記反応器を出
    てゆく反応器流出液中に存在するアンモニアの量を実質
    的に低減する工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記炭化水素がプロピレンである、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記酸素化剤が本質的にメタノールから
    なる、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記メタノールが、膨張した流動触媒床
    の計算による高さの少なくとも85%上方の位置で、該
    流動床反応器の上方部分の中に注入される、請求項3記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記メタノールが、膨張した流動触媒床
    の計算による高さの少なくとも90%上方の位置で、該
    流動床反応器の上方部分の中に注入される、請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記メタノールが、前記反応器の中に出
    てゆく前に該メタノールの温度をそのコーキング温度未
    満に維持する導管を通って該流動床反応器の中に注入さ
    れる、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記メタノールのための導管の内部が、
    該導管の外面の回りに断熱材のブランケットを装備する
    ことにより、該メタノールのコーキング温度未満の温度
    に維持されている、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記断熱材のための保護面を更に装備す
    るために、該断熱材の外面の回りに第2導管を装備す
    る、請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 プロピレン及びプロパンからなる群から
    選ばれる炭化水素、アンモニア及び酸素含有ガスを、薄
    い酸素相中で作用する流動床アンモキシデーション触媒
    を含有する流動床反応器の下部に導入して、アクリロニ
    トリルを製造するための前記触媒の存在下で反応させる
    工程を含む、アクリロニトリル製造中にアンモニア漏出
    を低減する方法において、(1)アンモニアと反応する
    ことのできる少なくとも1種の酸素化剤、及び(2)該
    酸素化剤が該アンモニアの少なくとも一部と反応するこ
    とを可能にするのに十分な量の追加の酸素含有ガス、を
    該流動床反応器の上部に、該酸素化剤及び追加の酸素が
    アクリロニトリルを製造するための該炭化水素、アンモ
    ニア及び酸素含有ガスの反応を実質的に害しはしないが
    該反応器の中に存在する少なくとも一部の未反応アンモ
    ニアと反応する位置に導入して、前記反応器を出てゆく
    反応器流出液中に存在するアンモニアの量を実質的に低
    減する工程を含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記炭化水素がプロピレンである、請
    求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記酸素化剤が、前記反応器の中に出
    てゆく前に該酸素化剤の温度をそのコーキング温度未満
    に維持する導管を通って該流動床反応器の上部に注入さ
    れる、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記酸素化剤が流動床反応器の中に上
    向きに注入される、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記酸素化剤が本質的にメタノールか
    らなる、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記追加の酸素含有ガスが、メタノー
    ル注入位置と、炭化水素、アンモニア及び酸素含有ガス
    注入位置との間で、流動床反応器に導入される、請求項
    13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記追加の酸素含有ガスが、メタノー
    ル導入位置から約20〜36cm(約8〜14インチ)
    離れて反応器へ導入される、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記追加の酸素含有ガスが、下向きに
    反応器へ導入される、請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記追加の酸素含有ガスが、メタノー
    ル導入位置から約25〜30cm(約10〜12イン
    チ)離れて反応器へ導入される、請求項16記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 メタノールのモル数に対する追加の酸
    素含有ガスのモル比が0より大きく6までの範囲であ
    る、請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記酸素含有ガスが空気である、請求
    項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 プロピレン及びプロパンからなる群か
    ら選ばれる炭化水素、アンモニア及び酸素含有ガスを流
    動床アンモキシデーション触媒を含有する流動床反応器
    の下部に導入して、アクリロニトリルを製造するための
    前記触媒の存在下で反応させる工程を含む、アクリロニ
    トリル製造中にアンモニア漏出を実質的に低減する方法
    において、アンモニアと反応することのできる少なくと
    も1種の酸素化剤を該流動床反応器の上部に、該酸素化
    剤のコーキング温度未満の温度で、該酸素化剤がアクリ
    ロニトリルを製造するための該炭化水素、アンモニア及
    び酸素含有ガスの反応を実質的に害さずかつ該反応器の
    中に存在する少なくとも一部の未反応アンモニアと反応
    する位置に導入して、前記反応器を出てゆく反応器流出
    液中に存在するアンモニアの量を実質的に低減する工程
    を含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 前記炭化水素がプロピレンである、請
    求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記酸素化剤が本質的にメタノールか
    らなる、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記メタノールが、膨張した流動触媒
    床の計算による高さの少なくとも85%上方の位置で、
    該流動床反応器の上部に注入される、請求項22記載の
    方法。
  24. 【請求項24】 前記メタノールが、膨張した流動触媒
    床の計算による高さの少なくとも90%上方の位置で、
    該流動床反応器の上部に注入される、請求項23記載の
    方法。
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