JPH0753636B2 - 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 - Google Patents
酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法Info
- Publication number
- JPH0753636B2 JPH0753636B2 JP61163135A JP16313586A JPH0753636B2 JP H0753636 B2 JPH0753636 B2 JP H0753636B2 JP 61163135 A JP61163135 A JP 61163135A JP 16313586 A JP16313586 A JP 16313586A JP H0753636 B2 JPH0753636 B2 JP H0753636B2
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- JP
- Japan
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- thin film
- zinc oxide
- piezoelectric crystal
- crystal thin
- oxide piezoelectric
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、スパッタリングにより酸化亜鉛圧電結晶薄
膜を製造する方法の改良に関し、特にC軸が薄膜の形成
される基体表面に平行となるように配向されている酸化
亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法に関する。
膜を製造する方法の改良に関し、特にC軸が薄膜の形成
される基体表面に平行となるように配向されている酸化
亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法に関する。
[従来の技術] 酸化亜鉛薄膜は多結晶構造あるいは単結晶構造を示す
が、圧電体として用いるには結晶軸の成長方向が揃うこ
とが要求される。従来、C軸が酸化亜鉛薄膜面と垂直方
向に配向している酸化亜鉛圧電結晶膜の製造方法は確立
されているが、C軸を該圧電結晶薄膜に平行にすなわち
面内配向させたものを製造することは困難であった。
が、圧電体として用いるには結晶軸の成長方向が揃うこ
とが要求される。従来、C軸が酸化亜鉛薄膜面と垂直方
向に配向している酸化亜鉛圧電結晶膜の製造方法は確立
されているが、C軸を該圧電結晶薄膜に平行にすなわち
面内配向させたものを製造することは困難であった。
もっとも、特公昭50−23918号には、アルミニウムを添
加してスパッタリングを行なうことにより、C軸が薄膜
の面内に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄膜の製造
方法が開示されている。
加してスパッタリングを行なうことにより、C軸が薄膜
の面内に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄膜の製造
方法が開示されている。
また、特公昭51−20719には、陽極および陰極の形状な
らびに基体の配置を工夫することにより、ターゲット面
より斜方に向かう指向性を有する被スパッタ物質ビーム
を利用し、それによって得られる圧電薄膜のC軸の方位
を制御し得る製造方法が示されている。
らびに基体の配置を工夫することにより、ターゲット面
より斜方に向かう指向性を有する被スパッタ物質ビーム
を利用し、それによって得られる圧電薄膜のC軸の方位
を制御し得る製造方法が示されている。
さらに、サファイヤの単結晶上において酸化亜鉛をエピ
タキシャル成長させることによりC軸が酸化亜鉛薄膜内
に揃うように配向されたものを製造する方法も実施され
ている。
タキシャル成長させることによりC軸が酸化亜鉛薄膜内
に揃うように配向されたものを製造する方法も実施され
ている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、特公昭50−23918号の製造方法では、結
果として得られる酸化亜鉛圧電薄膜にアルミニウムが含
有させることになるため、絶縁性の点で難があり、圧電
体として使用するのに好適な圧電薄膜を得ることが困難
である。
果として得られる酸化亜鉛圧電薄膜にアルミニウムが含
有させることになるため、絶縁性の点で難があり、圧電
体として使用するのに好適な圧電薄膜を得ることが困難
である。
また、特公昭51−20719号の方法では、基体を正確な向
きに位置決めする必要があるだけでなく、スパッタビー
ム物質を斜方に発生するように構成するものにすぎない
ため、C軸を薄膜に対して数10度傾斜させることは可能
であっても薄膜面に平行に揃えることは難しい。
きに位置決めする必要があるだけでなく、スパッタビー
ム物質を斜方に発生するように構成するものにすぎない
ため、C軸を薄膜に対して数10度傾斜させることは可能
であっても薄膜面に平行に揃えることは難しい。
また、サファイヤ単結晶を用いた方法では、C軸が薄膜
の面内方向に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄膜を
得ることは可能であるが、サファイヤ単結晶が極めて高
価であるため、圧電薄膜のコストがかなり高くつくこと
になる。
の面内方向に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄膜を
得ることは可能であるが、サファイヤ単結晶が極めて高
価であるため、圧電薄膜のコストがかなり高くつくこと
になる。
よって、この発明の目的は、C軸が薄膜の面内に揃うよ
うに配向されており、かつ圧電体として利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶薄膜を安価に製造し得る方法を提供する
ことにある。
うに配向されており、かつ圧電体として利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶薄膜を安価に製造し得る方法を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] この発明の製造方法は、スパッタリングにより酸化亜鉛
圧電結晶薄膜を基体表面に形成する工程を備えるもので
あり、 マンガンx原子%(0.1<x<10)を含み、残部が亜鉛
よりなる亜鉛基合金をターゲット材とし、 酸素導入雰囲気下で、直流または交流電圧を印加して反
応性スパッタリングにより、基体表面にC軸が平行に並
ぶように配向した酸化亜鉛結晶薄膜を形成することを特
徴とするものである。
圧電結晶薄膜を基体表面に形成する工程を備えるもので
あり、 マンガンx原子%(0.1<x<10)を含み、残部が亜鉛
よりなる亜鉛基合金をターゲット材とし、 酸素導入雰囲気下で、直流または交流電圧を印加して反
応性スパッタリングにより、基体表面にC軸が平行に並
ぶように配向した酸化亜鉛結晶薄膜を形成することを特
徴とするものである。
[作用および発明の効果] この発明は、マンガン含有亜鉛合金をターゲット材とし
て用い、酸素雰囲気下で反応性スパッタリングにより基
体表面にZnO圧電結晶薄膜を形成すれば、C軸が該薄膜
に平行に並ぶように配向されることを見出し、該知見に
基づいてなされたものである。
て用い、酸素雰囲気下で反応性スパッタリングにより基
体表面にZnO圧電結晶薄膜を形成すれば、C軸が該薄膜
に平行に並ぶように配向されることを見出し、該知見に
基づいてなされたものである。
マンガン含有亜鉛合金を用いることによる効果の詳細は
必ずしも明確ではないが、後述の実施例から明らかなよ
うに、マンガンx原子%(0<x<10)を含有する場合
にはC軸を膜面に平行とすることができるのに対して、
マンガンを無添加の場合にはC軸は薄膜面に直交するよ
うに配向し、また0.1原子%含有させた場合にはC軸が
膜面に直交するものとC軸が膜面に平行なものとが混ざ
り合い、さらにマンガン含有量が10原子%の場合にも同
様にC軸が膜面に直交するものが混在する圧電結晶膜し
か得られない。よって、上記のように0.1原子%を越
え、10原子%までのマンガンを含有する亜鉛合金をター
ゲット材として用いることが必要である。
必ずしも明確ではないが、後述の実施例から明らかなよ
うに、マンガンx原子%(0<x<10)を含有する場合
にはC軸を膜面に平行とすることができるのに対して、
マンガンを無添加の場合にはC軸は薄膜面に直交するよ
うに配向し、また0.1原子%含有させた場合にはC軸が
膜面に直交するものとC軸が膜面に平行なものとが混ざ
り合い、さらにマンガン含有量が10原子%の場合にも同
様にC軸が膜面に直交するものが混在する圧電結晶膜し
か得られない。よって、上記のように0.1原子%を越
え、10原子%までのマンガンを含有する亜鉛合金をター
ゲット材として用いることが必要である。
この発明によれば、C軸が膜面に平行に並ぶように配向
させ得るだけでなく、アルミニウム等の絶縁性を低下さ
せる成分を含有しないため圧電体として利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶膜を得ることができる。また、サファイ
ヤ単結晶のような高価な材料を用いる必要もないため、
酸化亜鉛圧電結晶薄膜のコストを低減することも可能と
なる。
させ得るだけでなく、アルミニウム等の絶縁性を低下さ
せる成分を含有しないため圧電体として利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶膜を得ることができる。また、サファイ
ヤ単結晶のような高価な材料を用いる必要もないため、
酸化亜鉛圧電結晶薄膜のコストを低減することも可能と
なる。
この発明により得られる酸化亜鉛圧電結晶薄膜は、たと
えば横波を利用したマイクロ波領域のトランスデューサ
として好適に用いられ得る。
えば横波を利用したマイクロ波領域のトランスデューサ
として好適に用いられ得る。
[実施例の説明] 第1図は、以下の実施例を実施するにあたって用いた2
極マグネトロンスパッタリング装置を示す。ベルジャ1
内には、陰極2および陽極3が対向配置されている。陰
極2上にはマンガン含有亜鉛合金からなるターゲット4
が固定されており、他方陽極3上には酸化亜鉛圧電結晶
薄膜をその表面に形成するための基体5が固定されてい
る。なお、7は排気口であり、8はガス導入口、9はマ
グネトロンを示す。
極マグネトロンスパッタリング装置を示す。ベルジャ1
内には、陰極2および陽極3が対向配置されている。陰
極2上にはマンガン含有亜鉛合金からなるターゲット4
が固定されており、他方陽極3上には酸化亜鉛圧電結晶
薄膜をその表面に形成するための基体5が固定されてい
る。なお、7は排気口であり、8はガス導入口、9はマ
グネトロンを示す。
ターゲット4としては、亜鉛に種々の量のマンガンを添
加し、これを溶解して直径160mm、厚み5mmの円板に成形
したものを用いた。
加し、これを溶解して直径160mm、厚み5mmの円板に成形
したものを用いた。
スパッタリングの条件は、以下のとおりである。
スパッタ電力:500W〜1KW,周波数:13.56MHz スパッタ圧力:3×10-3Torr スパッタガス混合比:Ar:O2=1:1 スパッタガス流量:10cc/分 磁界強度:300ガウス(ターゲット上における値) 基体−ターゲット間距離:100mm なお、基体5としては、Al2O3、ガラスまたは恒弾性鋼
からなる基板を用いた。
からなる基板を用いた。
スパッタリングに際しては、ターゲット4と基体5との
間に13.56MHzの交流を印加し2極マグネトロンRFスパッ
タにより行ない、ベルジャー1内は1×10-6Torr以下に
排気し、Ar:O2の混合ガスを10cc/分の流量でガス導入口
7から導入し、排気弁を調整しベルジャー1内の圧力を
3×10-3Torrにして行なった。
間に13.56MHzの交流を印加し2極マグネトロンRFスパッ
タにより行ない、ベルジャー1内は1×10-6Torr以下に
排気し、Ar:O2の混合ガスを10cc/分の流量でガス導入口
7から導入し、排気弁を調整しベルジャー1内の圧力を
3×10-3Torrにして行なった。
以上の条件で形成された酸化亜鉛圧電結晶薄膜の配向性
を下記に示す。なお、比較のためにマンガンを含有して
いない亜鉛のみからなるターゲット材を用いた場合、な
らびに酸化亜鉛にMnCO3を添加したターゲット材を用い
た場合の配向性を併せて示す。
を下記に示す。なお、比較のためにマンガンを含有して
いない亜鉛のみからなるターゲット材を用いた場合、な
らびに酸化亜鉛にMnCO3を添加したターゲット材を用い
た場合の配向性を併せて示す。
上記表より、マンガンが5%含有された亜鉛合金をター
ゲット材として用いた場合には、C軸が基体表面方向す
なわち薄膜の面内に揃うように配向され得ることがわか
る。
ゲット材として用いた場合には、C軸が基体表面方向す
なわち薄膜の面内に揃うように配向され得ることがわか
る。
これに対して、ターゲット材として酸化亜鉛にMnCO3を
添加したものや、マンガンを全く添加しない亜鉛からな
るものを用いた場合には、C軸が薄膜面に直交するよう
に配向した酸化亜鉛圧電結晶薄膜しか得られないことが
わかる。
添加したものや、マンガンを全く添加しない亜鉛からな
るものを用いた場合には、C軸が薄膜面に直交するよう
に配向した酸化亜鉛圧電結晶薄膜しか得られないことが
わかる。
第1図は、この発明の一実施例に用いるマグネトロンス
パッタ装置を示す模式図である。 図において、1はベルジャー、2は陰極、3は陽極、4
はターゲット、6は基体、7は排気口、7はガス導入口
を示す。
パッタ装置を示す模式図である。 図において、1はベルジャー、2は陰極、3は陽極、4
はターゲット、6は基体、7は排気口、7はガス導入口
を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】スパッタリングにより酸化亜鉛圧電結晶薄
膜を基体表面に形成する工程を有する酸化亜鉛圧電結晶
薄膜の製造方法において、 マンガンx原子%(0.1<x<10)を含み、残部が亜鉛
よりなる亜鉛基合金をターゲット材とし、 酸素導入雰囲気下で、直流または交流電圧を印加して反
応性スパッタリングにより、基体表面にC軸が平行に並
ぶように配向した酸化亜鉛圧電結晶薄膜を形成すること
を特徴とする、酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61163135A JPH0753636B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61163135A JPH0753636B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6321298A JPS6321298A (ja) | 1988-01-28 |
| JPH0753636B2 true JPH0753636B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=15767862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61163135A Expired - Lifetime JPH0753636B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753636B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1194116C (zh) * | 1996-11-20 | 2005-03-23 | 东芝株式会社 | 溅射靶,用其制成的抗铁磁材料膜和磁阻效应器件 |
| KR100470155B1 (ko) * | 2003-03-07 | 2005-02-04 | 광주과학기술원 | 아연산화물 반도체 제조방법 |
| CN100466318C (zh) * | 2003-05-22 | 2009-03-04 | 富士通株式会社 | 压电元件及其制造方法、以及触摸面板装置 |
| CN115094393A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-09-23 | 武汉大学 | 同时激发纵-横波的ZnO压电涂层材料及其制备方法与应用 |
-
1986
- 1986-07-10 JP JP61163135A patent/JPH0753636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6321298A (ja) | 1988-01-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |