JPH0753879B2 - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

衣料用液体洗浄剤組成物

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JPH0753879B2
JPH0753879B2 JP20534686A JP20534686A JPH0753879B2 JP H0753879 B2 JPH0753879 B2 JP H0753879B2 JP 20534686 A JP20534686 A JP 20534686A JP 20534686 A JP20534686 A JP 20534686A JP H0753879 B2 JPH0753879 B2 JP H0753879B2
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賢次郎 小田
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Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衣料用液体洗浄剤組成物に関する。さらに詳し
くは、脂肪族不飽和脂肪酸のカリ石鹸を主成分とし、洗
浄性にすぐれ、低温安定性の高い衣料用液体洗浄剤組成
物に関するものである。
〔従来の技術〕 石鹸を主成分とする洗浄剤は従来粉末石鹸、固型石鹸と
して広く用いられているが、冷水に対する溶解性の低い
こと、鉱水に対してスカムの発生し易いこと、洗浄後の
石けんカスの発生とその再付着による再汚染等の問題が
ある。溶解性を挙げるためにはカリ石鹸の使用が考えら
れ、ヤシ脂肪酸のカリ石鹸をベースとした液体洗浄剤が
商品化されている〔「洗濯用複合せっけん」(コープ
製)、「台所用せっけん」(ダイエー製)〕。またラウ
リン酸、ミリスチン酸、オレイン酸のカリ石鹸とアルカ
ノールアミドとカリウム塩類を含有し、起泡力と低温安
定性を改良した手洗い並びに洗顔用の液体透明石けん組
成物(特開昭60−177100)が提案されている。また低温
安定性を保つためにエタノール等のアルコールやエチレ
ングリコール等を加える方法が広く行われている。
また、発生したスカムの分散性を良くするためには、種
々のスカム分散剤を使用する方法が提案されている(例
えば「石鹸改質剤(LSDA)に関するセミナー」日本石鹸
洗剤工業組合、昭和55年4月刊行)。
〔発明の目的〕
しかしながら、市販されている洗たく用液体洗浄剤に用
いられている石鹸はヤシ油脂肪酸のカリ石鹸がほとんど
であり、オレイン酸等のカリ石鹸も一部用いられてはい
るが、それらを多量に用いると液状での低温安定性が悪
くなり、石鹸の結晶が析出して来ることより、オレイン
酸等の不飽和脂肪酸のカリ石鹸を主成分とする液体洗浄
剤は得られていない。また従来用いられているヤシ油脂
肪酸を主体とした石鹸は洗浄力が低く、特に衣料の洗浄
に用いるには洗浄力が極めて不足しており、衣料の洗濯
には適していない。
また特開昭60−177100は手洗い洗顔用であり、起泡力と
低温安定性の改良を目的としたものであるが、飽和酸の
カリ石鹸を多量に用いているため、−5℃以下の低温安
定性並びに水に対する低温度での溶解性が劣ると云う欠
点がある。
また、低温で安定な液体状態を得るためにアルコール類
が多量に用いられているが、起泡力が抑制されたり、臭
気や引火性の点で問題がある。
以上のような問題点に着目して検討した結果オレイン酸
等の不飽和脂肪酸のカリ石鹸を主成分として、それにビ
ルダーとスカム分散剤を加えて、低温で極めて安定な、
かつ洗浄力が高く、スカム分散性にすぐれた液体洗浄剤
を発生するに到ったものである。
〔発明の概要〕
本発明は脂肪族不飽和脂肪酸を主成分とするカリ石鹸を
用いた衣料用液体洗浄剤組成物であり、その内容は脂肪
酸のカリ石鹸をベースとする液体洗浄剤組成物におい
て、総炭素数16〜24の脂肪族不飽和脂肪酸のカリ石鹸10
〜40重量%、総炭素数10〜22の脂肪酸モノエタノールア
ミドに1〜20モルの酸化エチレンを付加した付加体4〜
20重量%、総炭素数10〜24の脂肪酸ジエタノールアミド
1〜6重量%と、炭酸カリ1〜13重量%を含有すること
を特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物である。
本発明は脂肪族不飽和脂肪酸のカリ石鹸をベースとし
て、それに、上記した脂肪酸エタノールアミドの酸化エ
チレン付加体並びに脂肪酸ジエタノールアミドと、炭酸
カリを加えることにより、低温安定性並びに洗浄性のす
ぐれた衣料洗たく用液体洗浄剤を得るものであり、脂肪
酸エタノールアミドの酸化エチレン付加体並びに脂肪酸
ジエタノールアミドを併用することにより、液体洗浄剤
として、透明性、低温安定性の特にすぐれたものが得ら
れたのである。
本発明で用いる総炭素数16〜24の脂肪族不飽和脂肪酸の
カリ石鹸は、トリグリセリドを構成する脂肪酸としてオ
レイン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸を主要成分と
し、主に植物油脂を原料とする脂肪酸より得られる。こ
こに用いる植物油脂としては、サフラワー油、米ヌカ
油、カポック油、落花生油、ヒマワリ油、大豆油、ナタ
ネ油、分別液体パーム油等が挙げられる。
上記以外の油脂としてヤシ油も用い得るが、多量に用い
ることは出来ない。
上記の油脂を分解して得られる脂肪酸を選択し目的に合
わせて混合して用いるが、オレイン酸を第1主要成分と
するものが好ましく、全脂肪酸中のオレイン酸含量は少
くとも30重量%、好ましくは50重量%以上である。オレ
イン酸に次いで不飽和脂肪酸としてリノール酸が好まし
く、オレイン酸とリノール酸を含有する場合は、両者を
合計して少くとも65重量%以上含有するものが良い。通
常蒸留オレイン酸として市販されているもの(オレイン
酸含量80%以上)が最も本発明に適している。その他の
脂肪酸としてリノレン酸等の高度不飽和脂肪酸も用い得
るが、このような脂肪酸は、酸化され易く、着色し易い
等の理由より多量に含有することは好ましくない。
ラウリン酸またはヤシ脂肪酸として得られる炭素数12〜
14を主要成分とする脂肪酸は、不飽和脂肪酸に次いで低
温安定性にすぐれており、混合して用いることができる
が、洗浄力が劣るので多量には用い得ず、全脂肪酸中に
35重量%以下であることが好ましい。
本発明では以上のような脂肪酸のカリ石鹸を組成物中に
10〜40重量%含有するのであるが、10重量%以下では、
起泡力が低くなり、また洗浄力が市販品と比較してかな
り劣っている。また40重量%以上になると、測定不能な
くらいに粘度が高くなり、製品として液状で用いるのに
困難である。
これら脂肪酸のカリ石鹸は、通常は所定量の苛性カリを
溶解した水溶液に脂肪酸を添加して中和して得られる
が、中和の際に、硬水軟化剤(例えば「EDTA」)を加え
て行うことも出来る。
次に総炭素数10〜22の脂肪酸モノエタノールアミドに1
〜20モルの酸化エチレンを付加した付加体(以下、これ
を「MEAD・EO付加体」と記す)は炭素数12〜18の脂肪酸
と、モノエタノールアミンより得られる脂肪酸モノエタ
ノールアミドで、ラウリン酸モノエタノールアミド、ヤ
シ脂肪酸モノエタノールアミド、パルミチン酸モノエタ
ノールアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、オ
レイン酸モノエタノールアミド、牛脂脂肪酸モノエタノ
ールアミド等が挙げられ、これらの脂肪酸モノエタノー
ルアミド1モルに対し、1〜20モルの酸化エチレンを常
法による付加反応して付加体を得る。付加反応は苛性ソ
ーダ、苛性カリ等のアルカリ性触媒の存在下に120〜180
℃で加圧下に付加反応して得られる。付加モル数は1〜
20モルが好ましいが、1〜15モルがより好ましい。MEAD
・EO付加体の添加量は4〜20%であり、好ましくは7〜
18%であるが、MEAD・EO付加体の添加量が4%以下の場
合、製品の粘度が著しく高く、粘度の測定は不可能であ
った。また低温安定性も悪く、−10℃近くで混濁した
り、凝固してくる欠点があり、また泡立ちも低いと云う
問題がある。また添加量が20%以上になると製品が分離
を起し、均一状態を保ち得ない等の問題が生じる。
次に総炭素数10〜24の脂肪酸ジエタノールアミド(以下
これを「DEAD」と記す)は総炭素数12〜18の脂肪酸のジ
エタノールアミドが好ましく、ラウリン酸ジエタノール
アミド、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、パルミチン酸
ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミ
ド、オレイン酸ジエタノールアミド、牛脂脂肪酸ジエタ
ノールアミド等が挙げられる。DEADの添加量は1〜6%
であり、好ましくは1〜4%であるが、DEADが6%以上
になると分離が起り均一な製品が得られない。
次に炭酸カリは通常市販の粉状の炭酸カリウムを用い
る。その添加量は組成物中に1〜13%含有するのが好ま
しいが、4〜10%がより好ましい。1%以下では製品中
のカリ石鹸の濃度を高めるためには少な過ぎ、また低温
度(10℃以下)で石鹸の結晶の折出が起り易く、透明で
安定した液体状態が得られない。また13%以上になる
と、各組成分による相剰的な溶解性のバランスがくず
れ、組成物が分離し、二層に分れて来て、安定な液体状
態が得られない。炭酸カリウムの他にこれに珪酸ナトリ
ウム、珪酸カリウムを加えて用いることができる。
次に本発明で液体洗浄剤組成物の製造法について述べれ
ば、まず原料脂肪酸のケン化価(SV)を正確に測定し、
必要な苛性カリ量を求めておく。釜に必要量の10〜20%
の水(イオン交換水が好ましい)と所定量の苛性カリと
硬水軟化剤(例えばEDTA)を仕込み、加熱溶解し、75〜
90℃にする。これに原料脂肪酸全量を加え中和する。中
和後カリ石鹸の色相が悪い場合には塩折や脱色を適宜行
う。中和終了後に炭酸カリウムの全量を仕込み、均一に
撹拌した後、必要量の水の75〜80%を加え撹拌する。次
いでMEAD・EO付加体、DEAD、残量の水、さらに必要によ
りエチルアルコール、変性アルコール、香料等を加え、
製品とする。
以上のようにして得られた本発明の液体洗浄剤組成物は
木綿、合成繊維の衣料の洗濯に用いて極めて高い洗浄力
を示すと共に、さらに台所用洗浄剤として食器の洗浄や
住居用としても用いてすぐれた洗浄力を示すものであ
る。
以下実施例により本発明を説明する。
〔実施例〕
第1表に示す実施例1〜7、比較例1〜7の組成の液体
洗浄剤組成物を調製し、これらにつき、粘度、低温安定
性、起泡力、洗浄力を測定した。その結果を第2表に示
す。製造法につき、実施例1を用いて説明する。
実施例1 イオン交換水53部に苛性カリ3.4部、EDTA0.1部を加え、
40℃に溶解しておく。それに蒸留オレイン酸(オレイン
酸含量80%)12.3部とヤシ油脂脂酸3.4部との混合脂肪
酸を加え、中和する。それに炭酸カリ6.5部を加え、45
〜50℃でよく撹拌後、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
2部とヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドEO(7モル)
付加体9部を加え、撹拌しながら30〜35℃に冷却し、次
いでエタノール2部と香料0.2部、水を加え、合計100部
とし、よく混練して製品とする。
なお、第1表にはカリ石鹸としての組成で示した。第1
表の組成以外に比較例として市販品A(「液体複合せっ
けん」(コープ製))を用い、試験を行い、その結果を
第2表に示した。
・試験方法は次の方法によった。
i)粘度:基準油脂分析試験法(2・3・9−71) (日本油化学協会試験法) ii)冷却試験:同 上 試験法(2・3・8−71) iii)起泡力:JIS K 3362 3・3(6) iv)洗浄力:JIS K 3303 5・7 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明は総炭素数16〜24の脂肪族不飽
和脂肪酸のカリ石鹸を主成分とし、それに脂肪酸モノエ
タノールアミドの酸化エチレン付加体、脂肪酸ジエタノ
ールアミド、炭酸カリ等を配合して成る液体洗浄剤組成
物であり、低温度にて粘度低く、透明液体性を保ち、水
に低温にても容易に溶解し、これを衣料用洗浄に用いた
場合、石鹸をベースとするためすぐれた洗浄力を示し、
スカム分散性もよく、洗い上りの良好な洗浄剤を提供す
る効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪酸のカリ石鹸をベースとする液体洗浄
    剤組成物において、総炭素数16〜24の脂肪族不飽和脂肪
    酸のカリ石鹸10〜40重量%、総炭素数10〜22の脂肪酸モ
    ノエタノールアミドに1〜20モルの酸化エチレンを付加
    した付加体4〜20重量%、総炭素数10〜24の脂肪酸ジエ
    タノールアミド1〜6重量%と炭酸カリ1〜13重量%を
    含有することを特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物。
JP20534686A 1986-09-01 1986-09-01 衣料用液体洗浄剤組成物 Expired - Lifetime JPH0753879B2 (ja)

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