JPH0753960Y2 - 金型の温調媒体抜取り装置 - Google Patents

金型の温調媒体抜取り装置

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JPH0753960Y2
JPH0753960Y2 JP1990053539U JP5353990U JPH0753960Y2 JP H0753960 Y2 JPH0753960 Y2 JP H0753960Y2 JP 1990053539 U JP1990053539 U JP 1990053539U JP 5353990 U JP5353990 U JP 5353990U JP H0753960 Y2 JPH0753960 Y2 JP H0753960Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形機等の金型に形成された流路内に残
存する温調媒体を抜取る金型の温調媒体抜取り装置に関
する。
(従来の技術) 通常、射出成形機等においては、良好な射出成形を効率
良く行うために、金型に形成された流路内に、温調媒体
(熱媒体)を導く構成となっている。
しかしながら使用した金型を別の金型と交換する時、今
まで使用した金型内の温調媒体を完全に抜き取っておか
ないと、保管している間に錆が発生する。
錆が発生した金型を次回使用すると、錆が流れ出し、媒
体温調機は勿論のこと、その配管系に流れてその配管系
に有る部品を傷め、寿命を短くする一方、錆による作動
不良等を起こす原因となる。
さらに、この錆により配管系の部材の錆の発生を助成
し、場合によっては、金型内で流路が錆により破損した
り、金型近辺の配管が破損したりして、液だれが生じ、
成形機の下部(液だれ部)に落下する。
配管および金型が破損すると当然温調媒体による加熱、
冷却効果が低下し、成形品も良品質の物ができなくな
る。また、成形サイクルも長くなる。
そこで、従来においては、金型内の温調媒体を抜取る場
合には、空気を金型の媒体入口に導入して媒体流路内の
温調媒体を媒体温調機内に押し戻すようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来の金型の温調媒体抜取り装置において
は、単に媒体流路内の温調媒体を媒体温調機内に押し戻
す構成のため、一度液抜きしても金型までの途中の配管
または媒体温調機の温調媒体収納タンクのレベルの方が
上方にあるため、その頭圧により金型内に逆流してしま
うことがあり、上記不具合を招くことがあるといった問
題があった。
本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、その目
的とするところは、金型内に残存する温調媒体を確実に
除去できるようにした金型の温調媒体抜取り装置を提供
しようとするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために、金型に形成され
た流路内に残存する温調媒体を抜取る金型の温調媒体抜
取り装置であって、前記金型の媒体入口と媒体温調手段
の媒体吐出口とを連通する温調媒体導出路に設けられ、
前記温調媒体導出路を選択的に開閉する空圧操作弁と、
圧縮空気を供給する空圧発生源と、前記空圧操作弁より
金型側の位置で前記温調媒体導出路から分岐し、前記空
圧発生源に連通した空気導通路と、前記空気導通路に設
けられ、前記空気導通路を選択的に開閉して、前記温調
媒体導出路と前記空気導通路とを選択的に連通する切換
弁と、前記金型の媒体戻り口と前記媒体温調手段の媒体
戻り口とを連通する温調媒体戻し路に設けられ、前記温
調媒体戻し路を選択的に開閉する空圧操作弁と、前記空
圧操作弁より金型側の位置で前記温調媒体戻し路から分
岐し、媒体収納手段に連通した温調媒体排出路と、前記
温調媒体排出路に設けられ、前記温調媒体排出路を選択
的に開閉する空圧操作弁と、前記空圧操作弁と前記空圧
発生源とを選択的に連通する電磁切換弁と、を具備し、 前記電磁切換弁により前記空圧操作弁と前記空圧発生源
とを連通し、前記空圧発生源から供給される圧縮空気に
よって前記空圧操作弁を閉状態、前記空圧操作弁を開状
態とすることにより、前記温調媒体導出路および前記温
調媒体戻し路をそれぞれ閉状態とするとともに前記温調
媒体排出路を開状態とし、かつ前記空圧発生源から前記
空気導通路を介して圧縮空気を送り込むことにより、前
記金型に残存する温調媒体を前記収納手段に導く構成と
したものである。
(作用) すなわち、本考案の金型の温調媒体抜取り装置は、温調
媒体導出路および温調媒体戻し路をそれぞれ閉状態とす
るとともに温調媒体排出路を開状態とし、かつ、空気導
通路から空気を送り込むことにより、金型に形成された
流路内に残存する温調媒体を前記収納手段に導く構成と
したものである。このため、金型の流路内の錆が媒体温
調手段に流れるのを防止できるとともに、金型の流路内
に温調媒体が再び入ってしまう事態が完全に無くなり、
管理が極めて容易となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
まず、第2図を参照して全体構成について説明する。
図中1は固定側金型、2は移動側金型、3は媒体温調手
段としての媒体温調機である。
前記固定側金型1には、温調媒体(熱媒体)Aを導通す
るための流路4が、また、移動側金型2には、温調媒体
(熱媒体)Aを導通するための流路5が形成された状態
となっている。
また、固定側金型1の媒体入口4aと媒体温調機3の媒体
吐出口3aとは第1の温調媒体導出路6を介して接続され
ているとともに、移動側金型2の媒体入口5aと媒体温調
機3の媒体吐出口3aとは第2の温調媒体導出路7を介し
て接続されている。
さらに、固定側金型1の媒体出口4bと媒体温調機3の媒
体戻し口3bとは第1の温調媒体戻し路8を介して接続さ
れているとともに、移動側金型2の媒体出口5bと媒体温
調機3の媒体戻し口3bとは第2の温調媒体戻し路9を介
して接続されている。
第1の温調媒体導出路6の中途部には開閉手段としての
常開型の空圧操作弁10が、第2の温調媒体導出路7の中
途部には開閉手段としての常開型の空圧操作弁11がそれ
ぞれ設けられている。
第1の温調媒体戻し路8の中途部には開閉手段としての
常開型の空圧操作弁12が、第2の温調媒体戻し路9の中
途部には開閉手段としての常開型の空圧操作弁13がそれ
ぞれ設けられている。
また、第1の温調媒体導出路6の中途部、かつ空圧操作
弁10より固定側金型1側の位置から第1の空気導通路16
が分岐され、空気供給路14を介して圧縮空気を発生する
空気発生源15に接続されているとともに、第2の温調媒
体導出路7の中途部、かつ空圧操作弁11より移動側金型
2側の位置から第2の空気導通路17が分岐され、空気供
給路14を介して空気発生源15に接続されている。
第1の空気導通路16には、電磁切換弁18と逆止弁19が取
り付けられ、第2の空気導通路17には、電磁切換弁20と
逆止弁21が取り付けられている。
さらに、第1の温調媒体戻し路8の中途部、かつ空圧操
作弁12より固定側金型1側の位置から収納手段としての
排液タンク22に接続する第1の温調媒体排出路23が分岐
されているとともに、第2の温調媒体戻し路9の中途
部、かつ空圧操作弁13より移動側金型2側の位置から収
納手段としての排液タンク22に接続する第2の温調媒体
排出路24が分岐されている。
第1の温調媒体排出路23には、常閉型の空圧操作弁25
が、第2の温調媒体排出路24の中途部には開閉手段とし
ての常閉型の空圧操作弁26がそれぞれ設けられている。
また、空気発生源15に接続する空気供給路14から、消音
器27を備えた消音器付電磁切換弁28に接続する第3の空
気導通路29が分岐され、その中途部には逆止弁30が設け
られている。また、消音器付電磁切換弁28は、前記常開
型の各空圧操作弁10,11,12,13および常閉型の各空圧操
作弁25,26に接続しており、これらは電磁切換弁28の切
換により開閉操作が行われるようになっている。
また、前記電磁切換弁18,20,28の切換は、成形機の操作
盤上にスイッチ(図示しない)により行うようになって
いる。
なお、31…継手である。
つぎに、第3図を参照して金型1,2の温度調整時(温調
時)について説明する。
通常の温調時には、消音器付電磁切換弁28が非励磁状態
にあって、常開型の各空圧操作弁10,11,12,13が「開」
状態にあり、また、常閉型の各空圧操作弁25,26が
「閉」状態にある。
この状態で、媒体温調機3の媒体吐出口3aから出た温調
媒体Aは、第3図中、実線矢印で示すように、第1の温
調媒体導出路6を介して固定側金型1の媒体入口4aに、
第2の温調媒体導出路7を介して移動側金型2の媒体入
口5aに導かれる。そして、温調媒体Aが固定側金型1の
流路4および移動側金型2の流路5を流れることによ
り、固定側金型1および移動側金型2の温度調節を行う
ことになる。
また、固定側金型1の媒体出口4bから出た温調媒体A
は、第1の温調媒体戻し路8を介して媒体温調機3の媒
体戻し口3bに戻され、移動側金型2の媒体出口5bから出
た温調媒体Aは、第2の温調媒体戻し路9を介して媒体
温調機3の媒体戻し口3bに戻される。
つぎに、金型1,2の交換等の理由で、流路4,5内に残存す
る温調媒体Aを抜取る場合について、第1図を参照して
説明する。
まず、成形機の操作盤上のスイッチ(図示しない)を操
作して、電磁切換弁18,20,28の切換を行う。
電磁切換弁28の切換により、各空圧操作弁10,11,12,13,
25,26と空圧発生源15とが連通され、空圧発生源15から
供給される圧縮空気により、常開型の各空圧操作弁10,1
1,12,13が「閉」状態に切換わり、常閉型の各空圧操作
弁25,26が「開」状態に切換わる。
そして、空圧操作弁10,11,12,13が「閉」となることに
より、第1,第2の温調媒体導出路6,7および第1,第2の
温調媒体戻し路8,9を介して連通状態であった固定側金
型1および移動側金型2と媒体温調機3とのラインは遮
断される。一方、空圧操作弁25,26が「開」状態に切換
わることにより、第1,第2の温調媒体導出路6,7の中途
部が第1,第2の温調媒体排出路23,24を介して排液タン
ク22に連通する状態となる。
また、電磁切換弁18の切換により、空気供給路14を介し
て空圧発生源15と接続する第1の空気導通路16が開放さ
れた状態となるとともに、電磁切換弁20の切換により、
空気供給路14を介して空圧発生源15と接続する第2の空
気導通路17が開放された状態となる。
しかして、空圧発生源15から送り出される圧縮空気は、
第1図中、破線矢印で示すように、空気供給路14、第1,
第2の空気導通路16,17および第1,第2の温調媒体導出
路6,7の一部を介して固定側金型1および移動側金型2
の流路4,5に導かれる。この後、第1,第2の温調媒体戻
し路8,9の一部および第1,第2の温調媒体排出路23,24を
介して排液タンク22に導かれる。
この圧縮空気の流れにより、第1,第2の温調媒体導出路
6,7の一部および固定側金型1および移動側金型2の流
路4,5内に残存する温調媒体Aを、第1図中、実線矢印
で示すように、排液タンク22に排出することになる。
また、この時、固定側金型1および移動側金型2と媒体
温調機3とのラインは遮断されているため、固定側金型
1および移動側金型2の流路4,5内の錆が媒体温調機3
に流れるのを防止できるとともに、固定側金型1および
移動側金型2の流路4,5内に温調媒体Aが再び入ってし
まう事態が完全に無くなる。
なお、本考案は上記一実施例に限らず、本考案の要旨を
変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の金型の温調媒体抜取り装
置は、圧縮空気で作動する空圧操作弁を媒体温調機と金
型との間の温調媒体導出路、媒体戻し路および排出路に
設けて、金型に圧縮空気を送る空気源と同様の圧縮空気
で弁の開閉を自動的にできるように構成したので、圧縮
空気の入り信号を与えさえすれば、圧縮空気を金型に送
り込むと同時に自動的に回路を切換えて残存する温調媒
体を金型から排出して収納手段に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は温調媒
体抜取り時の空気および残存媒体の流れ状態を示す説明
図、第2図は装置の概略的回路構成図、第3図は金型温
調時の温調媒体の流れ状態を示す説明図である。 1,2……金型、3……媒体温調手段(媒体温調機)、3a
……媒体温調機の媒体吐出口、3b……媒体戻し口、4,5
……流路,4a,5a……金型の媒体入口、4b,5b……金型の
媒体出口、6,7……温調媒体導出路、8,9……温調媒体戻
し路,10,11,12,13……開閉手段(常開型の空圧操作
弁)、15……空圧発生源、16,17……空気導通路、22…
…収納手段(排液タンク)、23,24……温調媒体排出
路、25,26……開閉手段(常閉型の空圧操作弁)、A…
…温調媒体(熱媒体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型に形成された流路内に残存する温調媒
    体を抜取る金型の温調媒体抜取り装置であって、 前記金型(1,2)の媒体入口(4a,5a)と媒体温調手段
    (3)の媒体吐出口(3a)とを連通する温調媒体導出路
    (6,7)に設けられ、前記温調媒体導出路(6,7)を選択
    的に開閉する空圧操作弁(10,11)と、 圧縮空気を供給する空圧発生源(15)と、 前記空圧操作弁(10,11)より金型側の位置で前記温調
    媒体導出路(6,7)から分岐し、前記空圧発生源(15)
    に連通した空気導通路(16,17)と、 前記空気導通路(16,17)に設けられ、前記空気導通路
    (16,17)を選択的に開閉して、前記温調媒体導出路
    (6,7)と前記空気導通路(16,17)とを選択的に連通す
    る切換弁(18,20)と、 前記金型の媒体戻り口(4b,5b)と前記媒体温調手段
    (3)の媒体戻り口(3b)とを連通する温調媒体戻し路
    (8,9)に設けられ、前記温調媒体戻し路(8,9)を選択
    的に開閉する空圧操作弁(12,13)と、 前記空圧操作弁(12,13)より金型側の位置で前記温調
    媒体戻し路(8,9)から分岐し、媒体収納手段(22)に
    連通した温調媒体排出路(23,24)と、 前記温調媒体排出路(23,24)に設けられ、前記温調媒
    体排出路(23,24)を選択的に開閉する空圧操作弁(25,
    26)と、 前記空圧操作弁(10,11,12,13,25,26)と前記空圧発生
    源(15)とを選択的に連通する電磁切換弁(28)と、 を具備し、 前記電磁切換弁(28)により前記空圧操作弁(10,11,1
    2,13,25,26)と前記空圧発生源(15)とを連通し、前記
    空圧発生源(15)から供給される圧縮空気によって前記
    空圧操作弁(10,11,12,13)を閉状態、前記空圧操作弁
    (25,26)を開状態とすることにより、前記温調媒体導
    出路(6,7)および前記温調媒体戻し路(8,9)をそれぞ
    れ閉状態とするとともに前記温調媒体排出路(23,24)
    を開状態とし、かつ前記空圧発生源(15)から前記空気
    導通路(16,17)を介して圧縮空気を送り込むことによ
    り、前記金型(1,2)に残存する温調媒体を前記収納手
    段(22)に導く構成としたことを特徴とする金型の温調
    媒体抜取り装置。
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