JPH0754048Y2 - マスタシリンダ - Google Patents
マスタシリンダInfo
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- JPH0754048Y2 JPH0754048Y2 JP1988126559U JP12655988U JPH0754048Y2 JP H0754048 Y2 JPH0754048 Y2 JP H0754048Y2 JP 1988126559 U JP1988126559 U JP 1988126559U JP 12655988 U JP12655988 U JP 12655988U JP H0754048 Y2 JPH0754048 Y2 JP H0754048Y2
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- pressure type
- type booster
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Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の液圧式ブレーキシステムや液圧式クラ
ツチシステムに利用されるマスタシリンダに関し、更に
詳細には負圧式倍力装置の定圧室内に突出される突出部
を有するシリンダボデイを備えたマスタシリンダに関す
る。
ツチシステムに利用されるマスタシリンダに関し、更に
詳細には負圧式倍力装置の定圧室内に突出される突出部
を有するシリンダボデイを備えたマスタシリンダに関す
る。
(従来の技術) 従来、この種のマスタシリンダとして例えば、実公昭63
-1637号公報に示されるものがある。
-1637号公報に示されるものがある。
このマスタシリンダは、負圧式倍力装置の定圧室内にシ
リンダボデイの開口端に形成された円筒状の突出部及び
該シリンダボデイの内孔内に液密的に摺動可能に嵌挿さ
れるプライマリピストンの後端部が突出されるように、
負圧式倍力装置のフロントシエルの開口部にシリンダボ
デイの突出部がO−リングを介して気密的に嵌合さるこ
とにより負圧式倍力装置に結合されていて、マスタシリ
ンダと負圧式倍力装置を結合した状態での軸長の短縮を
図つている。
リンダボデイの開口端に形成された円筒状の突出部及び
該シリンダボデイの内孔内に液密的に摺動可能に嵌挿さ
れるプライマリピストンの後端部が突出されるように、
負圧式倍力装置のフロントシエルの開口部にシリンダボ
デイの突出部がO−リングを介して気密的に嵌合さるこ
とにより負圧式倍力装置に結合されていて、マスタシリ
ンダと負圧式倍力装置を結合した状態での軸長の短縮を
図つている。
上記した如きこの種の従来のマスタシリンダにおいて、
シリンダボデイの円筒状の突出部と負圧式倍力装置の開
口部との間の間隙はマスタシリンダと負圧式倍力装置と
の組付精度及びO−リングの機能の確保のためには、微
小量とされている。そのため、マスタシリンダと負圧式
倍力装置との間の結合部よりこの間隙に水が侵入する
と、O−リングにより負圧式倍力装置の定圧室内への水
の侵入は阻止されるが、表面張力により突出部の全周に
水が滞留した状態となり、その結果錆が発生し、錆付に
よつてマスタシリンダと負圧式倍力装置との離脱が困難
となり分解作業性が著しく阻害されたり、錆によりO−
リングの劣化が促進されて負圧式倍力装置の定圧室の気
密不良が誘発するという不具合があつた。
シリンダボデイの円筒状の突出部と負圧式倍力装置の開
口部との間の間隙はマスタシリンダと負圧式倍力装置と
の組付精度及びO−リングの機能の確保のためには、微
小量とされている。そのため、マスタシリンダと負圧式
倍力装置との間の結合部よりこの間隙に水が侵入する
と、O−リングにより負圧式倍力装置の定圧室内への水
の侵入は阻止されるが、表面張力により突出部の全周に
水が滞留した状態となり、その結果錆が発生し、錆付に
よつてマスタシリンダと負圧式倍力装置との離脱が困難
となり分解作業性が著しく阻害されたり、錆によりO−
リングの劣化が促進されて負圧式倍力装置の定圧室の気
密不良が誘発するという不具合があつた。
そこで本考案は、この種のマスタシリンダにおいて、シ
リンダボデイの突出部と負圧式倍力装置の開口部間に水
が滞留しないようにすることを、その技術的課題とす
る。
リンダボデイの突出部と負圧式倍力装置の開口部間に水
が滞留しないようにすることを、その技術的課題とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記した技術的課題を解決するために講じた技術的手段
は、ピストンが液密的に摺動可能に嵌挿される内孔を有
するシリンダボディが、その開口端側の端部に負圧式倍
力装置の定圧室内に突出される円筒状の突出部を有する
と共にその外周部にフランジ部を有し、該突出部がその
外周に取付けられたシール部材を介して前記負圧式倍力
装置のフロントシェルの開口部に気密的に嵌合されると
共に前記フランジ部が前記負圧式倍力装置のフロントシ
ェルの前端面に接合されて前記負圧式倍力装置に結合さ
れてなるマスタシリンダにおいて、前記突出部の外周に
前記フランジ部の接合面と前記シール部材との間に位置
している略円環状の溝部を形成したこと、である。
は、ピストンが液密的に摺動可能に嵌挿される内孔を有
するシリンダボディが、その開口端側の端部に負圧式倍
力装置の定圧室内に突出される円筒状の突出部を有する
と共にその外周部にフランジ部を有し、該突出部がその
外周に取付けられたシール部材を介して前記負圧式倍力
装置のフロントシェルの開口部に気密的に嵌合されると
共に前記フランジ部が前記負圧式倍力装置のフロントシ
ェルの前端面に接合されて前記負圧式倍力装置に結合さ
れてなるマスタシリンダにおいて、前記突出部の外周に
前記フランジ部の接合面と前記シール部材との間に位置
している略円環状の溝部を形成したこと、である。
(作用) これによれば、マスタシリンダと負圧式倍力装置との間
の接合部より突出部と開口部の間隙に水が侵入しても、
溝部を通して接合部へ排出されるため、突出部の全周に
水が滞留することが抑制される。
の接合部より突出部と開口部の間隙に水が侵入しても、
溝部を通して接合部へ排出されるため、突出部の全周に
水が滞留することが抑制される。
(実施例) 以下、本考案に従つたマスタシリンダの一実施例を図面
に基づき説明する。
に基づき説明する。
第1図は本考案を実施してなる自動車用液圧ブレーキシ
ステムのタンデムマスタシリンダ10を示していて、同マ
スタシリンダはコンベンシヨナル形の内部構造を備えて
おり、シリンダボデイ11,プライマリピストン12,セカン
ダリピストン13,一対のリターンスプリング14,15等によ
り構成されている。
ステムのタンデムマスタシリンダ10を示していて、同マ
スタシリンダはコンベンシヨナル形の内部構造を備えて
おり、シリンダボデイ11,プライマリピストン12,セカン
ダリピストン13,一対のリターンスプリング14,15等によ
り構成されている。
シリンダボデイ11は一端が開口する有底筒状を呈し内部
に作動液を収容するもので、段付内孔の小径孔11a内に
各ピストン12,13と各リターンスプリング14,15等が収容
されている。プライマリピストン12は、その大径部に嵌
着したカツプシール16を介して小径孔11a内に液密的且
つ軸方向へ摺動可能に嵌挿されており、またセカンダリ
ピストン13はその両端に嵌着したカツプシール17,18を
介して小径孔11a内に液密的且つ軸方向へ摺動可能に嵌
挿されている。両ピストン12,13間及びセカンダリピス
トン13と小径孔11aの底部間には各リターンスプリング1
4,15が介装されている。セカンダリピストン13はリター
ンスプリング15により図示右方に付勢されて、図示しな
いストツプボルトに係止されて図示する非作動位置に保
持される。リターンスプリング14は、プライマリピスト
ン12に結合されたボルト19に係止されたリテーナ20とプ
ライマリピストン12の大径部との間に張設されており、
プライマリピストン12は後述する環状のピストンストツ
パ兼カツプシール係止板21とセカンダリピストン13間に
位置する図示非作動位置に保持される。これにより、プ
ライマリピストン12は後述するカツプシール22によりシ
リンダボデイ11の段付内孔内を後述する補給ポート11c
を介して常時リザーバRに連通するプライマリ補給室R1
と、補給ポート11cを介してリザーバRに連通すると共
に図示せぬアウトレツトポートを介して図示せぬ液圧管
路に常時連通するプライマリ圧力室R2とに区画してい
る。また、セカンダリピストン13は小径孔11a内を補給
ポート11eを介して常時リザーバRに連通するセカンダ
リ補給室R3と、コンペンセーテイングポート11fを介し
てリザーバRに連通すると共にアウトレツトポート11g
を介して常時図示せぬ液圧管路に連通するセカンダリ圧
力室R4とに区画している。
に作動液を収容するもので、段付内孔の小径孔11a内に
各ピストン12,13と各リターンスプリング14,15等が収容
されている。プライマリピストン12は、その大径部に嵌
着したカツプシール16を介して小径孔11a内に液密的且
つ軸方向へ摺動可能に嵌挿されており、またセカンダリ
ピストン13はその両端に嵌着したカツプシール17,18を
介して小径孔11a内に液密的且つ軸方向へ摺動可能に嵌
挿されている。両ピストン12,13間及びセカンダリピス
トン13と小径孔11aの底部間には各リターンスプリング1
4,15が介装されている。セカンダリピストン13はリター
ンスプリング15により図示右方に付勢されて、図示しな
いストツプボルトに係止されて図示する非作動位置に保
持される。リターンスプリング14は、プライマリピスト
ン12に結合されたボルト19に係止されたリテーナ20とプ
ライマリピストン12の大径部との間に張設されており、
プライマリピストン12は後述する環状のピストンストツ
パ兼カツプシール係止板21とセカンダリピストン13間に
位置する図示非作動位置に保持される。これにより、プ
ライマリピストン12は後述するカツプシール22によりシ
リンダボデイ11の段付内孔内を後述する補給ポート11c
を介して常時リザーバRに連通するプライマリ補給室R1
と、補給ポート11cを介してリザーバRに連通すると共
に図示せぬアウトレツトポートを介して図示せぬ液圧管
路に常時連通するプライマリ圧力室R2とに区画してい
る。また、セカンダリピストン13は小径孔11a内を補給
ポート11eを介して常時リザーバRに連通するセカンダ
リ補給室R3と、コンペンセーテイングポート11fを介し
てリザーバRに連通すると共にアウトレツトポート11g
を介して常時図示せぬ液圧管路に連通するセカンダリ圧
力室R4とに区画している。
また、シリンダボデイ11には、第2図に示すように負圧
式倍力装置40のフロントシエル41の前端面に図示しない
ボルトにより接合されるフランジ部11hが形成されてお
り、該フランジ部11hより開口端に向かい突出して第1
図に示すように負圧式倍力装置40のフロントシエル41の
開口部41aにシール部材23を介して気密的に嵌合される
突出部11iが形成されている。
式倍力装置40のフロントシエル41の前端面に図示しない
ボルトにより接合されるフランジ部11hが形成されてお
り、該フランジ部11hより開口端に向かい突出して第1
図に示すように負圧式倍力装置40のフロントシエル41の
開口部41aにシール部材23を介して気密的に嵌合される
突出部11iが形成されている。
この突出部11i内に位置する大径孔11bは図示左方の小径
部と図示右方の大径部とこれら両者間のテーパ部とから
成る段付状であり、その小径部及びテーパ部内には図示
左方より環状のピストンストツパ兼カツプシール係止板
21,リング型カツプシール22が組込まれ、また大径部内
には合成樹脂よりなる環状のピストンガイド兼カツプシ
ール係止部材28が組込まれ、このピストンガイド兼カツ
プシール係止部材28はシリンダボデイ11の開口端近傍に
形成された環状溝内に嵌着されたスナツプリング24によ
り係止されている。テーパ部はリング型カツプシール22
の大径孔11b内への挿入作業性を良くするために一般的
に設けられるものである。
部と図示右方の大径部とこれら両者間のテーパ部とから
成る段付状であり、その小径部及びテーパ部内には図示
左方より環状のピストンストツパ兼カツプシール係止板
21,リング型カツプシール22が組込まれ、また大径部内
には合成樹脂よりなる環状のピストンガイド兼カツプシ
ール係止部材28が組込まれ、このピストンガイド兼カツ
プシール係止部材28はシリンダボデイ11の開口端近傍に
形成された環状溝内に嵌着されたスナツプリング24によ
り係止されている。テーパ部はリング型カツプシール22
の大径孔11b内への挿入作業性を良くするために一般的
に設けられるものである。
小径孔11aと大径孔11bとの間の段部にはシリンダボデイ
11に形成されるリザーバ接続口11jに連通される補給ポ
ート11cがシリンダボデイ11の開口よりドリル加工によ
り形成されており、これによりプライマリピストン12の
大径部とリング型カツプシール22との間に前述したプラ
イマリ補給室R1が形成されている。また、シリンダボデ
イ11の突出部11iには、その外周よりドリル加工により
補給ポート11cを貫通して小径孔11aに開口するコンペン
セーテイングポート11dが形成されていて、その外部へ
の開口には鋼球27が圧入されて液密的に閉塞されてい
る。また、シリンダボデイ11の突出部11iの外周には第
2図に示すように、鋼球27の圧入による割れ等を防ぐた
めの所定の円周方向幅Sを確保すると共に、突出部11i
と負圧式倍力装置40のフロントシエル41の開口部41aと
の嵌合部を確保する上で所定の軸方向幅lを有する溝部
25が形成されている。尚、この溝部25の一側面はフラン
ジ部11hの接合面と同一平面となるようにされていると
共に、本実施例においては突出部11iの強度,成形性等
を考慮して放射状のリブ26が2本形成されている。
11に形成されるリザーバ接続口11jに連通される補給ポ
ート11cがシリンダボデイ11の開口よりドリル加工によ
り形成されており、これによりプライマリピストン12の
大径部とリング型カツプシール22との間に前述したプラ
イマリ補給室R1が形成されている。また、シリンダボデ
イ11の突出部11iには、その外周よりドリル加工により
補給ポート11cを貫通して小径孔11aに開口するコンペン
セーテイングポート11dが形成されていて、その外部へ
の開口には鋼球27が圧入されて液密的に閉塞されてい
る。また、シリンダボデイ11の突出部11iの外周には第
2図に示すように、鋼球27の圧入による割れ等を防ぐた
めの所定の円周方向幅Sを確保すると共に、突出部11i
と負圧式倍力装置40のフロントシエル41の開口部41aと
の嵌合部を確保する上で所定の軸方向幅lを有する溝部
25が形成されている。尚、この溝部25の一側面はフラン
ジ部11hの接合面と同一平面となるようにされていると
共に、本実施例においては突出部11iの強度,成形性等
を考慮して放射状のリブ26が2本形成されている。
以上の構成から成る本実施例の作用を説明する。
図示せぬブレーキペダルが踏み込まれ、負圧式倍力装置
40が作動して出力ロツド42によりプライマリピストン12
が図示左方へ押動され摺動すると、カツプシール16がコ
ンペンセーテイングポート11dを通過し、リザーバRと
プライマリ圧力室R2との連通が遮断される。それにより
該圧力室R2の液圧が上昇されて図示せぬアウトレツトポ
ートを介して図示せぬ液圧管路に付与される。これと同
時に、セカンダリピストン13が図示左方に摺動し、カツ
プシール18がコンペンセーテイングポート11fを通過し
てセカンダリ圧力室R4とリザーバRとの連通が遮断さ
れ、該圧力室R4が密封される。それにより該圧力室R4内
の液圧が上昇してアウトレツトポート11gを介して図示
せぬ液圧管路に付与される。尚、この時各圧力室R2,R4
内の作動液は各コンペンセーテイングポート11d,11fに
よりリザーバRとの連通が絞られているため、各カツプ
シールが各コンペンセーテイングポート11d,11fを通過
する以前において、各圧力室R2,R4からリザーバRへの
作動液の逃げが抑制されて、各圧力室R2,R4内の液圧が
早く上昇し、ブレーキの効きを良くする。
40が作動して出力ロツド42によりプライマリピストン12
が図示左方へ押動され摺動すると、カツプシール16がコ
ンペンセーテイングポート11dを通過し、リザーバRと
プライマリ圧力室R2との連通が遮断される。それにより
該圧力室R2の液圧が上昇されて図示せぬアウトレツトポ
ートを介して図示せぬ液圧管路に付与される。これと同
時に、セカンダリピストン13が図示左方に摺動し、カツ
プシール18がコンペンセーテイングポート11fを通過し
てセカンダリ圧力室R4とリザーバRとの連通が遮断さ
れ、該圧力室R4が密封される。それにより該圧力室R4内
の液圧が上昇してアウトレツトポート11gを介して図示
せぬ液圧管路に付与される。尚、この時各圧力室R2,R4
内の作動液は各コンペンセーテイングポート11d,11fに
よりリザーバRとの連通が絞られているため、各カツプ
シールが各コンペンセーテイングポート11d,11fを通過
する以前において、各圧力室R2,R4からリザーバRへの
作動液の逃げが抑制されて、各圧力室R2,R4内の液圧が
早く上昇し、ブレーキの効きを良くする。
かかる本実施例においては、シリンダボデイ11の突出部
11iの外周に溝部25が形成されている。そのため、シリ
ンダボデイ11のフランジ部11hと負圧式倍力装置40のフ
ロントシエル41との間の接合部より突出部11iとフロン
トシエル41の開口部41aの間隙に水が侵入しても、溝部2
5を通して下部に位置する接合部へ排出され、鋼球27の
圧入部周辺及び突出部11iの全周に水が表面張力等によ
り滞留することが抑制される。これによつて、水の滞留
により発生する錆によつてマスタシリンダと負圧式倍力
装置とが錆付き、両者の離脱が困難となり分解作業性が
著しき阻害されたり、錆によりO−リングの劣化が促進
されて負圧式倍力装置の定圧室の気密不良が誘発された
りするのを防止することができる。尚、鋼球27の圧入部
周辺への水の滞留防止は圧入された鋼球27の外部を樹脂
系の被覆材等により被覆する方法が考えられるが、この
方法だと被覆材の隆起が生じて、突出部11iとフロント
シエル41の開口部41aとの嵌合が困難となる。それが、
本実施例においては、突出部11iとフロントシエル41の
開口部41aとの嵌合が阻害されることがないばかりでな
く、溝部11iはシリンダボデイ11を型成形する際に同時
に成型できるものであるため部品点数及び加工工数が増
加することがなく突出部11iとフロントシエル41の開口
部41a間に水が滞留することを防止できる。
11iの外周に溝部25が形成されている。そのため、シリ
ンダボデイ11のフランジ部11hと負圧式倍力装置40のフ
ロントシエル41との間の接合部より突出部11iとフロン
トシエル41の開口部41aの間隙に水が侵入しても、溝部2
5を通して下部に位置する接合部へ排出され、鋼球27の
圧入部周辺及び突出部11iの全周に水が表面張力等によ
り滞留することが抑制される。これによつて、水の滞留
により発生する錆によつてマスタシリンダと負圧式倍力
装置とが錆付き、両者の離脱が困難となり分解作業性が
著しき阻害されたり、錆によりO−リングの劣化が促進
されて負圧式倍力装置の定圧室の気密不良が誘発された
りするのを防止することができる。尚、鋼球27の圧入部
周辺への水の滞留防止は圧入された鋼球27の外部を樹脂
系の被覆材等により被覆する方法が考えられるが、この
方法だと被覆材の隆起が生じて、突出部11iとフロント
シエル41の開口部41aとの嵌合が困難となる。それが、
本実施例においては、突出部11iとフロントシエル41の
開口部41aとの嵌合が阻害されることがないばかりでな
く、溝部11iはシリンダボデイ11を型成形する際に同時
に成型できるものであるため部品点数及び加工工数が増
加することがなく突出部11iとフロントシエル41の開口
部41a間に水が滞留することを防止できる。
尚、第3図は本考案の変形例を示し、この例においては
第2図に示す実施例のリブ26の形状をその上側面が外方
側が下方へ傾斜するように変更したものであり、突出部
11iと開口部41a間に侵入した水がより確実に下方へ落下
していくようにしたものである。尚、この例においても
溝部25はシリンダボデイ11の型成形時に同時に成形でき
ることはいうまでもない。
第2図に示す実施例のリブ26の形状をその上側面が外方
側が下方へ傾斜するように変更したものであり、突出部
11iと開口部41a間に侵入した水がより確実に下方へ落下
していくようにしたものである。尚、この例においても
溝部25はシリンダボデイ11の型成形時に同時に成形でき
ることはいうまでもない。
以上説明したように、本考案によればシリンダボディの
突出部の外周にフランジ部の接合面とシール部材との間
に位置している略円環状の溝部を形成したことにより、
マスタシリンダのフランジ部とブースタシェルの接合面
から水が侵入しても、溝部を通して接合部へ排出される
ため、突出部の全周に水が滞留することが抑制され、錆
の発生が抑制される。従って、錆付によってマスタシリ
ンダと負圧式倍力装置との離脱が困難となり分解作業が
著しく困難になったり、錆によりO−リングの劣化が促
進されて低圧室の気密不良が誘発されたりすることがな
い。そして、フランジ部の接合面とシール部材との間に
位置している溝部はシリンダボディの成形時に同時に成
形することができるものであり、加工工数や部品点数の
増加もなく、更には溝部によりシリンダボディの素材の
節約が図れて重量低減もできる。
突出部の外周にフランジ部の接合面とシール部材との間
に位置している略円環状の溝部を形成したことにより、
マスタシリンダのフランジ部とブースタシェルの接合面
から水が侵入しても、溝部を通して接合部へ排出される
ため、突出部の全周に水が滞留することが抑制され、錆
の発生が抑制される。従って、錆付によってマスタシリ
ンダと負圧式倍力装置との離脱が困難となり分解作業が
著しく困難になったり、錆によりO−リングの劣化が促
進されて低圧室の気密不良が誘発されたりすることがな
い。そして、フランジ部の接合面とシール部材との間に
位置している溝部はシリンダボディの成形時に同時に成
形することができるものであり、加工工数や部品点数の
増加もなく、更には溝部によりシリンダボディの素材の
節約が図れて重量低減もできる。
第1図は本考案に従つたマスタシリンダが負圧式倍力装
置に絡合された状態を示す断面図、第2図は第1図にお
けるA−A断面図、第3図は本考案の変形例を示す断面
図である。 10……マスタシリンダ、11……シリンダボデイ、11h…
…フランジ部、11i……突出部、25……溝部、26……リ
ブ、40……負圧式倍力装置、41……フロントシエル、41
a……開口部。
置に絡合された状態を示す断面図、第2図は第1図にお
けるA−A断面図、第3図は本考案の変形例を示す断面
図である。 10……マスタシリンダ、11……シリンダボデイ、11h…
…フランジ部、11i……突出部、25……溝部、26……リ
ブ、40……負圧式倍力装置、41……フロントシエル、41
a……開口部。
Claims (1)
- 【請求項1】ピストンが液密的に摺動可能に嵌挿される
内孔を有するシリンダボディが、その開口端側の端部に
負圧式倍力装置の定圧室内に突出される円筒状の突出部
を有すると共にその外周部にフランジ部を有し、該突出
部がその外周に取付けられたシール部材を介して前記負
圧式倍力装置のフロントシェルの開口部に気密的に嵌合
されると共に前記フランジ部が前記負圧式倍力装置のフ
ロントシェルの前端面に接合されて前記負圧式倍力装置
に結合されてなるマスタシリンダにおいて、前記突出部
の外周に前記フランジ部の接合面と前記シール部材との
間に位置している略円環状の溝部を形成したことを特徴
とするマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988126559U JPH0754048Y2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988126559U JPH0754048Y2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | マスタシリンダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0296251U JPH0296251U (ja) | 1990-07-31 |
| JPH0754048Y2 true JPH0754048Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=31378194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988126559U Expired - Lifetime JPH0754048Y2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754048Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6340712A (ja) * | 1986-08-05 | 1988-02-22 | Toyo Sanso Kk | 加圧超流動ヘリウムの製造方法 |
| JPS63142252U (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-20 |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP1988126559U patent/JPH0754048Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0296251U (ja) | 1990-07-31 |
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