JPH0754049A - 動力伝達部品 - Google Patents

動力伝達部品

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Publication number
JPH0754049A
JPH0754049A JP19727893A JP19727893A JPH0754049A JP H0754049 A JPH0754049 A JP H0754049A JP 19727893 A JP19727893 A JP 19727893A JP 19727893 A JP19727893 A JP 19727893A JP H0754049 A JPH0754049 A JP H0754049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
hardness
driving power
power transmission
retained austenite
Prior art date
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Pending
Application number
JP19727893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Toda
一寿 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP19727893A priority Critical patent/JPH0754049A/ja
Publication of JPH0754049A publication Critical patent/JPH0754049A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】噛合部の表面の摩耗、損傷を抑制して、長寿命
化を図ること。 【構成】歯車1の素材を浸炭鋼とし、その刃先の表面硬
さをロックウェルC硬さ(HRC)で63〜68に設定
しているとともに、表面残留オーステナイト量(γR
を13〜30%に設定している。これにより、歯車1の
刃先の表面部分が適度な硬度となりながら、この表面部
分に適度な靭性が持たされてかつ残留オーステナイトが
マルテンサイト変態しにくい安定な構造となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車などの動力伝達部
品に係り、特に噛合部を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】各種の機械の動力伝達系には、歯車が幅
広く用いられており、これらの歯車の刃先は、主として
相手歯車に対して滑り接触するのであるが、使用状況に
よっては、振動による繰り返し微小衝突や一時的な衝撃
(繰り返し圧縮・摩擦力)を受けることもある。
【0003】そこで、歯車の耐久性向上とメンテナンス
フリー化を図るために、例えば歯車の刃先に対してショ
ットピーニング処理などを施すことにより刃先の表面を
硬化させることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
にショットピーニング処理によって歯車の刃先表面の硬
度をただ単に高めていても、それと反比例して靭性につ
いては低下するので、歯車の耐摩耗性が向上するもの
の、わずかな損傷によっても亀裂進展速度が速くなる
他、ピーリング現象が発生しやすいなど、短寿命となり
やすい。
【0005】また、発熱して焼き戻し現象を生じた場合
には、表面層の残留オーステナイトがマルテンサイト変
態を起こし、寸法の膨張を伴って上記表面の粗さが助長
されることになるので、摩擦による発熱で容易に焼き付
きが起きたり、刃先表面の軟化により早期にピッチング
が発生するなどの不都合を生じ、短寿命となりやすい。
【0006】さらに、前述のショットピーニング処理
は、一般的に、その処理条件の設定や管理が非常に難し
いだけでなく、仕上がり状態での特性がばらつきやすい
ことも指摘される。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、噛合部
の表面の摩耗、損傷を抑制して、長寿命化を図ることを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、動力伝達を行
う噛合部を有する動力伝達部品において、全体を浸炭鋼
として、少なくとも噛合部の表面硬さをロックウェルC
硬さで63〜68に設定しているとともに、表面残留オ
ーステナイト量を13〜30%に設定していることに特
徴を有する。
【0009】
【作用】本発明では、歯車などの動力伝達部品の噛合部
のすべり接触面に必要な性質を検討して、すべり接触面
を適度な硬度としながら、このすべり接触面に適度な靭
性を持たせてかつ残留オーステナイトがマルテンサイト
変態しにくい安定な構造となるように工夫しているか
ら、すべり接触面の摩耗や損傷が抑制されるようになる
とともに、厳しい潤滑条件下であってもピッチングが発
生しにくくなる。
【0010】そして、ロックウェルC硬さ(HRC)6
3未満の場合には表面硬さが十分でなく、異物をかみ込
んだ際あるいは潤滑条件が悪化して昇温による軟化が進
んだ場合に表面に傷がつきやすくなって剥離起点となり
やすく、またピッチングも生じやすくなり、耐摩耗性が
低下して寿命が短くなる。その一方で、HRC68を越
えると表面硬さは十分であるものの靭性が低下する。こ
のような観点から、HRCの臨界値を特定している。
【0011】残留オーステナイト量(γR)が13%未
満であると靭性が著しく低下することが原因で亀裂進展
速度が速くなって寿命が低下する。その一方で、残留オ
ーステナイトが30%を越えると発熱した際にマルテン
サイト変態を伴い寸法の著しい膨張を生むために、表面
粗さが助長されて焼き付きが起きやすくなる。このよう
な観点から、γRの臨界値を特定している。
【0012】
【実施例】本発明の詳細を図1および図2に示す実施例
に基づいて説明する。図1は動力伝達部品としての歯車
の使用状態を示している。歯車1は回転軸2の外周に針
状ころ軸受3を介して相対回転自在に取り付けられてい
る。針状ころ軸受3は、複数のころ4と、円周一箇所に
割り6が設けられた保持器5とからなるケージアンドロ
ーラと呼ばれるタイプである。そして、本発明の特徴構
成は、歯車1を浸炭鋼とし、その刃先の表面硬さをロッ
クウェルC硬さ(HRC)で63〜68に設定している
とともに、表面残留オーステナイト量(γR)を13〜
30%に設定していることである。ここでの表面とは、
最表面から深さ約50μmまでの部分を言う。浸炭鋼と
しては、例えばSCr420H、SCM420H、SN
CM220H、SNCM420H、SNCM815や、
SAE4320、SAE5120などが挙げられる。
【0013】このような特徴構成を有する歯車1は、そ
の素材となる浸炭鋼に対して浸炭焼き入れ処理、予備焼
き戻し処理、サブゼロ処理、本焼き戻し処理といった一
連の熱処理を施すことにより製作することができる。具
体的に、図2のグラフに示すように、例えばまず最初
に、SAE5120材から所定形状に成形した歯車母材
に対して930℃で5時間保持して浸炭を行った後に8
50℃の焼き入れ温度に降温して0.5時間保持する浸
炭焼き入れ処理を行い、この後、120℃で1時間保持
した後に空冷する予備焼き戻し処理を行い、続いて、−
70℃で2時間保持するサブゼロ処理を行い、最後に、
160℃で2時間保持した後に空冷する本焼き戻し処理
を行う。このようにして得た歯車1の刃先表面を研削加
工を施す。このようにして得られる歯車1の刃先の表面
のHRCは65、γRは25%となる。なお、所望のH
RCとγRの関係に応じて、前述の各処理の諸条件が調
整される。
【0014】ところで、歯車1の刃先表面の構成を前述
のように特定した理由を、寿命試験による結果(表1)
に基づいて説明する。この試験では、歯車寿命試験機を
用いており、運転試験条件は回転数3650rpm、モ
ジュール2.5(28枚×32枚組み合わせ)、評価は
107回疲労強度(Kgf/mm2)に基づいて行ってい
る。次頁表1に示すように、実質的に、歯車1の刃先の
HRCを63.0〜68.0、γRを13〜30%とす
れば、長寿命となることが明らかとなった。また、表面
硬さとしては実用上HRC64以上に設定するのが望ま
しい。
【0015】
【表1】
【0016】このように、歯車1の刃先の表面硬さを比
較的硬く設定しながらも、その表面部分の残留オーステ
ナイトを調整することにより発熱時に残留オーステナイ
トがマルテンサイト変態しにくい安定な構造にできる。
【0017】なお、上記各実施例では、歯車の刃先を含
めて全体を本願要旨の構成としているが、これを刃先に
のみとどめ、他の部分例えばころの転動面となる歯車の
内周面に防炭処理を施して浸炭時の浸炭度合を抑制する
ようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、動力伝達部品の噛合部
の表面部分を適度な硬度としながら、この表面部分に適
度な靭性を持たせてかつ残留オーステナイトがマルテン
サイト変態しにくい安定な構造となるように工夫してい
るから、特に動力伝達部品の噛合部の表面における摩
耗、損傷抑制効果が従来に比べて著しく向上するととも
に、噛合部の表面が発熱して焼き戻し現象を生じるよう
な状況においても、寸法膨張が抑制されて焼き付きやピ
ッチングが発生しにくくなる結果となり、長寿命化を達
成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯車の使用状態を示す縦断面図。
【図2】歯車に対する熱処理工程を示すグラフ。
【符号の説明】
1 歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力伝達を行う噛合部を有する動力伝達
    部品であって、全体が浸炭鋼よりなり、少なくとも噛合
    部の表面硬さがロックウェルC硬さで63〜68に設定
    されているとともに、表面残留オーステナイト量が13
    〜30%に設定されている、ことを特徴とする動力伝達
    部品。
JP19727893A 1993-08-09 1993-08-09 動力伝達部品 Pending JPH0754049A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19727893A JPH0754049A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 動力伝達部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19727893A JPH0754049A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 動力伝達部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0754049A true JPH0754049A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16371808

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JP19727893A Pending JPH0754049A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 動力伝達部品

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