JPH0754314Y2 - 貼付用基材 - Google Patents

貼付用基材

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JPH0754314Y2
JPH0754314Y2 JP1990008518U JP851890U JPH0754314Y2 JP H0754314 Y2 JPH0754314 Y2 JP H0754314Y2 JP 1990008518 U JP1990008518 U JP 1990008518U JP 851890 U JP851890 U JP 851890U JP H0754314 Y2 JPH0754314 Y2 JP H0754314Y2
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JP
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woven fabric
binder resin
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spinning
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俊昭 岩本
康朗 新井田
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は湿布薬剤用、プラスター用、救急絆創用などの
貼付用基材に関するものである。
【従来の技術】
従来、貼付用基材としてモスリン、スフモスなどの布帛
やビニルフイルムが広く使用されていた。また、貼付用
基材として通常繊維の不織布あるいは極細繊維の不織布
を使用した貼付用基材も既に使用されている。例えば、
多数の細透孔を配した不織布の片面に、エチレン−酢酸
ビニルコポリマーの透明薄膜がラミネートされた貼付材
が実公昭60−23287号公報に、溶融紡糸されたポリウレ
タン弾性フイラメントを積層して得た、ポリウレタン弾
性繊維不織布を皮膚粘付剤等の基材に使用する医用感圧
接着性シートが特開昭61−22855号公報に、高収縮性の
複合繊維と低収縮性でかつ熱接着性の複合繊維からなり
繊維同志が接着性成分で固定されているハップ剤の基布
に用いる伸縮性不織布が特開平1−148859号公報に、収
縮性の異なる2種のポリエステルが接合され、熱処理で
1インチ当たり50ケ以上の捲縮を発現しているポリエス
テル系複合繊維からなり、水流絡合されていて、50%伸
長時の平均強力が0.6kg/5cm以上、伸長弾性率が50%以
上であるハップ剤基布に適した不織布が特開平1−2800
58号公報に提案されている。
【考案が解決しようとする課題】
従来の布帛を使用した貼付用基材では伸縮性が殆どな
く、柔軟性に欠けるために肌添い性が悪く、薬剤の裏抜
け防止の組成物塗布層を設けるため通気性がなく蒸れる
などの欠点があり、使用上の違和感についての改善が必
要である。さらに、不織布を使用した貼付用基材では地
合および風合いが悪いので、薬剤塗布量を多くすること
が避けられずそのため通気性がなく蒸れる、表面が毛羽
だつなどの問題点がある。 本考案は、表面の毛羽立ち、薬剤の裏抜けのない、柔軟
で肌添い性、薬剤の塗布性の良い極細繊維不織布でなる
貼付用基材を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
本考案は、極細繊維形成型紡糸法で紡糸して得た平均繊
維直径8ミクロン以下の極細繊維で構成された見掛け密
度0.18〜0.30g/cm3の不織布であって、該不織布の一面
は100%モジュラスが3kg/cm2以下のバインダー樹脂が付
与されて繊維とバインダー樹脂との混在した層を形成
し、かつエンボスが付与された面であり、他の面はバイ
ンダー樹脂を殆ど含有しないことを特徴とする貼付用基
材である。 すなわち、本考案の貼付用基材を構成する平均繊維直径
8ミクロン以下の極細繊維で構成された不織布は、繊維
形成性重合体、例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルあるい
は親水性化および/または親油性化ポリエステル、6−
ナイロン、66−ナイロン、12−ナイロンなどのポリアミ
ド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−オクテン共重合体などのポリ
オレフイン、あるいは親水性化および/または親油性化
ポリオレフイン、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化
物、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラスト
マー、ポリビニルアルコール、アクリロニトリル系重合
体などから選ばれた少なくとも1種類の重合体をメルト
ブローン紡糸、フラッシュ紡糸などの極細繊維形成型紡
糸法で紡糸して得た平均繊維直径8ミクロン以下の極細
繊維、好ましくは平均繊維直径5ミクロン以下の極細繊
維である。極細繊維形成型紡糸法の一つ、メルトブロー
ン紡糸法は、紡糸温度250〜300℃で重合体を紡出し、搬
送気体圧力(ゲージ圧力)0.5〜5kg/cm2、搬送気体温度
150〜330℃の条件下で紡糸することで、良好な極細繊維
流を形成することができ、この繊維流を捕集体でシート
状に捕集することで、良好な極細繊維不織布を得ること
ができる。この不織布は必要に応じてプレス処理を行
い、少なくとも一面を緻密化と繊維の接触部を接着する
処理を行うことも好ましい。また極細繊維不織布は必要
に応じて水流噴射処理、ニードルパンチ処理などにより
繊維絡合不織布とすることもよい。この極細繊維不織布
の重量などは、指向する貼付用基材の用途によって決め
られるが、不織布内への薬剤の浸透性、不織布の強度、
毛羽立ち性、風合いなどの点から重量20〜200g/m2の範
囲のものである。 また、重合体には顔料、繊維の膠着防止するための添加
剤、例えば、酸化チタン、微細酸化ケイ素など、湿潤
剤、各種安定剤を添加混合することもよい。 次に、不織布の一面に付与する100%モジュラスが3kg/c
m2以下のバインダー樹脂は、例えば、ソフトセグメント
の量やハードセグメントの種類で調整して得られる柔軟
なポリウレタン、アクリル酸エステル重合体あるいは共
重合体、アクリル酸エステルと他の重合体モノマーとの
共重合体、ジエン系モノマーの重合体あるいは共重合体
などから選ばれた少なくとも1種類のバインダー樹脂で
ある。バインダー樹脂は溶液あるいは分散液で不織布の
一面に付与する。バインダー樹脂液の付与方法はロール
塗布法、スプレー塗布法、転写法、ナイフ塗布法などで
行うことが出来るが、不織布表面部分のみに留める塗布
方法として好ましい方法は刻目を有するロール塗布法で
ある。塗布量は不織布の柔軟な風合いを損なわずに毛羽
立ちを抑え、かつドレープ性、肌添い性を高める点か
ら、樹脂量で0.5〜10g/m2、好ましくは1〜7g/m2であ
る。バインダー樹脂の塗布は、前記不織布をカレンダー
エンボスで型押しした後塗布しても良いし、あるいは前
記不織布にバインダーを塗布して乾燥した後、室温ない
し繊維を軟化する温度の範囲に加熱した凹凸模様または
ピンポイント模様を有するロールあるいはエンドレスベ
ルトで、バインダー樹脂と繊維とが混在した不織布面を
プレス処理して、不織布表面を緻密化させると共に模様
を付与してもよく、生産工程の都合でいずれかの方法を
選択すれば良い。このようにして見掛け密度が0.18〜0.
30g/cm3の柔軟で、肌添い性の良い伸縮性のある不織布
が得られる。この不織布を貼付用基材に使用する場合
は、不織布のバインダー樹脂を付与しない面に薬剤を塗
布することで薬剤の裏抜けしない貼付剤が得られる。 以下、図面で本考案の貼付用基材を説明する。 第1図は本考案の極細繊維不織布からなる貼付用基材の
断面構造の模式図であり、1は貼付用基材、2は不織布
表面の繊維とバインダー樹脂との混在した部分、3はバ
インダー樹脂を含まない不織布部分である。第2図は第
1図の貼付用基材に薬剤4を付与した貼付剤の断面構造
の模式図である。第3図は従来の不織布を基材とした貼
付剤の断面構造の模式図であり、5は従来の不織布、6
は薬剤4の裏抜け防止用組成物塗布層である。 本考案の極細繊維不織布からなる貼付用基材は、薬剤の
裏抜け防止の組成物を塗布することなく薬剤を展着性が
良く塗布することができ、伸縮性、伸長性に優れ、そし
て柔軟で肌添い性、触感に優れ、表面の毛羽立ちのない
ものである。
【実施例】
次に、本考案の実施態様を具体的な実施例で説明する。
なお、実施例中の部および%はことわりのない限り、重
量に関するものである。 実施例1 溶液粘度〔η〕=0.68のポリエチレンテレフタレートを
エクストルーダーで溶融し、メルトブローン用ダイに直
径0.3mmの吐出孔を1mm間隔で一列に配列したノズル部
と、その両側に気体噴出用スリットを設けたダイを用
い、温度295℃、孔当たりの吐出量0.4g/分で紡出させ、
搬送空気温度310℃、空気ゲージ圧1.5kg/cm2の条件で紡
糸し、紡出極細繊維流は一定速度で走行するベルトコン
ベアーネット捕集機でシート状に捕集し、プレスロール
で押えて平滑な面を有する平均重量40g/m2のメルトブロ
ーン極細繊維不織布(1)を得た。この極細繊維を走査
型電子顕微鏡で500倍に拡大して観察したところ、繊維
の平均直径は約4.7ミクロンであった。 メルトブローン極細繊維不織布(1)の一面に、乾式フ
イルムで測定した100%モジュラスが1.09kg/cm2のアク
リル酸エステル共重合体分散液(重合体濃度15%)を刻
目ロールで樹脂量として1.5g/m2の液量を塗布し、乾燥
した後、樹脂塗布面側から円錐模様のエンボスロールを
用いて、線圧力5kg/m、ロール温度130℃、処理速度10m/
分でプレス処理を行った。得られた不織布は表面がピン
ポイント模様で、バインダー樹脂と繊維が混在し、部分
的に繊維が接着した状態であり、見掛け密度が0.19g/cm
3で強力が高く、湿布薬の基材として使用したところ触
感、肌触りが良く、伸長性があるために肌添い性が良
く、更に不織布への薬剤の塗布性に優れているものであ
った。 実施例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物90部、黄茶色の顔
料20%含有するポリプロピレン10部とをチップ状で混合
し、実施例1と同じメルトブローン法紡糸を行った。紡
糸性は良好で、色の濃淡斑のない肌色に着色された平均
重量105g/m2、繊維の平均直径約5ミクロンのメルトブ
ローン極細繊維不織布(2)を得た。この極細繊維不織
布は木綿で作られた布帛の触感と風合いを有していた。 この極細繊維不織布(2)に乾式フイルムで測定した10
0%モジュラスが1.64kg/cm2のポリエーテル系ポリウレ
タンの分散液(重合体濃度15%)を刻目ロールで樹脂量
として3.0g/m2の液量を塗布し、乾燥した後、樹脂塗布
面側から布目模様の彫刻を施したエンボスロールを用い
て、ロール温度135℃、線圧力3kg/mでエンボスした。得
られた不織布は見掛け密度0.18g/m2で、伸長切断強力が
高く、柔軟で伸長性があって肌添い性が良く、着用時の
違和感のない貼付用基材であった。 実施例3 MI=45の湿潤性ポリエチレン75部、MI=180の疎水性ポ
リプロピレン25部をチップ混合し、実施例1と同じメル
トブローン装置で、紡糸温度280℃、搬送空気温度300
℃、空気圧力1.3kg/cm2の条件で紡糸し、紡出極細繊維
流を捕集機のネット上に捕集して平均重量45g/m2のポリ
エチレン・ポリプロピレン混合紡糸極細繊維不織布
(3)を得た。 この極細繊維不織布(3)の片面から水流絡合処理を行
い、次いで実施例1と同じ条件でバインダー樹脂を塗布
し、乾燥した後、エンボス処理を施して表面が布目模様
で、エンボス模様の凹部分で繊維の大部分を融着した緻
密な面とした。このものは伸縮性に富み、柔軟で肌添い
性が良く、薬剤の塗布性の良い貼付用基材であった。 実施例4 実施例1の極細繊維不織布(1)に、布目模様の彫刻を
施したエンボスロールを用いて、ロール温度135℃、線
圧力5kg/mでエンボスした後、実施例1と同じアクリル
酸重合体分散液を樹脂量で2g/m2塗布し、乾燥した。得
られた不織布は表面が樹脂と繊維が混在した面で、見掛
密度が0.2g/cm3で強力が高く、湿布薬の基布として使用
したところ、触感、肌触りがよく、伸長性があって肌添
い性が良く、着用時の違和感のない貼付用基布であっ
た。
【考案の効果】
本考案の極細繊維不織布からなる貼付用基材は切断強力
が高く、柔軟で伸長性に優れていて肌添い性が良く、通
気性、透湿性が高く、表面の毛羽立ちがなく、薬剤の裏
抜け防止の塗布が不要になり薬剤の塗布性の良い貼付用
基材である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の極細繊維不織布からなる貼付用基材の
断面構造の模式図であり、第2図は第1図の貼付用基材
に薬剤を付与した貼付剤の断面構造の模式図である。第
3図は従来の不織布を基材とした貼付剤の断面構造の模
式図である。 1:貼付用基材 2:不織布表面の繊維とバインダー樹脂との混在した部分 3:バインダー樹脂を含まない不織布部分 4:薬剤層 5:従来の不織布 6:薬剤の裏抜け防止用組成物塗布層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 3/00 J 3/12 D06C 23/04 B // A61F 13/02 310 A 350

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】極細繊維形成型紡糸法で紡糸して得た平均
    繊維直径8ミクロン以下の極細繊維で構成された見掛け
    密度0.18〜0.30g/cm3の不織布であって、該不織布の一
    面は10%モジュラスが3kg/cm2以下のバインダー樹脂が
    付与されて繊維とバインダー樹脂との混在した層を形成
    し、かつエンボスが付与された面であり、他の面はバイ
    ンダー樹脂を殆ど含有していないことを特徴とする貼付
    用基材。
JP1990008518U 1990-01-30 1990-01-30 貼付用基材 Expired - Fee Related JPH0754314Y2 (ja)

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